熱血異能部活譚 Trigger Kiss











メーカー

(2014年10月02日発売 【PS Vita】)
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ストーリー

誰もが授かる訳ではないけれど、それでも【異能】という能力が身近にある時代。

異能者の中でもずば抜けた才能を誇る母親を持つ千道 双葉
(高校2年生)は、自身もサポート型の異能に恵まれながらも、とある理由から異能に関わることを避けて暮らしていました。
が、秋月高校への転入をきっかけに異能部主将・梓馬に見込まれてしまった双葉は、やむなく公式試合に出なければいけない羽目に。
けれど、最初は人数合わせのはずだった双葉も、異能部メンバーと関わるうちに自分が奥底では異能を身近に感じていたことを思い出すのでした。

一戦、一戦を着実に勝ち進んでいく中、深まるメンバーの「彼」との信頼関係。
異能に関わることで「彼」が悩みを抱えることに気付いた双葉は、持ち前の前向きさで「彼」の隣に居続けます。

やがて、秋月高校異能部が辿りついた決勝戦。
そこでは「彼」が抱える悩みを昇華することが出来ているのでしょうか?
そして、「彼」と双葉の気持ちは重ね合うことが出来ているのでしょうか?



ゲームの流れ

【第1章】〜【第7章】までの章仕立て。
会話選択肢にて好感度を上昇させ、恋愛エンディングへ到達するアドベンチャー形式。



システム

主人公の名前変更可能(公式ネームのまま名前を呼んでもらえます^^)
主人公ボイスなし。
CG鑑賞&シーン回想あり。
(シーン回想はCG鑑賞内に収蔵されてる他に、【Chaptere】機能で余すところなく堪能できます)
好感度上昇確認システム(愛キャッチ)あり & 好感度累計値(ステータス画面)なし。
バックログからのシーン巻戻し機能あり^^
【物語】(Chapter)機能あり。
* 全章各話からのやり直し可能。(その際のステータス調整は不可能)

【第1章】〜【第2章】:共通パート。
*【第3章】〜【第5章】:ペアルート。
*【第6章】〜【第7章】:個別パート → 恋愛エンディング。
股掛けエンディングは存在しませんので一途プレイのみ。
【Trigger Kiss】
*
異能戦で1試合につき、1回発生する攻略キャラクターのへ異能強化シーンです。
* キャラクターの手の甲にキスをする内容。
* 恋愛END必須条件かと思いますが、キスをしないとストーリーが進まないので構えることはありません^^
【人気投票】
*
好感度累積値を確かめるコンテンツがない代わりに、各章の終わりに [ 人気投票 ] が発生。
* お目当てのキャラクターが1位を取ると(順当に好感度を上げていればOK)、そのまま個別シナリオ(おまけSS)が発生します。

恋愛ENDは各キャラ【1種類】。
* 順当に好感度を全て上げてクリアすると、CGも全て埋まる親切設計♪
おまけコンテンツとして【特典】有り。
* [ 美術鑑賞 ]:CG鑑賞やシーン回想が楽しめます。
* [ 映像鑑賞 / 音楽鑑賞 ]:エンディングのMOVIEや、BGMの鑑賞が可能。
* [ 読切鑑賞 ]:【人気投票】1位でOPENしたショートシナリオを鑑賞することが出来ます。
CGコンプ後の「御褒美CG」ありです(≧ω≦)!



総評 ★★★☆☆

面白かったですよ〜(≧ω≦)vvvv

が、本作のタイトル通り、まさに【熱血部活譚】であって
恋愛要素は薄味かと
ヒロイン・双葉ちゃんはいろいろとサバサバした子なので、嫌味はありませんけれどツッコミ体質なんですよね。
ですから、攻略対象からは押しなべて双葉ちゃんへの好意を露わにしてくれるものの、彼女自身がその雰囲気をバッサリ断ち切ってしまう感じで、そのまま最終章まで進んでしまうんです。
そのため、

恋愛要素を感じ取ることが出来るのは、最終章間近、もしくは恋愛ENDにて(≧△≦)b

という、焦らしプレイに相当するかもしれません(笑)

けれど、ぶっ飛んだ設定での【異能】に対するシナリオは素直に面白かったと思います^^
何より、異能部の生き残りを賭けた秋月高校メンバーの死力を尽くした戦いには胸が熱くなってしまいます!更に、確かに「薄味」ではありますが、双葉ちゃんと攻略対象との恋愛ENDは安定した幸福感がございますので、そのためにしゃにむに突き進むのも全然有りでした(
ノωノ)vv

システム周りも安心のオトメイト様仕様ですので、周回プレイも苦になりません。
初周プレイで、ん〜〜。5〜6時間……いや、それは私がサブキャラから攻略したからか。
メインキャラで初周クリアするには、7〜8時間くらいはかかるでしょうけれど、2周目からは既読スキップを使用すると4〜5時間。
さらにはペアパートまでスキップできる状態では、2〜3時間でクリアできる尺だと思います^^

メンバーの皆でワイワイした楽しさを満喫しつつ、恋愛要素はエンディングできちんと落とし込んでくれるならそれでOK♪ と、思える方にでしたら「楽しかったですよ〜^^」とお勧めできる。
外連味のない素敵作品でございました(
*^-^*)vv



登場キャラ(cv.)

神崎 梓馬(cv.鳥海 浩輔)秋月高校3年生。異能部主将。異能コード【超振動】
   異能部の存続を賭けた、3年生最後の試合に望みを繋いでいる。
  「青春」という言葉が大好きな熱い青年。


昴 大和(cv.野島 健児)秋月高校3年生。異能部副主将。異能コード【加速】
    行動派な梓馬を支える頭脳型の寡黙な先輩。が、口を開くと毒舌仕様(笑)

古賀 御門(cv.阿部 敦)秋月高校2年生。異能部部員。異能コード【電流操作】

   中学時代には異能戦の第一線で活躍していた青年。
   女の子に対しては分け隔てなく優しく「来る者は拒まず、去る者は追わず」。

山田 万里(cv.山下 大輝)
秋月高校1年生。異能部部員。異能コード【ビームを出す】
   後天性の異能者。梓馬と同じくらいに勝負に対して熱い少年。一途な気質です^^

陸奥 巌(cv.佐藤 拓也)北陽工業高校2年生。異能部主将。異能コード【鋼鉄化】
   中学では梓馬の後輩だった。見た目に反して、篤実な試合運びをする。性質も同様。

葛城 宗也(cv.平川 大輔)白楼院大学付属高校3年生。異能部主将。異能コード【影武者】
   昨年の異能戦覇者。自信に満ち溢れた言動をし、自身を高めるための努力は怠らない青年。

(2014.11.01 UP)