Solomon's Ring 〜水の章〜




メーカー

Plan Peace(2013年04月27日発売【PSP】)


「Solomon's Ring 〜水の章〜」のバナーに使用されている画像の著作権は、株式会社アスガルド様に帰属します。



ストーリー

両親亡き後、ずっと面倒を見てくれていた敬愛する祖父も亡くしてしまったリリー(17歳)は、同時に代々伝わる古い指輪も譲り受けました。
そこで初めて知る真実。

指輪はこの世を滅しようとする悪魔たちを封じ込めることの出来る魔力の籠ったもので、リリーはその指輪を使役してきた偉大なる魔法士ソロモン。
彼の末裔だというのです!

指輪を貰い受けてから後、徐々にリリーの周囲では不可思議な出来事が持ち上がり始め、やがては使い魔と呼ばれる低級悪魔たちが姿を見せるようになりました。
必死に抵抗しようとするも活路を見いだせずにいた彼女の前に現れたのは三人の悪魔たち。
リリーは迷った末、「彼」を選び契約を交わします。

自分に近いようでいて存在は【悪魔】である「彼」に、リリーはどこまで心を許して良いのか悩みますが、彼と過ごす日常はとても楽しく穏やかなものに感じられーー 次第に惹き寄せられていくのでした。

鏡合せの世界から使い魔を操り攻撃を仕掛けてくる大魔王ルシファーとの、生死を賭した攻防戦。
その中で悪魔である「彼」に寄せる想い。
そして、悪魔でありつつ揺らぐ「彼」の真情。
それらを紐解いて、指輪と共にリリーが手にする未来は一体どのようなものとなるのでしょうか?



ゲームの流れ

選択肢選択により好感度をUPさせ、各キャラクターとの恋愛ENDを目指します。
選択肢によって共通パートで攻略キャラクターを確定した後は、個別シナリオが展開されていきます。
股掛けEDは存在しないので 一途プレイのみ。


システム
主人公の名前変更可能。
ただし、デフォルト名でも無音か、「君」「お前」等に置き換えられます。
主人公ボイスはありません。
CG鑑賞 & シーン回想有です。シーン回想はCG鑑賞内に含まれています)

同じキャラクターの攻略2周目からは、彼視点のモノローグが追加される場面もあります。

恋愛EDは大きく分けて2種類。実際には4種類の扱いです。
  好感度の積み重ねによってGood系(2種)、Bad系(2種)にエンディングが分かれています。
Good系EDクリア後、おまけシナリオがOPEN。
Good系、Bad系2種のEDクリア後、「壁紙」入手。
各ED毎に、クリアするとOPENするボイス有り。



総評 ★★★☆☆

『水の章』はのっけから甘かったです〜(*´Д`)vv
冒頭から三悪魔が三者三様に、「リリーは自分のものだ」と主張してくれるんですよぅ
////
それが、何て言いますか『火』や『風』の時とは違い、「契約主」としてと言うより「いち女の子」としてチヤホヤされている感が多分にあって堪りませんでした(≧ω≦)
vvvv

ですが、やはりは攻略対象が【悪魔】ですので、甘い顔の下には……という展開もございます^^
けれど結局、彼らはリリーちゃんには適いません。
メロメロの骨抜きにされておりましたから(笑)

今作もシリーズを通しての選択肢選択型なプレイは変わりません。
打倒ルシファーで突き進んでいくシナリオ展開も同じです。
ただし今回はBestルートを見てさえいけばCGはフルコンプできるようになっていますので
(ご褒美シナリオ以外)、これまでのようにCG集めのためにBadルートをプレイする必要はなくなっていました。
が、全EDに対応しているMessageボイスが開く条件自体は同じですので、ボイスが気になる方はBadルートもプレイする必要有りです。
CG条件に関しましては個人的に、両ルートのどちらでエンディングCGを入手できるか分からない!というドキドキ要素が好きだったので寂しくは思いましたが、Happy系だけ見たい方には優しい仕様になったのだな、と感じました^^

そして何より、今作もキャラクター1人に対して両ルートをプレイしても
2時間で4種EDを見てしまえるという健在なお手軽さが素敵(≧ω≦)!!
2時間の中で酸いも甘いも堪能できて、合い間に「彼視点」のモノローグだって挿入されちゃいますし、私にはニヤニヤし通しの時間でございました〜〜(
ノωノ)vvvv


選択肢自体も何ら難しいものではありませんし、キャラクターに命を吹き込んでくださっている声優さま方のお陰で、随分と楽しく「彼ら色」に沿ったプレイをさせていただいております(*^-^*)
シリーズを通して購入されていらっしゃる方でしたら、そのままお勧めできる3作目でございますし、初めての購入を検討していらっしゃる方にも、

安価である分、【ソロモンの指輪】【悪魔との禁忌性のある恋】というテーマに深い思い入れをせず、気軽にファンタジー要素のある恋愛譚を楽しんでみたいな^^

とお思いになれるのでしたら、「どうぞどうぞ、是非(≧ω≦)
vv」と同士になっていただきたい作品でございました♪
(シリーズ最終作も楽しみですね^^!)



登場キャラ(cv.)

アミー(cv.羽多野 渉)ソロモン72柱悪魔の一人。象徴=【欺瞞、執着】
 常の飄々としていて無気力な態ではあるが、ひとたびリリーの危機となると駆け参じてくれる。
 彼にとっての「無関心」が多い中、リリーとの生活には価値を見出し始める。


アンドリマリウス(cv.代永 翼)ソロモン72柱悪魔の一人。象徴=【発見、策略】
 人懐こく、リリーへの親愛の情を隠そうとしない悪魔。
 悪魔族には見られない、創意工夫をして暮らす[ 人間 ]に好意を抱いている。


マルコシアス(cv.近藤 孝行)ソロモン72柱悪魔の一人。象徴=【正義、誠実】
 高慢な姿勢を崩さない悪魔。しかし、努力を怠らない姿勢を良しとするので、リリーへもまずは解決への
 糸口を自分で模索するよう提示する。

(2013.05.06 UP)