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SNOW BOUND LAND
スノウ・バウンド・ランド
楽しかったです(≧ω≦)!! 何をどうしたって、楽しくプレイさせていただきました〜〜〜〜vvvv ですが、本作品をプレイしてみようと思いましたのは、邪(よこしま)な気持ちからだったのですよね。 その当初プレイしていた現代シナリオの乙女作品に、自分でも気持ち悪くなるくらい嵌まってしまって、「こんなんじゃ三次元生活が立ち行かない(>_<)!」と危惧した結果、 " おぉ♪ 西洋ファンタジーの乙女作品なら、飛んでしまった私の気持ちも戻って来るんじゃない?? " と、『SNOW BOUND LAND』に着手したのですから……。 けれど、結果としましては大成功でございました!! だってもう、すっごく! すっごく良質な純正乙女ですよね、本作品って(≧ω≦)vvvv 以下、本作の美点をば列挙^^ * グラフィックがとてつもなく美麗(*´Д`)! これは……本当に、賛同してくださる方が多いのじゃないかな、と思います。 乙女ゲをプレイしておりますと、「立ち絵は良いのにCGがネ……orz」という作品にも出会うことが割かし多くございまして、その場合、一番の楽しみでもあるイベントCGが表示されても特に感慨もなく眺めてしまうのですけれども。 『SBL』では、決してそんなことは無く! 最初から最後までグラフィックの質を変わらず高水準で保ち続けておりました。 これって実に素晴らしいことだと思います!! 文字で追うだけのシナリオも楽しめて、尚且つ目でも高揚できるんだなんて……(*´Д`)vv PSP画面が一瞬、暗転して「あ。CG表示が来るのかな(≧ω≦)!?」と待つ時間がとても幸せでございました〜^^ * 恋愛に特化したシナリオ 「え? それは "美点" ?」と思われる方もおいでですよね^^; 特に本作品は有名童話がモチーフになっておりますので、原作を含めた意味での期待も寄せられていた作品だと思うのです。 更に言えば、【キャラクターたちに掛けられた呪いを解く】 切迫感や、【孤高の存在として君臨する雪の女王との対峙】する瞬間のドキドキ感。 これも楽しみの一つになっていたのじゃないかな、と。 私は発売日を過ぎてからのプレイとなりましたため、ある程度の情報は検索を掛ければすぐに手に入る状況でしたから「あ……そんなものなんだ」と割り切ってプレイしたのが良かったのだと思います。 だって、それらの要素が 軽〜く、流されていってお終いのシナリオ でございましたから^^; いえ……それが悪い、と言っているのではありません。 ただ、あくまでもそれらは「ゲルダと攻略キャラクターたちの恋愛感情を高めるためのツールなだけであって、最終目的ではないんだな」と、納得するに至ったと言いますか、悟りを開いたと言いますか(笑) 嘘も真実も綺麗に織り交ぜて、でも、具合が悪いところは全てファンタジー要素で切り抜けてしまう。 そんな印象を受けました。 けれど、それは悪いことではないとも思います。 良い感じで盛り上がってきたところに、良い感じでご都合主義になって、良い感じの恋愛シナリオに持ち込む。 うんうん、良いではありませんか(≧ω≦)! これぞ、ファンタジー乙女の醍醐味でございますよ(笑) まぁ、そんな感じの "あっさり" 展開でございますから、緊迫感を持つよりも素直に恋愛面を楽しんだ者勝ちかと感じております(*^-^*) (でも、確実にファンディスクは欲しくなります! だって、各世界へきちんと鍵を返しに行きたいですもん(ノ≧∇)ノシ!! イヴァンルートで、カイが【赤の世界】の様子を見に行ったりしてくれていましたが、あれは完全に「傷心旅行」だと思いますし(笑) そうではなくて、恋人となった甘さも絡めつつ各世界での交流をショートショートを堪能できたらな、という感覚なのでございます(*´Ω`*) ) ストーリー上の感想は上記のようなものでしょうか? 後は思い出し次第、末文に追記していきますね^^ では、以下よりキャラクター語りに入らせていただきます。 最近、一言もの申してしまうような打ち込みが続いておりましたので、今回は愛情だけでお伝えできるんじゃないかなぁ、と私自身も楽しみ(*^-^*)vv (「SNOW BOUND LAND」のアイコンに使用されている画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社様、および、デザインファクトリー株式会社様に帰属します。 また、cv. の敬称は略して記載させていただいておりますm(_ _)m)
今では本作品で最愛キャラのカイ。大好きでございます(≧ω≦)!! いや、でもですね……。 最初は違ったのですよ。 確かにカイの立ち位置を考えると、他の攻略キャラクターをプレイするのが申し訳なくなるくらい、一途で深いものでしたし、実際、カイルートの後にプレイをしたアージェルートでは「楽しい^^!」と思うと同時に「あんなに長い時間をかけて育んでくれたカイよりも、ふらりと村にたどり着いただけのアージェと結ばれるなんて……orz」と罪悪感が半端なかったです(;´Д`) そうなんですよ。 確かに罪悪感はあるんですけれど、優しいだけのカイじゃなくて上手い事、ゲルダちゃんの手綱を握ってくれるイヴァンに夢中になってしまいました。 だってーー、と言い訳してしまうのですが。 カイルートって、 別攻略キャラクターを2人攻略しているような気になりませんか(>_<)? プレイヤーとしましては【カイ】に一途でいたいのに、いつのまにか【彼】のことも好きになってしまって。 でも、【カイ】と【彼】は明らかに別の。それぞれの思考を持った人格として描かれているんです。 そうなってしまいますと純粋に「カイ」だけを応援してもいられなくなってしまいました。 「彼」がゲルダちゃんにどんどん惹かれて行ってしまう心情も伝わってくるから(T-T)! それなのに【カイ】が幸せになるためには【彼】は抹消されるか、統合されるしかないんです。 最初から双子の設定みたいに、どちらとも仲良くなれましたENDもあり得ませんし(まぁ、それも全年齢版では演出に無理がありますけれど^^;)、それか……。 もうハッキリキッパリと、他社PSP乙女『恋は校則に縛られない!』のように「精神面の彼」も含めて幸せになって欲しかった! 消えていくだけの恋心なんて……寂しすぎますもの(T-T) まぁ、そんな感じでプレイをしてしまいましたため、私の中のオトメゴコロが軋んで悲鳴を上げてしまったのですよね。 ですから、純粋にイヴァンの性格設定も好みなことも有りましたし、やっぱりは一途に攻略キャラクターのみを想える、という部分でイヴァンに惹かれてしまったのだろうな、と自己分析をした次第でございます^^; けれど……。確かに、ゲーム本編終了時はイヴァンが最愛だったのですけれどね。 うん。 最後のお楽しみとして見ました【おまけSS】で、すっかりカイに心を奪われてしまったのです(≧ω≦)! 「やっぱりカイが好き〜〜〜(〃ノωノ)vvvv」って(笑) ですが、そこの部分はカイ語りの最後に打ち込めれば良いな、と思っておりますので、まずは本編での萌えシーンをお伝えして参りたいと思います。 もちろん【彼】込みでの感想でございますが(*^-^*)vv 『赤の世界』で行方をくらましてしまったカイでしたが、『黄色の世界』で無事、合流することができました。 ですが、その時にはもう雪の女王に忠誠を誓っておりましたので、「ゲルダを連れ去る」という名目で戻って来たのですよね。 同時に冷酷な人格に憑依されてしまう瞬間も刻一刻と長くなってきてはいますものの、カイの心はゲルダちゃんを想ったままですから、【名目】と【本懐】は別のところにありました。 この本音を独白するところが切なくって〜〜(T-T)vvvv カイに酷似しているという王子が住まう城の客として宿泊が認められた、ゲルダちゃんとカイ。 ですが、泊まるように案内された部屋にはベッドがひとつしかありませんでした。 ここで、「冷酷なカイ」が登場してきてしまい、ゲルダちゃんをソファへと追いやるのですが、深夜 目を覚ましたカイはソファで眠っている彼女を見つけて、 「そうか……俺、また……」 「ごめん、嫌な思いをさせて……」 「……そのうち、君はきっと俺のことを信じられなくなる」 「俺のことを嫌いになって、俺の傍から離れていく……」 「たとえそうなったとしても、俺は……後悔しない」 「……けど。その時が来るまでは……」 「…………」 「君の傍にいたい……」 と、呟くのです(T-T)! もう、ここのシーンで「カイ〜〜〜〜〜(⊃Д⊂)vvvv」と泣き叫んでしまいそうでしたよッ。 彼女を助けるために女王の配下となり、旅を続けることも、傍にあり続けたいという願いも閉じ込めてしまって……。 けれど、最後の瞬間までは隣にいたいのですよね。 それはそうですよ。だって、こんなに想っているのに(T-T)!! この切なさが大好きなシーンでございました。 その後、鍵を入手した二人は次の『緑の世界』へ赴きます。 この頃には「冷酷なカイ」が主人格となっていますので、ゲルダちゃんは彼の心ない発言に傷つきながら旅を続ける日々でございました。 ですがですね。 きちんと「冷酷なカイ」にも、ゲルダちゃんの健気な想いが伝わり始めるのです。 『緑の世界』の森の中で野宿となった二人ですが、カイはふらりとどこかへ出かけてしまい、ゲルダちゃんだけが彼のための寝ずの番で火を起こしていたのですが……。 結局は睡魔に勝てずに寝てしまうのですよね(笑) そこに帰ってきたカイが「信じらんない」と言いつつも火を守り続けてくれ、しかも〜vv 「……あの、カイだよね?」 「は? なにが?」 「毛布かけてくれたの……」 「俺がそんなことするわけないだろ。馬鹿みたいに熟睡してたから都合のいい夢でも見たんじゃないの」 「…………そっか」 という会話が成され、ゲルダちゃんは「寝惚けて自分で毛布を掛けたのかな?」という結論に至るのですけれど、絶対違うから(≧ω≦)!! とvv 毛布を掛けてくれたのは、絶対、冷酷カイだから!! だって、「俺がそんなこと〜」のセリフ、すっごい早口だったんだもの! 「き、木村さん萌えだ〜(*´Д`)!!」と声優様にときめくと同時に(笑)、ツンデレな冷酷カイにも悶えました//// ここでまず冷酷カイからの【歩み寄りポイント.1】vv ですが、【ポイント.2】はもっと凄いです!! 爆弾級に悶え死ぬかと思いました(〃ノωノ)キャ~ 上記の寝ずの番イベントの後、また歩き続けたものの森の風景は変わらずにいるので、少し休憩を挟もう、ということになった二人。 隣に座るカイはもう元の優しいカイじゃないんだ、と思いつつも冷酷カイから目を逸らせないでいたゲルダちゃんでしたが、 「なんだよ、さっきからじろじろと。そんなに俺が気になる?」 「そ、そんなことない、けど」 「へえ……本当? 本当に気にならないんだ?」 「俺のことなんて気にならないって言ってただろ。じゃあ気にするなよ」 と押し問答を繰り広げ、その後、彼との顔が近いので優しいカイとのキスを思い出してしまいます。 一瞬にして、あの時の記憶が蘇る。 わたしが思わず自分の唇に指で触れた。 「…………」 「え? な、なに?」 すると、カイが唐突にわたしの腕を掴んで顎に指をかける。 「……ん……」 って(≧ω≦)!! 冷酷カイも「優しいカイ」を思い出しているゲルダちゃんが気に入らなくて、キスをしてくるんですよ〜〜ッッ8(≧△≦)8)))) 素っ気なくしても、すげなくしても、それでも自分の傍を離れなかったゲルダちゃん。 彼女を鬱陶しいと感じていた気持ちは、だんだん「その想いが自分自身に向けられたものではない」ということに苛立つようになっていったんじゃないのかな(≧ω≦)!? ーーと、推測していたのですけれど、この後、ちゃんと冷酷カイの心情吐露もあったのです!! (ここで歓喜してしまいましたvv) 記憶の中のゲルダは、いつも笑ってた。 (俺相手じゃにこりともしない。それどころか、酷く傷ついた顔をしてた) (そんなに俺はあいつとは違うのか……? 腹が立つ。めちゃくちゃにしてやりたい) ってね〜〜〜〜ッッ(ノ≧∇)ノシvvvv ここでもう、「嗚呼、【冷酷カイ】と【優しいカイ】は本当に別人格で、きっちり分けられてしまっているんだ。「二人」を選べる作品内容でもないし……どちらかを選ぶしか道はないんだろうな……」とプレイヤー側からも推察出来てしまったことが、正直、寂しかったです。 こんなね。 【冷酷カイ】にだって感情移入してしまうようなシーンを盛り込まれると、プレイヤーも一途に【優しいカイ】だけを応援出来なくなってしまうじゃないですか。 中には「冷酷カイが歩み寄って来てくれるのが嬉しい!」と感じた方だっていらっしゃったはず。 …………。 カイが呪いによって性格が豹変してしまうのは、本作内でゲルダちゃんを他のキャラクターとも恋愛をさせるためなんだろうな、と納得もしております。 カイが冷たくなり彼女の元を去らなければ、きっと他の恋物語は潤滑に進まなくなってしまうのでしょうから。 でもでも! そこで【性格が豹変してしまうカイ】の方にも人格を持たせてしまったのなら……!! 本来は唯一つの個性だけで良いのに、二つの違った魅力を持ってしまい、そのどちらもから想いを寄せられるなんてーー 選べないじゃないですか(;´Д`)! どちらか片方を選んでも、胸にしこりは残ってしまうじゃないですか!! それが寂しかったんですよね……orz ですから、冷酷カイの態度に我慢が出来なくなってしまったゲルダちゃんが、 「いくらわたしが嫌いだからって……!傷つけたいのかもしれないけど……」 「あなたみたいな人がカイだなんて絶対に信じない! 大嫌い……!」 と彼に告げた時には、それはもう胸が痛みました。 「ゲルダちゃん、それは言い過ぎだよ(T-T)!」と冷酷カイのために擁護もしたくなりました。 それも上記のセリフを受けて、 あいつに【大嫌い】って言われて、なんか嫌だと思った。 (あいつが俺を嫌いとか、ほんと何様……) と素直じゃない言葉で傷ついている姿を見てしまうとね、余計にです(T-T) ですがこの後、無事『緑の世界』でゲルダちゃんと冷酷カイが仲直りしてくれて安心しました。 彼女も「このカイもカイなんだ」と受け容れられるようになって、冷酷カイの傍にいることを「寂しい」とは、もう思わなくなるのですから(*´-`*)vv ですが、歩み寄りの後には……別離が待っていたのです。 ついに冷酷カイがゲルダちゃんのために、その手を離す決意をしたのですから。 「おまえといると、苛々して気分が悪いし落ち着かないし、苦しくなる。でも……」 「おまえの首を絞めたとき、こんなことやりたくないのにって思った。もっと苦しくなるだけだった」 「こんなチビでバカで怪力でデリカシーなくてバカ正直な女なのに」 「でも、それでも。おまえのこと……嫌いじゃないよ。なんなんだろうな、これ」 「……だから、もういい。もうこんな苦しいのは嫌だ」 「ーー会わせてやるよ。おまえの大好きなカイに」 イヤ〜〜! カイ、行かないで〜〜〜〜ッッ(⊃Д⊂)!! 叫んでしまいそうでした。 だって、『赤の世界』から『白の世界』まで、冷酷カイとだって旅をしてきたんですもの。 中には「優しいカイ」よりも彼とより多くの時間を過ごした世界もあったのです。 もちろん。 優しいカイが育んだ恋心があるからこその、冷酷カイの存在なのですけれど。 でも、それでも彼の消滅は切ないものがありました……(T-T) そして、そんな心境で見たカイの初めてのエンディングが好感度不足のBADエンドだったのですよね。 あのエンディングCGを見て、「嗚呼! このゲームはやっぱりカイがいてこそのゲームだったんだ!!」と思い知らされました。 すっごく寂しいしい気持ちになって、続きをLOADするためにタイトル画面を開き、そこで手と手を取り合うゲルダちゃんとカイのいつものグラフィックを見ました時、 「あぁぁぁ! 二人の目が開いた(T-T)!!!!」 って、感動しちゃいましたから。 「良かった。この二人はまだ歩いて行けるんだ」と嬉しくなって、TRUEエンド回収へ向かった記憶もございますし(*´-`*) うん、そうなのかもしれません。 一度、カイBADエンドを見てしまったお陰で、私の中でも「優しいカイ」「冷酷カイ」の相対関係も相殺されたのかな、という気がします。 だって、やっぱり普段通りの優しいカイがゲルダちゃんと幸せになってくれることが嬉しかったのですから。 これまで3つの世界で集めてきた鍵の力で女王の魔力による吹雪を打ち破った後、カイがゲルダちゃんを抱きしめながら、 「どうして……君は、こんな……っ! 無茶なことばかりしないでよ……」 「……っ君が俺を諦めないでいてくれて迎えに来てくれて、本当に嬉しかった」 と、吐き出してくれたセリフがとても好きでした。 カイが幸せになってくれて、本当に嬉しい! と素直に思えましたもの。 TRUEエンドもね、「各世界の後日談をもっと(;´Д`)!!」とは正直、思いましたけれど(笑) 「手を繋ぐだけで、キスをするだけでもうなにもいらないって思えるほどの幸せなんてそうそうない」 そんな風に、カイが柔らかく笑えるだけでもう胸がいっぱいになりました(T-T)vv カイの想いが成就したことを喜びながら、クリア後の【SPECIAL】コンテンツで「SS」を読んだ時の衝撃もまた素晴らしくて(*´Д`)!! ご褒美SSなので詳細は割愛いたしますが、 「ねえ、ここを開けて!!」 と、駆けつけてくれたカイの行動ひとつに、凄く大きな愛を見た気がしたのです。 自分が好きなことをしている最中にも、ゲルダちゃんのことを思い遣り、心配をし、長い道のりをものともせずに引き返して来てくれた! このことを彼女のために、ごく当たり前にやってのけるカイが、なんて素敵なんだろう……、と感じ入ってしまったのですよね(*´Д`) 別段、大仰な内容ではないのだとも思います。 でもでも。 やっぱり、カイからの愛情がすごく嬉しくて、ゲルダちゃんは何て幸せ者なんだろう、と私までふんわりしてしまって^^ このSSがあったから、私の中でカイが本作品内で不動の最愛キャラとなったのでした(*^-^*)vv 良かった……。 カイの不遇な愛情に報いてあげることが出来て、本当に良かったです(笑) ーーと、本編だけではイヴァンに喰われかけてしまった我が家のPSP内カイくんでしたが、おまけコンテンツが功を奏して良かった〜、と私もひと安心^^ やっぱり、長い間想ってくれていた男性の恋心が実るストーリーは幸福感がケタ違いですね(*´艸`)vvvv
『SBL』の中で巷ではあまり評判の宜しくないオルヴァさん……。 攻略順に悩んだ際、「それなら、先にやってしまおうかな」くらいの気持ちで一番最初に臨ませていただきました。 ですがですね! オルヴァ、大好きです(≧ω≦)!!!! 私自身が元々、" 逡巡して一度は先に進めなくなってしまう" ようなキャラクターが大好物だからでしょうか。 オルヴァの性格が好きで堪りませんでしたものvvvv シナリオの進み具合もですね、以下、ネタバレレビューなことに甘えてオルヴァルートの進行を箇条書きで列挙。お嫌な方は華麗にスルーなさってください(´人`) * 病弱で寝たきりのオルヴァ。完全な寝たきりではないけれど、外を出歩けるほど健康でもない。 病名は謎。 しかしながら病名を明かさないのは泉鏡花・著『外科室』のように、シチュエーションを高めるための演出なのだと思いました^^ * オルヴァの心の支えは、お見舞いに倦まず訪れてくれるゲルダのみ。 *「魔法の鏡」による呪いを受けてしまったが、その代わりに病状は回復。 ゲルダたちと旅に出かけられるまでの健康体になる。 * ところが、[ 諸悪の根源 ] のいたずら心により『黄色の世界』から、病弱な体に戻りつつある。 * このまま白の世界へ行き呪いを解くと、反動によりオルヴァの場合「死」が訪れるかもね、と、同じく [ 根源 ] にそそのかされる。 * 呪いを受けたままでもいい。もうベッドには戻りたくない。ゲルダとずっと一緒にいたい。とオルヴァは苦悩し、葛藤する。 * ゲルダの信頼を裏切る行為に出る。→ 改心して、ゲルダを守り抜くため白の世界へ進む。 と、このような感じでしょうか^^ すっごく! すごく素敵な流れだと思ったのです〜〜8(≧△≦)8)))) 他人より引け目を感じてヒロインの傍にいた青年が自信をつけ、彼女を守ろうとする。 けれど、その自信を挫かれてしまう出来事が起きる。 結果、ヒロインを裏切ってしまう一歩手前まで行くけれど、やはり恋慕の想いから最後まで共にいようと決意する。 うわぁぁぁぁ、もう完璧です(≧ω≦)!! 何と言いますか、こんなにシナリオに王道展開を盛り込んで【The・乙女】なテイストを味わえたことが久しぶりで、感極まってしまいましたものvvvv 自身の身体に爆弾を抱えて生きてきたようなオルヴァには、きっとゲルダ一行と旅する日々は眩しいものだったのでしょうね。 それをいきなり奈落の底に突き落とされそうになるのですから、『黄色の世界』『緑の世界』と後ろ向きにならざるを得ない彼がひたすらに愛おしかったです(*´Д`) 「死の宣告」を受けてしまったオルヴァが、感情的になる気持ちを抑えきれなくてゲルダに激昂するシーンが好きでございました。 「ずっとずっと、窮屈だった。悲しそうにする両親、心配そうに僕を見る曇ったみんなの顔……」 「病は僕のせいではないのに、責められている気分になって仕方なかったよ」 「でも、今は自由だ……」 「ほら……この体なら……君と花を育てることだってできるんだよ……!」 「そりゃ……直接、木々や花には触れないけれど、育てることなら手袋したままでも出来るし……」 「楽しそうに花を育てる君の隣にいられる。一緒に花の変化を見ていられる……!」 「今まで、それはカイの役目だったけれど……、 この体なら……」 「カイじゃなくて……僕が君と……」 嗚呼、オルヴァの本懐はここだったんだ(T-T)! と感じてしまったのです。 ベッドから抜け出せない日々も、心底嫌なことには違いないでしょう。 それは誰だってそうだと思いますもの。 けれど、そのことよりも、 オルヴァは何よりもカイに嫉妬していたんだ って。 誰よりもゲルダの傍にいたいと願い続けていたんだね、と推測してしまったら、もう! ようやく好きな女の子の隣にいられると思った、その夢が雲散霧消してしまったオルヴァの心中たるや、いかほどのものなのか……(T-T) 切なくて悲しくて、とにかくオルヴァを独りになんて出来ない!! と、決意を新たにしてしまいました。 そして、闇に呑み込まれてしまいそうになったオルヴァが犯した裏切り。 けれど私には彼を責めようなんて思えませんでしたし、続く『緑の世界』での改心するに至ったイベントも大好きなんです。 崖の小道で決別しそうになるオルヴァとゲルダ。 少しずつ離れていく背中を見て、わたしじゃ自分でも驚くほど怖くなった。 (オルヴァがそばにいてくれるなら、わたしは……っ!!) 「オルヴァ!!」 つんのめりそうになりながら、オルヴァに駆け寄りーー。 手袋をしてない右手をわたしは両手で握りしめた。 「な……っ、やめろ!」 驚きに目を見開き、オルヴァはわたしの手を振り払う。 「あ……! ダメだ、そっちは……!」 オルヴァが右手を伸ばし、わたしの手を掴もうとしてくれたけど。 わたしに触れる直前、彼の顔がこわばった。 「この手じゃ君を……!」 死を意識して、目の前が真っ暗になりかけた時ーー 「ゲルダッ!! させない……! 君をこんなところで死なせてたまるか!」 オルヴァ〜〜〜〜(T-T)!!!! ようやく自分の浅はかさを知って、さぞかし嘆かわしく思ったことでしょう。 「自分がゲルダの傍にいられたら、と夢見ていても。この呪いを受けた体では、何ひとつ満足に守ることなんて出来ないんだ! なんて僕は愚かだったんだ……!」 そんなことを考えずにはいられなかったのじゃないかな、と感じずにはいられませんでした。 (まぁ、得意の脳内妄想なのですけれど(笑)) けれど、ここで初めて自分が【生死を心配される側】ではなく【する側】に回ったオルヴァ。 ここから先の挫けそうになった思いを改めてくれる彼の姿も素敵でしたし、上記のシーンに続いて気絶してしまったゲルダが見ていた過去の記憶でも胸が熱くなってしまいました。 それは今よりは幼かったゲルダとオルヴァ。 ある日、星の形をした花を持ってゲルダがお見舞いに訪れました。 「願いごとをかけてみよう」と言う彼女。自分は花屋を開きたい、と伝えます。 そして、オルヴァが願ったことはーー 「…………ゲルダの営む花屋に花を買いに行きたいな」 「え……?」 「僕が一番最初のお客になりたい」 というもので(T-T)vvvv 「花を買いに行く」という行為自体が「健康になっていたい」と願うことでもあり、でも、それだけじゃなくてゲルダがお店を開くまでの間もずっと。 もちろん、お店を開店することが出来たその先だって、ずっと。 ゲルダと一緒にいたい と願っているからこその言葉なんだよね(⊃Д⊂)!! なんて勝手に妄想してしまったら、ますますオルヴァの秘めた想いが。 自身に引け目があるからこその【お客】という立場でしか伝えらない、本当はもっとその先を望んでいるのに! という抑圧せざるを得ない心情が切なくて……。 ますます彼を大好きに思ってしまう私がいるのでした。 オルヴァったら素敵すぎるよ〜〜(≧ω≦)!! そして、ここから先は雪の女王との対決になるのですが、『緑の世界』で努力をした日々にも胸が温かくなってしまいましたし、女王にきっぱりと交換条件を告げるオルヴァもまた格好良いと思いました(*´Д`) あそこで女王が心ほどけてしまうのは、乙女的なシチュエーションとして全然ありだと納得も致しましたしね。 全キャラを通して、女王との対峙シーンはあまり深く追及しないようにしております(笑) 更に、エンディングでのオルヴァの生活も素晴らしいと感じました! 全てが無味乾燥に思えていた日々の怠惰さはなく、目標を見つけて少しずつ前進しようとする姿に、「オルヴァったら格好良いよ(ノ≧∇)ノシ!!」と、またも叫んでしまいましたから//// もうひとつおまけに……。 エンディングクリア後のお楽しみSSでも鼻血を噴きそうになってしまいましたし、もぉ〜〜(〃ノωノ)vvvv オルヴァったら、散々後ろ向きすぎて苦手に感じられる方はその通りなのでしょうけれど、そこもまた彼の魅力のひとつだよね(*´-`*) と、私は受け取らせていただきました^^ 本当に、本当に楽しかったです、オルヴァルート!! 懊悩する彼をひたすら抱きしめてあげたくもなり。 「もうこの手を離さい」というような決意を込めて前を向き始めたオルヴァも素敵で、清濁併せ持った彼に大満足させていただきましたよ〜〜(≧ω≦)vvvv
アージェルートはきっと本作品の【萌え】担当なのね(*´Д`)!? と感じてしまったくらい、もぉひたすらに甘かったです//// だって、アージェが受けた呪いと言いますのが上記にもありますように【心にはないことを口走ってしまう呪い】なんですけれど、それが例えば他の村人に発動する場合と、ゲルダちゃんに発動するのとでは種類が違うのではないかな(≧ω≦)?? と、考えてしまいました。 村人にでしたら、まるでカイの受けた呪いのように冷淡な態度にもなってしまうアージェなのですが、対ゲルダちゃんの場合だと……。 いやいやいやいや。ここで述べてしまうよりは、少し先に進んでからレビューの中で、ご紹介させていただけたら、と思います。 私が例え話で進めますより、絶対、本物のセリフの方が破壊力がありますから(笑) さて^^ まずは『黄色の世界』で、ゲルダちゃんを心底擁護したくなったシーンをお届けです。 恋愛色はないのですけれど、好きだったのですよねぇvv 選択肢「……足手まとい?」が出現したときの場面でございました。 「……自分で言うのか」 アージェは少し苦笑したみたいだった。 (でも、実際そうだよね……) アージェみたいに剣は扱えない、オルヴァみたいに知識があるわけじゃない。 クラエスみたいに料理で力になれない。 と、ゲルダちゃんが【自分自身が旅の仲間である必然性】について落ち込んでしまうのですが、「そんなことないよ(;゚д゚)!!」って声を大にして言ってあげたかったです! だって、他の4人が挫けることなく旅を進められているのは、ゲルダちゃんがいるお陰なのですもの^^ 彼女が一緒に歩いてくれるだけで前向きな気持ちになれるでしょうし、彼女が自分と会話をしてくれるだけで旅の辛さが軽減しているはず。 ゲルダちゃんと四六時中、共に過ごせる日々だから一丸となって歩を進められるのですものねvv もし彼女がいなかったならば、確かにパーティーとしては不可欠な面子が揃っている4人でも、きっとこんなに長くは世界を回れなかったと思いますもん。 きっとね、匙を投げてしまうキャラも中にはいると……推測しますし。 「誰が」とは言いませんけど!(笑) ですから、このゲルダちゃんが思い悩むシーンが挿し込まれて、私の中ではますます旅における彼女の重要性が高まったのでした(*^-^*) ヒロインの存在が攻略キャラクターたちにとって【彼女がいるから】という大きくて、強い楔になっている描写は美味しくて大好物でございますvvvv と、そんなゲルダちゃんの存在の大切さを噛みしめつつ、進めておりましたアージェルート。 やって参りましたよ! 上記で寸止めしてしまった、【対ゲルダちゃん用の呪い発動】のシーンが(≧ω≦)vvvv これもまた『黄色の世界』での、「これまでに付き合った人がいるのかどうか」とう会話から小さな諍い(いさかい)に発展してしまったシーンでございます。 ここで現れた悪魔が面白がって、強引に「キス」をさせようとするのですよ〜〜(〃ノωノ)!! 「お、俺じゃねえ! なんか見えない力に押されて……!」 「ち……近すぎだよ……っ」 「……んなことわかってるっつの……。つかおまえ喋るな……! 息がかかって……我慢できなくなるっ」 「……っ!」 「おまっ、そんな泣きそうな顔すんなっ! 俺がむりやり抱きしめてるみたいだろっ! こっちだってなあ……!」 「……あわよくば、おまえをめちゃくちゃに抱きしめて俺のもんにしちまいたいんだ」 ってね! いう流れになるんです//// もう、もう、これは……【心にもないことを口走ってしまう呪い】なんかなじゃくて、 潜在意識がモロバレしちゃう呪い なんじゃないの〜〜〜ッッ(ノ≧∇)ノシvvvv と、ツッコミを入れてしまいたくなるというものではありませんか!!??(笑) しかも、この後の展開も面白くて、 「〜〜〜〜!! アージェ……! お願いだから、もう喋らないで!」 「〜〜くそお、くそお、くそお、くそおっ! 俺も喋りたくねえっ!!」 ごもっともです、と(笑) アージェったら本当に不憫だけれど、何て美味しすぎる呪いなのでしょうね(≧ω≦)!? 彼からゲルダちゃんに向けられる好意を感じ取れるから、もうこそばゆくて面映ゆくて堪りませんでしたよ〜〜(〃ノωノ)vvvv (しかも、更にこの後、 (…………) (あんな形でキスしたくないって思った。…………だけど) (アージェと……っていうのは、嫌だって思わなかったんだ……) と内心思っているゲルダちゃんがひたすら可愛くて(*´Д`)! 「甘酸っぱいよぉぉぉぉ!!!!」と叫ばせていただきました(笑)) でも、この後にゲルダちゃんのためを思い、雪の女王に忠誠を誓ったカイが現れて、 「……あいつがそんなに気になるわけ? 知らなかった……おまえはアージェが好きなんだ?」 「っ……好きなんかじゃ……!」 「隠そうたって、無駄だよ。 俺がどれだけおまえのことを見てきたと思ってるの?」 と彼女に告げた時には、泣きそうになってしまいましたよぅ(T-T) 本当に……。 カイがゲルダちゃんと重ねた時間を思う度に。 彼の心を偲ぶ度に。 ふらりと現れた旅人のアージェを好きなっちゃってごめん!! と思わずにはいられません。 オルヴァでもクラエスでもなく、よりよってアージェと……orz ってね(;´Д`) でも、それだけに「時間も絆の強さも関係なく。それでも恋に落ちるって、こういうことなんだよね」と噛みしめながらのプレイになりました(*´-`*) アージェ語りに戻りますね^^ 『黄色の世界』でどこまでもゲルダちゃんに好意的な王子を振り切って。 王子に誘われたダンスパーティーを、 「……おまえがあのバカ王子と踊るって考えるだけで頭がぐしゃぐしゃになる。 あいつと踊るのが、そんなに楽しみか……?」 「他の男のとこなんか行くな。……俺の傍に、いろよ……」 なんて、甘い言葉で繋ぎ止めてくれたアージェの姿に身を捩りつつも//// 無事に鍵を入手した後、『緑の世界』へやって来た二人でございました。 が! ここでもアージェの【美味しい呪い】設定は止まりません!! 山賊たちと共にする晩餐の中、おかずの争奪戦から何故か「嫁になるなら誰がいい?」という質問に必ず答えなければいけなくなるという乙女シチュが発動します(笑) ここではもちろん、「アージェがいい」という選択肢を選ぶのですが(*´艸`)ヲホホ 晩餐中に出されたアルコールに弱いと判明したアージェに、 「おまえは俺の嫁になるってことでいいな?」 と低く囁かれた時には、蕩けきってもう戻ってこれないかと思いました〜(ノ≧∇)ノシvvvv 「嫁」「嫁」……。 旦那に言われても全くときめかないけれど、アージェに言われると何て甘美な響き////(笑) 甘々にラブラブでイチャイチャしたい!! お願い、させて〜〜ッッ(ノ≧∇)ノシ と、叫んでしまった私はきっと悪くないと思います(笑) でも、アージェからだけじゃないんですよ^^ 素敵だなぁ、と思ったのはゲルダちゃんからの真情吐露も織り込まれているところでございました。 『白の世界』にたどり着き、城の直前で最後の休憩をとっているシーン。 アージェの休んでいる寝顔を見つめながら、 たとえ離れ離れになってしまったとしても、アージェが幸せならわたしも幸せ。 (だから……) (今だけは、まだアージェのことを好きでいさせて……) (わたしにできることは限られているかもしれないけど、それでも……) 寄り添って生きていけなくてもいい。 一時でもこうして傍にいられたんだから。 (わたしはね、アージェ) (きっとあなたが思ってるよりもっとずっと……) (アージェのことが……、好きだよ) と、覚悟を決めているゲルダちゃんに「何てイイ子なの〜〜〜(T-T)!!??」と叫ばせていただきましたもの!! 上記のセリフはゲルダちゃんが、その……。 アージェの探している【大切な人】を異性だと誤解してのものなのですが、それでも感動してしまいました。 純粋な「好き」を感じている女の子の姿というものは綺麗ですもんね(⊃Д⊂)vv 更に、休憩を取り終えて女王の城間近までやって来た二人でしたが、身も凍るような寒さに、いつしか身を寄せるように歩を進め、やがては近距離で見つめ合うように……。 まぁ、平たく言いますと【キス未遂】な感じなのですが、 (ここで、「城間近なのに何やってんスか(;゚д゚)!?」とツッコミを入れてしまったのは秘密です(笑)) (純粋に、欲しいと思っちまったんだ……。あいつが息を吐き出す度に その吐息ごと奪いつくせたら、なんて……) と、それはもう、とろっとろに甘いことをアージェが考えてくれましたので、無事に心凍えることもなく女王に打ち勝つことができましたよ(≧△≦)b!!(笑) ーーなんて。最後の対決シーンをサクッと飛ばしてしまって申し訳ございません^^; まぁ、でも本作品での【雪の女王との対峙】は詰まるところ、ゲルダちゃんと攻略キャラクターの愛情を深めるための手段とも言えますから、そこは「是非、本編でお楽しみください(≧ω≦)vv」と濁してみたり(笑) そのままアージェの恋愛エンディングともなるのですが^^ 最後の締めのセリフがまた、良かったですね〜〜〜〜(≧ω≦)vvvv 取って置きのものだと思いますので、情景描写なしのセリフのみ抜粋で失礼致します。 「でも……、もしも【幸せ】っつーのに形があるとしたら」 「ーー俺の【幸せ】はゲルダだ」 キャ〜〜〜〜!!!! アージェ〜〜〜〜〜〜〜ッッ8(≧△≦)8)))) ゲルダちゃんとアージェの二人は、素直なんだか素直じゃないんだか。 いやいや素直すぎて喧嘩になっちゃうんだよね^^ と思える姿が、ほのぼのしていて胸がぽかぽかと温かくなって、微笑ましく眺めさせていただきました。 きっとこれから先もずっと賑やかで愛情いっぱいの家庭を築いていく二人なんだろうなぁ、と自然と想像できるところも素敵な&満足感でいっぱいのアージェルートだったのでございます〜(*´Ω`*)vvvv
クラエスはね〜^^ 勿体ないなぁ(;´Д`)!! と思いました。 私が初周プレイを致しましたのがオルヴァでしたので、彼のシナリオ終盤=雪の女王との対峙シーンでクラエスルートの意外な設定もネタバレしてしまったのですが……。 「えぇぇ、そうだったの(;゚д゚)!?」と驚くと同時に、「なるほどねぇ」と納得もし、2周目プレイ予定だったクラエスルートが俄然楽しみになったものです(*^-^*) 本レビューではそのネタバレは致しませんけれど、『赤の世界』を終えてクラエス個別ルートに入りますと、そのオルヴァルートで明かされたクラエスの設定以上のシナリオが待っていました!! 正直言いまして、クラエスの方便なんて可愛いものです。 ある程度、分かりやすく説明を致しますと、彼には A:ゲルダと一緒に旅をするに至った呪いについての設定 B:クラエス自身についての設定 この2種類のキャラクター設定が成されておりまして、主にストーリー内で重要案件として展開していくのが【A】になります。 これを巡って、悪魔がゲルダをそそのかしてくれたり、「私はクラエスを信じてる」と彼女が思いを新たにする契機となっていたり。 良い感じで乙女風味にシナリオを盛り上げてくれるものとなっておりました^^ でもですね! 誰だどう見たって【B】の方がとてつもない爆弾だと思うのですよ(>_<)!!!! 私も「えぇぇ!? クラエスってばそうだったの〜〜〜ッッ8(≧△≦)8))))」と喜び勇んじゃいましたもん(笑) 嗚呼、それなのに。 それなのに……何故か、その【B】設定はそのまま置き去りに……。 そして、クラエス自身にも全く影響を見せずにズンズンとストーリーは進行して、おや? 『白の世界』まで来てしまいましたねぇ。 あれ? も……もしかして【B】設定が活かされるのは&活かされたのはーー 【クラエスBADエンド】のみですか(>_<)!? そんなぁぁぁ(;´Д`) と、悲しくなってしまいました。 私の年齢もあると思いますし、もともとの性格もあると思うのですが、正直言って、【A】設定は乙女的なシナリオを盛り上げる要素にはなるでしょうけれど、いちいちそんなことでキラキラと「私たちの絆は揺るがない!」宣言する程のことではないと感じているんです。 好きな人だから全てをOPENにしなければいけないのかな? それじゃあ、ゲルダちゃんには何の秘密もないのかしら? だって清廉潔白な人なんてこの世にはいないし、知られたくないことが誰にでもあるのは自明だよね、と。 ですから「隠し事はしないでね^^」と伝え合うシナリオは乙女的なものだけとして捉えながらプレイをさせていただいておりました。 そう。 別にそれはそれで良いと思うんです。 現実は現実として、「隠し事云々」に関しましては上記のように反論をしたくなってしまいますが、それが恋愛描写のキラキラ感を増すためなら、全然有りの演出だと思いますから^^ でもでも、今回はですね、そのせいで【B】設定がおざなりになってしまったことが私にとって痛恨だったのです。 【B】を主軸にして【A】が発展し、そのことで もっとクラエスが苦悩してくれたのなら! それでもゲルダといたいんだ、と手を伸ばしてくれる描写を織り交ぜて旅をしてくれたのなら!! もっと深くて身悶えの止まらない展開になっていたのに〜〜〜(ノ≧∇)ノシvvvv と、残念で仕方ありません…………っ(;´Д`)!! 格好良かったのにな。 『黄色の世界』で、王宮内でゲルダに暴漢が襲い掛かってきた時、フライパン片手に立ち向かってくれるクラエスを本当に格好良いと思ったのにな。 だって、 腕に覚えがない彼が身を挺してくれるからこそ素敵(*´Д`)!! と感じるじゃないですか^^ それに、目的地は分かっていて当然そこを目指しているものの、各世界にはどれだけ逗留するのか判らないような状況下で、体調を維持できるように美味しい食事を提供できるクラエスの存在はなくてはならないと思わざるを得ませんもの。 彼が創意工夫を凝らしてくれるから、明日への活力が湧いてくるのです。 クラエスはまさしく【縁の下の力持ち】【内助の功】を地で行く素敵な男の子で(≧ω≦)vv だからこそ、そこだけに留まらない。 【一途な年下の少年】だけに留まらない付加価値があったのなら、もっともっと輝いたのに!! うわぁぁぁぁん(⊃Д⊂) ーーと、いいだけ泣いて吐き出したところで、そろそろ締めに参りましょうか(笑) そうですね。 クラエスは何度も言いますが題材は良いものの、それを活かしきれていないと感じておりますので、結局は【ゲルダを守ろうと懸命に努力している男の子】像から抜け切れていないなぁ、というのが最終感想でございます。 もう少し山場があれば……、と残念至極ではございますが、それでもラストの持って行き方は好きでしたよ^^ まぁ、そのラスト……つまりは、クラエスシナリオの決着の付け方も賛否両論がありそうですが、上記で述べました【B】という事象が彼にのしかかっているのであれば、本来は【クラエスBADエンド】こそが二人にとって避けられない運命なのだと思います。 けれど、クラエスとゲルダは旅をして来ました。 多くの世界を回り、たくさんの人々と交流を深め経験を積み重ねたのです。 各世界での友人に恵まれたのは、ひとえに外連味(けれんみ)のない彼の性格のお陰だと思いますし、性格だけではなくその世界で出来ることをしようと行動していたクラエスの表裏のなさが幸運を呼び寄せたのかもしれません(*´-`*) そして、それはもちろんずっと一緒に行動をしているゲルダにも大きな魅力となって映りました。 「クラエスはこんなに素敵な男の子だったんだ」と胸をときめかせるのですものね^^ 【幼き日々を共に過ごした男の子】というだけの範疇には収まらず、彼女の人生にクラエスは必要不可欠になったのです。 これまでの得てきた絆があって、ゲルダからの深い想いがあって。 だからこそ、悪魔に課せられたはずの命運を新たに灯すことが出来たのじゃないかな。 クラエス自身が温かに満たされる、その幸せを掴むための旅だったのじゃないかな。 と都合の良い解釈をしてエンディングへ到達致しましたので、クラエスがゲルダちゃんの傍にいてくれるだけで、それがどれほど嬉しかったことか(T-T)! クラエスが傍にいるのならば、例え今はゼロからのスタートでも、その先にもっと多くの。 たくさんの想いを重ねていくことだってできるんですものね(*^-^*) それに後日談で、実際にそうなった二人の姿を見ることも出来ましたし、私的には「うんうん。これからだよ! 旅をしたことは無駄じゃなくて、再出発するためには不可欠なことだったんだよ。 嗚呼。二人が幸せで良かったぁぁ(*´Д`)vvvv」 という感想で締め括ることが出来ました^^ だからこそ、「やっぱり勿体ない(;´Д`)!」と思ってしまうのですけれど(笑)、最終的な感想としましては、 クラエスが代償の負荷を経て、これからの人生を気負わずにゲルダちゃんと遂げられることが一番の幸せだよ〜(≧ω≦)! と感じております(*^-^*)vv
イヴァン、大好きです(≧ω≦)! 何度も申しますがカイのクリア後ご褒美のSSを読むまで、彼が最愛キャラでございましたからvv だって〜〜。 弱いんですよぅ(*´Д`) どんな局面でも冷静で理知的。物腰も丁寧。 けれど、敵と見なした者には一切の情けをかけない冷徹さも持ち合わせている。。 けれど……。 「冷酷」であるのは「裏切られたくないから」と自身を守るための鎧でしかない、という、 【本当は自分だって誰かの唯一となりたい】 と希(こいねが)っている男性だなんて、最強設定じゃないですか(≧ω≦)!! イヴァンが本作のセンターキャラ・カイと人気を二分するのは……。 カイがゲルダだけを一途に想ってきたことは重々感じられるものの、シナリオの内容的にはカイ自身を一途に追いかけられないという寂しさを持ってしまう分。 最初はどんなに冷たくても、どんどん心をほどいてくれる過程を味わえて、そんな彼だけを見つめていられるからじゃないのかな?? と考えてしまうくらい、とにかく【ゲルダちゃん×イヴァン】という二人だけの世界構成が嬉しくて堪らないキャラクターなんです〜(*^-^*) おまけに上記のような男性像はまさしく、私の好みど真ん中のものであります故……。 もう本当に堪りませんでした〜〜〜〜(*´Д`)vvvv そうなんですよ! イヴァンが登場する『赤の世界』から彼はやってくれましたよ(≧ω≦)! 『赤の世界』から脱け出すためにリーゼロッテから指輪を盗んだゲルダちゃんでしたが、皆が待つ部屋へ戻る最中に停電になってしまうのです。 暗がりが怖くて、しゃがみ込んでしまいそうになる彼女が「誰か……!」と叫んだ瞬間。 その耳元で……は。はぅあぁぁぁぁ//// 「誰か……とは、私でもいいでしょうか?」 って、囁いてイヴァンが登場してくれやがるんですよ〜〜〜〜ッッ(ノ≧∇)ノシvvvv (日本語が崩壊しておりますが(笑)) ぎゃ〜〜!! イヴァン! 「私でも」と言いますか「貴方が」良いんです! むしろ、待ち望んでおりました〜〜(T-T)vvvv と、感極まって泣きそうになる私(笑) この時はまだ彼にとって、「さほど興味はないけれど、何だか放っておけない少女」くらいの認識だったのだと思います。 けれど、それでも良いんです。 怖がっているゲルダちゃんに手を差し伸べてくれたのですから。 まだまだ雪の女王が忠誠の絶対的対象であるイヴァンが、少しだけでもゲルダちゃんのために心を砕いてくれたんだ、ということが嬉しかったのです〜(*´Д`)vv そして、イヴァンの中でゲルダちゃんの存在がどんどん増していく『黄色の世界』では、美味しいシチュが満載でございましたね(≧ω≦)! 女王の元に下ってしまったカイを何とか助け出したい、と願うゲルダちゃんの姿を「何を綺麗事ばかり……」と苛立つように眺めていたイヴァンは、負の感情のまま彼女をベッドへと押し倒します。 「手を、離して……」 「……嫌ならば、振り解けばいいではないですか」 「今のあなたはその素振りを見せていないように思えますが」 「それとも……振り解く気はない……ということでしょうか?」 「振り解く気がないというのであれば……」 「あなたに酷いことをしていじめてもいいんですか?」 し…………。 シテーーーーッッ8(≧△≦)8)))) と、叫びました。 それも出来れば痛覚を伴う「酷いこと」ではなくて、色艶な意味での「酷いこと」で是非(≧ω≦)! というワガママっぷりで(笑) しかもね、この後の展開も私には最強だったんですよ//// 城に忍び込んできた悪漢にゲルダちゃんが襲われてしまい、気絶をした後。 そこに現れたイヴァンが彼らを氷漬けにして殺してしまうのです。 少し遅れて目を冷まし、その残骸を見つけたゲルダちゃんが、 「あれ……、まさかあなたが?」 「だったらなんだと言うんですか。私が通りかからなければ……」 「命を奪われていたのはあなたの方でした。違いますか?」 「ち、違わない……けど。だからって、殺すなんて……」 この期に及んで、まだそんな甘いことを言う彼女に嫌気が差す。 「……あなたは馬鹿なんですか?」 って、詰られましたから〜〜〜〜ッッ(ノ≧∇)ノシvvvv 甘いだけじゃなくって、さらりと冷酷な面をも忘れず見せてくれる。 そんな男性が、どんどんゲルダちゃんにだけ心を開いていく。距離を縮めていくんだなんて! ほわぁぁぁぁぁ。 す……素敵すぎます〜〜ッッ//// そして、この後……他の追随を許さない至高の展開が(≧ω≦)! 私自身、褒め言葉としてあまり【神】という言葉を遣いたくないと思っているのですが、それでも思ってしまいました。 「ライター様、ありがとうございます! 貴女様は神でございます(⊃Д⊂)vvvv」と! ではでは、そのシーンを連投致しますね〜^^ * その1! イヴァンが口ではどんなに突き放したもの言いをしても、それは【孤独】の裏返しなのだということに気づいたゲルダちゃんは、彼に言い募ります。 「……あなたはなんでそんなに人と人との繋がりを認めず怯えているの?」 これが、イヴァンの矜持を傷つけたのですよね。 素晴らしい猛追を仕掛けてくるのです(≧ω≦)vvvv 「……もう一度言います。黙りなさい」 「……黙らない」 「ふ……いいでしょう」 「それではお喋りなその口を塞いでしまいましょうか」 何が起きたか分からなくて目も見開いた。 「……っ!」 彼の唇はなかなかわたしから離れてくれない。 このまま離してくれないんじゃないかと思ってしまうくらい。 ぎゃ〜〜〜〜〜(≧ω≦)!!!! も……悶え死ねます!! だって、イヴァンのように気位が高いキャラクターは、関心のない少女には指さえ触れないと思うんですよ。 でもでも、ゲルダちゃんには【苛ついて口を閉ざしてしまいたくなったから】等という理由をイヴァンが付けたにしても、キスまでしてしまうのですから//// これはもう、素直になれないだけで、イヴァンの中でゲルダちゃんはとっくに愛情を注げる対象としての「女の子」なんだなぁ、と嬉しく思えて仕方がなかったのでした(*´Д`) *その2♪ 上記のキスイベント直後の選択肢「キス初めてだったのに」でイヴァンの好感度を上げた後(笑) 「……そうなんですか。ふっ。初めてを奪ってしまって申し訳ありません」 ↑ ここの「申し訳〜」がすっごい事務的な口調すぎて(笑)、逆に身悶えしてしまいました(≧ω≦)! 「ですが、一度キスをしてしまえば、2回も3回も同じこと」 「これからは気兼ねなく、うるさい口を塞ぐことができますね」 な……なんて素敵なの(≧ω≦)!! では、なくて(笑)、なんて酷い!! だって、きっとカイが長年ゲルダちゃんの傍にいて悶々と堪えていたに違いない、その一線を。 こんなに容易く軽々と! しかも、私からしてみれば羨ましい限りのシチュで奪ってしまうイヴァンの【手際の良さ】(笑)に惚れ惚れしてしまいました〜(〃ノωノ)vvvv * その3(*´Д`)! これもですね、本当に素晴らしい展開だと感じております。 いやもう、ここで心からライター様を【神】だと思いましたからね。 だって、『黄色の世界』の鍵をイヴァンから手に入れる手段が、 鬼ごっこって(≧ω≦)!! しかも、【あの】イヴァン相手に、 「ちゃんと目隠しして、30秒数えて もういいかーいって言ってね!」 (今すぐ捕まえて、ありとあらゆる方法であの顔を歪ませてやりたい……) ですからね! もう、おっかしくってお腹の皮が捩れるかと思いましたよ!!(笑) ゲルダちゃんの無邪気さに対する、イヴァンのいたく立腹している様。 きっと綺麗に澄ました顔して、こめかみには青筋を立てているんだろうな……、と想像するにつけ。 いやもう!(笑) 素敵すぎます、ゲルダちゃん(≧△≦)b★ この鬼ごっこの応酬がありまして、さすが乙女ゲらしく非常に美味しいところでゲルダちゃんの勝利となったのですが^^ この一件で、ゲルダちゃんを「侮れない……」と見直すと同時に(笑)、彼女とのやり取りを楽しんで。 快く思い始めているイヴァンの姿が、プレイヤーとしましても実に心地良かったです(*´-`*) それが、ここ『黄色の世界』や『緑の世界』での、様子を探りに来たカイを追い払う姿となって如実に現れたりとか。 カイには悪いなぁ、と思いつつ、やっぱりゲルダちゃんとの時間を誰にも渡したくなくて、密かに独占しようとしている姿に頬が緩みっぱなしでしたもの//// そして、ついにイヴァンの中で、緩やかな恋心だけでは済まなくなってしまう事件が発生するのでした。 それは『緑の世界』でのこと。 「ここから先は、一緒には行けません」と仮面をつけるイヴァンの様子が気になって、ゲルダちゃんがいろいろと尋ねます。 イヴァンもさっさと去れば良かったものを、逐一 ゲルダちゃんへ優しく答えてあげていたものですから(笑)、ついにはイヴァンを目の仇としている山賊たちに見つかってしまうのですよね。 そこで弓を射かけられたイヴァン。 それに気づいたゲルダちゃんは、咄嗟に彼の前に身を投げ出しーー。 「ゲルダ!!」 と、傷ついてしまう前に彼女を制止しようとしたイヴァンの叫び声が大好きでございました〜(T-T)vvvv ここでもうイヴァンもゲルダちゃんを前に、負けを認めるしかなくなったのだと思います。 想いを自覚したイヴァンが花畑を背景に告白するシーンも好きでした(*´-`*) 姿を消してしまったイヴァンを探していたゲルダちゃんが、花畑の中で彼を見つけたのは偶然なのか。 もしかして、イヴァンが彼女を想いながら歩を進めた結果、「ああ……この花畑は……。ゲルダが好きそうですね……」と思い、足を止めたのだとしたら。 その心情の変化がとても嬉しいと感じたから。 無機質なものとなってしまったイヴァンの胸中に、色彩と温度が戻ってきたということなら、とても幸せなことだよね、と思ったのです(*´Д`)vv 更にその先で発生しましたCGイベント。 女王の城を目前に控え、洞窟内で最後の休憩をしているシーンでございました。 イヴァンの過去を打ち明けられたゲルダちゃんは、つい「よしよし」と言うように彼の頭を撫でてしまうのですが、そこでイヴァンとアージェの髪質の違いの話になり。 そこから更に飛躍して、アージェもあなたのことを好きかもしれないという話になり(笑) 結論として、 「つまりアージェのことなど眼中にない、と。そういうことですか」 「……さ、察してくだ、さい」 「わかりました。 あなたは私以外を愛することなどできないんですね」 ってね、サラッと言ってしまえるイヴァンが素敵(*´Д`)!!!! ここら辺の少し傲慢なところが他のキャラクターにはない魅力で、詰まるところ……。 太刀打ちできないんだろうなぁ、と納得してしまいました//// この後は、女王との対峙を経てエンディングへと分岐するのですが、女王のお陰ですね。 短髪イヴァンが最高です〜〜(≧ω≦)vvvv まぁ、女王とのやり取りは本作の肝になりますので割愛するとしまして、TRUEエンドも相変わらず甘かったですねぇ//// 本当ですよ。 ゲルダちゃんの言う通りです。 朝食時にサラリと「キス」を持ち出しての会話だなんて、心臓が幾つあっても足りません(〃ノωノ) 良かったなぁ。幸せだなぁ、と感じております(*^-^*) イヴァンがあんなにまで女王のみを心酔してしまった端緒と言いますか……。 動機づけは私には少し弱いかな、と思えますけれど、まぁ【志を同じくする旅の仲間ではなく、女王sideからの攻略キャラクター】も必須だよね、と理解しておりますので、イヴァンの「あの」性格が形成されるためなんだから、いっか(≧△≦)b★ くらいの軽い気持ちで眺めさせていただきました^^ ですが、いやホント。 アージェにしろ、イヴァンにしろ。 オルヴァやクラエスほどにもゲルダちゃんとの時間を共有していなかった、この二人と幸せになることはカイに後ろめたくて仕方ないのですけれど(笑)、そこは蓋をするしかないですもんね^^; イヴァンが孤独ではなく、この先凍えることもなく。 多少のドジっ子さんだからこそ、毎日に笑いが絶えなくて「まったく……あなたは仕方がない人ですね」とか何とか言いながら、そんなゲルダちゃんだから愛でてしまう幸福な日々がこれからず〜〜っと続いていくことが嬉しくて仕方ないです(*^-^*)! イヴァンがさらりと口にする色艶と少しの意地悪にゲルダちゃんが翻弄されていく姿が目に浮かぶ……。 相性抜群な二人がただ嬉しい。 そんな大満足ルートでございました〜(*´艸`)vvvv 以上がキャラクター語りとなります。 ど……どうでしょうか。 愛情を込めてお伝えできているでしょうか(*´Д`)ドキドキ ここのところ、どこか一つは「納得いか〜〜ん(>_<)!!」と叫んでしまうレビューが続いておりましたので、キャラクター全員を好ましく思いながら打ち込んだのは久しぶりだったのです。 (少し……クラエスの部分が怪しいですが、でもそれは【シナリオ構成】の話で、クラエス自身は好きですから^^!) 本作のストーリー自体は、無難にまとまっている感じがありましたので……正直、幻滅もしない代わりに大きく嵌まり込みもしない内容に落ち着いてしまっている……かな? とは、チラリと考えたりもしますが、でも素晴らしいとも思っています! だってもう、 良質&王道乙女シチュのオンパレードでございましたから(*´Д`)!! 何かしら含むところのある乙女ゲに疲れてしまったのなら、本作をプレイして原点に戻ってみることをお薦めしたくなるくらい^^ システム周りも相変わらずの快適さでしたし、何より 美麗CGでのご褒美が充実(≧ω≦)! しているのが嬉しいんですvvvv 【全CGをフルコンしてのご褒美CG】のみならず、キャラクターのTRUEエンドをクリアする度に、そのキャラの個性に見合った一枚絵も解放されるのですから、いやもう眼福すぎて〜(*´Д`)vv (特にオルヴァとイヴァンのご褒美CGは鼻血を噴くかと思いました。び……美人さん(〃ノωノ)! そして、カイがどこまでいっても少しの不憫を誘うというね(笑)) あと、これはプレイする方によって評価は異なる部分かと思いますが、 BADエンドでもCGを入手できる ところがね、私は切ないながらも好きでした(*^-^*) ですがそれもまた、BADエンドも『雪の女王』という童話の世界観を壊さない内容になっていたからだと思います。 確かに、顛末としましては安直な内容が多かったかもしれません。 けれど、「美しい」のです。「嗚呼、綺麗だなぁ」とうっとりしてしまう終焉ばかりなのです。 もうこの先の未来は望めないけれど、その代わり不変で不可侵の美を手に入れたかのような。 そうですね、「温度を感じさせない有終美」があるのですよ! まさに『雪の女王』にピッタリな(≧ω≦)vv と、いろんな観点から「良作乙女だったわぁ(*´Д`)」と満足することの出来た本作品。 どのキャラクターもゲルダちゃんと幸せになることこそ、一番の歓びであることは間違いないだろうな、と自然に推測できる部分が大好きでございます(*^-^*)!! グラフィックは美麗で嘆息だらけでしたし、声優様の表現力も文句なしに素晴らしかったです^^ シナリオ自体は地味かもしれませんけれど(笑)、でもでも。 『SNOW BOUND LAND』が大好きでございましたよ〜〜(≧ω≦)vvvv |
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(2014.03.19 UP) |
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