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Musketeer マスケティア
※ END部分もネタバレしておりますので、それでも宜しい方のみお読みください。 | ||
※『三銃士』に関しましては幼少のみぎりに世界少年少女文学全集で読んだだけ ですので、軽い知識しかなく……。 本当にゲームシナリオのみの感想となっております(>_<) |
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以前プレイしたことのあるタイトル 『デス・コネクションPortable』 で、すっかり桐矢氏の美麗イラストに魅了されてしまい、本作の公式HPが公開されるや否や「買う! ネタゲーでも良いッッ。買いますよ〜〜(≧ω≦)vvvv」と即決したタイトルでした(笑) や、だってストーリー紹介で「異形の悪魔に父親を惨殺され、復讐のためにシュバリエ学園に編入する」みたいな一文があったら、「えぇ〜。『三銃士』に悪魔……。ネタゲ?」と思ってしまう訳で^^; しかも、人物紹介の立ち絵切り替え部分で悪魔化した姿の銃士隊メンバーを見せられた日には、「うわぁ。永井豪先生ちっくなところがまた……何とも……(;´Д`)」と、更にネタゲー的立ち位置を確信してしまったり。 ところが、ところが。 プレイ開始して早々……は無理でしたけど、ストーリーを追うごとに、 「ネタゲーなんて思ってごめんなさい(>_<)! 実に良質乙女でしたぁぁ!!」 と猛省することに。 学園に編入すると間もなく、「しゅたたた」という音と共に使い魔がたくさん出現しますので(笑)、主人公・ダルタニアンの命が脅かされる場面での銃士隊メンバーの悪魔化はむしろ、超人的な力で守ってもらえるという頼もしさを覚えましたし、ダルタニアンが求める「真相」の究明には必要不可欠な能力だよね、とまで感じることとなりました。 (銃士隊メンバーは勿論、剣士としても十分腕が立つのですが、人外の力と互角に渡り合う場面では彼らの悪魔化能力があるからこそ、余分な心配をせず安心して眺められましたから^^) うんうん。シナリオに入ってさえしまえば、彼らの悪魔化は彼らのチャームの一つにしか見えなくなりますし、『三銃士』を下敷きにしているだけあって「剣」を多用した演出が素晴らしいので、シナリオには個々の人間時の魅力が溢れていて全く気にならなくなります。 主人公の父親の真相究明に協力してくれる銃士隊パートでは、やはり分かりやすい「正義」の立場に彼らがいますから素直に輝いて見えますし、銃士隊から見て逆の立ち位置にある教師陣パートだって。 彼らには彼らの信ずるところがって動いているのだと判ります。 それは銃士隊のように綺麗なだけの所業ではないんですけれど、だからこそ余計に惹き付けられる魅力があったりしてーー。 私もそうなのですけれど、大勢の方々は銃士隊メンバーに一人。教師陣に一人。という具合に、それぞれのsideで好きなキャラクターが一人は出来ているのじゃないか、と思っています。 それくらい、個別パートで表現される個々の魅力が一つも重なることなく、見事に散らばっていました (*^-^*)! 後はゲームの操作性が快適だったのも嬉しかったですね〜^^ 【愛キャッチ】システムを「ON」にしていると(←任意表示なので)、好感度が上がる選択肢がすぐ分かりますし、MAP移動もキャラコン表示されますので行くべき処を迷わない。 そしてその際、その時攻略しているキャラクターだけを一途に選び続けられるのも幸せでした! 「あのイベントを発生させるために、この期間中にあのキャラクターに会いに行かなくっちゃ(>_<)」とか考えなくて良いのが、それはもう嬉しくて(*^-^*)vvvv この事項がまた、「うわぁ。私、今「乙女」を堪能できているなぁ(≧ω≦)♪」と、しみじみ感じてしまう要因になっていたのですよね〜^^ 私は攻略ページを作成している都合上(もしかしてCG表示があるかも? とか)、個々のBadENDも見ましたが、普通にプレイしている分にはHappyENDだけを狙ってプレイすれば良い♪ というのも新設設定vv そのBadENDは……大抵がダルタニアンが「死亡してしまう」、という内容なのですが、描写もあっさり。 尺もあっさり。なので、「お〜! 成程」と受け入れつつ、深刻にならずに流せてしまうところも個人的には助かりました。 乙女ジャンルでのBadは、出来れば見たくないですから(>_<) 後は♪ 後は♪♪ 主人公・ダルタニアンがどちらのパートに入ることになっても、ポルトス、アラミスとは決闘することが決定されているのですが、その際の挨拶用語。 序盤で剣の指導をしてくれるコンスタンティンから聞いた時から、格好良くて悶えてしまったのですが。 「ラッサンブレ・サリュー」 「アンガルド」 「アレ!」 って、素敵ですよね〜〜〜〜ッッ8(≧△≦)8)))) このセリフを全攻略キャラクターがシナリオ上で喋ってくれるのですが、それがもう本当に素敵で//// 騎士道最高!! 高邁精神上等〜〜ッッ(ノ≧∇)ノシvvvv と、一人あんな小さなPSP画面に向かって身を捩ってしまいましたよう(笑) ハッΣ(@△@; そうなんですよね。PSP画面なんてあんなに小さいのに、プレイしている際にはキャラクターが本当に身近にいるように感じられてのめり込んでしまう。 なんて素敵で、なんて中毒性のある媒体なのでしょうか(笑) と、寄り道感想に入ってきてしまったので、集中力を戻すために?キャラ語りへ参りたいと思います^^ (「Musketeer」のアイコンに使用されている画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社様に帰属します。また、cv. は敬称略にて記載させていただいております(´人`))
巷でそれはそれは評判の良いアトス。 私も外見が一番好みで攻略規制の掛かっている隠しキャラを除いて、一番最後に美味しく♪ プレイ致しました(*^-^*)vv …………。が、あれれ? おかしいぞ。 アラミスのように鼻血を噴きそうにもならなければ、ポルトスのようにニヤニヤが止まらない訳でもない。 ---- おかしい。 ハッΣ(@△@; 私にとってアトスは正統派すぎるのだわッッ!! と、遅まきながら気が付きました。 えぇとですね、アトスをプレイして思ったことが、自分の乙女歴の蓄積加減です。 思い起こせば 『アンジェリークSpecial』 から割合(←謙遜(笑))たくさんの乙女をプレイしてきました。 乙女ゲーはどんなに舞台を変えようとも、設定を変えようとも不変であるべきものが「攻略キャラクターと恋愛をしてHappyENDを迎えること」という目的だと思うんです。 ですから、プレイタイトルが変わっても必ず何処かで見たことのあるシナリオにぶつかってしまう訳で……。 それが結果として、 好きキャラの場合は、どのタイトルでも何度でも楽しくvv 逆に比較的好みから外れてしまうキャラのシナリオに類似点を見つけてしまった場合には、萌えが削がれてしまう。 という感覚に繋がってしまうのですよね(>_<) 私の場合、アトスがこのケースの後者に当たってしまったことが、いまいち傾倒できない原因になってしまったのだとつくづく感じました。 あんなに素敵キャラなのになぁ(;´Д`) 本当、残念です。 と、がっかり感想はここで終わり!! ここからはアトスプレイで楽しかったことのみをお伝えしていければと思います(≧ω≦)vvvv やっぱりですね、アトスと言えば入浴シーンをダルタニアンに見られて悶絶してしまう場面なんて美味し過ぎると思うのですが(笑)、そこ以外にも好きな個所はありますよ〜^^ それは勿論……!! [ 5章 ] に入ってからの決闘後、忠誠を誓うシーンvvvv いやもう、あそこで悶えてしまって大変でした〜〜〜(≧ω≦)vvvv (ロシュフォール) 「では決闘の掟に従い……」 「いや、待ってください」 「決闘は俺の勝ちだが……」 「忠誠は俺が誓う」 って、キャ〜〜〜〜〜〜ッッ8(≧△≦)8)))) ここに至るまでダルタニアンがどんなに血だらけになっても向かっていくので、「頑張れ〜!」と私も画面越しに応援してしまう程の熱戦が繰り広げられ。 その結果は残念ながらも敗北だったのですが、その姿に感銘を受けていたのは私だけじゃなくてアトスもだったんですよね!! 切っ先を向けながらもダルタニンの姿勢にぐらぐら揺れ始めるアトスが、また素敵でvv その上ので忠誠CGに眩々でございましたよぅ//// (しかも、「跪いて」というシチュがまた良いのですよね〜(o´艸`)クフフ ) そんな、「ダルタニンの事情を知り、協力を惜しまない」といったスタンスで始まった二人の距離が、復讐とはかけ離れた日常で見せられるダルタニンの誠実な部分とか、ちょっと抜けてるところとか(笑)、自分の言動に気が付いていなくて大胆発言をしてしまうところなんかに、どんどん翻弄されていく様が実に楽しかったです(*^-^*) うんうん。 アトスみたいに生真面目な部分が損な性分になってしまうキャラクターには、本当にダルタニアンのような女の子がピッタリなんだろうなぁ、って思いますもんvv ですから、[ 6章 ] にて 「ダルタニアン……」 「お前……ノエルの夜、誰も相手がいなければ……」 「俺が相手をしてやろう」 という素直になれない申し出をアトスがした時も、その「らしさ」に頬が緩まってしまいました^^ こんな時にまで矜持を捨てられないアトスが、返って可愛らしくってvv そして、ダルタニアンが森の中で使い魔に襲われそうになった夜。 「お前を護衛するのが俺たちの任務だ。気にするな」 と見送った後の独白部分。 「護衛、か……」 (護衛ではない……。もう、護衛というだけではない……) (俺は……) うわ〜〜〜vvvv あんなに生真面目一方の男の人が、こんなに弱々しく想ってしまうなんて そのこと自体にそそられちゃうし、青春万歳ですわ〜〜(≧ω≦)!! (って、この感想 年寄りすぎますか(笑)) こんな風に逡巡してしまいながらも、もう誤魔化せないという心情描写って大好きですvv しかも、アトスver.として気になっていた【悪魔化の代償】が、やはりセンターキャラ。 一番深刻な内容でしたね。 その身を悪魔に窶(やつ)すことで、生身の人間としての身体には多大な負担が掛かっているため、変身する毎に彼らの「何か」が削られていくという仕組みなのです。 アトスの場合、それは「自分自身の消失」で自身としての理性を保ちながらダルタニンの傍にどれ程いられるのかと懊悩する場面が大好きでした(T-T) 「この身体……どこまで悪魔に支配されていくのか……」 (俺はお前を何としても守る) (だから、お前は俺だけに……俺のためだけに笑っていてくれ……) そして、 (このまま悪魔に身も心も支配されたらダルタニアンと一緒にはいられない) (あいつを失ってしまう……) 「俺はお前に言えない……」 「お前自身が鍵であることも……」 「俺との未来がないことも……」 という最後の呟きが切なすぎて!! こんな風に自身の脆弱な立場を綺麗に表現してくれるキャラクターって素敵すぎますよね(T-T) 寂しそうな表情に思わず「アトス〜〜(T-T)」と、神様に救済を懇願したくなってしまいました。 が!! それなのに!! 嗚呼。それなのに〜〜〜〜!!!! この後のMap移動イベントったら、どうなんですか(笑) そう!! 【早口言葉大全集】 選択肢ですよぅッッ(ノ≧∇)ノシ 未プレイで拙レビューを読んでくださっている方のために、敢えて細かな説明は致しませんが……。 逆選択肢、「恋愛小説」(ナイトメア音読小咄も大好きです////)こそ正解なのですが。 「早口」を選択して細谷さんが、それはもう流暢に滑舌よく話してくださるのも激萌えしたのですけれど(あの場面って、「アトス」じゃなくて絶対 素の細谷さんだったと思う!!(笑))、何よりアトスの呟きが大好きで〜〜(≧ω≦)vvvv 「……というか、俺にできるのだろうか?」 「……できるか。俺だし」 って一人ごちるのが、もう最高〜〜〜!!!!(笑) GJですよ、細谷さ〜〜ん(≧△≦)bvvvv しかも、朗読?後に 「やっぱり俺は何でもできてしまうな……」 と呟く当たり、アラミスとはまた違った系統のナルシストだわ、と思いましたもん(笑) ここの件(くだり)でアトスに転んだ方も多いのじゃないでしょうかね〜(o´艸`)ホホ さて、一気に [ 最終章 ] の感想に行ってしまいますが、最終章では、ごめんなさい。 アトス自身よりも脇キャラに感動してしまうばかりでした(>_<) 牢の中でダルタニアンからの手紙を読むプランシェ。 「バッカじゃないの、こんな長い手紙……」 「ひとことでいいのに……」 「あんたが生きてるっていう ひとことでいいのに……」 「あんたが無事なら何だってする……」 「こんな説明しなくったって 何だってしてあげるよ……バカ……」 のセリフには、どわ〜〜〜ッッ と感動してしまって(T-T) 何てイイ子なんでしょうか、プランシェちゃん!! いつもなら主人公至上主義だけど、プランシェちゃんがアラミス様とくっついても、アラミスはきっと幸せになれるだろう、って譲ってしまいたくなるくらい彼女が好きです(*^-^*)! (あ。個々のストーリーによってプランシェちゃんが、ノエルにアラミスにあげるプレゼントを悩む小咄を読むのも大好きでした〜。可愛いんだもん、プランシェちゃんvv) そして、鍵と成ってしまう前にダルタニアンを救うために、バッキンガムの塔からロシュフォールとアトスが連れ立って歩いていくシーンでも、 「き、貴様……! 背後から不意打ちとは卑怯な……!」 「貴様は騎士道精神を忘れたのか……!」 と、ロシュ先生が絶命してしまうところに涙、涙で(T-T) えぇと、ここでも細かな説明は省きますし、この後にアトスの真情も挿し込まれるのですが……。 ((少しでも悪魔に変身したくないんだ……)と、アトスは普段の信条を翻してまでも、ダルタニンと生きる道を選択したのです) ここのロシュ先生の台詞は、今まで散々多くの命を奪ってきたくせに貴方にそんなこと言われたくないよ。ともチラリと思いましたし、品行方正なアトスを侮っていた故、と取ることもできます。 が、ロシュフォール最愛な私は、彼がリシュリューという絶対の核がない場面では、彼自身の思考だけで行動するため「騎士道精神」という点でアトスを疑うことなく背を向けた結果、こうなってしまったんだろう(T-T) と思ってしまった訳でして……。 自身に厳しくあろうとするロシュ本人が招いてしまった己の死が寂しかったんです。 そして、そんなところにますます惚れてしまう私がいました(笑) この後、アトスルートで最初に迎えたEDは、「今まで一緒にいたはずのアトスの姿はなく、彼女の名前を呼ぶ声だけが雪の舞う中 木霊している」というBadEND。 その彼の声だってダルタニアンに届いているのかどうか判りません(T-T) ただ、「悪魔となってしまったアトスは彼女の目に映ることはなくなってしまって、それでもダルタニアンを愛し続けながら生涯を傍らで」過ごすのかもしれない(;; 、と思いました。 そしてここ一番のHappyENDは、さすがセンターキャラ!! 一番スッキリしていて、一番綺麗で美味しいところで終わっていたと思います(*^-^*) 祝福の鐘の音と、誓いのキスに彩られた二人の人生は、色褪せることなく幸せを紡ぎ出していってくれるといいな。 と、願ってしまうEDでありました。 こんなに無駄なく綺麗なキャラクターなのに、嵌まれなかったなんて私自身も驚くばかりです(>_<) 正統派ハンサムに転べなくなった斜め街道まっしぐらな私に乾杯〜(T-T)、なんて自分が寂しくなって、私の嗜好を見つめ直すこととなったキャラクターとなりました。とほほ〜^^;
多分ですね、『Musketeer』 という作品の中では、そんなに人気の高い方じゃないと思うアラミスさんなのですが……。 私は大好きですッッ(≧ω≦)vvvv 本作品で上位3位に入るくらい好き〜〜vvvv 同じ桐矢さんイラストゲームでは 『デス・コネクション』 の「ルチアーノ」ポジションのキャラクターだと思ってます。 って、今 頭の中でいろいろ考えてて思いついたのですが、「わんこ」キャラってどの乙女タイトルにもいると思うのですよ。 本作ではポルトスみたいなデカわんこキャラ(主人公大好き!)とか、コンスタンティンみたいな子犬キャラ(始終、主人公の周りで「好き」と叫ぶ。みたいな^^;)とか……。 でッッ。 その中で、アラミスみたいなのは【捨てられたわんこキャラ】! だと思うのですが如何でしょうか〜? イメージ的には小雨降る中、主人公を想って「くぅん」と尻尾を垂れ下げている感じです。 って、あはは^^ すみません……自分のツボに嵌まりました。ひぃ〜〜(ノ≧∇)ノシ では、アラミス語りに入りますか^^ えぇと、アラミスの立ち位置はどのキャラルートでも変わらないので、彼の蝙蝠のような存在が明確に知られないのはアトスルートだけだったと記憶しています。 あの立場では人気低いだろうなぁ^^; と思ってしまったりもするのですが、私にはそれすら彼の魅力と思えて仕方ないのですから重症です(笑) 咲き誇るような美貌を持ちながらも、その心は乾き切っていたアラミス。 その半生から独りを何より恐れる彼だから、彼を慕う取り巻きの女の子には分け隔てなく優しくて、ほんの少し上澄みのように彼女たちからの愛情を汲んでいるだけでは、決して満足の出来ない心。 アラミスが求めているのは、仮面をかぶり続けているような自分を好きになってくれる女の子ではなく、自分自身に価値を見いだせないでいる、その姿こそを想ってくれる少女でした。 アラミスがダルタニアンに近づいたのは…… 最初は命令されたから、という単純明快なものだったのでしょう。 それでも自身の目的を持ち、それに向かっていく姿勢。 何より 彼女の心を占めるのはアラミスではないため、決して媚びるようなことをしないまま、自然体で彼に向き合い、彼を頼り、彼に笑顔を向ける。 冒頭からダルタニアンには優しく、想いを懸けるような軽口をきいているアラミスですので、私にはダルタニアンに想いを寄せるようになった明確なきっかけは判然としなかったのですが、きっと「可愛い」とか「好き」とか。彼の口から紡ぎ出された言葉が言霊になって心の中に降り積もっていったんじゃないかな? と感じています。 (好きだからこその欲目なのかな^^;) 好きだった [ 5章 ] のMAPイベント。 星見台で降りしきる雨を見ながらの選択肢にて。 「僕も雨は好きだよ」 「だって目の前の人が ずっとそばにいてくれるからね……」 何時も優しい言葉を掛けてくれるから、アラミスの本心はまだここでも測り知れなくて……。 でも、それが愛情にまで育っていなくても、ダルタニンを他の女の子とは違うんだ、と意識していることだけは伝わってくるシナリオに包まれて、ほっこりとしつつ彼の孤独感が愛おしいな、と思ったイベントでありました(*´-`*) そしてそのまま個別パート [ 6章 ] に入り、アラミスに、 「それなら……答えてよ」 「僕はきみを特別な存在だと思ってる。 きみはどう?」 「きみのこと、好きになってもいい?」 と、ラ・ヴォリエで身の上話を聞いた後、紡がれた時には正直、「えぇ!? だから、何時の間にそんなに想ってくれていたの〜(;´Д`)??」と疑問符だらけになってしまったのですが、許しを請いながらの告解にどうしようもなく惹き寄せられ……。 続く、 「僕だっていつも上辺だけで過ごしてるわけじゃないよ」 「だから聞かせて…… きみの本音を」 というキスイベCGには、このままアラミスに身を委ねちゃってもいいんだよね? 信じてもいいんだよね? 結局のところ彼はこれから……となってしまうけれど、この気持ちは本物なんだよね? と訝しみながらも、その実 うっとりとさせていただきました(*´-`*)vvvv とですね! アラミスの綺麗な愛情表現に眩々としながらも、なかなかほどけなかった彼の心情なのですが、彼がその身を翻してからの [ 7章 ] が大好きです(≧ω≦)!!!! 月例朝礼で理事長側の陰謀を全生徒に明かそうとする銃士隊メンバー。 そこから一線を画してしまうアラミスの立ち位置。 一転して逆に追われる立場となってしまった銃士隊メンバーの身を案じながらも、アラミスの傍を離れられないダルタニアンに放った言葉がまた(T-T)vv 「じゃあさ、聞くけど。父上の死の真相が知りたいって言ってたけど 知ってどうするの?」 「同情だけしてもらって復讐の言葉は隠す。それだって立派なキレイゴトさ」 「ただ、自分のことを認識した方がいいって言ってるだけ」 「自分は偽善者だった分かってるのと分かってないのじゃ 罪の重さが違うから」 これはですね、ダルタニアンsideでずっとシナリオを読み進めてきた私には目からウロコ発言で。 このセリフをアラミスに言わせるライターさんの才能にも脱帽してしまったのですが、銃士隊の中では誰より早くダルタニアンの味方となり励ましてくれていたアラミスの真情が、実は底冷えしていた視線に支えられていたものだったのかと思い返すと……。 優しいだけの芯がないような彼にも、彼自身の感情があって判断基準があって、ダルタニアンの言動を秤にかけていたのかと思うと……。 それはもうゾクゾクしてしまった訳ですよ(≧ω≦)!! いや〜〜vv もうアラミスったら、その仄暗さが好き〜〜ッッ8(≧△≦)8)))) と(笑) そして、そんなアラミスの手のひらを返したような態度を見ても、信じ続けるダルタニアンの選択肢が出現するのです。 このときの彼女の言葉が、好感度の上がるもの、変わらないもの、どちらを選んでも大好きで、そのどちらもアラミスに伝えてあげたかった。 変化なしのダルタニアの返答です。 「どうして裏切り者になりたがるんですか?」 「私は…… アラミスさん自身を信じるって言ったんです」 「一つ一つの行動に対して言ったんじゃありません」 という、彼の在り方そのものを肯定している言葉。 さらに、好感度の上がる選択肢を選んだ場合には、 「……私を失望させようとしても無駄です」 「何を見ても、聞いても信じていたいんです」 「今までのすべての感情が嘘だなんて言わないでください」 と、表から裏へがらりと豹変したように うそぶいているアラミスの強がりを撫でつけるような言葉を返すのですから、彼女がその場を去った後、 (……どうしてきみはそうなの……) (僕を軽蔑してほしいのに……) (僕に優しくされたことも、触れられたことも すべて後悔してほしいのに……) (僕を本気で愛してくれる人なんていないのに……) と、胸の内を吹かれる風に紛らせてしまうアラミスの描写が、余計に切なさを掻きたてて、「好きだ〜〜(T-T)!!」と叫びたくなりました(笑) それにここでストンと氷解したんですもの。 アラミスがダルタニアンに投げ掛けてきた言葉は、彼が必死にしがみつこうとしていた感情が隠されていて、本当の自分は弱々しい人間でしかないのに見上げてくる彼女の視線が眩しくて仕方のなかったこと。 手に入れたいけれど、手に入らないかもしれない。 もし、ダルタニアンが受け入れてくれたとしても、それが一時のものじゃないと言えるのか。 彼女もいつか自分の元から離れていってしまうのじゃないか。 それならいっそ壊してしまえば----。 あぁ。何て判じやすい「独りっこ」気質なのか(笑) 但し、この後、ダルタニアンの麗しい信頼を打ち砕こうとするアラミスの策略が……少し程度が低かったのが残念でした。 と言うかですね……。 プランシェちゃんを当て馬にしていじめるな〜〜(`◇´*)! と叫びたかった!! もっとさ、理事長絡みで何か工作してくれれば良かったのになぁ(;´Д`)、と思います。 まぁ、でも。一人の罪のない女の子を貶めた上でのダルタニアンへのセリフ。 「どうしたの? 暴れないで」 「僕にこうされたから嫌がってるの? それともプランシェさんの後だから嫌なの?」 「だ、だってプランシェのこと……」 「うん。好きじゃないよ」 プランシェちゃんの存在なんかアラミスには無いも同然で、ダルタニアンを傷つけたいがばかりに双方に口付けをする。 およそ二次元のキャラクターにしか許されない男の身勝手さに惚れ惚れしてしまったのです//// ダルタニアンを壊したいと思っているのに、嫉妬心を煽るような言動もする。 離れて行ってほしいのに、手離せない。 アラミスの胸の内って本当にぐちゃぐちゃですよ。 それでも……。 アラミスの奸計とも知らずに彼を慕って執務室を訪れたプランシェちゃんを手痛いセリフで追い返した後、 「……日が沈む……」 「いつが最後なのか教えてほしいよね……」 「最後だと分かっていたら この目に夕日を焼き付けておくのに……」 「最後だと分かっていたら……」 「きみだけを見つめるのに……」 後悔して自責の念に捕われるくらいなら、そんなことするべきじゃない。 関係性を粉々にしたいと望んで行動しているのに、そこから手を伸ばすなんて狡すぎる。 とですね、思いはするのです。 するのですが〜〜。 自暴自棄になっているアラミスの姿にこそ、吸い寄せられてしまう私がいるのだから始末に負えません(T-T) でも、この後の展開がビックリ!! ここまでのアラミスの自己卑下ぶりと言ったら、実に私好みで によによ(*´艸`)しながらプレイしていたのですが、あれ? あれれ? 「……本当に僕から去るの?」 「もう絶対に許したくない……? 信じたくない……?」 という ロシェルの牢獄前のイベントなのですが、 ダルタニアンに阿(おもね)ってしまうのが早すぎないッッΣ(@△@;!? もうちょっと、こう。理事長sideで頑張ってみようよ〜。もう一波乱欲しかったよ〜。 と、軽くショックを受けてしまいました(笑) しかもこのイベントに続く [ 8章 ] で、ダルタニアンがアラミスのことをあっさり許してしまうのが何とも (;´Д`) いや、確かに。 「アラミスさん……。全部、吐き出していいんです……」 「私の前では本当のアラミスさんていてください」 「格好悪くても、我がままでも…… その方が私は嬉しいです」 というセリフは私だってアラミスに言いたかったことだけれど、出来ればもっと引っ張ってから言いたかったなぁ、って(笑) うん。でも。 【オトメイト】さんだから! という理由で納得もしてしまいました(笑) ここら辺をライトに描くからこそ、万人に受け入れやすいシナリオになるんだろうな、って^^ [ 終章 ] では、このまま二人がまさに手に手を取り合って理事長側と対決をし、首飾りを手にします。 その直後のシナリオがBadとHappyで分岐するのですが、アラミスのBadENDが好きです! 「首飾りの力で【悪魔化】からも【悪魔化の代償】からも解放されたアラミス。命を長らえたダルタニアン。 共に喜び合う二人を……ぐさっ。 事件の首謀者によって殺害された二人の屍の上に、彼の哄笑が木霊する----」 といった内容に、うわ〜、好み過ぎる(≧ω≦)vv と(笑) 思いがけずBad内容にホクホクとしたまま迎えたHappyENDも、アラミスの「らしさ」というか観念の少しずれたところが表現されている場面に、 「本当にもう悪魔じゃなくなったんですよね?」 「確かめたい?」 「何? 見たいなら見たいって言えばいいのに」 「あああ……! いいです。服は脱がなくても」 「あの、全部脱ぐことはないんですよ。(悪魔化の象徴の紋章がなくなっているかを)少しだけ見せてくれれば」 「なるほど。チラ見したいんだね」 〜〜〜〜〜ッッ(笑) 「アラミス、それ違うから〜(≧ω≦)!」とツッコミ入れずにはいられませんでした(ノ≧∇)ノシ 孤独感に苛まれていようと、そこから解放され愛しい女性が自分を見つめていてくれようとも、アラミスの自己賛美ってば本物で、相手への反応にもそれが当然のように織り込まれているんだな〜^^ と解ったら、素の天然っぷりが可愛くって〜(*^-^*)vv きっと、普通の道徳観念を持ち合わせているダルタニアンは、この後何度もアラミスとの価値観の違いに脱力したりするんだろうなぁ、と推測するのも楽しかったです(笑) そして、最後には、 「でも もっと語り合うのは……」 「僕たちの今後のこと」 「この道はもう引き返さないよ。ダルタニアンさん」 と、これまでの逡巡っぷりを見事翻す力強い、一途な想いを返してくれる。 そんなアラミスが心地よくって、惚れ惚れとしてしまいました//// 私自身の嗜好が多分にモノを言いまして、アラミスルートは彼の弱々しさも、その身を憂いて自己陶酔しちゃう一面も、想い人への愛をその身に受け入れてしまったら、時に狡猾な強引さを見せつつ優しく愛してくれるところも、全部が大好きでした(*^-^*)!! そして、そして。 「スペシャルトーク」で前野さんが苦笑まじり仰っていました「ダルタニアンさん」という呼びかけ。 実はこれがアラミスのセリフの中で、どんなものよりも優しくて好きなセリフだったりするのです^^ 女性には礼節を持って接するもの、というアラミスの価値観を端的に表していてくれる呼称だと思うから。 「ダルタニアンさん」と呼ばれるたびに嬉しくなって仕方のなかった私でありました(*´艸`)キャ (あ。でも最後に。EDクリア特典の「おまけイベント」にて。 紅茶……コーヒー……オレンジジュース……。一体、どれ〜〜ッΣ(@△@;? って思ったのは私だけ?(笑))
ポルトス語りですね!! もうですね〜、ポルトスってば半端なく格好良いと思うのです(*^-^*)! 個人的嗜好で言わせてもらえれば、本タイトル一、イイ男だと思う。 同性からの信が篤くて、頭はダメダメだけれど真っ直ぐで、好きな子にしか靡かない。 適度に開放的な性格でのんびりしてて、何より退いちゃいけないところを知っている。 私の中の綺麗な部分ではポルトスが最愛キャラですから〜(≧ω≦)vvvv 他の攻略キャラクターでは一体いつダルタニアンを好きになったんだろう? と感じてしまう部分もあったりするのですが、ポルトスの場合はダルに惹かれていく瞬間が判りやすくてストンと納得できました(*^-^*) そこら辺は実際にプレイして堪能していただくとして、感想では既にダルタニアンにメロメロとなっているポルトスからお伝えしていきたいです^^ ポルトスファンには外せない「ハロウィン」イベントからvvvv ポルトスがあの仮装を選んだことも「らしく」って笑いが止まらなかったのですが、やっぱり洞窟内での抱きしめながらのやり取りかな? あそこが大好きです^^ 「なあ。ダルタニアン」 「トリック・オア・トリート」 「トリック・オア・トリート。 お菓子をくれなきゃ悪戯するぞ?」 「早く出さねぇと悪戯するぞ」 「……ホントに悪戯するぞ」 「うん、わかった。ちょっと待ってね」 「……待てねえかも」 「もう待てねえかもよ」 「うーん……。あっ。あったよ。お菓子!」 「静かにしろって。 一人でその菓子、食ってろ」 って、大好き〜〜〜〜ッッ8(≧△≦)8)))) 「もう待てねえかもよ」の羽多野さんの呟きが秀逸で、最後のセリフは字面だけだと突き放しているように見えるのかな? 本編ではそんなこと全然なくて、ぎゅぅぅ と抱きしめているダルタニンを離したくなくて、少しでも長くこのままでいたい、って思っているポルトスの気持ちがとっても伝わってくるんです!! 照れ屋なポルトスが一生懸命、自分の好意を伝えてくれるこの場面で、それはもう萌え転がらせていただきましたぁ//// そして、このポルトスに感じたときめきを見事粉砕してくれるMAPイベントも大好き!! ポルトスの部屋を訪れたダルタニアンが彼の悲鳴を聞きつけて駆けつける場面から始まるのですが----。 何とそこには、浴びていたシャワーが壊れて全裸で格闘しているポルトスの姿が!!(笑) ここで好感度が上がらない方の選択肢を選んで、プランシェちゃんに廊下で、 「このド変態が〜!」 と叫ばれているポルトスの姿に惚れました(笑) 勿論。正解の選択肢を選んでもポルトスってば美味しくって、 「おわーっ! こっち見んなー!」 「でも服、取ってくれーっ!」 と叫ぶあたり、どっちなんですか、と(笑) この後、てきぱきと事後処理に当たるダルタニアンの姿に、 「……うわ〜!」 (←裸体を見られ悶絶) 「でも、頼りになる……」 と頬を染めて呟くポルトスにも大笑いしてしまいました^^ いつもは豪快なポルトスがやたら乙女で、逆にダルタニアンが滅法オトコ前なんですもん(笑) そしてですね、彼女が応急処置のために部屋を飛び出して行った後、極めつけの羽多野さん渾身の絶叫が響き渡る訳なのですよ。 「うおおおぉぉぉ〜! オレ、ちゃんと見てねぇのに〜!」 〜〜〜〜〜〜最っっ高ッッ(ノ≧∇)ノシ ふふ。 あ〜、おっかしい^^ これはですね、[ 2章 ] でちょっとした事故イベントがありまして、そこに由来している絶叫なのですけれど、ここはネタバレしたくないかな(笑) だって、羽多野さんと言えば、他PSP乙女 『STORM LOVER』 ではあんなに理知的な生徒会長役を演じておいでなのに、素敵すぎるんですもの。この開放感が(笑) 「ストラバ」の羽多野さんファンの方々には是非、聴いてみて〜。プレイしてみて〜8(≧△≦)8)))) って言いたいシーンですvvvv 更には [ 6章 ] の告白場面。 「オレのこと意識してんなら……今はそれでもいいぞ」 「他の男より三歩くらいはリードしてるってことだよな?」 「…………」 (ダルタニアンの雄弁な沈黙(笑)) 「……他の男より一歩くらいはリードしてるんだよな?」 とですね、ダルタニアンもポルトスのことは憎からず思っているんだけど確実な恋心かは分からない、といったシーンなんですが、勢い込んで尋ねるのに言い方を置き換えるポルトス萌えでした(笑) 本当にポルトスってば美味しいなぁ^^ しかも、星空を一緒に見る心洗われるようなCGイベントでも……。 すぐ傍らにいるダルタニアンが可愛らしいから、つい悪魔化しちゃって、ドタバタするところがもう(笑) 「角を持つな! 気持ちよくなる……!」 「ええっ……!?」 という二人の応酬と、翌日、何気ない学園生活の中で、自分が悪魔化してしまう原因究明を慣れない頭で一生懸命考えた先に辿りついた答えが……。 「あいつの時だけかよー……っ!?」 と絶叫してしまうものなのが素晴らしすぎて(笑) そうなんです。 ポルトスの【悪魔化の代償】は「好きな子に性的欲求を感じると」変化してしまうというもので、可笑しくも不便極まりないものなんです。 学園生活でポンポンポンポン変身していられないですもんねぇ(笑) あぁ。本当にポルトス最高です〜(o´艸`)vvvv 逆に [ 7章 ] からはポルトスの男らしさをぐんと感じるイベントが目白押しでした(≧ω≦)! 理事長側の企みを月例朝礼で全生徒に知らせよう! としていたのに、逆にそれを利用されポルトスたちは追われる身となったのです。 逃れついた洞窟内でロシュフォールに襲撃されるポルトス。 それは辛くもダルタニアンを一足先に、更に安全な場所へ逃がした矢先のことでした。 「ダメだ……。今、叫んだらダルタニアンが戻ってきてしまう……」 「今、悪魔になって騒いだらあいつは……」 と、ロシュフォールに手酷く痛めつけられながらも、いつもの猪突猛進ぶりを堪らえて耐え忍ぶ。 うわ〜(T-T) って。 アトスやアラミスと違って、普段は自分の感情を隠さない人だから余計に感動してしまった場面でありました。 そしてですね。 私がポルトスを格好良くて仕方ない! と思っているのが [ 8章 ] 、アラミスと海岸で対峙する場面なんです。 ダルタニアンが脱獄の手助けをしてくれるまで、ロシェルの牢獄内で悪魔化することが出来なくなってしまうくらい、ロシュフォールに折檻され続けていたポルトス。 ボロボロになって逃げだして、海岸で追いついたアラミスと、 「アラミス! お前、わかってんのか!! オレがお前をどれほど嫌いか!」 「オレがどれほどお前のこと怒って、恨んで叩きのめしたいか! わかってんのか!」 とですね……決闘を始めるのです。 同じ銃士隊だから、などという手加減はなしのまさに真剣勝負。 ここがもう格好良くって〜〜〜〜(T-T)vvvv 有名すぎる某海賊漫画でもありました。「一味を抜けるってことは、そんなに簡単なことなのか?」と。 このですね、アラミスとの決着のつけ方が本当に男らしくて、潔くて堂々としていて……。 marvelous!! の一言だったんです。 当事者二人だからこそのやり方で、どんな結果になろうともリーダーであるアトスに面目が立つというもの。 もちろん、ポルトスの中では、アラミスとの決闘の結果はひとつしかなかったのでしょうけれど(*´-`*) そして話は銃士隊一丸となって理事長側へ立ち向かう [ 終章 ] へと向かいます。 終章ではダルタニアンの思考でも好きなものがありました(*^-^*) まずは冒頭で、どうか、と。 一つだけ願いが叶うなら、復讐の本懐ではなくてポルトスの命を助けてください。 と神様に祈る場面。 私欲を捨ててくれたんだな〜(T-T) と思うとダルタニアンの素直さが嬉しくなってしまったんです。 後は、銃士隊が理事長たちと戦いを繰り広げている間に、全生徒を島から逃がすために彼女が奮闘しているところ。 あともう少しで皆が安全に! という場面で使い魔たちが襲い掛かってくるのです。 最後の一人を逃して、その背中を守るために一人で剣を振るうダルタニアン。 「私は倒れない……」 「倒れる場所なんて…… どこにもない……!」 と、自分を鼓舞して使い魔の群れに向かっていくところが秀逸で(T-T)!! こんな風に自分自身の努力で手に入れた才知で、好きな人とは別行動でもその背中を守ることができる女の子ってかっこいい! って素直に思いましたもん。 嗚呼。このくらいの度胸が『薄桜鬼』の主人公にも欲しかった……、と思わず考えてしまったのは、また別の話(笑) そして、この彼女の原動力となっているのが、ポルトスと別行動になる前に交わした、 「オレは……必ず勝つ」 「必ずお前とまた会う」 「これは……誓いのキスだ」 「ははっ…… 言ってて照れる……」 という会話なんだろうな、と窺い知れるところにまた感動してしまうのですよね〜(T-T) このことにシナリオライターさんには脱帽の意を禁じ得なく、そして同じセリフでもアトスやアラミスならさらっと言ってしまうでしょうに、ポルトスでははにかんだ笑顔と共に言わせるところも大好きで! そんな最後の決闘の後に見たポルトスBadENDは、「リシュリューの放った稲妻が発端となってダルタニアンが絶命。悲嘆に暮れるポルトスの絶叫が響き渡る」というものでした。 これは……アッサリしすぎていて別に見ても見なくても大差ないかな〜、と正直思いました。 背景が空だけでポルトスの立ち絵がある訳ではなかったので、彼がちゃんと生きている上での絶叫なのか、それとも彼も死に瀕しているのか……、という点も不明で……。 ん〜???? と頭をかしげてしまったEDだったんです^^; 一転してHappyENDは大好きですよ〜〜!! 多分、本タイトル一 好きなEDだと思います(*^-^*)vv 最後のせめぎ合いで沖に投げ飛ばされたものの、全員無事だった銃士隊メンバー&ダルタニアン。 そこで戦闘の勝利に喜び合いながら、 「オレたち……バカップルになりそうだな」 と臆面もなくキスをするポルトスに、「うんうん(T-T)!!」 と感激してしまった訳で。 もうですね、頭の中に 「そうだね、ポルトス!」 とか、「そうですよね、悠人先輩!」 とか、【バカップル】という言葉に羽多野さんの別キャラクターまで登場してきちゃって(@「STORM LOVER」)、ぐるぐる忙しかったです(笑) エピローグも幸せで大好きだったな〜(*´-`*)vvvv 自身が放った言葉にダルタニアンも賛同してくれるんだけど、一瞬の間があったので、 「お、おいっ! 一瞬でも間をあけんな! 焦るだろ……?」 と、彼女相手には何時までも何処までも必死で、一生懸命で、一途なのが……。 本当に格好良くって大好きだよ、ポルトス〜〜〜(*^-^*)!!!! と、心の中で叫びまくったEDとなりましたvvvv こんな感じでポルトスルートは楽しんで、且つ充実したプレイだった記憶しかありません^^ ここまでキャラクターの魅力を引き出したシナリオ内容も素晴らしく、また、羽多野さんも楽しみながら収録に当たったんだろうな^^ と感じられるところも嬉しくてvvvv ポルトスが最愛キャラじゃない自分が寂しくなってしまうくらい、彼が大好きです〜(≧ω≦)vvvv
この憎らしい鉄面皮がですね、気になって気になって一番最初に特攻したキャラクター。 それなのに、その後の順位が揺るがないほど本タイトルでの最愛キャラとなっております! 初回プレイ当時も嬉しくて仕方なかったのですけれど、他キャラクターで周回を重ねれば重ねるほど。 こんなに自身のモラルに厳しくて、そのくせ忠誠を誓っている人に命じられれば、どんな卑劣な行為にも及んでしまう。 でも、それもまた彼の一面にしかすぎなくて、その実は騎士道精神を重んじる、生真面目で融通の利かない頑固者。 そして。だからこその純粋な恋情を貫ける……儚い人だったんだ。 ということを身に染みて思い知らされるのです(T-T) そしてですね。私がロシュフォールを好きで仕方のない最大の理由として、 過去の記憶を持ち合わせている教師陣の中では、唯一、300年前の事件の発端となった女性に囚われることなく、最初からダルタニアンをダルタニアンという少女として見てくれて、その上で愛情を育んでくれた。 ということが起因しています。 正直、300年前のあの女性の影なんか微塵も感じられない恋愛ストーリーが嬉しくて堪りませんでしたもの! いくら古の妄執がゲームの発端となっているとはいえ、プレイヤーには現・主人公こそが分身となるのですから、彼女だけを見つめて彼女だけに誠実を誓ってくれることこそが嬉しいのです(*´-`*) 「過去の女なんか知らないってば!」って言いたくなりますもん(笑) ですから、ロシュフォールシナリオはただただ彼が、ダルタニアンから向けられる自身への信頼感を心地よいものと感じていき、その生温かい感情に身を委ねてしまいそうになる戸惑いを、素直に嬉しく見つめることが出来ました(*^-^*) また、ロシュフォールへの疑惑に凝り固まっていたダルタニアンが、彼自身の釈明を良しとしないそのままの性質を知るようになり、だんだん恋心を抱いていく描写も大好きだったんです。 最初はお互いを見張る目的で近づいた二人の関係性が、少しずつほどけていく様が実に好ましくて^^ [ 5章 ] の選択肢で、ずっと父親の仇をロシュフォールだと誤解していた、と告解するダルタニアンが 「嫌ってますよね?」 と選択できるのも嬉しくて(*^-^*)vv ダルタニアンの反応やら、ロシュフォールの「フ……」と笑いながらの返答やら、甘酸っぱくてもう〜〜//// 今では廃れてしまったはずの乙女心が疼いて仕方ありませんでした(笑) ハロウィンでの会話シーンから、どんどん加速していく二人がお互いを思う心地よい感情。 それらが [ 6章 ] からの個別パートでは何と甘く描写されているのか(≧ω≦)vvvv ロシェルの牢獄内で悪魔に襲われたとき、何度もロシュフォールの名を呼び続けたダルタニアン。 彼女の持つ【鍵】の情報を守るため、という建前を盾にダルタニアンを自室に匿うロシュフォール。 当然、室内にはベッドが一つしかないため「二人、寝られますよ?」という選択肢を選べる悶絶感(≧ω≦)vvvv この場面のダルタニアンの(勿論、男女の機微としての行為は知っているものの、それを)全くロシュフォールに当てはめて考えることのない、ある意味 天然小悪魔っぷりやら。 その彼女の思考と姿勢に、脱力しながら返答するロシュ先生の疲弊感やらが、実にツボ展開でしたぁ//// しかも、 [ 7章 ] では理事長の言いつけにより、一切の外出を認められていないダルタニアンを慮り外に連れ出してくれるし、その行先が【海】だし! どんだけ甘酸っぱいんですか〜ッッ(ノ≧∇)ノシ と(笑) この場面で、 「今までのことを振り返れば、先生が私を傷つけようとしたことなんてなかったような気がします」 「……ううん。むしろ守ってくれていたような……そんな気さえするんです」 なんて、ダルタニアンがロシュに告げるから、彼だって。 「帰りは……拘束して歩く」 (手首を掴まれて歩いているのに……) (全然、痛くない……) (だって…… 手首を掴まれてるというよりも……) という感情を隠せない行動に出ちゃったりする訳で! ここで普通に手を繋いで帰るのではなく手首を選択する辺り、ロシュの中でのリシュリューに対する忠誠心とか、忠誠を誓いながらも胸の内に生じる恋情の発露を如何ともしがたいところとか。 それらが垣間見えるようで、私には指先から伝えられる想いという普通の乙女シチュよりも悶え転がってしまったシーンでありました(〃ノωノ)イヤンvvvv しかも、室内に帰って来てからの一連の流れも大好きで〜^^ 「貴様に質問する」 「幾人もの命を無差別に奪うこと、一人の人間を怨んで計画的に殺すこと、どちらが罪深い?」 「たった一人の大切な者の命と、見知らぬ大勢の命。どちらを守ることが正義だ?」 「長きに渡った永遠の誓いと一瞬の溢れる思い、どちらを選ぶことが正義だ?」 い、「一瞬の溢れる思い」って絶対!! ダルタニアンのことだよね!? そうだよね、ロシュ〜〜〜ッッ8(≧△≦)8)))) と……、いちいちロシュフォールの言動に一喜一憂してしまう私もどうかと思いますが(笑)、あんなに自分の中の「絶対」(=リシュリュー)を疑わない人が、こんな ぐらぐらになるまで揺れ動いている様というのは、どうしてこれ程まで心地よいのか、と(≧ω≦)vvvv この後の選択肢選択も、それを聞いて後 ますます自分の中のダルタニアンへの感情が確固たるものになっていく様子。 そして、「自室なんだから何を躊躇うことがあるのか」 と開き直って、思春期の少女の目前でガンガン着替えだすわ、ダルタニアンと一緒のベッドで寝るわ//// 何? こんなに息も絶え絶えにさせるようなシチュを作って、ますますメロメロにさせてどうするのロシュ〜〜//// ………………。 えぇ。もうですね。輾転反側とした訳ですよ。あまりの二人の気恥ずかしいシチュのてんこ盛りに、床を萌え転がった訳ですよ(笑) 続く [ 8章 ] での、あの山小屋イベントでも!! そう。ロシュ最大の見せ場であると信じて疑わない、 「ならば今、付けてやる」 「あっ……!」 「違う刻印をな……」 という、ふんだんに艶を振りまいているあの場面!! 勿論?どうしてこのような状況になっているのか、などという説明は敢えて割愛です。 だって、勿体ないですもんっ(≧ω≦) 是非是非、雪の降りしきる折、暖炉の爆ぜる音を聴きながら…… という情感溢れるシーンを実際のプレイでご堪能ください//// そして、話は [ 終章 ] へと繋がり、ここで見たロシュフォールのBadENDが! 「負けてもいい……」 「貴様を愛するという…… 名誉ある敗北だ……」 という、リシュリューとの闘いにおいて絶命に瀕している二人が----。 Badではダルタニアンが庇ったことにより、「彼女は死に絶え、ロシュフォールは生き長らえるという結末に。 「私だけ生き残って……どうしろと言うのだ……」「どうしろと言うのだ……!」「……ああ……」 ロシュフォールのやり場のない叫びが、音もなく降り続く雪の中に吸い込まれていく」 という内容になっていました。 ここで衝撃を受けたこと。 それは乙女タイトルではよく、攻略キャラクターが「命を賭しても」とか「この身に代えても」等とよく言ってくれますが、それを有言実行するとこうなるのだよね、と思い知らされたことです。 そして、ダルタニアンにとっては本望なこの行動も、受け取る相手にとっては悲嘆に暮れるものでしかないということにも、「そうだよねぇ」と感慨深く感じさせていただきました。 さらには……この後に見た救いのあるはずのロシュフォールのHappyENDでさえ……。 うぅぅ (T-T) ロシュEDは、極度のネタバレ事項なので触れません。 いや、触れた方がいいのかな……。 ではサクッと軽く説明だけ致しますね。 「ロシュフォールを信じて彼の側で理事長と対決をすると誓ってくれた銃士隊メンバーの活躍も虚しく、ロシュとダルタニアンは理事長との闘いで絶命してしまいました。 二人の死に打ちひしがれるメンバーに弔ってもらい、魂を以って永遠に結ばれることとなったのです」 う〜〜〜〜(T-T)!! この後にエピローグが挿入されますので、昏いだけの内容ではないのです。 救いがあります。 あの内容を救いと見るかはまた個人差があるのかもしれませんが、少なくとも私は救われました。 勿論、ダルタニアンにデレデレに蕩けきっているロシュフォールの姿を見たかった! という思いは強くあります。 けれど。けれども……。 うわ〜〜んッッ(T-T)!! 抉られたけれど、でも何て綺麗な終わり方なんだろう。と感じたことも、また事実なので凄い複雑です。 ここら辺の複雑骨折してしまったような感情は、クリア後おまけの【おまけボイス(ロシュフォール1)】で、ふ、と笑いながら見つめ返すと少し軽やかな気持ちになれるかも……しれない^^ 【おまけボイス3】でだって、「それはもう!! 鎖で繋いであんなことや、こんなことを…vvvv そして、金の粉を振りかけて人間ロシュも堪能して〜(〃ノωノ)ハウvvvv」(@PSP乙女「猛獣使いと王子様」)なんて思っちゃいましたけどね(笑) ロシュフォールは反比例する愛情心の昂ぶりが好み過ぎましたし、最後までダルタニアンを「貴様」と呼び続ける気質も大好きでした! 同じ言葉一つでも情の欠片もない頃と、想い人になってしまった後では、こうも受け取る余韻が違うのかと ほくほくでしたから(*^-^*)vv 元からの好みのタイプであるということと、彼自身の騎士道精神において真っ直ぐに愛してくれたこと、そしてそのED内容でますます惚れ込んでしまったキャラクターとなりました(*´-`*)
まさか……。まさか、理事長が攻略できるなんてッッΣ(@△@;!? と、驚きに驚いた理事長ルート。 しかも、理事長ルートの理事長は他ルートで見せる、目的のためには手段を選ばない、といった冷酷さが軽減されており、出だしから 【セレーネ】 【アポロン】 と呼び合うことを強要しちゃうような、実に見事なロマンティストっぷりでした^^; いや……あの。うん。勿論、嫌いではないのですが。 嫌いではないのですけれど、これをですよ、我が身に置き換えて。 いくら淡い月明かりの下、幻想的な出会いをしたとしても……。 「そなたのことを天照(あまてらす)と呼ぶから、私のことを月読と呼んでくれ」 なんて 言われたとしたら滑稽で吹き出しちゃう(≧ω≦)! と思ってしまった私の浅はかさ加減に眩暈を覚えましたね(笑) そして、最初は理事長の外見にも、「え。無理無理。いくら星野さんでも、この外見は好みじゃない(>_<)」と感じていたのに。 [ 5章 ] で 【ミステリアスな男】 が登場した途端、 「え〜! やっぱり理事長のが格好良い!! 理事長のままでいて〜(;´Д`)!!」 と思ってしまうのですから、勝手なものです^^; あれですね。理事長のハンサムぶりとアトスのハンサムぶりを見ていて考えたのですが。 桐矢さんが実際にこうして描き分けしてくださったのかは分からないのですけれど。 理事長は一昔前の。アトスは今の私たちに受け入れやすい二枚目 だよなぁ、と。 「ハンサム」も「二枚目」も私世代の言葉なのですが、ごめんなさい。「イケメン」ってあまり使い慣れなくて軽い意味のような気がするのです^^; 喩えて言うなら、アラン・ドロンの濃さと現代風の冷涼さの違い、とでも言うのでしょうか。 ここら辺が個人的に、理事長たちが実際に過ごしてきた歳月とダルタニアンの格差を如実に物語っているようで凄いなぁ、と感心してしまったところなのです。 と、理事長語りに戻りますね〜^^ リシュリュールートは理事長も勿論なのですが、ミレディが良かったなぁ(*´-`*)vv のっけからリシュリューにダルタニアンの真心を受け入れてくれるように心中祈ってくれるし、実際、そのように働きかけてもくれる。 リシュリューが事件の首謀者との闘いで生死の境を彷徨った時にも、心強い味方になってくれました。 [ 8章 ]で、 「私は人助けをしてはいけませんの?」 「私はあなたが……。いえ、あなたが作ったこの学園が好きですわ」 「だから、この学園の一部である生徒たちが大事」 と、啖呵を切ってくれたときには嬉しくて仕方なかったです(*^-^*)vvvv こうして、サブキャラクターの意外で素敵な一面を描写してくれるのは拍手喝采ですよね〜^^ (ミレディが財宝のためだけじゃなく、生徒に接していた態度には偽りがなかったんだ、と思うと心がほかほかします(*´-`*)) って、これも理事長語りじゃなかったッΣ(@△@; (笑) 理事長……。 理事長ほどの男性が何故、あの場所であの一瞬でダルタニアンに心を許してしまったのか。 私には考えれば考えるほど、運命論(ダルタニアンの前身)が頭をよぎってしまい、「そんなんじゃ嫌だ。そんな風じゃなくて今のダルタニアンを見て欲しい(;´Д`)!」 と感じてしまうのですが、多分。 二人の始まりはそうであったとしても、ダルタニアンとの過ごした時間の中で理事長は、その内面そのものを想ってくれるようになったのですよね。 そう得心すると、[ 7章 ]、 (何を言うつもりだったのだ……) (私の意志を惑わすものは、お前だけだった、とでも言うつもりか……) (だが…… もしお前がここに来た理由を私に会うためだと言っていたら……) (私はこの身を抑えられなかったかもしれなかったぞ……) というリシュリューのモノローグが実に綺麗に響くんですよね〜(T-T)vvvv むしろ、そこで抑えずにぎゅうぅっっと抱きしめて欲しかったッ(ノ≧∇)ノシ とも(笑) 事件の首謀者の陰謀にダルタニアンを立ち入らせまいと、彼女を退けた理事長でしたが、その魔手から自身が逃れる術も難しく……。 「リシュリュー様の言葉の裏にある深い思いを考えてみろ」 と、傍にいてやれない自分の代わりにダルタニアンへの言質を与えてくれるような、聡い部下。 心酔し、幾ら高邁な精神のためとはいえ、自身の代わりに冷酷な仕業を実際に手がけていてくれた盲従の徒が、 「……フッ…… 不出来な部下で申し訳ありません……」 と、物言わぬ存在になってしまった時には、「ロシュフォール〜〜〜〜ッッ゜(p´□`゜q)゜o」と、理事長の代わりにむせび泣きました(T-T) あ。理事長ルートで溜飲が下がったのがアンヌの断罪!! どのキャラクターでプレイしてもアンヌだけは好きになれないキャラクターのままなので、 「あなたが手を汚す必要はない」 「ぼくは……自分の手で幕を引きたい」 と、ルイが言ってくれたときには嬉しかったのです。 うん。正直、本当にスッキリしました。 理事長ルートのサブキャラ面目躍如の場面はまだまだ続き、「ダルタニアンを引き渡せ」という首謀者の申し入れを談話室でボナシューが一蹴するセリフ。 「まぁ、そうだね。キミ一人の命でみんなが助かるなら安いものだよね。でもさ……」 「キミのような何の価値もない人間を犠牲にして助かった僕の命って、どんな価値があるの?」 という素直じゃない言葉に、「ボナシュー。あんた格好いいよ(≧ω≦)!」と唸ってしまったのは私だけではないはず^^ そんなサブキャラの魅力でもいっぱいの理事長ルートですが、ここからは理事長本人の見せ場も独壇場に! 最後の決戦からダルタニアンを遠ざけた折に残した彼のセリフ。 「お前が前世でコンスタンスを殺した本人でも もうそのようなことはどうでもいいのだ」 「私は今のお前を好きになったのだ……」 「ダルタニアン…… いい男とは、好きな女を最後まで守れる男だ」 「最後のその瞬間まで私が守ってやる」 という言葉に「リシュリュー〜〜〜!!」と(T-T) だって、ここ以前の章に回想であるんですもの。 理事長の悔恨に彩られた出来事が。 その場面では、同じセリフが違う女性のために使われ、ここ [ 8章 ] ではダルタニアンに向けられた真摯な言葉となっているということが実に心地よかったのです(*´-`*) このような繰り返しの技法は大好きです〜! そして、決戦の後迎えたBadENDは、「首飾りの力で過去改竄を願ってしまったばかりに、ダルタニアンを残し理事長はその存在がなくなってしまう」といったものでした。 これまたポルトスのそれと同じように、あまり印象に残らないBadだったなぁ、という感想しか覚えていません^^; その後、無事迎えたHappyENDでは、首飾りの力も全て良い方に働き、まさしく【大団円】! という呼称に相応しい内容になっておりました^^ 実に爽快感のあるEDでしたね〜vvvv 再び邂逅できたリシュリューに、 「ダルタニアン。 お前は今、幸せか……?」 と優しい声色で尋ねられる幸福感と言ったら(*^-^*)! エピローグでは、まさかの「学生結婚」とダルタニアンの「身重」という設定に。 300年間の妄執という楔から一人の男性が解き放たれたときの愛情深さをしみじみと味わい……。 そのような、他を顧みることのなかった人を虜に出来たことへの深い満足感を味わいました(*´艸`)キャ やっぱり、王道でも何でも! 主人公だけが、その人の哀愁に満ちた人生を一変できるというシナリオ内容は最高ですから^^! まして理事長は、あんなに夢想家なくせに、その身を変える時には「変身!」って心の中で唱えちゃうお茶目さんですし、ダルタニアンが退屈することなく刺激的な甘い日々を理事長と過ごせることを確信しておりますよ〜(笑)
さて、巷では 【ドジっこ】 として有名なトレヴィー先生(笑) 発売前から公式HPの人物紹介で、やたら一人だけいい人ぶっている風に紹介されていましたので、余計胡散くさくて限りなく黒に近いグレイな人物だと思っていたら……。 やっぱりでしたかッ(≧△≦)b だってさ、ロシュの襟立ては気にならない範疇だけど、トレヴィー先生の襟立てはやたら目立ってるしさ、こんなに襟立てて平気な人が普通な感性の人のはずない(>_<)! なんて、思いきりズレた視線で眺めてもおりました。 襟は関係ないってば(笑) (ネタバレレビューですが、トレヴィル先生の立ち位置に関しましては最重要事項ということで深く触れずに進めていきたいです(´人`)) ん〜。でもやっぱり。 他キャラルートでは復讐の対象でしかなかったダルタニアンが、トレヴィル本人の意中の人となってしまう展開はやはり美味しかったです^^ ノエル終了から好機の日までのシナリオは本当に楽しくて仕方ありませんでしたから〜(*^-^*) 父親の死の真相を孤軍奮闘でも解き明かす! と何もかもを一人で背負込んだように、前のめりになっているダルタニアンが、自分にだけは全幅の信頼を寄せている、ということに心地よい陶酔感を覚え始めたトレヴィル。 自身の目的のために銃士隊との恋愛を執拗に勧めるトレヴィルがダルタニアンに、まさにミイラ取りがミイラになっていく過程は何とも嬉しいものでした(*^-^*) [ 5章 ] でのMAP探索時、 「……フ……」 (何を浮かれている……。ダルタニアンが私を頼りにしていることか……) (……バカな…………) と、ダルタニアンに揺れ動きそうになっている自分を一蹴したはずなのに、同じ章内のダンスパーティーにて、 「……ダルタニアン」 「私と恋をしないか?」 「……え……」 「私と恋をしよう」 なんて唐突に持ちかけてしまう辺り、随分と揺さぶられていた結果なのだろうな、と思います。 この段階ではまだトレヴィルの感情も燻っている状態で本懐ではないのですが、続く [ 6章 ] でダンスパーティーの夜を思い出しては、 (可愛いな……ダルタニアンは……) (私が裏切った時、あの子はどんな顔をするのかな……) (……私は…………。目的があって近づいただけだ。ダルタニアンに気持ちはない) 自身の決意を鼓舞しなければ前に進めないでいる彼は、気付かないうちに。 もしくは認めないだけで、その胸中にはしっかりと。 燻り続けていただけのダルタニアンの存在が明確に色濃く棲みついていたのでしょうね^^ このモノローグの後のシナリオ。 バッキンガムの塔前でパトリックさんとお酒を飲んでいる先生の独り言も。 「私は最近…… 楽しいと思うことがあるんだ……」 「忘れかけていた そんな気持ちが甦るようにね……」 「おかしいよね……。……でも安心して……」 「こんな愚痴……。酔ったときにしか言わないからさ……」 という、聴いている此方としては、ぎゅうぅと抱きつきたくなる弱さを孕んでいて、先生のせめぎ合っている気持ちを理解してあげたくなってしまいます。 貴方になら手を掛けられても仕方ないのかもしれない……って。 でも、ここで大いに疑問に感じてしまったのが先生の存在。動機の根本。 トレヴィルって本当に大いなる力を発揮する 『本物』 なのかな? やたらと感傷的なものの考え方をするし、何よりそんな高位の存在が何故、300年前に好きこのんで銃士隊に籍を置いていたのか。 その目的は何だったのか。 まさか、『本物』 の武者修行なんてことはないでしょうしね(笑) それとも他PSP乙女 『ソラ*ユメ』 のルーエンのようにそのような存在と銘打ってはいても、私たちがよく知る「それ」とは異なるように、先生も人外の力を持つだけの「それとの契約者」ということなのかな? ごめんなさい。 トレヴィル先生の回顧シーンで、情緒たっぷりに300年前の彼女との想い出が回想されるのですが、私には そもそもどうして銃士隊に? 何故、アンヌなんかの一部下に? 彼女たちを操ってイギリスとの確執を目論むのが本当だとしたも、あまりに脆弱な立場にいるんじゃない? ん〜〜(>_<)!! って、スッキリしなくてですね、先生の素敵な恋物語もいまいち乗り切れずに見ておりました。 歳……ですね(;´Д`) 一転して、トレヴィルへの想いが胸にあることを自覚し始めたダルタニアンにプランシェちゃんが、 「女の子に生まれたからには恋をしなくちゃ!」 「だからさ、ダルタニアン。アタシたち、幸せになろうね」 「素敵な恋をして、今よりもっともっと幸せになろうね」 と、優しく背中を押してくれたときは嬉しかったなぁ(*´-`*)vv 本当に、こんな良い女友達ってなかなかないです。 やっぱり。私だってアラミスが大好きだけれど、プランシェちゃんのためにアラミスとの仲も応援したくなってしまう、とても素敵な女の子でしたね^^ こんな風に気の置けない大切な友達に勇気をもらって、トレヴィルに近づこうと決意したダルタニアンでしたが、そのまま [ 7章 ] ではトレヴィルによる【鍵】の情報がアンヌ側にもたらされ、与り知らぬところで身の危険に侵され……。 と、今までの他キャラルートではなるはずの展開が、やはりトレヴィルルートでは異なり。 トレヴィル自身が【契約違反】の代償として、業火に身を焼かれる激痛を味わう様が描写されていました! いや〜、これは純粋に嬉しかった(≧ω≦)vv 口ではダルタニアンへの想いを否定し、頭の中でもその存在を撥ね退けようとしているのに、胸の奥にある本当の気持ちを裏切ることは出来なかったんだなぁ、ってしみじみ感じさせてもらいましたもの! それにそれだけ想われている、ということが乙女シナリオとしても幸せ至極でしたから(*^-^*) 激痛のあまり倒れてしまったトレヴィルを自室に運んだ後、看病疲れで眠っているダルタニアンの寝顔を見つめながら、 (君に出会う前の私であったら、この胸に容赦なく剣を向けた……) (でも今は、それができないんだ……) (君が銃士隊に心を寄せなかったことに いつのまにか安堵するようになっていた……) (君と結ばれることなど あり得ないのに……) (狂おしいほど君が恋しい……) と、覚醒した折に懊悩してしまうトレヴィルの感情の昂ぶりが嬉しいばかりで、自身の目的を達するためにダルタニンへの感情を一切排除しようとするこの後の流れも、その決意が痛々しく映りはしても、もう先生の本意を疑うことはありませんでした。 もうさ。過去の感傷はいいから、目の前の大切な存在を掬い取ってしまおうよ。って、彼のために思いましたもん。 だって、こんな状態で(仮にダルタニアンが本物の宿敵だったとして本懐を成し)あの女性を蘇生させたとしても、もう彼女だけを純粋に愛することなんて出来ないよ。 絶対、彼女とダルタニアンを投影して苛まれる日が訪れる。 喜びと同時に幻滅を味わうこともある現実の恋情とは違って、思い出の中だけの想い人って綺麗なままなんだもの。 貴方の胸の中で、綺麗な笑顔のままのダルタニアンが何度も優しく哀しく再生されるに違いないよ。って。 まぁ、そんな杞憂な心配をしなくてもダルタニアンの存在は唯一無二の「ホニャララ」な訳で(←未プレイの方用のための隠し部分(笑))、結局、トレヴィルが心惹かれた女性は過去にも現し世にも一人だけ! という設定なんですけどね〜^^ (でも、この運命論的立ち位置も実は気に入らない! やっぱり、こんな「生まれ変わり」設定は両想いになっても、しこりが残るから嫌だなぁ。そんなの関係なく好きになりたいし、好きになって欲しいです(;´Д`)) やはりダルタニアンと自分は相容れない運命なのだ、と心ならずも結論付けたトレヴィルによって幽閉されてしまうダルタニアン。 それでも健気に先生への想いを貫こうとする彼女の姿が大好きでした。 ノエルの夜、ロシェルの牢内にてトレヴィルのことを想い返しながら、 (私が死んで……、コンスタンスさんが生き返って……それで……) (先生とコンスタンスさんは二人仲良く暮らすんだ……) (いいな……。先生にそこまで愛されるなんて……) (先生は長いときをかけて やっと幸せを手に入れるんだ……) (喜ばしいことだよね……) と、その存在だけで無条件に愛される女性への羨望を抱えながらも、トレヴィル自身の幸せを思えば涙を呑むことも出来る。 先生のために自分の幸せから身を引いて、千々に乱れる感情を覆い隠してしまうようなダルタニアンに胸震えましたもの(T-T)! やっぱり、乙女の主人公は一途でひた向きでいじましい女の子が好きなので(*´-`*) そして、そんなダルタニアンの姿に惹き寄せられているのがプレイヤーだけじゃなくて、トレヴィル本人がきちんと行動に出してくれる辺り。 じんわり嬉しかったです!! もうですね、ここから好機の日までのシナリオが好きで堪りませんvvvv 大好きな先生の幸福のために、自身を犠牲にすることを厭わないダルタニアンを目の当たりにして、 「……そう。良い子だ」 「良い子にはノエルを祝して ひとつだけ願いを聞いてあげよう」 「君は私に何を望む?」 と静かに優しく語りかけるトレヴィル。 ここで、「思い出をください」という絶妙な選択肢を選べることも、その選択肢を受けて先生が、 「ねぇ、ダルタニアン。恋人ごっこをしようか」 「君は私が好き、私も君のことが好き。それもかなり好き。そんな恋人ごっこを」 と提案したときには嬉しくて、でも切なくてどうしようかと(T-T)vv!! 生贄とは言っても、先生の本来の姿が「本物」という存在でも。 ダルタニアンに対する態度が終始、穏やかで優しいのが大好きでした。 うぅ。トレヴィル先生〜〜(T-T)vvvv そして、この提案にダルタニアンが、 (私は『ごっこ』じゃない……) (それでも……いいか……) (せめて最後のときまで 先生を近くに感じられるなら……) と、一人静謐な思いを抱えているところがまた…。「何て良い子〜っ゜(p´□`゜q)゜o」と感動してしまったのです。 もう本当に。幾つ心臓があっても感激しちゃって、トレヴィルルートは大変でしたよ! ドジっこのくせに〜(笑) ここから好機の日までの一日ごとに、もはや引き潮を迎えた島から全生徒を逃し、理事長も、その他教師陣も銃士隊も……いなくなってしまった、無人島となった空間で、二人だけで親密な時間を過ごしている描写が挟まれる演出に、またも心を揺さぶられ…。 明日は好機の日、という最後の夜に、 「先生……、今日のうちに、これだけは先に言わせてください」 「思い出をありがとうございます」 「この数日、幸せでした」 「私、本当に幸せでした」 と、棺の前でダルタニアンがトレヴィルに告げるシーンには、「やられたー(T-T)!」って思いましたもん。 ダルタニアンがめちゃくちゃ良い子で、しかも、それが因縁の棺の前での言葉で。 しかも、トレヴィルはまだこの時点では気づけないのですが、彼自身の最愛の女性(ひと)からの待ち望んでいた最高の言葉をもらっているのですよね。 その情景がぐぐっと胸に迫ってしまい、感動して仕方のなかった場面でありましたvvvv そのまま粛々と迎えた [ 終章 ] 好機の日、当日。 ここでトレヴィルのBadENDをまず始めに見てしまったのですが、【因果応報】という視点で言えば、確かにこれこそトレヴィルENDに相応しい内容かとも思います。 過去にばかり捕われ、目の前の女性(ひと)を見つめること。見つけることを怠った彼のは、彼の怠慢と傲慢さ故ですから。 と言いますか、本当。 「鎖骨に付けた印」って……。 ダンスパーティーのドレス姿のときに、せめて気づこうよッΣ(@△@; とツッコミ入れたくなるのですが、うん。アレです。 きっと、普段は見れないダルタニアンの正装と、熟していない仄かな色香に精一杯になっていたからなのねvv と思うようにしてます。うんうん。きっと、そうなのだわ(笑) って、BadEND内容の記述をしていませんでしたねっ(;゚д゚) 内容はまさに、コンスタンティンストーリーの冒頭と一緒。 ただ、コンスタンティンの登場はなく、トレヴィルが「ダルタニアンを剣で貫き、「君が……××だったのか……」」と呟き、茫然自失となるところで終了します。 名前は敢えて「××」とカットしておりますm(_ _)m が、その後。幸せを望んで臨んだトレヴィルHappyENDも! ………………。 ごめんなさい。 私、このED苦手なんです。まだ嚥下できていないんです(T-T) だって! 綺麗なだけのトレヴィルではなくて、唯幸せにダルタニアンだけを見つめている彼ではなくて。 過去に囚われて一連の大仕掛けを施し、ダルタニアンに糸を絡みつけ耽々と狙っている。 その喉元に喰らいつこうとした瞬間、どうしても出来なく、彼女が最愛の存在となってしまっていることに気づいてしまった。 そこから過去と決別し、でも、過去の思い出は一人胸の奥にそっと仕舞い込んでダルタニアンと二人、これまでの様々な人物へ行ってしまった暴虐を悔いながら、静かに寄り添って生涯を閉じる。 そんなEDを望んでいたんです! 清濁併せ持ったままのトレヴィル先生と一緒にいたかったよ〜(T-T) と思ってしまうのは、私個人の嗜好なのかな…。 そんな訳で、トレヴィル先生のHappyENDに関しましても、納得できない部分が強いため、詳細な内容は割愛致します。申し訳ありません(>_<) トレヴィル先生はEDにしこりが残っただけで、結末に至るまでの切ないシナリオ内容は大好きです(*^-^*)!! むしろ、その悲哀の中でこそ、有限の刻を与えられて、精一杯この人を好きでいよう、とする懸命なダルタニアンの思慕と、トレヴィル自身のダルタニアンへ惹き寄せられてしまう感情への葛藤がキラキラ輝いていたと思いますから^^ トレヴィル先生ルートは本当。実に楽しんでプレイすることが出来ましたvvvv
メインキャラクター全員を攻略し終えると、トレヴィルBadENDからスタートするコンスタンティンストーリー。 私は攻略ページを作成していた関係上、全員分のBadを見ていたので 「お。ここからかぁ。成る程ね〜」と、すんなり入ることができましたが、コンスタンティンでトレヴィルの絶望が初見だった方々には、なかなかとっつきにくい導入部分だったんじゃないかなぁ^^; と感じています。 多分、頭の中で「???」とクエスチョンマークがフォークダンスをしていたのでは、と。 でもまぁ。そこを乗り切ってさえしまえば、後はコンスタンティン節に乗っかって進めればいいので、随分と楽しませていただきました(*^-^*)vv (だって、大好き下野さんボイスキャラですしねっ(≧△≦)b って、動機も不純〜(笑)) もともと、トレヴィルルートで学園生徒が島から逃げ出している際に、コンスタンティンのモノローグ部分だけが表示されないのが引っかかっていたので、「やはりか」と納得(*´-`*) バッキンガムの塔最上階に上っていく彼の必死な願いは切実なものなのに、時折、「でへへ」とダルタニアンに対する恋情が透けてしまうシナリオ構成も楽しかったです(笑) (あ。そのシナリオがコンスタンティン目線で進んでいくのも、本編とは違って新鮮で良かったですね〜^^) (たまにお義父さんに孫はまだか? とか言われたりして……) (二人で頑張ってるところです。とか言っちゃって……) 「えへへへ……」 とか、素直すぎて「おバカ」可愛い以外の何ものでもないですもん(≧ω≦)vvvv それでも、ダルタニアンの運命が軋まないように先手を打ったはずなのに、輪廻の糸は事件の首謀者の暗躍によって、またも簡単に手繰り寄せられてしまいました。 この時、 (先輩はもうこの島に来てしまった……。大陸に続く道はもう、海に沈んでる……) (計算外の事態だけど、ぼくは絶対、先輩を死なせたりはしない) (あんな運命をなぞらせたりしない) と、静かに闘志を燃やしていてくれた彼は素直に格好良いなぁ、と思いました(*^-^*) ダルタニアンと過ごす学園生活は、その父親の命を救った経緯があるからか、彼女が誰よりもコンスタンティンに心を開いている様が感じ取れて嬉しかったです^^ あぁ。こんな喩え方をしても分かる方はいらっしゃるでしょうか。 三銃士に能動的に掛け合う本編のダルタニアンの負の情熱が鳴りを潜め、コンスタンティンの傍で普通の少女らしくか弱いままで学園での生活を過ごしている様は、まるで。 PS2乙女 『夏空のモノローグ』 の主人公・葵ちゃんとカガハルくんの出会いと邂逅みたいだなぁ、って思ったんです。 強烈な印象を残した葵ちゃんとの出会いがあって、その後の邂逅では彼女は弱々しく感情を表に出さない少女になっていました。 でも、カガハルくんは、「怖くて前に進めない」という葵ちゃんに、「知ってます。……それも、知ってます」って彼女の目に見えない努力を認めてくれるんですよね〜(T-T) まるで、「先輩は頑張っていたんです」と何をしていなくても、主人公のその内を認めてくれるコンスタンティンの懐の広さが、カガハルくんの温かい胸の内のようで……嬉しくて懐かしい気持ちになりました(*´-`*) って、激しく脱線しちゃいましたね(>_<)!! 結局、ダルタニアンは銃士隊メンバーと決闘をすることはなくなったけれど、彼女の代わりに闘いに挑むのがコンスタンティン本人となってからは----、彼の本領発揮かと(笑) いろいろと姑息な手段に出てしまうコンスタンティンですが、それは手段を選ぶ余裕なんてない未来のため。 中でも、やっぱり?一番ポルトス絡みの決闘内容が面白かったですね^^ コンスタンティシナリオは本編の「隠し」であるため、細かな描写は致しませんが、以下、セリフのみ抜粋で。 (ポルトス) 「……うあああ……! ゴム切りやがった、こいつ……!」 (アトス) 「……ポルトス。剣を落としたら負けは負けだ。勝負を認めろ」 (ポルトス) 「えええぇぇぇ……」 という流れに、お、お腹がっ(笑) コンスタンティンがポルトスの着衣のどの部分のゴムを切り落としたかは……是非、本タイトルにてご賞味ください〜(*´艸`)ニョホ このように、いささか強引な手段で三銃士全員との誓約に漕ぎつけたコンスタンティンですが、彼らを味方としても一人空回りしていたのに、自分一人の力だけではもう間に合わない、と理解してからの。 (ぼく一人の力で先輩を守りきれないのは残念だけど……) (そんなことはどうでもよかったんだ) (ぼくは最初に思ったはずだ。ダルタニアン先輩が生きて笑っていてくれたらそれでいいって……) と、得心してからの流れは、実に心地よく眺めることの出来る、友情の温かさを孕んだ流麗な大団円に向けてのシナリオになっておりましたね(*^-^*) リシュリュールートでもアンヌとルイの決着の仕方に溜飲が下がったものですが、さすが隠しルート! コンスタンティンルートの方がより丸く収められていました。 アンヌの目がちゃんとルイに向けられたことが嬉しかったですもん(*´-`*)vv ルートの立ち場上、他キャラルートよりは短い章立てで終章を迎えるコンスタンティンルート。 全てが良い方向に解決をし、ダルタニアンがノエルのダンスパーティーでパートナーに選んだのもコンスタティンでした。 まぁ、これは当然の流れなんですけれど^^ 二人が両想いとなり幸せな余韻でプレイを終了させられるものの、メインキャラクターのようにエピローグシナリオがない、というのはオトメイトさんの「隠し」ならではなのでしょうね。 オトメイトさんの他乙女タイトルで隠しに後日談がなくて非常にガッカリしたことがあるのですが、その経験のお陰で今回は「あぁ。今回も無い仕様なのね」と即座に切り替えることができました。 勿論。欲を言えば赤ちゃんができて幸せになっているような未来を覗いてみたかったな、とは思いますけれど(*^-^*) (あ。コンスタンティンのBad語りをしていませんでしたね。サクッと軽くご紹介致しましょう。 Bad1 → 「最後の決戦でコンスタティンを庇い、ダルタニアンが死亡。そこでまた首飾りの力を使い、過去へ飛ぼうとするコンスタンティン。「先輩のために何度でも!」という輪廻」を暗示する内容でした。 これはこれで、そういうEDとして素直に納得(。´-`。) Bad2 → 最後の選択肢で「No」寄りを選ぶと直結。「ダルタニアンが学園に在籍する残り一年で、「先輩を自分に振り向かせてみせますよ!」」と宣言する、ある意味、正統派「後輩」ED。 これもこれで、あそこまで命を張ったのに…と少し同情しつつ(笑) 納得。 コンスタンティンのBadは見やすいものばかりだったと思います^^ ) コンスタンティンは隠しとして存在するんだろうな、とプレイ当初から予測はしていたものの、銃士隊メンバー以上の見せ場をどうやって創り出すんだろう? と懸念していたのですが、あっさり雲散霧消しました! プレイしてみて、成る程! と納得できるシナリオに、懸命に立ち向かう姿も、一人やに下がっている描写も実に楽しく、本編とは趣を変えて楽しむことが出来たのが嬉しかったです〜(*^-^*) 以上、長くなり過ぎたキャラ語りはお終いです。 読み返してみて、あまりの冗長っぷりに本ッッ当に申し訳ありません〜〜(>_<)!! と、謝罪の気持ちでいっぱいにです。 伝えたいことがたくさんあっても、それを簡潔に書けないなんて浅薄すぎる……(;´Д`) 自分の中での「レビュー」の在り方を再検討しなければ! と、深く反省した訳ですが、猛省したので それもお終い!!(笑) 心機一転。 いや〜。毎回ですが、オトメイトさんのOP曲は良いですよね〜。 ウットリすること毎度ですもの(*´-`*) しかも、今回はOP曲だけじゃなくてBGMも大好きでした^^ 中でも 「作戦開始!」 は躍動感溢れる剣技のシーンに似つかわしく、大のお気に入りです♪ も〜ち〜ろ〜ん〜〜vvvv clearさんの歌われているED曲も大好きですよ!! (元からファンでしたのでますます(*´艸`)ポvv ) BadとHappyで使用されているED曲が異なるのですが、やっぱりHappyED曲 『ナミダノキセキ』 のが好きです。 あれで初見にロシュフォールのEDを迎えたときには、本当に泣きたくなりましたから(T-T) 本作はプレイ時間も適度で、周回を重ねる毎にクリアしたキャラクターのその時の心情が挿入されたりするため、作業感が少ない実に良質な乙女タイトルだと感じております(*^-^*) その時 攻略したいキャラクターを一途に追いかけられるのも、そのBadEDをCG集めのため等に回収しなくて良いのも嬉しい仕様でした。 やっぱり、好きなキャラクターと幸せになってこそですから^^!! あ……惜しまれる些細な点と言えば、主人公・ダルタニアンの外見が可愛く感じられないことが挙げられるのですが、これは私の好みの問題なのかもしれません^^; もうちょっと目元が柔らかくても良かったように感じているので。 まぁ、シナリオを思い返すと本当に些末な点です(≧△≦)b 以上、本タイトルを見て「ネタゲー?」と躊躇しておられる方には、きゅんが詰まりすぎて楽しいから是非、突撃してみて(≧ω≦)vv とお伝えしたいですし、プレイ済の方とはこのプレイ後の清涼感を分かち合いたいものです^^ FD(ファンディスク)発売は本編の内容的に難しいかもしれませんが、本編だけでも十分満足♪ 思いがけず(失礼(笑)) 【乙女ゲーム】 が堪能できた嬉しい作品でした(*^-^*)! |
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(2011.07.28 UP) |
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