-8 マイナスエイト
























メーカー

(2014年01月23日発売【PSP】)
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ストーリー

【残念な男子に好かれてしまう】という体質の八乙女 玲は、その体質のおかげで高校受験を失敗し、やむなく残念な生徒ばかりが集まる茂蔵学園へと入学しました。
が、入学式早々、学園存続の命運を掛けた「カップル推奨令」が発布されます。
実は廃校寸前にあった茂蔵学園は国からの助成金をもらうため、少子化に歯止めを掛けるべくカップルの数を一定以上 成立させ、成果を出そうとしているのでした。
そのため一年間の学園行事は全て学園あげての恋愛色満載なものに!

玲もその体質からたくさんのクラスメイトに好意を寄せられますが、いずれもやっぱり【残念】な男子たちばかり(>_<)
それでも多くの時間を「彼」と過ごすうちに、残念というだけはない彼の魅力に気が付いていくのです。

一年が過ぎる頃。
学園が廃校することなく、3月の進級式を無事に「彼」と迎えることができるのでしょうか?
玲の残念体質と、「彼」自身の残念な部分。

[ 残念 ] × [ 残念 ] は、本当に [ 恋 ] になる!?



ゲームの流れ

【April】〜【March】までの一年間がゲーム期間。(1ヶ月単位で推移)
4月〜9月までは共通パート。10月〜翌3月までが個別パートとなっています。
共通パートでの累積好感度最高キャラクターの個別パートへ入り、個別パートでの選択肢選択による好感度の累積値で各エンディングに分岐します。



システム

主人公の名前変更可能。(但し、公式ネームでも無音か「ねぇ」「君」等に置き換えられます)
主人公ボイスなし。
CG鑑賞あり。シーン回想機能はありません!
好感度上昇確認システム(いわゆる「愛キャッチ」)& 好感度累計値(ステータス画面)あり♪

【APril】〜【March】までの1ヶ月推移で進んでいきます。章仕立て。
【April】〜【September】が共通パート。
【October】〜【March】が個別パートになっています。
* 共通パートでは「キャラクター選択」「ミニゲーム」がありますが、個別パート突入後は会話選択肢のみになります。
共通パートで好感度の高かったキャラクターの個別パートに入りますので、やってやれないことはないかと思いますが、4月〜9月まで多人数狙いではなく一途プレイをした方がスムーズに進行すると思います。
【MEITTER】… 男の子のヒロインに対する心のツブヤキを携帯画面で確認できます。
選んだ選択肢によって、内容が全て変わります!
【MINE】… こちらは男の子同士のにぎやかな雑談スペース。
個別パートに入った後の、ペアとなる男の子との対話には感動してしまうことが多かったぁ(⊃Д⊂)

恋愛EDは2種類。
* 全キャラクターに【GoodEnd】【NormalEnd】があります。(両エンドにCG有り)
*
「Normal」も悲恋ではなく、全キャラ前向きな内容になっているのがとても良いです^^
各EDクリア後、相応した「ボイス集」がOPEN。
* いわゆる「おまけ」はボイス集のみとなりますが、これでかなり萌え転がれます!
中でも「10年後」「結婚後」は本当に嬉しい(≧ω≦)
vvvv
CGコンプ後の「御褒美CG」はありません。



総評 ★★★

面白かったです〜(≧ω≦)vvvv

本作品は茂蔵学園のコンセプトからして荒唐無稽だし(笑)、男の子たちの残念設定もそれぞれが突出していて、とっても楽しく&明るく元気にプレイをすることが出来ました〜(
*^-^*)vv
それというのも、ヒロイン・玲ちゃんを好きになる8人の男子が皆、仲良しなんです!
共通パートでは勿論、ワイワイやっているし、個別パートに入った後も何かあれば心配して残りの7人全員が駆けつけてくれる。
特に上記「システム」項でも触れましたが、
【MINE】が秀逸!!
8人組の友情を感じられることが多くて、その時攻略している男の子のために嬉しくなってしまうことが多かったです。
だから【MEITTER】は我慢できるけど、【MINE】は1-click ですぐ見れるボタン対応にして欲しかったなぁ、と残念。

あ、そしてですね、肝心の恋愛面でございますが、注意喚起しておきたいことがございます。
公式サイト様で「たくさんの残念男子の中から1人を選び、あなたの愛を注ぐ事で、彼らのコンプレックスが解消されたとき……」とストーリー紹介されています通り、【解消される=受け入れられる】だけであって、

彼らの残念部分が昇華されるというサクセスストーリーではございません。

ということです!
つまりは、彼らの残念なところは
(特に身体的コンプレックス組は)ずっとそのままで。
でも【そのままの彼を愛する】ということが何よりも大切なんだぁ(*´Д`) と感じることが出来る内容になっていました。
いやもぉ、そこが好き〜〜(≧ω≦)
vv (ヒロインちゃんが、めちゃくちゃ良い子!)
個別パートに入った後のシナリオが結構ですね、侮れないんですもん(
ノωノ)vvvv
ですが私が初周プレイで、「あれ? 直るわけじゃないんだ!?」と肩透かしをくらってしまった部分でもありましたので、一応、説明させていただきました^^

システム周りは快適♪
選択肢もミニゲームも全く! 難しくありませんし、一周目はエンディング到達までに7〜8時間。
2周目からは既読スキップ活用で個別パートまで、30分強で辿りつけるのではないでしょうか。
そこから個別エンディングまでに2〜4時間……くらいかな?
と、このように気負わず臨めるタイトルでございますから、楽〜な感じで突進してくださる方が多いと嬉しいなと思っております(*´Ω`*)



登場キャラ(cv.)

風原 麻耶(cv.岡本 信彦)茂蔵学園1年生。
    声質がハイトーンなため、女々しく見えないよう必要以上に男らしさにこだわる少年。
    リーダーシップがあって頼れる男の子^^


佐伯 郁沙(cv.野島 健児)茂蔵学園1年生。
    文武両道、眉目秀麗。何でもソツなくこなす完璧さこそ残念な男の子。
    自身がハイレベルなので、なかなか周囲に合わせられない。

倉持 青葉(cv.KENN)茂蔵学園1年生。
    一から十まで。いや、百、千までも、自分の行動を全て占いで決めてしまう少年。
    その的確な占いで分け隔てなくアドバイスもしてくれる優しさも持つ。

都並 音彦(cv.下野 紘)茂蔵学園1年生。
   「小さい」が禁句なちみっこ(笑) でも、それ以外は性格はサッパリしていて、実に男の子らしい男の子!

虹丘 リオン(cv.木村 良平)茂蔵学園1年生。
    奇抜&奇特なファッションで周囲を沈黙させる凄腕高校生(笑) でもね、すごく優しいの(≧ω≦)vv

樹 茉莉男(cv.宮田 幸季)茂蔵学園1年生。

    幼少期から両親が海外赴任を繰り返していたため、母国語がない。
    彼の言わんとしていることを汲み取るのは至難の業かも。

宇多野 准(cv.小野 友樹)茂蔵学園1年生。

   「不幸の星の下に生まれた」という言葉がピッタリのアンラッキー・ボーイ。
    そそられる庇護欲が半端ないです(ノωノ)

南錠 景馬(cv.森久保 祥太郎)茂蔵学園1年生。

    バンド活動に情熱を燃やす少年。しかし、彼のロック魂とは真逆に歌唱力は壊滅的(>_<)

(2014.02.04 UP)