水の旋律





メーカー

(2005年09月29日発売 【PS2】)



ストーリー

両親の海外赴任を機に白石 陽菜(高校1年生)は、6歳まで過ごしていた町へ戻ることになりました。
そこで幼稚園時代の幼馴染と再会を果たし喜んでいたのも束の間。
訳も解らないまま命を狙われる日々を過ごすことになってしまったのです。
陽菜の周囲で囁かれる無数の謎の言葉たちーー「八百比丘尼」「九艘」「一謡」「天泣の力」。
様々な思惑を抱えた人物たちが陽菜の前に現れます。
自分の身を守り、その謎を解いた時に陽菜の傍にいる人物は誰なのでしょうか。
そして、彼との恋の行方はーー。



ゲームの流れ

4月8日(入学式)〜5月8日までの1ヶ月がゲーム期間です。
( 5月2日からは個別ルートになります)
会話選択肢にて好感度を上昇させ、恋愛エンディングへ到達するアドベンチャー形式。



システム

主人公の名前変更不可。
主人公ボイスなし。
CG鑑賞あり&シーン回想なし。
好感度上昇確認システム(愛キャッチ) & 好感度累計値(ステータス画面)どちらもなし。
*
ただし好感度そのものは【隠しパラメーター】として存在しています。
【既読率】→ シナリオの読込み度。
* エンディングクリア後の [ スペシャル ] 内で確認可能。(PS2製品としては目新しかったです^^)

股掛けエンディングは存在しませんので一途プレイのみ。
【覚醒度】→ ヒロインの隠しパラメーター。
* この数値が低いとBAD ENDを迎えます。
【マルチプル】→ 一日の終わりに発生する全視点のシナリオ。物語を多面的に見ることが出来る。

恋愛ENDは各キャラ【2種類】。
* 好感度の累積値によって、[ TRUE ][ GOOD ] に分岐。
* 片瀬 哲生のみ [ TRUE ] 一種。
【afterward】→ TRUE END 後に発生する後日談。



総評 ★★★★☆

面白いです!!
正直、あまり期待せずに購入したゲームだったので驚きました。
ストーリー自体は現実世界なものの、まずあり得ない内容になっています。
が、無理がなく『水の旋律』の世界に引き込まれてしまいました。シナリオは大体固定なのですが、
【九艘】と【一謡】での視点の違いから分かることや、キャラ個別のシナリオも絡んできますので楽しくプレイすることができると思います。
一人プレイするごとに謎が段々と解き明かされていきますので飽きるということがなかった^^
そして、やっぱり
「afterward」ですね!!
Trueエンド後にあるのですが……とってもいいです!!
これで惚れ直したキャラもいるくらいですし、エンド後にこれを楽しむのが大好きでした。

プレイ時間は……。
シナリオを既読率100%にしよう、と思うと割とかかるかもしれませんが、高速スキップ、クイックセーブ、ロードが付いているのでそれほど苦労せずにプレイできると思います。
シナリオを楽しみたい方にはオススメのゲームです(*´∀`)ノシ



登場キャラ(cv.)

桐原 拓哉(cv.子安 武人)尚和高校2年生。【九艘】
    ぶっきらぼうに陽菜に接してはくるが常に見守っている。


桐原 貴人(cv.井上 和彦)尚和高校の歴史教師。【九艘】
   拓哉の兄。厭世的な思想の持ち主。陽菜へも突き放した物言いをする。

加々良 愁一(cv.森田成一)葉光学園2年生。【一謡】

   学園のカリスマ生徒。敵対する一族ながらも陽菜に温かく接する。

明月 圭(cv.遠近孝一)
葉光学園2年生。【一謡】
   愁一の護衛。落ち着いた、折り目正しい人柄。

新野 憲吾(cv.鈴村 健一)尚和高校1年生。
   陽菜の同級生で幼馴染。陽菜に思いを寄せている。明るい性格。

手塚 京輔(cv.谷山紀章)尚和町にある大学の大学生。
    健吾のバイト先の先輩。八百比丘尼の研究を独自にしている。穏やかな青年。


片瀬 哲生(cv.檜山修之)一謡のハンター。
    陽菜の命を狙うハンター。飄々とした性格で先が読めない。

(2005.11.23 UP)