カエル DE つかまえて






メーカー

(2010年04月28日発売【PS2】)

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ストーリー

月宿高校1年生の菅野風羽(すがのふう)は、所属している放送部での【月宿七不思議】をレポートしよう!! という名目の元、高校の渡り廊下にある「お社」を探索することになりました。
部活の仲間、先輩、偶々居合わせた同級生たちと共に、お社の扉を誤って(笑)開けてしまうと……紫色の煙に包まれることに!!
煙が引いたときには、居合わせた全員(※風羽含む)がカエルの姿になっていたのです。
理由が分からずわたわたする風羽たちの目の前に現れた一匹の面妖な白猫。
彼は人間の姿に戻してやる代わりに、風変わりな力を持つこの土地【月宿】の土地浄化作業を要求してきました。

「誰かが反抗的な態度でいると、連帯責任で全員がすぐにカエルに戻ってしまうからね」

という条件付きで人間(仮)に戻れた風羽たち。

風羽たちは無事に土地浄化作業を終えて人間の姿に戻ることが出来るのでしょうか。
そして、運命共同体となってしまった「彼」との仲はどのように進展するのでしょうか?



ゲームの流れ

6月8日(月)〜 6月30日(水)付近までがゲーム期間となります。
選択肢選択によるテキストパートと、MAP選択によるアドベンチャーパートを交互に繰り返しながら、
好感度 & ミニゲーム3種)によって土地浄化を一定ランクまで清浄にすると恋愛EDを迎えられます。



システム

主人公の名前変更可能。苗字は固定。
(但し、デフォルトでも名前は呼ばれません。「あいつ」「君」等に置き換えられます)
主人公ボイスなし。
CG鑑賞&シーン回想機能あり。(シーン回想は充実の一言!!)
恋愛ENDを迎えたキャラからのメッセージがED後OPENします。

6月8日〜19日 : 共通パート。
   20日〜24日 : グループパート。(放送部。エコ部。薬班。の3ルート)
   25日〜30日付近 : キャラクター個別パート。
にシナリオ分岐していきます。
選択肢選択によるテキストパート。
  「昼休み」「放課後」をMAP移動するアドベンチャーパート。

を繰り返して、攻略キャラの好感度を変動させながら一日一日を過ごします。
土地浄化をミニゲーム3種一日に全種発生)をクリアしながら一定ランクまで上げます。
ミニゲームの成績は3段階あり、成績によって清浄伸び率が異なります。
【ミニゲーム3種】2周目からは【スキップ】機能有り)

【手紙紹介】 放送部(広瀬&法月)によるミニゲーム。
キャラクターの読み上げに対して、「○、×、△、□」でノリツッコミをしていきます。
(心の浄化作用)
【ゴミ分別】 エコ部(葉村&空閑)によるミニゲーム。
顧問の先生が出題するゴミの種類を「○、×、△、□」で分別していきます。
成績が「成功」だとクイズが出題され、正解するとクリアご褒美値が増えます。
(土地の浄化促進)
【薬作り】 戸神&米原によるミニゲーム。
キャラクターが出題するキノコの種類を「○、×、△、□」で選別していきます。
(汚染の抑制作用)
【土地浄化アイテム】
→ 2周目からは迎えたEDによって追加されるアイテム。効率的に進めることが出来ます。

各キャラ恋愛ENDは2種類。 HappyEND と BadEND になります。
どちらもシーン登録有り。



総評 ★★★

純粋に「面白かった」と言える作品です^^
意外なキャラクターに攻略規制がかかっていますが(他、全キャラクリア後ルートOPEN)、「彼」以外は自由に攻略順を選べますし、ネタバレ具合も心配しなくて良い作りとなっていました。

主人公、風羽ちゃんの性格が一風変わっていることも、攻略キャラクターたちがそれぞれ抱えている悩みを知ると、彼らが恋愛意識を持つためには必要な性格なんだなぁ^^ と非常に納得できます。
彼女の何事にも動じない性格は基本変わらないのですが、攻略キャラクターとの歩み寄りが、風羽ちゃんを凄く応援してあげたくなる内容だったり、逆に「彼」側から近づいてきてくれるのを一緒に温かく感じたり。
シナリオが進むにつれ、風羽ちゃんに心を開いていってくれる様子がたまらなく嬉しかったです(*^-^*)

BadENDはあっさり風味のものや、切ない展開のもの等キャラによって開きがありますが、HappyENDは一様に素敵でした!!

最終攻略キャラでなくても、一人ひとりのシナリオがそれぞれのテーマに沿って丁寧に描かれているなぁ、と感じています。
取り立てて興味のなかったキャラクターでも、彼らが自分の悩みを抱えながらも風羽ちゃんの存在に救われていく様子にほわほわと温かい気持ちでプレイすることができましたし、好きキャラルートのときには幸福感に悶えながら楽しむことが出来ましたvvvv

ミニゲームも最初は「難しい〜(>_<)」と感じますが、二度三度繰り返してみると初回プレイの中盤にはすっかり慣れていると思います^^

1周目は全ミニゲームをプレイしなければいけませんので、それなりに時間がかかりますが、2周目からはスキップ機能が追加になったり補助アイテムが補完されたりしますので、サクサク進めることが出来ました。
シナリオ全体の糖度は低めかな? と思いつつ、「誰かを好きになる」という柔らかな温かさは十分に感じることができるタイトルなので、「カエル」自体が気になっていたり(笑)、興味を引くキャラクターがいるのであれば、気楽に。でも、ほっこりしながら楽しめる作品だと思います(*^-^*)



登場キャラ(cv.)

葉村 椋人(cv.杉山 紀彰)月宿高校 1−4。
   外見は格好良いのに、口を開くと天邪鬼になってしまう男の子。素直じゃありません。


空閑 正臣(cv.岸尾 だいすけ)月宿高校 1−4。
   引っ込み思案で女性が苦手。自分でも役に立てることを、とエコ部で清掃活動に励む。


広瀬 優希(cv.入野 自由)月宿高校 1−3。
   苦労性な少年。気配りを常に欠かさないが、本心をそう簡単に見せない。


法月 蓮(cv.代永 翼)月宿高校 2−5。放送部部長。
   猫が大好きな放送部の先輩。ふにゃにゃんとしながら無敵な人。

米原 美咲(cv.真殿 光昭)月宿高校 放送部顧問。26歳。
   無責任にも見える奔放な言動を繰り返すが、その実の性格は繊細で情が深い。


戸神 明杜(cv.小西 克幸)月宿高校 生徒会長。3年生。
   いつ会っても豪快に笑っている人。偶に?常識感覚がずれている。

(2010.05.28 UP)