ひとふた奇譚



Profitrolleさんで制作発表されてからというもの、発売を楽しみに待っていた作品でした(*^-^*)
まぁ、その発売が延期に延期を重ね、ようやく手元に!
となってからも、プレイしてみると手痛いバグはあったようですし(強制終了等)、5章までの共通パートに比べ6章からの個別パートは駆け足で進んでしまうという感想を持ってしまいます。
でもですね、ここでまず。

【ひとふた奇譚】が大好きだよ〜〜〜(≧ω≦)!!

と、声高々に宣言しようと思います!

確かに勿体ない。
もっと、選択肢チョイスによる好感度UPだけに頼ったものではない恋愛描写が織り込まれていたのなら、ぐっと深みを増した作品に仕上がったであろう感は否めません。
その心残りは反省材料としてメーカー様に慚愧していただくこととして----(*´-`*)

ここでは今手元にある本タイトルの実際の内容。
それだけでも十分、楽しめたよ〜〜vvvv という肯定のみの感想を綴っていきたいと思います^^



まず好印象を持ってプレイを進められたのが、ヒロイン・千枝ちゃんの性格設定でした。
ガツンと突っ走ってしまうタイプではなく、どちらかというと黙考型。
そして、そのまま不言実行で何事にも取り組むという堅実&誠実なところが好きでした(*^-^*)
さらに、攻略キャラクターから示される好意に鈍感なところもお約束で好き(笑)
(「××くん……どうしたんだろう?」ってモノローグされる手合いのものですねvv

後はですね、攻略キャラクターとなるメインキャラは勿論、クラスメイトの女友達。
更には、千枝ちゃんが主となる妖の面々までもが、千枝ちゃんに優しい!!
女友達は最初から(転入初日から)千枝ちゃんのことを自然に友達として受け入れてくれるし、妖に至っては軽口をききながらも仕える者として控えるべき場面では目上に据えてくれる。
これが本当に心地よくて嬉しくて堪らなかったです(*^-^*)
ヒロインが大切にされている、という設定は優しくてプレイが進むこと進むこと(笑)

中でも「ひとふたの書」の番人であり、書とヒロインとの懸け橋となる黒猫・二つ尾との距離感が絶妙で好きでしたね〜vvvv
普段はにゃあにゃあとお菓子ばかりをねだっているような二つ尾も、いざヒロインが窮地に陥ると身を挺して守ってくれる。
何も言わずにその命さえ削ってしまうのですから、「ふ…ふ〜ちゃん(T-T)!」と感動しちゃいました。
粗削りなヒロインの頑張りとか使命感を、「良い主に出会えた」と言って肯定してもらえると、もりもりと深夜プレイにも身が入るってものですよ!(笑)

うんうん^^
こんな風にヒロインの周囲には「優しい」がたくさん溢れていて、それらが和風伝奇に織り込まれているだけでも嬉しかったのですが、攻略キャラクターから寄せられる恋愛描写も実にツボだったのです〜////

例えば、乙女ではよく見受けられる攻略キャラクターからのセリフ。

「お前ね……。これでも一応、俺男なんだけど」

こういうセリフが割合、ヒロインが他意なく無邪気に攻略キャラクターの煩悩や本能をつついてしまった時に挟まれることが多いと思うのですが…。

【ひとふた奇譚】では一切ありません(≧ω≦)!

上記のようなセリフを見目の良い、しかも美声のキャラクターに言われちゃうと女性としてドキッとしちゃいますよね^^
私も艶っぽさが増して好きなシチュ&セリフの一つでありますvv
が、実際の高校生男子ってどうなんでしょう。
確かに頭の中は妄想でいっぱい(笑)かもしれませんが、実際にそれを好きな女の子の前では軽くでも口に出せないんじゃないかな、って思います。
うん。この、【好きな女の子の前】というのがとても重要。

「ひとふた」では、こういった。
千枝ちゃんからの無意識な好意を見せられると、男の子キャラクターは 「……っ」 と息を呑んでくれたり、ふいと顔を背けて耳を赤くしてくれたり。
と、言外で感情を伝えてくれるんです!!
そういう彼らの仕草を目にするたびに、「うわ〜。うわ〜(*^-^*)! 今、「彼」の中では千枝ちゃんが可愛くて堪らない気持ちが溢れてるんだろうなvv」とか、「こんなことを言われて嬉しくてしょうがないんだろうな^^」とか。
彼らの千枝ちゃんに対する純真な「好き」が、どんどん私の中にも蓄積されていって、特異な環境に居る「彼」の特別になれることが幸せで仕方ありませんでした////

こういう一挙手一投足を高校生の彼らに見せられると、その清純な気持ちが嬉しくなってしまいますし、年上でありつつ教職に就いている巽先生&芥離先生でヤられた日には……!
息も絶え絶えに身悶えしちゃって堪りませんでした〜〜(≧ω≦)vvvv
「いやいや。あなた達は大人なんだからもっと他にも表現や手段があるでしょう!」
とツッコミ入れちゃいたくなるくらいの、もどかしさ&逆に覚える眩しさ(笑)
どんな純愛系乙女にだって近頃は標準装備されている「微エロ」要素。
その「微」すらもない初々しいばかりの描写が散りばめられ、読み手側に推察する行間を与えてくれる「ひとふた」は本当にプレイが楽しかったです!

ということで。
以下、キャラクター語りに参りますね^^
何度も断りをいれますが、基本、「好き!」しか叫ばない文章になると思います(笑)
(「ひとふた奇譚」のアイコンに使用されている画像の著作権は、Profitrolle様に帰属します。
cv. の敬称は略して記載しておりますm(_ _)m)
(八卦の相はwikiページのものを引用させていただきました)





乾 和貴 (cv.日野 聡)九十九杜学園2年。3人目の転入生。

八卦による「乾」=【自然:天 性情:健 家族:父 身体:首】


乾くんはさすがセンターキャラvv
ルートプレイがとっても楽しかったです(≧ω≦)vvvv
最初に声ヲタを言ってしまいますが、乾くんに当てている日野さんボイスがもう格好良くって、シナリオを読み進めるだけではなく、耳からもゾクゾクと楽しむことが出来て本当に幸せプレイでしたぁぁ////
(日野さんのお声が、病みもせず(笑)あまり深いところで震わせるような発声でもなくって、高校生という年相応の。でも、凛とした気質が窺える言わばハンサムボイスに「うわ〜
vv キャ〜〜vv もう乾くんにピッタリ〜〜ッッ(ノ≧∇)ノシvvvv」と輾転反側してしまったので(笑))

と、声フェチはこのまま置いておいて(コホン)、乾くんルートは最初ヒロインに出遭ったきっかけというのが結構、印象悪くって冷淡に接していたのに、書の封印を巡って千枝ちゃんの傍にいるうちに……。
どんどん彼の心がほどけていってしまう様子が堪らなく好きでした!

必要以上の関心を持たず、むしろ「ひとふたの書」への下心を持ちつつ傍に控えていただけなのに、千枝ちゃんの真面目で優しくて、不言実行に頑張ってしまう気質、自分が不甲斐なからと努力を続けるところ等に惹かれていったのでしょうね^^
その上、一緒に学園生活を過ごして、「今のこいつは……嫌いじゃない、な」と思っているところに、不意に女の子らしい仕草を見せられたりしたら……。

堪りませんよねぇ(≧ω≦)!!

そんな感じで。
籠絡されていく(笑)乾くんを眺めるのが実に楽しかったです(*´艸`)ウフ〜

気持ちが傾いてしまったのかな?と窺える五章のイベントが好きでしたねぇ^^
(五章は共通イベントのマドレーヌ騒動もあるんですけれど、乾くん専用イベントの方が好きなんです♪)

実習系の特別授業を選択するイベントでした。
千枝ちゃんは調理実習へ。乾くんと左坤くんは工芸実習を割振りされたのですよね。
そこで乾くんの意外な資質(笑)を知り、彼の作った工芸品を左坤くんが欲しがったという流れ。
でも、乾くんはあげたくないし、かといって自分の手元に置いておく気もない。
そこで千枝ちゃんが取った行動が、


かといって、このまま乾くんに渡して、壊されてしまうのもしのびない。
「これ、私がもらってもいい?」
言いながら、先日の鈴香ちゃんの言葉が頭に浮かんだ。
「ほら、気になる男の子が作ったものは、他の人にあげたくないから!」

(左坤)
 「ええーっ!」

「……じゃあ、あげる」



というものだったのですが、私も左坤くんと一緒になって

ええ〜〜〜〜〜っっ(;゚д゚)!!??

と叫んでしまいました(笑)

だって、これまでに乾くんてば確かに千枝ちゃんに優しくなってきたし、「うんうん。大分、好意を寄せてきてる感じがするよね〜^^」なんてほっこりしていたのにっ。

ナニ、その頬染め立ち絵!
ナニ、その明らかに照れたような。でも、ぶっきらぼうではない少し弱々しい物言い(≧ω≦)!!


もう、「キャ〜〜〜〜っっ8(≧△≦)8))))」でしたよvvvv
乾くんが可愛くてキュンキュンきてしまったイベントでしたぁぁ////
(嗚呼。私の周囲におびただしい量の鼻血と吐血と噴血の血溜まりが……(笑))


続く六章から始まる個別パートも、やはり一番丁寧に作られていたのじゃないかな、って思います。
更に、どんなにご都合主義と言われても、希薄であるかのように思えた兄弟仲が、実は兄or弟を思ってのことだった。という演出に「ほわ〜(*^-^*)」と嬉しくなっちゃいましたしね^^
まぁ、ちょっとあの蔵でのCGイベントは驚きましたし、一楼さんてば極端ですからっ(;゚д゚)!と思わないでもないですが(あのイベントCG自体、ちょっと……衝撃的ですよね(>_<) でも、実は結構好き(笑) ←)、乾くんとお兄さんとの仲を一瞬で把握するためには効果的な内容だと納得。
そして、窮地に陥った彼を、乾くんに黙って後を付けてきて、陰陽術士としては駆け出しで非力な部類のヒロインが救出できる!という流れもとても好きでした^^
「千枝ちゃんがいたからこそ」という流れが、やはり堪らなかったです(*^-^*)vv

上記一連の流れがありまして、より強固になった乾くんとヒロインの信頼……もしくは親愛の絆。
その下敷きがあるからこそ、七章での冒頭の会話で


「俺を信じろ、日野守」

「……乾くんのことは、いつでも信じてるよ」

「あ、ああ……」

「むずむずすル」


と、お互いの目を見つめながらの宣誓にもなり、千枝ちゃんの傍に身を置いていた二つ尾、ふー様の身がむず痒くなってしまう結果にもなってしまう訳で(笑)
更に、この選択肢が章後半に来るCGイベントでの感動をより深いものにするという……!
乾くんたらキラキラ眩しすぎて格好良いよ(≧ω≦)!
こんな男の子が傍に居たら、そりゃ恋に落ちるってモノですよ〜〜ッッ(ノ≧∇)ノシvvvv
と、画面越しに身を捩(よじ)ってしまう効果を増長させているのでした(笑)
(あ。自分の「(笑)」文字で思い出しました。
どこだったかな? 乾くんの輝ける外面←→地の部分。とコロコロ変えるシーンはやはり面白かったですね〜(*´艸`)プフ
vv

しかも、その感動は終章でも終わらないし(≧ω≦)!
あの校門間近に乾くんの姿が見えてきた場面!!
千枝ちゃんが思わず彼の元に駆け出してしまったあの場面で、


「……違わない」
「お前のために頑張ったんだ。また……会えて良かった」



という乾くんのセリフに感激し、「うわ〜〜(T-T)」と。


「俺もお前が好きだよ」


というあまりにも嬉しくて優しい幸せなセリフに、「うわわわ〜〜ッッ(⊃Д⊂)!」と感激してしまいましたよ〜〜(≧ω≦)vvvv
そりゃあさ、その後に続く学園生活や後日談に脳内補完だけじゃない余韻がもう少し欲しいよ〜(;´Д`) とも思ったけどさ(笑)
でも、手に入れられなかったかもしれない。
彼が傍に居て、他愛ない話をしていられること。失敗をしたら怒ってもらえること。
一緒に笑い合えることができる日々を送れていられるだけで、やっぱりそれは凄い幸せなことなんですよね(*^-^*)!

と、お得意の脳内妄想で帰結できたところで乾くんの語りは筆を置こうと思います(笑)

厳しくて、やっぱりセンターキャラ特有?の二面性も持ち合わせていて(笑)、分かりやすくはない優しさで包んでくれる。
そんな乾くんが大好きで堪らなくなるルートプレイでした〜〜(≧ω≦)vvvv





左坤 由久 (cv.立花 慎之介)九十九杜学園2年。1人目の転入生。

八卦による「坤」=【自然:地 性情:順 家族:母 身体:腹】


公式サイトで人物紹介を見ただけでは、全くときめかなかったのに……。
ゲームプレイ開始直後に恋に落ちていました(笑)

左坤くん、大好きすぎる〜〜〜ッッ8(≧△≦)8))))

最愛です!
本タイトルで揺らぐことのない最愛キャラですvvvv
もうですね〜^^

普段から好きな人にも、好きな物にも衒(てら)いなく「好き!」と言える彼だから、本当の「好き」を分かってもらえない。
信じてもらえない。
大切な人にこそ、本気で伝えているのに……。

そんな、「表面ではいつも明るくニコニコ。でも、内面は伝えきれない葛藤を抱えている」キャラクターに、とことん弱いのですよ〜〜(≧ω≦)vv
ですから、左坤くんは心底大好きキャラど真ん中で、すっかり射抜かれてしまったのです////

あぁぁ。

転入初日からヒロインに優しかった左坤くん。
お弁当を忘れて、お財布も忘れてしまったヒロインのためにニコニコとメロンパンを差し出してくれた左坤くん。
何も知らない風を装って、妖探索に乗り出してきてくれた左坤くん。
その身一身に、七ちゃん先生の恐ろしい叱責を引き受けてくれた左坤くん(笑)

み〜んな、大好き(*^-^*)!!
(最後の項目は特に愛してる(笑)!)
誰にでも優しい左坤くんだけど、本当に優しくしたいと思っているのはヒロイン・千枝ちゃんだけで、それを違わず行動に移していてくれるところが本当に好きだよ〜〜vvvv

って、あぁ……駄目だ。「好き」しか言ってない、この感想(笑)
さてさて、実際に彼の好きなイベントですが……。
(あ! 立花さんのお声も左坤くんに合致しすぎていてマーヴェラスでした(*^-^*)!
決めているハンサムボイスも勿論大好きですが、左坤くんのような憎めないトーンも好きなのです
vv
もぉ〜〜vv 全部のイベントが好きvvvv ……ではなくて(笑)

四章の選択肢が好きでした〜〜(≧ω≦)vvvv
(って、「選択肢」て(笑))

アレですよ。アレ!
二つ尾が散々、「左坤からは甘い匂いがする」というので、千枝ちゃんが 【匂いをかぐ・やめておく】 を選ぶヤツですよvvvv
何でしょう、この美味しい選択肢////
他キャラ攻略時には我慢をして我慢をして……ようやく念願の左坤くん狙いで選べた時には、もうすっごい満足感でいっぱいになりましたぁぁ(ノ≧∇)ノシvvvv
個人的には……もっと左坤くんに悶えて欲しかったけど、それじゃあ違うゲームになっちゃうかな(笑)

この後の膝枕イベントも大好き!!
私も左坤くんの髪を優しく撫でてあげて、「ガバッと襲いた〜い」(≧ω≦)vvvv ←自粛(笑)
嗚呼。本当にときめいたイベントでした^^

後はですね、六章で左坤くんに二人きりでの外出をねだられ、千枝ちゃんが自分の気持ちに気づいていく場面。
左坤くんへの想いを自問自答していて、彼から話しかけられても耳に入っていない状況で。


「ねーねー? 千枝ちゃーん? 返事してくれないなら、チューしちゃうよ?」


って、自然に言えちゃう左坤くんが好きだよ〜〜(*^-^*)!
うん。「ひとふた」の中では左坤くんにしか言えないと思う。
トア先輩が言ったらね、きっともっと艶っぽくなってしまいますから(笑)

ここから先は左坤くんの素性と、「ひとふたの書」を狙う黒幕とのお話になっていきます。
自分の資質を過小評価して前に進めないでいた左坤くんも良かった(*´-`*)
彼が誰にでも優しくできるのは、努力しても報われないこともある、ということを分かっているからかもしれないな、と思ったから。
乾くんだったら、きっとその環境をバネに変えていくのかもしれないけれど、左坤くんは自分を肯定してもらって想いを懸けてもらってようやく前進できたのですものね。
もう! そのうじうじ加減も私の嗜好ど真ん中で、いちいち堪りませんでしたよぅ(ノ≧∇)ノシvvvv

その彼を勇気づけてあげられる場面での、


頬が一気に熱くなりながら、慌てて手を退かすと、引き留めるように、

今度は左坤くんが私の手を掴んだ。


という左坤くんの行動にどれだけ惹き寄せられたことか////

自分の想いは自覚しているけれど、相手の気持ちは分からない。
そんな中でつい彼を励まそうと必死な言動を取ってしまったけれど、迷惑だったかもしれない。

……と、千枝ちゃんがハッと一歩引こうとするのを、ぐっと手繰り寄せる。
うわ〜〜vvvv もう、どれだけ格好良いんですかぁ、左坤くんッッ8(≧△≦)8))))
大好きだよぉぉぉぉvvvv

そして。
あんなに大胆な行動を取ってくれた千枝ちゃんに驚いて、嬉しくなって、舞い上がりどうしようもない終章の本当のラスト部分。
あそこで、


「ダ、ダ、ダメだ……オレの意気地なし……!」


て叫んじゃうところが左坤くんの左坤くんたる所以だよね(≧△≦)b
しかも、ProfitrolleさんもそこでED曲流しちゃうし(笑)
左坤くんたら、どれだけスタッフさんにいじられ 愛されてるんですか(*´艸`)vvvv

うん。ED後エピローグでの乾くんのセリフ。

「早く転校したい……」

は真実だと思います(笑)
(でも、みんなで仲良く過ごせるのが楽しくて仕方ないんだろうな、っていうのが伝わってくるからこそのセリフですけれどね^^)



あぁぁぁぁ。すみません、やっぱり結局「好き」しか言っていない感想のまま終わってしまいました。
でも、こんな左坤くんと千枝ちゃんが過ごす学園生活はきっと。
楽しくてドキドキがいっぱいで、優しくされて振り回されて。
でも、ありったけの想いを込められた甘さで一杯になるんだろうな^^
と、自然と思わせてくれる左坤くんが……


大好きです〜〜〜(≧ω≦)vvvv


やっぱりな終わり方(笑)





巽 正臣 (cv.宮内 敦士)九十九杜学園日本史教師。主人公のクラス担任。

八卦による「巽」=【自然:風 性情:入 家族:長女 身体:股】


第一印象から決めてました!
初手攻略は是非っ、巽先生に癒してもらおうと(≧ω≦)vvvv

本タイトルは選択肢を選んだ際に好感度が上がると一目で分かる仕様になっています。
ですので、序章から共通パートが終わる五章まで、ひたすら先生寄りの選択肢を選んでいって、「うわ〜。どんどん先生の中に千枝ちゃんが蓄積されていってるよ〜(*^-^*)」と思えることが本当、のっけから嬉しかったvv
アレです。
「一日の疲れをゲームで癒す」にはもってこいの作品だと思いますよ(≧ω≦)!

……と、作品を評価したいのではなく、先生談義でしたね(笑)

巽先生はその正体が正体ですので(いわゆる乾くんの「お師匠」様的存在)、多分、千枝ちゃんから妖の気配を感じ取ってからというもの、いろいろ気に懸けていてくれたんだろうな、と思います。
そう頭の中で脳内変換をして(笑)本編を進めていくと、先生がもう〜vv
ふんわり可愛いっっ(≧ω≦)vvvv

妖のことは勿論。転入早々で慣れない学園行事に前向きに参加している千枝ちゃんの頭をぽんぽんと優しく撫でてくれる。
「頑張れよー」と励ましてくれる。
「今日だけ特別な」と勉強会に飲み物を差し入れしてくれる!
(もちろん、「コーヒー」を選びましたよっ、巽先生vvvv
どんな時でも優しく接してくれる先生だから、そんな姿を「千枝ちゃんの保護者みたい」なんて言われて「保護者……」と絶句し しょげてしまう(笑)

優しくて、彼にとっては他キャラクターと同じ「生徒」という立ち位置だけれど、女の子である千枝ちゃんに見せてくれる表情はもっと柔らかくて大好きだったんです(*^-^*)

他キャラとの共通イベントでもある調理実習で作ったマドレーヌを渡すイベント内容も巽先生ならではvv
いいな〜、いいな〜^^
私もエプロン付けて巽先生と一緒にお菓子を作りたい(≧ω≦)!
その時は先生に師事する形でお願いしますが(笑)、乙女では定番のっ。
【お揃いのエプロン】を身に着けてキャッキャと作りたいよ〜vvvvと妄想したのは私だけじゃないと思うっ。
だって、優しくて真面目で芯があって、とにかく素敵な巽先生の照れ顔を拝みながら調理できるなんて最高じゃないですかぁぁ(ノ≧∇)ノシvvvv
(因みにね、腐った大人としては「調理の後に千枝ちゃんも
美味しく調理されてしまえば良い」……なんて思ったことは大きく秘密です!(笑))

六章でようやく巽先生パートに入ったぁvv と喜んだのですが……。
あれれ?
初手プレイながら何やら……芥離先生と共通パートの臭いがプンプン致しますよ。
えぇ。結局のところ巽先生個別パートに入ったかな?と思えたのは次章、七章の後半から。
もう終盤の終盤で物語も終わりそうだよ!?
ボス戦間近だよ!? と思わないでもなかったですが、良いんです。
イベントCGでの先生が素敵だったから全て許されるんです!!(笑)

数少ないCGイベントはやっぱりどれもこれも美味しいものばかりvv
草むらでの誤って「押し倒しちゃった」内容も、くぅぅぅっ、堪らないわっ(≧ω≦)vv という乙女シチュ満載のものでしたし(あそこで何事もなかったように笑ってしまう巽先生こそが先生の魅力vv←日本語ヘン(笑))、やっぱりやっぱり!
あの手を握り締めてくれるイベントですよねっっ(≧ω≦)vvvv


「俺のために死ぬなんて、許さない……」

「おまえは、俺の側で笑ってればいいんだ」


なんですもの〜〜〜ッッ(ノ≧∇)ノシvvvv

もぉぉぉッッ。今まで何もないように笑って傍にいただけにも見えるのに、やっぱり千枝ちゃんのことを大切に想ってくれていたんだ! 傍に居て欲しい、と思っていてくれていたんだ!!
と嬉しくて堪らないセリフだったんです(*´艸`)vv

ひとふたの書を狙っていた黒幕との決着も付け、エピローグに入った先生もやっぱり優しい気遣いで溢れていましたね〜(*^-^*)
二つ尾と気負わずに会わせてくれる配慮が本当に大好きでしたvv
そして、あの結末////

日々の疲れが蓄積して眠ってしまった胸元に置いてあった資料。
それに書かれていた素敵な一文が……


ーーその監督・指導は巽正臣が責任を持って行う。


というもので!

「うわ〜vv うわ〜〜(≧ω≦)vvvv どうしようっ。巽先生、めちゃくちゃ格好良いよ(ノ≧∇)ノシvvvv」と一人悶えているところに、さらに千枝ちゃんからの大胆な好意表現が!!
もうダメ! 「ひとふた」ツボ過ぎました〜〜ッッ8(≧△≦)8))))

まさかそんなものがあるなんて知らなかったので、開いただけで嬉しかった【後日談】も。
これまた まさかの緩やかな先生からの……////
ここはさすがに打ち込みを自重しますが、うんうん^^
やっぱり初手に巽先生を選んで良かった!

包容力があって優しくて、でも気概を持った大人の男性で。
ふんわりふぅわり包まれるようなシナリオ運びがとても幸せなプレイでございました(*^-^*)vvvv





艮藤 晶 (cv.岡本 信彦)九十九杜学園1年。図書委員。

八卦による「艮」=【自然:山 性情:止 家族:少男 身体:手】


あぁぁぁぁっ。艮藤くんも大好きですッッ(≧ω≦)vvvv
いえ……そもそも本タイトルに嫌いなキャラクターなんていないのですけれど(笑)、艮藤くんそのものが好みvv

ふわふわ漂うような風体で、何らかの事情があって他人と打ち解けられなくて、「一人でも大丈夫」なんてうそぶき振る舞っているのに……。
その垣根をバッサバッサと踏み越えて自分と接してくれるヒロインに心を許してしまう。
距離を縮めたいと願ってしまう。

そんなキャラクターが大好きなんですもの〜〜〜ッッ8(≧△≦)8))))
きっと「彼にはヒロインしかいない」という感が色濃く出ていて好きなのでしょうね。うふふ(*´艸`)vv

艮藤くんはまさしく上記通りのキャラクターでして、シナリオもまさにど真ん中!
本タイトルの選択肢の在り方。
「××くんに話しかける」とか「××くんに助けを求める」とか、プレイヤーが意中としてプレイしているキャラクターに沿った選択肢を選び続けて専用ルートに入ることが出来る、ということが更に私の満足度を上げていたのだと思います^^
個別パートに入るまで、ず〜っと他キャラに気を配らずに好きな人だけを追い続けていられるので、艮藤くんのようなキャラには本当。
彼の心の中をどんどんヒロインが染め上げている様を実感できて幸せだったのですよ〜(*^-^*)vv

なので、五章までの共通パートの中に艮藤くん寄りのショートシナリオが発生することが嬉しくて嬉しくて♪
中でも最良だったのは、やはり!
五章のマドレーヌイベントでした(≧ω≦)vvvv

うんうん。千枝ちゃんの失敗ではないのですが(←この、「ヒロインの失敗ではない、結果的に可愛い失敗」というのもプレイヤーの自尊心を満足させてくれて、分かってるなぁ、Profitrolleさん♪ と感じ入ったので本当に惜しい作品だとしみじみ…(>_<)(以下略)(笑))
「あの」(笑)マドレーヌを食べないように艮藤くんに進言しに行くシーンです。


「ううん、食べてないなら、よかった」

「そう、ですか……」


「いえ……、覚悟して、食べます」


そう言うと、艮藤くんはふらふらと図書室を出ていってしまった。

「……冗談だよね?」



〜〜〜〜っっ(ノ≧∇)ノシ!!
面白い! 面白いよ、艮藤くん!!(笑)
このシーンで、「いやいやいやいや、艮藤くん(笑)」とツッコミながらも、裏腹にきゅうぅぅぅ(≧ω≦)vvvv となった方は多いのじゃないでしょうか^^
この後、自室に戻って体調が良くなってから……多分、正座して畏(かしこ)み畏み味わって食べたんだろう艮藤くんを思うと……。
くあぁぁ〜〜ッ。堪りませんッッ8(≧△≦)8))))
嗚呼。もう私がそのマドレーヌになりたいくらいよ! 艮藤くん////

しかも、この「嬉しいなぁ^^」という感想が胸を締め付けられるものとなる六章のCGイベントも大好きでしたvv
自身の意に沿わないながらも、ヒロインの大切にしている「ひとふたの書」を……することになってしまった艮藤くん。(敢えて説明文をカット)
「ごめんなさい……」という呟きを置き去りに、旧校舎へと走り去ってしまうのですよね。
空き教室に一人うずくまる艮藤くんを見つけた千枝ちゃんが耳にした……


「……日野守先輩、怒ってるよね」
「きっと、もう、許してくれない……」

「……先輩」


という、あまりにも あえかな声に!
「うわ〜〜ッッ、艮藤くん大好きだよ! 切なすぎるよッッ(⊃Д⊂)vvvv」と感極まりながらも、ハートを乱れ飛ばしてしまいましたぁぁ(≧ω≦)vvvv
岡本さん、G.J. 過ぎです〜〜〜っ(ノ≧∇)ノシ

ここの場面で艮藤に駆け寄ることが出来て良かった。
彼の傷を癒してあげることが出来て本当に良かった。と感じずにはいられません(T-T)

続く七章も好きでしたよ^^
でも、ここでぐらり、と傾いたのは乾くんの格好良さ(≧ω≦)!

自分の生を意味のあるものにしてくれた大事な人と。
自分の人生に色彩を与えてくれた大切な人に挟まれて揺れていた艮藤くんに、一言。
乾くんが叫ぶのです。


「艮藤、いい加減にしろ! こんな命令と日野守(あいつ)どちらが大事なんだ!?」


と。
声優さんて本当に凄い!、と感じ入りました。
目で読むシナリオに、文字だけでは伝わらないニュアンアスを伝えてくれたり、感動を増幅させてくれたりするのですから(感嘆)

そんな、固唾を呑んで見守ってしまう緊迫の場面も終わり、特殊な能力を持った艮藤くんは昏倒してしまいます。
そのまま終章に入り、目覚めない艮藤くんの傍らでずっと目覚めを待ち続ける千枝ちゃん。
「艮藤くんのことをちゃんと知りたいよ」と、呼び出した妖に見せられた夢の中で艮藤くんは確かに彼女に伝えていたのでした。


「さよなら、先輩ーー」

「……大好きでした」


という締め付けられるような胸の内を。

このセリフでですね、「あぁぁぁ。艮藤くん(T-T)!」と感極まっているところに挿入される訳なのですよっ。


「おはようございます。先輩」

艮藤くんはにっこりと微笑んだ。



という、彼の目覚めが!
そしてED曲の調べも重なろうという演出ですよ!!

「何て良いところに歌が入るんだっ。泣いちゃうじゃないか〜(⊃Д⊂)!!」と感極まっちゃうんだから、安いぞ、私(笑)

まぁ、この後のED後エピローグでは、「うぉいッ、そういうネタ有り(;゚д゚)!?」と彼の恋心のオチを心配してしまいましたが、なんとか恋愛色に落ち着いてくれて安心しました。
あれはね〜。あのまま進んでいったら、「今までの選択肢の意味は!?」な状態でしたよ^^;
うん、でも。艮藤くんからの美味しいイベントCGもありましたねvv 良かった、良かった(*^-^*)
(あそこで、何でCGが「おまけ」に収蔵されないの!? という叫びはもう敢えて致しません。
えぇ、致しませんとも。至極、残念ですけれどね。ヲホホホホ。
…………。うぉ〜〜ッッ、残念だ〜〜〜〜(>_<)!! (笑))




艮藤くんはですね、ED後の幸せを感無量で過ごしている姿をこそ堪能したかったので、尻切れトンボのシナリオが正直、心残りではあります。
ありますけれど、彼の胸の内にある実は強く しなやかな芯と、将来の展望を千枝ちゃんとの未来一色に。
小さな疑問も抱かずに選択してくれたところ^^
それらが嬉しくて堪らないプレイとなりました(*^-^*)
あ〜、幸せだったぁvvvv





芥離 七央 (cv.細谷 佳正)九十九杜学園数学教師。寮監。

八卦による「離」=【自然:火 性情:麗 家族:中女 身体:目】


私の嗜好ど真ん中な左坤くんは特別として、意外にも大ハマリしてしまった芥離先生vv
まさか、あんなに素敵なシナリオが待っているとは思わずに、「ん〜。次に攻略するの誰にしよう? 年上繋がりで七ちゃん先生でいいかなぁ?」くらいの軽い気持ちで2番手に攻略してみたらば……!

いやもう、いやもう(≧ω≦)vvvv
芥離先生の思考がとにかく素敵で格好良くって、七ちゃん先生のOnly Oneになれるなんて、何て幸せなのっ8(≧△≦)8)))) とシタパタしてしまいましたvvvv

まぁ、頭の中では「七ちゃん先生にはもっと素敵な出逢いもあっただろうに、何故、障害だらけとなる女子高生の千枝ちゃんを……」と最初、思わないでもなかったですが、それを言ってしまったら乙女ゲーの存在そのものを打ち消してしまいますからね(笑)
ヒロイン至上主義万歳♪ ということで納得させました^^;

先にプレイした巽先生ルートで芥離先生の立ち位置は分かっているつもりでしたが、そんなの全然(;゚д゚)! でしたね〜。
やっぱり巽先生が主役のルートでサポートに回っている芥離先生が見せてくれるのは、その理知的な部分。ツッコミが冷静な部分(笑)なだけであって。
本当はめちゃくちゃ不器用に生きているところや、眉目良い容姿が逆にコンプレックスなところ。更には、生きている価値を自分自身に見いだせないでいるところ……。
これらを見せてくれた七ちゃんルートには感動しっ放しでしたもの(⊃Д⊂)vvvv

芥離先生の人となりを形成していると言っても過言ではない、心中に深く根ざしている術の形式ですが、これはシナリオの核となるものですのでネタバレは致しません。
……が。
生家の前身があのような歴史を持ち、その技を色濃く受け継いでしまっている自身を憂い嘆いた人生の中に、芥離先生は巽先生という道標を見つけました。
もう「光」と言っても良いかもしれませんね。
そのくらいの大きい存在。
でもそれは自身が両足で踏ん張って、きりりと前を見据えて傍に居なければ共に歩めない光。
自身の肯定理由を見つけられずに、しがみついているに等しい……危うい とも綱だと思うんです。

そこにですね、現れたのが寮監をしている寮内には溢れ返っている「ただの女子高生」でした。
でも彼女には知らず負ってしまった責があって、周囲に悟られないように一人頑張っている。
その姿を芥離先生は当然知っていたでしょうし、その上で(監視する名目が主だったと思います)千枝ちゃんが自分を目の前にすると頬を染めながら口にする会話のあどけなさに……惹かれていったのじゃないかな、と思います。

七ちゃん自身が身を置く陰の存在を知りつつも、彼女のその性は陽のままで。
厭わしいと思う非現実的な事象(妖)についても話すことが出来る。理解してもらえる。
その上、千枝ちゃんの温かな眼差しの中には自分がこの世に生を受けたことへの喜びの色しかない。
立ち竦んだままの自分を見つけてくれて、尚且つ、足掻いている自分に手を差し伸べようとする暖かな存在。
だから、千枝ちゃんは女子高生と云う未熟なままで良かったのでしょうね(*^-^*)
だって巽先生を護ることとは、違う意味で彼女を庇護することが出来るのですから。
自身の存在価値を守ってくれる女性をまた、その足場が固まるまで守り通すというのは七ちゃん先生にとっては至福なのではないかとしみじみ思います。
勿論、千枝ちゃんがしっかりと自分の足で立った後は、更にただの男性として(*^-^*)!

ですから、あの終章でのセリフ。


「私の答えは、一年半後にお聞かせします」

「貴女が私の生徒でなくなったそのときに、必ず」


には、芥離先生ルートを追いかけてきたから判る、七ちゃんの凛とした姿勢とか、愛情をしっかり受け取ることができたからこそ守るべき線引きとか……。
とにかく、ぶわ〜〜っと私の中に流れ込んできて「うわ〜〜んっ。もう七ちゃん、最高だよ!格好良いよ!素敵だよ〜〜ッッ8(≧△≦)8))))」と悶えに悶えてしまったシーンとなりました。



あらら。芥離先生は何やら印象語りになってしまいましたね^^;
でもでも。「あそこが好き」「ここが好き」とは切り貼りできないくらい、ルートを通したシナリオの流れが大好きで、そこからの感想ですのでご容赦を……(´人`)

脆くて張り子のようだった七ちゃんの深層部分。
そこをぎゅうっと千枝ちゃんに抱き留めてもらったから、もう大丈夫^^
ここから先は七ちゃん本来の合理的な部分、意地悪な部分。ごく自然に振る舞ってくれるのあろう優しい部分ーー。
それらがどんどん甘さを増して傍に居られるのだろうな、と推測できる結末が大好きでしたぁぁ(≧ω≦)vvvv





坎宮 トア(cv.小野 友樹)九十九杜学園3年。4人目の転入生。

八卦による「坎」=【自然:水 性情:陥 家族:中男 身体:耳】


本当は最愛・左坤くんで締めたかった本タイトル。
でもな、トア先輩の解放条件が条件だから仕方ない。
さぁ、プレイ始めようかな〜(;´Д`)

くらいの軽い気持ちで始めたプレイだったのに!

なんですか、あのシナリオ全体に散りばめられた艶はっ(≧ω≦)!!

あれじゃあ、先輩にファンが多いのも納得だよ。
あんな美声で美イントネーションでイングリッシュされちゃった日には、ときめいちゃうよ〜〜8(≧△≦)8))))

と、一人深夜に悶絶しておりました。
バカだわ、私(笑)

ルート解放条件でもある左坤くんが千枝ちゃんがいないと前進できなかったことに比べ、トア先輩は自分で道を切り開いていける御仁でした。
でもね、乾くん然り、トア先輩然り。
強い人だからそうして進んでいけている訳では決してないと思います。
きっと若いながらも、自分なりの覚悟を決めているからこその胆力なのだろう、と思うのです。
うん。そうやって考えちゃうから、本タイトルを嫌いになれないし、攻略キャラクター皆が煌めいて見える。
この妄想力は二次元に依存した結晶なのでしょうな。自分でも呆れてしまいます〜(;´Д`)

と、こんな私が大好きなPS2乙女『夏空のモノローグ』で出会った運命的なセリフがありました。
沢渡部長による、「強い人がいるんじゃない。強くあろうと努力している人がいるだけだ」といったもの。
まさにこのセリフを地で行くトア先輩ルートは、だから。

うあぁ。先輩、格好良い(≧ω≦)!
嗚呼。でも、左坤くんが好き過ぎて、選択肢をほっぽって左坤くんルートに乗ってしまいたいィ!
あぁぁ。でもやっぱり、トア先輩素敵すぎる〜〜(ノ≧∇)ノシvvvv

の繰り返しでした(笑)
四六時中、右往左往してばっかりでしたよぅ^^;

本当に^^
先輩ルートは力強くて、艶がふんだんに含まれていて、プレイが尋常ではなく楽しかったですvv
その中で、私が一番好きだったシーンは


(たとえ、決壊が壊れても、これなら坎宮先輩だけでも助けられるかもーー)

坎宮先輩の囁きが唐突に終わった。
それと同時に、強く抱きしめ返される感覚ーー

そこへさらに、決壊が割れる音と爆発音が重なり、視界が真っ白になる。



という、七章での詠唱シーンでした(*^-^*)

妖による術が少し使えるようになったとは言え、千枝ちゃんは実践に出るにはまだ本当に未熟な女子高生で。
その彼女が身を挺して健気に先輩だけでも、と庇おうとするところ。
緊迫した状況だからこそ、自身のできることに神経を集中して成し遂げた途端。
千枝ちゃんを守るべきものとして力強く惹き寄せてくれるトア先輩。
それらが、もう!

格好良くて、とにかく素敵でっ(T-T)vvvv!

命を懸けたギリギリのところでの、千枝ちゃんのそんな行動を見て、これまでいろんな経験をしてきたに違いない先輩の心もぐらり、と傾いたんだろうな、と思えることが嬉しかったんです。
唯の監視対象者でしかなかった彼女の存在が、きっと深いところに響いたんだろうな〜と(*^-^*)

だからこその、EDでの


「好きに決まっている」


という、あまりにも簡潔であまりにも幸せなセリフと……。
うふふ〜(*´艸`) 左坤くんとの、


「トアには他にも女の子一杯連れてるじゃない! 千枝ちゃんだけは譲って!」

「向こうが勝手に騒いでいるだけだろう? そちらこそ、お前にくれてやる。

千枝は譲れん」


という微笑ましい合戦になるのじゃないかなぁ、って思うのです^^
「おまけ」内【後日談】も唯一まともな糖分を保っていたのはトア先輩だけだったし////
きっと、これから先の先輩は。

千枝ちゃんを自身の帰る場所と決めて、何処にいてもきっと想い続けてくれるのだろうと思います。
自分の生き方&考え方を貫いている人だから、こういう恋愛感情にもそれは美点として働くでしょうしね^^
うんうん。
想い続けるだけじゃなくて、離れても揺るがないだけじゃなくて。
きちんと戻ってきてくれる男性(ひと)でもあるんだ(*^-^*)
そんなトア先輩は最強だ〜〜(≧ω≦)vvvv

と、一人感極まり幸せ一色になった先輩ルートでありました^^
嗚呼。実に良い出逢いに恵まれた作品となりましたぁvv (感嘆)




---- 以上で、キャラ語りを閉じさせていただきます^^
相変わらずの肯定ばかりの感想綴り……申し訳ありません〜^^;
でもね、本当に「買って失敗したなぁ」とは全然思わないタイトルだったのですよ。
まぁ、それもこれも行間で悶えられる、という私の変態的妄想体質のお陰かもしれませんけれど(笑)

最後にもうひと押し!
本作品で好きだったところを打ち込んで参りますね(≧△≦)bvv

◆二つ尾がとにかく優しい。

これが顕著に顕れるのは、物語り終盤とマドレーヌイベント!
「あの」マドレーヌをちゃんと食べきってくれて、尚且つ、

「ウ、うム、美味いなナ」
「なニ、まさカ、主が作ったのカ!」

と、言いたい言葉を呑み込みつつ褒めてくれたり、手づくりに感動してくれたり……。
どのキャラクタールートでも必ず、二つ尾との会話が挟まれていて、そのどれもが頑張って食べてくれる内容ばかりで、めちゃくちゃ嬉しかったのです〜(*^-^*)
後は、やっぱり終章で千枝ちゃんが身体的にぼろぼろになって休養している傍らに、

「なニ、主を案ずるのが僕たる吾の役目。 心配で済めば安き事」

と言って控えてくれるところとか!
堪りませんでした〜〜vv
あぁぁ。どうして二つ尾を擬人化(むしろそのままでも良い)で攻略できないの〜〜ッッ8(≧△≦)8))))
(杉山さんなのに〜〜(>_<)!!←魂の叫び(笑))
あぁ。二つ尾攻略可能で何かもう少し安価な追加ディスク。ファンディスク。もしくは移植版を出してくれちゃったりしないかしら……。無理かなぁ(;´Д`)


◆マドレーヌイベント!

これはですね〜、共通イベントでどのキャラクターでも発生するイベントなんですけれど、【その時、一番好感度が高い】キャラクターのものしか発生しないのですよ〜vv
こういう格差イベントが大好きなので、毎回見るのが楽しみでしたぁvvvv
良いですよね。
彼女の手づくりに高揚する姿を堪能しつつ、意外な結果から生じる彼の優しい部分を垣間見るって^^
皆、素敵だったわ(*´艸`)!


◆特異な環境での恋愛vv

これが一番好きかもしれません^^
本作品に登場する攻略キャラクターは、その特異な生業からこれまで一つところに留まれない人生を歩んできたことが窺えるのです。
乾くんも左坤くんも、実際に学校を転々としていますし、先生として確固たる立場にあるかに見える大人組も若い頃は同じ道を歩んできたはず。
だから、二面性のある乾くんが出来上がったみたいに、その場に溶け込めるような処世術が主なものになって、「彼ら自身」を安心して出せる環境ってなかなか無かったのじゃないかな、って。
思うのですよ(*´-`*)

そこにふわりと現れたのが千枝ちゃんで。
本当に普通の女の子なんだけど、不意に接触してしまった妖のために一生懸命になるし、小さな努力だけど自分にできることを毎日続けるし。
妖のことを介して一緒にいるだけかもしれないけれど、笑ってふざけて「普通」な学園生活を、事情を知っている者同士という安心感の中で過ごさせてくれる。
…………。
これはもう、恋に落ちてしまうと思いませんか(≧ω≦)!?

彼らが千枝ちゃんに気持ちを傾けていってしまうのも自然の道理で、一緒に行動しているとますます気持ちがお互いに近づいていって……最後にはっっ。

キャ〜〜〜!! 両想いですよッッ////
彼らには千枝ちゃんしか目に映らなくなってしまうのですよ〜〜ッッ(ノ≧∇)ノシvvvv
千枝ちゃんが。
これまで刹那の人生しか歩んで来れなかった彼らの陽だまりになれるのなら、それは本当に幸せなことだと思うのです(*^-^*)

あぁぁ。ここまで妄想しちゃう私はもう大人としてダメダメなんだ……。
でも、いいんだもの。
ヒロインが愛されるということが至極当たり前なタイトルは、プレイが本当に楽しくてあっという間だったんだから満足なんだもの(*^-^*)!



いろいろと取り沙汰されるであろうタイトルかとは思いますが、とても楽しくプレイを終えることが出来ました。
感謝感謝でございます(*´Ω`*)vv
以上! 『ひとふた奇譚』大好きだよ(≧ω≦)vv 感想文でした(*´∀`)ノシ

(2012.04.17 UP)