遙かなる時空の中で3 運命の迷宮





メーカー

KOEI(2006年03月23日発売【PS2】)

「遙かなる時空の中で3」のバナーに使用されている画像の著作権は、株式会社コーエーテクモホールディングス様に帰属します。



ストーリー

春日望美(17歳)が異世界・鎌倉へ守護龍・白龍によって召喚された後、異世界の平安を脅かしていた茶吉尼天を追って再び現代へ戻ってきてからのストーリー。
(『遙かなる時空の中で3』「大団円ED」後)

茶吉尼天との戦闘には勝利したものの、何故か鎌倉の龍脈は乱れ、異世界に関する記憶が曖昧になっている望美。
自分の心の欠片ーー青い結晶、時の結晶を取り戻しつつ、乱れた龍脈を整え異世界から来た八葉を元の世界へ戻すことは出来るのでしょうか。
そして、育み続けた八葉との絆はどう変化するのでしょうかーー



ゲームの流れ

一章 【冬休みのはじまり】 (絆の関越え。怨霊ゼロ)
二章 【扉の向こう側 前編】 (絆の関越え。怨霊ゼロ)
【扉の向こう側 後編】 (怨霊封印。時の結晶入手。好感度上げ)
三章 【想いのかけら 前編】 (絆の関越え。怨霊ゼロ)
【想いのかけら 後編】 (怨霊封印。時の結晶入手。好感度上げ)
四章 【結晶のゆくえ 前編】 (絆の関越え。怨霊ゼロ)
【結晶のゆくえ 後編】 (怨霊封印。時の結晶入手。好感度上げ)
終章 【運命の迷宮】 (絆の関越え。ラストバトル)



システム

主人公の名前変換可能。
イベントスチルを一覧できるアルバム機能、シーン回想付き。

2週目から各章をプレイヤーが選んで攻略キャラとの絆を深めていきます。
1週目で蓄積したキャラの「五行の力」「習得した力」等も引き継いでプレイできます。
(『遙か3』シリーズの戦闘スキル引継ぎはありません)
マップ移動して会話・行動選択肢により、好感度が増減します。
怨霊との戦闘もありますが、コマンドを選択するだけなので簡単です。
各章でなすべきことを終了させると、次章に移ります。
攻略キャラには、それぞれ【絆の関】と称される悩みを抱えています。
   それを解決することが恋愛ENDの条件です。

恋愛ENDは各キャラ1種類ずつ。バッドEDもありますが、スチルはありません。
『十六夜記』キャラとして、「銀」「平知盛」も出現。(恋愛ENDなし)
『遙か3』『遙か3 十六夜記』のコンプデータがあると入手できる【時の結晶】(シーン回想)が増加。



総評 ★★★☆☆

2周目からは章選択が可能になっているとは言っても、今回は章が固定しているので各キャラ関越えのために固定章のみプレイすれば良い仕組みになっています。
迷宮内で一度開けた宝箱も次周からは空箱表示されますので、関越え、時の結晶入手など全てをこなさなければならない1周目はクリアする時間が必要となりますが、2周目からは八葉の戦闘スキルアップを図らなければ、恋愛EDのみに突進することも可能です。
基本的に本編のファンディスクですし、恋愛イベント、恋愛END共に甘いながらもあっさりしたものになっています。八葉のENDは「本編」「十六夜記」で完結しているんだなぁ、と感じさせられるED内容なので…。
なので、2周目からは楽にプレイできるとは言うものの、やはり本編をプレイしてこそ楽しめるタイトルだと思いました。



登場キャラ(cv.)

有川 将臣(三木 眞一郎)… 17歳。
 「天の青龍」。頼りがいのある同級生。時空移動ではぐれてしまう。

源九郎 義経(関 智一)… 22歳。
 「地の青龍」。源氏側の大将。責任感が強いが、口が悪いので誤解されがち。

ヒノエ(高橋 直純)… 17歳。
 「天の朱雀」。熊野出身の女の子大好き少年。

武蔵坊 弁慶(宮田 幸季)… 25歳。
 「地の朱雀」。軍師であるとともに薬師でもある、穏やかで確信犯な(笑)人。

有川 譲(中原 茂)… 16歳。
 「天の白虎」。将臣の弟。主人公を慕っている、しっかりとした少年。

梶原 景時(井上 和彦)… 27歳。
 「地の白虎」。軽い物腰の陰陽師。

平 敦盛(保志 総一朗)… 18歳。
 「天の玄武」。敵陣、平家の貴族。怨霊の存在を憂いているため仲間になる。

リズヴァーン(石田 彰)… 34歳。
 「地の玄武」。義経の師匠でもある。別名「鞍馬の天狗」。
 かつての鬼の一族の末裔。冷静沈着な人柄。

(2006.04.18 UP)