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華ヤカ哉、我ガ一族
キネマモザイク
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オトメイト (2011年12月08日発売【PSP】) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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時は大正。 一代で財を成した宮ノ杜家の使用人になってから一年が過ぎた浅木はる(19歳)も少しは成長し、仕える者としての自覚を持つようになってきました。 そして、二年目の春---- 次期当主選びに火花を散らした昨年の騒動のさ中、逆に親睦を深めるようになった六兄弟には寝耳に水な出来事が。 何と、宮ノ杜家を陥れようと暗躍し、当主の庶子であった守が家族の一員として認められ、共に生活をするようになるというのです。 その状況下の中で改めて次期当主を選ぶこととする、と宣告した現当主・玄一郎の言葉にそれぞれの思惑を抱えながらも、この春より自分の専属使用人となった はるとの交流に心ならずも、もしくは一層の思慕を募らせていく兄弟達。 仕える者と使う者。 本来ならば許されることのない、二人の恋の行く末はどのようなモザイクを彩っていくのでしょうか? |
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凄いですね!! 文字通り【骨太】な作品だったと思います。 ファンディスクって、こんなに厚みのあるものも存在するんだ……、と感嘆させていただきましたもの(*´Д`)vv それでも、本編 『華ヤカ哉、我一族』 の本格的な続編という訳ではありませんので、恋愛描写は甘いと感じられるものの、キャラクターによっては恋愛感情をはるに持つに至るまでの経過が判然としないシナリオもあったように感じております。 しかし、二人を取り巻く背景は本当に繊細で緻密! まさに大正浪漫を感じながらの、はらはらと息を呑む展開に……。 はぁぁぁぁ(*´Д`) 素晴らしいです! 【宮ノ杜】という一 一族から目が離せなくなってしまい、彼らを取り巻く。 時には暗澹とした。時には少しの幸せを。 そして、「本物の愛情に出会ったことがない」という環境に胸を締め付けられ、もっとお傍に仕えさせてください! と志願するまでの心持ちとなってしまうのですから、シナリオの妙なのでしょうね(*´-`*) FDではありながら、本編と同等に主人公・はるの使用人能力上げ。 「依頼」解決によるアイテム収集等、恋愛シナリオを堪能する以外にも やり込み要素は目白押しです。 【弐年目もーど】をクリアすると二周目からOPENする【情報屋もーど】も、あれだけ本編で「攻略したい(≧ω≦)!」とぷるぷる震えていた素敵な殿方目線で進行するイベントが実に楽しかったですよ〜vvvv 本作品をプレイして、「本編の後日談をお目当てにするだけではなく、新機軸でスタートする二人の関係を楽しむことって、こんなに胸を打たれるものなのね!」と。 これまで私がFDに持っていました固定観念を良い方向に変えることが出来ましたことにも、深く感謝しているところでございます(´人`) 確かに本編から引き続いてプレイするのが順当だとは思いますが、一作目よりも成長した主人公。 そして、最初からある程度物腰の柔らかい七兄弟を堪能したいのでしたら、主人公に風当たりの強い一作目を置いておいて、本FDからプレイしてもシナリオに矛盾はないと思っております。 要は本作からプレイしても本編への心積もりになりますので、本編よりは手軽に楽しめる作品としてお試し気分で臨んでみても良いのではないでしょうか(*^-^*) 「ファンディスク」という名だけで楽しむには勿体ない、実に充実した内容の作品でございますから! 最後に。 コマンド入力タイプのゲームですので、プレイ時間もそれなりに掛かります。 初周で7〜8時間ほど必要になるのではないでしょうか。2周目からは3〜4時間程度でクリアできるかと。 システム周りも快適で、固定シナリオを一気に飛ばせる機能には大助かりしました(*^-^*) という。 甘いだけではなく、耐え忍ぶことも必要な。身分格差だからこその恋愛譚を楽しんでみたい方には、まさにうってつけの素晴らしいタイトルだとお勧めしたいです(≧ω≦)!! |
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(2012.11.22 up) |
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