乙女【紹介】目次 『夢のつづき』攻略 『夢のつづき』感想



華鬼 〜夢のつづき〜



















メーカー

オトメイト(2012年03月22日発売【PSP】)

「華鬼 〜夢のつづき〜」のバナーに使用されている画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社様および梨沙様、株式会社イースト・プレス様に帰属します。



ストーリー

胸元に鮮やかな椿の刻印が押されている朝霧神無(16歳)は、凡庸な容姿なものの どこか異性を惹きつける媚態が色濃く、常に性的な欲求の標的とされていました。
周りに頼れる人物はいなく親にさえ背を向けれられ、何事も独りでその身の純潔を守り通してきた神無の前に【鬼頭の使い】が現れます。
それにより初めて知らされる真実。
胸の刻印が「鬼」の花嫁の印であること。親元を離れ、鬼の棲まう土地に行かなければならないこと。
そこで伴侶となる鬼と婚礼の儀を挙げなければならないことーー。

しかし、それらは過ぎ去りし日の出来事。
様々な困難を経て【鬼】である「彼」と結ばれた神無は、「彼」だけの花嫁となって幸せに、そして仲睦まじく鬼ヶ里で暮らしています。
けれども、幸せながらも感じてしまう「彼」の持つ苦悩。
「彼」と最後まで添い遂げたい神無は、更なる幸福のために手を差し伸べるのでした。
「彼」もまた、その手を強く握り返しーー 二人の未来はもっと深、幸せに彩られるものとなるのです。



ゲームの流れ

【花嫁抄】→ 本編の後日談(選択肢あり)
【蜜月譚】→ [ 花嫁抄 ] を踏まえたデートストーリー
【雛の宴】→ 本編で誰の花嫁にもならなかった場合の [ if ] ストーリー(選択肢あり)
【恋歌想起】→ 男性キャラクター目線の本編中のモノローグ



システム

主人公の名前変更可能。
但し、公式名だと【声付き】で呼んでもらえます(≧ω≦)!
主人公ボイスはありません。
CGスチル鑑賞 & シーン回想有です。シーン回想はCG鑑賞に内臓されています)

選択肢選択による好感度UPで恋愛ENDを目指すADV形式シナリオ。
FDですので、選択肢は何を選んでも好感度が上昇します。
【花真珠】→ 好感度UPの選択肢を選ぶと、最初の1回のみ入手可能。
* 花真珠の数が増えていくと、最初は選べなかったコンテンツがどんどんOPENしていきます。
【花手箱】→ クリア後のおまけを収蔵。
* [ 鑑賞 ] → CG鑑賞(シーン回想内臓)、MOVIE鑑賞
* [ 視聴 ] → BGM鑑賞
* [ 寄道想起 ] → 「土佐塚 桃子、江島 四季子、外尾 忠尚、佐原 もえぎ」目線のモノローグ
* [ てのひら鬼ヶ里 ] → 花真珠「100」以上でOPENのSS
* [ 心覚え ] → ゲーム中に入手した用語集
一人ひとりのCGをフルコンプすると、各キャラに【ご褒美CG】あり(≧ω≦)!



総評 ★★★★

個人的に、す……、

素晴らしい(*´Д`)!!

と、胸震えた作品でございました。
いえいえ。ですが、本作に収録されている内容自体は、いつもと変わらない【オトメイト様風味】のFDだと思います(笑)
選択肢ありの後日談があって、[ 本編で誰とも結ばれなかった場合 ] という " もしも語り " があって、読み進めるだけのおまけSSが豊富にある。
時には、それにミニゲームが付いてくるFDもございますよね^^
えぇ、そんな感じで従来の
【けれど、全てにおいて短く、本編に比べるとあっという間にプレイを終えてしまえる】という作風も、そのままだと感じました。
けれど、個人的にとっても良かったのです……(
*´-`*)vv

あのですね、まず最初に選ぶしかないコンテンツ [ 花嫁抄 ] が、どの鬼を選んでも、
それはそれは幸せにしてくれるんです!
どの鬼も神無ちゃんの過ごした16年間を偲び、それこそ掌に在る珠のように大切に扱ってくれました。
その中で、本編での感想がすっごくマイナスに感じていた「彼」への印象が180度、変わったシナリオがございましたし(
*´Д`)!
その私自身に及んだ感動のために、従来の甘々FD評価「★3.5」に「0.5」プラスして「★4」の評価とさせていただいたのです。
や〜、もぉ……うん、すっごく「彼」が好きになりました(
*^-^*)

そんな私の本編におけるマイナス部分を、プラスに転じてくださった本作。
どのコンテンツを選んでも、ヒロインの神無ちゃんが 更に甘く優しく、そして大切にされまくりますので、今となっては大分 過去の作品となりますが、舌鼓を打ってプレイを終えることが出来ます。

きっとプレイ済の方が多く、未プレイの方もなかなかに手に取る機会が少なくなってしまった作品かもしれませんが、本編で辛酸を舐めた神無ちゃんの、更なる幸福譚を眺める手段として、とても満足のいくシナリオ内容だったとお勧めさせていただきたいです(
*´Ω`*)vvvv



登場キャラ(cv.)

木籐 華鬼(cv.前野 智昭)現「鬼頭」。鬼ヶ里高校3年生。生徒会長。18歳(実年齢:92歳)
   神無の許婚だが、何故か執拗に神無の命を狙ってくる。寡黙な鬼。

高槻 麗二(cv.野島 裕史)一翼。鬼ヶ里高校保健医。24歳(実年齢:500歳近く)
  「保健室の麗人」と呼ばれるほど容姿端麗で物腰も柔らかい。でも、最年長で「若づくり」(笑)

士都麻 光晴(cv.興津 和幸)二翼。鬼ヶ里高校3年生。執行部会長。18歳(実年齢:217歳)
   饒舌で陽気な鬼。けれど、「花嫁」を大切にする信条は人一倍厚い。

早咲 水羽(cv.梶 裕貴)三翼。鬼ヶ里高校1年生。バスケ部。15歳(実年齢:33歳)
   前代未聞の若さで庇護翼に任命された将来を嘱望されている鬼。洞察力に優れている。

堀川 響(cv.鈴村 健一)鬼ヶ里高校2年生。17歳(実年齢:131歳)
   鬼頭の命を隠すことなく狙ってくる鬼。全ての鬼、人間を手駒になるか、ならないかで判断している。

貢 国一(cv.伊藤 健太郎)鬼ヶ里高校1年生。18歳(実年齢:221歳)
   前・三翼。響の右腕だが、「花嫁」に対する考え方は真逆。真面目で真摯な鬼。


渡瀬(cv.小嶋 一成)華鬼の父・忠尚の庇護翼頭。?歳(実年齢:?歳)
   生家において神無の世話を一任されている、慎み深く生真面目な(笑)、実力的にも上位にいる鬼。


登場人物は全員、本編の経緯がありヒロインに優しくなっておりますが、性格の特徴を説明するため、人物描写は本編「紹介」ページのまま記載しております。

(2016.05.11 UP)



乙女【紹介】目次 『夢のつづき』攻略 『夢のつづき』感想