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花咲くまにまに
まさか……。 まさか、こんなに心酔してしまう作品となるんだなんて思ってもみませんでした(*´Д`)! もちろんですね、発売を楽しみにはしておりました^^ イラストだって綺麗だし、和風テイストなのも素敵。 けれど、本作品が手元に届いて「いざ(≧ω≦)♪」とプレイを始めると……あれれ? これとよく似た乙女ゲをプレイしたことがある(;゚д゚)!? ーーと、驚いたにも関わらず……。(← 言っちゃいけない。暗黙の了解?な件(笑)『明治東亰恋伽』) やっぱり、すっごく面白かったのです(≧ω≦)!! まず私が上記のように類似乙女作品を念頭に置きながらも、傾倒してしまった理由の一番は、 ヒロインが、おいそれとは時空を跳躍できない という設定だったと、自分で感じておりました。 何者かの見えない意思により、江戸時代へと連れて来られてしまった七緒(なお)ちゃん。 最初はそれは勿論、現代へ帰れるように祈り続けている彼女でした。 けれど、日一日と過ぎるたび、彼女は帰還を諦め現状を受け入れるしかないのだと思うようになっていきます。 それはそうですよね。 いくら神社にお参りに行ったところで神頼みでは心許ないですし、確証が得られる訳でもありませんから。 そして、電気も水道設備も整っていない未開の時代で生きて行く決心を固める。 これは七緒ちゃんの諦観でもありますが、非常に建設的な思考だと得心させていただきました。 「そうそう! これくらいの容易ではない設定と、ここで生活していくのだ、という気概が欲しいのだよ(≧ω≦) vv」と思いましたので。 そして、ヒロイン・七緒ちゃんが江戸で過ごすために目を向けざるを得ない【特遊郭・万珠屋】。 この空間設定も乙女的に美味しいなぁ、と感心させられました。 本作品をプレイをするに当たって、やはり「大丈夫なのかな?」と案じていたのが「遊郭」という特異空間だったのですよね。 言ってしまえば、そこは春をひさぐ場所。 そこでヒロインである七緒ちゃんが禿(かむろ)となってしまうなんて、大丈夫なの(>_<)!? と。 けれど、そんな私の小さな懸念なんて必要ありませんでした^^ だって万珠屋は幕府御用達の【特遊郭】だったのですから(≧△≦)b★ 此処に来る大尽(お客)たちは花魁に無理無体を強いてはならないのです。 大枚をはたいて、綺麗な着物・簪・化粧で着飾った女性を相手に、お酒を酌み交わし談笑するだけ。 「うわ〜、高級キャバクラ?」と感じてしまった訳なのですが……(笑) 少し寄り道感想を言わせていただけるのなら、 「特遊郭って、乙女的には非常に有難い、そして美味しい設定だとは思う! けれど、大尽たちにとっては生殺し設定だよね、これ^^;」 と、苦笑してしまいました〜★ や〜、だってねぇ。 一つ屋根の下で! 二人きりになれる個室で綺麗なお嬢さんを侍らせて! それで、食べて飲んで余興を楽しんで帰るだけ、って、酷くない(;゚д゚)!? と、男性主観としては突っ込まずにはいられませんでしたもの^^; どんだけ、ふんだくっている商売なのか、と(笑) それで万珠屋の新造が吉原の花魁より稼いでいる、って更にすごくない!? と(笑) …………。 はい。そんな少しの寄り道感想でありました(≧△≦)b★ まぁでも、そんな「遊郭」という特異空間の中でも更に亜空間な場所・万珠屋ではあるのですが、そこで七緒ちゃんが素直に。綺麗に成長をし。 そして、どんなに成功しても慎ましやかで、日々の努力と感謝を忘れない。 ーーという流れは非常に心地よかったです^^ 江戸時代に飛ばされて受け入れる覚悟を決めた後は、その時代の暮らしに適応するように努めている。 不平不満を言わない、という芯の強さも素敵でした。 だからこそ、七緒ちゃんの周囲にいる旦那衆が彼女のことを贔屓にしてしまうのだろうな、と感じ入ってしまい……ますます、キャラクターとの恋愛シナリオに惹き込まれてしまうのでございます(*^-^*) 私自身が江戸時代に詳しくないため、いろいろと時代考証としての齟齬はあるでしょうし、実在した人物設定というのもあって無きに等しい感じなのかな?と推察するだけなのですが……。 正直に言ってしまえば、そんなリアリティは関係ありません(≧ω≦)! 七緒ちゃんという心優しき少女がタイムスリップをし、その時代で素敵な殿方と出逢ってしまった。 男性陣は皆、心に何かを秘めています。 そこを乗り越え、七緒ちゃんに手を伸ばしてくれるのか。 その手を掴んでくれるのか。 自身を一途に見上げる七緒ちゃんの半身たろう決意を固めてくれるのか。 こんな素敵に綴られる恋物語に出会えたのですから、私には文句を言う術は何ひとつ残っていないと感じておりますので^^ ではでは。 そんな褒め殺してのキャラクター語りに参ろうかと思います(笑) 「8(≧△≦)8))))」← こんな顔文字表記の羅列感想文でも宜しければ、このままお進みくださいませ〜^^ (「花咲くまにまに」のアイコンに使用されている画像の著作権は、株式会社MAGES.様に帰属します。 また、cv. の敬称は略して記載させていただいておりますm(_ _)m)
わ……和助さん(T-T)!! さすが、万珠屋の番頭をしているだけのことはあります。 さすが、本作のセンターキャラを張っているだけのことはありました! もぉ、切なくて恋しくて堪らないです(⊃Д⊂)!! ーーと、あまりに最初から結末を見越した感想を述べてしまいそうなので、自粛をして(笑) やはり共通パートからの流れを追っていくのが一番ですよね^^ や〜。和助さんは飄々として、いつでも大きく広く構えていてくれる男性で。 それだけに素人さんにだって、それこそ「玄人」の女性にだってもててしまうのですが、「本気の女は作らない」と言っているだけのことはありました。 序盤からして和助さんの手練手管に夢中になってしまいましたもの(*´Д`)! [ 葉月 ] でのシナリオでございます。 見世が開くまでに時間が空いた七緒ちゃんは「部屋を掃除する」ことにしたのですが、そこに偶々通りかかった和助さんに、 「掃除するのはいいけど、手をあまり冷やすなよ」 「指が荒れて、髪に埃がついてるような女じゃ、大尽に幻滅されるぜ?」 ぎゅっと指先を握られ、慌てて頷く。 「ははは、また冷えたらいつでも言えよ。俺が温めてやる」 「ただし、手だけじゃすまねえかもしれねえけどな」 「覚悟しとけ」 ってね! 言われちゃうんですよぉぉ//// もうね、いっそ清々しいまでの「たらし」っぷりじゃないですか(≧ω≦)!? やはり、いわゆる乙女ゲにおいての【男の色気】担当キャラはこれくらいじゃないとね〜。 ダメですよね〜(笑) 更に時は過ぎ [ 霜月 ] のシーンでございました。 「嗚呼。ここらへんなのかな?」と、和助さんの心が少しほどけていく瞬間を垣間見れた会話がございます。 万珠屋において、本格的に和助さんたちの手伝いをするようになった七緒ちゃんと、 「俺はまだ七緒のことを全部信じたわけじゃない」 「だから、仮にもし今何か良くないことが起きた場合、お前が疑われる可能性もある」 「これは俺の勝手な予想だが……」 「お前、ひょっとして……」 「誰かの間者か……?」 「……え?」 「和助さん……すみません……」 「……おう」 「あの……かんじゃ……って、なんでしょう……?」 という流れが可愛いやら、どこかしら落ち着くやらで! 「間者」という言葉は現代ではあまり馴染みのない言葉ですから、「かんじゃ」と音で聞いただけではすぐに変換できなかった七緒ちゃんだったのです。 「患者……ではないよね?」とさんざ逡巡してからの質問でしたので、七緒ちゃんの素直な性根が可愛いやら、その返答を聞いた和助さんの肩からどっと力が抜けるのが分かり嬉しいやらでvv 別段、甘いシーンという訳ではないのですが、好きな場面でございました(*^-^*) はい、お次は [ 如月 ] のバレンタインイベントでございますよ〜^^ これは……っ、甘かったですねぇぇぇ//// 特別の厚意として清菊太夫から「ちょこれーと」を分けてもらうことが出来た七緒ちゃんは、一人だけあげたい男性として和助さんを選びます。 よして、夜見世が終わった後に手渡しに行くのですが……。 話しながら、和助さんは片手で私の腕を掴んだまま、もう片方の手で器用にチョコレートを取り出す。 その一欠片をつまみ上げ、和助さんは私の口元へと差し出した。 「早く食べろ。溶けるだろうが」 「あー……ほら。お前のせいでとけちまった」 「ん」 「……?」 「舐め取れ」 なんですよッッ(ノ≧∇)ノシvvvv や〜もう! いたいけな女子高校生を捕まえて、一体何をさせるのかと(笑) でもでもッ、実はまだ終わっていなかったんです、このシーン! 敢えて詳しい情景は省きますけれど、 「くくっ。お前も女なんだな」 「そういう顔してたぞ、今」 って、キャ〜〜〜〜〜ッッ8(≧△≦)8)))) ど・ん・な・顔〜〜〜〜〜(〃ノωノ)!!!! さすがの手練れキャラでございます。 もう完敗です。 まさか、こんな共通パートのいちシチュだけで骨抜きにされるとは思いませんでした(笑) 和助さ〜〜ん//// はい。そして、その共通パートでの悶えたシーンが最後にもう一つ。 [ 弥生 ] 。でございました。 大尽を接待した後の情報収集が殊の外、上手く行ったので褒美をやろう、と言う和助さん。 「それより、期待以上にがんばった褒美をやらないとな。目を閉じてこっちを向け」 「……お前、野暮なこと聞くな……そんなの、接吻に決まってんだろ?」 「……っ……!? そ、そんなのいりません……!」 「くくっ……そうか? 俺に接吻してみらいてぇって女は、それなりにいるんだぜ?」 「……!!」 「茹でだこ、だな」 最後のセリフが〜〜//// こんな、からかい半分。けれど、目を閉じたなら額か頬にくらい接吻をすることもやぶさかではないという、甘い好意も含んだ笑いながらの口調(≧ω≦)! (↑ 絶対、この段階では唇にしないと思うんだ) 「和助さん! 和助さん(*´Д`)!! 鈴村さん! 鈴村さん〜〜〜(ノ≧∇)ノシvvvv」と半狂乱になってしまった一幕でございました。 嗚呼、乗せられやすくて安い女だなぁ、私(笑) まぁ、そんなこんなで和助さんの飄々たる色香や、シナリオ中に見受けられます力強い瞳にどうしても適わず、惹き寄せられてしまう七緒ちゃんでございましたが、和助さんの個別パートは何と言いましても、 簪の鈴の音が素敵(T-T)!! と思わずにはいられません。 ある日「怖がらせてしまった詫びに」と何気なく買ってくれた簪は、ちりちりと涼しげな音を立てて、七緒ちゃんの所在を知らせてくれる物となりーー。 和助さんが万珠屋を留守にし他の場所で「奇兵隊」への指導に当たっていた場面では、和助さんに会いたい一心で差し入れに赴いた七緒ちゃんを。 その微かな鈴の音で、ふい、と視線を泳がせて探してくれる場面が大好きでございましたもの〜〜(〃ノωノ) そうして視線が絡み合った後の、息を詰めていた力がほどかれるような七緒ちゃんを受け入れてくれる笑顔! これもまた堪らずに、続くシーンへの更なる高揚感を与えてくれるのでした。 そのシーンとは、七緒ちゃんが兵士の皆さんに囲まれてしまう場面でございます。 高い実力を持ち指導に当たりながらも、誰にでも分け隔てなく接する和助さんは、兵士の多くに慕われていたのですが、 「しっかし、あんたも良い男捕まえたな、姉ちゃん」 「逃しちゃ駄目だぜ、姉ちゃん」 「そんな忠告不要だぜ」 「なんだ? いつも通り晋作って呼べよ」 「!」 「俺のほうがこいつに惚れ込んでるからな。離れようったって離さねぇぜ」 「ま、離れようなんて気も起きねぇだろうけどな。そうだろ? 七緒」 とですね、一芝居打ってくれるのです〜〜(≧ω≦)vvvv 何が「一芝居」かと言いますのは……え〜と、説明するとややこしくなりますので(あまりネタバレしたくないので^^; とは申しましての上記のセリフ抜粋であらかたネタバレしちゃってるのですが )、割愛★ ですがここの、「そうだろ? 七緒」が大好きで、大好きで(*´Д`)! 遂げたい本懐があって、自身の力を出し尽くしての毎日を送っているのですから、自身への自信に満ち溢れた和助さんらしい魅力だなぁ、と思わずにはいられませんでした。 本当。 こんなんじゃ、逃げたくても逃げられないよ。太刀打ちできませんよ、和助さん//// ですが、ストーリーは急展開を迎え、一転して和助さんが進退極まってしまう場面となります。 その際の寄り道感想になってしまいますが、赤根さんのセリフを抜粋させてくださいませ(*´Ω`*) 「七緒も来てくれたのか」 「は、はい。私に出来ることがあるのかは分かりませんけど……」 「いや、七緒がいてくれりゃ百人力だ」 ってね! 優しいですよね!! そして、プレイしている乙女御にも優しい(T-T)vv だって正直言ったら、このような緊迫した場面にのこのこついて来る遊郭の面方なんて足手まといじゃないですか。 いくら和助さんのことを好きだと言っても、婦女子が口を出して良い場面ではないはずなんです。 ですが、そこをですね。浚(さら)い取って、且つ掬い上げてくれるのですよ^^ 急ぎ和助さんの元へ駆けつけたいシナリオと急(せ)いた口調。 そこにねぎらいを込めて話してくださるのですから、声優様って素晴らしいですよね、本当に……。 と、赤根さんにも。 赤根さんにその言葉を忘れず喋らせてくれたシナリオにも、感嘆してしまった場面でございました^^ 続いて和助さんの元に辿りついた面々でしたが、そこでも七緒ちゃんの簪の鈴の音を耳にした和助さんが一瞬の視線を寄越し。 そして気丈に振る舞い、事態を収束させたのでございます。 個人的にはこの後の「あわやキスシーン(≧ω≦)!?」というくだりも大好きでございました。 そこからまたしばらく経ち、久方ぶりに万珠屋の庭に落ち着いている和助さん。 庭に咲いた梅を見上げながら、 「何者よりも早く咲いて春を誘い、役目を終えて潔く散る。俺が一番、好きな花だ」 というセリフ(T-T)! えぇ、プレイなさった方なら忘れることのできない大切な場面ですよね。 ですが、私的には この後なんです。 上記のセリフは本当に梅花のことだけで良いのか。 それは和助さん自身の生き方を指しているのじゃないか、と不安になった七緒ちゃんが堪らず、その袖を掴んでしまいます。 和助さん自身も、その七緒ちゃんの姿に胸打たれるものがあったのでしょう。 「和助……さん?」 「……っ……」 「悪い。今のは……忘れてくれ」 と、唇に触れてしまいそうだった間を、また開く場面が挿し込まれるのでした。 実はですね、拙レビューでは触れてきませんでしたが、ここに至るまでに和助さんの中で七緒ちゃんがどんどん自身に近しい存在になっていくような小咄が織り込まれているのです。 その中に万珠屋の屋根上で見た朝陽の場面もございまして……、そこで一度は接吻をしそうになっているのでございました。 その場面も踏まえて考えたのです。 一度目のキスは軽い気持ちで行おうとしたものの、大義のために思い返した行為。 いわば、七緒ちゃんよりも和助さんが目を向けるべきは大義であった頃で、そして。 二度目の未遂で終わった今の口づけは……。 押しとどめなければ大義以上に七緒ちゃんが大切な存在になってしまうから だと! 和助さんにとっての七緒ちゃんが、どんどん溢れてしまうような相手になっていてくれたら、と願ってしまう場面でございました。 そして私の上記の願いが叶う局面がやって参ります。 それは和助さんが辛くも蟄居を命じられた、ある日の夜のことでございました。 ちりり、と奏でる簪で七緒ちゃんがすぐ傍にいることを知った和助さんは、その手を取り、 「俺は……必ず生きて牢を出る。志を果たす。散っていった仲間の分も……」 私が大きく頷くと、和助さんの顔がさらに格子に近づく。 そして、和助さんの手を包んでいる私の手に、そっと唇を寄せた。 誓うように、口付ける。 「お前に、誓うよ」 う…………。 うわ〜〜〜〜んッッ、和助さん〜〜〜〜ん(T-T)!!!! もうね、ずっと牢に入っている和助さん。 現実的に考えるとその容姿は髪の毛なんかボッサボサで、髭なんか無精髭のぼうぼうで……。 でも! それでも良いの。 そんな見た目になんか惑わされないほどに、七緒ちゃんは和助さんのことを想っているし、私も大好きなんですから(≧ω≦)vvvv はぅ〜〜(*´Д`) 和助さんの心がすっかり七緒ちゃんに傾いた夜の出来事でございましたねぇ……(嘆息) (ここでも敢えて、七緒ちゃんが和助さんに伝えた名言は割愛しております) やがて、時は過ぎ。 無事に牢から出ることを赦された和助さんは万珠屋に戻ってきます。 ここで和助さん自身ではないのですが、白玖さんがとても可愛らしいシーンがございましたので紹介させていただきますね(*^-^*) (和助)「全く、釈放早々扱き使いやがって」 (白玖)「何言ってんの。こんな機会でもなきゃ、あんたはまだ牢の中だよ、和助」 (赤根)「またまたー。『連合国を相手の談判となれば、生易しいことではない。その任に耐え得る人物と言えば(和助)以外いない』とか」 「藩主の前で熱く語ってたくせに」 「……それ、空耳」 ちょ! 白玖ったら可愛いから〜〜〜〜ッッ(ノ≧∇)ノシvvvv この期に及んでまで、「空耳」って何!? 白玖の「空耳」が可愛すぎて、その言葉が空耳かと思った〜〜〜〜(〃ノωノ)! ……と、意味も分からず壊れてしまった一幕でございました★ あぁぁ、白玖〜〜//// さて。話を和助さん自身に戻しまして(笑)、更に時はくだり……。 和助さんルートの中の殊更に珠玉と感じている場面がやって参ります。 ここは、情景描写はせずにセリフのみの抜粋とさせてくださいませ。 あまりに素敵だと感じ入っておりますので(*´Ω`*) 「和助さん……ひとつ、お願いがあります」 「私を……」 「和助さんの手で、一人前の花魁にして下さい」 〜〜〜〜〜(⊃Д⊂)!!!! 更に、これに応えた和助さんもまた、 「……安心しろ。俺だって、初めてだ」 「嘘じゃねぇ」 「本気の女を抱くのは……初めてだ」 なんて言ってくれるのですから、もう素晴らしすぎて(T-T)vvvv 但し、この先の流れは吉乃が築き上げた功績に乗りすぎじゃないか、と思わないでもありませんでしたが、和助さんと七緒ちゃんの恋物語を高めるには良い演出だったのではないでしょうか^^ そして、この先にまだ少しの物語があり、和助さんとの愛情譚はそれぞれの結末に分岐していきます。 【バッド】は言わずもがな。 誰のルートでも常に、そのシナリオ内の「BAD」らしさが紡がれますので、あくまで和助さんのルートに相応しい悲劇だと思いました。 【ノーマル】は……これもまた見る方によっては、こちらの方が【ベスト】よりも納まりが良い方もいらっしゃるかもしれません。 けれど、私にはやはり「ノーマル」的な位置付けでございました……。 だってね、七緒ちゃんの独白で終わっているような綺麗な感情だけで終われるはずがないじゃありませんか。 子の顔を見るにつけ、和助さんへの愛しさが。 そして哀しさがこみあげてどうしようもなくなるでしょうしーー。 子を慈しんで育て、その成長を感じるたびに、ともに喜びを分かち合いたかったと願わずにはいられないと思うのです! 万珠屋の中で普遍的意味の愛情を感じ日々を送ることはできても、七緒ちゃんにとって、誰も彼も和助さんの代わりにはなり得ないですから(T-T) このように、ひと欠片の温かさは感じても……寂しいままだった私の感情は【ベスト】で救われました! きっと送り届けてくれた時点で「彼」の翼はもぎ取られ、その存在は無に還ったのでしょう。 ですから、そこからプラスαな特典を贈ることは適わなかったはず。 そのまま七緒ちゃんと和助さんは、きっと笑顔だけでは過ごせない日々も送ってきたのだと思います。 でも、和助さんはすぐそこにいてくれて、辛いだけじゃなく大切な時間もたくさん過ごしてきたのではないでしょうか。 ここで現実的要素をあれこれ考えてしまうのは、あまりに味気ないためーー。 七緒ちゃんと和助さんの、これからの日々に幸多からんことを と祈って幸せな余韻のまま……プレイを終えることに致しました(*´-`*) きっとね、和助さんには身についているたくさんの生業があるのですから、単身で道場を開くことなんかは無理だとしも、どこかで師範代とかいろいろ。 きっと明るい未来が開けるのだと思うのですよ^^ だって【乙女】ですもの(≧ω≦)! 私の中では、躊躇わずに【ベスト】が最上エンドでございますし。 和助さんが幸せになれるエンディングを堪能することができたことが、何よりも嬉しいと思えるルートプレイでございました(*^-^*)!
白玖〜〜〜〜(*´Д`)vvvv いやもぉ、白玖は 果てしなく甘かった! ですねぇ(嘆息) 白玖の言動が甘い上に、彼のストーリーは本当に綺麗にまとめられていたなぁ、と感心せざるを得ません。 時代のうねりに巻き込まれても、白玖だけはずっと綺麗なままなんです。 容姿だってもちろん艶やかですし、何より彼自身の志が透き通るようにキラキラしているんですもの。 ここまでお膳立てをされた【王子様的キャラクター】の前では、それはもう太刀打ちしようなんて一瞬も考えることは出来ませんでした。 ただひたすらに白玖に向かってハートを飛ばしていたような感覚でございます(笑) ーーと、盲信的な愛情を導入として捧げさせていただきましたので、キャラ語りに入りましょうか^^ その前に。えぇと、どうしようかな。 白玖の正体を明かしながら感想を打ち込んでも良いものなのでしょうか? 公式サイト様を見ますと推測は出来ますものの、それでも明言されている訳ではありませんし……。 ん〜〜(;´Д`) そうですね。拙レビューでも明言することはせず、名前を並列するのみで語らせていただこうと思います。 白玖に関しまして、最初に萌え咆哮してしまったのは共通パート [ 神無月 ] でございました。 七緒ちゃんが禿ではなく面方として、単身で大尽を接客できるかどうかを桂さんが見極めに来る場面。 もちろん初めてのもてなしが上手くいくはずなんてなく……練習とは言え、大尽を迎えた最初の夜は失敗続きで幕を下ろしたのです。 さぞや自分の失態に桂さんもあきれ返っているだろう、と痛む胸を抑え、お帰りを見送る段になりますが、 「また、是非お待ちしております」 今日はあまり上手く出来なかったけれど、せめて帰りの時だけは気持ちよく帰ってもらいたい。 そう思い、できる限り丁寧に挨拶をする。 (次回は、もう指名してもらえないかもしれないけど……) 「…………」 「……次も、またあんたを指名するよ。朝葵」 って、桂さんが言ってくれるのですよ〜〜〜8(≧△≦)8)))) あぁもう、あぁもう!! 現実世界でならあまり言われたい呼び方ではないのですが、桂さんが言う「あんた」が凄く好きで(T-T)! 優しかったり、甘かったり、叱咤してくれたり……。 その時々でたくさんの感情を乗せて呼んでくれますし、何より「桂 小五郎」という本作品のキャラクターにめちゃくちゃ似合ってますもんね(≧ω≦)vv その「あんた」呼びにメロメロになりながらも、初めてのお座席の中でもちゃんと朝葵(=七緒ちゃん)を認めてくれていたんだなぁ、と窺えるところが大好きだったのでございます〜//// 次は……上記の流れを踏まえましての [ 如月 ] でしょうか^^ 宣言してくれた通り、万珠屋を利用する折には必ず朝葵を指名してくれるようになった桂さん。 七緒ちゃんも夜見世での時間を共にする度に、桂さんの素直には見せてはくれない優しさを感じ取るようになっていきます。 ですから、憎からず想う気持ちが育ってしまう訳でして……。 そんな状況下での、万珠屋の廊下で桂さんを見掛けた場面でございます。 「いや……、今日は客として来ているわけじゃないよ。……ちょっと清菊に、用があってね」 「え……?」 「……桂さん……清菊さんに会いに来られたんですか……?」 不安になって尋ねると、桂さんは吹き出した。 「ふふ、いいねその顔」 「妬いてるあんたの顔はそそられる」 〜〜〜〜〜ッッ(ノ≧∇)ノシvvvv か……。桂さ〜〜〜〜ん(〃ノωノ)!!!! 基本、桂さんてばにっこり笑って意地悪なんだもん! けれど、意地悪なだけじゃなくてひらひらと、七緒ちゃんを翻弄するのが上手なの(≧ω≦)vv もうね、容姿が端麗だからこそ、これまで女性に言い寄られた経験がさんざあるのですよね。 その経験から来る余裕な態度が堪らなくて〜〜vvvv あぁぁぁぁぁぁ//// (← 溶けました(笑)) 後はですねッッ。 上記の通り、七緒ちゃんを笑みと共に翻弄するかと思えば、どこか抜けている天然な部分もあるという、無敵な [ 弥生 ] の出来事でございます(≧ω≦)vv 如月中にあげたバレンタインチョコへのお返しを持ってきてくれた桂さん。 ドライフルーツをひとつ摘まんで七緒ちゃんの口へ直接入れてくれるのですが……//// 口に入れてもらう時、桂さんの指が唇に触れ心臓が跳ねる。 「ん。……ど?」 「すごく美味しいです……!」 「そ。良かったね」 そう言って桂さんはイチジクを摘まんだ指を舐める。 「……!!」 「……なに?」 「ああ、なるほどね……」 「くっくっく…… 意識しちゃった?」 絶対、今 小悪魔的な微笑を浮かべてるでしょ〜〜8(≧△≦)8)))) と、喚きたかった このシーン!! だって、その笑みは絶対、妖艶だったに違いないんですもん//// ヤバイよもう。本当にダメ。 私の心の臓がもたないよ……。と、息も絶え絶えにさせていただいた、天然満載。色香万歳! な場面でございました(〃ノωノ)vvvv さて、お次は私的に美味しい【悋気】の場面でございます^^ 万珠屋の廊下で面方の装いで桂さんと話をしていた七緒ちゃん。 彼女の髪がほつれかかっているのに気付いた桂さんが、直してあげようとしたところに、丁度良く? 折悪しく?(笑)、楓さんが通りかかりました。 「……あ」 「七緒ちゃん、髪 ほつれてるよ」 「ここのとこ……」 そう言って、倉間さんが直接髪に触れて教えてくれようとした、その時ーー 「倉間。……何か用があって来たんじゃないの?」 何故か不機嫌そうに、桂さんが言う。 楓さんを追い払った後(笑)、髪を直してくれた桂さん。 「はい、出来た」 「今度から、部屋を出る前にはきちんと身だしなみを確認しな」 「……それと、 俺以外にこういうことはさせないように」 嫉妬ですよね〜〜〜〜ッッ8(≧△≦)8)))) もう、色男(← 二次元ではここ重要(≧ω≦)!)がね、普段は気色ばんだりしないのに、感情を露わにしてくれるとかね。 本当に弱いので、もう腰砕けになってしまった場面でございました〜〜(*´Д`)vvvv お……。 上記でどうやら「共通パート」での萌え絶叫シーンは語り尽くしたようです。 ここから更に個別パートでの萌え絶叫が続くのですが……皆様、大丈夫でしょうか? さらりとお付き合いくださいませ〜(*´Ω`*) 個別パートと言えば、冒頭の一幕! 桂さんと京に同行することとなった七緒ちゃんが、京の茶屋で芸妓としての経験を積むという運びで、尚且つ。 そのお座敷で桂さんを客として接待している最中に、新選組が長州藩の検(あらた)めに来てしまう! という流れでのことでございます。 (説明下手で申し訳ございません^^;) まぁ無事に……と言いますか、七緒ちゃんの機転と その肝の座り落ち着いた所作に、新選組隊士も矛を収め立ち去った後のシーン。 「そんな、私だけじゃ無理でした……皆さんのおかげです」 小雪ちゃんに笑いかけようとして、私はようやく自分の身体が震えている事に気が付いた。 「あ、あれ……?」 苦笑を浮かべながら、和助さんが桂さんの肩を叩いたその時。 突然、桂さんが私の手首を掴んだ。 「……え?」 「七緒。あんたが欲しい」 「……は?」(← 赤根さん(笑)) ここがね〜(≧ω≦)vvvv 判ってるの。 桂さんがね、色恋の意味で言ったのではない、って判ってるの。 七緒ちゃんの度胸を買っただけなんだ、ってーー。 でもでも! 「キャ〜〜〜8(≧△≦)8))))」と身悶えしてしまう自分を止めることは出来ませんでしたぁぁ(〃ノωノ)vvvv もちろん。 最後にすかさず笑いを落としてくれる赤根さんも大好きでございましたよ(笑) で^^ 上記の宣告通り、七緒ちゃんは白玖さん専属の新造となった訳なのですが、そのことを心配して口を聞いてくれた楓さんに対して、 「……なんなのあれ。ただの過保護にしてはいきすぎじゃない」 「……倉間さんは優しすぎるんですよ」 「……どうでもいいけど」 「……とにかく、引き受けたからにはきちんとやってもらうよ」 「俺、自分のものには凄く独占欲が強いから覚悟して?」 白玖〜〜〜〜〜ッッ(ノ≧∇)ノシvvvv いいの〜。これも判ってるの〜〜。 白玖が言ってる「独占欲」だって、まだまだ所有欲の範疇内の独占欲であって、異性を意識したものではないって判ってる。 けどね、けどねっ。 やっぱり「格好良い(T-T)!!」と思ってしまう気持ちは止められないじゃないですか! 嗚呼もう、白玖になら喜んで雁字搦めにされたいよ! と感極まってしまったシーンでございました//// さて。 ここから先は白玖が仲間を偲んで舞う剣舞があったり、いわば生き恥を晒してまで未来に意志を繋げようとする姿を見ることが出来ます。 それらの仲間へ懸ける思い。今の動乱の時を経て、その先を拓けた時代とするための熱意を織り交ぜてのストーリーでございますから、以下の場面に胸が疼いてしまいました。 他藩との会合後、酩酊して帰ってきた桂さんのために膝枕をしてあげる七緒ちゃんでしたが、ぽつりとーー 「ねえ。……あんたは、俺専属の新造なんだよね?」 「え? は、はい……」 「それじゃあ……あんたは俺のものだよね、七緒」 「七緒……」 「……あんたは、ずっと俺の傍にいろ」 「……どこへも、行くな」 そして! ここで、 「……私は、どこへも行きません。ずっと……ずっと、桂さんのお傍にいます」 と、七緒ちゃんが誓ってくれることの幸福感が、もう〜〜(T-T)vvvv 「行くな」という言葉には、これまで幾度も仲間の死を見送ってきた桂さんの万感が込められているのだと思うのです。 そしてそれを勿論知った上で、傍に寄り添う温もりとなりたい、と七緒ちゃんは告げてくれるのですもの! もうね、もうね。 この一言がどれだけ桂さんの中に沁みているのかと思うと、それだけで胸が一杯になっちゃって(⊃Д⊂) それはもう、これまで幾多の女性に言い寄られたところで。 そして、これから先もその柳眉で虜にさせてしまう女性の数は後を絶たないのでしょうけれど、桂さんにとって七緒ちゃん以外は必要ではなくなってしまったのだろうな、と想像するだけで……。 うわ〜〜ん(T-T)!! 何でもそつなくこなせるように見せて、涼しい顔をしていてもその内実は、懊悩していたり逡巡していたりを繰り返している桂さんの、唯一つの拠り所となれるなんて〜〜(⊃Д⊂)vvvv それはもう、以下のような熱い台詞の数々をのたまってくれるはずだよね//// と納得してしまうのです。 ではでは、胸熱だった言の葉たちを連投しますよ〜★ その一! 情報収集のため万珠屋の夜見世に臨んだ朝葵。 相手の大尽が碌でもない奴だったので、手籠めにされそうになってしまいます。 その時にね〜、颯爽と現れる白玖(≧ω≦)! 「……汚い手で俺のものに触るな」 ぎゃ〜〜〜〜ッッ(ノ≧∇)ノシvvvv その二!! その大尽に舐められた首筋をしっかり手拭いで拭いた後に、 拭いて終わりかと思ったら、桂さんはそのまま 首筋に噛み付くように口付けをした。 ひ……ひぃぃぃぃ〜〜〜(〃ノωノ)!!!! 「消毒に決まってるでしょ。あいつが触れたままでおいておくなんて嫌だからね」 「消毒」ってことは桂さんが七緒ちゃんに口付けすると言う行為は「汚くない」訳であって。 と、いうことは……。 桂さんしか七緒ちゃんに色めいたことを仕掛けてはいけない訳で。 桂さんだけが七緒ちゃんを×@★して、△σ◆なんかしちゃっても良い訳で……。 きゃ〜〜〜〜〜ッッ(ノ≧∇)ノシvvvv その三!(笑) 万珠屋で会合の席を設け、西郷さんにお酌をする度 睨まれる七緒ちゃん。 えぇ、ここまで来たら誰が睨んでいるのかなんて野暮なことは申しませんよ(笑) でね、すっかり想い想われの仲になった気安さから七緒ちゃんが桂さんに言うのですよ。 「嫉妬する桂さんて、子どもみたい。まるで年下みたい」って。 この場合くすぐったいし微笑ましいという意味合いからだったのですけれど、やってくれましたよ、桂さんは! 見事、切り替えしてくれました(≧△≦)b★ 「……俺があんたより年下? 全然、想像つかない」 「そうですか? 私は想像つきますけど」 「いや、絶対ありえないでしょ」 「あんたみたいな甘えたが年上なんて」 「口付けする時に、俺にしがみ付いてくるくせに」 〜〜〜〜〜〜ッッ8(≧△≦)8)))) 「やーー、七緒ちゃんてばそうなの〜〜!? 嗚呼でも、分かる! だって、一度始めてしまったら桂さんて離してくれなさそうだもん//// 羨ましい〜〜〜ッッ(ノ≧∇)ノシvvvv」 って、心底思いましたし身体中のいろんなところから、それはもうハシタナイ液を出して憤死してしまいそうでした(笑) えぇ、そうして七緒ちゃんは白玖さんとの各種エンディングを迎えるのです。 私が上記のように萌え咆哮をしている間にも、幕末の情勢は目まぐるしく変わり、やがては命を賭した日々へと移り変わっていたのですから、そこに見合った結末を迎えることは当然でございました(*´-`*) 【バッド】につきましては、和助さん同様割愛させていただきます。 白玖さんルートでの相応しい決着の付け方でございましたから。 そして、【ノーマル】は……! 私、このエンディングを見たときに泣きそうになってしまいました〜(T-T) だって、 「……愛していたよ、七緒」 って(⊃Д⊂)!! そして、輪廻の中で邂逅する瞬間がもう!!!! 「嗚呼、この結末に「あの」くだりは繋がっていたんだ」と思いました。 都合が良いとは自分でも思いますが、白玖さんの想いはきっと「彼」にも受け継がれているはず。 ですから、きっと七緒ちゃんは白玖さんのために涙を流しながらも、「彼」と新しい人生を築いていくのだろうな、と考えたのです。 うぅぅ、切なくて大好きでございました(T-T)vvvv 一転しまして【ベスト】は納得の展開で(*´Д`)vv きっと、例えば和助さんのベストエンドよりも納得して見れた方が多かったのではないか、と思います。 それくらいによくまとめられた結末でございました^^ もう共に駆け抜ける同胞はいなくとも。 一人奮闘しながらでも、背中を預けられる温もりがある。 手を握り返し、笑みを浮かべながら寄り添える半身がいる。 これ以上の幸せはきっとないと思うんですッ(⊃Д⊂) 七緒ちゃんに巡り会えた以上の奇跡は白玖さんには必要ないのでしょうし、「それ以上」なんて望むべくもないのですものね。 白玖さんが何もかもを失って独り進むのではなくて良かった。 そのために七緒ちゃんが江戸時代へとやって来たんだと、強く思った白玖ルートでしたし、そのことに心から感謝をしたくなった結末&ルートプレイでもございました(*´Ω`*)vvvv
宝良くんのルートは綺麗に綺麗に、二人の軌跡を追っていくシナリオだったのだなぁ、とプレイ後 しみじみ感じ入らせていただきました。 えぇ、初周で共通BAD ENDを迎えました次。 メインキャラクターでは「初めて」のプレイを宝良くんに捧げた訳でございます(笑) ーーと、お約束の?ボケをかましつつ、宝良くんルートに臨みましたらば、何ていうのでしょう……。 全体的に面映ゆくて、こそばゆい(≧ω≦)!! 「嗚呼! そこで、そういうこと言っちゃうの!?」 「そうだよね。だって、宝良くんは策士じゃなくて天然なんだもんねっ」 「仕方ないんだよね〜〜(T-T)vvvv」 と、もうもう、全身に走るむず痒さに照れ照れとなってしまいましたから//// そう。あれは、[ 長月 ] のシナリオでございました。 万珠屋の廊下で七緒ちゃんと出会った宝良くんは、「良い物がある」と手荒れによく効く塗り薬を贈ってくれるのです。 裏方ではなく、面方となった七緒ちゃんへの温かな気遣いでございました。 ですが、宝良くんの恐ろしいところは、この「温かな気遣い」で終わらないところなのですよね! 「ありがとう」と嬉しそうに受け取る七緒ちゃんの手を取り、 そのまま薬を塗り込めてくれるのですから(≧ω≦)! 以下、そんな会話の抜粋でございます。 「え……! た、宝良くん、私自分で出来るよ……!」 「だーめ。七緒って、、こういうのあんまり気にしなさそうだし」 「お前の手、さわり心地いいなー。オレ好きかも」 …………ほ。 ほわぁぁぁぁぁぁぁっ(〃ノωノ)!!!! 万珠屋の! 廊下の真ん中で! 気心知れているとはいえ、笑顔の眩しい若衆に! (あ。この場合の「若衆」とは衆道の意味合いではございません(´人`) ) 掌を丹念に擦られ、揚句、「さわり心地が好き」って!! どんな羞恥プレイなのですか〜〜〜〜ッッ(ノ≧∇)ノシvvvv と、喜んで突っ込ませていただきましたよぅ(笑) しかも、この掌シリーズ(←)はまだ続くんだ……。 [ 神無月] シナリオでございます。 七緒ちゃんが新造となり、初めての大尽を迎えた夜。 「お疲れさん」と言って、粟飴(=ねりあめ)を買ってきてくれた宝良くんでありました(*´Д`) やはりですね。それを「美味しい」と言って頬張ると、飴の糸が口の端に付いてしまう訳でして……。 えぇ、もう「お約束その2」でございますよねっ。 (……今……指で……) と、指でさらりと掬われてしまい、狼狽える七緒ちゃんを尻目に、 「ん、甘い」 と、のたまう宝良くん//// 「お約束か〜〜〜〜(≧ω≦)!!!!」と突っ込んでしまったのは、私だけじゃないと思いますもん!(笑) ああもう、本当に宝良くんはこれだから(*´Д`)vvvv 後はやっぱり、貸本屋さんのくだりが面白かったですね〜^^ 「おばけ」が苦手で一人で厠に行けない……いや、行けるのか。 でも、お念仏をぶつぶつ唱えながらのお小水だなんてね(笑) 可愛いよ〜〜、もぉ(≧ω≦)!!!! え……そんなこんなで、一人賑やかしく。 それでいて衒(てら)いなく好意を伝えてくれる宝良くんの温かさに、少しずつ少しずつ包まれ。 七緒ちゃんの胸の中で、宝良くんへの想いが芽生え始めた頃。 彼女が江戸時代へ召喚されてしまってから一年後を迎える(=個別パートへ突入)のでした。 宝良くんの【第二章】。 本当に綺麗な流れでございましたねぇ(*´-`*) さらさらと流れていたはずの清流が、お互いの想いを滲ませるようになってから後は……深くて、とろとろとした胸にまとわりつくような うねりとなりーー。 そのようなシナリオ展開でしたので、あぁぁぁぁ(*´Д`)! 宝良く〜〜〜〜ん(≧ω≦)vvvv と、叫んでいても埒があきませんので、宝良くん語りを続けましょうか(笑) まず、宝良くんシナリオの「核」と言えば、浅野さんだと思います。 二章始め、万珠屋のお職を担う清菊さんから、彼女にとって上得意の浅野さんの接待を任されることとなった七緒ちゃん。 清菊姐さんには他にどうしても外せない大尽の予定が入ってしまったための「代わり」でございました。 が、その一晩の交流で、元から七緒ちゃんに好意的であった浅野さんは清菊さんの「馴染み大尽」から朝葵(七緒ちゃんの面方名)の大尽となることを決めるのです。 その際に、宝良くんが心配をしてくれるのですよね。 「いかに万珠屋とは言え、遊郭であることに変わりはねぇしさ」 「お前に本気んなって、迫ってくる奴だっているかもしれねぇ……」 「ええ? それは大丈夫だよ」 「……」 「これだから、心配なんだよ」 唐突に腕を引かれる。 「え……!?」 と、七緒ちゃんがあまりにも無防備だということが心配で堪らなく。 そして、もどかしくもあり注進してしまった宝良くんなのですが、ここがもう(*´Д`)! これこれ! こういうシチュが大好きなの〜〜〜ッッ(ノ≧∇)ノシvvvv と叫ばせていただきました〜//// まだまだ芽吹き始めたばかりの恋心。 それは双方にとって明確なものではなく……けれど、仄かな独占欲に疼いてしまう気持ちはどうしようもないのですものね(≧ω≦)!! この後の宝良くんが間者をしていた?ということが、大尽にばれそうになってしまう場面も非常に美味しゅうございましたね。 あそこで思わず誤肢である「首に腕を回す」を選んでしまったのは私だけなのかしら(笑) 正解の「着物の裾を掴む」よりも、もっと……ねぇ(*´Д`)vv まぁ、その初々しさが宝良くんにはきゅんとキたということなのかな。うん^^ 更に、夜見世が終わった後、宝良くんと楓さんが二人で酒盛りをするという場面に誘われた七緒ちゃんが、「ご一緒させてください」と積極的に出るよりも、「いいんでしょうか?」と一歩引いてから尋ねる方が、宝良くんの好感度が上がる、という選択肢設定も大好きでございました。 豪快で明朗なだけのようでいて、人の輪というものを常に気に掛けている宝良くんだからこそ、相手を気遣える女の子が好きなんだなぁ、と得心させていただいたからです(*^-^*) こんな風に選択肢からも そのキャラクターに見合った行間を探せることが好きでございましたよ、『花咲くまにまに』vv と、そんな人となりに頬を緩ませていたのですが、それだけでは終わりませんでしたね、宝良くん(≧ω≦)! アレですよっ。あのシーンです! そう。「外八文字」の練習シーン!!!! あそこのね、夜の帳が降りた中での粛々とした雰囲気も好きでございましたし、「いつかこいつの手を引くことになるのか……」と思い悩んでしまう宝良くんの胸中へ馳せることも心地良かったのです。 嗚呼、けれど けれど! あのっ、 掠めるだけの口付け(*´Д`)!!!! 「キャ〜〜〜〜〜ッッ8(≧△≦)8))))」と叫ばせていただきましたから〜〜! もうね、あの一夜からどうしても宝良くんを意識せざるを得なくなってしまった七緒ちゃんと、そしてまた、丁度よいところで嫉妬心を煽ってくれる浅野さんの演出が、もう(≧ω≦)!! 朝葵のお座敷に料理を運んできた宝良くんの目に飛び込んできた、 七緒ちゃんに覆い被さるように書画を教えている浅野さんの姿に!! 「お……」「美味しい〜〜〜〜(〃ノωノ)!!!!」と咆哮その2(笑) あそこでの、七緒ちゃんの動揺とか宝良くんの渦巻く胸中とかッッ。 堪りませんよねぇぇぇvvvv あ。「美味しい」と言えば、この次の場面。 餡を作っている場面も大好きでございましたよ(*^-^*) ここばかりは非常に美味しく、且つ、お腹の皮がねじれそうでしたので、是非 本編で味わっていただきたくvv 情景描写なしのセリフ抜粋のみだけとさせていただきますね。 宝良くんが燈太くんに当てたセリフです。 「……とた」 「……お前、手貸せ」 「……わっ! 痛いよ宝兄! そんなに強く擦らないで!」 「……あの流れなら、食わすのは俺だろ?!」 〜〜〜〜〜(≧ω≦)! あははははははははっっ!! 本当だよねぇ。 可哀想だったねぇ、宝良くん。 嗚呼、不憫すぎて堪らない宝良くんが誰よりも輝いていた一幕でございました(笑) そうしてですね、話は一挙に加速し。 浅野さんからの「身請け」話がもたらされてしまうのですが……。 ここからは切なさが増すばかりの展開でございましたよね〜(T-T)vv (まぁ、「あれ? 「身請け」の話は??」と忘れられているような場面もございましたが、長州藩などの関係もございますしね。齟齬とは言え、ご愛嬌だと思っておりました^^) 話を元に戻しまして、七緒ちゃんが宝良くんへの気持ちに気付いてしまった後も、浅野さんという存在の他に二人には大きな障害が立ちはだかっていたのでございます。 それは……。 七緒ちゃんと宝良くん。二人が兄妹であるということ。 この血の繋がりがあるからこそ、どんなに想い合っていてもそれを表に出す訳にはいかず……。 「……ごめんな、七緒……」 ーーと。 七緒ちゃんが伝えかけてしまった想いの言の葉を、敢えて遮断した後に一人呟く宝良くんが秀逸でございました(T-T)vvvv 宝良くんだって七緒ちゃんに心に応えることが出来るのならば、それはどれだけの幸福なことか。と噛みしめているんだろうなぁ、と推測してしまったら、もう堪りませんでしたから(⊃Д⊂)! そして。そうしてーー。 「これから先、浅野さんだけじゃない。他の大尽からも身請けが申し込まれるかもしれない」 「それでいつかは……七緒は誰かのものになるのかもしれねぇけど……」 「頼む、今だけは……。 誰のものにも、ならないでくれ」 はぅ〜〜〜〜〜(T-T)!!!! 涙腺が崩壊しそうでした! 「宝良くん。宝良くん!」と私も七緒ちゃん同様、何度叫んでしまったことか……。 はぁぁぁぁ(⊃Д⊂) この後、想いを確かめ合った二人は……様々な結末を迎えます。 【バッドエンド】は時空跳躍ならではの、切なさとやるせない余韻。 けれど、あの宝良くんの儚げなCGが綺麗で忘れられません……。 【ノーマル】は……これは……どうなのでしょうか。 見る方によって、この結末は千差万別だと感じます。 私もあの宝良くんからの秀逸すぎる手紙を受け取り、滂沱してしまいましたが……。 「浅野さんと添い遂げて欲しい」と思っております。 宝良くんへの操を貫き通すために、奉公という形を取らせてもらっている七緒ちゃん。 彼女があれこれと仕事を言いつけられたい、と願うのに必要最低限のことしかさせない浅野さんの所業に、言葉には出せない彼の想いや矜持を私が感じ取ったからなんです。 あれこれと仕事をさせるのではいつしかその環境に七緒ちゃんどころか周囲や、増して自身まで慣れてしまうかもしれない。 けれど、浅野さんの想いはそこではないのですもの。 浅野さんだって七緒ちゃんを慈しんで、どれだけ「愛したい」と希(こいねが)っていることか(T-T) ですから、その想いを知らしめるために。 真綿のように七緒ちゃんを包んでいるのでしょう。 宝良くんだって負けじと万珠屋で邁進しています。 それでも私は、その彼に心を残したまま。 綺麗な想いを懸けたまま、七緒ちゃんには浅野さんに嫁ぐ決心をする日がいつか来て欲しい、と願ってしまうのでした。 ですが勿論。そして恐らく。 上記のように感じてしまうのはごく少数かと存じますので、私個人の感想とお読み流しくださいませね(´人`) さて^^ 肝心要の【ベストエンド】ですがvv これはまた、随分と珠玉の内容でございましたねぇ(≧ω≦)vvvv 多分、『花咲くまにまに』全体を見渡しても一番の内容なのじゃないかと思います。 もうね、喜色満面しかない結末でございまして、「あの」燈太くんに胸躍らせた方も多いのじゃなかろうか、と推察してしまうくらいですから(*^-^*) 私的には燈太くんのあのセリフは蛇足でございましたけれど……。 って、また少数派な意見ですよね(>_<)! 嗚呼、でもですね。 あのセリフを受けて、宝良くんシナリオ中や辰義くんシナリオ中の燈太くんを思うと……。 年端がいかなかっただけで。 出会うのが早すぎたというだけで、燈太くんが淘汰されてしまったなんてーー。 心底やるせないよ〜〜〜(⊃Д⊂)!!!! と叫んでしまいそうになるのです。 もぉ本当にごめんなさいね。 軽〜く、軽〜く、燈太くんのセリフの美味しいところだけを掬って楽しめば良いのでしょうけれど、きっと燈太くんだって七緒ちゃんを守れる大人の身体があったならば。 受け止められる胸や腕を持っていたのならば、何ら遜色する部分はなかったでしょうに……。 と思うにつけ、切なくなってしまうのです^^; ですが大団円と言って良い程の内容だったと感じていることも真実でございますしーー。 何より、作中で一度たりとも。 自身の口からは己の出自を言い訳にも出さず、「彼」を受け止め続けた宝良くんの度量の深さ。 引いては、万珠屋の繁栄を願い続けた情の深さに感銘を受けずにはいられないシナリオでございました! つくづく。そして、しみじみと。 宝良くんは、心から安心して寄り添える男性だったと感服致しております(*´-`*)vvvv
辰義くんが大好きです(T-T)!! 「楓さん」という本作品内における大局を見なくて良いのならば、一番好きなキャラクターですから//// でもですね、辰義くんは他の攻略対象のように、ときめく言質を零してくれる訳ではない……と思います。 会話だって必要最低限のことのみを話す程度ですし、あからさまに燈太くん以外には心を開いてはくれません。 燈太くんだけが大切なのですから、そこを思いやってあげさえすれば、存外御しやすい? と言えなくもない。 訥々(とつとつ)と話す言葉に耳を傾け、静かに過ごし。 すたすたと素早く足を運んで、先に行ってしまう辰義くんの背中を追いかけーー。 でも七緒ちゃんを顧みず、感情の変化がないように思える中にも、言葉でない優しさを懸けてくれるのですよね。 辰義くんだっていつの間にか自分の隣に立っているかのような。 衒(てら)いなく自分に笑顔を向けてくれる、そんな七緒ちゃんを少しずつ受け入れてくれてるんだ! と感じられる共通パートが、粛々と過ぎていきました。 その最後の最後。[ 皐月 ] の一幕でございます。 万珠屋の面々にはどこか一線を置いたままの辰義くんですが、こういうキャラクターのお約束。 と言いますか、王道展開として【動物によく懐かれる】人柄でございました(笑) あれですよね。 「気配に聡い動物に好かれる=冷たそうにキャラクターだって、本当は優しい心を押し込めているだけなんだよ」的な意味合いでございますよね^^ まぁ、それはそれとして(笑) 万珠屋の庭園に紛れ込んでしまった野良猫に餌付けをしていた辰義くんの背中を見つけた七緒ちゃんは、ここでも迷いなくその隣に座り子猫を眺めます。 それを止めるでもなく許していた辰義くんが口を開くのです。 「……あんたみたいだ。そいつ」 「来るなって言っても来るし、どんなに追い払っても離れていかない」 「……別にいいことなんてないのに。俺といたって」 「……そんなこと……ないと思う」 「……ああ、飯は欲しいのか。やっぱり、こいつと同じだ」 そういう意味じゃない、という気持ちをこめて見返すと、辰義くんはふっと視線を逸らした。 「いいよ。……わかってる」 このね! たった一言に込められた辰義くんの千々に思い乱れている気持ちがねっ。 凄く好きだったんです〜〜(T-T)vvvv プレイ当初の私もまだ判ってはおりませんでしたけれど、「七緒ちゃんを受け入れてはいけない」と抑制しているのは楓さんだけじゃなかったのですよね。 辰義くんだって、本人にとってそれは最重要事項だったのですもの。 そこを呑み込んで、七緒ちゃんの性根を認めざるを得ないところまで近くに来てしまった。 ーー七緒ちゃんが? それとも辰義くん自身が?? と考え出してしまうと、「うわ〜〜(≧ω≦)vvvv」って叫んで辰義くんにしがみついてしまいたくなるのです。 だからですね、大好きなんですよ。 私の打ち出す拙文をいくつかお読みになってくださっている方なら、もう耳タコだと思うんですけれど……。 思い悩んでいるのは自分だけだと、他者を排他してしまって、自身の殻に閉じこもって。 差し伸べられる手を打ち払っているのに……。 その実は、温かな人の輪の中にいる居心地の良さだって知っているし。 何より。誰よりーー 自身に笑いかけてくれる少女をこそ、強く欲している。 そんな冷淡そうに見えて、縋りついてしまいたいような感情を隠し持っているキャラクターに弱いんですよ〜〜(〃ノωノ)!! ですから、何をしても。 ただ淡々と他のキャラクターに比べれば静かに過ぎていってしまうような共通パートでも! 辰義くんがキラキラ輝いて見えて、「辰義くん〜〜(⊃Д⊂)」と抱きしめたくなってしまうのでした(*´Д`) で! そんなど真ん中キャラの辰義くん個別パートは、もっと!! 更に【ど真ん中】だったため、もう私は呼吸困難にッッ(≧ω≦)vvvv 共通パートで七緒ちゃんの出自が判った辰義くんは、頑なに彼女を拒みます。 あまりの猛暑のため、疲れがとれるようにと七緒ちゃんが買ってきた甘酒も受け取らないことなんて日常すぎて……(T-T) 「どうして?」と尋ねた七緒ちゃんに辰義くんが答えたのですが、 「あんたの買った物なんていらないから」 「……あんたが嫌いだから」 とはねつける言葉も端的すぎて! つけ入る隙はないのじゃないかと思ってしまう程の冷淡ぶりでございました。 それでもですね、共通パートでの一年間を共に過ごした時間は確実に辰義くんの中にも降り積もっていたのです。 心地良い昼下がりの風に誘われて眠ってしまった燈太くんの傍に控えていた七緒ちゃんの元に、とたを探しに来た辰義くんが現れました。 せっかく寝ているのだから、と起こさないように静かな時間を思いがけなく二人で過ごすこととなった時、 「何を言っても、どんなに突き放しても、あんたは懲りずに寄ってくる」 「諦められないよ。私は……辰義くんと仲良くなりたいから」 「俺があんたを嫌いでも?」 「……それなら、好きになってもらえるように頑張るよ」 「…………っ」 ってね、それはもう辰義くんも骨抜きにされちゃうでしょう(T-T) という会話が成されるのですよ。 現実なら、まずあり得ないシチュだとは勿論思います。 誰だって自分をあからさまに嫌悪している人に近寄りたくはありませんもの。 けれど本作品内の「辰義くん」が望んでいるのは、その垣根をばっさばっさと乗り越えて来てくれる少女なのですよね、きっと(*´-`*) 【愛情】というものを信じられない彼だから、突き放しても突き放しても諦めずに、その手を握り返してくれる存在が必要だったのでしょう。 ですからね、この会話からほんの少し先に起こる辰義くんシナリオの要要素。 彼が「あの」行動に出た時には、何故かしら納得してしまったのです。 そしてその蛮行こそが、私が辰義くんに惚れて惚れて仕方のない要因になっているのでした(*´Д`) えと……以下、少し乙女ワールドからは外れた、私個人の嗜好で辰義くんに嵌まってしまった所以を打ち込ませていただきますね。 その際、大きく状況のネタバレもしておりますため、了承できる方のみお進みになってくださいませ(´人`) ↓ ↓ ↓ ↓ 七緒ちゃんが辰義くんシナリオの中で大半を過ごすこととなった蔵の中。 泣けど叫べど救けてはもらえずに、いつしか日に一度だけ訪れる辰義くんを待つようになっていた七緒ちゃんは、彼が携えてきてくれる食事を明かり取りの窓に訪れる小鳥に分け与えるようになりました。 ある日、その様子を見つけた辰義くんが紡いでくれた、このような病んだシナリオでは甘美に響く台詞。 「だけど、あんたも××もある意味では被害者だ。好きで吉乃の子として生まれてきたわけじゃない」 「だから……あんたたちのことは、生きていることに耐え切れなくなった頃、 俺がこの手で殺してあげる」 勿論ですね、この言葉にだって「〜〜〜〜(≧ω≦)vvvv」と身悶えしてしまいました! だって、この背徳感。そして、背中に走る戦慄!! 辰義くんの中に捩じれた情愛を見出して、歓喜してしまう私がおりましたから(*´Д`) でもですね、違うのです。 私が辰義くんを最愛としてしまったのは、Keyとなる【監禁生活】こそが大きく関連しているのですよ〜//// 私からしてみれば、上記の台詞や流れはそれはもうシナリオ内の「綺麗な部分」だと感じております。 辰義くんの万珠屋に対する裏切りを知った七緒ちゃんは、彼から郭からも町中からも遠く離れた、今はもう使われていない蔵に閉じ込められてしまうのです。 そこで七緒ちゃんが頼りに出来るのは、(前述しましたが)日に一度、食事を持ってきてくれる辰義くんのみ。 辰義くんこそが七緒ちゃんの生死を左右できる環境下ーーと現代風に言えば格好は良いですが、時は江戸時代なのですよ。 明かり取りとして しつらえてある窓には当然、ガラスなんてものは嵌め込まれていなく、風も雨も吹き通しなはずです。 その上、蔵の中に閉じ込められているのですから、当然……。 風呂は勿論のこと、厠。つまり、トイレも完備している訳がありません。 江戸時代は大火が恐れられていた時代ですから、風呂自体を家屋内に持つことは、ごくごく希だったのです。 余程、信用もあり小判の唸っている大店でもない限り、内風呂という観念はなく銭湯に赴くことが一般的だったはず。 (その場合の内風呂も、火事を恐れて家屋&店からは離れた場所に設置するのが習わし……だったような) ですから蔵の中に、水回りが整っていること自体があり得なく。 それはつまりーー。 閉じ込められていた蔵の中で、住居スペースとして決めた一角は勿論あるのでしょうし、そこで七緒ちゃんは過ごしていたのでしょうけれど、 その同じスペースの外に、糞尿だってしなくてはいけなかった。 と、思い至ってしまったのですよね〜。 (わざとエグい表記にしております(´人`)) でもね! このことこそが、辰義くんが私の最愛となった要因だったのです(≧ω≦)!! 七緒ちゃんはずっとその中で生活をしているのですから、身体を綺麗に出来ない自身から発する臭いも。 体内から排出される自然物の臭いにも慣れきっているのかもしれません。 ですが、外の空気を纏い蔵を訪れる辰義くんには、もの凄い異臭となって襲い来るのだと思うのですよ! その中でッ。 その状況の中で辰義くんは、 七緒ちゃんと向かい合って座り、共に食事をし。 「次に来るときには、あんたの好物を作ってきてあげるよ」と伝えるのです。 これって、凄くないですか!? 例えば、七緒ちゃんが出してしまう他はない排泄物を、壺か何かに入れるようにしているのだとしても、それを捨てに行くのは唯一 蔵の外に出られる辰義くんな訳ですよ! その悪臭漂う中で、辰義くんは蔵の中で過ごすしかない(諸悪はもちろん辰義くん自身ですが)七緒ちゃんこそを見初めるのです(≧ω≦)vv こんな……。 こんなに劣悪な環境下でですよ〜! PSPの画面では勿論、表現されておりませんけれど、私の脳内ではもう既に万珠屋の面方として綺麗に着飾っていた頃の七緒ちゃんの面影はなくなっておりました。 それでも。 その彼女に、 「……なんでだよ」 「どうして大人しく、俺を嫌いになってくれないんだ……」 吐き出すように呟くと、辰義くんは私の肩口に顔を埋める。 掴まれている手首にはもう力を感じず、いっそ縋るような弱々しさだった。 と、言い募るのです。 辰義くんにとって七緒ちゃんは、なくてはならない少女となっているからですよね。 もうこれが本当に凄い(≧ω≦)!! と思ったのです//// えぇ、判っておりますよ。 5pb. 様が決してこのような環境までを見据えて、辰義くんのシナリオを創り上げたのではないことくらい重々承知しております。 メーカー様が伝えたかったのは、PSP内で語られている辰義くんと七緒ちゃん間の、愛憎が変化していく綺麗な有り様なのでしょうから。 ですが、ですが、私の中では上記のような阿鼻叫喚の環境と化しておりまして、その中で更に。 きっと寒風吹きすさぶ蔵の中で、「それは体調も崩すよ。これまでに七緒ちゃんが大病をしなかったのは不思議なくらいだよ」と言いたくなる遅さで、ついに七緒ちゃんが風邪を引いてしまいます。 そこで、辰義くんはまた、 「……あんたも、俺を置いて死ぬ気なのか……!」 と、その身体を掻き抱き。 揚句、それだけでは納まらずに七緒ちゃんと同衾するのです! 勿論、色艶の同衾ではございません。 七緒ちゃんの体温をこれ以上、下げないための同衾でございました。 でもさ〜、これも本当に凄いと思うのですよね。 七緒ちゃんが身体を拭くなど綺麗に整えてある描写がPSP内にはございませんので、それでも、偶に身体くらいは拭かせてもらっていたのかも? と考えるにしても。 長らく洗髪をしていない頭皮の異臭と言ったら(>_<)! その七緒ちゃんの頭に辰義くんは口付けを落とすのです。 早く良くなるように、と抱きしめて眠ってくれるのです。 もう壮絶で。辰義くんに白旗を上げるしかなくて……。 万珠屋の面方として綺麗に着飾っている七緒ちゃんを相手に、本作品内のどのキャラクターに愛を誓われるよりも私の中には響いてしようのない筋書きでございました。 本当に、あなたってば凄いよ、辰義くん(T-T)vvvv ↓ ↓ ↓ ↓ このすぐ後。 ついに七緒ちゃんは発見され、辰義くんが不在の折に蔵の中から助け出されます。 ここから先が怒涛のエンディング分岐となるのですがーー まずは【バッド】。 これは私が上記で抜粋したセリフを忠実に再現した内容でございました。 ここでの燈太くんには目を覆いたくなりましたけれど……orz そして【ノーマル】。 これは……好きな顛末でございます(T-T) 基本、私が上記で叫んだ内容から踏み出してはおりません。 けれど、七緒ちゃんが身なりを整えておくことが出来るのは大きな違いだよね、と個人的にずれた感想を持ちました。 「あの」環境下の七緒ちゃんでも愛しむことが出来た辰義くんには、【ノーマル】の人里離れた家屋は彼だけに与えられた浄土に思えていたのではないでしょうか……(*´-`*) 最後に見ました【ベスト】は、もう〜〜〜〜(≧ω≦)vvvv 円満な解決法では確かにありませんでしたけれど、辰義くんは万珠屋の皆を受け入れることが出来ました。 親子としての会話も成し、双方のわだかまりを無くしただけで素晴らしいことだと思います。 ですが、きっと辰義くんは七緒ちゃんが面方を続けていくことを良しとは出来なかったのじゃないかとも考えるのです。 そして彼のその強い愛情では大尽ばかりではなく、七緒ちゃんの身近にいる仲間内の存在までも、じりじりと胸を焼き尽くす原因にしかならないのでは……という推測も致しました。 ならば、遠く離れていても家族の情は繋がっており。 尚且つ、自身は正当なる正義に身を尽くすことが出来る職に就きーー 七緒ちゃんを一つ屋根の下、愛情という名の下に隔離することができる環境というのは真綿のように辰義くんを包み込んで、もう決して手離せない みっしりとした幸福の結晶となっているのではないのかな、と感じたのです。 七緒ちゃんだってそんな辰義くんに感じているのは慕情ばかりで、待つ身を「不甲斐ない」と思いはしても、不満を抱いている訳ではありませんでしたから。 ですからね、良いのですよ。 私が他社乙女作品でも至高と感じてしまう、【二人がお互いのみを必要する閉塞空間】。 =傍から見たならば、それは束縛する者と束縛を受け入れる者で出来上がっている世界。に、うっとりとしてしまうのでございました(〃ノωノ) 「雁字搦め」 この言葉通りのシチュが好きで堪らない私には、どうしようもなく身震いが止められなかった秀逸ルートでございます(≧ω≦)!!
楓さんが好き〜〜〜〜(ノ≧∇)ノシvvvv 七緒ちゃんが世界の全てで、何もかもを捧げても惜しくはない程に盲愛している楓さんが大好きなのでございます〜〜(T-T)vvvv しかもね、あれだけの献身を尽くした楓さんが報われるルートがここだけ。 唯一のルートとなりますと、それはもうプレイにも気迫を込めてしまうというものでございまして……。 もう、ボタボタはらはら鼻血を噴きこぼしながら堪能させていただきました(笑) 楓さんてば、艶っぽいことも言ってくるし、言葉だけじゃなくて大胆に仕掛けてもくる。 けれど、それは冒頭の和助さんや白玖さんとも違って、いつだって七緒ちゃんにのみ向けられたものだということも心地良く(≧ω≦)vv ボイスだって魅惑のお声なので、いろいろと蕩けきって突進させていただきました(≧△≦)b★ そんな楓さんの共通パートでの萌えシチュでございますvv まずは [ 師走 ]。クリスマスイベントでの会話でした。 夜見世が引けた後、用意していた甘味を楓さんにご馳走する七緒ちゃんへ贈り物を渡す楓さん。 「実は、クリスマスっていう行事ごとを聞いたことがあってね」 「西洋のものらしいんだけど。大切な人に贈り物をする日って聞いたから、それなら君しかいないなって思って」 「た、大切な人……?」 「ふふ、そこは充分気にしつつ、これを受け取ってほしいな」 もぉ、この匙加減が大好き〜〜(≧ω≦)vvvv 好意を伝えつつも、曖昧にぼかしてしまうから七緒ちゃんの胸が、とくん、と波打ってしまう。 狡いんだもん! 言い逃げなんて狡いんだもん〜〜〜(ノ≧∇)ノシvvvv ーーと、私が狂喜乱舞してしまったシーンでございました(笑) お次は、バレンタインのお返しをくれたホワイトデー。[ 弥生 ] でございます。 こちらも夜見世の後、七緒ちゃんの部屋を訪ねてマシュマロを届けてくれた楓さん。 「七緒ちゃんは、僕の言葉でころころ表情が変わるね?」 「だから、僕は君の色んな表情がもっと見たくて、つい意地悪を言っちゃうんだ」 そう言うと、倉間さんはそっと私の手を取ると優しい口付けを落としてくる。 「……っ!」 「でも、覚えておいて」 「今のその顔」 「その顔をしていいのは、僕の前だけ」 そ……そんな! それを言ったら、楓さんがこんなことを仕掛けても良いのは七緒ちゃん相手にだけなんだからね〜〜ッッ 8(≧△≦)8)))) と、輾転反側していましたら、まだ先があったのです! 「いいね? 約束」 「返事は?」 「は、はい……」 「うん、いい子」 ぴ……ぴぎゃ〜〜〜〜〜ッッ(*´Д`)!!!! 私、この色艶を知ってる! 他社PSP乙女『いざ、出陣! 恋戦』の「明智」さんにもやられましたもん、これ(≧ω≦)vvvv でもね、あの時も。勿論、今も。 男性が優位に立っている時の、日常的な言葉から汲み取れる色香って本当。 爆弾級ですから(T-T)! 「いい子じゃなくて良いの。楓さんの手で、どんどん悪い子にしてしまってよ〜〜(⊃Д⊂)」と泣き伏して縋りたくなってしまった場面でございました。 楓さんの……いけず〜〜!(笑) そして、共通パートでは最後の萌えシチュとなった [ 皐月 ]。 行商をしていて、普段ならなかなか目にすることは出来ない原本を入手した楓さんは、特別に、と万珠屋に寄って七緒ちゃんだけに稀少本を見せてくれます。 別れ際、「これは貴重な品なんだから口外しちゃ駄目だよ」と言ったのに、「万珠屋のみんなにも見せてあげたかったな」と呟いた七緒ちゃんの両頬を不満そうに摘まみながらの台詞でございました。 「…………」 「……? な、なんですか?」 「……七緒ちゃんのほっぺって、柔らかいね」 「うん、口に含んだら、甘くて美味しそう」 「えー、別にへんなことは言ってないよ」 「僕は思ったことを素直に言っただけ。今度、味見させてね?」 もお! 楓さんったら!! どういう了見なんですか(>_<)!? こんなに純真で楓さんしか見れなくなっている「私」の心を更に奪って行っちゃうなんて! (← 「七緒ちゃん」ではなく(笑)) どれだけ酷くて堪らない男性なんですか〜〜〜〜ッッ(ノ≧∇)ノシvvvv ーーと、ひどく日本語を崩壊させながら咆哮してしまいました……。 だって浪川さんのさぁ、美声がさぁ、半端なくってさぁ(T-T)! 感極まって泣きたくなってしまいましたもん!! (って、さっきから楓さんの感想はこの締め文句ばかりですね(笑)) ここで共通パートは終了し、念願の楓さん個別パートへと入りました。 個別パートに入った途端、誰がどう見ても「これはキーポイントになるに違いない!」という重要なシーンが挿し込まれ……、 「これは、時が来たら掘り起こそうね」 「……いつですか?」 「君なら、いつかが自分でわかりはずだよ」 「今僕と君が願った想いに、未来の七緒ちゃんが応えたいと思った時……君はまたここを訪れるはずだ」 なんですもの〜(T-T) 情景描写は言わずもがな割愛させていただきますが、冒頭からして既に七緒ちゃんとの未来を諦めている楓さんの姿に切なさが止められなかったです。 絶対、楓さんを幸せにしたい! と思いましたから(⊃Д⊂) そして、この一連の流れの終盤。 意味深な言葉を吐く楓さんを不安げな表情で見上げた七緒ちゃんに、 「……でもダメだよ。ああいう可愛い顔をむやみに見せるのは」 「あの……?」 「男が思わず、こういうことしたくなる顔」 腰に倉間さんの手が回る。 体が密着し、ぐっと顔が近づいた。 「……っ……」 「……こら」 「なんて避けないの。本当にしちゃうよ?」 「……!」 ってね〜vv すれすれでキスをしないの(≧ω≦)! 更にこの時の「こら」が好きで、好きで//// 迫られていたはずなのに、いつの間にか相手に優しく窘(たしな)められて。 その瞬間、自分がこれから起こる行為を期待していたんだ、と分かりヒロインの顔からボンッと火が出てしまいそうになる。 そんな流れが大好きですので、個人的にもぉ! 辛抱堪らなかったです〜〜〜(〃ノωノ)vvvv 更に、更に! 来ちゃいましたね(≧ω≦)!! 私が乙女ゲで滅法好きで堪らないシチュがやって参りましたよ〜(*´Д`)vv (しかも今回は、私の期待の更に上を行ったんだ……) 薩長連合に湧く和助さんに、他意なく抱きしめられた七緒ちゃん。 その瞬間を見てしまった楓さんが悋気の鬼と化します(〃ノωノ)! 「あっ……!」 倉間さんの体に追い込まれ、壁に背がつく。 倉間さんは、そのまま私の目の上に手を被せ、視界を奪った。 「……七緒ちゃんが悪いんだからね……?」 首筋に、柔らかい感触。 そして、ピリッという小さな痛みを感じた。 「……はい、おしまい」 勿論ね、嫉妬に駆られて温度のない声で放った「おしまい」も好物でございますよ//// けれどですね、何と言っても個人的には【壁サンド】(*´Д`)! おまけに今回は、 手で塞がれる目隠し付きッッ(ノ≧∇)ノシvvvv ダメでした〜〜〜(T-T)vv もぉ、身体中の至る場所から水分をしっぽり抜き取られちゃって、屍と化しましたもの! どこまで私の好みど真ん中なんだ、楓さんてば(〃ノωノ)!!!! しかもね〜、この悋気シリーズ(当て馬:和助さん(笑))はまだまだ続くのですよ〜(*´Д`) 久しぶり?に真っ当な行商人として万珠屋に反物を卸に来た楓さん。 七緒ちゃんが気づくのが遅かったので、めぼしい品は既にお職の二人が選んでしまった後でした。 でもね、きちんとここでも【七緒ちゃんだけが特別】という楓さんのブレのない好意を見ることが出来るのです。 白と淡いピンク色の反物。 グラデーションがかかった布地に、花の舞う模様が美しい と七緒ちゃんが見惚れてしまう一品を隠していた上に、尚且つ、ここからですよ(≧ω≦)! 「ありがとうございます」と言いながらも、まだまだ謝意を伝えきれないでいる七緒ちゃんへ、 「そんなに気になるならさ。……お礼の代わりに、仕立てた着物を着たところ、僕に一番に見せてよ」 「……間違っても、和助さんには先に見せないでよね」 「そんなことされたら…… この間よりもっとすごいこと、僕がしちゃいそうだから」 むしろ、シテーーーーッッ8(≧△≦)8)))) って、叫んでしまいましたってば!(笑) だって、楓さんの個別パートに辿りつくまでは七緒ちゃんを幸せにするために、傍観者でしかいられなかった楓さんが。 その楓さんに対して、異性への愛情を込めた仕草で七緒ちゃんが頬を赤らめたり、恥ずかしそうに俯いたり。 それはもう、向かって行きたくなっちゃうよね? 絡め取ってしまいたくもなるよね(≧ω≦)!!?? ーーと、私が大興奮してしまいましたから(笑) あぁぁぁ。 七緒ちゃんに対して、「可愛さ余って愛しさ万倍」とも言うべき楓さんの姿に大満足の流れでございました!! しかもさぁ〜〜(T-T) この先も楓さんてば、モロに私の好みを貫いてくれるの(≧ω≦)! 体調が思わしくなく高熱を出して寝込んでしまった和助さんの看病を誠心誠意行う七緒ちゃんの姿を見て、思うところがあった楓さんは目を合わせてもくれなくなります。 そのことが悲しくて寂しくて仕方のない七緒ちゃんは、ようやく自分の想いに行きつくのでした。 「……それから、ちゃんと私を見てください!」 必死に言い募ると、倉間さんはぴたりと足を止めた。 私を見ないまま、問いだけが放たれる。 「僕が誰を見ようと、どうでもいいことじゃない?」 「それは……っ」 「ーー私が、倉間さんを好きだからです」 「…………」 「……ごめん」 と、ここで断るのですよ! 楓さんてばッッ(ノ≧∇)ノシvvvv 報われてはいけない想いだから、偲んでいれば良いものを。 七緒ちゃんから向けられる好意の端々が嬉しくて、近づくことを止められなかった。 その先に、七緒ちゃんまでもが自身に報われない慕情を抱いてしまう。 それならば醜い嫉妬を巣食わせた今のまま、離れてしまった方が……まだ引き返せるのじゃないか。 そんなね、楓さんのぐるぐる感が如実に伝わってくるのです(≧ω≦)! (私にはね(笑)) しかもさ〜。 この後すぐ、突き放しているはずなのに、射抜かれた矢から七緒ちゃんを守ってくれるしさ〜(T-T) その間髪入れない行動に、どれだけ深い愛情を感じたことかっっ。 楓さ〜〜ん(⊃Д⊂)vvvv そして、この矢傷が後々の明暗を分けることになるのです……が。 まずは、その前にようやく想いを遂げた楓さんの濃密シーンをお届けしたいです(≧ω≦)vv 勿体ないので、流れだけ是非♪ 同時に、楓さんの顔が緩やかに近づいてきてーー 「ん……」 「……足りない。ん……」 〜〜〜〜〜ッッ(〃ノωノ)vvvv 「足りなくて良いーー! このまま酸素不足のまま一気に死なせてーー(ノ≧∇)ノシvvvv」 えぇ。もちろん、咆哮致しました。それはもう渾身の力を込めて(笑) では、上記分岐点に戻りましてーー。 矢傷の深さが各種エンディングへの布石となるところから^^ 【バッド】はね、既視感溢れる宵宮の場面。 そこで最後に聴こえた羽音がとても切なかったです(T-T) 【ノーマル】は浸食されてしまいそうな溝の深さなのに、暗礁を感じるだけではなく楓さんへの愛情がますます募ってしまうような、やるせない感覚で……。 忘れられません(⊃Д⊂)! 【ベスト】はね〜、端的に言いますと「櫛」でしたよね(*^-^*)vvvv あの終わり方も好きvv と言いますか、和助さん同様に楓さんが幸せになるためには、七緒ちゃんが現代人であることがしっくり来ました。 個別パートの終盤で、楓さんが叫んだ悲痛な声色。 「…………僕は」 「……君を好きになんて、なりたくなかった」 あの痛みを乗り越えることが出来たこと。 七緒ちゃん自身も、ほどけてしまいそうになる楓さんとの絆を諦めなかったこと。 それらを思い返せば返すほど、これからは同じ長さの時の中を生きてね(T-T) 永く離れてしまう瞬間も、出来るだけ一緒に迎えられるといいね(⊃Д⊂)! と、楓さんのために深く祈れることが幸せで仕方のない結末でございました(*´Д`)vvvv はい! 以上が冗長になり過ぎましたキャラクター語りの結びでございます。 もう本当に長くなり過ぎて……。 私個人としましては、打込み果たした(≧ω≦)! という感覚でおりますけれど、お読みになってくださった皆様は疲れてしまいましたよね(>_<) 申し訳ございません!! ですので、以下。 本作品に対して思いましたところは箇条書きでサクサクっと進めて参りますね^^ *七緒ちゃんが江戸時代へ召喚されたのは、「親子の情」を欲したためだった。と語られているにも関わらず、あまりにも身内本人との関係性が希薄すぎる。 これは最後まで納得しがたい部分でございました(>_<) もう少し、歩み寄っていく様を織り込んでくれても全然良かったのに……。 *OP曲&ED曲が好き(≧ω≦)vvvv 個人的にED曲はヘヴィロテで聴いています。CD購入済みです(≧△≦)b★ *ヒロインの名前:七緒。 「七」緒と言うからには、【和助さん、白玖、宝良くん、辰義くん、楓さん】の他に、燈太くんは絶対として。プレイする方々によっては赤根さんや浅野さんと結ばれるルートがあってもOKだったのになぁ(*^-^*) とですね、思ってしまいましたvv そういう意味での「七」という数字の使われ方でないことは承知しておりますけれどね(笑) そしてラスト!! さすが、特遊郭。見世の名前が万珠屋……。音訓読みすると、 まんた◆屋 だなんて思いきりが良すぎるわ(≧△≦)b★ ーーと、いうことでしょうか〜(笑) 最後の一文は『花まに』好きの乙女御に石を投げられるのは必至の感想ですので、このまま逃走致します(笑) ではでは^^ このような冗長な感想文にお付き合いくださいまして、どうもありがとうございました(*´Ω`*)vvvv |
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(2014.01.06 UP) |
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