放課後は白銀の調べ 急急如律令




メーカー
ディンプル(2008年02月28日発売【PS2】)(2008年11月28日発売【Win】)


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ストーリー

代々、退魔を生業としている神楽坂家。
次期当主に当たる高校2年生の少女、要(17歳)は、現当主である祖父から退魔の指令を受けます。
とある高校で不審な事件が続いているため、調査して来い、と。
が、それは何と男子校だったのです!!
男子生徒に扮して日中は情報収集に、放課後は退魔に明け暮れる日々の中、女子とバレてしまわないかと冷や汗を握る毎日を送ることになってしまいました。
「友達」と呼べる4人や不審な動きを見せる担任教師に振り回されながらも、持ち前の度胸と前向きさでそれらを乗り切っていきます。
彼らと関わり合いながら得た情報で、高校に潜む魔の影に近づいていく要。
要は魔を祓うことが出来るのでしょうか。
そして、要が高校を去るとき、彼らとの行く末はどうなっているのでしょうか----



ゲームの流れ

10月2日〜21日までがゲーム期間です。
一日のうち、【AM】は情報収集。【PM】は退魔等を行い、学園に起こる怪異現象の謎を突き止めつつ、魔を祓うことが目的となります。



システム

主人公の名前変換機能はありません。

スチルを一覧できるアルバム機能、シーン鑑賞機能付き。
セーブ箇所は豊富。MAP上でも選択肢画面でもセーブ可能。
【NEXT】ボタンがあり、選択肢から次の選択肢への移動が可能。
主人公が使役する式神のLevelを引き継いでプレイすることが可能。(Lv1からLv3まで)
一日は【AM】【PM】に分かれており、MAP上の移動場所を選択しつつ、主に【AM】は情報収集、
【PM】は退魔をしてイベントを進めていきます。
MAPにはキャラアイコンが表示され、尚且つ、誰のルート上のイベントなのかの記載有り。
10月21日まではMAP移動の共通パートですが、それ以降はキャラクター固有のストーリーパートとなります。(ストーリーパートには選択肢なし)

各攻略キャラには、【恋愛系END】【友情系END】の2種類有り。
複数ある恋愛必須イベントを全てクリアすることで、エンディングが分岐。
全12ENDをクリアすると、追加シナリオ【グランドルート】がOPEN。



総評 ★★★

面白かったです〜!!
まずですね、谷山氏が歌っているOP曲で魂を持っていかれました(笑)
設定が設定なので、主人公の性格がハッキリしていまし、口調&思考に癖があります。が、そこが気にならなければ、むしろ微笑ましくプレイできます^^
PS2版で不評を買っていたシステム面も一新されていますので、非常にスムーズにプレイできますし、不具合も生じていません。
MAP移動も一枚絵が多いので、飽きることが少なかったです。
と言いますか、キャライベントが各20個ほど用意されていますので、違う要素を見つつプレイすることが出来ました^^
キャラENDも友情系、恋愛系に分かれていますが、友情系の方が印象的(T-T) というキャラクターもいて、甲乙付けがたいですね〜
vv
何より、追加シナリオである【グランドルート】は発生条件にあった内容になっていて、キャラENDはこのためにあったのか!! と納得すること請け合いです!!
……こ、個人的にはキャラENDの方が好きなのですが、これは私の歳と嗜好によるものだと思います^^;
心に残る設定のキャラクターもいますし、サバサバした主人公、陰陽道に興味があるのなら楽しくプレイできると思います(*^-^*)vv



登場キャラ(cv.)

兵頭 十馬(cv.谷山 紀章)青領舘高校2年生。
   要のクラスメイト。剣道部所属。前向きで明るく、とにかくよく食べる(笑)

和泉 悠斗(cv.柿原 徹也) 青領舘高校2年生。
   要のクラスメイト。剣道部所属。要をライバル視して、何かとつっかかってくる。

御代 天也(cv.檜山 修之)青領舘高校2年生。
   生徒会長。無秩序なことが許せない合理主義者。十馬と剃りが合わない。

葛葉 漣(cv.宮田 幸季) 青領舘高校2年生。
   銀髪碧眼の美少年。要を「子猫ちゃん」呼ばわりし、何かとかまってくる。

安倍 忠義(cv.伊藤 健太郎) 青領舘高校古文、日本史教師。
   要のクラス担任。授業はソツなく、しかし、態度はいい加減。何か秘密がありそうな……。

(2010.02.02 UP)