|
Quin Rose(2015年01月22日発売【PSP】) |
|
※「里見八犬伝 村雨丸之記」のバナーに使用されている画像の著作権は、アートムーヴ様に帰属します。 |
|
様々な艱難を経て、安房国・里見家を守る八犬士としての絆を確固たるものにしてきた犬塚 信乃(孝の犬士)でしたが、里見家を襲う最大の試練が待ち構えていました。
それは、宿敵・玉梓の奸計により、それまでは敵同士であった関東管領と関東公方が結託し、里見家を潰しにかかるという一大事。
軍勢も相手方四万の軍に対して、こちらは一万程度しかありません。
それらの苦境を乗り越えて、八犬士たちは無事に里見家を。
そして安房で暮らす無辜の民草を守ることが出来るのでしょうか。
更にはーー。
村雨丸を持つ武士として生き抜こうと決めた信乃の人生にも転機が訪れます。
信乃が選んだ道は、武士のまま八犬士として刀と共に在るものなのか。
愛しい「彼」と共に歩む女子としての道なのか。
玉梓との因縁の果てに、信乃の "守りたい" という強い願いに沿う道はどちらなのでしょうか。 |
|
明確な日付設定はなく、【序章】【第一章】〜【第十五章】【最終章】までがゲーム期間となります。 |
|
|
会話もしくは行動選択肢を選ぶことにより好感度を上昇。累積値から各恋愛エンディングへ分岐します。 |
|
|
主人公の名前変更可能。苗字は固定。(但し、公式名だと声付きで呼んでもらえます(≧ω≦)!) |
|
|
主人公ボイスなし。 |
|
|
CG鑑賞&シーン回想機能あり。(シーン回想は充実しています!) |
|
|
好感度上昇確認システム(いわゆる"愛キャッチ")& 好感度累計値(ステータス画面)あり。 |
|
|
明確な日付設定はなく、【序章】【第一章】〜【第十五章】【最終章】の章仕立てで進んでいきます。 |
|
|
冒頭に信乃が選んだキャラクターの個別章が一章から十五章まで展開。 |
|
|
会話、行動などを選択肢から選び取っていくテキストタイプ&アドベンチャー形式乙女です。 |
|
|
各キャラクターのエンディングは5種類。
* ベストEND:1種。グッド系END:2種。選択肢からの強制ENDやバッド系END:2種が大体の内訳です。
(キャラクターによっては異なりますが、ベストEND:1種は固定)
(全てのエンディングにシーン登録あり) |
|
|
おまけコンテンツとして【おまけ】あり。
*[ システムボイス / 用語集 ] が収録されています。 |
|
|
CGコンプ後の「御褒美CG」はありません。
が、全キャラクターの最終章コンプ後に【私の物語】がOPEN。大団円シナリオが楽しめます。 |
|
|
|
うぅぅぅぅぅぅん!
三部作の最終作品なのですけれど、総評の星の数に迷ってしまいました〜(>_<)
あ。いえいえ、楽しいんですよ(;゚д゚)!
ストーリーの中身自体は面白く読み進めることが出来ました^^
が、以下は私なりの大雑把な留意点です。
* ついに玉梓との決着! おめでとう(≧ω≦)!!
* が、その後の信乃ちゃんの選ぶ将来……、つまりはエンディングが判子状態^^;
(大体、BAD2種、「武士」を選ぶED、「女に戻る」EDがGOODとBESTに分かれる、という全5種)
* なので、各八犬士との最終形態ENDは嬉しいけれど、周回を重ねると……飽和状態になりがち。
* しかも! う〜〜。最後の最後にOPENするシナリオ【私の物語】がーー。
個人的にはですよ。
恋愛ENDの甘い余韻を許してはくれませんでした(;´Д`)!
これが……一番、痛かったかな、と思います。ごめんなさい。
でもでも、最後の感想は私自身の乙女ゲに求めるプレイ姿勢が元より、「ネタバレ度の高いプレイ順番は全く気にしない。むしろ、ネタバレ的にもやもやが残ろうが、伏線が未回収だろうが、そのキャラクターとの恋愛EDそのものに興味がある」という恋愛要素に重きを置くタイプなものですから、余計に悄然としてしまっただけのことだと考えますし!
そんなに深く「え? そうなの? ガッカリ系の結末になっちゃうの(;´Д`)??」と未プレイの方が身構える必要もないかと思われます。
ストーリー重視の方には納得の展開かと存じますので(*´Ω`*)vv
それに、本作品自体が【恋人状態から始まる】内容なだけに、信乃ちゃんも「彼」だけには素直な面を見せてくれますし、何より「彼」が信乃ちゃんにぞっこんですから(*´Д`)!
それはもう満足でございました/////
後は、ここまで時代ものを並行世界としてではなく、実際にキャラクターたちがその時代を生きているものとして扱っている乙女作品自体が稀少だと思いますので、それをよくぞ。
ある程度のシリアスさのまま三部作まで製作していただけたなぁ、と感嘆する気持ちが強いです。
時代ものがお好きな方には、時代性の観点からもお楽しみいただけるのではないでしょうか^^
まぁ、個人的には一部キャラの扱いには不満もございますが、それはネタバレ有りの感想で述べるとしまして。
緒編ではヽ大法師を。続編では浜路が。
そして、最終作ではついに最後の八犬士・親兵衛がラスボス的な(笑)攻略対象として、それぞれ楽しめる、という構成も面白かったなぁ、と思います(*^-^*)
『八珠之記』では、面識のない者たちが一つ所に集結する難しさと、それ故の面白さを。
『浜路姫之記』では、集結し仲間を得た安堵感から転じる、それぞれの問題点を。
『村雨丸之記』では、それら問題点が嚥下され、いざ平和な世となった時の選択肢を。
各々、楽しめる三部作であると勝手に感じておりますので、綺麗にストンとまとまっている作品群でございますし、システム周りも快適です♪
気になられるようでございましたら、お手に取ってみると、八犬士たちと生涯を共にする幸福感を味わえるシリーズでございます(≧ω≦)!! とお勧めさせてくださいませ(*´Ω`*)vvvv |
|
犬川 荘助(cv.鈴村 健一)… 信乃の幼馴染。【義】の犬士。
控え目ながらも芯を感じさせる青年。幼い頃から信乃を大切に思っている。
犬山 道節(cv.保志 総一朗)… 浜路の異母兄。【忠】の犬士。
天上天下唯我独尊な術者。火遁の術を操ることが出来る。
犬飼 現八(cv.岸尾 だいすけ)… 長十手で名を轟かせる元・捕り手。【信】の犬士。
大切なことのみを口にする沈思黙考型の頼りになる青年。
犬田 小文吾(cv.浪川 大輔)… 旅籠「古那屋」の息子。【悌】の犬士。
偉丈夫ながら人一番人懐こく、無類の美女好き。一度懐に入れた仲間はとことん守り抜く。
犬坂 毛野(cv.立花 慎之介)… 稲村城の舞踊師範。【智】の犬士。
今では一部の仕事上でしか女装をせず、男性として闊達に過ごしている犬士。知略に長ける。
犬村 大角(cv.小野 友樹)… 典籍に明るい。【礼】の犬士。
武力より知能に長けた人。温厚ながらも生き抜くことの重さを知っている。
犬江 親兵衛(cv.石川界人)… 山林 房八の息子。小文吾の甥。【仁】の犬士。
伏姫の霊力により青年の姿となった犬士。命を奪うことを厭い、曇りのない心を持っている。 |
(2015.03.02 UP) |