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Quin Rose(2014年02月27日発売【PSP】) |
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※「里見八犬伝 八珠之記」のバナーに使用されている画像の著作権は、アートムーヴ様に帰属します。 |
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心ない親戚からの思惑により、敬愛する唯一の肉親を亡くしてしまった犬塚信乃は父の遺言を守り、代々受け継がれてきた名刀・村雨丸を携え旅に出ることとなります。
それは、女の身では守り通すことが難しい村雨丸を、本来の持ち主に当たる関東公方へ献上する旅でありました。
村雨丸を手にした時、奇しくも信乃の身体には牡丹の花の痣が浮かび上がり、【孝】の文字が刻まれた桃色の宝珠を手にすることとなったのです。
更に信乃は道中を共にしてくれる幼馴染にも同様の痣があり、宝珠まで所持していたことを知るのでした。
その後も一人、また一人と同じ痣・宝珠を持つ仲間が旅のさ中に見つかり、彼らとは【八犬士】と呼び慣らされる絆とえにしで結ばれていることまで知らされることにーー。
信乃の名刀献上が最終目的ながら、仲間にはそれぞれ果たさなければならない宿命があり。
それらを為すための時間をより多く「彼」と過ごすことで、二人のえにしもまた【八犬士】の絆とは別に深められていくのでした。
果たして、信乃は己に課した悲願を成就させることが出来るのでしょうか。
そして「彼」と紡ぐえにしもまた、より強く撚り合わされ、共に在る未来を手にすることが出来るのでしょうか? |
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明確な日付設定はなく、【序章】【第一章】〜【第十八章】【最終章】までがゲーム期間となります。 |
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村雨丸を献上する旅の中で八犬士と出会い、彼らとの絆(愛情)を深めるストーリー。
* 本作品では一部キャラクターの最終目標である復讐。そして、玉梓との決着を見ることはありません。 |
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主人公の名前変更可能。苗字は固定。(但し、公式名だと声付きで呼んでもらえます(≧ω≦)!) |
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主人公ボイスなし。 |
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CG鑑賞&シーン回想機能あり。(シーン回想は充実しています!) |
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好感度上昇確認システム(いわゆる"愛キャッチ")& 好感度累計値(ステータス画面)あり。 |
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明確な日付設定はなく、【序章】【第一章】〜【第十八章】【最終章】の章仕立てで進んでいきます。 |
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冒頭に信乃が取る行動で特定のペアパートに入り、そこで重点的に選んだキャラクターの個別章へと分岐。 |
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会話、行動などを選択肢から選び取っていくテキストタイプ&アドベンチャー形式乙女です。 |
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各キャラクターのエンディングは5種類。
* ベストEND:1種。グッド系END:2種。選択肢からの強制END:2種が大体の内訳です。
(キャラクターによっては異なりますが、ベストEND:1種は固定)
(全てのエンディングにCG&シーン登録あり) |
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クリアしたエンディングによって【おまけ甲】【おまけ乙】がOPEN。
* 甲:キャラクターからの甘い一言。
* 乙:八犬士同士の掛け合い。(各、ボイス有りのショートショート。CGなし) |
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CGコンプ後の「御褒美CG」はありません。 |
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これは……プレイする人を選ぶ作品かなぁ、と思いました^^;
私自身はとっぷりと本作品の世界観に浸らせていただきましたし、続編が出ましたら必ず買う予定でおります。
そう、この作品【続編ありき】だと、ひしと感じさせられる内容なのですよ。
上記項目でも記載しておりますが、旅の終焉が八犬士の集結となっておりますので、有名な敵役である玉梓との決着を見ることはありません。
本作品のタイトル通り『八珠之記』なのであって、多分、続編仕様かファンディスク仕様かは不明ですが、以下『××之記』と続いていくのだろうと思われました。
(個人的には続編を1作と、甘い後日談的なFD1作の計3作で締めて欲しいな、と願っております(*´Ω`*))
と、いうことをまずお伝えしておきたく、次に「人を選ぶ」と感じた点としましてはーー。
【きっちりかっちりとした時代物乙女】だということです。
例えば現代の女子高校生が異次元、異世界へスリップしてしまうような、「どこかに現代の感覚が残っている」というシナリオの流れではありませんので、
*「個人」よりも「家名」に重きをおいている時代であること
* 同様に【大義】の前には人の命までも投げ出すのが節理であるという価値観でいること
を、理解した上でプレイをされた方が良いかと思います。
ですからですね、他のRose様作品の軽さは鳴りを潜めておりまして、心苦しい気持ちになってしまうくだりもありますよ、とお伝えしたいのです(´人`)
そのような時代背景を踏まえました上で、【恋愛ゲームだと理解して】プレイするのが最良でございます(≧ω≦)
vvvv
馬琴・著である古典に比重を求めてしまいますと、粗が見えるのかもしれません。
けれど、あくまでも「Rose様がお創りなった恋愛ゲーム」でございますし、八犬士を1人ずつ攻略していく訳ですから(笑)、目的の人物以外はルートの中で不透明になってしまうのは仕方がないと思います。
そうして一人ひとりにスポットを当ててプレイすると……。
八犬士全員が大好きです(*´Д`)vvvv
と叫びたくなりました////
一人ひとりが背負っている宿命が違い、その中でもがきながらヒロイン・信乃ちゃんと惹かれあっていく様は見ていて胸が疼きましたもの(≧ω≦)!
ルートも一人あたり全20章の尺がありますが、一章、一章が短くまとめられておりますので、オムニバスな感覚ですらすらプレイできるかと思います^^
しかしながら、シナリオ内で感じる人命の儚さがございますので、短いながらも薄くは感じません。
序章を飛ばすと、すぐに個別ルートに入り独自のシナリオ展開となっていきますため、プレイ時間は押しなべて7〜8時間は掛かるのではないでしょうか。
が、システム周りは実に快適ですので、その面での不便さは感じないはず^^
本作は【連作の序章である】と推察をした上でプレイしますと、「うわぁぁぁ、燃えるから! 滾るから(*´Д`)
!!」と思える恋愛模様になっているとお勧めしたいです(≧ω≦)vvvv |
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犬川 荘助(cv.鈴村 健一)… 信乃の幼馴染。【義】の犬士。
控え目ながらも芯を感じさせる青年。幼い頃から信乃を大切に思っている。
犬山 道節(cv.保志 総一朗)… 浜路の異母兄。【忠】の犬士。
天上天下唯我独尊な破戒僧。妖術を操ることが出来る。
犬飼 現八(cv.岸尾 だいすけ)… 長十手で名を轟かせる捕り手。【信】の犬士。
大切なことのみを口にする沈思黙考型の頼りになる青年。
犬田 小文吾(cv.浪川 大輔)… 旅籠「古那屋」の息子。【悌】の犬士。
偉丈夫ながら人一番人懐こく、無類の美女好き。一度懐に入れた仲間はとことん守り抜く。
犬坂 毛野(cv.立花 慎之介)… 女田楽師。【智】の犬士。
絶世の……いや、個人的には傾国の美女。玉梓なんか目じゃありません(笑)
犬村 大角(cv.小野 友樹)… 典籍に明るい。【礼】の犬士。
武力より知能に長けた人。温厚ながらも生き抜くことの重さを知っている。
ゝ大法師(cv.黒田 崇矢)… 不良法師(笑)
砕けた態度。豪快に笑いつつ人を錫杖で殴る不良法師。八犬士とは浅からぬ因縁があるよう……。 |
(2014.03.26 UP) |