クリムゾン・エンパイア






ターン制から選択肢制になったことで全キャラクターの全ENDが管理しやすくなった(≧ω≦)!

その分、個人的に大好きだった本作品に漂う悲壮感が薄くなってしまったようにも……。

一長一短かな、と感じてしまった「新装版」ですが、やはり全キャラクターを幸せにしてあげられ【易くなった】喜びには代えられません(*´Ω`*)!!


「新装版クリムゾン・エンパイア」のアイコンに使用されている画像の著作権は、株式会社アートムーヴ様に帰属します。
cv. の敬称は略して記載させていただいております。




エドワード=ウィンフリー(cv.鈴村 健一)王位継承権一位の王子。ジャスティンの弟。

もぉもぉもぉもぉ! 感無量です(T-T)!!

エドワルド様が大好きなのでございます〜〜〜(⊃Д⊂)vvvv

…………。
いやぁ、積みゲになってしまったPC版『クリムゾン』での最愛キャラはジャスティンの予定だったのですけれどね、今現在は迷うことなくエドワルド様に愛情を捧げておりました。
PC版『アラビアンズ・ロスト』でも、1回目プレイ時と2回目プレイ時では好きキャラが変わっておりましたし、同じ「自分」でも、その時で好みって変わるものなんですね^^

で、そんな愛しのエドワルド様なのですが、PC版プレイのシナリオに霞がかかり曖昧な状態でプレイした今!

感動で泣きそうになってしまいました(⊃Д⊂)!!

もうね、ジャスティン様と違って決して満たされる形で成就することのない二人の仲が切なくて!
エドワルド様は第二王子だけど、王位継承権第一位の方だから。
それがBEST END、GOOD END に関わらず、シエラのためだけに自身を投げ打ってくれることはありません。
作中で彼が言っていた通り、国益のことだけを考え、然るべき相手を伴侶に迎え入れるはず。
また、作中でシエラが思っていた通り、その相手を選び、実際に迎えに行くのも彼女の仕事かもしれません。

このね、二人の胸中が描かれるまでに、ずっと二人が時間を重ね合せて過ごしてきた様が描写されているんですよ。
恋愛ゲームですから、当然と言えば当然なんですけれど^^;

でも、深紅の絨毯の上にだらしなく寝そべる姿が有り。
それをジャスティン様に見咎められて嬉しそうに破顔するエドワルド様がいて、そんな彼の心中を慮るシエラが傍に控えている。
お忍びで「
レジスタンス」の本拠地に紛れ込んでしまう思い切りの良さも共有してくれました。
(本来なら一人で活動しても良い(危険度の低い)空間でしたのに)
また、あろうことか箒にまたがって城下町を一望したことも(笑)

こうーー。
エドワルド様が一歩踏み込んで来てくれて
(男性の使用人に悋気を起こしてくれた時なんか、萌え咆哮半端なかったです(≧ω≦)!)、シエラもミハエルとの【約束】を後ろめたく思いながらも、エドエワルド様に応えようとし。
けれど、更にもう一歩踏み出すべきところでは、お互いが国を担うべき身分や主従関係のために、一線を引いてしまうということを繰り返し……。
嗚呼もぉ!

お互いを想っているのに、愛情だけに飛び込んでいけない二人の姿が……(T-T)!!

閑話休題。

ジャスティン様も好きなんです。
王族でありながら、一番の権利を放棄してシエラのためだけに一生を使うことを少しも厭わない。
そんな真摯な姿には満たされましたもの(
*^-^*)
ですが、私には
(うろ覚えですが)、「女としての道。孤高に生きる道。その真ん中を突っ切らせて」とミハエルに宣言した「道」そのものなシエラのね。
もたれ掛かるだけではなく、自分自身も強く在らねばならない満たされつつも険しい道を、エドワード様ルートにて今まさに突っ切っているんだなぁ、と感動してしまったことが大きくて(T-T)!

…………。エドワルド様が迎え入れる女性が本当に貴族的な女性であるのなら。
幾ら鈍くてもいつかは気付くであろう、エドワルドのシエラに向ける愛情に胸を焼かれ、彼女を亡き者にしようと暗躍することも想像に難くないなぁ、という本作の世界観ですから、余計に。
エドワルド様がくれる愛情の見せ方がシエラにぴったりと符合しつつも、やっぱり荊の道になるんだろう、とも想像してしまうんです。
(まぁ、そうなればアレですよね。
次代が担う国政も落ち着いて、いい感じに歳を取ったエドワルドが最期の自分へのご褒美として、サクッと王妃を暗殺してシエラだけを傍に置くというのも一つの手ですよね(
*´艸`)ヲホホ)

と、そんな感じでいい感じにエドワルド様の魅力に嵌まってしまった私の、好きセリフを紹介したいです!

上記で少し触れました、男性の使用人に妬いてしまうエドワルド様より
vv

「……必要ないだろう? 僕がいれば……」

「……シエラ、結婚なんかしないでね」

「……しようにも、相手がいません」

「僕は、君と結婚してあげることは出来ないから」


う〜〜〜(⊃Д⊂)!
あんなに「完璧」だったご主人様像のエドワルドが、その殻をぶち破ってくれた!! ということが、凄まじく嬉しかったシーンでございました。
そしてね、
(個人的に)極めつけはラストでございますよ。
[ BEST END ] より。

「……まったく、馬鹿げた話だよ」

「愛する君と結ばれない」

〜〜〜〜〜〜(T-T)!!
ネタバレ感想とは言え、あまり細かな描写はしたくないんですけれど、上記のセリフを夕暮れの道中。
いつも通りにシエラと二人で歩いているさ中、ぽつり、と言ってくれるのです!
もぉ、ここで感極まって泣きそうになってしまいましたもん。
嗚呼、しかも。

「僕なんか、君がいなければ死んでしまう」

という言葉!!
これは文字通りの意味でもあり、精神論でもあり。
とにかくもう、本作におけるシエラの【大成】がここに極まれり! と。ぶわ〜〜っと、ごわ〜〜っと感動してしまった瞬間で〜〜(T-T)
vvvv

【ご主人様 -あなた- のために戦います】


ほ、本作のフレーズが頭の中をどわどわ〜〜っと駆け抜けていったのでありましたーー。


あ"〜〜〜〜〜〜。
私ってばエドワルド様が本作で本当に、
好きで好きで大好きなので……!
意味もなく燃えたぎってしまった感想になってしまいましたが、あくまでも美化フィルターが掛けられていますので、話半分に聞いてくださいませね^^;

そして、今気付いたんですけれど。
(これは声ネタ)
本作もエドワルド様も、Rose様作品『里見八犬伝』の荘助くんも。
お声が鈴村さんで〜〜(*´Д`)
なんかもぉ、耳からも最愛キャラが幸せすぎる(
ノωノ)!! と個人的に至福でございましたvvvv
(あ。各種エンディング小感想を忘れてた^^;)





ジャスティン=ロベラッティ(cv.平川 大輔)王位継承権二位の王子。エドワルドの兄。

ジャスティン様、ジャスティン様(≧ω≦)!

PC版ではジャスティン様の「可愛らしさ」に中てられて、最終攻略組に残したのが運の尽き。
まだ我が子が幼かったこともありまして、ターン制の長さに挫かれてしまいました。
(要は未プレイのまま積みゲにorz )

ですから、今回はとても楽しみにプレイさせていただいたのですよね〜^^
が、ジャスティン様萌え語りをする前に、感じたことをひとつ。
ジャスティン様のように、じわりじわりと魅力が伝わってくるようなタイプの場合は特に、

ターン制の方が伝わってくる魅力が何倍にも膨れ上がっていたなぁ(;´Д`)

と、いうことです。
これは一長一短な部分なので批判だけをしている訳ではないのですが、ターン制だったらターン10回を経てイベントが発動しますので、その間に貴族&民衆の支持率を上げて、ジャスティン様の好感度も上げて。
と実際の時間を使った後なので、余計に、ですよね。
あんなに頑なだったジャスティン様がシエラを隣におくことを許してしまう変化。
隣にいなければ、もどかしい、と思うようになっていく、その "もどかしさ" を心地良い陶酔感の中で体感することが出来ました。

が、選択肢制になった今作では……、旧作に比べて
あっという間にシエラに気持ちを許してしまったような感覚になってしまって^^;
まぁ、あくまでも【感覚】なので、シナリオ上に不都合はございませんでしたし、萌えたんですけどね!
"旧作には旧作の魅力があったなぁ" と、しみじみしてしまったオバさんの感傷でございます(´人`)

と、いうところでジャスティン様の萌え語りに参りましょう!

とは、申しますものの……。
ジャスティン様ったら、最初はめちゃくちゃとっつきにくいじゃないですか^^;
多分、攻略対象
(人間(笑))の中で一番、シエラちゃんに対して線引きをしていたキャラクターじゃないかなぁ、と思います。
が!
【だからこそ】なんですよね。
お忍び道中に敵対するメイドが「心配だから」とつきまとう行動を、ばっさり斬って捨てられないジャスティン様の性質が、ただのお人好しな「気質」という言葉には収まらなくなって。
わざわざ、敵対している王子様がですよ。
シエラちゃんが仕事をしているメイドの詰め所に入室した揚句、「これから出かける」というようなことを言い置いていったりとか!

後は。
同じ兄弟でも、使用人への接し方がエドワルド様とジャスティン様では180度違いますよね。
エドワルド様は使用人のスキルを最大限まで利用することが、相手の立場を尊重することだと思っていましたし、逆にジャスティン様は。
自身の懐にいる者たちなのだから、篤く接することを信条としていました。
個人的には、シエラちゃんを主人公とした物語性としては、エドワルド様の一見、突き放したような態度が好きで^^、でも、私の心情的にはジャスティン様の懐の広さに眩々っと参ってしまった感じです
vv

そう感じたのも私だけではないようで、ジャスティン様ルートのシエラちゃんも。
自身がかしずく相手であるエドワルド様への忠誠は深く変わらないものの、いつしか一介のメイドを愛情の対象として、その態度を隠しもしない。
悪びれずに愛を誓うだけではなく、まるで深窓の令嬢のように大切に触れてくるジャスティン様に、許してはいけないと思いつつ、優しい指先に心がほどかれてしまうのを止められない!
といった彼女の戸惑いが大好きでございました(*^-^*)

そうですよね〜。
どれだけ「身分違い」で「敵対する勢力」だろうとも。
高貴な相手が欲しているのは、紛れもない低俗な自分自身。
しかも、心底大切にしてくれる、となると、その居心地の良さに半信半疑ながらも身を委ねてしまいたくなるというもの!
この、衒
(てら)いなく一途に見つめることこそ、ジャスティン様の抗えない魅力なのですよね〜(*´Д`)vvvv

おまけに、自身の兄とシエラちゃんの深くまで結びついてしまった仲を、主・エドワルド様が大いに認め推奨している、というのがまた。
大きな後ろ盾に安心感が増していきますし(≧ω≦)!
(まぁ、エドワルド様最愛の身としましては、その寛大すぎる温情が逆に寂しくなりましたけど〜(T-T)
"嗚呼。このルートのシエラちゃんはエドワルド様の恋愛対象じゃないんだなぁ"、って。
それが当然なんですけどね^^;)


というところで、ジャスティン様のエンディング小感想へ参ります。

【敵対】
ぎゃ〜(≧ω≦)! きゃ〜〜(ノ≧∇)ノシ
vv ぎゅわぁ〜〜ッ(ノωノ)vvvv
わたし的にはめちゃくちゃ美味しいシチュだった【
兄弟からの板挟み】っっ8(≧△≦)8))))
このルートでのエドワルド様はシエラに男女の愛情を求めている訳ではないので、生粋の三角関係ではないのですけれど、それでも嬉しくてぞわぞわと鳥肌が立ってしまったエンディングでございました
////


【DEAD】
このENDって、処刑ENDと同条件で発生するんですね!
知らずにプレイをして、処刑ENDと別々にプレイしなくちゃいけないんだろうなぁ、と思っていたところが、御前試合:シエラ敗北ver. とロナウス関連イベントも回収できてラッキー(≧ω≦)♪
という、邪
(よこしま)な感想で終わってしまいました(笑)
END自体は、いつでも何処でもジャスティン様の愛情は不変なんだなぁ、と感嘆〜(*´Д`)


【約束】
えーと、うーと、う〜〜ん。
これって多分、『新装版』からの新規ENDですよね。
まぁ、内容的には可もなく不可もなく? な感じで、ジャスティン様ルート中、サブイベントを追いかけ続けていると、その顛末を見ることが出来ます。
もちろん、クエストに愛情を織り交ぜて^^
ですが、その……あまり
印象に残らないエンディングかもしれません……。ごにょにょ(;´Д`)


【BEST】
待ってました(≧ω≦)!
PC版ではジャスティン様が最愛でしたので
(←何度も言ってすみません^^;)、すっごく楽しみにしていたのに力尽きて見れなかった [ BEST ] !!

すっごく良かったですよね〜〜〜(ノ≧∇)ノシvvvv

マーシャルとコールドナードが言ってくれる、「
赤ちゃん」を含めた未来予想図に私も頬が緩みっぱなしでしたもん^^
続編の『ロワイヤル』でもきっと、シエラちゃんは周囲の状況をいろいろ考えてしまっても、それらをことごとく一蹴してくれる愛情まっしぐらの仲が見れるんだろうなぁ、と信じて疑いませんから!(笑)
いやぁ、さすが第一王子。
シエラちゃんが望むべくもない、と思っていたであろう [ ごくごく普通に過ぎていく。愛情に包まれる日々 ]
という稀有な幸福を与えてくれる男性でございましたね
////
本作品に於いて、曇りのない愛情を感じられたいのでしたら、
ジャスティン様ルートこそ随一です(≧ω≦)!
とお伝えしたい満足至極のエンディングでございます
vvvv


ジャスティン様……。
きっと、本作品の中でも人気の高い御仁なのでしょうね。
疑う余地がない、と言いますか^^
殺伐として、刹那的な流れの多い本作では紛うことなき癒しの&胸がほっこり温かくなるルートプレイでございました(*^-^*)!





マーシャル=エイド(cv.成田 剣)ジャスティンの従事長。

マーシャル〜〜(T-T)
PC版でプレイした時には興味が持てなくて初周プレイ。
が、その結果、じわりじわりと真綿で包まれるように、マーシャルの魅力に捕まってしまったのでした(
*´Д`)
それは今作でも同じで、ただ、やっぱりターン制から選択肢制になりましたので、マーシャルの真情を知れるのもあっという間にも感じられましたが……。
彼の底の見えない黒い瞳に見つめられますとね、えぇ。
「ほぅ
////」と嘆息をつかずにはいられなく。
作品自体の仕様変化など些末なことはどうでも良くなるのですから、おかしなものです(*´艸`)キャ

あ! でもッ。
感想より先に攻略に関して述べても宜しいでしょうか?
実は今作でもマーシャルを初手攻略致しましたので、もう、ロナウスとの関連イベントが何をどうしたものやら^^;
プレイに慣れた今となっては、御前試合のロナウスイベントと、マーシャルのシナリオ内で発生するロナウスイベントの質の違いも判るのですが、最初はごっちゃになっちゃって〜〜(;´Д`)
それがロナウスへのMAP訪問の有無。
MAP先での選択肢回答の正誤。
更には、マーシャル自体の好感度累積までが絡んできますから、「は……。はぅあぁぁぁ(;゚д゚)!?」となってしまった訳ですよ(笑)
いやぁ、本当に大変でした。
でも、それが楽しかったりもするので、オトメゴコロハ フクザツカイキ(笑)

と、プレイ自体にも手応えを感じてのめり込んでいたマーシャルルート。
どんなにぐるぐる徘徊しても、マーシャルの落ち着いた声色で酒場
(連鎖)イベントを見ちゃったりしますとね!
もう、どうでもよくなって(笑)、どんどん先に進めるという穏やかな色香が堪りませんでした(
ノωノ)vv

それにね、マーシャルって本作品の中で、一番の。

【純粋】にシエラちゃんを一途に想っていたキャラクター

じゃないですか!
そんな彼の愛情をですね、鍛練場での鍛練中、不意に無言で見つめられてしまったら。
酒場で過ごすシエラちゃんとの空間に、顔なじみとは言え、不埒な輩(笑)が乱入してきた時の怒気を感じてしまったら。
「あ"〜〜〜〜〜〜〜(ノ≧∇)ノシ
vvvv」と萌え咆哮して輾転反側もしたくなるというもの(≧ω≦)!

もう、本当。
マーシャル自身が
「私は暗いですから」というようなことを再三、言うのですが。
底が見えなくても構いませんもん!
むしろ、どんどんマーシャルの静かな拘束に囚われてしまいたくなりました(
ノωノ)

嗚呼、やっぱり好きなんですよねぇ。
お互いに、[ 第二王子付きメイド長 ][ 第一王子付き侍従長 ] という肩書があって、それが彼ら自身の拠り所であり、誇りでもあり、生きる全てでもあり……。
お互いへの恋情だってかけがえのないものになっているけれど、それは、【主に仕える】という本分があってのもの。
お互いの心中を深く占めるのは それぞれの主で、それと判っているのに、それぞれが双方の主に嫉妬を覚えてしまうという、

どうしようもないジレンマ

がもぉ! 最高でしたもんっ(≧ω≦)
vvvv

生涯の伴侶以上に。それとは別のところで至高の存在を持つ者同士
(しかも表向きは敵対関係)の恋愛模様に堪らなく痺れてしまったのです〜////

はぁぁぁぁぁ(*´Д`)
そんなマーシャルのエンディングも大好きでした。


【今このときの幸せ】
GOOD ENDはマーシャルに限らず、誰も彼もが刹那の恋を楽しむ、というような構図だと解釈しているのですが、このエンディングでは、シエラちゃんが積極的にマーシャルとの逢引きを
【デート】と思っているところが嬉しかったです^^
「デート」を邪魔する輩を斬って捨てる的な強さや、ちゃんと愛情に向き合おうとしている姿が好きでございました。


【BEST】
やっぱり最高です!
あんなにシエラちゃんの配下の女性たちに詰め寄られ、煮え切らない態度でお茶を濁していた?マーシャルの真情が、
とてつもない激情だったなんて(≧ω≦)!!
"やめて〜。これ以上
(私を)虜にしないで〜〜(ノ≧∇)ノシvvvv" と、ガッツリ思ってしまった至上エンディングでございました(笑)
ヤバイ、もぉ。
マーシャルの盲目的な愛情が本当、堪りません(
ノωノ)!


マーシャルは全キャラクターを俯瞰しますと「静」に位置する男性かな、と思うのですが、いやいや全然。
その立ち位置に甘んじているようなキャラクターでは決してありませんので、是非!
彼の胸中に吹き荒れる恋の嵐(笑) を存分に味わっていただけたら〜、と推奨したい黒い瞳の君でございました(*^-^*)
vv
(↑ 私のネーミングセンスの壊滅っぷりったら(笑))





ブライアン=カペラ(cv.鈴木 達央)次期侯爵。

PC版プレイ時、全く……と言っていい程興味のなかったブライアン。
(当時、他社PS2乙女『VitaminX』が発売された頃でしたので、達央さんキャラの声のギャップに戸惑ってしまった記憶もございます^^;)

が!
最初はシエラちゃんのことを [ 溺愛する妹の上司 ] という記号くらいにしか感じていなかった彼が!
シエラちゃんを「シエラ」という個として認識するようになってからは、もぉ(≧ω≦)!!

「私は至ってノーマルなんだ(T-T)!」

と、一介のメイド長に泣きつくようにまでなるブライアン様が素敵でございました〜(笑)
や、でも^^
侯爵家の跡取りで、見目も麗しく、社交辞令だって大したもの。
口を開けば美辞麗句を並べ立てることが出来る、生粋の【貴族】である彼がですよ。
環境で培われた常識の差は埋められないことが多くても。

華やかな社交界より。
煌びやかに見える令嬢より。

ぐつぐつと大鍋で効用はあるにしても異臭を放つ薬草を煮詰めてみたり。
いい年齢になりながらツインテールで職務を全うしている、泥くさいメイド長の方が。
彼の中で比較にならないほどの価値を持っている。

と、容易に読み取れるストーリー展開が堪らなかったのです(*^-^*)!
過程をすっ飛ばしてしまいますけれど、ブライアンの恋愛ENDにはもう胸打たれて堪らなかった記憶が
////

本来であれば支持をしたいのは第一王子のブライアン。
けれど、第二王子付きのメイド長であるシエラが淹れた紅茶を、毒見役を通さずに
手ずから飲み干す。
高い地位を持つ彼が見せてくれる誠意として、これ以上のことがあるのかしら(T-T)
vv
と、感動してしまったのですよね〜〜(⊃Д⊂)

ですから、彼の意志を感じながらシエラちゃんへ歩み寄っていくシナリオを、再び堪能できることがとても嬉しかったです^^
それだけではなくて、もちろん?
ブライアン王子の従事長・ロイヤーとのやり取りも。
溺愛する妹と第一王子の付き人・コールナードが言い争っている場面に、急ぎ駆けつけてしまう兄馬鹿っぷりも。
コミカルな要素もきっちり楽しむことが出来ました。
享楽主義のお貴族様に一見、どうしても見えてしまうブライアンの、実は篤実な気質に惚れ惚れしてしまうプレイだったのです(
ノωノ)vvvv

ーーと、いうところでエンディング小感想へ参りましょう〜^^


【手放せない温もり】
ずっとぐるぐるしていても見つけ出せなかったエンディングでした(>_<)
拍手コメントでGOODへの到達方法を教えていただいてようやく! でしたから。
(お教えくださいました方、どうもありがとうございます(⊃Д⊂)!!)

ですが、社交界での交流よりも、悪臭立ち込める一室にランビュールと籠っている方が性に合っているブライアンのために、"あるといいなぁ"、と思っていた内容でしたので、やっぱりRose様に感謝ですね^^
そして、ブライアンを悩ませていた暗殺計画が水泡に帰してよかった!
あそこで
「エドワルド様のためですよ」と答えるシエラちゃんと。
それでも微笑んで
「それなら良かった」と応えるブライアンの、呑み込んでくれる愛情が好き(〃ノωノ)vv

踏み込んでしまいたいのに、そうしない。
暴いてしまいたいはずなのに、そのままでいさせてくれる。
彼の魅力が伝わってくるGOODだなぁ、と目尻が下がりっ放しでございました(
*^-^*)


【BEST】
これですよ! このエンディング(≧ω≦)!!
PC版でプレイしてから、
ず〜〜っと忘れられなかったエンディング!!!!
当時は長いターン制を経ての結末でしたから、余計に重く感じたのですよね〜(*´Д`)
vvvv

今はサクッと見れてしまう分、その……ブライアンの覚悟もさらりと流されやすくなっているかもしれませんが
(そうでなくても、多種多様な乙女作品が発売されており、エンディングそのものへの感銘や……。
個人的に新鮮さが薄れているせいかとも思います(´人`))
、それでも、印象深いエンディングを再び楽しめる機会に恵まれた、というだけで感無量でした////

シエラちゃんはあくまでも、今は第二王子付きのメイド長として。
ブライアンは次期侯爵としての距離を保ちながら。
忍んで、偲ぶ。
そんな、ほどけない愛情を全うしていただきたいです(≧ω≦)!


ブライアン様ーー。
見た目に反して、
実にノーマル(笑)
そして、気骨ある男性だというギャップが大好きでございますよ〜(
ノωノ)vvvv





ランビュール=ダヌンツィオ(cv.谷山 紀章)子爵。

ぎゃ〜〜! ランビュール〜〜〜っっ8(≧△≦)8))))

PC版プレイ時は、初見で「何だろう、この糸目さんは……」くらいにしか思わずに突撃したのに、どんどん惹き込まれてしまう暗い魅力!
普段は、ぐらぐらぐつぐつ。
悪臭&異臭を放つ大鍋と対峙しているだけの、「子爵様」なのに。

「見張るように言われていたの?」

ってシエラちゃんが思うシーンなんか、もぉ!
突如として見せられるランビュールの暗黒面に、鳥肌が立ってしまいました〜〜(
ノωノ)vvvv
(個人的には……。ランビュールが「見張るように〜」というのはシエラちゃんの穿ち過ぎな見解なのでは、と思います。
だって、ランビュールが城付きとなったのは「
シンフォニア魔法学校」での出来事が発端となっていて。
作中ではどの時期にランビュールが「彼」に師事していたのか触れられていなかったような……。
あれ?
「彼」が師匠であった幼年期 → 「魔法学校」への入学。という経路であるならば、上記シエラちゃんの考察も間違いではなくなるのかしら?
うぅ〜〜ん。答えは出ません(;´Д`))


いえ。別にいいんです。
ランビュールが実際に監視役を兼ねていたのか、どうか、ということよりも。
ランビュールが
「彼」と接点を持っていた、ということが衝撃になると思いますので、ギルタカール国の視点も知っていると知れることに意味があるのですよね〜(≧ω≦)vv
(って、意味不明な日本語で申し訳ありません^^;)


そして、それと知って眺めると、もぉッ
////
ずっとシエラのことを
「華やかだ」と憧れていたランビュール。
離れていても彼女のことを想い続けていた彼だからこそ、穏やかで恒温的な男性かと思いきや……。
「離れていても思い続けていた」ということは、気に入ったものに執着し続けるということで。
「穏やか」に見える、ということは、怒りを表面化させない、というだけのこと。

ですから、ランビュールを選んだシエラちゃんのことは金輪際、手離さないのでしょうし。
彼女を傷つける者が現れようものなら……。

「僕、縄張り意識が強いんです」

という、あのセリフの下に凄惨な死を迎えるよう一服を盛るのでしょう。
うわぁぁぁ。
怖いですね!
すっごく素敵ですね〜〜(〃ノωノ)vvvv

ーーという感じで、私には少しずつ少しずつ。
それこそ、真綿で包むように。
けれど、確実に蝕んでいくランビュールの毒素が堪りませんでした(≧ω≦)!

次期国王と定まったエドワルドに下賜される者でもあるランビュール。
密やかに繰り返される、彼の秘密ーー密偵との密会。

あはは^^;
日本語が重複していて意味不明かもしれませんが、プレイ済みの方には、あの肌が粟立つ感じを共有させていただけたら、と思います。
そんな彼から逃げようとは露も思わず、余計に惹かれるばかりとなる私はシエラちゃん同様、末期症状なのかもしれません〜(
*´Д`)

ではでは、エンディング小感想へ。


【宝物】
こ〜れ〜は〜。うぅん、[ BEST ] ほど特に何も思わず、でした^^;
あ、でも。二人揃って、ほっこり「
温泉」に浸かっている構図がとても好きvv
まぁ、「構図」ほどゆったりはしていない会話の二人でしたが、あれはあれで二人の痴話喧嘩だと思いますので、やっぱりご馳走様(≧ω≦)! な結末なのですよね(笑)


【BEST】

「外で見る華やかなあなたに憧れ、ここにいる

弱くてだらしないあなたを愛していますよ」

「……どちらも僕の恋人です」
「二度美味しいですよね。僕って得しています」

こんな風に伝えてくれるランビュールが大好きです(T-T)!
例え、傍にいることでより一層の暗黒面を感じることになっても、その「秘密」ごとまるまる彼のことが好きなんですから仕方ないですよね。
それに、ランビュールがシエラちゃんへ向ける愛情だけは一切の迷いがありませんもの(*^-^*)
きっと、ず〜〜っと絡め取られたまま共に在るのでしょう。
ふ。ふふふ。うふふふふふふ。
それってとても幸せです(
ノωノ)!


根暗い外見も、独占欲の強い内面も。
あ、でも。彼女の仕事や交友関係にはあるがままを受け入れてくれる。
糸目で考えていることを明確には読ませない、そんな【ムッツリ】(笑)なランビュールが私には最高至極でございました〜(≧ω≦)
vvvv





ミハエル=ファウスト(cv.緑川 光)シエラと約束を交わした悪魔。

本作品のいわゆる【真相ルート】に当たるキャラクターなのかなぁ。きっと、そうなんだろうなぁ、とBESTENDを見て納得をしたミハエルルートでした^^
だって、

シエラちゃんがすごくミハエルへの恋愛感情に対して積極的!

なんですもん
vv

これまでの他キャラルートでは、ミハエルの存在というよりは、どちらかと言うとカーティス=ナイルとの結びつき?の方が強く印象に残りますので、ミハルートでマイセンに嫉妬の牙を剥いている姿には、最初、驚いてしまってね〜^^;
"平気そうに見えて、実はそんなにミハエルに執着してたんだ(;゚д゚)!?" と思ったものです。
が、このシエラちゃんに当たられるマイセンがとにかく可愛い
vv
[ Other ] に収録される【マイセン&ミハエル 01〜05】は必見です。
シエラちゃんの「あ〜ん」に対して、"男の本能:メイドさん好き" (笑) で必死に鼓舞するマイセンの姿が堪りませんもん
vvvv

こんなに明るく見えるマイセンも、『魔法使いとご主人様』『アラビアンズ・ロスト』を経ていると、成る程。
ミハエルに例え、「ばりばりむしゃむしゃばくばく」精神を何度食べられたところで、叶えたい事象があって、でも、それは決して報われる行為。そして好意ではないから、余計に悪魔にも身を捧げられるのだろうな……、と切なくなってしまうんです。
大陸シリーズの中でも、マイセンの行く末が気になる方って多いのじゃないかな、とも感じておりますしね。
シエラちゃんと同じように、最期は悪魔に身を捧げることになろうとも、いつかは大陸の何処かでマイセン自身の安息を見つけて欲しいような。
このまま
(表面上は)飄々としたキャラクターでいて欲しいような、複雑な気持ち^^;

ーーって、これ、「ミハエル語り」のスペースでしたよね(;゚д゚)!?
ついつい、マイセンについて思っているところを打ち込んでしまいました。
(だって、マイセン役の下野さんてば、本当に輝いているんですもん(≧ω≦)vvvv

で、ミハ語り。

少し冒頭で述べました通り、このルートでは自分自身に大成という運命が待ち構えていることを知らしめ。
そして、自分が提示した「真ん中の道」という選択肢を許容した挙句。
文字通り、つかず離れず、のスパンで「死後の世界まで独りになることなく、彼のものになる」ことを実感させるように会いに来る

ミハエルがいるからこそ、生きていけるシエラちゃんの姿

を見ることが出来るのは、もちろんのこと。
「好き。大好き」と甘言を繰り返すマイセンへの態度と、シエラちゃんへの態度の相違から、逆に、

彼女への深い執着を感じさせてくれるミハエルの姿

に、ヨダレが止まらなくなりました(≧ω≦)!
だって、ミハエルってば本当に「嫌い。大嫌い。本当に嫌い」と情熱的なんですもの〜〜
////
[ 8章 ] で、
「生意気だけど、その誘惑に乗ってあげるよ」だったかな?
シエラちゃんと「閨を共にする」意味で覆い被さられた時には、萌え咆哮してしまいましたもん!!
"ミハエルってば悪魔さんだし、普通の人間よりは手馴れていそうだし……。キャ〜〜! どうしよう〜(⊃Д⊂)
vvvv" ってね(笑)

とまぁ、時にそのような直接的な感情も見せてくれましたので、普段は逆説的なミハエルからの愛情にも立ち向かえた、という感じでしょうか^^
いくら悪魔だからとは言え、たまには直球がありませんとね。
ほどよく溜飲を下げられませんから(*´艸`)
vvvv

そんなミハエルのエンディングは〜〜。
エンディング数だけでしたら3種類。
けれど、シーン回収を100%にしようと思うと、ストーリーENDも含めながらで……。
私の場合、5回ルートプレイをして納まりました。
もっと効率の良いプレイ方法もあったのでしょうけれど、あんな感じなのが精一杯^^;
ではでは。
各種エンディング小感想へ〜♪

【DEAD】
多分、エンディング名的にBADの部類だとは思うんですけれど、ミハエルルートの中では [ DEAD ] が一番好き(*^-^*)!
ミハエルからの愛情?も嬉しいくらいの独占欲だし、何より、

エドワルド様への救済がね〜〜(*´Д`)vvvv

エドワルド最愛の一人としましては、とてつもなく嬉しかったです^^
ミハエルからシエラちゃんへの執着心が心地好くて、うっとりと眺めてしまったエンディングでございました。


【道の果て】
ミハエルルートで諸所に挟まれるサブイベントをこなすことも含めて辿りつけるGOOD系?END。
何だか……ですね。
いえ、私の印象というだけで確実なものでは勿論ないのですが、このエンディングのシエラちゃんはエドワルドのメイドであることにも少々……倦んでいるような節も見られ……。
厭世的になっているので、個人的には見ていても「スッキリ〜^^ サッパリ〜♪」というようには感じられませんでした^^;
まぁ、シエラちゃんの「
誘惑」には乗ってくれるんだ(≧ω≦)! というミハエルの透けて見える愛情は嬉しかったです(*´艸`)vvvv


【BEST】
最初はですね、[ BEST ] なのに戸惑ってしまったんですよ。

シエラちゃんが、ものすごく【弱い女】に成り下がっているように感じられて^^;

けれど、それも違ったのですよね。
シエラちゃんが、何故、ミハエルにあんなにも救いを見出していたのか。
各章の冒頭に必ず織り込まれる母親との場面には、"嗚呼。だからなんだ " という意味があったりもして。
それを感じられた時から、ぐわ〜〜! っと。
ごわ〜〜っと、感動が止まりませんでしたもの(T-T)!!

シエラちゃんにとって特別すぎる存在のミハエル。
現世で誰と結ばれようとも、きっとミハエル以上の存在にはなれないのだろうな、と客観的に認めてしまうくらいの深さです。
そのミハエルから見離されてしまうようで、すがるように泣きついてしまったシエラちゃん。
それまでは、どこか淡々と彼女の台詞を聞いていたミハエルが、がらりと口調を変えるのです。

「いいか、シエラ。

僕を甘く見るなよ。

僕は悪魔だ。君とは違う生き物なんだ」


とーー。
決して約束を違えたりはしないし、自身の所有物なんだと認識したが最後。
シエラちゃんの最期は覆
(くつがえ)らないのだと、強く思い知らされるここでの会話が大好きでございました。
しかも、しかも(T-T)!
誰よりも「醜くて、大嫌いな」シエラちゃんを、連れてはいけない、って。

「まだ、生きろ。シエラ」

って、言ってくれるんです〜〜(⊃Д⊂)
vvvv

素晴らしいですよ!
上記2箇所の緑川さんボイスは本当に素晴らしいと思いました。
「さすが!」と底力を見せられた気持ちでしたもの……(*´Д`)

シエラちゃんが慕う想い。
ミハエルが死後より先を永遠に占有せずにはいられない執着心。

素敵でした!
私の最愛キャラは断然、エドワルド様なんですけれど(笑)、本作品にとっての要はやっぱりミハエルなんだなぁ、と感嘆せずにはいられませんでしたもの。
うぅ〜ん、Rose様ったら凄いです〜〜(*´Д`)!


「とことんまで生き抜いて死にたい」
シエラちゃんがそう新たに決意できるようになった様
(さま)の爽快感ったらありませんでした。
ミハエルルート。特にBEST ENDを見まして、やっぱり『クリムゾン・エンパイア』が大好き! と破顔せずにはいられなかい至上のルートだったと感じております(*´Ω`*)
vvvv





ーー以上で、『クリムゾン・エンパイア』の 短文ネタバレ感想を終わらせていただきます。
つたない文章をここまでお読みくださいまして、どうもありがとうござました(*´∀`)ノシ!

(2015.09.17 UP)