放課後 colorful * step
うんどうぶ!







いや〜、何とも何とも「んんん?」な乙女ゲでございましたぁぁ(
*´-`*)

ーーと、大まかな流れにつきましては拙「紹介」コンテンツで述べさせていただいておりますので、本レビューでは好意的に書かせていただこうと思います^^

が、その前に「紹介」を飛ばして、こちらをご覧になってくださっているかもしれない方のために、箇条書きで本作品の問題点を提示。

*共通パートシナリオが長い!

*文章を送るための「○」ボタンとの接触が悪い。
つい連打してしまうため、不意に現れる選択肢を誤選択してしまう^^;
→ これに関しましては「L」ボタンで文章が巻戻りますので何とでもなりますが、小さなストレスかも。

*
共通パートに対しての、個別パートシナリオが駆け足(;゚д゚)!
大体、1時間くらいでエンディングに到達できます。

こんな感じでしょうか。
後は個人的に……ヒロイン・ナツコちゃんの性格もなぁ(;´Д`)、と感じました。
これは個々の受け取り方によって異なる部分だと重々承知しておりますが、私には、

「頑張って」「頑張って」ばっかりで、それってどうなの?

と思えてしまって……orz
きっと、私の年齢が高いからだと思うんです。
「人間、頑張ったってどうしようもないことは必ずあるし、努力だけで立ち向かえる事象ばかりでもない」と感じているからこその、不一致。

けれどですね^^
ナツコちゃんと恋に落ちるための鴇和学園の陸上部・バスケ部メンバーは、彼女のそういった鼓舞する姿勢にこそ救いを見出しているので何ら問題はないのです!
ただ、それを眺めている私が息切れしてしまう感覚になるだけなので、オバさんの戯言でございますよ(笑)

そうそう。そうなんです。
ナツコちゃんは「放っておいて欲しい」と口では言う男の子にも、めげずに突進していくし。
「彼」が悩んでいる素振りを見せると放っておくことは出来ない女の子でした。
それだけに、強い吸引力を持って運動部の男の子たちにはキラキラ輝いて見えたのだろうな、と思います
(*^-^*)
変に大人めいて、そっとしておいたり放っておかない部分が彼女の魅力なのでしょう。
だからなんですよね。
共通パートは確かに恋愛色こそ薄いのですけれど、

それはもうキラキラしている青春カラーを感じることが出来ました(*^-^*)!

逆を言えば、恋愛をメインに楽しみたい方には ウザったいパートなのかもしれないのですけれどね^^;
が、そこは「部活動」あっての作品でございますから、彼らと一緒に楽しんでしまった者勝ちだと思います!
うんうん。
いつの間にか、彼らが見せてくれる和気あいあいとした雰囲気にすっかり和んでしまっている私がおりましたから〜♪
あ、でも。
部長の人柄の違いなのか、それとも競技カラーの違いなのか。

陸上部よりもバスケ部の方が、団結力が強い感じが致しましたし、楽しそうに部活をしていたイメージ

がございます。
しかも、真ん中にナツコちゃんを挟んで甘酸っぱいことをしてくれていたような……(
ノωノ)キャvv
陸上部は良く言えば?、お互いのスキルを高めていくような展開でしたので、甘さは少なかったかな〜、という印象が残っていてーー。
だからですかね。私の好きキャラもバスケ部に固まってしまっている感じでございますよ^^;
まぁ、そこもそれ!
結局は個人の嗜好ということでお茶を濁させていただきます(≧△≦)b



えぇと、共通パートまでに感じたことは上記でそれなりに打ち込めたかな、と思いますので、以下、キャラクター語りに参りたいと存じます!
その他、共通パートに関して思いついたことがありましたら、その都度、キャラ語りに交えて打ち込んでいくということで^^
ではでは。
個別パートのシナリオ自体が長いものではございませんので、駆け足レビューになるかと存じますが、それでも宜しければこのままお進みくださいませ〜(*´Ω`*)

(「放課後coloful*step うんどうぶ!」のバナーに使用されている画像の著作権は、株式会社アスガルド様に帰属します。また、cv. の敬称は略して記載させていただいておりますm(_ _)m)





一 貴一(cv.平川 大輔)
鴇和学園3年生。陸上部部長。メイン:短距離。

もぉもぉ!

初周に貴一先輩の攻略をしたから大変だった〜〜〜(⊃Д⊂)!!!!

貴一先輩の優しげなお声を聴きながらでなければ、めげていたかもしれません(;;
大体さッ、貴一先輩なんですよ。
「ビルドアップ走は体に負担が掛かるから、週に1,2回の実行が目安」というようなことを教えてくれたのは。
それなのに、そんなの
全然関係なくコマンドスケジュールを組んで良いんですもの。
分かってしまえば、単純作業になりますけれど、うん。
貴一先輩は悪くないんです。

お願いしますよ、honeybee様(;´Д`)

と、ここは思わざるを得ませんでしたねぇ^^;

そんなこんなでプレイを開始したものの、2日間は恋愛エンディングに辿りつけなくて ぐるぐるしていた貴一先輩ルート。
貴一先輩の人柄としましては、「責任感が強くて、真面目一本やり。もう少し肩の力を抜いても大丈夫だよ〜^^」と感じておりました。

将来は陸上に関わる仕事に就いて、指導に当たったりサポートに回ることを目標としている先輩ですから、それはもう一人で何でもこなしてしまうんです。
陸上部全体を部長の貴一先輩一人が支えているような感覚でしたので、すぐ隣にナツコちゃんがいるのにな。
もう少し彼女に荷を明け渡しても良いと思うし、やっぱり頼って欲しい。
「疲れた」と言って、こてん、とナツコちゃんの肩に頭を預けるようなシーンがあっても構わないんだよ〜〜(*´Д`)
vvvv
ーーと、思っていましたから(笑)

でも、貴一先輩の家庭環境があったりとか、その環境を踏まえてのインターハイ出場とか。
今この瞬間をしゃにむに走り抜けなければいけなかったんだろうな……、とも思います。

結局は弱い部分を見せてくれない貴一先輩だったけれど、輝いている「お兄ちゃん」でいるために見事 成し遂げた先輩はやっぱり格好良くて素敵だと感じました(*´-`*)
最後の最後にね、エピローグ部分で ナツコちゃんが妬いてしまうシーンと、その彼女を「お前しかいないんだ」と胸に抱きしめてくれる結末も堪らなかったです(
ノωノ)!

きっと、二人は

突き抜けてしまう部分があるナツコちゃんを、先輩が上手くなだめて。
頑張り過ぎてしまう先輩には、ナツコちゃんがその笑顔でじんわりと癒して。

そんな理想的な姿のまま添い遂げるのでしょうね^^
うんうん
vv
素敵な恋人同士だなぁ、と思いましたよ〜(*^-^*)
vvvv





時任 親之(cv.谷山 紀章)
鴇和学園2年生。陸上部。メイン:中距離。

「鴇和学園の2年生は、天才肌なのに部活に出て来ないことがセオリーなの?
そして、イケメンであることも共通項なの??」

と、感じてしまった、設定が酷似している親之くん&コウくん2年生組(笑)
しかも、部活に出て来れなくなってしまった原因まで似ていたような……。
まぁ、現実世界では可能性が低いような悪意も、こういった創造世界での「絶対悪」は必要ですものね。
そういった過去を背負って、親之くんやコウくんがナツコちゃんと出会って幸せを知るためにはやむを得ないことなのですよ(≧△≦)b


ーーと、いうことで親之くんやコウくんの、部活に消極的となってしまった原因に関しましては、実際にプレイをしていただくと割り合い、すぐに知れるところとなりますので割愛させていただくとしまして。
やっぱり気になるところは、ナツコちゃんとの恋愛ですよね〜(*´艸`)
vv

親之くんは貴一先輩のすぐ次に攻略したのですが、正直に言ってしまえば先輩とは……

段違いに甘かった(≧ω≦)!

と感じています
////

親之くん自身が明るくって、自身の感情を素直に口に出してくれる男の子なので、ナツコちゃんに関しましてもリップサービスが〜〜〜〜(
ノωノ)vvvv
乙女ゲでのヒロインのお約束。「もう、××くんたら そんな冗談ばっかり言うんだから」と、好意を口にしても素直に受け取ってはもらえないのですけれど、傍から見ているプレイヤーには分かるのですよ!

違うからっ。
今のはかなり本気でナツコちゃんに好意を伝えているんだよ〜〜(≧ω≦)
vv

ってね。
ですから、鈍いナツコちゃんの代わりに、私がヤキモキすることが楽しかったです(笑)

それに、部活にきちんと向き合ってくれるようになった親之くんは、明朗な性格はそのままで、陸上に懸ける情熱は真摯という。
本当に格好良い男の子なんですもの!!
おまけにナツコちゃんには「好き」というようなことを、ずっと伝え続けていてくれるし……(*´Д`)

インターハイ・決勝前のナツコちゃんに宛てたセリフ。

「俺だけ、見てて」

は、最高に素敵だと思いました(≧ω≦)!!
もうね、親之くんの気持ちが嬉しくて鳥肌が立っちゃいましたもん!

無事、親之くんと気持ちが通じ合った後のエピローグ。
嫉妬してしまう他はないナツコちゃんに少し同情もしてしまいました。
「嫉妬」と言いましても、上記の貴一先輩に感じていたような甘酸っぱいヤキモチではなくて、親之くんの場合もっと切実で、女の子なら誰しも経験したことがあるんじゃないかな、と思える、本気の嫉妬なんですよ。
いや……「本気の嫉妬」という日本語もどうかと思いますが、私にはそう感じられたので^^;

まぁ、他の女の子たちにどれだけ騒がれても、親之くんが心底惚れている相手はナツコちゃん以外には現れ得ないことは十分存じております。
でも、きっと親之くんは他の女の子たちを無下にすることも出来ない性格なのだろう、ということも。
最後のところで冷たくすることの出来ない、優しい男の子なんだということも、シナリオを通じて伝わってきますので、そこの部分ばかりはナツコちゃんに「南無三」と合掌してしまう部分となっております^^;


相手からの真情を疑う余地は全くないのだけれど、優しい男の子を好きになっちゃうと、こういう時に辛いよね(≧△≦)b

と、これからの二人にどんどんエールを送りたくなってしまう親之くんルートでございました(*^-^*)





桐生 七緒(cv.代永 翼)鴇和学園1年生。陸上部。メイン:短距離。

七緒くんが好き〜〜〜(≧ω≦)vvvv


好き好き♪
こんな風に、一歩引いて好きな女の子のことを想ってしまう男の子が大好きなんです〜〜
vvvv

えぇと、七緒くんのシナリオも「起承」はそれなりにあるのですが、「転」の部分がやっぱり弱くて。
個人的には親之くんルートの七緒くんの「
事故」の方がドラマになりやすかったのじゃないかなぁ、と感じているくらいです。
うん、まぁ……それを言ってしまえば本作品に限り、「転」の部分はあってなきが如しで、「結」でナツコちゃんと無事 恋人になれました
vv というノリは全キャラ共通なのですけれどね^^;
でも、『うんどうぶ!』をプレイしてみまして、
「シナリオで楽しむタイプのゲームなんじゃなくって、キャラの特徴を楽しむゲームなんだ」ということが分かりましたので、プレイを終えた今では真面目さんは真面目さんの。
モテ男くんはモテ男くんカラーの。
そして、七緒くんのように優しい男の子は「優しさ」そのものを噛みしめて、彼らのエンディングを反芻しています^^

ーーと、そんな感じでですね、【シナリオよりもキャラ勝負】に慣れてきた頃のルートプレイでございましたが、七緒くんにも好きなセリフがございました(≧ω≦)
vv
七緒くん自身が短距離向きの選手のため、本当は自分自身が走りたいと思っている長距離でなかなか好タイムを出せずにいたのですよね。
で、その練習にずっと付き合ってくれているナツコちゃんを好きになってしまうという流れだったのですが、今度はナツコちゃん自身がタイムに伸び悩んでいる時に言ってくれたセリフです^^

「すみません……僕、鈍感で……いつも自分のことばかり……」
「全然! 気にしない、気にしない! これは、私の問題だし……」

「先輩のことだから! 気になります!」

う〜〜わ〜〜
////
好きなんです〜〜ッッ8(≧△≦)8))))
こういうですね、「まだお互いの気持ちが通じ合っていない状況下だけれど、ポロリと零してしまった言葉から相手の好意が漏れてしまう瞬間」って!
そして、好きだからこそ昂ぶってしまった恋心も!
私には堪らなく好みの展開でございました〜〜〜〜(
ノωノ)vvvv

他社PSP乙女『アルカナ・ファミリア』のノヴァや、『恋花デイズ』の律人くんみたいに「ツンツン&たまにデレ」なキャラクターのお声も好きですけれど、こうして健気に気持ちを伝えてくれる真摯なキャラクターを表現してくださる代永さんのお声も大好きです(*^-^*)!
あぁもう、気恥ずかしくて輾転反側してしまった場面でございましたぁ
////

恋愛エンディングもですね。
もちろん、七緒くんらしい「
離れてしまう時間」を懸念せずとも良い優しい結末でございましたしね、やっぱり彼みたいな男の子が好きだなぁ、って思います^^
その上、個人的には七緒くんの【おまけシナリオ】
(ショートショート)も凄く好き(≧ω≦)!

嫉妬しか残らないような電話の切り方とか。
でもその後に荒い息のまま駆けつけてくれる姿だとか。

もぉ、ツボでツボで仕方なかったですもん(*´Д`)
vvvv


普段は優しさメインの少年だけれど、気に懸けたことを貫き通す根気も、もちろん、そのための我の強さも垣間見せてくれる。
綺麗な部分と、実際はしたたかな部分だってあることを感じさせてくれる七緒くんに夢中になってしまったルートプレイでございました(≧ω≦)
vvvv





熊代 大地(cv.羽多野 渉)
鴇和学園3年。バスケ部キャプテン。センター。

キャプテン〜〜〜〜ッッ8(≧△≦)8))))

頼む! お願いです!!
嫁にもらってくださいぃぃぃ〜〜〜〜ッッ(ノ≧∇)ノシvvvv

ーーと! かなり真剣に思いました。
公式サイト様を見ているだけでは「ふ〜ん」とスルーしていたキャラクターだったのですが
(外見では七緒くんと遙くんが好みでしたものでvv、実際にプレイしましてナツコちゃんと会話を交わす、ゲーム序盤の廊下でもう恋に落ちてしまったのです(ノωノ)イヤァ

だって、大地先輩ったら裏表はないし、明朗快活だし、でもキャプテンとして部員に対する配慮とか、もちろんリーダーシップもきちんと取れていたりして、とにかく私の王子様像にピッタリな男の子だったんですから(≧ω≦)
vvvv

おまけにね、ナツコちゃんから向けられる好意にも気づいていないという、素敵な鈍感さんなのに、自分自身の恋心はきちんと自覚していて、不意に
「じゃあ……期待してもいいのかな?」なんてこぼしてくれたり。
その声が小さすぎて聞き取れなかったナツコちゃんに訊き返されると、「なんでもないよ」と にっこり笑って煙に巻いてしまう狡いような一面だって見せてくれるんです!

もぉ、完璧すぎてッ(T-T)!!
その上、先輩の要ともなるシナリオ展開でも格好良いままでしたものね〜。
あんな風に他人を貶めるのではなく、性善説を以って相手の行動を慮るところなんて最高だと思いました。
現実世界には勿論、大地先輩の理想論が通じない相手は有象無象にいることでしょう。
けれど、本作品の世界の中では先輩は今のままで。
このままで良いのだと、心から思っております。

激昂だって当然する人だけれど、相手を認める度量もある。

そんな大地先輩が大好きだ〜〜ッッ(*´Д`)
(先輩のストーリー上の悪役は、そのままコウくんや親之くんシナリオにも繋がるような「絶対悪」なキャラクターでしたしね。
でも、やはりこのようなショートショートの作品には欠かせない「必要悪」なのだとも思います(
*´-`*))

ふぁぁぁぁ
////
先輩の恋愛エンディング
(1)や、エピローグ。おまけシナリオを思い出すと頬が緩んでしまいます(*´Д`)

だって、先輩のあったかな笑顔は変わらないまま、意地悪なことを言ってくれたり、大胆な行動に出てくれたり。
マネージャー業に勤しむナツコちゃんに嫉妬心を見せてくれたり(≧ω≦)!!

……堪らない。
堪らないよぉ、大地先輩〜〜〜〜ッッ8(≧△≦)8))))


はい!
こんな感じで短いストーリーではあったのですが、大地先輩の人柄を堪能しつつ&キュンキュンしながらプレイさせていただきました(≧ω≦)
vv
「美味しいキャラは最後派」としましても、とっても満足でございます
////

大地先輩……。
先輩を想うと、チラリと頭の片隅に私世代では有名すぎるバスケ漫画の登場人物・"ビッグジュン" が浮かび上がるのですけれど、「美丈夫」という点が決定的に違っておりますよね(笑)

ーー天真爛漫なところも。情に篤いところも。
先輩の気質では迷うことなく、ナツコちゃんをこれから先の生涯で一途に想ってくれるようなところも。
全部が大好きでございました(*´Д`)
vvvv





橘 コウ(cv.櫻井 孝宏)
鴇和学園2年。バスケ部。シューティングガード。

コウくん……。
コウくんシナリオはね〜、キツかったです〜〜(T-T)

まぁ、コウくんがバスケ部に戻りたくなくなってしまった理由は、陸上部の親之くんと被る部分が大きかったので、正直、「ふむふむ、またか」くらいの感覚で読み流してしまったのですが、アレですよ。

コウくんの家庭環境!
と、言いますか、むしろ「
女性関係」が辛かったです(⊃Д⊂)!!

ん…………。
コウくんの置かれていた環境は、割合、多くの方が経験なさっていることなのかも、と感じました。
ですがその分、他の『うんどうぶ!』キャラよりも生々しく感じられてーー。
言ってしまえば、私も幼少の頃 同じような環境下にありましたので、読み進めることが苦痛でございました(T-T)
そして、「彼女」がそのような家庭環境における重要な部分を何故、ナツコちゃんという第三者に任せて立ち去ってしまうのか。
それは大人としてどうなのか。
あまりにも他人任せで、その場に置かれたナツコちゃんの負担になってしまうこと。
まぁ、ナツコちゃん自身としましては結局は自分の問題ではありませんし、「コウくんのため」と厚意に置き換えてしまえば、そんなに傷つく事案ではないのかもしれません。
けれど、それをナツコちゃんから聞かされてしまったコウくん自身の気持ちはどうなのかな、って考えてしまいます。
自分のあまり聞かせたくはない家庭事情のことを、いきなり
(好意は感じているにせよ)第三者に知られてしまい、あまつさえ、重大発表をその第三者から伝達されてしまう。

えぇ、「乙女」なんですよね。
ただの「乙女ゲームのいちシナリオ」であるだけなのですけれど、いろいろと個人的経験から推察できてしまうシナリオだっただけに、読み流せなくて辛かったのです(T-T)
コウくんルートでは「大人って汚いなぁ」と感じてしまいました。

そして、ここから先ですよ!

要らない! 「カナさん」なんて要らない(T-T)!!

と、これは乙女ゲームのシナリオに関しまして、強く否定したくなってしまいました……。
あれは……辛かったですもん。

風邪で高熱があるコウくんのお見舞いに行って、知ってしまう彼の本心と激情。
あんなうわごとをずっと繰り返すくらい好きだったんだよね?
ナツコちゃんを掻き抱いてしまったけれど、そこ
(コウくんの心中)にナツコちゃん自身はいなかったんだよね?

分かるよ、分かるつもり。
ナツコちゃんと知り合った期間よりも、彼女と過ごした時間の方が長くて、もちろん寄せる好意の濃度だって違っていたんですから、コウくんが彼女をいつまで経っても

ファーストネームを呼び捨て

にしてしまうのは、現実的に考えて当たり前のことだと思います。

けれど、それを乙女ゲームでされてしまうのがキツかったんですよ〜〜(T-T)
だって、適わないじゃないですか!
コウくんが彼女を「等身的名称」ではなくて、名前で呼ぶたび、まざまざとコウくんとの絆を思い知らされるんですもの。
私……、もしも自分の旦那にそれをやられてしまったら……本当にキツイですorz


えぇとですね、上記で散々コウくんルートに関しましてのマイナス意見を述べさせていただきましたが、多分、客観的に見ましてコウくんのルートが一番甘いのだと分かっているつもりです。
コウくん自身の恋人となったナツコちゃんに対する言葉も甘いし、そこに至るまでだって官能的な行動を多数取ってくれますから。

私だって、同じようなタイプでも親之くんよりもコウくんの方が実は好み^^
だって、コウくんの方が
【ナツコちゃん以外の女の子に興味がなくて、一切合財を遮断してくれる】というところが魅力的に映ったから(*´Д`)

でもなぁ、と、コウくんの「名前呼び」を見るにつけ、「ナツコちゃんが、多分、一生敵わないであろう次元にいる女性像」がぐるぐるモヤモヤしてしまうので、好きキャラ上位には入りませんでした(>_<)

甘いんですけどね。
格好良いんですけどね!
お声だって櫻井さんなのですけれどね!!(笑)

うぅぅ、私にとっては想像しやすい生々しいルートだっただけに、萌え要素だけではなくひと欠片の敗北感も併せ持ってしまうプレイとなってしまいましたorz





佐鷺 遙(cv.岸尾 だいすけ)
鴇和学園1年。バスケ部。スリーポイントシューター。

遙くんが好き〜〜
vv
めちゃくちゃ好き〜〜〜〜ッッ8(≧△≦)8))))

ーー最初はですね、「何この子。一番、とっつきにく〜い(;´Д`)」と思ったんですよ。
部員たちがナツコちゃんを嬉しそうに受け入れてくれる中、遥くんだけ冷たかったですしね〜。
で・す・が!
ナツコちゃんが慣れないテーピング作業を自分で練習して、出来るようになった成果と努力を見せられた後の遙くんたら、クーデレな感じで優しくなるんですよ〜〜〜〜ッッ(ノ≧∇)ノシ
vvvv

遙くんの元々の性格もあるのでしょうし、一人っ子ということで会話に慣れていないということもあるのかと思うのですが、遥くんの口調はとにかく伝えたいことだけを簡潔に話す、いわば紋切り型。
でもね、そこに段々とナツコちゃんに対するねぎらいとか、慕う気持ちとかを滲ませてくれるようになるんです!
もぉ、それが嬉しくて、嬉しくて(≧ω≦)!!

おまけに彼の家庭環境のおかげで、実はついつい世話を焼いてしまう苦労人なんですよね^^
言葉少なにナツコちゃんへ接しながらも、気が付けばフォローしてくれたり、隣にいてくれたり。
そんな遙くんにメロメロになっておりましたもん(
ノωノ)

実際に、ナツコちゃんが目の回るマネージャー業の忙しさにテンパってしまい、
「先輩、大丈夫ですか?」と声を掛けてくれた遙くんに、

「助けて、お母さん!」

と叫んでしまったシーンには大笑いしてしまいましたから〜^^
「おぉ! このくだりを思いついたライター様には、その時 神が降臨されたのですね(≧ω≦)!?」と、拍手喝采してしまいました。
この段階での、ナツコちゃんと遙くんの関係性を如実に表している、この場面が大好きでございます
vvvv

でも、いつでもナツコちゃんを支えてくれる遙くんにも、部活に関しての悩みがありました。
それは人間誰しも経験したことがあるであろう、大失敗で……。
私も「あぁぁ、それは納得だよ〜(;´Д`)」と頷いてしまうくらい。
ですが そこは勿論、ナツコちゃんが根気よく付き合って、彼の成長を促してくれたのです(*^-^*)

遙くんも器用そうに見えて
(実際、手先は器用なんですけれど)、何でもスマートにこなせるのではなく、迷いながらここまで進んできたんだ、と窺い知れるシナリオが好きでございました(*´-`*)
そんな彼の性格を踏まえた、エンディング間際の告白シーンも個人的にはど真ん中!

自分は面白い態度に出られる訳でもないし、つまらない男です。
先輩は、こんな男でもいいんですか?


というようなセリフを言ってくれるのですが、

もちろんだよ〜〜!
「こんなヤツ」だから良いんだよ〜〜
vv
だって、今目の前にいる遙くん自身を好きになったのだもの〜〜〜〜(ノ≧∇)ノシ
vvvv

と、私までナツコちゃんの代わりに大声で叫んでしまいましたから!(笑)

おまけに、クールに見える外見とは違い、ナツコちゃんに心を許してしまった後はもう。
甘くてね、スキンシップだって取ってくれちゃうし、仲良くしている男友達に嫉妬だってしてくれちゃう。
そんな素直な感情表現を見せてくれる遙くんに骨抜きにされてしまいました^^

遙くんルートは、心を痛めてしまうようなストーリーが織り込まれることもなく、仲間が皆優しくて。
学生らしい恋愛気分を満喫できたなぁ! という満足感でいっぱいになりましたよ〜(*^-^*)
vvvv





ーー以上で、駆け足ではございましたが、キャラクター語りを終了させていただきますm(_ _)m


本作品の個別パートが何度も言いますように、ショートショートな展開のため、なかなかに行間を抑えきれないと申しますか、数歩先を想像しにくいと言いますか……。
本当に与えられたシナリオのみで男の子たちを追っていくしかない、ということが、「好き^^」という感情に奥行きを与えられなくて寂しく感じているところでございます。

エンディング数はそれなりにあるのですけれど
(BAD、友情、恋愛1、恋愛2)、システム周りも弱いため回収作業がはかどらず、全部を堪能しようという気概が湧いてこない。という部分も勿体ないところでした(;´Д`)

私自身が元々、プレイ前のネタバレをされたくない気質なので、公式サイト様にもなかなか足を運ばないのですけれど、今回はそれで少しマイナス要素が増えてしまったのかも、と感じております。
やはり内容面を
(短いは短いなりに)期待しておりましたから、「あ〜。上滑っちゃったなぁ^^;」と思ってしまったのですよね。
でも、このことに関しましては、もう本作品の情報も簡単に入手できるようになっている頃でしょうから、今後 プレイしようと思われる皆様は最初から「こういうカラーの乙女作品なんだ」と気構えて臨めるでしょうし、ご自身の期待に見合った分、楽しんでプレイできるのじゃないかな、と思います(*^-^*)

私も、もぉ大丈夫♪
このままの気負わない姿勢で、次回作の『ぶんかぶ!』発売を楽しみに待つのみでございますよ〜^^

しかし、本作品にも。乙女ゲームにも限ったことではないのですが、

攻略キャラクターの珍しい苗字っぷりったら凄いですね(≧△≦)b

と、ついつい思ってしまう最終感想でございました(笑)

(2014.01.27 UP)