乙女【紹介】目次 『0時の鐘』攻略 『0時の鐘』感想



0時の鐘とシンデレラ
シンデレラシリーズ トリプル全巻パック




メーカー

(2015年05月21日発売【PS Vita】)

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「12時の鐘とシンデレラ シンデレラシリーズ トリプル全巻パック」のバナーに使用されている画像の著作権は、アートムーヴ様に帰属します。



ストーリー

舞台は、人間とモンスターとが共存する 【ハロウィン・ワールド】

下級貴族の娘であるエリーゼは、母親の再婚に伴い、貴族としての位階は中流でも、商人として財を成し、裕福なスカーレット家の長女となりました。
ですが、それも束の間。
義父が事故に遭い、帰らぬ人になってしまったのです。
しかも、義父に多額の負債があったため、そこからはまた、つましい暮らしに戻ったエリーゼたち親子4人は、下町のアパートで暮らし始めます。

義父の死をきっかけに、エリーゼの胸には長年家族にも打ち明けられなかった、実父の死亡事故の真相を突き止めたいと願うようになりました。
すると、それまではどこか傍観者を決め込んで生きてきたようなエリーゼの周囲が、途端に彩りを帯びていきます。

清貧な暮らしの中で出会った「彼」。
「彼」との結びつきが、今、灰を被ったようなエリーゼの生活を、輝やかしいものへと導いていくのでした。



ゲームの流れ

明確な日付設定はなく、【オープニング】【1章】〜【14章】までがゲーム期間となります。
各章の選択肢によって好感度を上げ、その累積値によって各種エンディングを目指します。
* 本作品にはRose様特有の【真相ルート】があります。



システム

主人公の名前変更可能。(ボイス呼びなし。公式名でも無音か「君」「お前」等に置き換えられます)
主人公ボイスなし。
CG鑑賞&シーン回想機能あり。(シーン回想は充実しています!)
好感度上昇確認システム(いわゆる"愛キャッチ")あり & 好感度累計値(ステータス画面)あり。
[ シーンジャンプ ] 機能あり。

明確な日付設定はなく、【オープニング】【1章】〜【14章】の章仕立てで進んでいきます。
1章から、オープニングで重点的に選んだキャラクターの個別章となります。
会話、行動などを選択肢から選び取っていくテキストタイプ&アドベンチャー形式乙女。

各キャラクターのエンディングは、4〜5種類。
*
ベストEND:1種は固定で、後の内訳は大体、グッド系・バッド系・アナザーEND系となっています。
(全てのエンディングにCG&シーン登録あり)
CGコンプ等の「御褒美CG」はありません。



総評 ★★★

さすが、3部作のトリ!!

【真相シナリオ】が最高でした(≧ω≦)!!

感極まって涙が潤んでしまった箇所もあったりして……。本当に素晴らしかったです(T-T)

ーーと、上記のように感じましたのは、あくまでも【真相シナリオ】について。
そのシナリオが付与されていますから、本作『0時』の総評は「★0.5」プラスして、「★3.5」とさせていただきました。
つまりは、逆に、

メインストーリーによるところでは、3作品共に、ヒロイン&攻略キャラクターに何ら遜色はない

というところが、個人的結論でございます。
同じ背景を持っているとは言え、それぞれ、ヒロインの個性も異なりますし、攻略キャラクターの魅力も違う!
本当に、どの作品をプレイしても同じように楽しめる、嫌味が無くて恋愛ゲームとして優しい雰囲気の3部作でございました(*^-^*)
今現在は [ 3作品が同梱されているVITA作品 ] としても中古で安価に入手できますし、【お得感】満載だとお勧めしたいです♪

さて、本作のヒロインとなるエリーゼは、他2作品では「ほんわか優しい」というイメージで来たと思うのですが、やっぱり自身が主役となる作品では、「物事に距離を置いてしまい、熱くならないようにブレーキを掛けている性格」という内情がメインとなっておりました。

シナリオも、【真相シナリオ】は別格として、それ以外の恋愛ENDに落ち着くまでの通常シナリオは、これまで同様、ほぼ【判子状態】で進んでいきまして、まぁ、「黒幕」との結果も同じ流れとなります。
なので、2周目以降は実にサクサク進められますよ(≧△≦)b♪


プレイ時間は、初周で 7〜8時間程度。
2周目からは [ 選択肢ジャンプ ] なり [ 既読スキップ ] を活用して、3〜5時間もあれば各種ENDに到達できるのではないでしょうか。
システム周りも実に快適です^^


過去作品ではありますが、【Quin Rose】というブランドが気になっていて、でも、ヒロインのアクが強いみたいだし、文章にも癖があるっぽいし、どうしよう(>_<)!
と、迷っておいでの方に「それならば是非
vv」と、お勧めしたい、非常にとっつき易い、しかも、真相シナリオの心地良い衝撃もあるという素敵作品でございました(*^-^*)vvvv


更に、老婆心的注進
もし、攻略順に強いこだわりが無いのでしたら、本作の初手攻略は
【エルマー】をお勧めします。
ストーリー面の演出と、エルマー自身の格好良さを同時に味わえるシナリオでしたので(*´Ω`*)



登場キャラ(cv.)

アスティン=マーロウ(cv.関 俊彦)かなり高位の貴族。モンスターと人間の和平の象徴として在位。
   エリーゼと同じ道場に通うモンスター。常に冷静であり、表情を表に出さない。


エルマー=イングラム(cv.緑川 光)オデットが養女を打診した先の中流貴族。
   [ 貴族 ] という位階の中で、どう生きていくべきか悩める青年。素直な気質。


ラルフ(cv.森久保 祥太郎)狼のモンスター。モンスター街で酒場を開いている。
   人間型を取れない魔力の弱さゆえ、その隠せない耳と尾のせいで人間から多く疎まれている。
   よって、ラルフも人間そのものを快く思っていない。


レイナルド =ハロウィン(cv.草尾 毅)魔界を統べる魔王。
   冷徹で残酷な面もある魔王。平素は鷹揚かつ飄々としている。

スペンサー=ヘンドリック(cv.中田 譲治)王子の世話役。エリーゼの婚約者。
   合理性を重んじ、理知的な壮年の男性。マジックアイテムを使用し、青年の姿にもなれる。

(2016.09.17 UP)


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