楽園男子




メーカー

(2013年05月23日発売【PSP】)



ストーリー

「きっと、また会えるから。約束だよ」
「うん。約束」

ーー幼い頃、朧ながらも「彼」と大切な約束を交わしていた町に戻ってきた、高校2年生の神咲明日那
(17歳)は、父親の海外赴任に伴い、父の友人でもあり幼馴染みの父親でもある日守家に同居させてもらうこととなりました。

明日那が幼馴染みの幸兎
(ゆきと)と共に通うことになった新しい高校は、何と去年まで男子校だった学び舎で。
女子生徒は新一年生からのみの入学となっているため、2年生の女子生徒は明日那ただ一人だけなのです。

そのような特殊な環境のせいもあり。
明日那自身の引っ込み思案ながらも、相手への気遣いを忘れない健気な性格に、いつの間にか周囲には明日那を好ましく思う男性で溢れていました。

明日那はたくさんの出会いの中で「彼」との約束を思い出し、一途な愛を貫き通すことが出来るのでしょうか。
それとも、多くの男性を魅了する大輪の薔薇のごとき存在となるのでしょうか。
聖なる夜に明日那が迎える恋の行く末はーー?



ゲームの流れ

10月16日〜12月25日付近までがゲーム期間。
会話選択肢から【愛情度】【ビースト度】のいずれかを累積させて各種恋愛EDを目指します。



システム

主人公の名前変更可能。(但し、公式ネームでも無音か、「君」「お前」等に置き換えられます)
主人公ボイスなし。
CG鑑賞有り。シーン回想はほぼ全てのシナリオを閲覧可能です♪(さすがの一言!)

選択肢選択による好感度値で恋愛EDを目指すADV形式乙女。
迎えるEDによって異なりますが、最長で10月16日から12月25日までがゲーム期間。
【共通パート】【ペアパート】【個別パート】から構成されています。
会話選択肢には【愛情度】【ビースト度】が設定されており、選択によって累積していきます。
初周では【愛情度】等を確認できませんが、共通BADENDを迎えると【ビーストアイ】を入手できます。
特定のキャラクターとのHAPPY END後には、男性キャラクターの心の声が聞ける【ビーストイヤー】を入手。

各キャラクターにEDは5種類。【愛情END】【野獣END】【裏切りEND】【BAD END.1&2】に分岐します。
   全ENDがシーン登録されます。
EDクリア後【SPECIAL】OPEN。「後日談SS」「VS.ボイス」「ハーレムSS」等が収録。
CGフルコンプで表示されるご褒美CGはありませんが、【SPECIAL】内に多くのCGが内臓されております^^!



総評 ★★★

さすがのTAKUYO様でした(*^-^*)

本作品はTAKUYO様はTAKUYO様でも、コンシューマー媒体タイトルとは別の部署が管理しておられる作品でしたが、その内容はあくまでTAKUYO様らしく♪
シュールな場面あり。シリアスな場面あり。
けれど、笑いどころではきちんと落としてくれるという、『カエル畑』ほどぶっ飛んではおりませんが、私がプレイした中では『ソラユメ』に近い雰囲気でございました。
なので、プレイが本当に楽しかったです!

システム周りも、いつもながら「さすが(
*´Д`)!!」の一言。
TAKUYO様の快適システムに慣れてしまいますと、正直、次にプレイする乙女タイトルで戸惑ってしまうくらいなんですよね^^;
履歴ロードがとてもスムーズに行えますので、私のように「攻略ページを作るから」等という理由でSAVEデータを細目に残しておこう、という場合でもないと、SAVE機能は勿論。
Q.SAVEも使用しないと思います。
いやもう、本当になめらか〜にプレイ出来るんですよ〜〜
vvvv

そして肝心の内容とは言えば、コミックが原作とは言え、「コミックらしさ」よりも「TAKUYO様らしさ」で溢れていると思います。
私も原作コミックを全巻読んでいる訳ではないので偉そうなことを言えないのですが、原作にあったエロティックな雰囲気はあそこまで直接的に描かれてはおりませんので、ゲームとしてその部分に難色を示しておられる方にも安心して臨めるタイトルになっているとお勧めできますよ〜(*^-^*)
但し、本作品は各恋愛EDが5種類もございますので、中には純愛一方の描かれ方をしていない内容もございます、とはお断りさせていただきます。

が!
その5種類に分かれているEDが、またプレイ意欲をそそるんですよね〜(≧ω≦)
vvvv
同じ劣情系EDでも、本命キャラにスポットを当てたもの。浮気相手キャラ(笑)に照準を合わせたもの。
そしてBAD系にも、相手に踏みこむ前のもの。踏み込んでからのもの、がありまして、それらを経てから最後に愛情EDを堪能すると幸せ感が倍増致しましたから(*´Д`)!
もちろん、どんな順番で各種EDをお楽しみいただいても宜しいので、お好きなEDを選択して堪能なされると「くふふ(*´艸`)
vvvv」とニヤニヤ笑いが止まらないかと思いますvv
(って、どんなオススメ方法ですか(笑))


選択肢の多さもTAKUYO様ならではで、本当に「ゲームをしている(≧△≦)b」という感覚でいれますし、各EDへの分岐方法もTAKUYO様に慣れ親しんでいらっしゃる方には目安をつけやすい内容だと感じました。
つまりは、プレイ環境も快適!
ヒロインとなる明日那ちゃんの性格が本当に可愛くて、男性陣がメロメロになってしまうのも納得の内容なので^^
是非是非、本タイトルを気にされていらっしゃる方は、「えぇい!」と飛び込んでみて損はされないかと思います。
ゲーム内の、いわゆる「プレイお助けアイテム」も充実しておりますので、時間のなかなか取れない方でも安心して堪能できますよ〜(*^-^*)
vvvv

(あ! 最後に。忘れてました(>_<)!!
お助けアイテム「その1」も非常に便利なので有難いのですが、やっぱりは「その2」で男の子の心の声が聴こえますと、シナリオの流れがとてもスムーズ!
説得力が増しますので、そこも実にオススメでございます〜〜(≧ω≦)
vvvv



登場キャラ(cv.)

松嶋総士(cv.緑川 光)2年生。16歳。テニス部員。
   テニス部のエース。無口なので無愛想に思われがちだが、その内面はとても優しい男の子。


成宮光栄(cv.杉山紀彰)2年生。17歳。テニス部員。
   同じくテニス部のエース。いつも笑顔を絶やさないクラスのムードメーカー。
   誰にでも親切なため女子生徒のファンが多い。


榊 真明(cv.前野智昭)大学3年生。21歳。ガイドメンズのアルバイター。
   オレ様系の肉食系な男性。けれど、その心には大きな傷を負っているみたい……?


小鳥遊 麗(cv.保志総一朗)大学3年生。20歳。ガイドメンズのアルバイター。
   紳士然とした物腰で誰にでも優しいが、その実、誰にも執着していない人。


笹塚真介(cv.間島淳司)3年生。18歳。元・生徒会長。
   明るくお茶目な先輩。けれど機微に聡く、どこまでも優しい……(⊃Д⊂)

名張秋彦(cv.水島大宙)1年生。16歳。現・生徒会長。
   大企業の嫡男のため、利用し利用される「利害」という観点でしか人間関係を見れなくなっている少年。

日守幸兎(cv下野 紘)2年生。16歳。技術開発部所属。明日那の幼馴染。
   機械いじりが大好きな青年。幼い頃から明日那のことをとても大切に思っている。

(2013.06.11 UP)