乙女【紹介】目次 『BELIEVER!』攻略 『BELIEVER!』感想



BELIEVER!














メーカー

D3PUBLISHER (2015年12月17日発売【PS Vita】)
『BELIEVER!』のバナーに使用されている画像の著作権は、株式会社ディースリー・パブリッシャー様に帰属します。



ストーリー

幼い頃に両親を事故で亡くした園崎 みあ(17歳)は、幼馴染である舞川 臣の家で本当の娘のように可愛がられ育てられました。
しかし、その優しい夫婦も突如 行方不明となり、思い悩みつつも登校した矢先ーー。

突然、みあの前にこの世の者とは思えない、異形の者たちが現れたのです!

驚き怯える みあの元に颯爽と現れたのが、【神子】を護るための【守護者】である「彼」!!
そう。
この世の全てを掌握しようと目論む魔界の王が、千年という長きに渡った封印より目覚め、反撃を開始したのです。
それと同じくして、魔界の王を封じる力を持つ伝説の【神子】たる みあ もまた、能力を開花させていくのでした。

また、「彼」も神子を護る【守護者】として。
それだけではなく、園崎 みあ を想う一人の男として。
みあの手を取り、この世を救うため共に立ち上がります。

激しい攻防戦の末、みあと「彼」は平和を手にすることが出来るのでしょうか。
そして、互いの恋心を成就させることは叶うのでしょうか?



ゲームの流れ

【序章】【第1章】〜【第4章】【最終章】までの章仕立てで進行。
選択肢選択によって好感度を累積させ、各種恋愛エンディングを目指します。



システム

主人公の名前変更可能。(ボイス呼びはなし。無音か「君」「お前」等に置き換えられます)
主人公ボイスなし。
CG鑑賞のみ有り。シーン回想は一切ありません。
好感度上昇確認システム(いわゆる "愛キャッチ")有り。好感度累計値(ステータス画面)なし。
選択肢ジャンプ有り。未読部分できちんと止まってくれます^^

選択肢で好感度を累積させつつ、恋愛エンディングを目指すアドベンチャー形式。
【序章】→ 攻略したいキャラクターを選出。
*【第 1 章】〜【最 終 章】(=第 5 章)→ 個別パート。

恋愛ENDは各キャラ【2種類】
* [ HAPPY END][ BAD END] があり、好感度の累積で分岐します。
* どちらのEDにもCG有り。
おまけ要素として【エクストラ】有り。
* [ 画像鑑賞 ](シーン回想なし)[ 音楽鑑賞 ] が収録。
CGコンプ後の「御褒美CG」はありません。



総評 ★★☆☆

これはサクッと「★2.5」の評価にさせていただきました。

本作が嫌いではありません。えぇ。嫌いではないんです。
どの男の子も実に善い子ですので、みあちゃんとの恋愛を素直に応援したくなりますし、イラストも綺麗ですから目からも素直に楽しめますしね(
*^-^*)vv
それに今となっては新品でも値崩れしている作品ですから、安く楽しめる、というお得感もあります。

けれど、それも [ 今となっては ] であって、このシナリオのあっさり展開
(各章に「第●章」と銘打たれていますが、「第●話」にしても良いくらいに短いストーリーなのは、前作『海軍恋慕情』と同様)な作品を【定額販売する】、というD3P様の姿勢に対して「★-2」にさせていただきました。
いくらイラストが綺麗で、男の子が全員格好良くても、正直……。
"プレイする乙女ゲーマーの感性を舐めているんだろうか? D3P様はこの作品で何を訴えたかったんだろう。したかったんだろう" と、懐疑的にもなってしまう粗い展開の前には……。
気持ちがしょぼくれてしまって^^;

加えて、これまた前作『海軍恋慕情』と同様な作りなのですが、[ エクストラ ] コンテンツに [ CG鑑賞 ] はあっても、
【シーン回想が一切ない】という…… 言わせていただきますが、ていたらく振りにも「★-0.5」を差し引かせていただきました。
自由度が高いSLGでもなく選択肢チョイスをするだけのADV乙女。尚且つ、Vita製品ですのに何故、シーン回想を入れられなかったのか……。
ここでもまた、作品の内容以前にD3P様の販売姿勢にションボリ……なのでございますorz

ーーという、謂わば『BELIEVER!』本作に関係のないところで「★」の数を大幅に減らしてしまったのですが、作品自体の感想を述べさせていただきますと。

嫌いじゃないよ(≧△≦)b★!

大手を振って擁護する訳にも参りませんが、これはこれで楽しかったです^^
[ 千年に一度のーー ] なんてD3P様のキャッチコピーを真に受けてしまいますと、そこに関しましてはどんなに彼らが真面目に世界を救おうとしていても、「
小学校のお遊戯」レベルかな、とは正直思いますが。
その流れをそれとし、達観して眺められるならば!
うん。有りかな。有りだよね? と思えました^^
って、偉そうですね^^;

気になるシナリオに関しましては、「ドーン!」とか「ガシャーン!」「ガツーン!」とか。
とにかく破壊的擬音語がよく似合う肉弾戦的な内容でした。
ですが、だからと言って説明的描写や攻略キャラたちの攻防戦が延々と続くわけではありませんので、読み流しやすくて良かったです^^
(個人的には戦闘的作品においても、「うおぉぉぉぉ!」「ま……ッ。まだまだぁぁぁ!!」とかいう展開が長いとダレてしまうタイプなもので^^;)

あ。そうです。シナリオが急展開だな〜、と感じてしまう要因は、ヒロインと攻略キャラである少年たちの関係性にもあると思うんですよ。
ほぼですね。約一名を除いて、

オープニングから攻略キャラがヒロイン・みあちゃんを好いた状態で始まるため、恋心が育っていく描写がほぼ無いんです。

「好き」という状態がず〜っと続いていきますので、「彼」がみあちゃんを好きなことは土台として当たり前で、後は戦闘における「彼」の悩みをどう解決するか、といった視点が強かったせいかな、と。
「好き」という気持ちが既に根底にあるのならば、その部分の説明描写をすっ飛ばして、他の部分にすぐ行けますものね。
だから、あんな強引にも思える(笑)敵との攻防戦シナリオになってしまったのかも……しれません^^;

で、本作における長所と言えば、
【声優様方の布陣】だよね!!、と熱く握りこぶしで思うのですが(笑)
本当ですね、サクサクッと進められる作品ですから、攻略キャラとして登場する若手声優様方の熱演を によによ〜(
*´Д`)vv と、目を細めながら聴いて。
敵キャラとして登場する、それはもぉ、渋い配役ぶりに狂喜乱舞する(
ノωノ)!! 的な楽しみ方が、断然お勧めかと思います////
"うわ〜。こんな手軽に! こんな素敵な方々の声を堪能しちゃって良いの〜(≧ω≦)
vvvv " くらいの気持ちで臨むと、その部分に関しましては本当、素敵な小作品に化けますから♪


……何だか、褒めてるんだか、けなしているんだか不明な総評になってしまいましたが^^;
正直、「この作品だから出会える恋心」的な情熱を求めても、得られるものは少ないと思います。
けれど、" 安価だから、気軽に世界を救ってみようかな〜^^ " という気持ちでプレイするとーー。
そこは乙女ゲームでございますから、ときめきが無い訳ではございません。
" あぁ、うん。結構、楽しめた(≧ω≦)! この攻略キャラ、結構好き〜
vvvv " と、思えたりしますので、リラックス×リラックス(笑) で眺めることをお勧め致します。

う……。結局、あまり擁護できずに終わってしまいましたが、「乙女ゲームって、どんななの?」という初心なお嬢様方ではなく、むしろ。
乙女ゲ百戦錬磨だし(≧△≦)b
的なお姐様方の息抜きに丁度良いかもしれません(笑)



登場キャラ(cv.)

神代 海(cv.斉藤 壮馬)高校2年生。17歳。武器:バスタード・ソード。
   [ 守護者 ] となり神子を守れることを誇りとして生きる、活発明朗な少年。

勅使河原 錬(cv.石川 界人)高校3年生。17歳。武器:二丁拳銃。
   頭脳明晰で、理事長の孫のため学内で知らない生徒はいない有名人。みあに対しては辛口。

舞川 臣(cv.蒼井 翔太)高校2年生。17歳。武器:ハルベルト。

   みあの幼馴染みで、小さい頃からあみを大切に思っている誠実な男の子。

高梨 響(cv.鈴木 裕斗)高校1年生。16歳。武器:弓矢。

   神子の持つ魔導書を編み出した一族の少年。穏やかな性格。

伊波 遊(cv.梅原 裕一郎)高校3年生。18歳。武器:鞭。

   甘い口振りと、誰にでも分け隔てなく優しい性格のため女子生徒に人気な、奔放そうに見える青年。

(2016.04.11 UP)


乙女【紹介】目次 『BELIEVER!』攻略 『BELIEVER!』感想