アルカナ・ファミリア
幽霊船の魔術師




メーカー

HuneX(2012年06月21日発売【PSP】)

「アルカナ・ファミリア 幽霊船の魔術師」のバナーに使用されている画像の著作権は、HuneX株式会社様に帰属します。



ストーリー

風光明媚な観光都市・レガーロ島。
その治安維持に大きく貢献している組織 [ アルカナ・ファミリア ] は、【タロッコ】により特別な能力を与えられている集団でした。
が、そのタロッコが全て真白き虎に奪われてしまいます。

先のデュエロの功績によりファミリー内でも一目置かれる存在となったパーパの娘・フェリチータ
(17歳、剣の幹部)を先頭に、タロッコ奪還に向かう幹部一同の前に姿を現したのは……。

深い霧に覆われた [ ヴァスチェロ・ファンタズマ ] ーー 幽霊船でした。

船内に入り込むも、その霧のせいで他の幹部たちとはぐれてしまったフェリチータと「彼」は二人で探索を始めます。
二人は無事にタロッコを取り戻せるのでしょうか?
そして、タロッコを盗み出した者の正体とは……?

フェリチータと「彼」の深い絆が求められる、新たな冒険譚の幕開けです!



ゲームの流れ

【プロローグ】【第1章 〜 第5章】の章立てで進んでいきます。(全5章)

1章=1日単位で推移。
MAP移動後、会話選択肢によって【アモーレ】(好感度)が増減します。
好感度の数値によって各種恋愛ENDを目指します。
股掛けEDは存在しないので一途プレイのみ。



システム

主人公の名前変更可能。
但し、公式名でも呼ばれることはありません。無音か「お嬢」等に置き換えられます。
主人公ボイスはON/OFF可能。(但し、元から戦闘時の掛け声等のパートボイス仕様)
CG鑑賞 & シーン回想有。
Q.セーブ、既読スキップ、オート等、自分の使いやすいように1-clickできるボタン設定が可能。
本編『アルカナ・ファミリア』のデータが入っているメモリースティックを使用すると、最初から攻略できるキャラクターが増えるなどの特典があります。

売り要素である【コミックカット】が豊富でプレイがとても楽しいです♪
会話による【アモーレ】(好感度)の増減値によって各種エンディングに分岐。
ヒロインの能力として攻略キャラクターの心情をいつでも読み取れます :【ココアル】
 (ココアルを使用すると、その都度 アモーレが「1」上昇)
【レガーロサイド】:各キャラとのショートストーリー集。(全3種)
    選んだ選択肢の組み合わせによって結末が2種類に分岐します。
一度、何らかのEDをクリアすると【SPESIAL】がOPEN。
 「CG鑑賞」「シーン鑑賞」「プロフィール」「フリートーク」等を楽しむことが出来ます。
【EPISODE】:各キャラとのエンディングをクリアしていくとOPEN。
幹部たちが受ける「おさばき」「みせしめ」を楽しめるようになります。

恋愛ENDは3種類。全キャラクターにいわゆる【BestEND】【GoodEND】【BadEND】がありますが、全て両想いの内容です(*^-^*)
 (BestEND以外でもCG&シーン回収あり。各種EDに相当する「おまけボイス」がOPEN)
CGコンプリート等による「ご褒美CG」はありません。



総評 ★★★★☆

面白かったです〜〜(≧ω≦)vvvv

とは申しましても、多分、本作の発売直後にプレイしていたら、こんなに評価は高くなかったんだろうな、とは自分でも思います。
なにせ、
あっという間にシナリオが終わってしまいますから^^;
なかなか時間の取れない私でさえキャラ一人当たり2日もあれば、全エンディングを見ることが出来ていたので、土曜日・日曜日と週末を自由に使える時間が多くあります方ならば、その2日間で全てのキャラ&エンディングを制覇することも可能なくらいの尺だと感じました。

ですから、「アルカナ・ファミリア」ファンにしてみれば、「もっと(>_<)!」と思ってしまう短さかもしれません。
けれどですね、今現在 私がちょうど他の乙女作品で創り込みの甘さに対して辟易していたところでしたので、そうするともう!!
本作『幽霊船の魔術師』は何て、純愛を優しく描いてくださっている作品なんだろう(T-T)vvvv
と、大きく感動してしまったのですよ。
ストーリーはコンパクトながらも、きちんと二人が寄り添っていく過程が描かれていますし、ドラマ性もあります。
さらに好感度によって3種類に分岐するエンディングは、どれもこれもそのキャラクターをお好きな方には満足いただける内容なのではないでしょうか(≧ω≦)!
だって、きちんと嚥下できて、尚且つ「くぁ〜〜(ノ≧∇)ノシ
vvvv」と身悶えできる内容ばかりでしたもの!
「そう! これこれっ。乙女ゲームってこういうものだよね!!」と嬉しくなってしまったのです(
*´-`*)

が、今回の「お嬢」は幽霊が苦手なこともあって、組織の中で一番強いはずなのに
(前作でデュエロに勝利しましたからね)「彼」の背中に隠れてばかり?という印象なのが少し寂しいと言えば寂しいですが、それでもやっぱり「彼」を守るために自ら闘えるヒロインというのはプレイしていて清々しかった!

好感度調整も今回は序盤は最大値のものを選んでいって後半に調整するだけで済みますので、本編よりは気軽にプレイできると思います^^
そうでなければ拙攻略ページを参照していただいても……なんて(笑)

自由時間がなかなか取れない方でも、サクサクッと気負わずプレイできる作品ですので、『アルカナ』ファンの皆様。
そして、新キャラ「アッシュ」のためにも(笑)
是非是非、プレイに臨んでみて欲しいな〜、と思います
vvvv



登場キャラ(cv.)

リべルタ(cv.福山潤) 18歳。諜報員。【愚者〜イル・マット〜】
   明るく笑顔の絶えない青年。だが、思春期よろしく女の子に弱い(笑)
   幹部長のダンテを父親と慕っている。

ノヴァ(cv.代永翼) 15歳。「聖杯」幹部。【死神〜ラ・モォルテ〜】
   ファミリアのパーパとマンマ、特にマンマに心酔している少年。
   最年少幹部だが合理的思考の持ち主で統率力に長けている。

デビト(cv.吉野裕行) 23歳。「金貨」幹部。【隠者〜レミルタ〜】
   レガーロ島一のアモーレの伝道師。斜に構えているが鋭い観察眼を持つ。

パーチェ(cv.杉田智和) 25歳。「棍棒」幹部。【力〜ラ・フォルツァ〜】
   胃袋の権化(笑) 食べることに幸せを見つける、明朗快活な組織のムードメーカー。

ルカ(cv.中村悠一) 29歳。ヒロイン付従者。【節制〜ラ・テンペランツァ〜】
   料理上手で物腰の柔らかい男性。彼の人生はヒロインで成っているほど(笑)

ダンテ(cv.小杉十郎太) 38歳。幹部長。【皇帝〜リンペラトーレ〜】
   多くの部下に信頼を寄せられている男気に溢れた人物。
   唯一の難点は「ダーンテな!」と氷点下のギャグを放つこと……。

ジョーリィ(cv.遊佐浩二) ?歳。相談役。【月〜ラ・ルーナ〜】
   組織の、引いてはパーパの為になるものならば、その全てを研究対象にしてしまう危険人物。
   幹部の大半から敬遠されている(笑)


アッシュ(cv.岡本信彦) 17歳。【魔術師〜イル・バガット〜】
   タロッコと幽霊船の所有者だと主張する青年。態度は乱雑なものの、信義には篤い性格。

(2013.03.19 UP)