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Neo Angelique
もともと初代アンジェリーク(SFC版)から【乙女】に嵌った管理人には、拍手喝采&切なさ半分(もう守護聖の方々と会えない)、嬉しさ半分で購入した本タイトル。 アンジェは古くからの乙女プレイヤーには思い出深い逸品だと思います。 …でも…。 如何せん攻略キャラが多すぎ(最多人数19人)&固定シナリオからくる飽き、 というものがあって、正直前作『アンジェリーク エトワール』のプレイはきつかったです(T-T) (管理人、3人まで攻略して挫折しました…) なので、ヒロイン一新どころか、システム一新&キャラ一新の『ネオアジェリーク』はプレイが比較的スムーズでした。 え…『比較的』と言ったのは…同じルビー・パーティーさん製作の『遙か3』シリーズに比べて、 ・キャラシナリオが深くない。 ・固定シナリオが発生するタイミング調整が難しい。 ・タナトス関連(恋愛以外)の事件依頼が多すぎ…。 ・システム一新による恋愛関連イベントも多くなったが、逆に軽く流せてしまう。 と思うからです。(あくまで管理人は、です) 個人的に感じた上記3項目は連動しています。 アンジェリークの使命である、【タナトス退治】。 えと…他のRPG乙女をプレイしたときも同じことを感じたのですが、事件の合間、合間に恋愛イベントがあってもやらなければならないことが多すぎて(オーブ調整、Lv上げ等)、じっくりと素敵キャラとの恋愛を楽しめないんですよ…(T-T) キャラ造詣はさすがルビパさんだけあって素晴らしいと思います。 でも残念ながらそれを深め切れていないのはRPG故だとも思いました。 (管理人は本タイトルをプレイして、恋愛のみをじっくり堪能できるアドベンチャータイプor煩雑ではないシミュレーションの乙女が自分にしっくりくるんだなぁ、と気づきました^^;) RPG部分のシナリオ&システムを消化しなければならないから、その分、恋愛要素の要であるキャラの持つ背景とか、恋愛そのもののイベントが軽くなってしまっている。 (夕食会、ビンゴトーク…どちらもアッサリと流してプレイしてましたので…)と、いうのが最終的な『ネオアンジェ』への感想です。 キャラは本当にもっと深めてくれれば、もっと味わい深くなったのに!! と残念。 でも、なんだかそこらへんが、アンジェリークだよねぇ、とも思ったり^^; 初代アンジェからエトワールまで、ずっと固定シナリオのみだったことを思えば、それでも格段に進歩してますしね!! 褒めてるんだか、いまいちと思っているんだか…自分の中でアンジェシリーズは特別で甘い判定になってしまいます〜。 ではでは、一転してキャラトークは甘〜くいきたいと思います!! (※管理人、攻略順です) ベルナール 実は実はアンジェリークの幼少期に一緒に過ごしていた『お兄ちゃん』だったベルナール。 …でも、一番最初に攻略したキャラだったため(オーブ数の制限がなかったので)、戦闘システム&ストーリーシステムに慣れるのに一生懸命で、ベルナール自体のシナリオを深く楽しめませんでした…(T-T) ベルナールシナリオの鍵は【包容力のある大人の男性】なのですよね。 仕事に誇りを持ち、今まで一心不乱で女ッ気がないっていうのがポイント高しvvvv なので…!! ベルナール恋愛イベ【包んであげたい】でアンジェリークへのにインタビュー後に、 「どうして君だけが大変な思いをする? 危ない目にあう?」 「どうして君だけが世界中の重荷をその肩に背負わなければならないんだ」 「「女王の卵」が自分の幸せを犠牲にしないと、世界は平和にならないっていうのか?」 と激昂してくれるのが好きでした〜vvvv 周囲がアンジェへ「女王の卵」である故に導き出す何かを期待しているときに、ベルナールはアンジェ本人を見ていてくれてるんだなぁ、としみじみしたシーンです。 そして、セリフで鼻血を吹いたのは恋愛EDでした(笑) 「僕の奥さんになって アンジェ 一緒に家に帰ろう」 「ねぇ、僕のかわいい奥さん…君が好きだよ」 「君が失ったもの以上に 大きな愛で君を包めればいい」 んっきゃ〜//// 平川さんの甘〜いお声で、【奥さん】連呼は心臓に悪いです!! 動機息切れ鼻血ですっっ。 うう、こんな蜜のような新婚生活…管理人だったら身が持たないかも(笑) ベルナールシナリオは、アンジェリークの「生身の少女としての恋愛」を楽しめるルートだとつくづく思いました(*^-^*) ルネ ルネは…うぅん…正直、意外にも萌えませんでした…。 いえ、勿論ルネ自身は凄く好きなキャラです。 自分で『籠の鳥』と言っているように、彼の記憶に長けている能力のせいで教団長としての生活を余儀なくされている…なんて、涙なしに考えることは出来ません!! まだ13歳なのに、ず〜〜っと庇護してくれて自分を一番に考えてくれて包んでくれる母親から離れなければいけないなんて…うわ〜〜ん(T-T)!! と、ルネに関して深く思うものの、アンジェとの恋愛になると…???でした^^; ルネさん、いろいろと強引すぎですから(笑) 「忘れ物があるよ」と言われれば、それはルネの名前を聞いていないことだったり、偶然街で会うと「僕のことが好きになったんでしょ」と暗示をかけられそうになったり…(笑) ルネルートではアンジェの心がいつ彼に傾いたのかはっきり分からずにプレイしていたので、う〜ん…未消化です。 「未消化」と言えば…!! 単に管理人がシナリオを読み飛ばしてしまっただけなのかもしれないのですが…。 ルネの、【伝承を伝えること】、【教団を束ねること】、 以外の【重要な役割】って、何なのですか〜〜(>_<)!!!! もしかして、アンジェがエレボスとの最終決戦のとき、祈りを捧げることですか!? (雨に打たれていたスチルイベがありましたよね) でも…「その役目があるからこそ、彼は聖地を離れられない」って…。 一体、何だったのでしょうか!? ノーマルEDの「聖地女王ED」でも「聖都女王ED」でも分からなくって…謎でした…。 う〜ッッ、と唸りつつも、ルネはイベントスチルが一番美麗で楽しんでプレイしましたけどねvv ニクス ニクス……彼こそ、シナリオが深かったらもっと素晴らしいキャラになっていたのに!! と思わざるを得ないキャラです。 彼を狙っていないとき…一周目のベルナールルートでニクスのネタバレを知ってから、”えぇぇぇぇ!!??”と驚愕していたのですが、いざニクスルートで進めてもその最大事象であるはずのネタバレ事項があまり関わってこないのですよね^^; いえ、関わってきていると言えばそうなのですが、伏線で引っ張られている状態なので結局は他のキャラたちと同じように、ストーリーイベント【リースへの攻撃】で初めて謎が明かされるんです。 なので、深いはずのシナリオがあまり深く感じられない…ニクスの抱えている闇に気づいて立ち向かえるのが他のキャラ攻略時と同じスタートなんて、ちょっと…かなり残念でした。 ラストも200年を越えて生きている彼が、アンジェリークの加護で生身の人間に戻れた、という感激よりも…えと…「そのまま朽ち果ててしまわないのね…よかった…」と安堵した次第で^^; あれは、「止まっていた体内時間がアンジェのお陰で時を刻み始めた」から、あのようなEDになっているのですよね、そうですよね!! あははは…^^; と、最後まで感動がズレていた管理人でした。 ジェイド ジェイドは…あまりよろしくない前評判を耳にしていたので(「バイっぽい」とか^^;)、 オーブハンターの中では一番先にプレイしようと思っていたのですが…。 初めてお声を聞いて、あっけなくノックダウンされてしまいました//// だって、すっごく腰にくる甘〜い美声だったのですよ〜!! 小野坂さんの演技がまた素晴らしいですし…(T-T) そんなジェイドの好きなシーンですが… 「俺は機械。俺は人間の偽物なんだ」 「心があるなんて、錯覚さ。 感情のように思えるのも ただのデータの羅列にすぎない」 です!! これは商都ファリアンの財団本部にあるジンクスの中枢に接触したときに発生するもので、以前、PCゲーム『ペット探偵Y's』をプレイしたことのある管理人にはずしっと響いたセリフでした…。 でも、まぁ結果的にはジェイドさん【データではない心】を手に入れるのですけどね^^; そして、エレボスとの最終決戦前の会話です。 「ただ、ひとつだけお願いがあるんだ」 「君がどんな答えを見つけたとしても 君の笑顔を護る役目は俺だけのものにさせてほしい」 「いつだって----そばにいるから」 って最後に囁かれたときには、もうホントにどうしようかと(T-T) 小野坂さん…吐息交じりのセリフお上手すぎですよ〜////!! あ。ジェイドではないのですが、エレボス戦で苦戦しているシーンで加勢にきてくれる、 「ひとりよりふたり ふたりより3人… ま、簡単な計算だな」 「…加勢する」 の、レインとヒュウガのセリフに、きゃあ〜、格好良いィィ8(≧△≦)8)))) と身悶えました!! イイ男だらけのオーブハンターで仕事をしていては、心臓が幾つあっても足りませんね(笑) 一転して、ジェイドの地上恋愛EDではホロリとさせられました…。 女王になることを「宇宙意志」に断り、地上へ戻ってきたアンジェへ、 「君が女王の座に昇るのを見届けたら 俺はここで眠るつもりだったんだ」 「100年でも、1000年でも…君ともう一度出会える日までずっと」 ですよ〜(T-T)!! アンジェシリーズでは女王の時間が地上のそれとは異なる流れなのは周知の事実で、それをずっと待っていられるのはジェイドだけなんだ…。 そこまでアンジェを待ち続けてくれるんだ…!! と凄く感動してしまいました。 このラストシーンでは、ジェイドのアーティファクトであることが上手に生かされていてルビパさんの底力を見せ付けられた思いです(T-T) ジェイドの後日談…【スペシャル】も、戦闘兵器だったジンクスが実に真面目に可愛らしく平和貢献していて大好きでした〜(*^-^*) レイン レインは…!! レインはですね、プレイ前からルックスが一番好みの御仁でした。 それが実際プレイしてみると、ヒュウガに転ぶかと思いきや…管理人のNo.1キャラになりました〜!! …だって、レインてば… 格好良いのに庇護欲そそられまくりで非常にツボだったんです〜8(≧△≦)8)))) なので、レインの好きセリフは結構ありますよ〜(笑) (高橋さんの声もしっとりしている、とても好きなトーンでしたし^^) まずは、セリフではなく好きなシーンですが、恋愛イベ【私は、役立たず?】で財団研究員に心なくも、「アンジェリークは使えない」ってキツい発言をするところです!! レインの財団側にアンジェを利用させまいとする魂胆が見え見えで、可愛いのなんのってvv そして、恋愛段階最終段階クリア後の告白シーンです。 「ああ、その…いきなりこんなこと言ったら驚くかもしれないが」 「今までずっと隠してきたから、お前は気づいてないと思うんだが…」 「実は、オレお前のことをけっこう好きだったりするんだよな」 〜〜〜〜!! ヒィィ〜〜〜、可愛すぎッッ8(≧△≦)8)))) レインてば、あれで隠してると思ってるんだ〜、と可笑しく思いつつ、実に微笑ましかったです。 後はやっぱり恋愛イベ、【古代の指輪】ですね!! タナトス退治の際、偶然見つけた指輪型の対のアーティファクト。 それが危険信号の役割を果たすということで、お互いの指にはめるというシーンなのですが、「左手の薬指(にはめる)」という選択肢を選ぶと… 「左手の薬指にはめるのはお前の役割じゃないだろう」 「それって…どういう意味かしら?」 「わかっているくせに そんな質問するなよな じゃあ、はめさせてもらうぜ」 (レイン…指が少し震えているわ……) (あっ、レインも左手の薬指に…) 「よそ見したら、ダメだろう? …照れるじゃないか」 ですよ〜//// か、可愛いッッ8(≧△≦)8)))) と悶えずにはいられない、この一連の流れ…vvvv 「照れるじゃないか」というレインのセリフに此方が照れてしまいました(笑) でも、そのすぐ後に一転して、 「お前は、真面目で責任感が強い… だから、オレは心配なんだ」 「お前は、女王の義務を果たそうとして自分を犠牲にする道を選んでしまうかもしれない…」 「だが、頼むからそれだけはやめてくれ お前がこの世界を守りたいと言うなら オレが代わりに世界を救ってやる」 「必ずやり遂げてみせるから… だからオレを信じてくれ」 と、切々と訴えてくれるのが非常に好きでした〜(T-T) うぅぅ、格好良いよ〜レイン!! そして、地上恋愛EDでは、 「もう離さないって言っただろう …おいで」 なんて囁いてくれますしっっ8(≧△≦)8)))) アニメーションの部分で気を抜いていたので(失礼)、ゴボッと鼻血吹きましたよ(笑) そんなこんなで自分の才能を自負しスマートな行動をするのに、恋愛ではめちゃ可愛いレイン君にメロメロでした〜vvvv (あ。余談ですが…恋愛イベ、【この身に代えても】で、 「こいつを守るためならば 世界なんて滅んでもかまわない!」 と叫んだレインが…某神子シリーズの「譲」君と被って見えたのは管理人だけですか(笑)) ヒュウガ ヒュウガは…管理人の中で一番の萌えキャラになると思っていたのに…不思議なものです。 でも、彼のストイックな愛情表現はやっぱり好きです(*^-^*) (声も小野さんですしね!!) あ、でもヒュウガって、ストイックそうに見えて実はストレートなセリフをバンバン吐いてくれるキャラでしたね〜^^ (って、ストイック故ですか!?) ヒュウガ恋愛イベ、【女王だからではなく】でニクスに、 「うちの女王の卵さんが外に行ってしまったらしいんですよ」(この言い方好きでした〜vv) と言われ、探しに行くシーンです。 「あんな鏡などのせいでこんなに心配することになるのは俺がつらい」 「貴女には身を守るためのお守りなど必要ない 俺がいるではないか」 最後のセリフを一瞬呼吸を溜めてヒュウガが言ってくれるのですよ〜!! お、小野さん…8(≧△≦)8)))) と悶える管理人(笑) そんな管理人へさらなる爆弾発言が!! 「…咲きたての花のようだな」 「俺の恋人は初々しくてとても可憐だ、ということだ」 って、うおぉぉぉ〜〜!! ヒュウガ、貴方!! …はい、ヒュウガ告白シーンのものです…もう、管理人萌え尽きましたよぅ(T-T) 一転して、エレボス最終決戦前、星の船にて、 「ああ…この今ひとときが最後になるのだな」 「貴女が女王になれば…」 「こうして触れることは二度とかなわず この腕に抱くことも決してない」 「最後に、覚えさせてくれ 貴女のぬくもりを…」 「貴女が女王になる前の最後のひとときを どうか俺に…」 と言われたときには泣きそうになりました(T-T)!! ううう…切ないなぁ、ヒュウガ…。 それでもエレボス最終決戦時に、 「…我が名はヒュウガ かつて、聖都セレスティザムで聖騎士の名を授かりし者」 「友に誓ったこの名にかけて聖なる輝きを守り 貴様を滅ぼす剣とならん!」 と、凛として言い放ったときには鳥肌が立ちました。 騎士としてのヒュウガの誇りが、姿勢が、純粋に素敵と思ったので。 ヒュウガはきっと人気の高いキャラなのだろうなぁ、としみじみ思いました(*^-^*) 以上、キャラ語りでした!! きちんと萌え内容になっていましたでしょうか〜(>_<)?? 今回、メインストーリーではキャラの背景&恋愛色が薄いなぁ、と思っているのですが、その分は恋愛EDをクリアすると発生するおまけ、【スペシャル】で堪能できるのが面白いと思いました(*^-^*) 欲を言えば、No.9とNo.10の他にもスチルが欲しいなぁ…と思ってしまったりするのですが、それは本当に欲張りなので我慢します。 そして個人的に、天上恋愛EDがスチル画で地上恋愛EDが由羅さんの原画スチルだったことが、公式的にもお勧めは地上EDですよ、と言われているようで嬉しかったです!! やはり女王になることを断って、人として好きな人と生きる地上恋愛EDが好きだったので^^ ボリューム的にはあっさりしたものを感じながら、キャラ造詣の魅力は実に素晴らしいタイトルだと思います。シナリオ萌えよりも、キャラ萌えなゲームでした♪ |
(2006.05.26 UP) |
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