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新装版 クローバーの国のアリス |
〜Wonderful Wonder World〜 |
前作『ハートの国のアリス』の、続編と言えば続編。 けれど、個人的にはファンディスク寄りの続編だと感じている本作品。 (キャラENDが1種類しかなく、全体の章構成も短いため) が、2007年のPC版発売当初はやはりお馴染みの【ターン制】の他に、かなり手強い【ミニゲーム】もありまして、今現在のように選択肢を選択しただけでは各種エンディングへと辿りつけなったようです。 それが今や、Rose様の手直しのお陰で [ 選択肢を選択するだけで ] 各種エンディングへと繋がるようになりました^^ しかも、「各種」とは言いましても、肝心の [ キャラクターとの恋愛END ] は1種類ずつしかないのですから、やっぱり、手間を掛けずにその他エンディングを堪能できる【新装版】の出現はとてもありがたいものだと感謝しております(*´Ω`*) ーーという感じで、私自身が『新装版ハトアリ』に続いて『新装版クロアリ』をプレイした新参者だからなのでしょう。 私としましては、【彼らのその後】という本作品を興味深くプレイさせていただきました。 けれど、これまでの『アリス』ファンの皆様からしてみましたら、もしかして。 PC版も追いかけて、その後のPS2移植版。果てには、PSP移植版だって追いかけていらっしゃる方もいるかもしれませんし、そうなりますと。 幾ら、選択肢制になろうとも。グラフィックが変わってしまおうとも。 本編のテキスト自体は変わっていないのでしょうから、飽きがくるのも早いのかもしれませんよね^^; だって……、と思ってしまうのですが。 新参者の私が「楽しい^^」とは思えはしても、やっぱり?、いつでもどこでも、 アリスってば後ろ向きなんですもん(;´Д`) しかも、攻略キャラに対して口のきき方も悪いですしね〜。 ヒロイン・アリスの考え方は一部、とても大人だと思います。 達観しているなぁ、と感心する部分すらあります。 けれど、世の中、いえいえ、キャラクターへの愛情を斜(はず)に見て悪態をつくことがデフォなのでございますから、それが重なりますと、いかに好意的に本シリーズを愛していらっしゃる方々でも、イラッとすることが度々あるんのじゃないのかな^^; と考えてしまったりもします。 ですが、まぁ。上記のようなマイナス感情も、本作品における一部分でしかありません。 やっぱり、『アリス』シリーズが好きですし、攻略キャラクターも素晴らしいです! 主要キャラクターを変えずに、世界そのものを変遷させて、シリーズを飽きを防ぐ方法も面白くって、次の『ジョーカー』な世界も楽しみで仕方なく(≧ω≦)vv (どうにも『ダイヤ』ばっかりは及び腰になってしまうのですけれど(>_<)) あ。そうそう。 本作品のPC版の特徴でもありました【ミニゲーム】なのですけれど(PC版:キャラクターとのカードゲームに圧勝(一度も負けない。LOAD不可)を繰り返すと、全7回のCG付きイベントが発生)、今作ではそれが全く無くなり、代わりに [ ミニゲーム ] というタイトルのサブシナリオが入手出来るようになりました。 しかし……。 それが残念なことに各キャラクターとゲームをするというだけのシナリオ内容で、しかもCGは一切、ございません。 個人的にはミニゲームの特別感が消えてしまったようで、寂しかったです(;´Д`) と、変わってしまった部分ももちろんあるのですが、嬉しい【不変】のものも^^ それは、 国は違えど、アリスは住人全員に愛される存在である ということ。 ヒロインのアリス自身は住人の仲間として認めてもらいたがっていますので、特別扱いを嫌がっているようでしたが、私としましてはやっぱりねぇ。 大切に感じてもらえると嬉しいですし、他の誰には殺気を向けても、アリスにだけは役持ちであろうと、役なしであろうと甘い顔になってしまう、という描写がとても幸せでした(*^-^*)vv 彼らからの愛情を信じて疑わなくていい心地良さがあるから、最後までプレイを頑張れたんだなぁ、としみじみしてしまう部分でもあります。 是非是非、この素敵な要素は次回作からも残していって欲しいですね^^ (あ……。この設定も『ダイヤ』ではどうなっているのでしょう? うわ〜、怖いな〜orz ) ーーという感じの『新装版クロアリ』。 本編『ハトアリ』に比べましたら、滞在地ルートが全19章だった構成から、全14章と短くなっておりますし。 まぁそれでも、同じキャラルートの中で【滞在地友情イベント / 非滞在地友情イベント】を回収しなければフルコンは無理ですから、どうしても約2周分はプレイしなくていけないのですけれど……。 それでも充分に短くなっておりますから、プレイのサクサク度合いも随分と上がっております^^ アリスの後ろ向き加減に目さえ瞑れれば、素敵な攻略キャラクターたちとの恋愛譚が貴女を待ち受けておりますよ(≧△≦)b★ なんて、こんな締め方をしてしまったら拙感想文の末文に困ってしまいそうですが(笑)、このままキャラクター小感想へと参ろうと思います。 宜しければ、ずずいとお進みなってくださいませ〜(´人`) (「新装版クローバーの国のアリス」のアイコンに使用されている画像の著作権は、アートムーヴ様に帰属します。また、cv. の敬称は略して記載させていただいておりますm(_ _)m)
いやもぉ、本当にブラッドってば本作品における [ 王子様 ] ですよね〜。 (本作品の中では)キラキラ格好良いです!! ーーと、いちいち「本作品の」と但し書きを置いてしまうのは、ワンダーワールドが捩じれまくっているからッ(≧△≦)b★ ですからですね、ブラッドを単体で見た場合、彼もやっぱり歪んでいるんです。 でも全体的に見ると、ブラッドルートは甘くて、とにかく甘くて、愛情でコーティングされていました(*´Д`) 前作『ハートの国』でも感じた、ブラッドの【アリスの元恋人と同じ顔立ち】という特殊な設定。 これが本作でも、美味しく生かされていたなぁ、とvvvv いや、むしろその設定こそが核となっておりましたので、終始、ブラッドからの愛情を感じ取れるストーリーだったとほくほくでございます(*´艸`) 後は、にんじん料理絡みでは、普段は呆としているようなブラッドが途端に饒舌となり。 腹心の部下・エリオットと攻防戦を繰り広げる毎度の小芝居(笑) がとても素敵でしたね〜^^ まぁ、エリオット最愛派の私としましては、"エリオットの魅力はにんじんだけじゃないのに(;´Д`)" とも感じてしまいましたが、確かに良い笑いのネタですもの。 使わない訳にはいかないのも分かります。(ちっ(`◇´*)) なんて(笑) 最後は、アリスのように少し柄が悪くなってしまいましたが……。 まぁまぁ、話題を元に戻しまして、ブラッドからの弛まぬ愛情は感じられますものの、その受け皿となるアリスのネガティブ思考といったら! 実に手強かったですねぇ(>_<) 実際、全14章あるうち、 ブラッドからの愛情表現 → 素直に受け入れられなくて拒む → 意地となったブラッドもまた依怙地となる という展開を繰り返してばかりだったと思いますもん^^; 「なんで、そこでそう受け取る?」と、少しは思わないでもありませんでしたが、それでこその【アリス】ですし、また、同時に。 【ブラッドが求めるアリス】でもある訳で。 つまりは、そんなアリスをこそ彼が愛して止まないのですから、もう見守るしかないのだな、という悟りの境地を拓けました(笑) 「代わりにされるのはイラつくことだ……」 「だから、試して、調べてみたい。君がどれほどそいつを好きなのか。そして、私にも代わりは務まるのか」 「君も気になるだろう? もう会えない好きな男のことと……その男に似た私のことが」 「比べたことは……悪かったわ」 「いや、私も興味があるんだ」 「私でも……、君は満たされるのか。代わりにされるだけではなく、そいつに取って代わることが出来るのか」 「実験してみよう」 「ふふ、睨むなよ。……奴が優しくしてくれていたというなら、 優しくしてやる」 なんて言うブラッドの【男臭さ】にも、「きゃ〜〜8(≧△≦)8))))」と萌え転がってしまいましたし、 (本シリーズでございますからね。もちろん、色艶を含めたセリフなのですよぅ//// ) ーーここにいるのは、綺麗なまま終わった優しい人ではない。 ブラッドだ。上司であり家主である、この男を見ている。 もう、誰かと比べることもできないほどに、彼だけを。 同じところより、違うところに目を奪われた。心を持っていかれてしまった。 (前までは比べられたのに……) という真情を、私たちプレイヤーに吐露してくれたアリスにも、「ほえぇぇぇぇ(〃ノωノ)vvvv」と満たされてしまいました! そして更に、アリスだけに執着をし、所有欲を隠そうともしない、 「ああ、私は悪人だからな。君が傷付こうが、怪我をしようが一向に気にしない。傍に置き続ける」 「……だが、 君を傷付けた者は決して許さない」 という、[ 帽子屋ファミリーを率いるボス ] の顔も格好良くって〜〜(ノ≧∇)ノシvvvv 嬉しかったなぁ。 アリスが流れ弾に当たってしまい、負傷した時のブラッドの焦燥感が……//// 嬉しかった繋がりでは、やっぱり【紅茶と帽子のティースプーン】! 「私はこれがいい。気に入ったんだ」 「これを使っている私を見て紅茶好きでないなんて言う奴がいたら、撃ち殺してしまえばいい」 「そうだな……。 壊れたら、また買ってくれ。それを使うから」 な……っ。 なんて可愛い人なの、ブラッド(*´Д`)!!!! と、萌え咆哮が止まりませんでした。 いやもぉ、なんて可愛い……////(感動中) あ。ここでブラッド語りを締めようかと思ったのですが、エンディングが複数あるパターンだったので、最後に短くエンディングの感想をば。 【ほのぼのEND】 「きのこ」万歳! なエンディング(笑) まぁ、エンディングの内容も確かにほのぼのしていて好きだったのですけれど、私的に一番は。 ドアの前に立ち尽くしていたアリスの元に、「アリス!」と駆け寄ってきたエリオット。 「お姉さん、大丈夫?」と心配そうに見上げてくれる双子の姿に感動してしまいました。 アリスって本当にファミリーの大切な存在なんだなぁ、ってしみじみ思えたので(*´-`*) 【BEST END】 甘いです(≧ω≦)! "そうか、ここでの演出のために【ブラッドへの女性からの贈り物】はあったのか!?" と、舌を巻き、唸ってしまったエンディング。 相変わらずRose様のオチの付け方は素敵ですねぇ(*´Д`)vvvv もう本当。ブラッド役の小西さんには嘆息しか出ません。素晴らしすぎる〜〜! もちろん。 ブラッドそのものが好きな方にだって、存分に楽しめる愛情たっぷり&濡れ場たっぷり(笑) なルートでございました(*´艸`)vvvv
エリーちゃん! えりちゃん! 大、大、大、大好き(≧ω≦)!! と、ピアスのようにまとわりついてしまいたくなるくらい、最愛キャラのエリオットvv 今作でも最後のお楽しみとしてプレイさせていただきました〜^^ そんな [ エリオット最愛 ] を自称する目線でのシナリオ感想をお伝えするならば……。 序盤〜中盤の盛り上がりは最高(≧△≦)b! 中盤〜終盤に掛けては……。 「えぇ(;゚д゚)?」と驚き一歩引いてしまうか、はたまた「おぉ(≧ω≦)vv」と賞賛するか。 エリオットが告げた後の、アリスの返答への好みが別れるところだと思います。 因みに私はイマイチ派で、しかもよりによってBEST ENDでなんじゃそりゃあ(;´Д`)、と感じてしまったのですが、そこに至るまでの(中盤までの)シナリオは好きですので、まずは好意的文章を打ち出しますね〜^^ エリオット……。 前作『ハートの国』では格好良いのに、ウサギ耳のあまりの愛くるしさから、まぁ。 [ 実は怖い一面も持ちつつ、シビアな思考も併せ持ちつつの素敵な男性像 ] で締め括られることはなく、愛玩的な印象が色濃くなってしまった彼のルートでしたので。 今作でもそうなってしまうことを懸念しながらプレイを進めました。 そうしまたら! 全然、違ったんですよ(≧ω≦)vvvv 【適切な距離】をお互いに測れずに、挙動不審となりながらも手探り状態でアリスとの間合いを考えてくれるエリオットが素敵でした〜//// その距離感を仕掛けた張本人のアリスが、さんざテキスト中で「君は賢いお嬢さんだ」と言われているに関わらず、向けられる好意には疎かったり、それらを「?」と流してしまったりとかはデフォでございましたけれど、それはそれとして "恋愛ENDに辿りつくための回り道なんだから仕方ないか" と眺めていた感じです^^ それより何より、アリスとの距離感に焦れてしまったエリオットが、 「すっげえ好きだ、アリス。離れたくねえ。だから……、気を遣ってるならそれでいい」 「アリス」 「離れるくらいなら、ずっと気を遣ってろよ」 「…………」 「……怖がらなくていいぜ? 何もしない。 あんたが俺に気を遣ってくれているうちはな」 なんて、酷薄な笑みを浮かべてくれた場面なんかでは「きゃ〜〜〜8(≧△≦)8))))」と喜び勇んでしまいましたし! 時に挟まれる、ブラッドを仲介としたエリオットからの嫉妬なんかにも身悶えが止まりませんでした//// もぉ、美味しかったvv ひたすらに、美味しい流れでございましたよ〜(*´Д`)vvvv (余談ですが、エリオットルートではブラッドが友情キャラとして登場することになりますので、ブラッドに好意的な展開も多く^^ アリスが喫煙によるエリオットの健康を心配するシーンで、 「……ブラッド。あなたのことだって、どうでもいいわけじゃないわ」 「あなたの健康も気にしてあげる。……煙草、控えなさいよね」 なんて言い置かれた日には、それはもう、ブラッドだってグラッときちゃうだろうなぁ、と美味しい妄想もさせていただきました(〃ノωノ)!) で、更に終盤での、私的には萌え最高潮だった、 「俺に我慢は向かないよな」 「考えるより先に手が出る」 「そう、あんたは部下で、俺は上司。上司だから、あんたは気を遣って……嫌でも相手をしてくれる」 「……そ。じゃ、問題ないよな。してくれよ、俺の相手」 「……抵抗すんなよ。 俺の部下なんだろ」 という、[ ベッド押し倒し場面 ] !!!!(笑) あぁもぉ。嗚呼もぉ。 こんな怜悧な側面を見せてくれるので、エリオットには太刀打ちできないんですよね〜//// おまけに他キャラ攻略の際だって、【マフィアの幹部】としてのエリオットの考え方。 アリスへの接し方が大好きだったりしますし、内からも外からもオレンジ色に染められちゃいました〜(〃ノωノ) ーーが、ここからは(私的に)急直下。 その平手の意味は(;゚д゚)!!?? と、まず驚きました。 きっと私には想像もつかない、「おぉ(≧ω≦)!」というオチが待っているのだろうなぁ、とワクワクしたのですが……。 そのオチは結末に持ち越されますので、このままエンディング小感想へ参りますね^^ 【マフィアEND】 う……ごめんなさい。 実は私……このENDがあまり好きではありません(;´Д`) エリオットとの関係が壊れず続いていたことには安堵しましたが(まぁ、手放しでは喜べないような描写でしたけどね^^;)、これからはアリス自身も【血濡れ】になってしまうのかと思うと……。 「お嬢さん」でも「お嬢様」でもいい。 あのままの距離感が良かったなぁ、と思ってしまいました。 (このエンディングが「派生エンディング」で本当に良かったです(T-T)) 【BEST END】 これね、これ。 私と同じようにエリオットファンの方は、どんな気持ちでこのエンディングを眺めたんだろうなぁ、と思います。 まず、私のマイナスポイントとしまして、あんな。 【あり得ない角度】まで彼の耳を引っ張る描写 がダメ(;´Д`) 他社PC乙女『Black Wolves Saga』にて、「ウサギの耳には毛細血管が多く詰められており、それを強く握りしめることは、耐えがたい痛みとなる」というようなことをテキストで読んでおりまして……。 該当シーンの「ザラ」は本当に痛そうにしていたんですよね。 それが頭にあるため、幾ら本シリーズにおけるアリスからの【定番の】エリオットへの愛玩描写だとはしても、痛くて悲しくなってしまいます。 (エリオットが最愛だから、流せないんですよ〜(>_<)!) 更に、マイナスポイント。 あんなに平手をしておいて、 「私が。私こそが」って同じことを仕返しているだけじゃないですか!? 何だ、それ。何、このオチ……。 と、私的には激しく意気消沈してしまいました。 あんなに「私への扱いが軽い」「そんな程度の愛情なの」とエリオットからの真情を打ち消してきたアリスだからこそ、さぞ深いところまで考えているんだろう、と思っていたのに……。 あは。あはははははは。 ただの [ 動物虐待オチ ] かよ(;゚д゚)!? とーー、申し訳ありません。 思わず口汚く一人ごちてしまいました……。 あぁぁぁぁ、エンディングに辿りつくまでは、本ッッ当。 格好良いエリオットだったんだけどなぁ(;´Д`) うぅぅ。 個人的にはエンディングで、がくりと躓いてしまったエリオットルートだったのですけれど、彼が最愛なことには変わりはありませんので、次回作をプレイする際には過度な期待を懸けず、気を引き締めてプレイに臨もうと思います(笑)
本当は終盤まで残しておきたかった双子ルート。 が、ピアスのVISITOR友情イベントを発生させたくて、中盤攻略になってしまいました。 ……うん、でも、それで良かったかなぁ、なんて少し思ってしまったり^^; いえいえいえいえ! 双子はきちんと?格好良いんですよ(≧ω≦)! きちんと門番の仕事をサボろうとしてくれたり(笑)、きちんと「お姉さん、お姉さん」と甘えてきてくれたり。 きちんと【少し】危険な遊びの方が好きだったり。 いつもの双子だった訳なのです^^ それなのに、私が双子ルートにそんなに萌えられなかった理由。それはーー アリスが前作と同じことで悩んでる(;´Д`)! ということorz そうなんですよ。 前作『ハートの国のアリス』ではえらく感銘を受けてしまった、「双子を魂部分から見分けられない」というアリスの罪悪感。 きっと見分けて欲しいはず、それなのに……、とことある毎に懊悩してくれます。 それがも〜。 "えぇ、また? 本作もまた、そこからなの(;´Д`)!?" と、私は感じてしまったのでして……。 要は食傷気味。 "そんなに引っ張らなくていいよ〜。次回作になったんだから、新しいテーマを織り込んでみようよ〜" とですね、確かに今作で 双子は素敵な大人姿を披露 してくれましたけれど(≧ω≦)vvvv だったら、それを活かしてもっともっと。 ん〜、性悪な双子(笑)に翻弄されてしまって、うじうじピンク色なことで悩むアリスという単純シナリオでも良かったかなぁ、なんてね! ちらりと考えたりもしましたが。 ディー&ダムが大人の姿になったテーマに関しましては、 アリスのために大人の姿になりたかった二人。 けれど、精神年齢は動かないままだから、子ども分の配慮しかすることが出来ないアンバランスさ。 その上での、双子の必死さ。 が、心地良く伝わってきますので満足しております(*^-^*)!! うんうん。 双子側としましての描写には文句がないのですけれど、アリスの心情テーマがね、既視感半端ないという流れなのが……、まぁ……、残念だったな、と。 ということで? 各エンディング小感想へと参りますか^^ 【狂気END】 「大好きだから、誰のものにもならないで」 と、双子だけの存在となったアリス。 大人の二人も、子どもの二人も。まして、ディーとダムも。 どちらをも選べなかったアリスに用意された血しぶきエンディングでした。 【BEST END(子供ver.)】 "あれ? 健全なエンディングだ! ピンク色じゃない(;゚д゚)!?" と勝手に驚愕してしまった結末(笑) 同じ【BEST】でも、こちらのアリスはディー&ダムとの停滞を望んでいるので、あまり……。 パッとしない終わり方かなぁ、と……。 個人的に思ってしまいました(>_<)(あくまで、"個人的に" ですから〜^^;) 【BEST END(大人ver.)】 こちらの方が同じ【BEST】だったら軍配が上がります。 だって、アリスがディー&ダムと一緒に駆け抜けてくれるエンディングだから(*^-^*)vv アリスといることが「楽しい、楽しい」と、嬉しすぎて先へ行ってしまう二人。 それが寂しくて立ち止まりそうになってしまうアリス。 でも、二人が戻って来てくれて、「ほら!」と手を差し伸べてくれるから迷わない、一緒に進んでいける。 といったような流れでしたので、「ほぅ(*´Д`)vv」と舌鼓を打たせていただいたのです。 あの雰囲気が温かくて、とても好きでした^^ ーーという感じで、アリス側の心情が私にはダブって感じてしまっただけで、ディー&ダム側からの愛情表現には、何ら不満はありません。 むしろ、両手を広げて迎え入れたいくらい(笑) 大きくなっても、小さいままでも。 アリスにお風呂上がりの髪を拭いてもらう一連のイベントが好きでした(*^-^*)vv (そして、そのままなだれ込んでもしまうピンクな展開もね〜(〃ノωノ)vvvv )
相変わらず、ビバ様は美麗でございましたね〜(*´Д`)vv 私自身、女性同士での描写には全く関心が無いのですけれど、ビバ様は好き^^ 常に凛としていて、分かりやすい暴君なところに滅法 惹かれております。 そして、彼女自身が報われない想いを抱き続けているところも、同じ女性として共感できる部分があるのですよね。 実際は、そんなに長い間の片想いの経験はありませんでしたけれど、二次元の物語としてなら、なんて綺麗なんだろう、とウットリしてしまいますもの//// あ、ですが今回は、前作ほど王様の底恐ろしさを感じなかったように思います。 まぁそれも仕方がないのかな。 章が短い分、前作『ハートの国のアリス』には適いませんものね。うんうん^^ と、いう訳で、本作では私もアリスと一緒になって、"こんな王様のどこがいいのさ、ビバルディー(>_<)!" と彼女のために嘆いておりました(笑) だって、本作の王様にビバルディは勿体ないですもん!! アリスにも言いたいように、さっくりと諸所で引導を渡してくれますしね。 うあ〜、悔しかったんですよぉぉぉぉ!!!! (って、それが正直な感想ですか(笑)) ビバルディ本人のシナリオとしましては、上記の通り、王様への叶わない恋心を垣間見せてくれたり。 アリスとのショッピングデートを存分に楽しんでいたりと、随分と【女友だち】率が高くなった内容に舌鼓を打っておりました(*^-^*) いつでもどこでもアリスだけの味方でいてくれますから、時に容赦のない言葉が彼女の口から降って来ても甘受できてしまうんですよね〜vv と、あからさまに怪しい選択肢で分岐をする(笑)、【BEST】と【薔薇園】につきましてはーー。 【薔薇園END】 これは特に前作『ハートの国のアリス』のサブENDと変わらない内容だったと思います。 私自身としましては、二人に「吸血」されるのが少し苦手でした^^; ですが、そこでの「血」という言葉がブラッドからの「破瓜」に掛けられていたのには素直に感心致しましたので、仕方がないのかも……、とも。はい。 私も、いくら見目が美しいからとは言え、姉弟が「吸血」し合っている様は見たくありませんので(笑)、アリスが真ん中にいるのが心地好かったです^^ 【BEST END】 これは、自分の好きな花言葉を選択してビバルディに贈れることが幸せでした。 Rose様の采配に感謝でございます^^ 私的には [ 棘のない ] 薔薇が、そのままですが好きでしたね〜vv 皆様もきっと、自分がビビッと来た花言葉をビバ様に贈ったのでしょう。 嬉しい仕様でございました(*^-^*) と、いうような感じで、本作ではアリスとビバルディの親友としての仲は盤石になっておりますので、捩じれた世界の中でも(笑)安心できる癒しルートだと感じております(*´Ω`*)vvvv
ペーターvv ペーターvv 大好き(≧ω≦)! 前作『ハートの国』の序盤も序盤。 アリスが口移しに薬を飲まされてしまった瞬間に恋に落ちたのですが(アリスは思いっきり殴ってましたけれど(笑))、【真相END】ですっかり心臓をわし掴まれてしまって……。 以降、ペータからの懐かれっぷりを見ては頬が緩んでしまう状態です。 人型でも好きよ。 小さくなった白ウサギさんでも好きなのよ(*´Д`)vv (そう。あまりにペーターが好き過ぎて、ペータとエースとの連動イベントが発生した際。 エースに「ウサギ肉、食べる?」と爽やかな笑顔で訊かれた時はキツかったですね〜。 "こういう"カラーの作品だって分かっているつもりでも……笑えなかった……orz) ーーという、ペーター好きと致しましては、今作のシナリオもとっても面白かったです(≧ω≦)! だって、 「好き」より一歩先の想い に悩んでくれる内容なんですもの!! それはもう、ま白きウサギさんそのままに。 「アリス。あなたがこの世界にいてくれるだけで。誰の隣にいても、僕は幸せなんです」 なんて、夢見るように笑んでくれるペーターが。 アリスがこともあろうか。 彼女をこの世界に招じ入れた自分に心を開いてしまう。 すぐ近くまで来てくれる。 自分が……近づくことを許してくれる。 これらのことに戸惑いが大きくなって、自分自身の感情さえも持て余してしまう日々(時間帯?)を過ごしてくれるんです(≧ω≦)vv あの怜悧な一城の宰相様が。 他者にはまるで無関心なペーターが! まさか、アリスの顔を見ただけで居ても立ってもいられずに、 面映ゆく逃げ出してしまうなんて(〃ノωノ)!!!! あ〜。これがもしかして、本当の【脱兎】??(笑) しかも、あの場面で、「追いかけるのをやめる / 追いかけるのをやめない」という選択肢があったことも嬉しかったですねぇ。 だって、いつも追いかけて続けてくれるペーターを、今度はアリスが追いかけて求めることが出来ましたから(*´Д`)vv 更には、 「ずっと、いつでもキスしていいから。逃げたりしないで。……約束よ?」 「分かりました、アリス。約束します」 「もう絶対に、僕はあなたを 逃がしたりしません。 誓いますよ」 〜〜〜〜〜(ノ≧∇)ノシvvvv 「逃げないで」と「逃がさない」という、微妙な?掛け違いはございますが、その狙っているかのような掛け違いもまたペーターの魅力。 とても好きな場面でありました^^ そして、どの章だったかなぁ……。 "うわぁ、このペーター好き!" と思ったシーンがあったのですが、何故か書き出しておりません^^; それは、 「アリス。あなたの勘違いのせいで僕を好きでいてくれるから、そのままにしてしまったのですけれど……。 【役持ち】だなんて偉そうにして、顔なしに接していますけど、 本当は僕にだって意味はないんです。 顔なしと変わることなく、この世界の中で僕は無意味なんですよ」 といったような内容で、どうしてそんな自分にアリスが惹かれてくれるのか分からない、と心底不思議そうにしているペーターの姿が……切なくて印象的だったのです。 "こんな風に根本が違うから、どれだけ「好き」を伝えても平行線なのかもしれないなぁ" "それもまた良いなぁ(≧ω≦)vvvv" ってね(笑) さて、ここでペーターのエンディング小感想と参りましょうか。 【くじらEND】 …………。 ごめんんさい。私にはこれがどういうENDか、いまいち分かっておりません^^; 【ドア】に関して、それらしいことを言って。また、言われてはいますけれど、じゃあ、"エンディングとしては、だからどうなのかしら?" と自問自答してしまう内容で……。 う〜〜ん。わたし的には、「ENDリストで回収されるから集めてみました」という位置付けになっております。 【BEST END】 BESTは好き(≧ω≦)! アリスと一緒にいられるから。いいえ、それだけではなく。 アリスがペーターに想いを返してくれるから、この世界に色があること。 吹き抜ける風が柔らかなこと。 二人で食べる料理が美味しいこと。温かいこと。 これらのことを知れたペーターが幸せだったんです(T-T)vv 「あなたがこの世界に残ってくれるなら、その原因がどんなものであろうと、人であろうと許容できた」 「それなのに……、あなたは僕を好きだという。あなたが、僕なんか好きになるからです。 だから、僕はあなたを苦しめてしまう」 「あなたが……、僕を欲深にさせたんです」 「あなたに、代わる人なんていないわ」 「あなたは、私の特別なのよ。ペーター」 アリスの言葉を理解することは出来なくても、アリスが傍にいることに甘えてくれればいい。 彼女が傍にいる景色を自分に与えられたものとして、受け入れてくれればいいな。 アリスを幸せにしたかったけれど、その役割まで自分で担おうとはしなかった無私なウサギさんが、幸せを感じてくれることが、とても。 しみじみ嬉しかったルートプレイでございました(*´Д`)vvvv
エースったら、シナリオがすっごく面白かったです〜〜(*´Д`)vvvv うわ〜。何なのでしょうね。 ストーリー自体は、エースがユリウスを失って不調になってしまい、それはもう五里霧中になっているという。 途方もなく暗い仕上がりだと思うんです。 思うんですけれど、そこから溢れるエースの魅力から目が離せませんでした! エースが求めてくれる愛情が見たくて、先へ先へと読み進めてしまうルートだったんです。 あぁぁぁぁ。本当に面白かった……。(感嘆) あ。私の感想では「愛情」なんて書きましたけれど、シナリオ中、エースとアリスから見せられるのは、そんなキラキラとしたものではなくて、多分【共依存】。 でも、それが心地好いと感じてしまうのですから、そこはアリスが伝えてくれる魅力だったり、エースからけぶる魅力なのだと思います。 さんざ迷って辿りついたエースの自室。 そこで仮面を付けられ、視野を狭められながらのキス。 うぅぅぅぅ(≧ω≦)! このシチュと、おぼろげながら意味するところを汲み取ったときには、ぞわぞわと肌が粟立つのを止められませんでしたもん!! "あぁ、私って爛れているなぁ" と思いながらも、エースルートをプレイするに当たっては、そんな爛れた私で良かったと考えたりもして。 上記の口付けもさることながら、滝から落ちた後の。 肌にまとわりつく冷たい衣服をかいくぐって与えられる、エースの冷えた体温。 体の表面は冷えているのに、その芯には熱を呼び起こしてアリスを痺れさせるのですから……。 本当に堪らなかったですッッ(〃ノωノ)vvvv 「落ち着くよ、安心する。君に触れているときが、一番安心できるんだ」 「君が俺の手の中にいるって分かるから。 俺の腕一つでどうにでもできて……、いつでも……」 と、寸止めされる [ 14章 ] のエースのセリフや、 引きずり込まれて、落ちるだけ。一緒に落ちてあげるだけだ。 私には、引っ張り上げることは出来ない。そんな力はない。 「私達って、合わないわよね」 「……そうだね」 「でも、君を手放す気はないぜ? いなくなったら寂しいと思うんだ」 「いなくならないでくれよ? 俺、君がいなくなったら…… 狂いそうだ」 と、【BEST END】にて、冷たく斬り落とすようなエースの声色。 ここでですね、嗚呼、と思ったのです。 「エースには、彼を受け止めてあげられる柔らかな女性が似合うのに」というようなことをアリスは考えていましたが……。 当のエースはきっと、そんなことを望んでいないんだろうな、って。 救われたいなんて思っていないような気がしたんです。 ユリウスのことがなくても、もう自分の居場所。そして、落ち込んでしまっている自身を自分で受け止めていて、奈落に一緒に堕ちてくれる女性を求めているんじゃないかな、ってね(*´-`*) まぁ……、私が考えただけの穿った見方なんですけれど、うん。 だから、「余所者」という特別な存在であるからこそ、アリスを殺せないけれど。 アリスがアリスのままの感性でいてくれるから、エースの核になれたのだろう、って。 思っちゃった訳なのですよぉっ(〃ノωノ)キャー 「……あなたは寂しいのよ、エース。ユリウスがいなくなったのが寂しくて、落ち込んでいるの」 「……落ち込んでいるのよ。あなたみたいな強い人が、認めたくないかもしれないけど……。 あなたは、寂しいの」 「ユリウスの代わりにはなれないけど、傍にいてあげる」 「傍にいるわ」 「アリス」 「愛している」 「同情でいい。何でもいい。いいから……、傍にいてくれないか」 「……なんてね」 「……いいや。でも、愛しているなんていうのは嘘だ。俺は……、君のことが好きなだけだよ」 暗くて昏くて見えないエースの深淵。 そこに、ひたと寄り添えるのはアリスだから。 (面倒だけど、死んでもいいと思うくらい好きだと思っているわ) こんな風に終焉を受け入れて、傍にいてくれるアリスだからなんだよね(⊃Д⊂)! と、一人、ゴォォォォォ と感動が止まなかったエースルートでありました。 あぁぁぁ、本当に此処。 [ クローバーの国 ] で終わらせたくなくなります。 早く、『ジョカアリ』。そして、『ダイミラ』をプレイして、もっともっと【エース】を知りたい!! と願わずにはいられなくなる、彼の魅力がふんだんに詰まったシナリオでございましたよ〜〜(⊃Д⊂)vvvv
うぁあああぁぁ、甘酸っぱい(≧ω≦)!! うわぁ、初々しい! 面映ゆ〜〜(*´Д`)vvvv というようなシナリオをお求めの方には、是非に^^ とお勧めしたくなるルートでございました。 いやもぉ……ボリス//// うんうん、そうなんですよね。 ボリスルートって前作『ハートの国』の時もそうだったんですけれど、ずっごく【恋愛】してるんです。 (今、思い出してもボリスのVisiter編。狭間の空間でボリスがアリスのためにと考えるモノローグが大好き!) や〜、今作もとっても美味しい仕上がりでございました//// ボリスはですね、見た目からしてとても享楽的な猫に見えるのですけれど。 いえ、うん。実際、アリス以外のことに関しましては、刹那主義なのだと思います。 でもでも! アリスにだけは裏切るような真似ができなくて、欺くための嘘も付けなくて、本当に一途に見つめてくれるのですよぅ。 それがもぉ〜〜ッ、こそばゆいの(ノ≧∇)ノシvvvv (でも、そこが好き(笑)) まぁ、前作同様、【命】を軽く見ている描写がありまして、その上で発砲までしてしまう嫉妬イベントがあり……。 時間をシェアしたいんだと、軽そうに見えて、その実、アリスの心情を優先してくれるボリスの度量にはただただウットリするばかりでございました//// う〜ん、実際ですね。ワンダーランドの住人はアリスに甘いなぁ、優しいなぁ、ってしみじみ思うんです。 だって、誰も彼も アリスを否定するようなことを一切言わない。 例えば、「森クジラ」が現れて、その存在性に関してギャーギャー騒ぎ立てるアリス。 私はその流れを読んでいて、融通の利かなさに閉口してしまうシナリオだったのですが(ギャグ仕立てにしたいのだろうな、とは思いつつも、"しつこい" と^^;)、誰ひとりとして異議を申し立てないのですよね。 アリスが落ち着くまで、何度でも同調して言い返してくれる。 (「あれは森クジラなの?」「そうだよ、あれは森クジラだ」 「でも、あんなのが森にいるなんて変なんじゃないの!?」「変ではないよ。森クジラなんだから、いても不思議じゃない」 という感じで、ひとつひとつに対して、きちんと返答してくれるのでした) 特にボリスの場合、それを顕著に感じたのです。 ボリスの根本が享楽主義、自由主義、と私が感じているからなのでしょうね。 その彼がアリスに対しては、誠実であろうとして、彼女の意思を尊重してくれる。 「あんたが大好きなんだ。大切なんだ」と言外で感じさせてくれる。 そのことが、とても心地良かったのです(〃ノωノ) ふわふわもこもことした毛布にくるまれている時間。 あの時間帯からアリスの中に変化がもたらされ、 「あんたが一緒にいてくれるだけで、なんでこんなに幸せなんだろ。 おかしいよね。 俺、こんなキャラじゃないはずなんだけどな……」 こんな風なセリフを、染み入ったように告げられるまでとなったボリスが幸せでした(*´Д`) ボリスルートは、ワンダーランドの中でも、なるべく普通に(笑) 「一途に想ってくれる恋人気分を味わいたい!」とお思いの方にはピタリと符合するルートなのでは、とおすすめでございます〜(≧ω≦)vvvv (さらに余談。【ビバルディ&ボリス】イベントが大好きでした! 満面の笑みで「猫缶」をボリスに手渡すビバルディ。 その彼女のあまりに満足そうな様子を見て、 「……ボリス、ちゃんと食べてあげなさいよ? 捨てちゃ駄目よ?」 「うう……。分かってるよ……。あんなふうに言われたら、 猫として裏切れない……」 と、諦観込めた溜息を漏らしてしまうボリスが輝いていましたから〜〜vvvv (笑) ↑ この部分の杉山さんの言い方が好きで好きで、リピしてしまうくらい嵌まっております(〃ノωノ)!)
うあ〜、すごい! ピアスのような男の子を創り出してしまうRose様の才能 に、すっかり脱帽でございます(*´Д`)vvvv 最初はですね、正直、ウザったさから攻略を開始したのですよ^^ "う〜ん……、いくら保志さんボイスとはいえ、この子じゃあちょっと……" という気持ちでいたのですけれど、それがもぉですね! ストーリーが進むごとに、どんどん「ピアス」という深みに嵌まっていってしまいました(≧ω≦)! 本人や周囲が連呼しているように、本当に【馬鹿】なんです、ピアスって。 馬鹿な上に【汚い】【臭い】。 いえいえ、本人自身はいたって清潔な身なりの男の子なんですよ^^ 「衛生的」という意味では、他のキャラクターとなんら変わりなませんし、外見からの可愛さを堪能できますので、そこは安心してくださって大丈夫でございます。 が、そうではなくて……。 あれは、[ 9章 ] からでございますよね。 ピアスの【本職】を垣間見てしまったアリス。 そこから私たちプレイヤーも、"ああ成る程、「汚い」だの「臭い」だの。そして、「馬鹿」は、このことを指していたんだ" と納得するに至るのでした。 でもね〜! それだけじゃないんですもん!! あんなに難しい男の子の魅力を、じわりじわりと骨の髄まで沁みるように描いてくださるって、本当〜〜。 感動してしまいました(*´Д`)vvvv 前作『ハートの国』でも、エンディングはもちろん、それぞれ個々の魅力が炸裂しておりましたよね^^ でも……何て言いますか、こう……。 エンディングに辿りつく前のシナリオから、こんなに絡め取られてしまうくらいの「みっしり」とした。 逃げ場のない。 そんな泥沼と判っているのに、目を逸らせない魅力を創り出すのがお上手だなぁ、と惚れ惚れせずにはいられなかったのです。 (あ。その点はエースとも似ているかもしれません^^) 「馬鹿」だなぁ。「汚い」し「臭い」なぁ、と。 そうと分かっているのに、惹き寄せられてしまうピアスが大好きでございました(≧ω≦)vvvv 本作のピアス初登場というシナリオだけでも、これだけ唸ってしまったのですから、「ピアス」という男の子がアリスにきちんと認識された上での、恋愛ってどうやって進められるんだろう(*^-^*)! ーーと、早くも『ジョカアリ』の移植が果たされないかなぁ、と楽しみに感じてしまったルートでもございましたvv と、そんなピアスにはエンディングが2種ございましたので、以下はエンディング小感想でございます。 【二人の城END】 これって、本作品からの追加ENDで良いのでしょうか? ピアスルートをプレイしていると、度々目にする単語から発したエンディングでございましたので、"うわ〜! キターー(≧ω≦)vvvv" と喜んでしまう私がいました(笑) 望まずと言えども絡め取られそうになって、ハッと意識を取り戻しつつ。 やっぱりピアスには逆らえなかったアリスの姿が好きです(*^-^*)vv 【BEST END】 これは(;゚д゚)! 「最後のプレゼントが気にならない人はいるのか!?」というオチでございましたね〜。 「気になる。気になる。気になるよう」 と、ピアス風味に言ってしまいそうになります(笑) もちろんvv そこ以外は、「嫌われたくないから、どこまでやったら嫌われるのか知らないといけないんだ。俺、賢くないから」という感じで流れていく展開にドキドキしてしまいました(〃ノωノ)キャー! ピアスの【馬鹿】な部分が、こんな風に甘くなってしまうなんて……。 いやもぉ、生唾を呑み込んで堪能させていただきましたよ〜vvvv (笑) ゴーランド、ユリウスを排しての、新キャラ・1人目「ピアス」。 予想に反してとっても×2、楽しんでしまったルートでございます! Rose様ったら、本当に素晴らしかったです〜〜(*´Д`)vvvv
ナイトメア〜〜! あなたってば、どうしてこんな扱いなの(T-T)!? と、メア様のためにむせび泣きたくなってしまったルートでございます。 や〜、だってもぉ……。 アリス自身がですね、後ろ向きな性格なのは知っておりましたし、口が悪いのもデフォですよね。 けれど、いつまで経っても 「時計塔が」「時計塔が」「ユリウスが」「ユリウスが」ばっかり(>_<)!! 懐古趣味なのは結構なことですが、私がプレイしたかったのは【ナイトメア恋愛ルート】であって、彼をないがしろにして(← 罪悪感は感じていたようですけれど、それが一体何の免罪符になるというのでしょう)、本作のヒロインであるアリスが、ず〜〜っと他のキャラクターを偲んだままという設定は面白くありませんでした。 おまけに、本作で新しく登場したグレイに見せ場を多く作る必要があったからなのでしょうか。 これまた、ナイトメアの自ルートであるはずなのに、アリスがグレイばかりを持ち上げる言動をしてくれますので、"う〜ん、どうしてこうなんだろう。私はナイトメアを幸せにしたいのに(;´Д`)" と、歯がゆく感じることが多かったのです! ナイトメアに寄り添いたくてプレイをしているのに、それがプレイヤー側には報われない内容 って、一体……orz あ。そうは言いましても、ナイトメアの【BEST END】は、きちんと両想いになっておりますから安心でございますよ^^ 但し……。 "一体、いつ貴女がメア様になびく描写があったの?" と訊きたくなるくらいの、【いきなり】な両想いですから、消化不良と言えば消化不良。 けれど、ナイトメアのためには "結ばれるまでが本当に長かったね〜(T-T) おめでとう!!" と、祝福してあげたい展開でございました。 メア様からは、すっごく一途なアリスへの愛情を感じまくりで、私なんかはウットリしていたのですけれどね。 分かりやすくグレイに嫉妬する姿も好きでしたし、頑張って格好つけて(笑) 塔のテラスで申し込んでくれたシーンも好き^^ うなされる夢を見ては飛び起きるアリスを毎夜、なだめてくれる姿。 果ては、気づけば隣で眠ってくれている安堵感。 後は、アリスの愛情を得んがために通院しようと一念発起する場面も、もちろんですよね(笑) 中でも一番好きだったのは、【断られると承知していて】申し込んでくれた夕暮れのシーン(*´Д`) あそこからはもぉ! 本当にアリスだけが好き、という感情が伝わってきて〜〜(⊃Д⊂)vvvv それなのに、アリスったら……!!(以下略(笑)) というところで各エンディングへの小感想ですがーー 【BEST END】 ここでようやく、想いを実らせることが出来たメア様。 本当におめでとうございます〜(≧ω≦)vvvv 「永遠に傍にいる」 この言葉通り、ずっとずっと寄り添っていける二人だといいな、と喜ばしく眺めておりました(*´Ω`*) 【時計の音END】 これね〜。これですよ(T-T) 私自身、確かに前作『ハトアリ』ではユリウスが好きキャラ3位の中に入っております。 けれど、本作で攻略しているキャラクターを押しのけてまで恋愛したいとは思っていないのですよ。 その時のキャラクタールートでは、そのキャラクター自身を幸せにしてあげたいし、幸せになって欲しい。 おまけに【BEST後】に開く、という設定もね……。 "え? 何? こっちのエンディングの方が特別なの?" と思えてしまうところが嫌……、と言いますか、ナイトメアにとって切なくて寂しいですorz しかも、エンディングの内容自体もいわば「砂上の楼閣」だなんて(>_<)! OPEN条件も、内容も、ナイトメアへの裏切り感も。 何もかもが相まって、私的には祝福できないエンディングでございました……。 以上! ナイトメアのルート自体が不憫で仕方がないと感じた本作ですので、次回作以降は、どうかどうか。 ナイトメア本人がアリスに選ばれて、想われて、幸せでありますように、と祈っております(´人`)
「OK, Are you Ready?」「HE●L DRAGON!」「ya!」 あぁぁぁぁぁ! いやもぉ、本当にごめんなさい! もうしません、許してください〜〜!! ーーと、泣いて謝りたくなるほど、中井さんボイスで愛を語られることがこそばゆくて(気恥ずかしくて)堪らなかったです(〃ノωノ)! (もぉ〜〜。 低音美声であれこれ言われると、照れくさくって&逃げ出したくなって。ついつい、某・戦国武将爽快アクションゲームの筆頭ボイスを脳内再生して誤魔化してしまうくらいでした(笑)) なんて、めちゃくちゃボイス的には地団駄踏んで、尚且つ輾転反側してしまう程、萌え転がってしまったグレイさんなのですが……。 「じゃあ、シナリオも良かった^^?」と訊かれると、「う〜〜ん(;´Д`)」と小首をかしげてしまいたくもなり。 つまるところ…… ごめんなさい! 私はあまり好きではありませんでした(>_<)! 以下、グレイルートへの消極的な感想文が続きますので、グレイさんをお好きな方は回避推奨でございますm(_ _)m ↓ ↓ ↓ いえいえ。「好きではない」と申しましてもグレイさん本人が。という訳では決してありませんよ。 それはまぁ……個人的には、グレイさんをワンダーランド住人の中では [ 優しくて素敵な大人の男性 ] として描こうとしてくださっている結果。 彼本来の個性が潰されてしまっているんじゃないかな。勿体ないな。 とは思いました。 (だって、ナイトメアルートのHOME友情イベントでのグレイさんの方が格好良かった! と感じてしまったので〜〜(;´Д`)) けれど、その特性を生かしてくださるはずのシナリオが何故に…… 「恋人にならなくても良いから、遊んでちょうだい」 的なことから発展してしまうのか。 あの不透明な感情で盛り上がるには、私自身が枯れすぎていたのでしょう。 いくら自分に自信がない後ろ向きな性格とは言え、そんな始まりを期待してはいませんでした。 アリスが不誠実なように思えますし、グレイさんもいつ、あんなにアリスに惹かれていたのでしょうね? それとも、好感を抱かれるのは【余所者】の特性だから、説明は省略しているのかしら?? でも、 「ごっこ」「ごっこ」「ごっこ」「ごっこ」って! そんな否定感情で最終章まで引っ張られても、盛り上がれないよ〜〜(⊃Д⊂) ーーという感想で最後までプレイしてしまいました。 内容的には、前作『ハートの国のアリス』でのブラッドルートとも似ているのかな? とも思いましたけれど、ブラッドほど明確なマイナス部分がある訳ではないグレイに対して、どうしてあそこまでネガティブなストーリー展開にしたのか。 (ブラッドマイナス部分:アリスの元恋人との酷似) 同じネガティブでも、例えばグレイ自身に焦点が当てられているシナリオだったら、もっと違ったのかな、とは思います。 今作で新登場のピアスは、ピアス自身の生業が軸になっていたので読み進めていてとても楽しいと思えましたし、その後の展開をもっと知りたい、とも素直に思えました。 でも、グレイルートの中心は [ アリスの心情 ] なんですもん。 "こんなにグレイは落ち着いていて、素敵で格好良いのだから女性の影が無いわけがない" "こんな卑屈な私が好かれるはずがない" "それなら偽りの仲でも構わないーー" みたいな^^; 挙句にグレイから向けられる好意の数々を、まるきりスルーで(正面から受け止めることなく)最終章まで突き進むのですから、も〜〜〜(>_<)! グレイのシナリオは Rose様的に、[ 両想いから始まらない背徳感からのドキドキ(肌色シーン含む)] とか。 [ アリスを受け止め続けるグレイの優しさ&大人度 ] とか。 そういうことを描写したかったのかな? そうなのかも?? とは思うのですけれど、ごめんなさい。 私には合わないストーリー展開でございました(´人`) ということで、 "肝心のグレイルートでこんなアリス側からのドロドロを見せられるだけだったのなら、あれだけ彼が褒めそやされて描写されていたナイトメアルートで。 それこそ、ナイトメア本人にもっともっと優しくしてあげたかったよぉ(>_<)!" と感じてしまったプレイは終了。 以下、グレイさんのエンディング小感想へと参ります(*´Д`) ↓ ↓ ↓ 【打ち上げEND】 う……。 否定的な感想は終えたはずなのに……ごめんなさい! 新規エンディングだと言うのに、このENDもあまり好きではありません(;´Д`) 同じ言い訳の繰り返しになってしまうのですけれど、グレイさんから寄せられる好意を幻想的なものと捉えるだけで「このままの関係でいい」と一人ごちるアリスが好ましくありませんでした。 "どこまで自分の卑屈さに酔っているのかorz " と、私が感じてしまったためです。 が、本来はもっと雰囲気を楽しめるエンディングなのだと思います(´人`) 【BEST END】 このエンディングでも明確な幕引きはされませんでした。 ただ、大人めいたセリフの応酬があって、その後恋人になれたんだ、と推測できるナイトメアからの言葉があってーー。 その時のしれっとしたグレイさんが、彼のシナリオ中、一番輝いている! と思っております(≧△≦)b★ 最後の最後でようやく(私の)溜飲を下げられたんだよね? と、自分に尋ねてしまったエンディング(笑) 要は [ グレイさん本人としての見せ場が少ない ] と感じてしまったグレイルート。 彼の魅力は次回作でゆっくり&じっくり楽しめるといいなvv、と思っております(*´Ω`*) 以上が、キャラクター小感想でございました。 よりによって最後のキャラクターで否定的な内容となってしまい申し訳ございません(>_<) まだまだ未熟者でござりまする〜〜orz ですが! 総体的には、本当、楽しんでプレイをさせていただいたんですよ(*^-^*)vv "う……、このシナリオはいまいち^^;" と部分的に感じはしましても、やはり全体を俯瞰しますと【ワンダーワールド】の世界観はとても好きでございますし、刹那的で殺伐とした世界を生きている住人たちからのヒロイン・アリスへ向ける愛情を感じられると、そのギャップが心地好くて堪りません! 但し、今作はアリスが初めての【引越し】を体験する中で、初めての【別れ】も経験しておりますので、前作以上に暗く引きずっているシナリオが見られ……。 "もう少し、[ 今、ここにいる ] 彼を見てあげようよ!" と感じたことも確かでございます。 が、前向きなアリスはもはやアリスではありませんし(笑)、明朗とした彼女ならワンダーワールドへ連れ去られることもなかったはず。 ですので、"うんうん。こんなもんだよ、アリスちゃんてばさ。卑屈な・ん・だ・か・ら(≧△≦)bvv" と、デコピンする仕草で自分を煙に巻きました(笑) アリスの陰気&根暗な部分。 攻略キャラクターへ辛辣な態度を取っても、反省の少ない部分。 それらのアリス像が苦手な方には、それらの部分がパワーアップしている本作をお勧めすることは出来ませんが。 『ハートの国』でワンダーランドに愛着を持ち、『クローバーの国』での別れを経て、一度は不安定な情緒になりながらも、やはり自分にとってこの世界が大切なんだと改めて知る。 そのアリスの安定感を持った次回作『ジョーカーの国』へ繋がるクサビ部分が今作でございますから、フルメンバーが集う『ジョーカー』のためにもvv (ピアス、グレイはそのままに、ゴーランド、ユリウスが帰ってきます(≧ω≦)!) アリスが「彼」の傍にいられる幸せを見つけてプレイできる "四季" を目指して、新規プレイの方でしたら興味深く進めることが出来る内容だと感じております(*^-^*)vvvv |
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(2015.02.07 UP) |
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