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乙女【感想】目次 | 『ミラアリ』攻略 | 『ミラアリ』紹介 |
ダイヤの国のアリス |
〜Wonderful Mirror World〜 |
◆ 今現在、『アリス』シリーズの【ダイヤの国】以降の展開を望めない状況である、ということから、【ワンダー・ワールド】における世界観を忘れないように書き出しておきたくて、いろいろ恋愛関連以外にもネタバレ要素を抜き出しています。 ネタバレ嫌悪される方は、本ページそのものを回避なさってください。 ◆ また、わたし個人が【ダイヤの国】の攻略キャラよりも、【ハートの国 / クローバーの国】で出会っている既存キャラを愛しておりますためーー、 本感想ページ自体が否定的な感情で打ち込まれている部分が多々あると思います。 そのため、気分を害されそうな方も同様に、本ページそのものを回避されるよう、お勧め致します。 (もちろん、新規キャラに関しましては、その限りではありません) |
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◆ 前作『ダイヤの国のアリス 〜Wonderful Wonder World〜』の続編。 「紹介」ページにも記載しましたが、前作のヒロイン・アリスと今作のヒロイン・アリスは【軸違いの別の存在】とも呼べるような扱いとなっており、 [ 一人のアリスが、異なる体験をする if ストーリー ] という内容ではなく、[ 別々のアリスが、それぞれ異なる体験をしている ] 作風。 ◆ 前作の感想ページでも書きましたが、[ 本作に登場する「彼ら」を最愛とするアリスを許容できるかどうか ] 、がプレイする上での要になると思います。 新しい国での「彼」を想って、アリスの覚える恋愛感情に共感するのか。 それとも、これまでの国の「彼」を偲んで、不平のひとつもこぼしたくなるのか……。 きっと、どなたも一概には言えない部分だと思います(´人`) ◆ 前作『ダイアリ』では、【ダイヤの国】イコール【過去の国】とは言われていても、実質、私たちが知りたいような攻略キャラクターの [ 過去そのものが描かれる訳ではなかった ] と感じました。 (普通に、少し若い「彼ら」と恋愛している感覚) ですが、こと本作、『ミラアリ』は全然違って! メイン攻略キャラクターの【過去】そのものが描かれています(≧ω≦)!! 凄いんです〜(*´Д`) " うわわわわ! 何で、もうこれ以上のシリーズ作品を望めないの〜〜(T-T)!! " と思ってしまうこと請け合いですから! 本当、【ダイヤの国】以降の、 ライター様が描いてくださる、アリスとジョーカーの決着。 その上での「彼」との愛情の行く末。 それらが気になって仕方ありません! こんなにも、ひとつの世界を突き詰めて考えられる、創造できるなんて素晴らしい! と心酔する他ありませんでした〜〜(*´Д`)ウットリ ◆ さて、[ Wonder ] にしろ [ Mirror ] にしろ、『ダイヤの国』作品で 【ワンダー・ワールドは「軸」という概念と共に横に広がっていく世界】だということが判明した訳ですが、 本作のユリウスが言質をくれました。 「だが、通常、同じ時間は重ならない。 軸をまたいで引っ越せるのは、おまえが余所者だからだろう」 ーーということは……。 本来、【軸A】に住む「住人A」は、軸違い【軸B】に「住人A-2」として存在するが、「住人A」が「住人A-2」の世界に引っ越すことはない。 つまり、 「住人A」は時間を先に進もうが、後に戻ることになろうが【軸A】の中の国々で [ 引越し ] をし、同様に、 「住人A-2」も【軸B】の枠組みから外れることはない ということで良いのですよね? んと、図解すると、 【例】
こんな感じ? マンションで考えると、2階の住人は2階でのみ各部屋を行き来できるが、1階や3階へは行けない、みたいな?? 感じかと??? だからきっと、元々アリスが暮らしていた【ハートの国】からクリスタやシドニーは弾かれていて、【軸A】上のどこか別の国に暮らしていたのかも。 確か……、緒編『ハートの国のアリス』でナイトメアが「自分の領土?に帰れば口うるさい側近がいる」とか何とか言っていましたよね。 【軸A】上の【ハートの国】ではナイトメアが弾かれている存在だから、夢の中でしか存在できなかった。 けれど【軸A】の中で、次は【クローバーの国】に引越したから、ナイトメアは常に存在できるようになった。 ですから、【軸A】の中に本来は【ダイヤの国】もあるけれど、きっと、【軸A】のシドニーとクリスタはアリスのことを知らないのでしょう。 だって、本作でアリスが弾かれてしまったのは【軸B】の【ダイヤの国】なのですから。 でもきっと、もし『ダイヤの国のアリス』以降の作品でシドニー&クリスタが【軸A】上で登場するとすれば、「住人の記憶は共有していないが、感覚は共有している」とか何とか説明があって、朧にでもアリスへの愛着を感じた……のかもしれません。 いや、でも、それもありませんね。 【軸B】の【ダイヤの国】の住人はアリスへの愛着がゼロで始まりましたもん。 う〜〜ん、難しい。ややこしい。 きっと【軸A】上にも【ダイヤの国】はあるけれど、そこにアリスが弾かれるだけでは、もう軸Aの時間の流れに乗っている訳ですから、やっぱり住人の【過去】を知ることは出来なかったのでしょう。 ですから、軸をまたいで【軸B】の【ダイヤの城】に行く必要があった。 …………。 う〜〜ん、やっぱり難しい(;´Д`) ーーという訳の分からない状態になってしまいましたので、各キャラクターへの感想に参りましょう!(笑) (「ダイヤの国のアリス」のアイコンに使用されている画像の著作権は、アートムーヴ様に帰属します。 また、cv. の敬称は略して記載させていただいておりますm(_ _)m)
◆『ミラアリ』プレイ順として、「ボリス → エース → グレイ → ナイトメア」で攻略してきましたが……。 ごめんなさい。次のグレイの項目でも、同じように叫んでしまうと思います。 プレイが辛かったよ〜〜〜(T-T)!! ◆ うぅぅ。でも、違うんです。前作『Wonder』のようにアリス自身が冷遇されて、といったことに起因する耐え難さでは【一切ありません】。 アリスを迎え入れる駅の領主として、ナイトメアは最初から砕身してくれましたから(*´Ω`*) そうではなくて、 どうして、いちいち【クローバーの国】のナイトメアと【ダイヤの国】のナイトメアを比較する かなぁ(⊃Д⊂)! という連綿と続く描写に泣きたくなってしまったのです。 うん。次に述べますグレイでも同じ辛苦を味わいました。 文章を読み進めるのが本当、辛かったですもん(T-T) ◆「全く同じ「彼」ではない」、と作中で言われつつも、やっぱり私にとってナイトメアはナイトメアだし。 どちらにも、それぞれの魅力を感じます。 と言いますか、ぶっちゃけ私としては、これまでの国を経てきたナイトメアの方が好き。 「方が」好き、というのは私自身の好みで、勿論、ダイヤの国のナイトメアだって好きです(*^-^*) ただ、【より以上】という好みとして、どうしようもない部分でありまして……。 と釈明が長くなってしまいましたが^^;、あれです。 個人的に。 作中で、「この世界には『時間』が溢れていて、過去とか未来とか。意味はない」というような文章を割合よく目にするのに、アリスがダイヤの国のナイトメアに思うことといったら 「子供(ガキ)ね」 と言い捨てる、と言いますか、一刀両断するものが非常に多くてーー。 これまでの国のナイトメア好き、と思う私でさえ、" いやいや、何でそこで言い切っちゃうかな。もうちょっと、こう……。愛情込めようよ! " と感じること多数でした^^; ◆ う〜ん。確かに『ハトアリ』や『クロアリ』でも品行方正なヒロインでは【決してありません】でしたけれど、今作では、いちいち「感情を素直に表現できない故」の憎まれ口が目についたんですよね(>_<) きっと、受け皿となる住人の温かさが違うからかな、とは思いました。 これまでの国ではアリスが皆から好かれているのが当たり前の環境でしたから、捻くれているアリスの言動も、その温もりの中でそのまま受け止めることが出来たのですけれど。 『ダイヤ』編では、アリスの【余所者】の恩恵が薄くなり、容易に敵意を向けられるし、殺気だって浴びせられる。 で、その彼らがようやく歩み寄って来てくれた〜(T-T)vv と、私が感動している中での憎まれ口になりますので、「この期に及んで まだそれか(;゚д゚)!」と、正直、辟易してしまう……。 つまりは、そのまま流せない心情になってしまったんだろうな、と自己分析した訳です。 まぁ、素直になってしまったら、それは【ワンダー・ワールド】に引き込まれたアリスではなくなってしまうんですけれど(笑)、それにしても斜に構えた意見が多いなぁ、と^^; あ〜。今思えば、遅々としてプレイが進まなかったのは、アリスの「素直じゃない部分」にも一因があったかもしれません。 ◆ それにしても、ナイトメアルートのシナリオは、確かに辛かったんですけれど、" これまた、なかなか無いシチュだよね〜(*´Д`)" と感心もさせていただきました。 だって、アリスの夢の中で邂逅する 二人のナイトメアから想いを寄せられる んですからね(≧ω≦)! ツインズのように [ 双子 ] という免罪符がある訳でもありませんし、単純な過去と未来の [ 同一人物 ] という訳でもありませんし。 いや、なかなか味わうことの出来ない恋愛ストーリーでした(*^-^*) ◆ 本作のナイトメア感想に入ります前に、ナイトメアルートそのものへの結論を言わせていただきますね。 (最初にぐちぐち言ってしまいたいので^^;) いちいち、事ある毎に塔領主のメア様と、駅領主のナイトメアを比較しすぎです(>_<)! クローバーの塔領主のナイトメアが達観している部分があったとしても。 それは、これまで過ごさざるを得なかった、無窮の時の中で培ってきた彼の処世術です。 それを、駅領主のナイトメアを持ち上げるためだと分かってはいても、マイナスのようにアリスが感じている描写は、気持ちの良いものではありませんでした。 そして、アリスが作中で「駄目駄目」と連呼するほど、プラス要因が無いほど何も出来ない塔領主だった訳では無いと擁護したい(;´Д`)! また、駅領主のナイトメアにしたところで、その言動に対して「ガキね」と言い捨てるのは、当然、気分の良いものではありませんし、若く経験の乏しいことは非難の対象にはならないと個人的に思います。 両者を【夢魔】という特質を活かして、軸違いでも登場させたという部分はさすが(≧ω≦)! と思いましたが、片方を貶めて、その分、もう片方を持ち上げる、という描写以外に手法は無かったのかな……。 と感じずにはいられませんでした。 いえ、それが一度だけならまだしも、両者が登場する章では毎回のように挟まれるというのがーー。 どちらにとっても心が痛くて仕方なかったのです(T-T) ……………………。 このようなところでしょうか。 さて^^ 以下よりは気を取り直して、本国のナイトメアのために愛情込めて感想を打ち込んで行きますね! ◆ [ 2章 ] 。のっけから、すみません^^; 塔領主のメア様のために嬉しくなってしまった会話です。 ジオラマルームにて。 「それにしても、君は、私が現実でも浮けることを知っているのか。夢の中なら、いざ知らず」 「見たこともあるのか? 実際に?」 「ええ、あるけど。それがどうかしたの?」 「いや……。君の知っている私は豪気なのか、それとも 余程君を信頼していたのか、 どちらかと思ってね」 それはもちろん〜〜(≧ω≦)!! と、心の中で叫んでしまいました(笑) ペーターを契約を交わしたということもあるのでしょうが、本当、メア様ってアリスのことを気に懸けてくれる存在ですもん。 嗚呼。これまでの様々な情景を思い出すと、嬉しくてうっとり(*´Д`) ◆ [ 5章 ] 。軸違いの住人のルールについて、夢の中で塔領主のメア様が教えてくれます。 「ルール上、同じ軸の上に、同じ人物が存在することは有り得ない。 夢の中でなければ、私達だってこんなことは出来ないさ」 ふむふむ。【夢魔】に限っては、 [ 同時存在のルール < 夢魔の特性 ] が優先される のですね。 となれば、【ダイヤの国】のナイトメアが、夢を通じて今後の作品に登場する、なんて状況もあったかもしませんね^^ (同時存在のルールに関しては、『ダイヤ』編だけでも様々な例外がありますから、その特性をいいとこ取りすると、ますます今後の作品の幅が膨らみそうで。 そして、同じだけ煙に巻かれてしまいそうだったな〜、と思ったりしてしまいます^^;) ◆ [ 9章 ] 。駅領主のナイトメアが、友愛対象から徐々に、恋愛対象としてアリスを見てくれるようになった、と感じられる段階はひたすら嬉しかった(*^-^*) アリスの夢の中で、塔領主のナイトメアとかち合いすぎるので(笑) 「……同じ自分とはいえ、図々しすぎる。君はもう切り離された時間の存在で、 しかも今の時間には、私がいるというのに……」 「……印象ではなくて、状況だ。君達がそこまで密接に繋がっているとは思っていなかったからね」 うふふふふふ^^ 美味しい展開〜〜vvvv ◆ 同じく [ 9章 ] 。余所者が【駅】に滞在するという意味、をナイトメアが教えてくれます。 (もちろん、駅領主のナイトメア) 「君は、この無数にある道の中から、一つを選ばなくてはいけない」 「……余所者はそうしなければ、ずっと駅に居続けることは出来ない。それを、伝えたくね」 それは【ワンダー・ワールド】にいる限り続く選択なのでしょう。 「どの国を選ぶのか」「どちらの軸を選ぶのか」そして、「どちらの【世界】を選ぶのか」。 【駅】に居続けたいと思うのであれば、全ての道をふっ切って駅に永住する覚悟が必要ということ(´人`) ◆ [ 11章 ] 。またも、アリスの夢の中でかち合う二人のナイトメア。 ここでは、塔領主のナイトメアが居残ってアリスに【役持ち】のことを教えてくれる役目を果たします。 「トラウマか……。君ももう気付き始めているんだろうな……、私にも過去はある」 私は徐々に気付き始めていた。 この世界には時間がなく、世界そのもの、住人そのものが時間。 ダイヤの国で分かったように、軸さえ変われば彼ら自身を変えるような不確かなものだ。 それなのに、役持ちの彼らは根本的なところ、性格などの本質は変わらない。 苦手なものや、性質を変える大きな部分は、周囲の顔なしの面子が変わろうがぶれない。 ぶれない「時間」が彼らの中にあり、それはいくら他の時間が変わろうが動かしようがない。 つまり、この世界の外に過去があるのだ。 ……私と、同じように。 彼らの「過去」は、枝分かれとループを繰り返す「駒」になるより前にある。 無限に広がり続ける「時間」になる前に。 えっ! ってことは、【役持ち】全員が元・余所者ということ(;゚д゚)!? え〜〜。それって、切なくないですか(;´Д`)? アリスが入り込んでしまった【ワンダー・ワールド】は、ファンタージェンな不思議の国なんかじゃなくて、現実世界と切り離せない関係性にある、ってことですよね。 何だか……一気に、夢の国から突き落とされた気分に……orz う〜ん。根本が暗いのも本シリーズの魅力のひとつですが、一人くらい暗い過去も何もなくて、生粋のファンタージェン思考のファンタージェン出身な役持ちがいてもいいと思うんですけどね〜(;´Д`) 個人的には、【役持ち】の半々が元・余所者と原住民という構成の方が好ましいです。 (けど、そうすると役持ちの【濃い】という存在設定が矛盾しちゃうのかな〜(>_<)??) ◆ [ 12章 ] 。 うふふふふふ^^ 【仲が良い】ながらも、友愛と恋情の境い目が曖昧な二人。 湖へ行き、気を失ってしまったアリスの傍にずっと控えていたナイトメアが、思わぬ行動を起こしてくれました//// でも……、 「せ、背中が攣った……っ。な、慣れない体勢をとったものだから……」 「ぐぐ……っ、い、痛い……。なあアリス、これは、 起き上がるにはどうすればいいんだ……?」 知りません(笑) 嗚呼もぉ。本当に「決まらない」ところが素敵だなぁ、ナイトメアって(*´Д`)! ◆ [ 15章 ] 。高級新型車両のセレモニー準備のため、忙殺されているナイトメアを気遣って、アリスが構内のモールに誘います。 そこで、ナイトメアが趣味としているアロマエッセンスを扱うお店へ入店した際、「恋に効く香り」イランイランの瓶を手にしたアリスへ、 「いや、私も嫌いではないが……。 君がその香りを纏っていると、その……、他の男が寄りついてくるかもしれないだろう?」 「それに……。 私も、惑わされてしまうかもしれない」 〜〜〜〜〜〜(≧ω≦)!!!! なんて可愛いの、ナイトメアvvvv 嗚呼。【夢魔】であるからこそ、顔なしからも畏怖の対象になっているナイトメアに、ここまで心を開いてもらっているなんて……! 感極まってしまいました(*´Д`) ◆ 同じく [ 15章 ] 。 はあ。 これはきっと、私は同章で上記のように感動した後だから余計に受付けなかったのだと思います。 次に述べますアリスが、本当に苦手でした(;´Д`) モールで楽しんだ後、「次の夜の時間帯になったら、話がある」と、どこか緊張した面持ちで告げたナイトメアと、実際、夜になった際の会話。 「アリス。私は……、もしかしたら、君のことが好きかもしれないんだ」 「……はい?」 聞き捨てならないのは、その内容。 「何なのよ、その『かもしれない』っていうのは?」 勢い込んで告白したのかと思えば、可能性の話。 ……気持ちも定まらないまま告白するとは、それに臨んだ私より酷い。 (大文字は原作まま) ………………。 すみません、以下、暴言を吐きますので、お嫌な方は回避なさってください。 ↓ ↓ ↓ では。 はあ?? 何、上から目線で言ってくれちゃってるの、アリスってば(;´Д`)! 自分自身は(駅領主)ナイトメアのことを、「家主」とか「友人」とかいう言葉で誤魔化して、散々、ここまで答えを出さずに恋愛感情を引き延ばしておいたくせに、ナイトメアからの告白にはダメ出しとか!? ナイトメアがここまで言ってくれただけでも、すごい勇気の要ったことだと思うのに、【軸】への滞在や【国】への滞在で、ナイトメアの采配在りきで悩めている身上のはずなのに、素敵なご感想ですね(*^-^*)キラン と、ついつい思ってしまいました。 まぁ、【軸 / 国】への迷いは、『ダイヤの国のアリス』という作品に下された命題ですので、それをあげつらってしまったら終わりなのですけどね^^; でも、いくらアリスのヒロイン像が「斜に構えている勝ち気な女性」としても……。 う〜〜ん。 個人的には、弱々しく、でも真剣に打ち明ける場を設けてくれた、せっかくのナイトメアの真情をツッコミの対象にして欲しくなかったな、とシナリオに対して思いました。 実は、ここで一旦、PSPの電源を落としてしまい、翌日までプレイ再開する気になれなかったくらいですorz ◆ そして、更に [ 15章 ] 。 私の感想ままで終わってしまうのは、アンフェアというもの。 実は、上記には明るい展望の続きが用意されておりまして、そこでようやくアリスは素直に恋心を認めるのでした。 ここから先は、駅領主のナイトメアに一途なアリスの姿を見れますので、ほっと安堵できると思います^^ ジオラマルームで、上記の会話をしていた二人でしたが、想いが実りましたので、アリスから更に繋げます。 「……部屋に、戻る?」 「そ、それは、アリス……っ。あ、あの……っ」 「まだ夜だし……。 不埒なことをしてしまうかもしれない」 はぅあ〜〜〜(*´Д`) ここできっとアリスは名実ともに、ナイトメアの最愛の女性になったのでしょう。 ここで ひとつ。 更に、余計なお世話の私の感想を置いておきます。 [ 大人向け ] 内容を含む感想ですので、自己責任でどうぞ。 「きっと、この軸のナイトメアの「初めて」の女性はアリスという印象を受けています。 それは、とても素敵なことですよね(*^-^*) 【夢魔】として恐れられている男性が、好きな女性を掻き抱ける幸福感は、きっと得難いものだと思いますから。 けれど、塔領主のナイトメアの場合は、どうだったのかな? と邪推してしまいました。 塔で恋愛ENDを迎えた際、きっと彼は初めてではなかったと思いますし、ということは既に相手の女性がいたということになります。 けれど、普段は畏怖の対象であり、敬遠されているナイトメアに体を開く女性というのは、それだけでナイトメアからも好意を寄せられそうな展開ですよね。 あ、でも。見た目の麗しさだけで、惚となっている女性も確か、『ジョカアリ』のデートイベントで見ましたから、正体を知られずに……という状況ならあり得るのかもしれません。 けれど、それではあまりにナイトメアが報われませんし、やっぱり最終的にはーー。 塔領主のナイトメアの(数少ないであろう)その行為も幸せなものだといいな、と願ってしまうのです」 以上です。お目汚し、大変失礼致しました(´人`) さて、ここから先は [ 湖におけるジョーカーとの決戦 ] 、という共通イベントとなりますため、各種END語りへ参りますね。 ★【エリオット / お客様END】 [ エリオット / 2章 ] にて、 「……確かめに来たのは、あんたのことだ」 「俺はさっさと見極めたいんだ……、 あんたを殺すか、生かしとくのか」 「どう、して……?」 「教えときたかっただけだ……、まだもう少し、様子をみる必要がある。 今は何もしないから、帰っていいぜ」 という会話の後、数時間帯を経た結果、 「アリス、俺は……。俺は、やっぱりあんたのことは殺さない」 「ブラッドはあんたに執着とはいかないまでも興味を持っているから……、不安材料になる。 だったら、今の時点で殺しちまったほうがいい」 「後でブラッドが怒ろうが、あいつの身の安全のほうが大切だ」 「必要がありゃ躊躇わねえ」 と、アリスに告げたエリオットに胸が熱くなりました(≧ω≦)! 「不安材料」云々と言いますのは、アリスが帽子屋屋敷に親しく通うので、まだ若い勢力として敵が多いブラッドの弱味になってしまうことを指しています。 そして、いつも「ブラッド、ブラッド」と慕う至上主義の彼が、本当にブラッドのためになると判断したことであれば、彼の怒りを買うことも辞さない。ただ、主君に甘いだけのNo.2 ではないんだな〜(*´Д`) と示したところに痺れてしまったのです//// デカワンコ系お兄さんの顔のエリオットと、酷薄な面のエリオット。 【ワンダー・ワールド】の住人の彼らは皆、アリスに向ける顔と、その他へ向ける顔の二面性を持っていますが、それが一様に格好良いなぁ、と惚れ惚れせずにはいられません(≧ω≦)! で、上記のエリオットと仲良くなった顛末としては、帽子屋屋敷で行われるアリスを主賓としたガーデン・パーティーの様子が描かれていました。 その中の、最高のオチ。 (!? ま、まさかのオレンジ・オン・オレンジ!?) が大好きです! いや〜、本当に眩しいくらいの笑顔だったよ、エリオット……(笑) ★【エリオット / 危険人物END】 きゃ〜〜! ギャ〜〜〜(≧ω≦)!! エリオットの、 ロップイヤー風 メガネ姿!! しかも、上半身はだけ仕様(*´Д`)!!!!(笑) エリオットがシリーズ通して常に最愛組に入る私にとっては、至高のイベントでした//// しかも、アリスへの異性としての意識ゼロかと思われたENDで、 「男と女だろ……、どんな関係でも意識すんのは必要だぜ? 俺みたいな男相手なら、特に」 という美味しい展開(≧ω≦)! Rose様、ありがとうございます!! とってもとっても、ご馳走様でした〜〜〜(〃ノωノ)vvvv ★【ジオラマ風景END】 なんと「12時間帯」!も解熱しないナイトメアと、夢の中で約束するEND。 「……そのかわり、診察を受けるなら付き合うから。一人にはしないわ、注射だって点滴だって」 「……ずっと、付き添ってあげる」 「その後……、よくなったら、お茶にもアロマサロンにも行きましょう」 「…………」 「……分かった。 ……し、診察を受ける」 偉いよ、ナイトメア(≧ω≦)!! と、アリスと一緒に叫んだプレイヤーさんばかりだったのではないでしょうか^^ 序盤で迎えるENDですので、ジョーカーとの決着はついていないのですけれど、ナイトメアにアリスが寄り添う幸せなENDだなぁ、と思います(*^-^*) ★【お役御免END】 お……、 「お役御免」って、そういうことか〜〜(;゚д゚)!! と叫んでしまったEND。 いやいや、予想外でしたし、これはこれで勿論、好きですvv 「私はお役御免。君の上司兼家主である必要は、もうないということさ」 ナイトメアが、静かに私を抱き締める。 「……私は君が好きだったよ、アリス。そして、今も好きだ」 この言葉が、どのような意味なのかは……。 個々の判断に委ねられる行間でございましたね(*´Ω`*) ★【海水浴END】 アリスの「水着姿」を見たいがために、養生に専念する駅領主・ナイトメアが可愛かったです(笑) 「おかん」なグレイも健在で最高でしたし、駅組はこういう場面では本当、ほのぼのだ〜(*´-`*)vv ★【最後の扉へEND】 ジョーカー・ブラックさんとのEND。 「おまえは鏡から逃げられなかった。逃げられなかったら、終着地点はここにしかねえんだよ」 そして、「闇」に落とされるアリスーー、という結末でしたが。 本当、この作品内で、唐突に始まる「各ジョーカーとのキス」シーンが多いなぁ、と正直、思ってしまいました^^; ファンサービスなのでしょうけれど、つい「また?」と……。あはは^^; ★【最後の駅へEND】 こちらは、ジョーカー・ホワイトさんとのEND。 「……すいぶんと回り道をしたけれど、これで君も楽になれるよ。駅に降りれば、 君を悩ませるものはもう何もない」 明らかな嘘だな、と思いました。 「悩ませるものは何もない」どころか、その「悩み」そのものに飛び込んでいく結末じゃないですか。 それとも、「悩み」自体になるのだから、「悩む」という行為には当てはまらないのかも? どちらにしても、ホワイトさんは決してこれから先、アリスを逃さないということは確定ですよね(´人`) ★【BEST END】 さすが、BEST END です。複数の素敵な言葉を貰える結末でございました(*´Ω`*) まずは、グレイから。 新型車両のセレモニーに参列すること決めたアリスは、曖昧な心情に決別すべく動いている汽車を見るためにホームを訪れます。 そこで、一言。 「……アリス。あんた……、もう迷うんじゃねえぞ」 アリスのことも気遣い、そして、もちろんナイトメアのためでもある言葉でした。 素敵だなぁ、と感嘆(*´Д`) 更には、ここで出てくるのか(;゚д゚)!? と驚愕した塔領主のナイトメア。 この言葉があるから、素敵なBEST END になっていると信じて疑いません。 「ありがとう、アリス。私は寂しいが……、しかしそれと同時に安心もしているよ」 「君は、『私』を選んでくれたんだからね」 「時計屋や、あの恐ろしい女王のいるダイヤの城の連中に取られてしまうよりは、余程いいさ」 君が駅を滞在地に選んだのも、私は嬉しかった」 「またいつか、会いに来るさ。君は私にとっても、大切な存在だからね」 こんなにもアリスを受け入れてくれるナイトメアが素敵で堪らなかったです(T-T)! きっと「赤薔薇と共に舞い散ったペーター」も同じ心境なのでしょう。 アリス……。 本当に貴女は愛されているのね(⊃Д⊂) そして、最後はもちろん、本国のナイトメア(*^-^*) 二人で【汽車】に乗れるという幸福感に、ゆったりと包まれるENDでございました。 「アリス。 私は、君が好きだ」 うん、うん^^ こんな風に飾らない言葉で、シンプルに伝えてくれるのがナイトメアの至上の誠意だと思えます。 そして、この国のナイトメアだからこその [ 誓いの言葉 ] もーー。 この先で述べますボリスENDでも打ち込んでいるのですが、【ダイヤの国】の彼らと明確な。 これ以上はない恋愛ゲームとしては最上の結末を迎える度、「嗚呼。やはり、この国の彼らとはこれ以上の展望を望めないからこそなのだな」と思わずにはいられません。 幸福の絶頂において、既に「別離」が用意されている『ダイヤ』編の【BEST END】。 それと分かりつつプレイに臨んでいるはずなのに、実際、シナリオを通して【ダイヤの国】の彼らに触れた後だと、やはり割り切れない心境になってしまいます……(T-T) 【〆】どうしても、幸福のうちには閉じられない感想となってしまいました(;´Д`) けれど、本来であれば【ダイヤの国】の次の国、【スペードの国】で臨めるはずだった幸福譚に繋げることは敵いませんので、まだ何も懸念のなかった【ハートの国】での [ クレイジー・ストーム ] を通した彼らを、どんどんアリスで幸せにしたいな(≧ω≦)!、と思っております(笑)
◆【暗殺者】時代の若きグレイ! 格好良かったです〜〜(≧ω≦)vvvv いわゆる [ 過去の国 ] に弾かれましたので、すっかり補佐役となってしまっている【クローバーの国】のグレイとは違った視点で楽しめるんだろうなぁ、とは思っていたのですけれど、まさか! グレイがナイトメアに仕え始める、まさにその時 を拝むことが出来るとは思っていませんでしたので、胸が熱くなってしまいました!! ◆ 職業が「暗殺者」であっても「補佐役」であっても、同じようにナイトメアを気遣い、過保護なまでに世話を焼いてしまうグレイの姿は共通で……(*´Д`) それが、とても嬉しかったです。 ◆ でも! ごめんなさいぃぃ〜〜っっ(>_<)! 上記、ナイトメアの感想でも管を巻いてしまいましたが、実は、ここ。 [ グレイルート ] のアリスも苦手なんです(T-T) 本作のアリスが【ダイヤの国】のグレイに恋してしまうことは、どうしようもないことだと諦めています。 (例え、本心では納得できない部分でも、過去で恋愛するための作品ですから) でもでも! 事ある毎に、 以前の国の彼は完成されていて、恋心を持つことさえ出来ない存在だった。 尊敬や憧れはあっても、そういう対象としては見れなかった。 という文章を挿し込まれるので……。 私の気持ちは、言いようのない不満を抱えてしまうことに。 (↑ 上記のアリスのモノローグは、作中から抜き出した文章では【ありません】。 本当は抜き出せれば一番良かったのですけれど、ノートに書き写すことを手が拒否してしまいましたorz ) えと。 アリスが出会った【ダイヤの国】のグレイは、感性が若い部分、もしくは未熟な部分があって、【クローバーの国】のグレイが悟らせないような、迷い、揺れ、を確かに見せてはくれました。 それも本国でのグレイの魅力のひとつだと、確かに思います。 けれど、ですよ。 だからと言って、事ある毎に、 [ 完成された ] グレイでは、恋心は生まれなかった と挿入しなくても良いじゃないですか(T-T) それでは、アリスがまだこの世界に存在しなかった為に、塔のグレイやその他の住人が独りで過ごしてきた【時間】。 何時までも、何処までもループする時を越えて、【自身】を模索し、形作り、 苦い経験もたくさんしながら、手中にした処世術。 それらまでを否定しているようでーー。 「そんな言い方しなくたって、いいじゃない(⊃Д⊂)!」と、私も言い返したかった。 経験が浅い時分に、最愛の女性となる [ アリス ] と出会えた、本国の彼らは本当に重畳だと思います。 自分だけを見てくれる伴侶がいる上で、様々な経験を重ねていける彼らの未来は、決して、アリスがこれまで過ごしてきた【ハートの国】や【クローバーの国】の彼らと重ならない存在になっていくだろうと、強く思いますもの。 …………。 ええ、本作が【ワンダー・ワールド】の [ 過去 ] に焦点を当てるならば、過去時間の彼らと恋愛するのが当然です。 感情では割り切れなくても、頭では理解できます。 でも、だからと言って、本国の彼らと差別化を図るために、これまでの国の彼らを否定するようなことを、【延々と】言い続けて欲しくなかった。 そんなモノロ−グ挿入は一度きりで充分です。 嗚呼。 本当……、ナイトメアルートもグレイルートもプレイするのが、しんどかったなぁ(T-T) いちいち両者を比較しながら、今の恋愛感情を嚥下していくアリスの描写が、ただ辛かったです。 ◆ はい! ということで、私の愚痴はここまで(>_<)!! 以下よりは、本国【ダイヤの国】のグレイに愛情傾けて、感想をお伝えしていけたら、と思います(*^-^*) ◆ [ 2章 ] 。 アリスが、ナイトメアの世話を何くれと焼くグレイの姿に疑問を覚えるのですが、 (何がきっかけで、グレイはナイトメアに愛着を持ったのかしら) 甘い人ではない。 仕事に対する責任感は、今も健在だ。 ナイトメアは、グレイにとっての例外。 そうなったのは、どうしてなのだろう。 という思考に、「だよね、だよね〜!」と大きく頷いてしまいました。 この疑問が解き明かされる章が楽しみです(≧ω≦)! ◆ [ 4章 ] 。二人でナイトメアのために滋養ある料理を作る場面がとても好きでしたvv 更に [ 5章 ] 。グレイの隠れ家を推察するアリスの洞察力には、感心しきり。なるほどね〜^^ ◆ [ 8章 ] 。帽子屋屋敷からの帰り道、酔っぱらい客の喧嘩に巻き込まれ、足を負傷してしまったアリス。 歩けないアリスを通り掛かったグレイが背負おうとしてくれるものの、羞恥心から拒否したアリスへ、 「無茶して悪化させたいってのか? そんなにマゾっけがあるなら、 いっそ、この場で足を折ってやってもいいだぞ?」 と、案外冗談ではなく告げるグレイに惹かれました!(笑) 補佐役になる前のグレイは、こんなことも平気で言える生活だったんだな〜(*´Д`) 【ダイヤの国】の明け透けなグレイと、それらを奥に隠してしまえる【クローバーの国】のグレイ。 どちらも本質の魅力は一緒かぁ。 うん、美味しいですよね〜〜(〃ノωノ)vvvv ◆ [ 9章 ] の状況と、[ 10章 ] の状況はセットで考えると、とても美味しいシチュに早変わり(*´Д`) [ 9章 ] は、前章で負傷した足をグレイの部屋で手当てしてもらった続きとなります。 「……ところで、この部屋だが」 彼は何でもないことを話すように、さらりと言った。 「隠れ家といっても、あんたが思っているほど、誰彼構わず隠し通しているわけじゃねえ。 仕事に害の出ない相手なら入れもするし、ここを知っている知人だっている」 「…………」 「出ていくことも決まっている家だ。 あんたも、一人でこっそり来られるなら、来たって構わないぜ」 え〜〜(≧ω≦)!? ですよね?? 「冷淡」とは言わないまでも、余所者のアリスには一線を引いているようだったグレイがこんなことを言ってくれるとは思いませんでした! ナイトメアを案じて一緒に料理をしたりもしたし。 小さなことが積み重なって、こんな声を掛けてもらえるまでになっていたのだなぁ、と感激(*´Д`) そして、[ 10章 ] 。 ここでは、ナイトメアを「狙う新しい刺客が!?」という事態となっており、心配したアリスは密にグレイと連絡を取りたい、と思った末、グレイの部屋を夜に紛れて訪問します。 そこで、遭遇してしまったのですよね。 【クローバーの国】のグレイが仄めかしていたような、薄利多売の女性関係に。 グレイの部屋先で押し問答をする綺麗な女性。 「最初から言ってたはずだぜ、俺が飽きるまでだって」 「あんな言葉、ナシにしてよ。本気で、私を好きになってくれたんだと……」 「うぜ……、馬鹿だろ、おまえ。俺はそんなこと、一言も言っちゃいねえぞ」 「ち……っ、やっぱり、同じところに長く留まるもんじゃねえな。面倒くせえ」 「縋る女なんざみっともねえだけだし、俺は今それどころじゃないんだ。 斬られたくなかったら、さっさと帰れ」 吐き捨てるように話すグレイを、離れて見ていたアリスは思います。 (私に、来ていいと言ってくれたのも……?) 意味は違えど、適当に切り捨てられる相手だからではないのか。 うう〜〜ん(≧ω≦)! とっても、とっても美味しいですよね〜〜vvvv 傍から見ていれば、グレイのアリスに向いている関心と、その他大勢の女性の向けれらた関心の度合いも意味も違うことは、容易に想像がつくんです^^ まだ恋愛感情には発展していないとは思いますけれど、【仲間】としての絆は確かに感じているはずですから。 自分が不在の時に、ナイトメアの補佐を頼める相手、というグレイにとっては重い部分での認識だとも思いましたし^^ ぅああ。 アリスにとっては、何だか気になってしまう相手。 その相手の気持ちが推し量れず、霧中となっている折に、その他一般女性が絡んでくる【アリスを優位に思わせてくれる】恋愛イベント発生! めっちゃくちゃ美味しく、アリスのわだかまって ほどけない心情や、グレイが寄せてくれる信頼をご馳走になりました(≧ω≦)vvvv ◆ [ 12章 ] 。 コーカス・ゲーム2回目という、固定ストーリー中のイベントです。 ジョーカーに見せられる?夢に迷い込んでしまったアリスは、コーカス・ゲーム終了後、こつ然と姿を消してしまいます。 美術館内を駅メンバー総出で捜索し、グレイが見つけ出した際の台詞。 「アリス……」 「ーー もう心配掛けんじゃねえぞ」 これが、嬉しくて胸に響きました(T-T)vv これ以前にも良いセリフを言ってくれているのですが、最後のこの言葉が一番好き(*^-^*) ◆ [ 13章 ] 。ナイトメアに差し向けられた [ 事情 ] と、走行する汽車内で対峙するグレイ。 ここで、その決着から目を背けてはならない、と逸らしたい目線を必死に固定するアリスへ、コートを投げ掛けた後、 「……無理するな。 あんたが汚れる必要はない」 と、言ってくれるグレイに痺れました(〃ノωノ)! それにしても……。 【役持ち】と【顔なし】のハンデとは言え、よくあんな劇物をあおった状態でとどめを刺すことが出来たなぁ、と感心しきり。 きっとグレイが暗殺者として鍛え抜いているからですよね。 それもまた……。 格好良い〜〜〜(ノ≧∇)ノシvvvv ← その後の……。いわゆる「情事」の始まりも……、好きだったんですよねぇ(*´Д`) (グレイについて感想を打ち込めるのは、今作が最後なので、長くなりますが打ち込ませてください!) 「アリス。……抵抗、しないのか?」 恐らく、多くの女性と付き合ってきたであろうグレイ。 彼がこんな確認をすることは、きっとそうないに違いない。 (ああ、でも、他の多くの女性も同じように馬鹿な妄想を抱いたのかも……。 自分だけが特別だ、って) 女たらしかもしれないが、彼は相手を特別な気分にさせてくれる。 実際に特別かどうかは、 グレイにしか分からない……。 なんて……かっ。 格好良い(≧ω≦)!! ごめんなさい。 私の頭の中には【クローバーの塔】のグレイしか、この時 浮かんできませんでした。 きっと、塔の中で、彼もこんな風に大切に【隠して】抱いてくれたんだろうなぁ、と想像したら、めちゃくちゃ痺れてしまって//// ぅは〜。本当、グレイの役どころって美味しいなぁぁぁぁ(*´Д`) ◆ [ 15章 ] 。これは、グレイの【身を置く環境】が変わり始める最初の章です。 「心配するな。そう長くは待たせない」 「……何にしても、てめえの女に寂しい思いはさせたくないからな。 それに……、俺だって傍にいたい」 ぴったりと触れ合った体。 グレイの脚が、すすっと私の脚に絡む。 (こ、この……。 ……女たらし) あははははは! 本当ですよね^^! こういう事に運ぶのも何もかも。まさしく手練手管に長けているんだろうなぁ、グレイさんは。 それを【隠さない】のが、本国のグレイの魅力(*^-^*) ◆ [ 16章 ] 。うぅぅぅぅ(T-T)! めちゃくちゃ嬉しかったんです!! アリスが、自分を助けに来てくれた「彼」を見て、思わず言ったセリフ。 「あ……、会いたかった」 私もですよ〜〜〜(⊃Д⊂)!!!! でも、最後には【役人】である顔を覗かせざるを得ない「彼」にもまた、度胆を抜かれ。 そして、切なくなりました。 「今の家だろう、おまえが帰るべきなのは。 ……いつか会えたときにおまえがどう変わっていようと、私は気にしない」 「会えてよかった。そして……、またいつか会えるのを、楽しみにしている」 「…………」 「私もだ。だが、出来れば……」 「こういう形でなら、もう会えないほうがいい。監獄やジョーカーの領域経由で会うことなど、私は望まない」 「……私もいつか、 おまえを処理しなくていけない」 最後の言葉は小さくて、アリスの耳には届いていないのですが……。 「彼」の不器用な中に宿る優しさを思うにつけ、そのような状況にならないことを切に願います。 (ですが、この先の物語がもしも創られていたとしたら、アナザーENDとしては、「彼」に殺されるENDも存在するのだろうな、と思ってしまいました(´人`)) ◆ [ 17章 ] !! これ! この章、凄くないですか!? ここで驚かずにやり過ごせた方はいたのでしょうか(;゚д゚)!!?? 湖から抜け出す際に、アリスが目にした光景は大きな歯車でした。 「……な、なんでオルゴールなの? これ、どこに通じているの??」 「さあ……、どこだろうな。おもちゃ箱の国か……」 「……行ってみたくないか? もっと夢のある国に」 わ〜〜〜〜(>_<)!! 「やっぱり!?」と思ってしまいました。 『アリス』シリーズ初のFD『おもちゃ箱の国のアリス』。 その [ 学園パロディ ] 編で感じた、ジョーカーENDへの違和感。 ……と言いますか、一抹の不安、疑惑が「嗚呼、やっぱりそうだったんだ」と証明された感じだったんです。 きっと、【軸違いのひとつの世界】として繋がっている世界だったのですよね。 うわ〜! わ〜〜(>_<)!! ジョーカーとの対峙で際どい場面で助けに来てくれたグレイ本人よりも、脇の演出で衝撃を受けてしまった章でした。 (でもそうなると、『箱アリ』の学パロver. も素直に幸福ENDを甘受できなくなっちゃうなぁ(T-T) 学パロのアリスは生涯を通して「彼」と過ごすことが出来るのでしょうか? もしかして、決められた一定の期間のみをループし続けているかもしれないですよね…… いや、アリスを主体とした軸であるのならば、アリスの一生を追った後、無に帰すのか。 それとも、住人が主体である軸であったのなら、アリス亡き後も学パロの世界は延々と続いていく可能性もある訳で……。うわ、どっちなんだろう(;´Д`)) 以上。 私の頭では追いつけなくなっているので、各種END感想へ参りますね!(笑) ★【双子 / 喧嘩するほど……END】 前作『Wonder』では、剥き出しの敵意……いえ、あまりのアリスへの無関心ぶりを発揮してくれたツインズでしたので、サブENDとは言え、「お姉さん、お姉さん」と慕ってくれて幸せでした(*´Д`) ボリスも含めて?、みんなで仲良しEND^^ ★【双子 / 誓いのキスEND】 うひゃ〜〜(≧ω≦)vv 「ちゃんと誓ったんだから、これからもいっぱい遊びに来て、僕らと仲良くしてね?」 「もっともっと、仲良くだよ? もし、誓いを破ったら……」 と、笑顔でさらりと脅してくれる、相変わらずなディーダムの姿が嬉しかった^^ 勿論。 ここに至るまでの「二人から、それぞれのキス!!」には腰砕けになりましたよ〜〜(〃ノωノ)vvvv ★【休息END】 きゃ〜〜〜(*´Д`)!! グレイのい・け・な・い・魅力が大爆発でしたね!!!! ナイトメアで差し向けられた [ 事情 ] もあり、精神的にも張り詰めた日々を過ごしているグレイに、自分の部屋を提供し休んでいくことを勧めるアリス。 そこでの会話ですvv 「あんたはいつも、俺を休ませてくれる。なあ……、 もっと何も考えずに休めるように、手伝ってくれるか?」 「アリス。……あんたに触れたい」 ほえぇぇぇぇぇ//// このENDに絡めてくるマリオネットの話も大好きでした〜(*^-^*)vv ★【隠れ家END】 これもまた、グレイの艶が満載のEND! 「俺はもう……、あんたのことを手放せない」 たくさんの愛猫に囲まれつつ(笑)、グレイとの未来も手放したくないなぁ、と感じてしまったENDです。 (但し、私の頭の中にあったのが、どの軸のグレイかは……。黙秘★) ★【黒のマリオネットEND】 グレイとのこれまでのシナリオをなぞっていると、ブラックさんと迎えるこのENDも嫌いにはなれませんでした。 「おまえが自分でここに来たんだよ。 いつまで経っても来やがらねえから探してみりゃ……、これが最後の足掻き、未練か?」 「……なんで、こんな 操り人形になりたいんだか」 〜〜〜〜(T-T)!! 【ダイヤの国】で、グレイの手は取れなかったけれど、でも、取りたかったと願っていたに違いないアリスの真情に目が潤んでしまったのです。 ★【白のキャンバスEND】 これは紛うことなき、[ ホワイトさんらしい ] BAD END。 真っ白な壁にペンキを塗り、暴いていった先に【監獄】が見えてきた時には、「あ。ですよね〜」と、一人ごちてしまいました^^; ★【BEST END】 あ……、最後の余力を振り絞って、文章を抜き出していたみたいです。 アリスが、【ダイヤの国】のグレイと、【クローバーの国】のグレイを比較する文章を。 ……ただ、恋人といるというだけではない。 コートを脱いでもシャツにネクタイ、ベストという格好のグレイ。 やはり、もう一人の彼を思い出さずにはいられない。 私の知るグレイと同じであり、違う人……。 違っていたからこそ、好きになった。 ……………………。 きっと私のように【クローバーの国】のグレイへの思慕が上回り、本作のアリスの想いに歯がゆい思いをしている方もいらっしゃるでしょうし。 本作のアリスそのままに、【ダイヤの国】のグレイを好ましい、と感じている方もいらっしゃるはず。 個々によって趣味嗜好は異なりますから、同じアリスの言動でも、私のように寂寥感を感じたり、逆に「そうだよね!」と彼女に意気投合してみたり。 受け取る印象も様々。明暗が分かれますよね。 私自身はグレイのルートをプレイして、アリスの恋心が実る軌跡よりも、グレイがナイトメアに、なぜ仕えようと思ったのか。 その原因を知れたことが、一番の収穫でした。 かつてアリスと同じように【余所者】であった頃のグレイ。 その「記憶の一端を呼び覚ましたの」が、ナイトメアであったからなのですね。 朧になり消滅したかに思えたグレイの記憶は、微かながらに蘇り、グレイ自身の過去とナイトメアの現状(年端もいかなく、病弱)を重ね合せると……。 【夢魔】という畏怖の対象に恐れを抱きながらも、手を添えて支えたいとも思う。 名状しがたい心情になるのでしょう。 嗚呼。 本作をプレイして、ますます二人の関係性が好きになりました(*´Д`) とても素敵だと思います! そして、BEST END で、ついに主従の関係となったグレイは、これまでの暗殺稼業が嘘のように、補佐役として頭角を現します。 って、それは最初からでしたね。 グレイがいなければ、きっと(表立っては)【塔】も【駅】も回りません(笑) 私個人の感想としては、グレイがいなくても【塔】も【駅】も機能すると思うんです。 ただ、ナイトメアには理解者が必要だし、グレイにも自身を押し殺さず能力を発揮できる場や相手が必要で。 きっと、お互いがお互いに信を置いて、甘えているんですよね^^ うん。やっぱりダメダメ領主と補佐役としての二人が大好きです(*^-^*)! 【〆】ごめんなさい。本国のアリスとグレイの愛情譚に対して、「これはこれで良いんじゃないかな^^ ただ、私の好みは【塔】のグレイなんだよね(;´Д`)」という心境が、どうしても拭えなかった私でしたので、最後の美味しいENDの感想で恋人像をお伝えすることが出来ませんでした(>_<) BEST ENDでは、お互いの時間を適う限りずっと積み重ねていきたい、と願うアリスの姿が描写されています。 斜に構えたグレイが よりお好みの方ならば、ストンと受け容れることの出来るENDだと思いました(*´Ω`*)
◆ 本作で初手攻略をしたボリス^^ 前編『Wonder』では、度々、アリスのモノローグから、 「前の国でも弱い存在を放っておけなかった優しいチェシャ猫は、今、私よりも弱い者を見つけている」 (=ナイトメア) 「彼は今、ナイトメアを見守ることで精一杯なのだ」 というような状況を伝えられていました。 非攻略対象であるからこそのモノローグ(=状況説明)だと思いはしても、寂しいものは寂しかったのです(T-T) ですから、『Mirror』ではボリスの視線がアリスに照準を合わせてくれる、という、そのこと自体が幸せでした(*^-^*) ◆ とは言いましても、序盤はやっぱりボリスとの距離感があって寂しかったですね。 " あ。アリスのことを心配してくれてるんだ(≧ω≦)??" と感じたようなことでも、その実、ナイトメアとの取引材料として砕身していただけだったのか……、と知ったときの衝撃とか……。 うん、何気に悲しかったです(T-T) ◆ それでも、殺伐とはしませんでした。 『Wonder』と違うところは、アリスが滞在地と決めた領主がアリスを【受け入れて】いるところ。 例えば、前編では、むしろ冷遇から始まったクリスタとの生活も、本作ではあっさり笑顔で「余所者さんvv」と甘やかしてくれますしね。 その違いに驚きましたし、" Rose様に「冷たすぎる〜」と抗議の声が届いたのかしら?" なんて考えてしまったりもしました(笑) まぁ、そんな感じで、 アリスが生活する環境としてはマイナス感情のない境遇 という素晴らしい状態がスタート地点^^ ◆" まだまだアリスと距離があるな〜(T-T) " と寂しく感じはしても、序盤から [ コーカス・ゲーム ] のボリスCGは、どれもこれも格好良かった(≧ω≦)! やっぱり、ああいう試合では生き生きしているボリスが最高でしたvv きっと、『Wonder』での催し物が [ 測量会 ] ではなかったら、ツインズの勇姿も攻略対象として格好良く描かれていたんだろうなぁ、と感じました。 まさしく彼らにとっての、適材適所な行事ですものね(笑) ◆ [ ジェリコ / 1章 ] 。 ジェリコやユリウスが、この世界のことを詳細に教えてくれました。 「ここは時間の狂った世界で、俺達はその中で延々とループしている。 俺は死んで、その中でも集約してきているはずなのに、感情みたいなものは薄れたままだ」 「知識だけは増えて、目新しいと思う出来事が少ない。 ……諦めがあっても、もう残り少ないという焦りだけは確かで、妙に仕事に固執しちまう」 (……そうか。余所者が好かれるのって……) (……ループしていないから。まだ新しく、異質だからなんだわ) (↑ 個人的には、それだけじゃないとも思いたいですが……) 「この世界の完全な『死』は、数で決まる。 多数決のようなもので、複数いる中の過半数が死んだ時点で、その者の『死』……消滅が確定するんだ」 「そうだ。半数以上が死に、死亡が確定した時点で、残るほうも死の方向に進むことが決まる」 「それがいつかは分からないが、いずれ死ぬ。 そうして段々と数を減らし、最後には全員が死んで消滅する……、それがこの世界の完全な『死』だ」 その時々の選択肢によって枝分かれが果てなく起こる【ワンダー・ワールド】には無数の時間軸が存在するはずですから、一旦、『死』が確定したから、と言っても。 その軸から全ての、例えば、ジェリコが消滅するというのは、これまた途方もない時間が掛かりそうだなぁ、と思いました。 それ以上の思考は停止(笑) 考えても追いつきません。をほほ★ ◆ [ 10章 ] 。この章のボリスが、すっごく! 格好良かったですね〜〜(〃ノωノ)vvvv 駅に迷い込んできた少年エース。 「汽車って大きくて堂々としていて格好いいよな!」と、嫌がるアリスの手をぐいぐい引いてホームに入ってしまいます。 そこでーー ふっと、喧騒が遠退く。 人の声も足音も、周囲の汽車の走行音も、すべてが聞こえなくなった。 ただ目の前に、汽車の乗降口があるのが見える。 私の意識も、そこだけに向かっていく。 「アリス!」 二の腕に強く力が加わった。 振り向けば、ボリスが真剣な顔で私の腕を掴んでいる。 「一人でこんなところに来るなよ。まだ克服できてもいないくせに、なんでホームに……」 「エース……、おまえが連れて来たの? この子を、ここまで」 「そうなんだ。一緒に汽車を見ようと思ってさ」 突然、後方に突き飛ばされてよろめいたと思えば、銃声が耳をつんざいた。 「あっぶないなあ! 当たったらどうするんだよ、猫さん!」 「当てるために撃ったんだ、避けるなよ。何を企んでるわけ? 余計なことはするなよな」 「迷子はおまえ一人で充分だろ、道連れなんか欲しがるなよ……、この子を連れて行こうとするな」 ボ……。 ボリスの低音ボイス〜〜〜(ノ≧∇)ノシ!!!! いつもは、「にゃはは」なんて言って煙に巻いてしまうボリスが、真剣にアリスのために向き合ってくれる姿がひたすら素敵でした//// (腕を引いて引き戻してくれる、という場面そのものがドラマティックですよね(〃ノωノ)!) ◆ [ 12章 ] 。 湖にてジョーカー(ホワイトさん)が与えてくれる、この世界の知識。 「知ることを望むにしろ、拒むにしろ、決めるのは君だよ、アリス。君が、答えを出さなきゃいけない」 「そう、決めなくていけない答えだ。 君はこの先、どの世界、どの国で生きていくのか……、 その居場所を」 きっと「どの世界」というのは、【ワンダー・ワールド】か現実世界か、ということで。 「どの国で」は、まぁ、軸を選べ、ということだと思うのですが……。 (【ダイヤの国】と【ハート / クローバーの国】では軸そのものが違いますから) それぞれの国に共通している「彼」もいれば、その国でしか会えない「彼」もいる。 個人的には現実世界には戻りたくないので(笑)、どの「国」に残るかで迷いそうです(;´Д`) ◆ [ 14章 ] 。 ぅお〜〜! 熱くなりました〜〜(≧ω≦)! 前作『Wonder』でも、[ 測量会 ] ラストは「アリスが参加」する形式だったので、今作もそうじゃないかな〜、と思っていたのですが、まさに、でしたね^^ まして、[ 測量会 ] に比べて [ コーカス・ゲーム ] は能動的な行事なので、見ている側もドキドキしました! 対戦相手がエリオットというのも、運動神経抜群の組合せ同士でドキドキ^^ どのキャラでも、楽しみにしてしまう章でございますvv ◆ [ 16章 ] 。 ここでは【湖】が、どのような場所か説明されました。 ネタバレなので、大々的に伏せ字で記載(笑) 「湖は、所謂 [ 記憶の墓場 ] 。その上に [ 後悔 ] の雨が降り注ぎ、湖を満たす」 というもので、囚われるものがあればあるほど、迷い込んでしまうという、【監獄】と同じような場所。 ここで助けに来てくれた「ジェリコ」が格好良かったなぁ〜〜(*´Д`) ◆ [ 17章 ] 。 あわや、という場面で、「湖を割って、フェニックスに騎乗し」助けに来てくれたボリスが、超! 格好良かった(≧ω≦)!! 「あんたを傷付ける奴なんて取っ払って、掻っ攫ってやる」 きゃ〜〜!! 「すり抜けながら、掻っ攫って〜〜〜(ノ≧∇)ノシvvvv」と、某ジ●リ映画を念頭において叫んだ方も多かったのではないでしょうか!(笑) 本当、めちゃくちゃ素敵だったよ、ボリス〜〜〜(〃ノωノ)vvvv と、END直前まで来ましたので、以下よりは各END感想となります。 ★【ジェリコ / BAD END】 ぎゃ〜〜(;゚д゚)!! すみません、あの、すっごく個人的なことなんですけど、前作『Wonder』における最愛キャラがジェリコだった私にとって、このENDは凄まじい衝撃が……orz 「ああ、そうだ。そんなに気になるというのなら、ここで見ていろ」 「……ただし、どんな結果になっても泣くなよ」 (美術館の屋上庭園から見守っていた、眼下の森が炎上) 「……私は、 あいつの時計を確認しなくてはならない。 そのために、私はここに滞在しているんだ」 ぎゃ〜〜!! あ、あの……。もしかしなくても、これって [ そういうこと ] ですよね。 うぅぅ、ジェリコ〜〜〜(⊃Д⊂)!!!! ★【ジェリコ / 今を楽しくEND】 きっと……、この時間軸でのジェリコとも [ これ以上 ] を望めないのだろうな、と思ったENDです。 「俺には……、先がないから。その分、あんたの、この先の幸せを願っている」 そう言うと、ジェリコは目を細めて笑った。 諦めるでもなく……、そして、どこか 嬉しそうに。 嗚呼。なんて淡くて、儚い幸せなENDなのでしょう(T-T) せめて……。 アリスがこの国を引っ越した後で、ジェリコに死が訪れますように。 ★【切り取られた世界END】 ボリスって「監禁」が好き?ですよね〜^^ 自分がどこにでも行けてしまう【チェシャ猫】だから、閉じ込めておかないと安心できないのかな。 「言ってよ、アリス、この部屋にいるって。この国を選ぶとも迷わないとも、言わなくて……」 「ただ、ここで俺と一緒にいるって……、 俺から逃げないって、言って」 多分、そうなんですよね。 ボリスが求めているのは、ただ一つだけ。 アリスが求めるのは自分でさえあればいい、という単純で、でも難しいこと。 だからこその、アナザーENDなのかもしれません。 ★【汽車マニアEND】 何でしょう、この可愛らしい「コスプレ」END(笑) 明るくて、ほのぼのとした恋人ENDではありますが、特にこれと言ってメッセージ性は無いんじゃないかな、と感じているENDです。 ★【美女と野獣END】 これは「フロアスタッフに転職」しようとするアリスの姿に大いに頷いてしまいました^^ それはとってもアリスらしい Jobチェンジだと思います♪ そして、 「怒らないでよ、今は二人きりなんだから……。 甘えさせてくれないと、噛んじゃうよ?」 「可愛い、アリス。……猫も、ライオン以上の野獣になっちゃいそうだ」 「ライオン用に作り変えた檻の中」で仕掛けてくるボリスもまた(笑) 血気盛ん(用途間違ってる(笑))なボリスが、らしくて、にっこりしてしまったEND(*^-^*) ★【遊園地の道化師END】 ジョーカー絡みのENDは、どれもこれも「ダイヤの国の記憶を失っている」アリス、という前作『Wonder』と共通した設定がありました。 このENDに登場するのは、ブラックさんの方なので、 「ふ……、サーカスは恩赦のひと時。てめえだって知ってるだろ?」 「全部思い出す前に、束の間の夢を見せてやるよ。俺は、 てめえが嫌いじゃないからな」 という、空虚ながらも、ひと息つける時間を与えてくれます。 これを恩赦と取るか、残酷と取るかは個々によって異なる部分。 私は、当然? " さすが、ブラックさん! だから、好き〜〜(≧ω≦)vv " となりました(笑) ★【鏡の中のサーカスEND】 こちらは、ジョーカー・ホワイトさんとのEND。 無数の鏡の中に、たったひとつだけ映り込んでいる【サーカスのテント】。 「ほら、アリス、見えてきた。あそこが君のゴール……、行き着く先だ」 「俺は、あそこで君を待っているよ。 君が来てくれるのを、とても楽しみにしている」 ホワイトさんが誘導する先には、きっと【監獄】が待ち受けているのでしょう。 ボリスへの愛情を確立できなかったアリスが辿る結末は、きっとこのENDしか無いのでしょうね(´人`) ★【白ウサギEND】 驚きました(;゚д゚)!! END名は同じなのに、前作『Wonder』とは全く違う幕の引き方!! でもきっと、次回作におけるアリスの【回帰】は決定事項なのでしょう。 「……驚いたね、幻や願望ってわけでもなさそうだ。 白ウサギ……、そんなにその子を助けたいのか?」 「……っ、まったく……、君の執着心には負けるよ。 ……まるで本物の心があるようじゃないか」 ね〜〜(T-T)! 「……ペーター。約束するわ」 「……あなたがいたから、私はこの世界を選んだの。そしてこれからも、この世界にいたいと思っている」 「……あなたも忘れないで。私の案内人は、あなただけよ」 (ペーターには、きっとまた会える。……いえ、絶対に会ってみせる) 時間の廻り方に保証などなくても、そう思えた。 それが、 この世界に留まる理由の一つになる。 本作での、どのキャラでも発生する共通のアナザーEND。 けれど、『Wonder』と同じく、本作『Mirror』においても、このENDが所謂【真相END】なんじゃないかと思います。 本作のBEST ENDは、きっと……。 シリーズを俯瞰してみれば、砂上の楼閣とも言える恋愛ENDなのだと感じました。 ★【BEST END】 うん^^ きっと、この世界で、この軸で。 これ以上は無いBEST ENDでした。 「アリス、俺さ、考えたんだけど……」 「結婚しない、俺達?」 「そりゃ、どうでもいい奴に縛り付けられるのなんかは、絶対にごめんだよ。でも、あんたは違う」 「あんたになら、縛り付けられたっていい。それに……、それ以上に 俺があんたのこと、縛り付けたいんだ」 至上の幸福(*^-^*) でも、それはきっと「この軸では、これ以上の発展した物語を望めない」から、ということもであり……。 この軸のボリスが幸せになってくれるのが、それは勿論、最良なのですけれど。 『アリス』シリーズに横たわる世界観を知るために、その背景を知る手段として彼ら【ダイヤの国】の住人との恋愛ENDを眺める、ということでもあり……。 複雑な心境になってしまいます(;´Д`) 【〆】ボリスに限らず、【ダイヤの国】でのBEST ENDは、新規キャラと迎えても。既存キャラと迎えても。 幸福だけじゃ終われない、哀愁を感じてしまいますね……(T-T)
◆『アリス』シリーズを通して、確実に最愛キャラグループに毎回入るユリウス^^ 今作では、先にプレイしていましたエースルートとの絡みもありまして、最後のお楽しみにと突撃♪ がーー。 う〜〜ん、どうなんでしょう(;´Д`) これは本当にわたし個人の感覚になります。 もちろん、【ユリウス】という気質のキャラクターそのものが大好きですので、本国のユリウスルートも幸福な気持ちでプレイすることが出来ました(*^-^*) つっけんどんに見えて、いざ、懐に入れてしまうと本当に優しく(=過保護に)なりますからね、ユリウスってば//// その点では、【ダイヤの国】に飛ばされてきた、という孤独感と言いますか、疎外感を感じずにエンディングまで、彼独特の愛情に包まれることが出来たんです。 けれど、ですね。 作中でアリスが散々、刷り込んでくれる [ 同じ【ユリウス】だけれど、この国のユリウスとハートの国で同居していたユリウスでは、違う部分がある ] という点。 その、 相違点は明確にされていなかった と、わたし個人は感じているのです。 「ダイヤの国のユリウスと、時計塔のユリウスは違う」って言うけど、じゃあ、それって一体どこなのよ?? と、逆に訊きたかったですから。 [ ここが違う ] という公式様からの指針がなく、ただ言葉として [ 違う ] とアリスに連呼されただけでは、私の気持ちが【ダイヤの国】のユリウスに付いて行けなかった(T-T) ユリウスがアリスに対して、彼にしては珍しいような赤裸々な恋愛感情を見せてくれたところで、" それって、【ハートの国】のユリウスだってそうだったし、【エイプリル・シーズン】で戻って来てくれたユリウスだってそうだったよ?? " としか……。 私には思えなくて……orz あぁぁぁぁぁぁ。 本当にごめんなさい! 私もユリウスを好きなファンの一人ですから、本国の彼だって好ましく思いはするのですけれど、それは詰まるところ、【これまでの国】のユリウスと統合して好きだと感じはしても、【本国のユリウスのみ】を最愛とすることは出来なかったのです。 また、一人で相違点を見つけて、「だからこそ、好きになった」と言うアリスには違和感を感じてばかりでしたので、結局はBEST ENDを迎えても、すっきりとした高揚感を味わうことが出来なかったのですよね(T-T) 本当に……。 狭量で申し訳ありません(>_<)! ーーと、【ダイヤの国】のユリウスルートにおける泣き言をぶちまけてしまいましたので、以下よりは愛情だけを込めて、さらっと打ち込んで参りたいな、と思います(*´Ω`*) ◆ [ 1章 ] 。前作『Wonder』で、私が取りこぼしていた疑問にユリウスが答えてくれました。 それは、【墓荒らしが横行する理由】。 多分、読み流してしまっていたので、疑問だったのですよね^^; 「この墓場には稀少な財宝が眠っていると、巷に噂が広がっているんだ。手に入れれば、 役が貰えるほどに存在が濃くなる…… という、出任せがな」 う〜〜ん、なるほど!! 【ワンダー・ワールド】において、[ 役持ち ] と [ 顔なし ] の権限や存在価値?は大幅に違いますものね。 " それなら、確かに(;゚д゚)!" と納得しました。 ◆ [ 3章 ] 。ユリウス関連の感想では無いのですけれどーー。 美術館に脱走?してきていた少年エースを迎えにきた、ダイヤの城・宰相のシドニー。 彼の風貌についてのアリスのモノローグです。 シドニーは黙ってエースを見返した。 左右で色の異なる、赤と黒の瞳。 初めて見たとき気味が悪いと思ったが、 今はエースの瞳も負けず劣らずだ。 う〜〜ん……。 城に滞在している訳でもなく、出会い頭に銃を乱射され追いかけられましたからね^^; 当然と言えば、至極当然な感想なのですが、前作『Wonder』でシドニールートをプレイしていると、彼のために寂しく感じてしまいました。 ◆ 特に、何章、ということは無いのですが、本国のユリウスルートの少年エースの【不安定さ】を眺めているうちに、"もしも" 。 もしも、白ウサギ・ペーターが【アリス以外】を見つめ始めたとしたら アリスだって、同じ轍を踏んでしまうのじゃないかしらーー。 と、考えついたのです。 エースがユリウスのみに固執して雁字搦めになっている様(さま)を見て、私も " それがエースだよね " と、悟ったような気でいたのですけれど、それだって「明日は我が身」。 立場が変わり、あれだけ「自分の案内人はペーターしかいない」と、どの国でも思い定めているアリスが同じ目に遭ったとしたら、彼女だって理性的でいるのは難しいのじゃないかな、と思わずにはいられませんでした。 アリスがどの国でも、ものごとを突き詰めて考えてしまう性分であり、そのために【悩むことに専念して悩める】のは、ペーターという揺らがない軸が、心の奥底にあるからこそだよね、と。 (本国ではペーターと離れてしまいましたが、アリスは [ ペーターは私を待ってくれている ] という考えに迷いは持っていませんでした) [ 軸違い ] という並行世界が当然の【ワンダー・ワールド】なら、もしかしてペーターとの関係性が希薄になってしまっている軸もあったり? するのかも?? それは少し、覗いてみたいな、と思ってしまいました。悪趣味でしょうか。あはは^^; ◆ あ、そうそう。上記を考えている最中に思い浮かんだ、もう一つの疑問。 前作『Wonder』に登場した騎士エースと、本作『Mirror』で行動を共にする騎士エースって、【同じエース】なのでしょうか? もし、同じだとしたら、「 [ 処刑人 ] がいない、という軸違いの国を、一人で渡り歩いている」ということになり……。 それって普通に考えただけで、" 大変だよね、体力いるよね。ってか、本国の【クローバーの国】に在留している暇なんかないよね(;゚д゚)!? " と、要らぬ心配をしてしまいました(笑) そして、そうなると「同じエースが、軸違いのアリスに会っている」ということでもあり、それが『Wonder』『Mirror』の2人だけだったら良いですけど、幾通りに軸が別れているか分かったものじゃありませんからね。 う〜ん、どうなんでしょう?? ◆ [ 7章 ] 。ようやくユリウス語り(笑) [ コーカス・ゲーム ] 2回戦です。 ユリウス VS エリオットという、時計屋と元・囚人という、何とも因縁深い一戦。 まともに戦おうとしないユリウスに業を煮やしたエリオットが叫びました。 「怖気づいて逃げてるようにしか見えねえぜ? 今回は目新しい観客もいるんだろ……、みっともないところばかりでいいのか?」 「〜〜〜〜っ」 ユリウスは銃を構え、低く呻いた。 「うるさいウサギめ……。 まともに勝ちを競う気などないが、そこまで言うなら形だけ相手をしてやる」 ここがね〜、嬉しくて^^ まだ、アリスとユリウスという、二人の仲は縮まってはいないのですけれど、でも、「歩み寄っている?」と感じられる場面も織り込まれて ここまで来ていますから、エリオットの発破に少しでもアリスへの【特別感】という上乗せがあって、ユリウスが対抗してくれたのなら幸せだよ〜(*´Д`)、と思ったのでしたvv ◆ [ 11章 ] 。【ワンダー・ワールド】の世界観。[ 死人 ] という概念に関してのセリフです。 「……一度決まった死、この世界からの消滅を覆す方法も、ないわけではない。 死が決まるような役持ちは最初から望まないような方法がほとんどだが、その一つが役所勤めになることだ」 「時計屋……葬儀屋とも言われる私の仕事は、役人商売だ。 役人になれば、完全な死……この世界からの消滅をしない」 へぇ〜〜!! 方法はひとつじゃないんだ(;゚д゚)! と思いました。 今はもう窺い知ることも出来ませんが、きっと様々なルールが存在するのでしょうね。 ◆ 同じく [ 11章 ] 。 屋上庭園で話していたため、アリスの体の冷えを心配するユリウス。 「しばらく庭園にいたせいで体が冷えたな。……おまえは平気か?」 「体? 言われてみれば、そうかも」 「だろうな。珈琲を淹れるが、飲んでいくか?」 「え?」 「部屋に入ってもいいの?」 「ああ……、それはもう……。 気にしないことにした」 「……飲みたくないのか? それなら無理には誘わないが……」 「いえ、 飲みたいです!」 (アリスの大文字は原作まま(笑)) これは、つまり……。 [ 周囲の目 < アリスと過ごす時間 ] !! と、いうことになったんだよね〜〜(≧ω≦)! と、察せられて、堪らない瞬間でしたvvvv ◆ 寒そうだからと、即席のクラムチャウダーを作ってくれたり、椅子に腰掛ける際に、自分が使っているひざ掛けを放って寄こしてくれたり。 面映ゆい展開が続きます(*´Д`) ◆ [ 16章 ] 。湖の目覚めから救出してくれたのは、「【クローバーの国】のナイトメア」でした(≧ω≦)!! すっごく格好良かった……vvvv 「ここは私が来ないわけにはいかないだろう」 「彼女はここと違う軸での、元部下で同居人。 いや、それを抜いても、私には見過ごせない理由がある」 「……ここで君を見過ごせば、後で白ウサギにも殺されかねない。 奴もリスクを負っている、 覚悟には報いないとな」 あれ? お? ペーターの【リスク】への言及って、これまでの作品でありましたっけ(;゚д゚)?? どんなリスクなのか……。 嗚呼、きっと次回作『スペードの国』でその片鱗が見えたかもしれないのに! もったいない〜〜(;´Д`) ◆ すみません。最終章 [ 17章 ] 突入の前に、またも思いついて?しまったんです。 【ワンダー・ワールド】の世界観なのですが、詰まるところ、[ 選択肢の可能性の分だけ、横に広がっていく世界 ] ということで良いと思うのですが。 その「横に広がる」という定義がーー、 その場合の「ほんの少し選択がすれただけで」とアリスが描写する【軸違い】の世界は、キャラクター一人ひとりに対して無限に広がっていくものなのか? それとも、全体を俯瞰して、どこかの一定期間で区切って広がっていくものなのか? と、疑問に思ってしまったのですよ(>_<) つまり、つまり。 アリスのこれまでの選択によって異なる軸が生じる、ということは作中の文章で判ることですが(『ダイアリ』自体が『Wonder』と『Mirror』に別れているのが、その結果ですよね)、例えば、それってチェシャ猫・ボリスが異なる選択をしたとしたら、ボリスの言動の可能性の分だけ、アリスの広げた軸とは別に増えていくのかな?? それとも、 ある程度のスパンで見て、【ワンダー・ワールド】が「お。ここからは違う可能性が拓けるんじゃね?」と見極めたら(笑)、その時点で世界そのものが総合的にそのまま軸違いとなって広がっていくのか。 どっちなのかな? って。 あの〜〜。 伝わりましたでしょうか?(笑) もし、前者の【住人一人ひとりの可能性の分だけ】広がっていく軸違いだとしたら、ジェリコのような死人が「半数以上死ぬ」ということは可能であっても、【全員が死に絶える】ということは、本当に天文学的な確率を重ねないと有り得なさそうだよ(;´Д`)?? と、思ったのですが、どうなのでしょうね^^; ◆ [ 17章 ] !! 最終章ですが、これは! これは〜〜!! ユリウスが、超絶! 格好良かったよ〜〜〜8(≧△≦)8)))) ぎゃああ! でしたよ! 伏せ字ばかりで申し訳ありませんが、アリスが「あやわ」という場面で、 「湖面を覆うほどの大時計に、片膝を着いて」現れたユリウス!! その姿に、鼻血をまき散らして失血死してしまうかというほどに、輾転反側してしまいました(〃ノωノ)! 加えて、 「アリス、待っていろ! 今すぐ行く!」 という、切実なセリフ。 きぃやあぁぁぁぁぁぁ(≧ω≦)! こ……、子安さんパワー半端ない!! もう……。生きて還って来れないかと……、思いました(笑) (あまりの格好良さに何度も見返してますよぅ(≧ω≦)vv ) ーーと、最終章の咆哮まで参りましたので(笑)、以下よりは各種END感想へ参りますね^^ ★【ブラッド / 決戦END】 [ ブラッド / 2章] にて、『クラウン&アンカー』というボードゲームに興じようとするブラッドのセリフが好きでしたvv 「そうだな……、 私が勝ったら、この屋敷に移ってこないか?」 「何を言っているの? そもそも、この屋敷に滞在させられないと言ったのはあなたでしょう?」 「もちろん、私の気が変わったからだよ。 最初は滞在させるべきではないと考えていたが、やはり手元に置きたくなった……、 それだけだ」 よ! この自己中男(≧ω≦)!! (もちろん、そこが好き!!(笑)) " あ〜vv これぞ、「ブラッド節」だよねぇ//// " と、年寄りくさい感想でウットリしてしまいましたよ〜^^ そして、まさかの【決戦END】!! " このシチュエーションをENDに追加してくださって、どうもありがとうございます!!" と、Rose様に深く感謝してしまいました。 もぉ、本当に嬉しかったんです(*´Д`)! ナイトメアもそうだったけど、まさかブラッドの「騎乗」姿が見れると思わなかったよ〜〜vvvv ★【ブラッド / 長い賭け事END】 これは、上記 [ 2章 ] でのゲームの行方の、Happyルートでしたね^^ 多分、文面的に。 最初はアリスが他領に滞在することによって引き起こされる騒動、もしくは「恋のから騒ぎ」を傍観することで退屈を紛らわせようと思っていたブラッドですが、手中にしたくなったのでしょう。 「墓地の陰気な死人と時計屋にくれてやるなど、勿体ない」 「ふ……、そうだな、私のほうは君の望むようなカードを持っていない。だから……」 「……だから、お願いしているんだ。 頼む……、アリス、私にチャンスをくれないか」 「……お願いだ。聞き入れてくれ、アリス」 ですからね〜〜(≧ω≦)vvvv "【あの】唯我独尊なブラッドが、「お願い」!! めちゃくちゃ、萌える〜〜〜(〃ノωノ)vvvv " と、身悶えの止まらなかったENDでございました。 もちろん、このENDのアリスが絡め取られてしまうのも、必然の理……(*^-^*) ★【死亡END】 あはははは^^; これは、いきなり [ 4章 ] で迎えるENDです。 " 前作『Wonder』にはアリスのDEAD END があったけど、本作には無いみたいでよかったぁ " と思っていただけに、「やっぱり、あった(;゚д゚)!?」感が凄まじかったかも(笑) このENDでアリスが感じていたように、少年エースが幾ばくかの温情を感じてくれていたのなら嬉しいけれど……。 でも、どちらにしても「ユリウスのためには不要」と思われたという事実は変わらないんだなぁ、と痛感してしまいました。 ★【同居人END】 多くは語りません。 (時計塔でも……。こんなふうに一緒に料理をしたことが、何度かあったな) (……なんでかしら。この暖かさは、違う) ふわふわ、ふわふわ。 湯気に包まれて、心まで温かく、浮くような感覚。 この感覚は、時計塔の生活にはなかったものだ。 " 私には、時計塔でも有りまくりだったよ〜(≧△≦)b★" と、大人気なく突っ込んでしまった、ほのぼの恋情育みEND(´人`) ★【時計塔END】 ナイトメアに会いに来たせいで、思いがけず汽車に引き寄せられてしまったアリスのEND。 嬉しいはずの【ハートの国】でのユリウスとの邂逅」も、幸福感と寂寥感が ない交ぜになっているアリスが切なかったです。 個人的には、喪失感が強いENDだなぁ、と感じました。 【あの】場面で「ごめんね」と謝るアリスは、それが受け入れられることを前提に謝罪しているので……。 その「甘え」が「狡猾」に感じてしまい、個人的に好きではありません。 ★【三人でスケートEND】 あれ? そう言えば、上記のENDのアリスは【ダイヤの国】の記憶がある状態でした。 記憶があるENDと、無いENDでは何が違ったんだろう? これは、エースが意味深な言葉を紡いでくれるENDです。 (そもそも、どうして雪……、冬なの? この世界に季節はないのに) 有り得ないはずなのに、不思議な懐かしさも感じるのだ。 この世界の冬……。 雪の中に佇む背の高い建物を、知っているような気がする。 そして、アリスの手を引いてスケートで湖面を滑る騎士エース。 「……いいじゃないか、俺達二人にエスコートさせてくれよ。 君も、久しぶりなんだろう? 感覚を取り戻すまでは怪我をする危険もあるぜ?」 「手を離しちゃもったいない。 いつまで繋がっていられるか分からないんだぜ?」 この先の「もつれて転ぶ」かもしれない具体的なENDは、次回作以降のアナザーENDとして盛り込まれそうだったのになぁ、と、怖いもの見たさが手伝って少し残念に感じました。 ★【二重の鏡END】 これは……、 どこか、別の場所に向かっていたような気もする。誰かに会いたくて……。 (会いたかった人? 誰だったっけ?) と、アリスの固定モノローグが挿まれるのが不思議で堪りませんでした。 " え? ここにいるユリウスは、貴女(アリス)が想う【ダイヤの国】のユリウスじゃないの?" と^^; ですが! 「君は最初からこうなることを望んでいたんだ。ダイヤの中で眠る、人形になることをね」 「溶かされて、組み込まれてしまえば、もう迷うこともない。そう思うだろう、アリス?」 と、アリスを取り込もうとしたジョーカーの声に、 「……駄目だぜ、一緒にいるのに余所見なんて」 という、騎士エースの声が被さった時には、身悶えしてしまいました〜〜っ(〃ノωノ)vvvv 「違う軸のユリウスは求めない」というようなことを言っていた騎士エースですが、やっぱりどの軸のユリウスの幸福は願っているんだなぁ、と感じ入ってしまったENDです(*´Д`) ★【二人のエースEND】 これ! このEND、怖かった〜〜(;´Д`)!! いや、視覚的に怖いのではなく、精神を蝕まれる感覚。 さらっと、さくっとアリスに切っ先を向けられる少年エースの、ある意味純粋な部分も怖かったし、そこから「助けてくれた〜(≧ω≦)!」と思っていた騎士エースに、 とん、と背中を突き飛ばされた場面 では、血が凍りました! 最後はアリスの断ち切るかのようなモノローグで終われていますが、もう、HAPPYなだけの日々には戻れないような気がする……。 個人的には、まさに堂々巡り [ コーカス・ゲーム ] のようなENDだったと感じています。 ★【BEST END】 これは。このENDは、ユリウスの言葉が私への救済ともなりました(*´Ω`*) 「今のおまえは、この国を……、私を選ぶ。そういうことか?」 「……そうよ。今は、これからもこうしてあなたと一緒にいたいと思っている」 「……アリス」 「私は……、おまえが好きだ。 おまえを手に入れてからの私は、今までよりも満たされていると感じる」 「おまえが、前の私だけではなく、今の私に対してもそうでいてくれるのなら……。 たとえ離れてしまったとしても、おまえは私を忘れはしない」 「……次に時間が廻るのを待てばいい。そういう救いになる」 逆もまた然り。 次回作でアリスがこの国を離れることになり、記憶を失ってしまっても、ユリウスは忘れない。 時間が廻れば、また同じ気持ちを持ったまま再会できますものね(*^-^*) …………。 あれ? …………………。 いや、待って? 本作の冒頭で、ユリウス自身が話していますよね。 「本来、同じ存在は軸をまたいでは存在し得ない」って。(意訳) ということは、今後、アリスが出会えるユリウスは、最初に時計塔で生活したユリウスのみであって、この軸のユリウスとはもう会えない、ということになりませんか? どんなに再会を願ったとしても、アリスは【余所者】の特権を喪失しようとしているのが現状なのですから、再び軸をまたいで出逢える可能性はーー。 「推して知るべし」な気が沸々と(;´Д`) え〜〜!? BEST を迎えた時は、寂しいながらも一抹の幸福も願えたのに、可能性はかなり低い邂逅になりそうorz 嗚呼。 やっぱり『アリス』シリーズは難しいなぁ(>_<) 【〆】最愛キャラに位置するユリウスのBEST感想はせめて、幸せのうちに終われる! と思っていたのですが、感想を打ち込んでいる最中に、余計な可能性に気付いてしまいました……orz しかし、これだけ制約、と言いますか、ルールが多いと【ワンダー・ワールド】って決して、アリスにとって ファンタージェンでメルヒェンな世界ではなく、むしろ深く沈んでいくばかりの世界なようにも思えてきます。 本当、次回作を紐解いてみたかったですね!
◆ すごかった〜〜(≧ω≦)!! エースルート、めちゃくちゃ面白かったです!!!! ◆ その上、何が素敵だったかと言うと、今現在、アリスが [ 弾かれている ] 軸違いの国の少年エースが中心人物なのではなく、 【ハートの国】【クローバーの国】で、共に過ごした騎士エースが話の中心である! というところだったんですよ〜〜(*´Д`)vvvv 騎士エースの胸の内を知っていくから、【ダイヤの国】の少年エースを見守りたい、という思いが確固になる。 そんな流れでしたので、今の国でのエースをないがしろにすることもなく。 けれど、恋の相手となるのは従来の国のエース、という安心感&満足感(≧ω≦)! 個人的なところとしましては、" メア様のシナリオも、塔領主のナイトメアを中心に進めてくだされば良かったのに〜 " と、少し思ってしまいましたが、エースの場合とナイトメアの場合ではRose様が【見せたい】部分が違いますものね。 そして、【深さ】も違う……。 嗚呼、うっとりしてしまいますねぇぇ(*´Д`) ◆ さて、未プレイの方へ前知識としてお知らせしておきたいのが、 * 前作『Wonder』では、少年エースはユリウスと共に美術館で暮らしていたが、本作『Mirror』では、ダイヤの城の居候となっており【ユリウスから引き離されている】 という状態であることです。 えぇ、ユリウスから引き離された状態のエースを【クローバーの国】で経験されてきた方なら分かるはず。 本作の少年エースも、不味いことこの上なく [ 不安定 ] な状態なのです。 更に加味すると、【ハートの国】の騎士エースが培っていたようなユリウスとの信頼関係も希薄なため、まだ経験が浅いせいもあり、もっと&ますます、ユリウスの傍にいられない自分、ということに足元が定まらない少年エースなのでした。 そんな少年エースを、アリスは同じダイヤの城に滞在しながら見ているのですから、彼が危ういバランスにあることをよく分かっています。 そこで、少年エースを、再び美術館に住まわせることが出来るように、ユリウス説得へ働きかける。 というシナリオが、本作におけるエースルートの根底になります。 ◆ その流れがある中での [ 3章 ] 。 アリスは帽子屋領の外れにある矢印の森で、騎士エースに遭遇。 そこで、違う国に滞在することへの非難を混ぜた会話が為されました。 「でも、段々と平気になってくるだろう? 前の国の皆には会えなくても、この国の生活も嫌いじゃなくなってくる」 「この国には子供の俺がいるみたいに、代わりになる誰かがいる。 君の支えになって、前の国を忘れさせてくれる」 「…………」 「そのつもりがなくても、そうなるんだよ。 知らぬ間にすり替わって……、君も慣れていく」 ユリウスルートの序盤で少年エースが窺わせたように、きっと、【エース】に共通しているのは、 軸違いのユリウスは、自分の求めるユリウスとは【認めない】 という部分だと感じました。 でも、きっとそれは彼が [ そうありたい ] と強く願っていることで、新しい国に慣れ始めようとしているアリスのように。 今の「彼」から前の国の「彼」との違いを見出して、その上で(アリスの場合、恋愛感情ありなし含めて)好きになっていく、という、その、すれすれの感覚は味わっているのだと思うのです。 そのアリスの感覚が分かるからこそ、そこに踏み込まない、と強く戒めている。 というような印象を2作品のプレイを通して、私は感じたのですが、どのようなものでしょうか(*´Ω`*) ◆ [ 4章 ] 。こちらは好意的な感想ではありません。 本作では、少年エースの美術館滞在を認めていないユリウスに、疑問ばかりを感じるアリス。 その、「以前の国のユリウスなら考えられない。そんな、どうして……」と落ち込む彼女に正直、鬱陶しさを感じておりました(;´Д`) もちろん、エースとユリウスの顛末は気になりますが、その間に訳知り顔で入ろうとするアリスの感情は……。 う〜〜ん、言葉を濁しますが、まぁ、気が削がれるな、と思ってしまったのです(´人`) ◆ [ 5章 ] 。ここでは、何故、軸をまたいで騎士エースが【ダイヤの国】に居るのか、という事情が明かされることに。 非情に興味深い内容でした。 ◆ [ 9章 ] 。【ワンダー・ワールド】のルールについて、ユリウスからの説明です。 何故、エースを自分から遠ざけるのか、というアリスの質問に答える中で、 「今のエースは、まだ違う。選ぶ前から、私の傍にいる必要はない」 「この仕事に関しては、どこかの軸の一人が選択をすれば、全員が同じ選択をしたことになるんだ」 そうなんだ〜! これは、[ 軸をまたいでも干渉されない ] 確定事項、というルールに含まれるのですね。 【役人】には特殊ルールがまだまだ有りそうなので、今後の展開が読めない分、次回作への期待が膨らみm……、あぁぁ(;´Д`)ショボン ◆ 同じく [ 9章 ] 。上記のユリウスの回答を踏まえて、今度は騎士エースとの会話。 「役人になるっていうのは、そう単純なことじゃない。色々と厄介で…… 煩わしいこともある」 「だから、子供のうちから知らなくてもいいんだよ。 いずれ失うことなんて……、今は知らなくてもいい」 「まったく同じでなくてもいい、似ているけど少し違うユリウスでもいい」 「違ってもいいから傍に居てほしい、手に入れたい……、残したい……、そんなふうに考えるようになったら……」 「……終わってしまう」 上記のセリフだけでは 判然としない部分が多いのですが、次章 [ 10章 ] まで行き、 【エースとユリウスの関係】【ブラッドとエリオットの関係】 を対比できるようになりますと、「おぉぉぉぉorz」と深い衝撃を受けずにはいられなくなります。 どちらが正しく、どちらがより幸福か、ということは……きっと推し量れません。 それは感じる個人によって異なる部分だから。 けれど、その【結果】を少しでも納得できる形で目にしたいエースは、彼らを処刑できないのです。 この章から、エースの抱える【迷い】が姿を顕わし始めました(´人`) ◆ [ 12章 ] 。[ コーカス・ゲーム ] 2回目という固定イベントの中で、騎士エースとの会話。 ダイヤに呑み込まれそうだったアリスを助けた後、貪るようなキスをします。 「なんで……、こんなこと……」 「なんでかな。……見ていたら、壊したくなって」 「……なーんて、冗談だよ。俺にはきっと、そんなことは出来ない」 「君を簡単に壊せるなら、とっくの昔にそうしている。 出来るのかどうか、自分でもよく分からなかったけど……」 「多分、もう出来ないな。この先、役割を果たさなきゃいけないとき……、そのときがくるまで動けない」 「帽子屋ファミリーの二人と同じだよ……、そうすることが必須になるまで見逃しちゃいそうだ。 俺自身が、君に……」 ふはぁぁぁぁぁぁ(*´Д`) ユリウスとのことがあって、独り彷徨っているエース。 自ら進んで雁字搦めになっているかにも見える、孤独なエースが。 自身の核となるユリウス以外にも欲してしまう、異性間の情愛の対象としてアリスに惹かれているんだ! と、感じられることが嬉しくて仕方のなかった呟きです。 もうね、迷うことが止められないのなら、エース自身が少しでも力の抜ける存在としてアリスを求めて欲しい! と、彼の安寧のために願わずにはいられませんでした(*´Ω`*) ◆ [ 13章 ] (;゚д゚)!! この章は壮絶です!! 個人的に、空前絶後な衝撃を受けましたから〜〜(T-T) ネタバレになってしまいますので、詳細は打ち込みませんが、 アリスが、汽車の中でエースの過去を映像として見る という内容でした。凄すぎる〜〜(⊃Д⊂)!! 騎士エースが、敢えて幼い自分の前で行った【所業】。 「……これからずっと、苦しめばいい」 と、言い捨てたセリフが印象深かったです……。 ◆ [ 14章 ] 。[ コーカス・ゲーム ] 最終の3回目にて、お約束のアリスも「騎乗」する、といった流れになったのですが、対戦相手の双子との接戦から地上へ落下してしまうシーン。 (落ちる……!!) 「やれやれ、しょうがないなあ」 風の轟音に交じって届いた声に、耳を疑った。 先刻まで聞いていた声と同じようで、微妙に違う、飄々とした声。 「やっぱりあいつは、まだまだ力不足だよね。君を守ることも出来ず、落としちゃうなんてさ」 「エース!」 「着地するよ」 「……やっぱり君には、俺のほうがついていないと駄目だね。 子供じゃ、支えきれない」 これまた嬉しかったな〜(T-T)vv ヒロインがピンチの時に颯爽と駆けつけてくれるなんて、本当、ヒーローみたい! (↑ エースの口癖ですよね^^) ここの場面では、" 嗚呼、私、今、乙女ゲーしてる(*´Д`)vv " と、うっとりもしてしまいましたよ〜(笑) ◆ そして、同じく [ 14章 ] 。 前作『Wonder』から、折に触れてアリスが時間の速度を捻じ曲げている描写が挿入されてきましたが、ユリウスが言質をくれました。 「こちらの住人に近くなるということは、歯車に組み込まれていくということ。 おまえ自身が時間になれば、進む速さだって調整が出来る」 そっかぁ。 やっぱり、あれらの描写はアリスの心臓が【時計に近付いている】、ということを示していたのですね……。 ◆ [ 15章 ] 。すみません、ここでは私がこの章で感じた疑問点をお話させていただきます(´人`) ネタバレ満載ですので、隠し文字にて置かせていただきますね。 では。 「えっと、あの……。 いくら [ 時間の流れが一定ではなく、進んだり、戻ったりする ] という【ワンダー・ワールド】の中でも、 ユリウスのみが「時計屋」になっていて、本国の少年エースの未来が確定していない、というのは【タイムパラドックス】になっていないでしょうか? だって、そもそも順番が前後しているように思えました。 エースが【事を起こした】から、ユリウスは「時計屋」になったのですよね? ということは、このユリウスが少年エースと同じ軸のユリウスということは有り得るのでしょうか? それとも、[ 一定ではない時間の流れ ] というのは、【軸全体】に適用される変則ルールなのではなく、【住人一人ひとり】に適用されるということ? だとしたら……、ますます何でも有りの世界になってしまいますよね。 正直、いろんな後付けの可能性を秘めている展開だなぁ(;´Д`) と、感じてしまいました」 また、さらに、エースの【所業】から推測した疑問点なのですが、 「エースは、ジョーカーとの取引条件で、[ ユリウスより前の「時計屋」を殺して ] ユリウスを「時計屋」にしました。 けれど、「時計屋」とは【死ねる】存在なのでしょうか? 「個」がなくなっても、あやふやな存在のままで在り続けるのですよね。 それとも、ジョーカーがエースの条件を呑んだから、ユリウス以前の「時計屋」は消滅してしまったのでしょうか? (その場合でも、全ての軸の「時計屋」をエースが抹殺しなければいけないことになると思います) エースの追憶で、ユリウス以前の「時計屋」を「これから、俺が殺しに行くから」というようなことを、ジョーカーに言っていたので、ジョーカー自身は手を貸していないようにも思えるのですが……。 『ダイアリ』『ミラアリ』には描かれていない、何か他の条件が発動したのかも?? だとしても、ジョーカーが [ 認めたから ] というのであれば、 【ワンダー・ワールド】の絶対的権力者は、ジョーカー ということに、今のところはなる……!? いやいや、ちょっと待って、私(>_<)! そもそもが「処刑人」と「時計屋」の統括が「監獄」であるというだけならば、この二人の場合がジョーカーの裁可だけで済んだ、ということになりますし。 それならば、今現在、ユリウスは「個」が無くなっても【死なない】とは言われていますが(もちろん、エースも)、何か他の案件が発生して、ジョーカーがそちらを役人として優先すれば、両者ともに【死ねる】、ということになりますよね。 更には、【ワンダー・ワールド】にジョーカー以上の決定権を持った存在がいるのであれば、彼らジョーカーの【不死】だって確実なものではなくなります。 それは、前任の「時計屋」をエースが殺し、その存在を抹消していることから証明できていると思います」 うわ〜〜!! ひょっとして、『ダイヤ』シリーズに続くはずだった『スペードの国』、そして、『クロックの国』もしくは『トランプの国』には、そんな存在が盛り込まれて来たのかも(≧ω≦)!? 気・に・な・る〜〜!!(笑) ◆ はい、さてさて。同じ [ 15章 ] で、騎士エースが熱烈なことを言ってくれました^^ 乙女ゲの感想文ですからね(笑)、それを最後に紹介したいと思います。 「……君って、熱烈だね。すごい愛の告白だ」 「……俺も君が好きだよ、アリス。君が壊れずにいてくれるなら……、それを証明してほしい」 「俺に巻き込まれて……、傷つけられたら、やり返してくれるだろう? ……俺をこらしめてみてよ」 「!! 変質者……っ!」 「酷いな〜。君の恋人だろ?」 「恋人になりたいなんて言ってないわよ……っ!」 「俺はなりたい。……君の特別に」 そして、この後のやり取りがあるから、エースにとってアリスは、文字通り「代えの利かない」存在になるのだろうな、と感嘆せずにはいられませんでした(*´Д`) 凛として言い返すアリスの「……不幸になんか、ならないわ」という言葉が、きっと深く深く突き刺さったに違いありませんから(*´Ω`*) 救われることを望んではいない彼だと思うけれど、でもでも、アリスといることで救われる部分もあるんだと、感じ取って欲しい! とエースのために強く願いました。 さて。 エースルート本編への感想は以上となりますので、以下よりは各種ENDの感想文を置いて参りますね^^ ★【クリスタ / お買い物END】 意外にも、クリスタとの好感度をあまり上げない方が、友情ENDを築けるという(;゚д゚)! あまり深く踏み込みすぎると、クリスタの方がその絆を無償で続けられるか不安に感じてしまうのかなぁ……。 さて。 本ENDは、ビバルディとはまた変わった「女性同士の買い物」風景が描かれていました。 ビバルディは外観年齢が一定してしまいたので、対アリスにおける彼女の立ち位置はある意味、盤石でしたが、クリスタは少女になったり大人の女性になったりするのでーー。 その分、会話にも神秘性が増すなぁ、と感じました(*^-^*) ★【クリスタ / 氷の城END】 好感度を増していると……クリスタの【寵愛】の対象になってしまうのか(;´Д`) という衝撃を受けました。 好きだと思うからこそ、信じられない。というクリスタの危うさを充分に感じることが出来た結末として、哀しいですけれど嫌いにはなれないENDです。 ★【シドニー / 手を繋いでEND】 このシドニーってば、優しいんですよ〜(*´Д`) アリスと連れ立って他領地に行く、という状況だけでも、随分と二人の仲は好転したものだ、と感慨に浸らずにはいられないのですが、加えて! 押しの強いチェシャ猫に逆らえず、アリス一人が付いて来てしまった駅のホーム。 そこで息せき切ったような態でアリスを探しに来てくれるシドニーの姿に、もぉ、感嘆です(≧ω≦)vv 「他領地で武器が使えない状態では困る」という理由から、【片手だけを繋いで】足早に駅から立ち去る様子も大好きでした! シドニーが見せてくれる気遣い、そして、好意が本当に心地よかったのです(*^-^*) ★【シドニー / 赤眼の少年END】 おぉぉぉぉ(;゚д゚)!! 前作『Wonder』で語られた [ シドニーの出自、もしくは過去 ] がCG表現されたENDとは! これは感動でした〜〜(*´Д`) ですがやはり、その過去は切なく、胸を抉られます……。 けれど、最後の展開が優しくて好き^^ 状況から黒ウサギ姿となったシドニーの可愛らしさに堪らず(笑)、「抱きしめていいか」と尋ねるアリス。 「少しだけなら」と、【胸に飛び込んでくる】シドニー(≧ω≦)! 「ふわふわ〜」と抱きしめると、まさに至福の感触(笑) そこで、夢中(無防備)になって抱きしめ続けるアリスへと下した、シドニーの報復がね! むっちゃ、甘いんですよ〜〜8(≧△≦)8)))) にやける頬を止められない、幸せENDでございました//// ★【砂漠END】 何とも暗喩を含んだENDでしたね。 「俺と迷いたいって思ってくれたんじゃないのか? 深い穴に落ちたいって」 「はは。……どうせどこへ落ちたって同じだ、 くだらない」 う〜〜ん!! アリスが迷う、その心象風景は、まぁ定例事項なのですが^^; ここに来て、ようやくエースの諦観を感じることが出来た!! と、実は感動してしまったENDでした。 いつもは張り付けたような笑顔に隠して、ユリウスへ向ける【ひた向き】な情愛を感じさせるばかりの。 『アリス』シリーズのエース。 その彼も、突き進んでいくだけではない、[ 全てを投げ出し、手を離してしまいたい瞬間 ] というものが、やっぱり有るのだなぁ、と感じ入ってしまったのです。 【迷う】ということに倦んでいる姿を垣間見せてくれた結末として、個人的に印象深いアナザーENDでした。 ★【ユリウスの部屋END】 これは温かなENDでしたね^^ 少年エースを見守っていきたいと願うアリスと、もう一人の騎士エースの存在が好きです。 ★【旅の途中でEND】 最終章の一歩手前 [ 15章 ] の延長線な二人のEND。 「仕事であり、旅だよ。俺はずっと旅をしているんだから、今も旅の途中だ」 「休みたい……、 君に触れていたんだ。今は何も考えないで、さ」 やはり、[ 相思相愛 ] という、言葉にきちんとしている仲と、[ お互いがお互いの想いに不明瞭 ] という曖昧な関係では、踏み込んでいける強さが違うんだなぁ、と納得してしまった結末です。 ★【二人で手を繋いでEND】 これは……! 居合わせたのは偶然だとしても、やっぱり嬉しかったです(T-T) 【ハートの国】のユリウス」に会うと、個人的に " 帰ってこれた〜(*´Д`)!" というような、ものすごい安心感があるので^^ 「夢だとしても、ずっと醒めてほしくない」と願うアリスの気持ちに共感してしまったEND。 ★【ウサギとパーティーEND】 こういうEND、前作『Wonder』にも有ったなぁ、と思いながら眺めていました。 人の気配がしない城での邂逅、という点は似ている気がするのですが、本作の「動物としての、普通の白ウサギに囲まれる」という点が違いますよね。 これも何かのモチーフ。 暗喩だったりするのでしょうか。 分からないながらに、この先の展望はなく、夢で終わるENDなのだろうな、と感じております。 ★【BEST END】 このEND!! 実は、ENDの後のエピローグは、まぁ優しい騎士エースに癒されましたけど(笑)、いつもの【肌色展開】というRose様カラーが発揮されているだけなのでは? と感じている部分も有り、個人的には蛇足かな、という気持ちもあります。 ですが、BEST END 本編の、 「完全な死を迎えなくても、俺のことを知っているユリウスは死んでいく。 最後まで残るユリウスは、きっと俺の知っているユリウスにはならない」 「……自分のしていることに、意味はあるのか。 もう、自分でも分からないまま続けている」 (そういう人を、選んだ) 大きな迷いと矛盾を抱え、私を巻き込む相手。 安穏とした生活など出来ないと承知の上で、惹かれている。 彼の背後にある深い穴に、もう吸い込まれてしまっている。 という、エースの葛藤。アリスの心情がとても好き(*^-^*)! 足掻きながら、エースが突き進んでいる道って……、上記エースの言葉がそのまま展開されていくのであれば、エースの自己満足、という点も報われないまま存在だけが残っていくことになりますから。 もの凄く重い十字架を背負っている騎士エースから、ますます目が離せなくなってしまったのです。 嗚呼。 そうやって考えると、そんな騎士エースが安心してアリスという温もりに触れることが出来る、という時間を過ごせているのですから、いく通りもアリスが選べる道すじの中では、エースのために最上のエピローグだったのだな、と今、思いました(*´Д`) 本作をプレイする限り。 (私自身の最愛キャラは別にいるのですけれど、)騎士エースとアリスが結ばれてくれるENDが、一番嬉しいかも、と思ってしまいました(´人`) (って、やっぱり駄目かも! ペーター〜〜〜(T-T)vvvv ) 【〆】ふは〜〜(*´Д`) 『ハトアリ』では不安定であることに安定していましたが、『クロアリ』では、その深淵を垣間見せたエースの【迷い】。 その真相を識ることが出来て、本当に感無量でした! [ 過去 ] 時間を司る【ダイヤの国】だとしても、アリスが恋を育む相手が少年エースではなく、これまでの時間を共に過ごした騎士エースだということにも、大きく安堵してしまいましたし^^ だからこそ、エースルートが本作の中では迷いなく好きだ! と思えております(*^-^*)vvvv ーー以上で、『ダイヤの国のアリス 〜Mirror〜』の冗長になってしまったキャラ語りは終了です。 結論。 本作の評価で目にする率が高いのは「エースファンならプレイするべき」とも言うようなフレーズじゃないかしら、と感じているのですがーー、 エースファンじゃなくても、ますます【ワンダー・ワールド】の虜にならずにはいられません!! という衝撃設定が貴女を待っています(≧ω≦)vvvv ライター様の才能の粋、と言いますか、妙、と言いますか……//// 『アリス』シリーズを【ダイヤの国】まで追いかけてくる方であれば、それはもうこの世界観に惚れ込んでいる方々で間違いないでしょうから、ここに来て、ガツン、ともたらされる衝撃にきっと太刀打ちできないはず。 本作でどうしても注目せずにはいられない、 エースとユリウスの関係性。 その対極にある、ブラッドとエリオットの関係性。 そして、そこから更に生じる世界観への関心ーー。 ジョーカーの存在が深みを増すと、アリスは。彼らは今後どうなるのか。 案内人であるペーターの存在意義、その役割は、どのように全うされるのか。 はぅあぁぁぁぁ(*´Д`) 残念ながら、今現在、本シリーズは【未完】のまま宙に浮いておりますが……。 ここまで [ パラレル・ワールド ] という螺旋構造の世界を、掘り下げて描いてくださる作品にはきっともう出会えないのではないか、と感嘆せずにはいられませんでした。 明るい展望の『ハートの国のアリス』『クローバーの国のアリス』作品に比べたら、格段に深淵を覗くかのような重い作品となっている『ダイヤの国のアリス』[ Wonder / Mirror ] ですが、本作で得られる知識は【ワンダー・ワールド】に於いて必要不可欠なもの。 本来であれば、この辛さを乗り越えた先に、元の国の彼らと再び出会える【「分離」から、またひとつの国へ「統合」される作品】があったはずで、そこで更に深みを増した恋愛譚を堪能できたはずなのに……。 返す返すも惜し過ぎます(T-T) ですが、やはり [ 知識 ] としては得難い作品ではあっても、[ 機微を主題とした恋愛ゲーム ] という観点からは、つらい気持ちになってしまう作品でもありましたのでーー。 良い部分も寂しい部分も、相殺して半々かな、というのが正直なところです。 きっと、心情的には二度と手には取らない作品だと思うのですが、一度はプレイしてみて本当に良かった、と感嘆しております(´人`) 以上。 本当に冗長になってしまいました拙感想文に目を通していただきまして、どうもありがとうございました! 『アリス』シリーズのトリとして残してある『ハトアリ 〜Twin〜』プレイでは、もっとコンパクトに(笑)萌えをお伝えしていけたらな、と思っておりますので、そちらでもお会いできたら光栄でございます(*´∀`)ノシ |
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(2016.08.20 UP) |
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