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夢☆色いろ
※男の子キャラを全員越していないので、ゲーム内容のみのレビューになります。 ※辛口レビューですので、それでも良い方のみお読みください。 |
このゲームを買ったキッカケは……「入手困難な乙女(要素)ゲーム」という紹介を知ったことから、ですね。 その後、たまたまweb通販で中古品として見つけたため購入してみました。 (ちょうど『金色のコルダ』をプレイした後で、暇だったんですよね〜) そうしましたら……う〜ん……。えと、 『ときメモ』に頑張ってなろうとしているけれど、全く決定打がない 内容でした。 イラストもかなり雑な部類だと思います。 いや、昨今の乙女ゲームはきちんとユーザーを意識していらっしゃるので、綺麗なイラストのものが多いですが、管理人は絵はそこそこでもシナリオ&システムさえ良ければ、ゲームとして成り立つと思っています。 (現に【あの】絵でも管理人は『ときメモ』(無印)が大好きでしたvv ちなみに萌えキャラは鏡さん…あ、また少数派/笑) ゲーム内容は高校3年間で各パラメーターを上げていくというお約束のもの。 (主人公は性別選択制) 「リアリティ追求のため」一切のパラ数値は表示されないので、主人公のセリフでプレイヤーが合否を判断するしかありません。 それが、か〜な〜り〜歯がゆいのですが、全パラを1週間毎に満遍なく繰り返していけば、どのキャラクターも遅くとも2年生になるまでに告白してきてくれます。 このゲームがときメモと違うところは、各キャラに明確な注目パラが存在しないことですね。 だから、上記の方法でプレイすると告白もすんなりと。あっけないです。 あ、このゲームは前述した通り、「リアリティを追求」しているらしいので、相手の好感度が一定になると【告白】が発生してカップルになることができます。 その後で、誰か他のキャラと付き合いたいと思った場合には【別れる】ことも可能です!! ここらへんは『フルキス』の先駆者ですね。 が、別れるときのセリフは大体が「そうか、分かったよ」等々、やけに短くあっさりしたものです。 そこらへんが、もっとドロドロしてくれても面白いのに〜、と思ったり。 ……閑話休題。 フルキスでも話題に?なった「二人目の恋人」ED。 今現在つきあっている男の子と別れて、新しい人と付き合うシステムです。 自分が頓着していないキャラのものは割り切って見れても、萌えキャラを振るのは大変にしんどい思いをしました……。 (ごめんねぇ、一哉くん〜(T-T) ←フルキスキャラ) そこで管理人が思ったことがあるのですが、【別れる】選択肢があるのなら、【ヨリを戻す】選択肢もあっていいのにッッ。 ということです。 あの人と付き合ってみたけれど、やっぱり貴方のほうが好きなの〜。 なノリであってもいいんじゃないかなぁ?と。 まぁ、そうなると付き合ったり離れたりで忙しそうですが、ヨリを戻す際の条件orパラメーターを思い切り厳しくする。 なんていう発生条件だったら、管理人、めっさ燃えます!! 一哉くんのために思い切りパラ上げしますよ〜〜ッッ。 ……って、話が違うくなってるし(^-^; 話を元に戻しますが、各キャラに性格上の違いこそあれ、プレイ内容は誰を狙っても同じなので、シナリオ萌えできません。 しかも、もっと恐ろしいことに 高確率でキャラ萌えもできません!! ぶっちゃけ、キャラに魅力がないのです。 お約束キャラの布陣は完璧です。 爽やか好青年。冷静沈着優等生。女の子大好きナンパキャラ。 無口で恋愛に奥手な少年。ファンクラブもあるお金持ち少年。 純朴で優しい少年。そして、面倒見のよいクラス担任。 これだけ揃っているのに、それだけです。 まぁ、乙女ゲームが皆無に等しかった当時にプレイしていれば、また感想は違ったのでしょうが、各キャラに背景というものがなくて…… つまりはお約束の中にも個性というものがなくて、薄っぺらいんですよね。 なので、3年間をその攻略キャラ一筋にプレイして、卒業式に言われるセリフにも萌えられず(-_-) しかも全キャラ一様に「タイムカプセル」を埋めるという設定にも時代を感じたり……。 そんな中で救いだったのが、このゲームの特徴である【夢】です。 攻略キャラとある程度親しくなると、そのキャラとそっくりな人物が出てくる夢を見るようになります。 それは近未来のSF調だったり、近現代の奥ゆかしい時代のものだったり。 夢を見るのはランダムなので、夜になって夢モードになると“おおぅ!!”と、喜んで見てました(*^-^*) この夢5〜6回見て、現れる選択肢の選び方で対象キャラとの距離が縮まるというシステムです。 選択肢は簡単なので、迷うことはありません。 一応全員分の夢を見ましたが、中でも好きだったのは氷室玲司くんのSFものでしたvv 人間に仕える存在のアンドロイド(主人公)と、違法アンドロイドを取り締まる刑事(氷室くん)の出会いから始まって、まぁ、ごくあっさりながらも恋愛感情がお互いに芽生えるわけなのですが、そのラストが好きなのです(^-^) ネタバレ→ 「人間への謂れのない従属から解放されたいアンドロイドは雨の降りしきる中、熱を出して倒れた男性を介抱します。 それが違法アンドロイド取締りの氷室くんで、何度か会ううちにお互いが惹かれていきます。それでも、刑事として職務を全うする氷室くんはアンドロイドを射殺。 と見せかけて、二人で行方をくらまします。 都心とはかけ離れた田舎で、普通の夫婦としての生活を営む二人。 アンドロイドへの法律も改正され、落ち着いた生活を送ることが出来ます。 そんな氷室くんの目下の悩みは「子供が欲しい」と可愛く駄々をこねるアンドロイドちゃんへの対応でした」 ……というものです。ほのぼのしてて好きでした(*^-^*) 関係ないですが管理人イチ押しキャラ、「氷室玲司」くんの名前って恐ろしいほど、GSのヒムロっち(氷室零一)と被ってますよね(^-^; 性格も冷静沈着で感情に振り回されないところまで似てるし、やはりこういう性格ってこういう名前になるのでしょうか…?? 夢自体スキップはできないので、攻略キャラを変えるたびに何度も同じものを見なければならないので「飽きた」という声も目にしますが、管理人はそんなことなかったですね。 むしろ、「暇(単調)だったのよ。ありがとう〜ッッ」と思って見てました(苦笑) あ、「リアル」を追求するこのゲーム。 もちろん、いろいろな学校行事も出てきます。 健康診断。移動教室。体育祭。個人面談。遠足。文化祭。 後夜祭。マラソン大会。修学旅行(コース選択可)。卒業式。 珍しいところでは「所持品検査」や、自分で答えを選ばなくてならない「定期テスト」。 これだけたくさんの行事があるのに、「単調だなぁ」と思ってしまうのはやはり発売時期がかなり昔のものだからですね。(1998/7/30発売) 今現在、システムが充実した多くの乙女ゲームが出ていますので、そこらへんを割り切ってプレイするしかないです。 (特に同じSLGの『ときメモGS』の後にプレイするとイタイですよ……) キャラデザ&システムは上記の通り難ありでも、やはり声優さまが今をときめく(笑)名ばかりの方が出演されていますし、なんと言ってもプレイヤーの名前を呼んでくれる【ネームコール】機能が付いています!! こればかりはときメモシリーズよりも先駆けですよね。 但し……五十音をそのまま発音する形なので、思い切り棒読みです(笑) 管理人、大爆笑した後に萎えました……。 これは一度堪能してみて、そのあと無声でプレイするのが懸命かと(^-^; これだけ脱力レビューを書いてしまうと、なんじゃこりゃあッなゲームタイトルですね。とほほ。 でも、管理人も余程時間が余って、でも乙女ゲームしたい!!と思ったときにしか続きをプレイしそうにありませんし、正直な感想のゲームレビューでした。 |
(2005.07.15 UP) |
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