うるるんクエスト 恋遊記


メーカー
D3PUBLISHER  (2005年07月28日発売 【PS2】)


ストーリー
房(そい)の街に住む少女、瑠璃(17歳)は薄汚れた青いアミュレットを拾います。それから次第に冒険が待つ日々へと誘われ、ついには幼馴染の月白、朱華と共に今まで住み慣れた街を初めて後にします。
それもこれも、夏休みの自由研究課題のため!!
行く先々で出逢う様々な冒険。そして旅する仲間。
冒険の終わりに瑠璃の心は何色に染まっているのでしょうか----


ゲームの流れ
青龍地方→白虎地方→朱雀地方→玄武地方→魔族の地方。
 のMAPを一周するまでがゲーム期間になります。
・街での情報収集。ダンジョンクリア。を繰り返します。
・最終的には魔族との戦闘終結が目的になります。


システム
・イベントスチルを一覧できるアルバム機能付き。(シナリオ回想はありません)
・クリアする毎に、条件を満たすとクリアボーナスを取得できます。
・隠しキャラは2週目から攻略可能になります。
・各キャラ、【デートイベント】が5回、【パオイベント】が4回あります。
・複数同時攻略は途中まで可能。
 最終的には一番好感度の高いキャラの固定ルートへ進みます。
・各キャラのエンディングは1種類のみ。
・女の子キャラそれぞれのEDは存在せずに「恋愛なしED」という括りになります。
・今回の料理は材料
(3種類)と調理方法(4種類)の組み合わせから選ぶだけなので簡単です。
・むしろRPGがメインになっています。恋愛はおまけ的な要素かも…。
・RPGでは必須な【セーブ】が各街の「寺院」でしかできないので、アイテムや呪文を取得するまではダンジョンクリアしてからセーブするまで数時間かかることもあります。
・職業をLvアップさせてパーティーを強くさせていくシステムです。
・戦闘に加えられるキャラは2人まで。
(主人公は固定。外せません)


総評 ★★★☆☆
ゲーム内容自体は面白いです。大好きですvv
……面白いのですが、個人的には【RPG
(乙女風味)】だと思ってます。
プレイした限り、メインはRPG部分のように感じてますから。
う〜ん、本当に冒険部分は楽しいです。でも、でもですね、D3Pさん。
「乙女」という括りで発売するのならば、もう少し、いえ、もっとシステムを快適にして欲しかったです。

「乙女」を楽しむための手段であるはずのRPG部分が目的にすりかわっている…そんな感じです。

恋愛糖度はこれまでの料理?シリーズの中で一番低いのでは??
と言いますか、多分、冒険部分がかなりシビアなので恋愛部分に辿りついても頭がぼ〜っとしているというか、何というか…。
各キャラの背景もあることはあるのですが、充分に生かしきれていないと思ってます。
RPG部分をもっと簡単にして、その分キャラに情熱を注いでくれればよかったのになぁ、というのが正直なところです。
そして、本当に
このゲームは時間に余裕がないとできません!!


登場キャラ(cv)
月白(石田彰)…剣士、17歳。
 瑠璃の幼馴染。面倒見が良い反面、優柔不断かも。

紫苑(竹若拓磨)…魔術師、18歳。
 「耳」をこよなく愛する変わり者。瑠璃の耳が理想の耳だとか。

海松(石井真)…錬金術師、14歳。
 瑠璃よりも数段しっかりしている少年。実は寂しがりや。

紅(森久保祥太郎)…放蕩王子、20歳。
 自国に留まらずふらふらしている王子。

白銀(川本克彦)…紅のお目付け役、32歳。
 苦労性。貧乏くじ。は彼のためにある言葉(笑)

深栗(福山潤)…魔族、22歳。
 己の生死に頓着することができないでいる魔族。

二藍」(中村俊洋)…隠しキャラ(笑)、?歳。
 路頭に迷っているところを瑠璃たちに助けられる。

(2005.09.06 UP)