甘えちゃおうかな |
兄弟みたいな関係〜 |
「そう言われても…木村君と一緒じゃないと〜」 |
優しいな〜 |
堂本君のそんな優しさは居心地がよかった。 |
優しそう〜 |
お礼も言えていない |
(授業中は丁寧なのに…どうしていつも冷たい〜) |
「春子か堂本君、カフェに行ってるかも。〜」 |
やっぱり葵さん、ホントにきれい…。〜 |
里見教授の株を上げたい〜 |
「久しぶりにいってみようかな。〜」 |
「いいよ、行こう」 |
せっかくコウ君が〜 |
(でも…そのぶんコウ君はいつも私に優しいからな… |
「邪魔しちゃ悪いから、今日はやめておくね」 |
うん、今日はバイトに行こう。 |
順調、かな |
必須単位だから〜。 |
(あの人…里見教授と、どんな関係なのかな) |
胸の奥がチクンと〜。 |
(〜今日は図書館に行ってから帰っちゃお〜) |
コウ君はすごいな〜。 |
「〜だって、コウ君だよ?〜」 |
〜私はコウ君のことが気になって集中できなかった。 |
「すみませんでした。少し考え事をしてしまって…」 |
私がいても何も出来ないしな… |
うん、そうかもね〜 |
篠原君は、大切な人って〜 |
コウ君のこと…〜 |
コウ君とあんなふうに言い争いしたことなかった〜 |
私は篠原君のほうがかっこいい〜 |
「ありがとう、甘えちゃおうかな」 |
うん、そうなんだと思う |
二人に手を振った |
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康平【過去世 回想】 |
私にとってコウ君は大事な人だったんだ。 |
好きな人なんていないよー |
外に行かない? |
ヤーダッ!恥ずかしいよ… |
まるで…恋人のようだ… |
何も言えなくなってしまった |
コウ君が大変なときに〜 |
誤魔化すように〜 |
食事くらいならいいよね |
嫌な気分にはならなかった |
篠原君のことで聞きたいことがあるの |
篠原君の大人びた優しさは心地よかった |
もっと一緒にいたかった。 |
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【達也 END】 |
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