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Solomon's Ring 〜風の章〜 |
うん。とっても楽しかったで〜〜す(*^-^*)vv 前作『火の章』でどういったカラーの作品かが判っておりましたので、最初からどっぷりと肩の力を抜いて本タイトルを楽しむことができました♪ まぁ、要は「シナリオに深さを求めない」という姿勢で臨んだのですが、それでも予想外に不意を突かれる設定ばかりだったため、感動の連続だったんです。 確かにネタ自体はどこかで一度は目にしたことのある内容かとも思いますが、何もそれは本作品に限ったことではなく、恋愛を主題に掲げている乙女タイトルならどれでもそうですよね^^ それが、 うわ〜っ、それをここに持って来るのか〜! やられた〜〜(≧ω≦)!! というドキドキ展開に繋がることが多数なため、「うん! この価格設定で多少はチープな創りでも、これだけ悶えられるなら全然OKだよぅ////」という嬉しい悲鳴になったのでしたvv 今回の3人は前作に比べて。 ーーいえ、前作の3人だって大好きなんですけれど、それよりも更にパワーアップして好きと言いますか (≧ω≦)vv 前作のように全てが丸く収まるHappyENDとは言い切れないED形態にも心臓をわし掴まれちゃって、ますます「ソロモンズ、良いvv 良いよ〜〜8(≧△≦)8))))」とシタパタしてしまう結果となったのです♪ [ 悪魔が人間の少女に恋をする ]という暗澹とした背徳感をお求めの方には物足りないシナリオ内容かもしれませんが、 残酷な描写もなく、「悪魔である彼らが純真な心を持った少女に出会い、恋心を覚えていく」という繁雑ではない、綺麗な上澄みだけを掬って「ほぅ(*´-`*)」と感嘆しながらプレイしたい方 になら、是非(≧ω≦)! とお勧めしたい作品でございました^^ 後半のシリーズ作発売が、俄然楽しみとなる秀作だったと思いますから(*^-^*)! ではでは。以下からキャラクター語りに参りますね^^ きっと相変わらず「好き!」しか言わない内容かと思いますが(笑) (「Solomon's Ring 〜風の章〜」のアイコンに使用されている画像の著作権は、株式会社アスガルド様に帰属します。また、cv. の敬称は略して記載させていただいておりますm(_ _)m)
アスタロトはですね、 あなた、よく今まで【悪魔】やっていられたわね(≧△≦)b! と感じてしまったくらい、純真な悪魔さんでした★(笑) 彼自身が持つ「象徴」と照らし合わせてみても、随分と可愛らしい悪魔(ひと)だったよねぇ、と思わずにはいられませんもの(*´艸`)vv だって、まず。 ツンツンはしているものの、割と序盤のうちから好感を持たれていたような気がします。 「あれ〜? こんなに恋心を持つに至るまでって短かかったっけ? [ 火 ]もこんな感じだったかなぁ?」と思わず悩んでしまうくらいでしたから^^; それくらい、ツンでデレな好意がアスタロトから溢れ出ていたんですよ(笑) 終盤の方のセリフになりますが、リリーちゃんとのキスシーンの後、 「この俺を、ここまで動揺させるなんて……何様のつもりだ!」 とかですね、リリーちゃんのことが気になって仕方ないのに、それを上手く言葉に出来ないで地団駄踏んでいるような印象がもの凄く強かったんです(笑) こういうセリフが序盤からバンバン出てくるアスタロトシナリオだったので、登場シーンで上から目線で常に話していた彼を思い返すと、「ぷ」と笑いが零れてしまう愛らしい展開でございましたvv そうそう。そう上、彼の性格自体がもの凄く熱いヒトだったのですよねぇ。 「何故、自分より明らかに力の弱い者を傷つけた!」 「この卑怯者め!」 と、リリーちゃんの鞄を引ったくりした犯人を追いつめてのセリフに驚いてしまいましたから。 「えぇっ、悪魔が悪人に説教とか(;゚д゚)!?」と(笑) まぁでも^^ 「そっか。アスタロトは高慢そうに見えるけれど、こういう主義の悪魔なんだなぁ」と判りましたので、その後の展開に納得しやしかったです。 きっと彼は。 「高慢」なんじゃなくて「高邁」であろうとしているヒトなんだろうな、と思ったので(*´-`*) だから、タイムループしている魔王ルシファーの居城の中を、リリーちゃんの体調を慮りながら進んでくれる場面で、 眠りに落ちる瞬間、アスタロトが私の髪を撫でてくれているような気がした。 というモノローグが挟まれた時には、「キャ〜〜〜(ノ≧∇)ノシvvvv」と身悶えしてしまいましたぁぁ//// リリーちゃんの意識が外されている時だけに見せてくれる優しさ! この素直になれない愛情表現こそがアスタロトの魅力ですよねぇ(≧ω≦)vvvv 更に、居城の中を進んでいき、ついにルシファーとの対決に持ち込むことが出来た最終局面。 「俺は、お前を危険な目には絶対遭わせたくない」 「何があっても絶対に、だ……!」 と誓ってくれたからこその、 「俺の愛したソロモンの娘に永遠の光を与えよ……!」 という決別の瞬間がもう! 「イヤ〜〜ッ、行かないでぇぇぇ(⊃Д⊂)」と泣きたくなりました。 えぇぇ、嫌だよ。こんなED! 例え、悪魔の彼とだって幸せになりたくてゲームプレイをしているのに、あんまりだよぅッッ(T-T) と、身を捩っておりましたら……そうですか。 アスタロトは、[ あの ]EDこそがBestENDだったのですねーー。 やっぱり最初は驚きましたし、「えぇ、これが最上ED?」と受け入れがたかったです。 けれど、光射す側にいたリリーちゃんの、シリーズを通して12通り迎えられる恋愛EDの中に、1つくらいはこんなEDがあっても良いかもしれない。 と思い返しました。 また、確かに種族は越えてしまいましたけれど、決して暗澹とした内容ではありませんでしたものね^^ 陰の中にも温かで二人だけの幸せを見つけていける希望を見出していましたから、決して嫌いなEDとはなりませんでした。 えぇ。 【End Story】に追加されたアスタロトのシナリオは甘かったですもんね〜〜vvvv 「大人な」意味で(〃ノωノ)! 結論として。 アスタロトはそれはもう純粋培養な悪魔ちゃんで、リリーちゃんに結局のところメロメロでしょうがないところが愛しくて堪らないヒトだと思っております(≧ω≦)vvvv (あの、「一日3回のキスは遵守すべきルールだ!」には、悪魔にしては随分可愛らしいお願いごとだと大笑いしました(笑))
最初の悪魔設定からして、好みのキャラクターだったんですよぅ(≧ω≦)! でもでもっ。 その「知的で穏やかな、えせ紳士」(笑)という性質だけでも堪らないのに、ダンダリオンの立ち位置の美味しさったらどうなんですかぁぁぁ//// 「そっか! そうキてしまったのねッッ。ヤバイ、これは堪らない(*´Д`)!」と思いつつ、果たして今後、ダンダリオンを越える悪魔に出会えるのか心配になってしまいました。 だって、ダンダリオンたらーー ソロモン王の親友 だったんですよ〜〜〜ッッ8(≧△≦)8)))) え? これだけじゃ、何に興奮しているのか伝わらないですか(;゚д゚)!? あのですねっvvvv ←(笑) 人間と同じように悪魔にも多種多様な個性があって、その中で物静かなダンダリオンは同族にも理解を得られずに独り過ごしていたのです。 そう、彼の能力ゆえに。 しかし、そんな状況下でダンダリオンを救ったのが、人間であるソロモン王でした。 悪魔の寿命よりもずっと短く、すぐに儚い存在となってしまう人間の彼がダンダリオンに「親友」と呼んでもらえる程、きっと彼の心は孤独に満ちて乾ききっていたのだと思います。 そして、それがソロモン王のお陰で潤いを得たのだと……。 けれど、理由も判らぬままダンダリオンは突如、指輪の力で封印されてしまいました。 あぁぁ、閉じ込められた空間の中でダンダリオンは一体、どれだけ嘆き、理由を悩み抜き、そして。 どれほど絶望したのでしょうね……(T-T) お互いに和やかな関係を築いていると思っていたからこそ、より深くソロモン王を憎まずにはいられなかったダンダリオン。 そして、指輪の封印が解かれ楔がなくなった今、目の前に現れたのはソロモン王の末裔・リリーちゃんだったーーという軌跡の果てに。 本来ならばソロモン王に向けるはずだった、その牙をリリーちゃんに……剥いたのです。 ですから、リリーちゃんに向ける笑顔は優しくとも、それは張り付けられたものであって、表情とはうらはらに彼の胸中はどろどろに濁っていました。 嗚呼、でも! 憎くて憎くて堪らないはずの相手と同じ部屋の下で暮らし、共に時間を過ごすうちに、同性間では芽生え得なかった温かな気持ちがダンダリオンの中に生まれて来てしまったのです(≧ω≦)!! うわぁぁ、もう//// これらの流れが本当に堪りませんでした〜〜(ノ≧∇)ノシvvvv 元々、ダンダリオンはソロモン王からひと時の癒しをもらっていたのです。 憎しみという感情が、自分の目の前でくるくると表情を変え、嬉しそうに微笑む姿。か弱そうにみえるけれど、自身の責には正面から立ち向かう努力を怠らない、凛とした姿勢を少女に見せられてしまうとーー きっと、もう駄目だったのでしょうね。 愛しくて愛しくて堪らない気持ちがこみ上げてきて、しょうがなかったのだと思います(*´-`*) 「リリー、そろそろ休もうと思うのですが、今夜はどうしますか?」 「一緒に寝ますか?」 「ええ。では、一緒に休みましょうか」 自身の復讐のため。 絡め取るために戯言で行っていた、これらの行為に真実の感情を乗せてしまうほどに(≧ω≦)! はぁぁぁ(*´Д`) 憎しみの連鎖を断ち切った後。 かつてはソロモン王に向けていた信頼の情を、同じ深さで、けれど、それ以上の濃度でリリーちゃんに向けたのならば。 後にはもう、愛情しか残りませんよねっ(ノ≧∇)ノシvvvv その連鎖は、ダンダリオンが同族から距離を置かれれば置かれる程、ますますリリーちゃんが彼の至高の宝ともなる素敵な連鎖ともなりーー あぁぁ//// この反転する思慕に身悶えずして、一体いつ悶えれば良いのか(≧ω≦)! という感じで、ダンダリオンルートにすっかりのめり込んでおりましたvvvv 「今日は添い寝をご所望ですか? それとも……」 【End Story】で彼が見せてくれた艶やかな表情に輾転反側とし、ダンダリオンに夢中となってしまった幸せプレイでございました(≧ω≦)!! 最後には見せかけだった感情を真実にして、甘くて優しいだけの存在となってくれたダンダリオンが大好きです(*^-^*)vvvv
ビックリした〜〜(;゚д゚)!! まさか、まさか、[ また ] そう来るとは思っていなかったベリアルルート(≧ω≦)vvvv いや、うん、でも。 確かに、キリスト教における【悪魔】の定義は「堕天使」らしいですから納得は致しました。 謎だったんですよねぇ。 ベリアルは最初からソロモンの指輪には興味薄だったので、どうしてリリーちゃんとの契約にこだわるんだろう、って。 そうしましたら、シナリオ内のベリアル独白部分で吐露している場面がありまして、「嗚呼、なるほど……」と氷解致しました。 綺麗なものが好きで、自分の欲しいものには躊躇しない悪魔としてのベリアルの性(さが)が良く出ているなぁ、と感嘆したものです。 最初、リリーちゃんと出会った時には、 「君はまだ咲くのを怖がっている蕾のようだね。 俺の手の中で咲いてみるのはどうだい」 と、「キャ〜〜//// こういう悪魔のお約束な瞬間よね〜〜8(≧△≦)8))))」と艶をふんだんに含んだセリフを落としてくれたりするのですが。 これまでにベリアルが相手をしてきた数多の少女たちとは勝手が違ったのでしょうね。 勝気で前向きで素直になれなくて。 けれど、心の中にベリアルへの愛情が育ち始めてからは、ためらいながらも恥らう様子を見せるリリーちゃんに、ベリアルこそがどんどん惹かれていく様が堪らなかったです(≧ω≦)vvvv いつものようにリリーちゃんを甘く翻弄しているようでいて、 「俺がそばにいてもいいのかい?」 と、彼女に必要とされることに不安を感じるようになり、果てにはーー 「そうだね。あるいは俺が死んだら、君は助かるだろう」 「けど、俺がいない世界で君が誰かと幸せになることを考えると、苦しくてたまらなくなる」 「だから……」 と、リリーちゃんを他の誰かに奪われてしまわないために。 このままタイムループの中で、人間と悪魔という叶わない恋路に苦しんで、いつか失ってしまうくらいなら……! と、あの暴挙に出たベリアルシナリオには、鳥肌が立ちました(*´Д`) 多分、ここまでが悪魔となってしまったベリアルの仄暗い部分であって、それが奇しくもタイムループの法則によって救われたときには[ 強欲 ]として執着していた情が雲散され、清く深い愛情だけが残ったのではないかな、と思います。 だからこそ、ベリアルのあの変身には驚きもしましたが、「嗚呼! でも……そうだよね。違和感ないものっ(⊃Д⊂)」と感動したのでした。 魔王ルシファーを無事倒してからのBestEndもまた……素晴らしかったですねぇ(*´Д`)! 私だったらきっと、触れたくても深くは触れ合えないような、薄いヴェールを一枚隔てたような関係に泣きたくなるんじゃないかなと思います。 けれど、うん。リリーちゃんだったら大丈夫^^! だって彼女はベリアルの全てを受け入れてくれる女の子だから。 悪魔との恋愛を禁忌として思い悩んでいた彼女のためにも、もう躊躇わず幸せに笑っていられるEDになったんじゃないかな、と思いました(*^-^*) ベリアルの方もね。 リリーちゃんのような女の子だからこそ、もうーー悪魔にまで身を窶(やつ)してしまった程の底の見えない執着心を、深さは変えずに綺麗な恋情だけにして彼が望むだけ。 彼が愛したいだけ愛しても、きっと「そんなベリアルが好き。そんなベリアルの愛情が嬉しいの」という感情で笑っていてくれるから、幸福感を覚えられるのだと思います。 彼のシナリオの象徴でもあった、【青い薔薇】のように綺麗な結末にうち震えてしまったルートでございました(*´-`*) 以上が、キャラクター語りとなります。 上手く「好き」具合を伝えられたか心配になってしまいますが、三者三様の愛情の在り方を随分と堪能させていただきました^^ 上記のように彼らから受け取ることのできる恋愛シナリオに関しましては、何ら不満はございません。 何度も言いますが、むしろ、今後のシリーズ作が本作品を越えることが出来るのか懸念してしまう程ですから(>_<) けれど、う〜〜ん。 今回は、使い魔を封印しても封印しても、 リリーちゃんの能力が何ら向上されなかった ということだけが心残りでした。 だって、いつまで経ってもリリーちゃんたら強くならずに、ずっと悪魔の彼に守られてばかりだったんですもの。 前作の[ 火 ]では、そんなことはなかったように思えるのですけれど(ルシファーとの対決時に、きちんと戦えていましたよねぇ?)、一体どうしてしまったのか^^; 悪魔である「彼」に愛情を伝えられる唯一の存在となれることはとても嬉しいけれど、それにプラスして「彼」のために、もっと隣に在るために貢献したかったなぁ、と感じたのがマイナスポイントでございます (*´-`*) でも、これ以外は! 前作通り、とても楽しく^^ 長くはないシナリオでありながらも、乙女風味を失わなず気負いなく進められる恋愛譚に満足しております♪ 次回作にも気になる悪魔がおりますし、このまま最終作までを楽しみに追いかけて行く気でいっぱいの私でございました(*´艸`)vvvv |
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(2013.03.14 UP) |
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