ツンデレS乙女
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sweet sweet sweet-





前作『すみれの蕾』に嵌ってしまい、どうにもこうにも「美蕾」さんのタイトルをプレイしたい!!
という気持ちから購入した今作^^
とは言うものの、「すみれ」があまりに私の中で傑作すぎて、到底越えられるものではないと思っていましたので、軽〜く、ゆる〜く、出来ればキャラ萌え&シナリオ萌えしながらプレイできるといいなぁ。くらいの気持ちでした。
まぁ。実際にプレイしてみての総体的な感想は、プレイ前の気持ちとほぼ同じですが、

「期待しない」とは言っても、やっぱり美蕾さんのシナリオは面白いなぁ!!
いいトコ突いてくる!!


といったもので占められています^^
手堅いキャラが揃っていますし、シナリオも短く様々なパターンで区切られているので、同じキャラでもいろんな切り口で楽しめる♪
と、ほくほく(*^-^*)

何より、攻略キャラと恋愛をする主人公・いおりちゃんの性格が素敵でした!!
一生懸命、モテる女を目指して性格もそれなりに作っているのですが、根が真面目なので人の好意を無下に出来ず…… ひたむきに相手を見つめようとしますので、相手キャラがそんないおりちゃんの態度に一喜一憂したり、恋人になっても心配で仕方なかったり。
という展開が、非常にしんみりしたり、共感したり、きゅんきゅんしたり////
シナリオが浅いですので、「何、いろんなことに首を突っ込んで…」という趣きもあるかもしれませんが、実際、自分自身が悩んでいる時あんな風に一緒に悩んでくれたり、背中を押してくれたり、という異性の存在には本当に救われると思うんです。
そこら辺を、恋愛テイストが強い【MAP探索ルート】では、ひたすら明るく前向きに。
専用シナリオになる【能力発動ルート】では、(それなりに)深く掘り下げて。
と言った、コントラストがなかなかだったなぁ(*^-^*) と思っています。

ただ……。 一筋縄ではいかないキャラシナリオもありまして……。
ネタバレなしの【紹介】ページでも記載させていただきましたが、

まずは、【ツン】【デレ】の恋愛シナリオを堪能してから 【ピュア】シナリオに進む

のが最善です!!
ネタバレしてしまえば、「神父さま」のシナリオなんですが……。
えぇ〜(T-T)!! と泣きたくなりました。
そこら辺はキャラ語りで詳しく述べたいと思います。

と、END攻略順を決めてしまえば、すんなり楽しめる成人イベントが目白押しで、そこは攻略キャラが大好きであれば非常に楽しめます(*^-^*)!!

同様に……。【能力発動ルート】も……。

学生メンバーはあんなに上手にまとまっているのに、何故、年上メンバーのシナリオは破天荒なのか(T-T)!?

と……。
いおりちゃんと年齢が離れていて、自分の人生を自分で取捨選択してきた彼らだから、今更いおりちゃんの能力ひとつでどうにかなるものではない。からだとは思うのですが。
それにしても〜〜〜(T-T)
まぁ、神父さまは良しとしましょう。
彼と対極に位置する教授のENDが、True&Bad共に後味悪いと思うんです(T-T)!!
あれはHappyとして認められません〜〜(>_<)
おぅおぅ(T-T)

今、語ってしまうときりがないので、このままキャラ語りへ突入したいと思います!!
キャラ語りは一部シナリオ(&一部キャラ)を除いて、楽しくお伝えしていきたいです^^
「ツンデレ★S乙女」のアイコンに使用されている画像の著作権は、株式会社まどか様に帰属します。
私の攻略順。そして、cv.は敬称略で記載しております)






奈木 颯也(cv.紫花薫)… 学長であり、神父。秀介の弟。

神父さまに関しては辛口コメントしかありません。
お好きな方は回避推奨です!!



うぅぅぅ。このタイトルで一番最初に突進。
(いや……なんか……美蕾さんでは常連となった紫花さん。嫌いではなく、むしろお慕いしておりますが。そろそろ飽きた……。 いえいえ!! 耳に馴染んでいるので、まず最初に、と(笑))
それで……。

一番最初に泣きたくなったキャラです(T-T)!!

すみません。良い意味ではなく、悪い意味で、です。
上出しましたが、一番最初に神父さまに特攻して、一番最初に「ピュアが一番平淡そうだなぁ」と思ったのでピュアルートに突撃してしまった私……。

自分を呪いましたね(T-T)

何なんですかッッ。あの性急なイベントの数々はッッ(>_<)!!
【ピュア】ってアレなんですね。
「純粋」とかって可愛い意味じゃなくて、
「本性」って意味のルートなんですね!? と思いました……。
あんなに恋愛に関して冷めていた神父さまが、たった。
たったMAPで15ターン追いかけ回したくらいで、あそこまで落ちるんですか!?
確かに、いおりちゃんは真っ直ぐで、それはそれは良い子だと私も思います。
彼女を好きになったら、彼女の性格が可愛くて仕方ないだろうなぁ、っては思いますけど。
神父さまに関しては説得力が薄くて。
しかも、ダークな展開に……(T-T)
あれって……前作『すみれの蕾』の某キャラを思い出してしまったのは私だけなんでしょうか?
「彼」だったら解るんですよ。
監禁」に至るまでの心情があまりにも細やかで、返って羨ましいと思ってしまう程の熱情でした。
でもでも、神父さまにやられた日には……本当に引きました……。
あの状態で、よくいおりちゃんが神父さまを受け入れたなぁ、としか思えません。

と、筆舌尽くしがたい気持ちでいる状態の後で見た【Sルート】【Mルート】に、「嘘!!??」と驚愕。
神父さまが普通にデートしたり、いおりちゃんに尽くしたり、尽くされたり!?
「えぇ〜(;゚д゚)??」 と ^^;
神父さまの本性を垣間見てしまってからでは、全てが嘘くさくて…… それぞれのEDも納得できず。
【Feverルート】でようやく納得できたかな? という感じでした。

公式サイトでいおりちゃんの「能力」を知って、能力発動ルートが楽しみで仕方なかったんですけれど、これまた一番最初に見たのが神父さまルートだったもので……「何これ!?」としか思えなかったです(>_<)
美蕾さんが今のように安定した作品をお出しになっているときではない。
いろいろと作風を試していた頃の、初期作品 『星の王女3』 や 『星の王女 光のつばさ』 を思い出しました。
いや……。
EDロールのキャスティングで 「ダウス」 という名前を見たときから胸騒ぎはしていたのですが……。
本当にそうくるのか!? と。
プレイ当初は諤々としてしまったルートなんですが(今でも結構そうなんですが)、今は
「MAP探索ルートで神父さまが、あそこまでいおりちゃんに転んだ一因がその「存在」だからなんだ」
と自分を納得させています。
そうしないと……自分がもう、いろいろと無理すぎて。
神父さまって、本当に最初からこういうシナリオのキャラだったんでしょうか(T-T)?
個人的に…ですが。無理に攻略キャラに組み込まなくても良かったよぅ、と思いました。

神父さまは最初にプレイしたPureルートの印象があまりに強烈で。
申し訳ありません!! 愛情を保つことが無理なキャラになってしまいました(T-T)





奈木 秀介(cv.空野太陽)… 同好会顧問。大学教授。

鬼門となってしまった神父さまの後に攻略しただけあって、きちんと【Sルート】【Mルート】からプレイした教授。
そのお陰か、二番手に好きなキャラとなっています(*^-^*)!!
cv. が空野さんでしたので、「実は腹黒キャラ!?」と勝手に思っていたのですが、そんなことはなく最後まで、優しいぽややんとした教授でした。
そこがまた大好きなんですけどvv
個人的には結構、計算高い人だなぁ、とは思っていますけれど、その発露の仕方が嫌いではないんです^^
いおりちゃんの性格を見越して、うるうる半泣きで「だめ……なんですか?」なんてすがっちゃう辺り、狡いですよね。
それで結局いおりちゃんが言うことを聞くハメになって、教授は秘密裡にご機嫌♪ みたいな印象なんです。
教授ルートは、天然の彼がいおりちゃんの行動に一喜一憂したり、させたり、という展開が実にツボでした(*^-^*)
【Mルート】行為イベント [ 目隠しされて…… ] や、END [ 彼女は僕のもの ] 、好きですね〜^^
あんな宣言はズルイなぁ、って。
嬉しくて、甘くて、仕方ない内容でした////

【Pureルート】なんか〜〜〜。もうッッ8(≧△≦)8))))

「……いおりちゃんが絶頂を迎えるまで 7分23秒ですか」
「彼氏たるもの、やはり彼女の身体は隅々まで理解しておくべきだと思いまして」
「身体の敏感な部分はどこかとか……
どういうことをされたいかとか……」

は、ハルッッ煤i@△@;!?


って思いました、私(笑)(@『すみれの蕾』)
Pureエンドも!!
タイトル [ 今度は犬!? ] だけでお察しになられる方はなられるかと(笑)
猫耳」付けさせられちゃったりとか、「犬耳」とか……。
教授のダメダメ大人っぷりが返って可愛くって仕方ありませんでした////

そして、教授で初めて【VSルート】のシナリオも堪能したのですが……。

もう大満足です(T-T)!!

VSルートには4種のEDがあるのですが、やっぱりBestENDが大好きで大好きでッッ8(≧△≦)8))))
神父さまとのコトが露見しての、雨の中での行為イベント <嫉妬に狂って>。

「……僕としていたときは、こんなに濡れなかったのに……。颯也に……教え込まれたんですか?」
「なんで、僕じゃなかったんです……僕じゃ……。
……いおりちゃんのお願いなら……なんでも聞いてあげたのに……」

「……いつもより……感じてる顔……。颯也は、


こんないおりちゃんを……ずっと見てたんですね」


「僕が、もっと早く気づいていたら……君を独占できたのに……」
「……いおりちゃんの彼氏は僕なのに……、いおりちゃんを抱きしめていいのも……

好きって言っていいのも僕だけなのに……」

彼女を大好きで、行き場をなくしてしまった教授にひたすら胸打たれました。
普段は温かな人が見せる激情って、どうしてこうも印象深いのか……。
私には堪らなかった場面でした////

なので教授が大好きな私は、この後のED [ 眠り姫に永遠の誓いを ] も好きなんです!!

「いおりちゃん、僕と結婚してください。……これで全て許してあげます」

うわ〜〜。教授ったら、なんて愛情深い人なのッッ(T-T)!!
快楽には身を委ねてしまっても、心に仕舞っていた大切な人は何時だって教授だったいおりちゃん。
その彼女が幸せになれるEDが、とても嬉しかったです。
ぜひぜひ、笑い合える夫婦になってもらいたいなぁ、って思います。

あぁ。それなのに……【能力発動ルート】はどうなんですか?
幸せを探す二人が、結局 解決を見ずに終わってしまう内容で。
しかもBadEND側でも、やっぱり末路は想像できて……。
せっかく仮想現実と割り切って「乙女」をプレイしているのですから、HappyENDはとことん甘いものがいいんです!!
ご都合主義どんとこいですよ〜(>_<)!!
「幸せ探索」よりも「幸せな結末」の方が、もっともっと嬉しかったのに。と思えて仕方のない教授ルートでした(T-T)
教授に関してはこのTrueENDよりも、MAP探索ルートの恋愛END諸々を二人の未来として考えたいと思っています(*^-^*)!!





乙坂 辰男(cv.紫原遥)… 同好会メンバー。人気俳優。

ゲーム購入当初、攻略キャラクターは辰男くんを目当てに購入したんですが……。
あらら? 蓋を開けてみると、違う男の子に夢中になってしまいました^^;
おかしいなぁ。攻略メインキャラって性格もシナリオも一番真っ当なはずなのに、何故引っかからなかったんだろう。
まぁ、私の見解としては。嵌りきれなかった理由として、

辰男くんの優柔不断さ

が挙げられます。
流されやすい優しい性格だったにしても、恋愛対象となるいおりちゃんに関しては気持ちを貫いて欲しかったんです。

なので、辰男寄りのシナリオであるはずの【VSルート】でさえ、対抗キャラの逸馬くんが素敵に見えて!!
正直、逸馬くんとの行為イベントの方が楽しくて仕方なかったです。
彼と関係を持ってしまった後に、学食で辰男くんと鉢合わせしてしまうイベント [ 卓上の3人、下では…… ] 。
いおりちゃんが辰男くんと会話をする中、テーブルの下から彼女の下肢へ意地悪な笑みと共に指で仕掛けてくる逸馬。
それがあまりに衝撃で、艶っぽくて〜////
その後の、なだれ込むような空き教室での逸馬との行為イベントも大好きでした!!
逸馬から、

「俺が触ってて感じたんか…… それともあいつが見とったからか……」

と背後から囁かれた日には、もう(T-T)vvvv

もう辰男くんを止めて逸馬くんを好きになろうよ、いおりちゃん!! と思ったほどです。
時間は過ぎて、とうとう辰男くんにも不実を知られてしまうのですが、辰男くん寄りのルート展開での行為イベント <嫉妬と涙と後悔と> で、

「あいつに……広げられたのかよ……。 あいつの大きさ……あいつの形に……」

という辰男くんのセリフに、あまりに逸馬との関係を直接的に考えさせられて……。

逆に、逸馬に心を奪われました!!(笑)

辰男くんは優しいキャラクターだとは思うのですが…、私には寄る辺がなさ過ぎて……。
可愛いな、とは思えても、なかなか素直に応援できない男性になってしまいました。
辰男くんファンの方、ごめんなさいです(>_<)

専用ルートである能力発動シナリオも。
学生メンバーはそれぞれの過去の修正のためにスリップできますので、そこは大変満足したのですが^^
またしても辰男くんが、ぐらぐらゆらゆらで〜〜(T-T)

ずっと好きな子がいるって言っててもいいじゃん!!
今、君が好きなのは?
今、君の傍にいて懸命に考えて、君のために行動に移してくれている子は誰なの?
言葉一つに囚われないで、もっといおりちゃんを大切にしてあげてよ〜(T-T)!!

と思ってしまいました(>_<)
TrueENDで、ようやく素直になれて二人で笑って生活できているいおりちゃんが本当に嬉しかったです。
なので私の中では、辰男くん本人が。というより、いおりちゃんが彼を好きだから、彼と幸せになって欲しい。と思うようなキャラクターなっていると思います。
うぅぅ。こんな感想になってしまって申し訳ありませんでした(>_<)!!





一條院 誉(cv.皇帝)… 同好会メンバー。政治家子息。

誉くんは……皇さんボイスだぁ!! と狂喜乱舞したキャラクターです。
頭の中に響く、『すみれの蕾』のトウワボイス////
のはずが……。

すっかり、「誉」くんという別人格に心奪われました(笑)

さすが、声優さんって素晴らしいです!!
キュートで、ダメダメで、滅法ロマンチストで。
そんな彼がどうしていおりちゃんだけには冷たく接するのか。早くその訳を知りたいなぁ、って思いながらプレイしていました^^
理由は専用ルートで明かされますが、まずは簡単に恋愛ENDを見ていきたいです。

MAPイベント 10ターン目が気持ちのきっかけとなる誉くんとの恋愛関係。
【Sルート】での <ポテトをあーん> CGイベントは可愛かったですね〜(*^-^*)vv
「食べる」
って拗ねたような言い方が、もう!!

にゃは〜^^ と思いながら進めていくと、続く遊園地デートでの観覧車イベントです////
(遊園地ひとつをまるまる貸切にしちゃう辺りは敢えてスルーで(笑))

「頂上に来たらキスをするっていうのが庶民ルールなの……」 と触れるだけのキスをするいおりちゃんに、

「……その庶民ルールは悪くないね……」

って微笑む誉くんはッッ。
その声は、まさに「トウワ」で!!
重ねて感動してしまいました〜(T-T)vvvv

【Mルート】のEDも、真っ赤な薔薇を空から舞わせて、「ヴァージンロードみたいだね」ですから、非常に綺麗な終わり方だったと思います(*^-^*)
(ちょっと……『VitaminX』を思い出しましたが^^;)

【Pureルート】では、てっきり誉くんとの「身分格差」がテーマになるのかと思ったら、誉くんの「薄利多売」(笑)な女性関係が主題となっていましたね。
誉くんには【VSルート】がないからか、康太くんがいろいろ絡んできてくれて^^
そっちの方が実は嬉しかったりしました。誉くんルートなのに^^;

そして、誉くんの過去専用ルートは、私の中のいろんな疑問点が解消されて実に満足!!

いおりちゃんが幾ら掃除好きだからって、なんでトイレ掃除をアルバイトにするかな〜^^;
と思っていたのですが、なるほど。
そこが誉くんのパパがオーナーを努めている遊園地で、そこで彼女の飾らない姿を彼に見せるためだったんですね!!
うんうん^^
あのイベントがあって、誉くんがどんどんいおりちゃんに傾倒していく展開だったのか、と。

二人が恋人になってから、誉くんは父親からいおりちゃんの整形を知らされてしまうのですが、

「ホントの顔っていうのは、キミの心にあるんだ。
昔からーー 生まれてきたときから、ずっと変わらずそこに……」
「キミの顔は、すごく美人だよ。それはきっと、
キミが生まれてきたときから変わってない」
「ボクは、そんなキミに惹かれて、彼女にしたいって思ったんだ」


と、彼女に言ってくれるのが幸せでした(T-T)!!
誉くん、あなたイイ男だよ〜!!
(実際問題としては「二重」手術だけなので、そんなにパパが取り上げる程の問題でもないと思うんですけどね^^;)

そして、誉くんの過去へ飛ぶいおりちゃん。
過去2日目に、家庭教師となったいおりちゃんへ自分の取り巻きの女の子たちを、

「女なんて腹の底ではなにを考えてるかわからないよ」
「だけど、一応は政治家の息子だからね。父が困らない程度にはあたりにも平等に愛想を振りまくんだよ」


と評していたことに、また納得しました。
MAP探索ルートでは多分に「地」も入っているんじゃないか、とは思いますが(笑)、奥底の気持ちはこうだったんだ。と知れて良かったです^^
そのまま、誉くんが「お笑い芸人」を目指している理由を知れたり、誉くんがいおりちゃん(=派手な女性)に反感を持つ理由を知れたり。

過去でどんどんいおりちゃんに心を開いてくれるようになった誉くんを置いていってしまうのは寂しかったですが(文化祭での「ピン芸」披露が弾き語りライブになってしまうくだりも…可哀そうで切なかったですね(T-T))、現在に戻ってきて空回りを始めてしまう誉くんにも胸を痛めました。
「まつい」に弟子入りを嘆願して、それをついに「いいかげん気づけ!!」と啖呵をきってしまう逸馬にまたも惚れ直し……って、違いますね(笑)
まぁ、いろいろあって、いろいろ先にBadENDを見てしまった後迎えたTrueENDは幸せでした〜(T-T)

レストランにて、

「こちら、紹介したいって言ってた月城いおりさん。
わけあって今はおひとりなんだけど、すごくいいお嬢さんなの」


と名都子に引き合わされる二人。それに、

「……うん。知ってるよ……」

と応えてくれた誉くんが(T-T)!!
名都子さんがいてくれれば大丈夫。
全てが良い方向に転がりだした二人の未来が、ただ嬉しかったです!!
この誉くんのEDだけは、ED曲に合っているなぁ、って素直に思えました(*^-^*)
(正直。あまり深いシナリオのタイトルではないので、「すみれ」のときのようにED曲にもOP曲にも思い入れがなくて^^;)

あ。ただ最後に残念だったのが、【おまけ】の「つぶやきボイスドラマ」が誉くん寄りじゃなかったところ。
確かに笑えて可愛いなぁ^^ とは思いましたが、他のキャラクターのように甘い後日談が良かったのに、って思います。
(個人的に一番きゅんきゅんしたのが逸馬くんで、一番ツボ(笑)だったのが教授でした)
おまけは……でしたが、それ以外のまれちゃんは実に愛すべきキャラクターでしたね(*^-^*)vv





鷺沼 逸馬(cv.堀川忍)… 同好会メンバー。お笑い芸人。

他キャラ攻略の際から、好きで好きで堪らなかった逸馬くん!!
辰男くんシナリオの【VSルート】では、逸馬くん寄りのEDがなかったのが残念だったのですが、その寂しさを凌駕してしまう満足感でいっぱいの逸馬ルートだったと思っています(*^-^*)vvvv

MAP探索イベントだって終始、素っ気ないけれどいおりちゃんのことをちゃんと考えて見つめてくれているのが見て取れる内容に……もう〜。ウットリでした////
たかが?MAPイベントなんですれど、逸馬くんのターンはどれもこれも幸せでしたね〜^^
MAPイベント 4ターン目。
激しい頭痛がするけれど外せない講義があるから、それまで部室で休むことにしたいおりちゃんですが、疲れてそのまま寝てしまうんです。
そこを訪れた逸馬くんが、

「まったく、こんなとこで無防備に寝よって……」

とッッ8(≧△≦)8))))
しかも、上着を掛けてくれるし〜vvvv
ジャケットを脱いだ立ち絵の逸馬くんも素敵でしたね^^

【Sルート】に入ってからの行為イベントでは、あんな風に逸馬くんに懇願されちゃったり……////
可愛くて仕方なかったですわ〜8(≧△≦)8))))

【Mルート】では、ドライブイベントが好きでした^^
運転中だから、いおりちゃんが作ってきてくれたお弁当を食べられない。
だから、食べさせて。ってシーンです。

すると、逸馬がサンドイッチじゃなく私の手をあま噛みした。

〜〜〜//// い、逸馬〜〜(T-T) と壊れました私(笑)
行為イベントでも、

「もっと、俺にしか見せへん顔見せて……?」

って囁かれたのには腰砕け(T-T)vvvv
うぅぅ。逸馬、素敵すぎです…vvvv

【Pureルート】も、幸せいっぱいでした!!
急な本番が決まって、慌てて部室で台本を読み始める逸馬。
せっかくの二人きりなのに、かまってくれない逸馬にちょっと傷心ないおりちゃんが、台本をチラ見しながら慣れない関西弁で彼が言うはずの科白を読み上げる場面です^^

「スイッチ……入った……」
「後悔すんなよ」


って、壁際に追い詰められちゃうしッッ////
でもでも、

「嘘や」

ってクスッと笑って解放してくれるし!!

「お前、あんまり可愛いことばっかりすんなよ。俺の身がもたんわ」

と言ってくれる逸馬くんの方に、眩々でございましたよぅ(T-T)vvvv


あ。ちょっと…閑話休題です。
「美蕾」さんのタイトルを『星の王女』無印からプレイしていると思うこと。
それは、

幼馴染みの「無理やり」率、高くないですか?

ということです^^;
「幼馴染み」とか、「親しくしていてずっと想っていた」というような、主人公と近い存在にある人ですよね。
そういう彼らが [ 自分の感情を持て余して、報われなくて、行動に出てしまう ] という流れが多いなぁ、って思うんですが……気のせいでしょうか(笑)
今回の逸馬くんも、最初はそんな行為イベントで……。
まぁ、私は嫌悪感を抱くというようなことはありませんでしたが、それだけで行為イベントが終わってしまわなくてホッとしたのは事実です^^;

最初が「あんな」行為だったので、部室での行為イベントは照れ照れとさせていただきました////

「ほら……。こんなに、お前が俺のこと思って……濡れてること……、みんなに聞かせたろうや……」

わざと音を立てるようにかき混ぜられる。

「や、やめて。そんなことしなくても……私は……んっ」
「逸馬の……っ、もの……っ、だって……」

必死で伝えようとするけれど、うまく言葉にならなかった。


部室での同好会の飲み会だから、他のメンバーもいるのに!!
(酔いつぶれて寝てますけどね(笑))
でも、こんなことを必死に訴えられたら……。
訴えようとしているのに、自分が与える快感に言葉にできないでいる状態のいおりちゃんを見たら……。

それは逸馬だって、可愛くて仕方ないでしょうね〜(T-T)

と思える内容でした////
満たされているに違いない逸馬が嬉しかったです^^
その後のTV局での行為イベントも……(*^-^*)vv
この際、「虚構」のゲームなんですから、

大学の「空き教室」だって、TV局の「控え室」だって、絶対に誰か入ってくるって(>_<)!!

というツッコミはせずに楽しもうと(笑)
逸馬の、

「かわいいけど、お前が憎らしい」
「もしかして……お前が他の誰にでもこんな反応を見せるんかと思うと……

一生籠の中に閉じ込めておきたなる」

には激しく共感!!
うんうん。いおりちゃん、本当に可愛いもんねー^^!!
自分の「彼女」だから、こうしていおりちゃんを啼かせられるのは自分なんだけど。
もし、その「彼氏」が自分じゃなかった時のいおりちゃんは、その「彼」にも同じように……、って考えちゃうんでしょうね^^
逸馬の「好き」加減とか、想いの深さとかが滲み出ていて好きなイベントでしたvv

【過去専用ルート】も、とっても楽しかったです(*^-^*)♪
逸馬が好きなのは「同級生の」いおりちゃんではあるのですが、未来からきたいおりちゃんにも心を開いていってくれて。

「色々ありがとう」
「俺、おねえさんは未来から来たということにしとくわ。結婚するいうのは嘘やいうことにしとく」


ぐいと身体を引き寄せられ抱きしめられた。

「俺……おねえさんのこと好きになってしまったかもしれへん」

と言ってくれたイベントCGは嬉しかったですね〜(T-T)vv
無事に二人の部屋(過去→現在)に戻ってきたときも、

「帰ってきたんか?」
「全部、分かってる」
「お前が今俺の目の前にいてる。俺はお前のこと愛してる。なにも変わってへんねん。

それだけでええやろ」

なんて言ってくれて!!
うんうん。そうだよね〜(T-T) と感激してしまいました。
その後の、お父さんとの仲直りも嬉しかったですし、EDももちろん!!

「あの時……。公園で別れるとき、結婚する言うてたやろ」

「絶対幸せにしますから俺と結婚してください」

は幸せで仕方なかったです(T-T)vvvv
逸馬は最初から最後まで、ずっといおりちゃん一筋で。
BadENDですら彼女を思い続ける内容ばかりで。
本当に……。
彼のそんなところが大好きです!!
『ツンデレ』を購入して、「逸馬」というキャラクターに出逢えて本当に幸せでした(*^-^*)vvvv



以上がキャラ語りとなります。
……思った以上に……長くなってしまったような^^;

と、上記5人のTrueEND(歌付きEND)を見た後にopenする、ノーマルEND。
神父さまの、いおりちゃんへの言葉。

「過去に戻るということは、確かに後悔が解消されるかもしれません。
ですが、それと同時に幸せも消えてしまうのです」


には感動しました!!
このセリフで初めて(ひど…)、神父さまがいてくれて良かったなぁ(T-T)、って思いましたから。
いろんなことが重なってしまって、退部届け、退学届けを出したいおりちゃんの部屋を、それぞれ訪れる同好会メンバー。
彼らの気持ちに、

気づかなかった。ーー 私はこんなに幸せだったんだ。

と思ういおりちゃんに目頭が熱くなりました(;;
まぁ。結果的には、いおりちゃんは自分の「過去」ですらやり直してしまう内容だったんですが……。
その先に掴んだ未来は、いおりちゃんの弛(たゆ)まぬ努力と、その人柄で手に入れたもの、ということも分かっているつもりなのですが……。
プレイ当初は感動したんです。
みんながいおりちゃんを待ってくれている笑顔に。
でも。
でも!!

いおりちゃんは「過去」をやり直すことなく、今までの自分の気持ちも行動の結果(整形)も全て受け入れて、同好会のみんなと笑い合って欲しかったと思います(>_<)!!

大体、あそこまでいおりちゃんを貶める内容でさえなければいいだけの話なんですよね。
ゲームなんですから、シナリオはヘビーにもライトにもなれる訳で。
ノーマルENDも好きですが、私は整形してしまったいおりちゃんのままで良かったと思いました。



と、最後にノーマルENDにまで注文を付けてしまいましたが、本タイトルは思った以上に楽しかったです
(*^-^*)!!

サブキャラの康太くんがとにかく可愛いし(康太くんとのイチャラブイベントも欲しかったなぁ)
【Feverルート】では必ず、対象キャラとの結婚EDということも嬉しかったです(*^-^*)
何より個人的に。
どれだけ主人公が愛されているか、という描写が重要なウェイトを占める行為イベントにて、

攻略キャラに必ず、「入れさせて……!」って懇願させることができる

【Sルート】は斬新で、目から鱗でした!!
あれは〜〜〜。
優越感と支配欲と庇護欲が自分の中で混ざり合って、何とも言えない気持ちになりましたよぅ////
そして、私の中で好きだったポイントその2。

いおりちゃんが経験済みであることに関して、誰一人何も言わないこと。

これがとても好きでした(*^-^*)
いおりちゃんにとって、触れられたくないことでもあるのででしょうが、何より「今」のいおりちゃんをそのまま愛してくれている彼らが凄く素敵だと思ったんです。
【VSルート】での責め句は仕方ないと思いますけれど、それ以外では「誰に〜」とか言われなくって良かったなぁ、と^^
これは本当にシナリオライターさんが素晴らしいと思いました!!

『ツンデレ』は素敵なキャラクターもいますし、行為イベントだって愛されまくりですし////
あまり期待してないなかった分だけ、想像以上に楽しめて嬉しい驚きでした(*^-^*)
深く考えずに、ドロドロも追求せずただ愛されたい、と思ってプレイすると幸せで満たされますvv
サク〜サク〜と気軽に、でも頬がゆるゆる緩みっぱなしでプレイさせていただいたタイトルでした^^

(2010.04.30 UP)