シノバズセブン02.




大河 葵





【ゲーム編】感想

前作 『昴編』 はいろいろと私の中で不評だったものの、そこで本作のカラーを知ることが出来たためシリーズ第2弾である 『大河編』 は素直に楽しんでプレイすることが出来ました^^
もうですね〜、プレイがいちいち幸せだったんです(≧ω≦)vv

ゲーム冒頭。OP曲が挿し込まれる直前の [ エピソード.02 ] では、「えぇぇ〜!? セイちゃん先輩が大河くんの当て馬!? そんな配役やだぁ(>_<) ……でも、そんな役回りのセイちゃん先輩も、ちょっと気になる〜(笑)」って、ドキドキわたわたしちゃいましたしね
(実際のところ、あのドキドキシチュは何てことない、【大河くんへの100箇条達成】を促すためのものだったのですから、「な……なぁ〜んだ(;´Д`)」とかなりガッカリ(笑))


それと拙項目「紹介」でも述べましたけれど、元々が幼い頃から「シノバズセブン」メンバーだった大河くんが攻略対象ということで、ストーリーに絡んでくる他の「シノバズ」メンバーとの関係性ががっちりと、固い友情で結ばれていることもプレイをしていて楽しい要因の一つでした^^

大河くんがどんなに破天荒な性格でも。どんなに現実逃避な行動を選んでも(軍艦島へ渡る「修行」という名の撤退行動)、「あいつはそんな奴じゃない。放っておけない」って。
皆がみんな心配して行動を共にしてくれるんですもの!
前作の「昴編」では、ストーリーを追って徐々にに信を得ていくという内容でしたので、揺るぎのない彼らの根幹が嬉しくて嬉しくて仕方なかったのです(*^-^*)vv

うん、でも……その昴君が大河編では添え物程度の出番しかなかったことは「仕方ないのかも」と思いつつ、やっぱり寂しかったですね〜。
何事もなかったかのようにアメリカに帰っちゃうし、「シノバズセブン」とタイトルは銘打っていても、攻略キャラクターのディスクによって昴くんとの関係性は希薄なまま終わってしまうんだなぁ、と残念に思いました。
個々のシナリオは突出したものであっても、「シノバズ」シリーズに暗澹と横たわっている【事件】の謎が解明される時には、きっと一丸となって菜々子ちゃんを守り、立ちはだかってくれるんだろうな、と勝手に期待していただけに……やっぱり残念(;´Д`)!!

残念つながりで言えば、本作唯一の不満点。

大河くんの妹、J子ちゃんの性癖は何とかならなかったんですかね〜(>_<)!?

うん、別にいいんです。妹ちゃんの名前が「J子」で、漫画家志望。頭にはベレー帽を被っている。
日本国民なら誰もが知っている「青色タヌキ(ネコ)型ロボット」のアニメ設定を模しているであろうことは瞬時に判るんです。
そのオマージュに関しては、この年齢になっちゃうとツッコミどころすら見つけられないんですけれど^^;
でもですね……。

J子ちゃんの嗜好が「BLで、「シノバズ」メンバーを(例えば、澤くんと元気くんの二人)BL関係に」くっつけようとして、「にしし」と笑っているような。
そんな妄想癖は要らない(>_<)! って思っちゃったんです。
本当にごめんなさい!
何も思わずスルーすれば良いのに、乙女ゲームのキャラクター同士をBL視点で見るということが私にはどうしても受け付けられない事象で……。

前作のレビューでも言わせていただきましたが、BLはBLで確立されたジャンルですので、批判をする気は微塵もなく、むしろ趣味の分野として私も楽しめたら良いのに……と、残念に思った時期もありました。
ですが乙女ゲームに登場する男の子キャラはヒロインと相思相愛になるべくして存在しているのですから、その彼らにBL風味とか考えたくないんです(>_<)
多分、本作品の製作関係者様にはBLに関してオープンな方が多いからなのだろうな、とは思いますけれど。
思うんですけれど、こういった表現は極力乙女界では控えていただけると(拒絶反応を起こさずに済んで)有難いな、と思っております。

本作品内の唯一の苦手項目に関しては以上です。
狭量すぎて本当に申し訳ありません(>_<)

でも上記以外は本当に^^
大河くんの菜々子ちゃんに向ける愛情は幼い頃から一貫していて揺るぎないし、菜々子ちゃん視点でだって、大河くんのことが気になって仕方ない。放っておけないよ。
というような胸の高鳴りがきちんと伝わってきますので、王道乙女を味わうことが出来て楽しいばかりでしたvv

あ……。あんまり、ここで語っちゃいますと大河くん語りそのものが出来なくなっちゃいますね(;゚д゚)!
では、キャラ語りに突撃致します!
(多分、サクッとした感想になってしまうと思います。語りすぎたかも〜(>_<)
cv. の敬称は略して記載させていただいておりますm(_ _)m)
(「シノバズセブン」のアイコンに使用されている画像の著作権は、株式会社ひつじぐも様に帰属します)





大河葵 (cv.谷山紀章) 雨見学園2−E。 歌うことが大好きな熱血漢。

大河くんディスク、プレイが本当に楽しかったです〜(≧ω≦)vvvv

それもこれも、前回の昴くん編で本シリーズのノリを知っていたからこそ^^
昴くんにもお礼を言わなくっちゃ♪ (ありがとぉ、昴くん(≧△≦)b)

もうですね、今回のお話は「荒唐無稽ドタバタ学園コメディ」という感じで、実に王道風味で堪能させていただきましたvv
仲間思いの熱血漢で、その歌唱力は地球壊滅レベルなのに歌うことが大好きで。
何にでも真剣勝負! そのくせ、逃避癖有りのヘタレ具合も同居しているという……。
可愛らしくて仕方のないキャラクターに仕上がっていたと思います(≧ω≦)!

そんな大河くんに、幼い頃からずっと想いを寄せられていて、一途に過ごしていたなんて。
菜々子ちゃんが羨ましすぎますよ〜(ノ≧∇)ノシvvvv
うん^^ 今回の菜々子ちゃんはゲーム開始から既に大河くん一筋で、彼の為だけに最良の選択肢を選び続けていけるということがとても幸せでした。

正直なところを申せば、他にも好きな「シノバズ」メンバーがいますので、普遍的な乙女ゲーム感覚で彼らにも色よい選択肢を選びたい! と思ってしまうのですが、それは後日発売の個人ディスクで思う存分出来ますものね^^
こうしてそのキャラクターにプレイヤーも一途でいられるのが、こうした販売形式の長所なのだと思いますし、やっぱり嬉しい限りです〜(*^-^*)vvvv

今回の大河くんは菜々子ちゃんのことを大切に想いながらも、自分自身で考えなければいけない場面になると、その彼女ですら立ち入らせない部分がある、というところが素敵に格好良かったと思います!

「修行に行く!」と言って鍛練に向かうようでいて、その実、現実逃避にしか見えない行動も。
日常のしがらみから離れて、自分の内面を見つめるための大切な時間になっていましたし、やっぱり前を向いて進むための起爆剤になっていました。
強いようでいて脆い部分があるのかな^^
だから、キリリと自分を鼓舞するために孤島に向かっちゃうのかな?

その部分だって今回は元気くんをはじめとする「シノバズ」メンバーが一丸となって、大河くんを支え続けてくれて……。
あんな風に皆でワイワイギャーギャーと騒ぎながらも笑い合って、最終的には文化祭のステージに立ちたいという大河くんの願いのために協力するって嬉しいなぁ(*^-^*) と、ほっこりしながらプレイしておりました。
うん、前回も今回も元気くんというキャラクターは割を食っているような感じで、「不憫だよぅ(T-T)」と感じてもしまうのですが、そこは元気くんディスクでいっぱい「大好きだよ(≧ω≦)!」って奈々子ちゃんに叫んでもらうから大丈夫!
それまで待っててね〜vvvv

そして、大いに気になっていた大河くんの【音痴】ネタ。
成る程ね〜。そう来ましたか! うん。でも、納得^^!! と爽快に謎は解明されました。
隠し文字で記載致しますが、大河くんの致命的な歌唱センスは、

絶妙かつ最高のバランスで成り立っていて、人間業とは思えない周波数!
でも、それを直接耳を通して聴き取るには現代人の脳は発達していなく。
だからワンクッション隔てて、例えば映像編集して画面越しに聴くのなら
」 それは素晴らしい歌声になる。

ということらしいのです。
そこで、あらかじめ録画していたものをステージに流す、という流れになるのですが、

谷山さんの歌声がめちゃくちゃ格好良いんだ、これが(≧ω≦)!!

気になりつつも、GRANRODEOの曲をきちんと拝聴できていなかったので本当最高でした!!
前作の昴編のヴォーカル曲と一緒にヘビロテして聴いていま〜す(*´艸`)♪♪
(全員分の曲をじっくり聴けるというのも本シリーズの楽しみの一つですよねvv

そのまま迎える大河くんのエンディング各種も、丁度良いバランスで^^
少しの寂寥感のあり悲恋有り、元気くんとの篤い友情有り、隣りにいられることが幸せという恋愛エンディング有り!
とっても楽しくプレイさせていただきました(≧ω≦)vvvv
それらに加えて、前作ではあった艶場面が大河くんディスクでは見当たらなかったことも個人的にはプラス面だったんです^^
昴くんはああいう描写も似合う男の子なので良しとはしても、大河くんはねぇ……(笑)
これから先の個人ディスク内でも艶表現はあるのかもしれませんが、無理に全員に押し込むのではなくキャラ色、もしくはシナリオに沿った内容で挿し込まれそうなことに安心致しました。


以上で大河くん編への感想は終了致します。
2作目ということで随分と肩の力を抜いてプレイすることが出来ましたし、本当に楽しかったです(*^-^*)!
このようなテイストで今後も楽しめたら良いな、とワクワクしておりますから♪
次回作はキャラクターとしても大好きな「未喜くん」に加えて下野さんボイス////
発売を心待ちにしておりま〜すvvvv







【シチュエーションCD編】感想

前作「昴編」に続いて、ほんの少し?の「ドキドキエッチなシチュCD」【むぎゅ】でございますvv
もうですね〜^^
本当に堪らないです(≧ω≦)!

大河くんがアホの子で本当に可愛い(ノ≧∇)ノシvvvv

と言いますか、私的にはーー

こんなアホの子キャラを谷山さんが演じているかと思うと堪らないッ(;´Д`)vvvv

という視点で悶えておりましたぁぁぁぁ////
なので随時、キャラ萌え視点ではなく谷山さんハァハァ視点(笑)で打ち込んでしまうと思います。
それを不快に思わない懐の広い方のみ、宜しければずずいとお進みくださいませ〜(*^-^*)
では以下、ショート感想文です!




 01. 秘密の花園

「昨日オレは発見した! もうすぐ着くぞ〜! ここだぁ!!」


という豪快な大河くんボイスで始まる本トラック。
何やら雨見学園内に人気のない倉庫代わりの空き教室を見つけた模様です。
ここで大河くんが取り出したのが……。


「なんと、縄だ!!」


という熱血?宣言をして菜々子ちゃんの目前に縄を バーーン! と見せつけたところで次トラックへ進むのでした〜^^




 02. 本場仕込みの亀甲縛り

[ トラック.01 ][ 02 ] に引き続いて、大河くんの怪しげな色艶の濃いボイスは聴けますものの、一体菜々子ちゃんとナニ(笑)をしているのか名言はされておりません。
まぁ、CDジャケに説明文はあるのでリスナーには分かっているんですけどね^^
そこで、


「優しくしてやるから……痛くないようにさ……」
「いいか? 体に縄を巻きつけてくぞ?」



という不思議なシチュが展開されていく訳です(*´艸`)vv
しかも、奈々子ちゃんに巻き付けるロープの縛り方は何と!【亀甲縛り】!!(笑)
まぁ、無人島サバイバルに長けている彼のことなので、どうしてこんな縛り方を知っているのかは邪推しなくて済むところが大河くんの魅力でもありますvv
でもね〜、その縛り方の薀蓄(うんちく)を菜々子ちゃんに説明しているところが可愛かった〜^^


「なんで亀甲縛りって名前になったかと言うとだな!」

「亀の甲羅みたいに
イヤラシー……じゃなかった。亀の甲羅みたいに綺麗なひし形になってるからだ!」

「どうだ〜。すごいだろ! 
オレ、テクニシャンだろう!」


〜〜〜〜〜ッッ(ノ≧∇)ノシvvvv
ヒィッ。……お、お願いです、谷山さんっ。可笑しすぎて腹筋崩壊しそうです〜〜ッッ!!(笑)
この後も、


「のぁっ!?」
「ばっか、お前。そのカオ可愛すぎだろ……。なんつうカオしてんだよ。オレ……
もう我慢がっ」


なんて、のけぞってくれちゃうし(≧ω≦)vvvv

このゲームをプレイした方には分かる、頭の足らない残念具合が大河くんの魅力ですよね〜^^
そして、爆弾級の谷山さん美声による破壊力(≧ω≦)!!
可愛くって ぎゅぅぅってした後、発情して思いっきり むしゃぶりつきたくなるようなvv
そんな堪らない内容でございましたぁ////




 03. 新しい世界

はい。ここでようやく大河くんの手品の助手として菜々子ちゃんに縄抜けの練習をお願いしていた。ということが明かされます。
もう、思わせぶりなんだから(笑)
練習を始めようとしたきっかけはゲームに準じた内容になっておりまして、ゲームプレイ後に聴いた方が、より楽しめるシチュCDになっているんだな、と思いました(*´-`*)

歌手としては文化祭参加は出来ないから、


「オレは魔術師としてデビューするのだぁ!!」


と意気揚々と宣言するのですが、そこで「なぜ(笑)」とツッコミたかったのは私だけ??
歌手とマジシャンの繋がりが見えません〜〜(笑)

まぁ、そこは置いておいて。
縄抜けも案外難しいんだなぁ、と嘆息する大河くん。
もっと練習しないとダメだけど、菜々子ちゃんばかりを縛るのは身体に負担がかかるから、今度はオレを縛ってみろ! という流れになるのですが……。
ここからの谷山さんボイスはリップサービスが素晴らしいです(≧ω≦)!!


「あっ、イイ……っ!」
「あっ、もっと……もっとぉ……」
「あっ……あっ……んっ。あぁっ!!」



などなど//// ですからねぇ(ノωノ)vvvv
この後は惜しいことに、


「ヤバイとこまでイッてた気がする。昇天しそうだったぜ……」


と正気に戻っちゃいまして〜〜(;´Д`)
もっとイリュージョン的なものを模索しよう! と言って次トラックへ進むのでした。
あぁぁ、残念(>_<)
でも、谷山さんのお声で「昇天」が聴けたから満足ですvv
お腹いっぱいで次へGO(≧ω≦)!




 04. せまくて暗くてふたりきり

縄抜けに続いて今度は箱からの人体消失トリックに挑むようです^^
人間一人がスッポリ入る空き箱を用意して、菜々子ちゃんと練習を開始しました。

ここでは艶展開はなかったですけれど、大河くんと彼女二人が空き箱の中に閉じ込められてしまう
(;゚д゚)!?
というハプニング発生!というシーンで終了致しました(*´艸`)vv




 05. お預け

いろいろ頑張ってはみるものの、オレっていつも思いつきで行動するし……。こんなオレに付き合ってくれるのはお前だけだ。と、閉じ込められた空き箱の中で反省して項垂れる大河くん。
そこに何も気にしてない風に菜々子ちゃんが ぽすん と膝の上に座ったものだから、彼女の温もりが嬉しくて、鼓動も早くなって----。


「そんなに近づいたらオレもう……我慢しねぇからな」

(ちゅ、ちゅ、ちゅ、とキスの嵐)

「すっげー好きだ。もう堪んねー」
「お前のこといっそ、ここで全部……全部!」


「いただきます!!」


ガバァッッ(≧ω≦)vvvv の瞬間。
バターーン。 空き箱の突っかえが取れて二人は解放されるのでした。
えぇ、とっても素敵なお約束ですよねッ(笑)
でも、


「最後にもっかい」


と言って小さくキスを落としてくれる仕草にキュンキュンでしたぁ(ノωノ)vvvv
可愛いよ〜。こんなにおバカで堪らないシチュに谷山さんの美声ボイスが惜しげもなく披露されて!!
あぁぁ、とってもとってもご馳走さまでした(≧ω≦)!



ラストの繋ぎ方も実に素晴らしくて、上記のように感極まっているところに突然降って来るんです。
谷山さんの歌われる作中歌が(ノ≧∇)ノシvvvv
ほわ〜vv っとした空気が一変して姿を変え、ピシリと引き締まった魅力に惹き込まれて、はぁぁぁ////
この構成は「昴編」でも思いましたが、自分自身の妄想を窘(たしな)められているようでいて。
でも、キャラクター。引いては声優さんの表現力がどんどん伝わってきて……。
堪りません(*^-^*)!!


そして始まる谷山さんのフリートークvvvv
あぁぁ、CD一枚でここまで谷山さんを堪能してしまって良いものなのでしょうか。
贅沢だなぁ////

しかも、フリト出だしの「【むぎゅ】CDをお聴きの皆さん」の「むぎゅ」が 言いきれていないところが素敵でした(笑)
ここでは声優さんならではのダミヘ苦労トークが聴けたりして……。
なんと必要以上に谷山さんご自身を切り売りされている様が窺えて申し訳なく思いました(T-T)
(こんなシチュCDだってセクハラ内容極まりないですからね〜(;´Д`)
ファン心理としては嬉しいので購入してしまうのですけれど……)

リスナーに夢や癒しを与えて下さる素敵なお仕事なのですから、ご負担のない環境でお仕事が成されますよう祈るばかりでございます。
(あ! 「ひつじぐもさんが」という訳ではなく、これまでの経験上のお話でした。
ひつじぐもさんではそのような環境下の収録ではなくて「良かった」と仰っておられましたのが、嬉しかったです^^)




以上。ゲームにCDとセット内容で随分と楽しませていただきました^^
ひつじぐもさん。谷山さん、本当にお疲れ様でございます(*´Ω`*)vv

お手軽価格なのにこんな充実した時間を過ごせるなんて、感謝するばかりのタイトルでございましたよ(≧ω≦)vvvv


(2012.10.25 UP)