乙女【紹介】目次 『リアフェ』攻略 『リアフェ』感想



Rear pheles 〜Red of Another〜





メーカー

(2015年09月17日発売【PS Vita】)


「Rear pheles〜Red of Another〜」のバナーに使用されている画像の著作権は、株式会社ワークマン様に帰属します。



ストーリー

高校1年生の主人公(公式名なし)は、このところ、誰かに追いかけられるという逼迫した夢を毎晩見ていました。
毎晩続けて見ることに何か意味があるのか、頭を悩ませる日々を過ごしていたのです。
そんなある日、図書委員の仕事で下校が遅れてしまった主人公は、公園内のさびれた道を通り帰宅することになりました。
そこで背後に感じる気配ーー。
それは夢の中でいつも自分を追って来るものと同じだったのです!

主人公を喰らってやる! と正体を見せた
オオカミと、そのオオカミを追って絵本世界から抜け出てきた赤ずきん。
赤ずきんが取り出した大きな鋏を前に、オオカミは一時退却します。
こうして、オオカミを狩ることを標に現実世界へ残ることを決めた赤ずきんは、主人公との
共同生活を申し出ます。

赤ずきんに日々守られながら学園生活を送っている主人公の周りには、彼女を気に懸け、親身になってくれる「彼」がいました。
満月の度にオオカミに追われるという恐怖に怯えながらも、次第に自分の中の「彼」が大きな存在となっていることを感じる主人公と、[ オオカミに襲われる主人公 ] とは決して無縁ではなくなる「彼」が迎える結末はどのようなものとなるのでしょうか?
その時、主人公はオオカミと決別することが出来るのでしょうか?



ゲームの流れ

明確な日付設定はなく、【序章】【1章】〜【6章】までがゲーム期間。
* 駆け足ながらも、1学期から3学期終了までを描いているので、多少の年間行事&季節感があります。
オオカミから逃げる / 捕まえるための【3Dパート】も有りますが、END分岐に必要なのは好感度累積の選択肢部分のみとなります。
[ 序章 ] → 共通パート。(結構、長いです。春から秋まで)
* [ 個別 / 1章 ] 〜 [ 6章 ] → 個別パート。
股掛けイベント等は存在しませんので一途プレイのみ。



システム

パッチが配信されています!
*
[ Q.SAVE / Q.LOAD ] 機能の追加。
* 難易度「Easy」のみ【3Dパート】スキップ可能。
*【Chapter】からプレイすると、各ルートのENDに固定されるよう仕様変更。
その他諸々、不具合が修正されていますので、ダウンロード必須。

主人公には公式名はありません。(登録しないと「主人公」のまま進みます)
*
当然、名前のボイス呼びは無し。「君 / お前」等に呼び換えられるか、無音となります。
主人公ボイスなし。
CG鑑賞&シーン回想あり。(シーン回想はCG鑑賞に内蔵。CG部分のみの回想)
好感度上昇確認システム(「月」のエフェクト)有り& 好感度累計値(ステータス画面)無し。
選択肢ジャンプ + バックログからの巻き戻し機能は、共に有りません。

【Chapter】
*
一度、ENDを迎えたキャラクターは、章を選んで進められます。
* その際、各章【ラブ / ハッピー / メリーバッド】ルートを選ぶことが可能。(END回収が非常に楽♪)
【3Dパート】
*
追いかけてくるオオカミから逃げる [ Escape ] モード。
* 逆にオオカミを追いかけて捕まえる [ Hunter ] モードの「2パターン」あり。
* 難易度「Easy」のみ [ Escape ] モードのスキップ可能。
* [ Hunter ] モードはスキップ不可ですが、そもそもの難易度が低いです。(簡単にクリア出来ます)

*
但し、トロフィーに [ Escape ] モードクリアも関わっているので、コンプ目指す方は、
難易度【Easy / Normal / Hard / Professional】全種でのクリアが必要。

恋愛エンディングは3種類。
* 好感度累積値によって【ラブ / ハッピー / メリーバッド】ENDに分岐します。
* 全てのENDにCGあり。
おまけコンテンツとして【Special】有り。
* [ Gallery / Music / Movie / Voice ] 収録。
* [ Voice ] → クリアしたキャラクターのご褒美ボイス。
CGフルコンプ後の [ ご褒美CG ] ありです^^



総評 ★★☆☆

総評は、ストーリーだけで考えるのであれば「★3.0」。つまり、他一般作と変わりありません。
が、そこから、

*操作性の悪い3Dパートを救済なしで、当初 発売した = プレイヤー本位ではなく、売り手本位であった

分を「★0.5」差し引かせていただきまして、結果的に「★2.5」の総評とさせていただきました(´人`)

実際に私も、1.02ver. のパッチを当てた後、【3Dパート】である [ Escape ] パートに挑戦してみたんです。が、視点が定まらず、普通に歩いてるはずなのに、どんどん視界が下を向いてしまうんですよね。
なので、左スティック + 右スティック の操作が上手くいかず、早々に諦めてしまいました^^;
逆に、同じ【3Dパート】でも、[ Hunter ] パートはスムーズに進められましたので、オオカミを追いかけるのが楽しかったです(
*´Д`)♪
また、
パッチを当てた後は特にバグもなく、強制終了するようなこともなく、普通にプレイすることが出来ましたので、その点の心配はあまり必要ないかと思われます^^

そして、ストーリー部分。
これに関しましては、ずばり [ 粗削り ] !
この一言に尽きるかな、と感じております。
つまりは、
[ 説明不足 ] 。
本作は、現実世界と異世界とが混ざり合うような世界観で進むのですが、「こういう雰囲気に持って行けば、それっぽく見えるかな」という [ 雰囲気重視 ] でしか地の文や会話文がありませんため、「え? それってつまりどういうこと? 因果関係はどうなってるの(;゚д゚)!?」と訊き返したくなること多数です(笑)
あまり深く考えず、サスペンスタッチ? くらいに軽く考えていると、ほど良いドキドキが味わえるかと^^

攻略キャラクターは
シナリオ進行上、どうしても精神を病んでしまう流れを挟みますため、明るい一辺倒のキャラクターはいません。
が、魅力がない訳では決してなく!
説明不足な世界観の中で、彼らはそれでも頑張っていると思いました(*^-^*)!
(母親か(笑))
途中は止む無く病んでしまうにしても、最後は必ずヒロインのことを誠実に見つめてくれますから、その点もご心配には及ばないかと^^

また、ヒロイン像は、何度も言いますが、世界観がまずあやふやなので、彼女自身にもそれが響いている感じです。
ストーリーに緊迫感を持たせるためだとは思うのですが、彼女自身に防衛本能が全く備わっていません^^;
まぁ、でも。そこもそれ。
不透明な世界の、分裂気味な設定を行き来する彼女に同情こそすれ、嫌悪感は無かったですね(*´Ω`*)


パッチを当てた後は、特に目立ったバグもありませんでしたので、私の場合、[ Escape ] パートを悉く飛ばしまくって、初周で5〜6時間。
2周目からは既読スキップを使用すると個別パートまであっさり辿りつけますから、2〜4時間もあれば各ENDを回収できるのではないでしょうか。

今現在、【3Dパート】の不評が響いてか、新品でも値崩れしている作品となっておりますため、
" 綺麗なイラストに舌鼓を打てて、ほどほどの雰囲気を味わえればそれでいいや〜(*^-^*) "
とお思いになれる方は、

何故か、現実世界でも絵本の登場人物であるオオカミに追われるヒロイン。
それを守ろうと颯爽と現れる赤ずきん、そして、学園生活を共に過ごす「彼」。

そんな恋する二人の行く末を見守ることが、新たな出会いに繋がるかも! とお勧め致します(*´∀`)ノシ
vvvv



登場キャラ(cv.)

六波羅 樹(cv.石田 界人)クラスメイト。高校1年。
   六波羅財閥の一人息子。品行方正、頭脳明晰、容姿端麗。唯一の欠点?なのが体の弱さ。


千歳 琥太郎(cv.江口 拓也)幼馴染み。高校2年。
   考えることより体を動かすことが好き。主人公のことを長く想っている。

十条 希空(cv.増田 俊樹)兄的存在。高校3年。

   成績は良いものの、生活態度に難あり。口は悪くとも、根は優しい青年。

亜八芽 貞雄(cv.岸尾 だいすけ)オネエの保健医。
   「オカマ」じゃないわ、「オネエ」よ! と公言して憚らない稀有な男性(笑) 機微には聡い。

赤ずきん(cv.斎賀 みつき)主人公の護衛。
   絵本から抜け出てきた存在。主人公を守るため、始終 傍にいてくれる。

(2017.03.08 UP)



乙女【紹介】目次 『リアフェ』攻略 『リアフェ』感想