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英国探偵ミステリア
発売を楽しみに待っていたタイトルだったのですが、いざ手元に届いてプレイをしてみると 期待以上に楽しんでしまいました(≧ω≦)!! んん〜っと、正直に言ってしまえば(拙「紹介」コンテンツでも言わせていただきましたが)、「名探偵」を彷彿とさせるキャラクターばかりが登場しているのにも関わらず、プレイヤー自身が実際に謎解きをする場面にはあまり出会えなかったと思います。 ですが、選択肢にではなく、シナリオ内でしたら攻略キャラクターを始め、ヒロインであるエミリーちゃんも慧眼溢れる推理を披露してくれるので、「謎解き」を楽しむ、というよりは乙女ゲームらしく「恋愛」をメインに楽しむ作品なんだ^^ と、意識の方向性を変えてプレイに臨ませていただきましたvv えぇ、えぇ^^ それで十分、満足でございましたよ!! 主婦層としましては、Q.SAVE や Q.LOAD でアッサリ突き進んでいけることがとても有難かったですしね★ しかも、本作はクイック機能だけじゃなくて、選択肢から選択肢までを進めたり戻ったり出来るジャンプ機能が充実していることに感謝の念が堪えません(*´Д`)!! そこに加えて、【未読部分できちんとジャンプ機能が止まる】とか……。 花梨様、本当に素晴らしいです!! ありがとうございます(T-T)!!!! と、ゲーム本体のシステム周りの快適さもかなりの追い風となって、恋愛シナリオを思う存分楽しむことができました(*^-^*) 本当に。 シナリオライターさんの言葉選び、文章運び には惚れ惚れさせていただきましたもの//// 別段ですね、アダルト行為が暗に示されている、とか下半身を刺激されるような描写は無いんです。 (個人的に乙女ゲームの「甘い」というシナリオ評価にはエロス描写の割合も含まれているんじゃないかなぁ、って感じる部分がありますので、上記のような表現をさせていただきました(´人`)) 確かに、最終的には「キス」をして「うわぁぁ、両想いおめでとう(≧ω≦)!」とは思いはしても、そこに至るまでは、本当に[ 感情の揺れ動き ]だけでプレイヤーにときめき感を覚えさせてくれるのですよ! エミリーちゃんや「彼」を取り囲む事件の謎に迫り、固唾を呑んでしまうような場面に、不意に。 「彼」がエミリーちゃんを想う気持ち。 彼女が「彼」に伝えたい気持ち、が織り込まれてきますので、あんなに小さなPSPの画面越しに。 「きゃ〜〜〜〜8(≧△≦)8))))」と悶えてしまって仕方ありませんでしたッ(〃ノωノ)vvvv あ。ただ私自身、花梨さんのゲームを初めてプレイさせていただきましたので、 選択肢全てが[ 時間制限付き ] という在り方には驚いていしまいました(;゚д゚)! 最初は「ど、ど、ど、どうしよう(>_<)!!」ってビクビクしていたものです(笑) けれど、大半は時間制限があるからこそ、答えの正否が判るようになっていましたし、タイムオーバーをしてみたら画面にはなかったミス・マープルのシナリオが挟まれたりしたことが嬉しい驚きでもあったりして。 慣れてしまえば、時間制限だらけの選択肢も、うんうん! 返って「謎」を追う本タイトルに相応しい緊迫感を高めてくれて、マッチしているよね(≧△≦)b★ と、思うようになりました^^ そして、恋愛EDのみならず、 女の子との友情END、ストーリーENDがあった ことも嬉しかったですねぇvv もちろん恋愛要素を楽しむために乙女ゲームをプレイしているので、恋愛EDが素敵なものであれば製作者様に大きく感謝してしまいます! けれど、ちょこっと肩の力を抜いて寄り道もできるようなEDがあるとーー。 さらに嬉しくなってしまうんですよ〜〜(≧ω≦)vvvv 特に本作品のように恋愛の他にも異なる要素が入っている乙女ゲームでは、「Another EDをありがとう!!」って思っちゃいますもんね^^ なので、はぅぁぁぁぁ、本当に(*´Д`) システム周りでしょ。 恋愛シナリオの妙でしょ。 おまけに種々のED要素まで!! プレイヤーが楽しめるように作ってくださったんだなぁ、と感謝のしどおしでございます(*´Ω`*)vvvv (加えて、全イベントを集めなければ【真相ルート】が開かない。という仕組みも、余すところなく作品を楽しむことに一役買っていて、花梨さん。うぉぉぉぉっ、凄い(≧ω≦)!! と、感動してしまいましたから!! ← ほとんど、花梨さん信者になってしまいました〜(笑)) さてさて。 そんな素敵な恋愛模様を繰り広げてくれる「彼ら」のキャラクター語りに参りたいと思います^^ 相も変わらず「好きだ(≧ω≦)!」しか言わないような気が、ふんだんにするのですが……。 宜しければ、このままお進みくださいませ(*´Ω`*) (cv. の敬称は略して記載させていただいておりますm(_ _)m)
コナン・ドイル著である原作の「ホームズ」とは違い(って、この場合、原作ホームズがパパになるのか! よく結婚できたなぁ、ホームズ(笑))、犯罪撲滅へ傾ける情熱だけではなく、異性を人並みに愛することができたエルロック(*^-^*)vv まぁ、それでも助手のワトソンくんに比べたら、随分とひねくれた愛情表現だとは思いますけれど、やっぱり、エミリーちゃんへ向ける「真摯な愛情」は同じなのだと思います^^ うんうん。 口に出して気軽に愛を伝えてくれない分、ずっと静かに深く、そして一途に! 彼女のことを想いつづけるのでしょうね〜//// うあぁぁ、堪りません(≧ω≦)!! 「君が礼を言う必要はない。 ……礼なら後で、僕がまとめて言うから」 とか! 「本当に君ってヤツは!!」 「僕が君のことをどれだけ心配したと思ってるんだッ!!!」 「……君が無事で、よかった……」 とかとかvvvv 「礼なら後で〜」は、これから先もエミリーちゃんと過ごす時間の約束を。 その次の激昂は、愛しい女性が危険な目に遭ってしまったことへの、男性なら当然持ち得る焦燥感を。 言葉少なに体現してくれているのですから、エルロックの声が震えていればいるだけ、私には心地良いものとなって響いてきたのです。 だって、最強ですよねぇ? 彼は元から完全無欠なのではなくて。 幼少期から越えたくても越えられない人物がいつからこそ、自身を高めてきた努力の人で。 しかも、容姿端麗で体術にも優れており、何と言ってもボイスが千尋氏のものだなんて(≧ω≦)vvvv ーーって、最後の項目は違いますけれど(笑)、でも、さらりとした言葉の端に情を乗せてくれるところも。 普段はさっさと先に行ってしまって、懸命にエミリーちゃんが追いかけなければいけない男の子だけれど、きちんと足跡を。 そして、ちゃんと追いつけるように歩幅を緩めて、辿りついた先で待っていてくれるような男の子であるところも大好き(*^-^*)! うんうん^^ 「目標とする人にに追いつきたくても追いつけないもどかしさ」を知っている人だから、傍若無人になりきれない懐がとっても良いのですよねぇ(≧ω≦)vvvv そんな彼に、 「……ありがとう、ミス・ホワイトリー……」 「奇遇だが……それは僕も同じだ」 と、想いを受け入れてもらえた時は至福でございました(〃ノωノ)vv はぁぁぁ(*´Д`) 事件となると熱くなってしまう見境のない部分と、同じような熱さでエミリーちゃんをまっすぐに絡め取る、 「……逃げるな」 「一緒にいたいと言ったのは、君の方だぞ」 「だったら……君も僕から逃げるな」 という、逸らせない視線の先にーー。 少しだけ体温の低いエルロックくんからの、温かで優しいキスが待っているなんて(≧ω≦)!! し〜か〜も〜vvvv そう! そういう言葉が聞きたかったの(ノ≧∇)ノシvvvv というようなですね、貴族であるエミリーちゃんと平民である自身のこれからの行く末を、きちんと見据えた上で誓いの言葉をくれるのです!! ワトソンくんでも、ルーピンくんでも、ジャックくんでも。 エミリーちゃんと恋仲になるということは、1980年代のロンドンでは未だ払拭されていなかった【身分違いの恋】に身を投じることとなる訳で。 だからこそ、プレイヤーとして心配してしまう彼らの未来を掬い取ってくれるような言質をくれたエルロックくんはさすがのセンターキャラだと思ったのでございます〜〜(≧ω≦)vvvv 困難に立ち向かい、けぶるような霧をも見通そうとする彼の温かな陽だまりになれるのなら、こんなに素敵なことはないよね(*´Д`) と、じんわりふんわりさせていただいた余韻あるルートでございました////
原作、シャーロック・ホームズの冒険譚を読んでは、行間に不意に見られるホームズとワトソンとの友情の篤さに胸をときめかせた女性読者さんも多いのではないでしょうか^^ (決して「腐」の意味での友情ではないです^^;) 私なんかもその一人で、「やはり男性が書く小説は、同性間の友情話がとても良いものになるのだなぁ」と、感動した覚えがあります。 その! ワトソン氏の息子さんをいただいてしまえるなんてッッ、こんなに幸せなことがあって良いのでしょうか (≧ω≦)!? きゃ〜〜〜(ノ≧∇)ノシvvvv ーーと、よだれを垂らして臨んだワトソンJr. ルートなのですが(変態だ(笑))、やっぱりもう(≧ω≦)!! ありましたよ、素敵シーンがわんさかとvvvv ちょっとワトソンくんの情けないシーンともなってしまうのですが、それでも。 彼がエミリーちゃんに惹かれることの端緒となりました出会い、そして軌跡があってこその見せ場だと思いました、切り裂きジャックとの対峙シーンでございます。 「馬鹿でも……負け犬でも……何とでも、呼べよ……」 って、嗚呼! ここのシーンが大好き(≧ω≦)!!!! ジャックに遭遇してしまい、エミリーちゃんが標的となったところを間一髪で助けてくれる内容なのです。 ここがもう格好良くって〜〜//// 普段は穏やかな青年なのに、ここぞというところでは溢れんばかりの気概を見せてくれる。 そんな雄々しい姿にただただ、うっとりするばかりでございました(*´Д`) しかもですね、この「普段は穏やか」と思っている部分に、ミズ・ハドソンが更に素敵な言葉をかぶせてくれるのですよ! 「ええと……ハドソン? ワトソンは皆に優しいと思うんだけれど……」 「それはちょっと違うわ。ワトソンは皆には親切なの……そして、 貴女にはとびっきり優しいの」 そう!! その通りなんだよね、ミス・ハドソン(≧ω≦)!! 「親切」なんじゃなくて、「優しい」の!!!! もうね、ここから。 ワトソンがエミリーちゃんを大切にしたくて、誰よりも何からも守りたくて仕方がないっていう気持ちがどんどん伝わってくるの(≧ω≦)vv そこが堪らなく好きなの〜〜〜〜(ノ≧∇)ノシvvvv ほわぁぁぁ(*´Д`) 嗚呼、ヤバイです。どんどんワトソンくんを好きになっちゃいますよぅ//// ーーなんて思っていましたが、敵もさる者(笑) まだまだ、その認識も甘かったです! ワトソンくんの真髄は、こんなものではなかったのですよ〜(≧ω≦)! ネタバレレビューなので書かせていただきますが、物語終盤の告白シーンでございます。 「君と一緒に居ると……自分の未熟さが辛くて、泣きたくなる時もあるけど……」 「俺はそれでも、君の側に居たい……君を支えていきたいんだ」 「だけど、君が俺を選ばないなら……それでもいい」 「俺は、君に気持ちを伝えたことで、十分自分を誇りに思えるから……」 良い(≧ω≦)!! 良いですよね〜//// この一歩引いている、けれど【大好きなんだ!】が溢れている告白vv でもでも! ここから先が更にもう〜〜〜(ノ≧∇)ノシvvvv 「じゃあ、側に居てくれる……? 俺は君が思ってるより、ずっと手のかかる男かもしれないけど……」 ワーートーーソーーンーー(*´Д`)!!!! 何っ。何なんですか、最後の最後にきて落とされる男らしさ//// 嗚呼もう、いいよ。分かってる。 君が家事がからっきしダメなことも。 これから先、エミリーちゃんを手伝おうとしても、もっと悲惨な状態にしちゃうんだろうな、ってオチが読めるところも(笑) うん。分かってるから(≧△≦)b★ でも! エミリーちゃんのことが好きで好きで堪らなくて、逆に融通が利かなくなっちゃうような、 とろっとろに篤い愛情で包んで、決して離してくれない っていうことも分かってる〜〜(≧ω≦)!! うぅぅ//// 優しいだけじゃなくて、気骨もあって、彼からの愛情を決して疑うことのない。 幸せをたくさん感じられたルートプレイに感謝でございます(*´Д`)!!
突然ですがワタクシですね、小学生の頃、それはそれはアルセーヌ・ルパンの小説に傾倒しておりまして……。 とは申しましてもポプラ社様より発売されておりました児童文学ものだったのですが、それでも全30巻を今でも大切に所持しているくらい、怪盗紳士・ルパンが大好きだったのでございます〜(≧ω≦)vv (『奇巌城』に始まり、『8・1・3の謎』『八つの犯罪』『怪奇な家』『三十棺桶島』etc.!! 今でもドキドキしちゃいますぅぅ////) え、そんな訳でルパンくんの通常立ち絵姿・ルーピンくんが、めちゃくちゃ好みなのでありました(≧ω≦)! (って、文章が全然繋がっておりませんね(笑)) 世俗の目を欺くための出で立ちなのでしょうが、ルーピンくんの赤縁メガネがお洒落で可愛い!! オドオドした喋り方も、すごくツボ(≧ω≦)vvvv ("ルパンJr."に戻った後の彼が、そのまま猫舌なのかも気になるところであります) しかも、嗚呼その上。 第3章での、 キスCGの甘さったらどうなんですかぁぁぁぁ(ノ≧∇)ノシvvvv ルパンくんの個別ルートは、その甘さを持ってどんどん突き進みますものね! 暴漢に絡まれるエミリーちゃんを助けてくれたとき。 また、アクアリウム越しに真情を吐露してくれたとき。 「ったく! 君って人は……!!」 崖から転落したエミリーちゃんを必死に助けに戻って来てくれた瞬間(≧ω≦)!! かーー。 格好良い〜〜〜〜〜ッッ8(≧△≦)8)))) と叫んでおりました(笑) 更にこれだけでは終わらない、ルパンくんの独白にまたウットリ(*´Д`) 彼に助けられながらも川に流され、意識不明のままどんどん体温を低下させるエミリーちゃんへ、 「……エミリー、僕は怪盗だから人に何かを与えるのは得意じゃない」 「それに、今の僕には……自分の持っているものしかあげられない」 「だから……僕の熱を君にあげる」 って、もぉ(≧ω≦)!! キャ〜〜〜〜!! キャ〜〜〜〜〜〜〜8(≧△≦)8)))) ル〜〜ピ〜〜ン〜〜! もうダメ! もうすっごく愛してる〜〜〜(≧ω≦)!! ……と、私が壊れてしまった瞬間でした(笑) (いや〜、ここですっかり松風さんのファンとなってしまいました////) しかも、しかも(≧ω≦) 甘いだけじゃなくて、エミリーちゃんを一切拒絶してしまう冷たさも持ち合わせている、というところも、射抜かれてしまったところだったんですよねぇvvvv 「僕はもう君には何もあげられない。 どんなに望んだって、僕自身がそれを許さないから」 ーー自身の目的のために、手の平を返したように身を翻してしまう彼でしたが、この後のエミリーちゃんのセリフがまた良くて(T-T) 本当に良い子だと思いました! 以下、長くなりますので情景描写はせずに、セリフのみを抜粋させていただきますね。 「あんなに自分勝手で、欲張りで、わがままな人は、見たことがありません」 「でも……あんなに自分を後回しにしてまで私を助けてくれた人も……見たことがありません」 (一瞬、「ペンデルトン……?」と頭をよぎりました(笑)) 「そんな人に、また会えて嬉しいなんて思う自分は……もっと分かりません」 「近づくなと言われて、落ち込む自分は……もっともっと分かりません……!」 きっとですね、この告解を効いていたルパン父は、 「うちの息子の嫁にはこの子しかいない(≧ω≦)!」 と思ってたと思うんですよ〜(笑) それくらい、彼女がいじましくて可愛らしいシーンでありました(*´Д`)vvvv この後に迎えるエンディングも、【Sad End】は「Sad」と銘打っているとはいえ、今後の妄想が膨らんじゃうような王道展開でございましたし^^ 【Good End】はもちろん、 「僕は、心から愛する君のために、僕の全てを捧げ、君を護る盾となろう。 そして、君と共に戦う剣となろう」 なんてもう、期待以上に甘い誓いをしてくれるルパンくんに、「(アルセーヌ)ルパンファンで良かったぁぁ(≧ω≦)!」と強く。 「我が人生に一片の悔いなし!!」というトランス状態になれたことも本望でございます(≧△≦)b★ 基本、所作が甘くて人を翻弄する言動に長けていて。 けれど感情の切り替えが早い冷めた部分も持ち合わせている。 それなのに、本当に欲しいものは「ぐい」と強引にたぐり寄せる熱さも孕んでいるなんて……! あぁぁぁ//// そんな無敵のルパンくんが大好きでございましたぁぁぁぁ(≧ω≦)vvvv
ズバリ!! ジャックはボイス・藤原祐規さんへの【ひと聴惚れ】から始まりました(≧ω≦)! もうジャックの登場シーンで、藤原さんが一声発しただけですっかりメロメロに〜〜//// 自分が好きな声優さまでも、特に好きなトーンってあるじゃないですか。 で、その方が持っている数ある引き出しの中から、今回、私は自分にとって藤原さんのど真ん中なトーンを拝聴することが出来たのだなぁ、と感じております。 私ってば幸せ者だわーー(≧ω≦)vvvv ……と、まずは耳から入ってしまったキャラクターだったのですが、実際にプレイをしてみてシナリオ面でも最愛キャラとなりました! ジャックは公式サイト様とか、ゲーム本編での描かれ方とかがとにかく【危うい】じゃないですか。 「大丈夫だとは思うんだけど、彼とのハッピーエンドを望んでも良いんだよね?」って、ついつい思ってしまうキャラクターですよね。 その中で私がいたく感心してしまったのは、「真実」と「偽り」のバランスの良さ。 [ 組織 ]において彼の立ち位置は弁護のしようがない決定的なものでした。 けれど、エミリーちゃんたちが追っている。 もしくは、エミリーちゃんを標的と定めた「彼」ではないのですよ! 仄暗い設定の中にもプレイヤーが安心できる救いが用意されていて、けれど、完全なる無辜の民ではないので、彼が負っている陰影にも説得力があり、「傍にいたい! もっとジャックに近づきたいのに(*´Д`)!」と身悶えしちゃうような心地良いもどかしさに包まれてしまったのです……(〃ノωノ)vvvv あぁぁ、ジャックってばキャラクター設定からして完璧すぎる//// エミリーちゃんと実際に交わす会話は不得手だけれど、紙面を通しての交流は拒めない、「本当は温もりが欲しいんだよね?」と感じられてしまう彼自身の寄る辺のなさ。 そして、お互いに木の洞(うろ)を通しての触れ合いがかけがえのないものになっていく面映ゆさ! ああもう、ああもう(≧ω≦)!! 一歩ずつようやく距離を縮めていけたのに。 ううん、ジャックはもう既にエミリーちゃんの虜となってしまっていたのに、突如切り離されてしまう学園での関係性! ジャックに会えなくなってしまった日々は、私もエミリーちゃん同様、とても寂しく感じてしまいました(T-T) けれど、これまで何もせずともお互いを感じられていた空間を奪われてしまってからの展開が、実に怒涛でございましたね(≧ω≦)!! 息吐く暇がないくらいジャックの魅力に捕まってしまっておりました//// 【切り裂きジャック】にその身を狙われる犯行予告を受けた夜。ーーコツコツ。 微かに、エミリー嬢の自室の窓を叩く音がしました。 警護の網をかいくぐって訪ねてきたのは、紛れもないジャック本人で、 「怖いか? 大丈夫……今は……いつもの俺だ。 学園で一緒だった時と同じ、ジャック・ミラーズだからさ」 というセリフに、うぅぅ。 目頭が熱くなってしまい大変でした(T-T)!! そうして、エミリーちゃんに事の真相と、自身の決意を告げた後、去り際にまたも 「けど、お前はバカだな。 他に誰か来ても、もう窓を開けたりしないでくれ」 と捨て置いていくんですよッ(⊃Д⊂) 「そんなの決まってるじゃない! エミリーちゃんは、「貴方」に会いたかったの! 他の誰でもないジャック・ミラーズに会いたかったんだから、窓を開けるのは君だけになんだよ(T-T)!!」 って、彼女の代わりに泣いて叫びたかった!! この後の彼とモラン大佐との対峙シーンも素晴らしかったですねぇ。 えぇ、えぇ。 大佐によってもたらされた技術。 それを実行することへの誓いは、エミリーちゃんへの約束と結びついて、 「貴方に教わったことを活かすのは……あと一度きりです……」 と、静かに落とされたセリフに胸が締めつけられました!! どうしてもジャックが彼女を助けたい気持ちが分かるから、 「でも、彼女を助けたら、きっと二人で笑っていられる日が来るんだよね??」 と訊きたくて仕方がなかったです(T-T) お願いだから、散ろうとしないで。 一人で去ってもしまわないで。 と、願いつつシナリオを進めた先には、 (神様……どうか、オレに力を貸してください……) (無力な自分が、この**を抜け出し……彼女を脅かすものからその身を守れるように……!) (それができれば、自分の命がいつ堕ちても構いません……) という、あまりにも必死で嘘偽りのない深い感情をそのままに、もがいているジャックがいて……!! 彼のような男の子が【神】に祈りを捧げるからこそ、どれだけエミリーちゃんが心の救いだったのかを明瞭に感じ取ることが出来ましたし、その深さに胸が抉られる気分でした。 (この終盤へ向けての生死を賭した緊張感は、以前プレイしたPC乙女『三国恋戦記』でも味わったことがあった、と思い出しておりましたよ(笑)) ですが、彼の手を取ったのは慈愛に満ちた神ではなくーー 「このオレの好意も、エミリーを守ることに利用するって訳か……」 「……………………分かりました。 本望です」 誰よりも近くに控え。 他の誰よりも先に彼女を守ることが出来。 けれど、その誰よりも自身の心を殺して傍で見守らなければならない。 「彼の人」だったのです。 えぇ、当然、ジャックはその身を差し出しました。 「想いの丈を言の葉に乗せることは適わない」を釘を刺された棘の道を、その痛みごと呑み込んだ甘い視線を以ってエミリーちゃんを守り続けるために!! 「彼」に提示された条件をものともせずに……(T-T)!! うわ〜〜〜ん(⊃Д⊂)!! どれだけジャックってば素敵なの! 格好良いの〜〜(T-T)!! きっとですね、他のどの攻略メンバーよりも、一番近くて一番遠い場所へ辿りついてしまったジャックは。 それでもエミリーちゃんの傍らに居られることを良しとするのだろうな、と思いました。 …………。 うん。でもね、大丈夫なんです! だって【乙女】だから(≧ω≦)vv エミリーちゃんは「女当主」なのですもの。 きっと幾らでも幸せになれる道を模索できるはず^^ そうなった先の二人の姿を見たい! と、実はどの攻略メンバーよりも切に願ってしまったジャックシナリオでございました。 「……初めまして。今日からこちらでお世話になります。ジャックと申します」 彼の姿を見て感極まってしまったエミリーちゃんと、 「……ここは人目があります故、後ほど……」 きっと、そんな彼女を抱きしめたくてたまらなかったジャックくん。 ううん。 生きて彼女の温もりを感じていられることが最良のことだと、どれだけ感謝を捧げているか分からない彼の行く末が、たくさん、たくさん! 甘く、優しく、温かいものでありますように!! そう、心から祈らずにはいられないシナリオでございました(*^-^*)
もどかしいくらい、いつも一歩引いている男の子でしたね。 んもうっ、そこが好き(≧ω≦)!!(笑) 健一郎くんのように、幼少期から自身の存在意義が希薄だと、きっとああなってしまうのだろうな、と思いました。 彼はひたすらに拠り所を求めて必死になっていたのです。 そうして、ようやく見つけたと思ったはずの自分の居場所ですら、結局は手を解かれる形となってしまい……。 失意のまま、故郷から渡英することとなったのでした。 ですから、ロンドンで出会えたエミリーちゃんという眩しい存在に、健一郎くんはどれだけ救われたのか知れないよね、と感激してしまいました(T-T)vv 夫への従順を良しとされる母国の女性たちとは異なり、自身でものを考え。 そして、自身のためにその両手両足を使い行動する。 そんな自然体でいるエミリーちゃんは、きっとキラキラ輝いて彼の目に映ったに違いありませんから(*´-`*) でも(笑) 彼女の持つ生命力とは別に、[ うっかりドジっ子 ]な部分はもっとツボだったのではないでしょうか^^ だって、健ちゃんって絶対! 好きな子がもし転びでもしたら、 「全く、貴女は仕様のない人ですね」とか言って、眼鏡をクイッと押し上げてvv 内心は構いたくて仕方がない気持ちを、きゅう と押し込めて手を差し伸べそうな男の子 だと思うんですよ〜〜〜8(≧△≦)8)))) (って、どんな例えですか(笑)) ですから、エミリーちゃんを目で追いかけ、その仕草を心に留めるうちに……、 「手荒な真似はしたくない。ですが……」 「彼女が関わっているなら……話は別なんです……!」 と、ストーリー終盤でエミリーちゃんが囚われてしまった先へと、激昂して向かう他はない、確かな恋心が育っていたのだと思います(≧ω≦)vv もうもう、ここから先の! これまでの迷いを吹っ切ったような健ちゃんは、ひたすらに格好良かったです〜〜ッ8(≧△≦)8)))) あわや、エミリーちゃんが賊の手に……! という瞬間、 「それなら、もう一度言ってあげますよ」 と颯爽と、凛として現れたときには、「きゃ〜〜〜〜〜8(≧△≦)8))))」でしたもの(≧ω≦)!!!! 健ちゃん、格好良い! 健ちゃん、最高//// と、身悶えしている間に、二人の甘いやり取りが流れるように交わされーー。 エミリーちゃんへ檻越しに落とされた優しさに、「ふ。ほわぁぁぁぁ(*´Д`)vvvv」と蕩けさせていただきましたぁ(〃ノωノ) (ここ以前にも健ちゃん、誠司くんに檻越しに依頼をかけるペンデルトンも格好良かったですね〜vvvv) 無事にポーロックをやり過ごしてからの(すっごく良い声だvv と思っていたら、小野友樹さんでした。さすがの美声〜////)、EDも(≧ω≦)vv 章タイトルにもなっている、比喩表現を用いての健一郎くんの宣誓がとても素敵だったと思います(*^-^*) 老婆心としましては、帰郷した先のエミリーちゃんの受ける扱いが心配になってしまいますが、そこは彼女持ち前の笑顔と誠司くんのフォローと。 何より健一郎くんが、いついかなる時も守ってくれるのだと信じて疑いません。 病めるときも健やかなるときも、ずっとね^^! そんな二人をいつまでも応援していたくなる、幸せルートでございました(≧ω≦)vvvv
誠司くん(≧ω≦)vvvv あぁもう、キラキラわんこ属性好きの私としては、やっぱり 純粋な恋愛ENDが欲しかったと思えてなりません(>_<)!! けれど、それでも個別EDがあったということで大分、救われています。 EDが「ある」と「ない」では大違いですからねぇ。 はぁぁ//// 誠司くんの 真っ直ぐなところが好き。 歯に衣着せない正直なところが好き(笑) 健一郎くんのことを、とても大切に思っていて「健ちゃん」と呼びかける瞬間。 二人の間に温かな友情を感じられるところがーー 大好きでした〜〜〜(ノ≧∇)ノシvvvv なので、やっぱり。 冒頭に戻ってしまいますけれど、個別EDのような「未来への約束」というような形の内容ではなく、エミリーちゃんが誠司くんだけを見つめて、彼だけのために胸を焦がすような、そんな恋愛EDが見てみたかったです (;´Д`)!! だって正直、消化不良だったんだも〜〜ん。 (「も〜ん」て^^;) 誠司くん大好き目線でプレイをした身としましては、誠司くんが大好きなのに!! その彼に想いを返せなかったことが悔しかったのですよ〜〜(⊃Д⊂)!!!! ……今日びはなかなか、「じゃあ、FDでルート追加してください^^」というような風潮でもなくなって参りましたしね。 (ひと頃のように、発売されたタイトルに当たり前のようにFDが制作されているのではなく、余程の売り上げ&人気がなければFD(ファンディスク)発売までに辿りつかなくなったような気がするので……) それに、花梨様においては多分、「FDで(≧ω≦)!」と期待をかけるより、DC(ディレクターズカット)版の方が現実味があるのかな? とも思います。 どちらにしても! 大好き誠司くんの胸に迷わず飛び込んで行けるような、シナリオが今後見られれば良いな、と願うばかりの。 彼が大好きになってしまったプレイでございました(≧ω≦)vvvv (日本にもしエミリーちゃんが行ったとしても、健一郎くん宅よりも平和に過ごせそうなのがまた、ポイント高かったりしています(*^-^*)) 以上が、キャラクター語りでございます。 相変わらず「(≧ω≦)!!」を多用しての内容でございますが(笑)、こんなものだと諦めてくだされば幸いにございます(≧△≦)b★ 私にとって花梨さんのゲームプレイは初めてになりますので、いろいろと「お初」なことが多かったですが、要所要所のシナリオを余さず見ることが出来るシーン回想システムは文句なしに拍手喝采でございました^^ また、プレイする人によって、【真相ルートを開くためには、悲恋EDも見なければならない】というのは大変な条件かと思いますけれど、昨今では珍しい条件でもなくなって参りましたし、「一緒に乗り越えて参りましょう^^!」と激励させてくださいませ(*´Ω`*) そして、肝心要の【真相ルート】への個人的感想はと言えばーー。 「【必要悪】に対しての首謀者が役者不足。組織壊滅への結果が生ぬるい」と言いますか、 ペンデルトンは攻略対象じゃないの(;゚д゚)!!?? と言いますか……。 って、最後のオチは違いますね〜(笑) でも、予定調和(*´艸`)ヲホホ と、最初から最後まで脱力することなく、勢い込んで楽しませていただいた作品でございます^^ キャラクターシナリオだけで考えますと、本作一本で完結しても良い作品だと思うのですが、【真相ルート】を鑑みますと更に幅を広げられそうな作風だと感じましたので、出来るならば、 エミリーちゃんと彼らの甘い顛末も加えて、新しい物語で再び出会えると良いな、と思います(*^-^*) 健気なヒロインの姿も。 常に懸命な姿を見せてくれる少年たちからも。 心地良い緊張感を得て、エンディングまでを堪能させてくれる良作でございました^^! |
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(2013.04.26 UP) |
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