乙女【紹介】目次 『喧嘩番長 乙女』攻略 『喧嘩番長 乙女』感想



喧嘩番長 乙女





























メーカー

SPIKE CHUNSOFT(2016年05月19日発売【PS Vita】)
「喧嘩番長 乙女」のバナーに使用されている画像の著作権は、株式会社スパイク・チュンソフト様に帰属します。



ストーリー

身寄りがなく児童養護施設で育った中山 ひなこ は、小学校、中学校共に、上手く友だちをつくれず孤独に過ごしていました。
養護施設の方針も手伝い、空いた時間は全て護身術を高めることに費やしてきたひなこ。
その甲斐あってか、中学を卒業する頃には独学含め、格闘技に於いてかなりの手練れになっていたのです。

ーー 4月。
女子高の入学式当日。
これで、念願の【友だち】をつくれるかも! と急ぐひなこは、不意に男子学生にぶつかってしまいます。
それがよく見ると、自分とうり二つの顔の持ち主で、「君は生き別れになった双子の妹なんだ!」ということが判明!!
双子の兄である
「ひかる」が入学しようとしていた高校は、県下でもヤンキー校で有名な『私立 獅子吼(ししく)学園』。
しかし、腕力も無く、暴力沙汰に感心のないひかるは入学に乗り気ではありませんでした。
そこで押し切られたのが、

ひなこが男子学生として『獅子吼学園』に通うこと!

おまけに、ひかり
(引いてはひなこの)実家は、近隣でも有名な極道『鬼ヶ島組』だったのです。
組長である父親のことを良く思っていないひかるは、ひなこに身代わりとして獅子吼学園に通うことを、ますます強要し、ひかるによって住む場所を奪われてしまったひなこは、協力せざるを得ませんでした。

ひょんなことから通うこととなったヤンキー校。
しかも男子校でしたが、ひなこはそこで多くの【友だち】を得、絆を深めていくこととなるのです。
入学式、体育祭、夏休みーー。
ひなこは、たくさんの学園行事を「彼」と過ごすうちに、ゆっくりとその結びつきを強めていきます。

やがて桜がまた芽吹く頃。
ひなこと「彼」の仲は、どのようにほころんでいるのでしょうか。



ゲームの流れ

【プロローグ】【4月】〜【翌3月】までの、およそ1年間がゲーム期間。
日にちは大まかに過ぎていきますが、行動できる日は [ 昼 / 夕 ] の最大2回行動が可能。
股掛けイベント等はありませんので、一途プレイとなります。
行動や会話選択で [ 乙女度 ] 、もしくは [ 漢度 ] を変動させ、キャラクターとの各種ENDを目指します。
【プロローグ】【4月】〜【8月】:共通シナリオ。
*【9月】〜【11月 / 12月】: 個別(共通)パート。
*【11月 / 12月】〜【翌年 3月】:個別(恋愛 / 友情)分岐ルート。



システム

主人公の名前変更可能。(但し、公式名だと声付きで呼んでもらえます(≧ω≦)!)
主人公ボイスなし。
CG鑑賞&シーン回想機能あり。(シーン回想は充実の一言!)
好感度上昇確認システム("愛キャッチ")& 好感度累計値(ステータス表示)あり。

【漢度】→ [ 友情 ] 値。「バトル / MAP会話 / 選択肢」で変動。
*【乙女度】 → [ 恋愛 ] 値。「MAP会話 / 選択肢」で変動。
となり、どちらか片方を上げると、片方の数値が下がるシーソーシステム。
【バトル】→ [ 漢度 ] をUPさせるシステム。[ メンチ切り / タンカ / 喧嘩 ] の3段階で構成。

*[ メンチ切り ]
→「怒 / 冷 / 技 / 漢 / 気 / 覚 / 嘲 / 笑 / 恋」の9種類。
* 特に意味は無く、後に続く [ タンカ ] のセリフが変化する。

*[ タンカ ] → 選んだ [ メンチ切り ] の種類によってセリフが変化。
*「○ / × / △ / □」ボタンに対応しており、表示されたセリフを正しく選ぶと、相手のゲージを減らせる。

*[ 喧嘩 ] → 流れてくる「○ / × / △ / □ / L / R」の表示に従って、正しく押せると相手にダメージを与えられる。
* 実はこれがなかなか難しいです。個別に入ってからの「喧嘩」には勝てた試しがありません^^;
* が、敗北しても、救済選択肢【勝ったことにする】が発生!
敗北から一転して「勝利」とすることができます(笑)
(すごく便利(≧△≦)b)
* この場合も、きちんと【漢度】はUP。
2周目から、通常バトルは [ すっ飛ばす ] ことが出来ます。
* その場合、結果表示だけとなり【漢度】もUP。
* ミッションに関係するバトルは飛ばすことが出来ません。

各累積値によって、キャラクターのエンディングは「2種類」。
*【恋愛END / 友情END】
に分岐。( 全てのENDがシーン登録されます)
おまけコンテンツとして【エクストラ】あり。
* [ 画像集 / 動画鑑賞 / 音楽鑑賞 / シーン再生 ] 収録。
CGコンプ後の「御褒美CG」ありです(≧ω≦)!



総評 ★★★★★

め………ッ、

めちゃきゅちゃ、楽しかったです(≧ω≦)!!

興奮のあまり噛んでしまいましたが(笑)、いや、本当、面白かった〜〜(
*´Д`)vv

攻略キャラクターだって、
全員格好良いし、また、肝心のシナリオを盛り上げる

ヒロイン・ひなこちゃんが本当に善い子なんです(⊃Д⊂)!!

月ごとのBAD ENDを回収していた際には、あまりに無理難題&暴言を吐いてくれる双子の兄・ひかるに、真面目にイライラッとしてしまうくらい、断然、ひなこちゃん派でした(≧△≦)b

(共通パートでは [ 諸悪の根源 ] でしかない ひかる ですが、攻略キャラ個別パートに入ると、彼の立ち位置が掴めてきます。その上で、許せるかどうかは、最後までプレイした貴女次第(´人`))


また、開発スタッフさんが睨んでいた通り、ボタン操作には滅法弱い私がプレイしても、全く気負わずにいられる魔法のコマンド
【勝ったことにする】
これは本当に有難かったです(T-T)
そうじゃなければ、個別パートの喧嘩勝利は無理でした……orz

その個別パートで分岐する【恋愛 / 友情】ルート。
これは、個人的に、ですが、

* 申し分ない「ときめき補給」なら、[ 恋愛ルート ]
* シナリオの深さ&統合性を求めるなら、[ 友情ルート ]

だったな、と感じております。
うん。友情ルートのシナリオの方が好きだったことが私は多かったので^^
あ、でも、勿論。【恋愛END】で二人が結ばれる、と安心できているからこその感想ですよ。
もし、本作が友情ENDのみだったら、いくらシナリオが良くても納得できませんから^^;


システム周りも実に快適♪
今はVITA製品だからと言って、容易に安心できない「CG鑑賞&シーン回想」がきちんと付いていたことも嬉しかったですし、MAP探索も楽しかった〜〜^^
ADV と SLG が、わたし的にほど良いバランスと難易度で混じり合っていた作品だったと感じております。

* SLGの金字塔『ときメモ●S』ほど繁雑ではなく、でも、ある程度やり応えのある作品をお探しの方
* 軽い描写ではありますが、極道&ヤンキーのつばぜり合いが苦手ではない方
* 素敵な男の子たちと、(言葉通りの意味で(笑))逆ハー状態の学園生活を楽しまれたい方

には、滅法おすすめしたい作品(≧ω≦)!
ひなこちゃんと共に過ごす、モブでしかない1学年のヤンキーたちでさえ全員、可愛く&格好良く思えるのが必至で、メインキャラだけじゃなく、

一人ひとりと、ひなこちゃんを添わせてあげたい〜〜(〃ノωノ)!

と、シタパタしてしまうほど、大好きな作品になりました(*^-^*)
vvvv



登場キャラ(cv.)

箕輪 斗々丸(cv.KENN)私立 獅子吼学園 1年菫組 No.2。15歳。
    喧嘩も強いが何気に成績も優秀。明るくて、他人を無下に扱わない好青年。


金春 貴之(cv.蒼井 翔太) 私立 獅子吼学園 1年藤組 トップ。15歳。
    ひたすら自分の強さを高めようと努力している少年。女性は「弱い」から好きではない。

吉良 麟太郎(cv.細谷 佳正)私立 獅子吼学園 2年百合組。2年トップ。16歳。
    寡黙で、家族と距離を置いている青年。ひなこの幼い頃を知っている……?

未良子 裕太(cv.柿原 徹也)私立 獅子吼学園 2年桜組。2年トップ。16歳。アイドル。
    人気アイドルグループ「フロブル」のセンター。捉えどころがなく、何事も笑顔で煙に巻いてしまう。

鬼ヶ島 鳳凰(cv.前野 智昭)私立 獅子吼学園 3年桐組。学園トップ。鬼ヶ島組長男。18歳。
    学園を1ヵ月足らずで制したため、全生徒に慕われている。
    弟を可愛く思っているが報われなかったため、ひかるに扮したひなこに頼られて感無量。腹違いの兄。

(2017.01.05 UP)



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