遙かなる時空の中で





メーカー

コーエー (2000年04月06日発売【PS】)

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ストーリー

高校に入学したばかりの元宮あかね(16歳)は、同級生の森村天真・後輩の流山詩紋と共に、異世界・京へと召還されてしまします。
その地であかねは“龍神の神子”と呼ばれ、京を“鬼の一族”の穢れから救う者となったのです。
あかねを助ける役目の“八葉”の中に天真・詩紋もいたのです。
あかね達は京を穢れから救い、無事現代に戻ることができるのでしょうか。
それとも、新しく生まれた“想い”により、京へととどまるのでしょうかーー。



ゲームの流れ

一章
    京に召還され、八葉らと出会うプロロ−グ。
二章 〜 五章
   「青龍・朱雀・白虎・玄武」から選び章が進む。
    基本的に怨霊の退治、使用する術の入手、ミニゲームによる道具の入手、をしながら「土地の浄化」を目的に進んでいきます。
六章 〜 九章
   「天側・地側」を選び章が進む。
   「四方の札」
(東西南北)を集めながら四神(青龍・朱雀・白虎・玄武)を解放し、退治し切れなかった怨霊を封印してまわるのが目的になります。
終章
   「鬼の一族」の首領・アクラムとの最終決戦です。現代に戻るか、京に残るか選択できます。



システム

八葉には「信じる心」「想う心」があり、イベント発生に関連してきます。
イベントスチルを鑑賞できるアルバム機能付き。
ゲームクリア後の“おまけ”もあります。
八葉との恋愛イベントも、心のかけらを集めることで発生する“通常恋愛”、六章から「心」の高さで発生する“急展開恋愛”の2種類があります。
新たに【八葉抄ED】【アクラム恋愛ED】が追加されました。
物忌み・方忌みがあったり、八葉に文を出す際に花・用紙を選択できたりと、平安王朝な雰囲気が楽しめます。
怨霊を退治するバトルがありますが、あかね自体は「応援」したり「道具」で補助したりとコマンドを選ぶだけなので、簡単にプレイできます。



総評 ★★★☆☆

アンジェリークと並ぶビッグタイトルですね。
乙女ゲームに関心がある方で知らない方は少ないのではないでしょうか。
ただ、イベントスチルのデッサンが思いきり崩れているのが残念なところです。
正直、" 立ち絵のままでいいです… " と思ったイベントもありますし、シナリオが固定なので同時攻略を狙うのではなく、一人ずつじっくり楽しみたい方は、すぐに飽きてしまうのでは…、とも思います。
しかし、水野さんが描かれてる原画も綺麗ですし、声優陣も豪華ですし、時代設定も素敵です。
雅な雰囲気を楽しみつつ、素敵な殿方との恋愛が楽しめる稀有なゲームだと思います。
未プレイならば、ぜひどうぞ!!



登場キャラ(cv.)

源 頼久(三木 眞一郎)25歳。
 「天の青龍」。使命一筋、神子一筋(笑) 不言実行タイプ。

森村 天真(関 智一)
17歳。
 「地の青龍」。あかねの同級生。行方不明の妹を探している。
 何事にも物怖じしない性格。

イノリ(高橋 直純)
15歳。
 「天の朱雀」。嫌いの傾向を持つが、明るい少年。

流山 詩紋(宮田 幸季)
14歳。
 「地の朱雀」。あかねの後輩。優しく頑張り屋な性格。

藤原 鷹通(中原 茂)
19歳。
 「天の白虎」。エリート官僚。正義感が強い。

橘 友雅(井上 和彦)
31歳。
 「地の白虎」。典雅だが女性好きな面も。

永泉(保志 総一朗)
17歳。
 「天の玄武」。控えめで穏やかな人柄。

安倍 泰明(石田 彰)
21歳。
 「地の玄武」。陰陽師。「理
(ことわり)」を重んじ、常に冷静に行動する。

アクラム(置鮎 龍太郎)
26歳。
 「鬼の一族」の首領。京の滅びを望んでいる。

(2004.11.11 up)