HappyMagic





お手軽&お気軽に恋愛を楽しめる作品が大好きな私^^
学園モノであったこと。シナリオがファンタジーっぽいものの、それもまた軽快そうで良さそうだな、と購入を決意しました。

手元に届いて最初はセーブできなくて焦りました (@△@;
このゲーム、Discを入れただけでもプレイできるので、インストール不要なのかな? と進めていたのです。
が、やっぱりインストールしなくちゃダメですよねぇ。
インストールし終わってからは、きちんとセーブ可能になったので安心しました^^;
同じように手間を省こうとしてセーブできない現象に遭遇しておいでの方がいたら、「面倒くさがっちゃダメだったわね〜^^;」と慰めあいたいかも(笑)

さてさて、無事にセーブできるようになっていざプレイを開始♪ したのですが……。
随所で言われていますように、本当、プレイ環境が快適じゃありません(>_<)

セーブ数が8個しかないところ。
選択肢画面でセーブできないところ、
バックログ機能が扱いづらいところ。(ない訳ではないです。マウスのホイール部分に適用?)
ゲームからタイトルに戻る機能がないので、CG確認等をしたい場合には、一度ゲームを終了しなければいけないところ。
スキップ機能の使用方法が面倒なところ。
文章表示部分をクリックしてプレイしていると、お楽しみ要素を逃してしまうところ(笑)

パッと思いつくのはここらへんでしょうか。
セーブに関しては、攻略記事を作成していたこともあって不便さを痛感していましたね〜^^;
好きな場面を残しておけないっていうのも寂しいし、同じ理由で選択肢セーブが不可なのもキツかった。
お値段をお手頃にして本編より少し前の内容のドラマCDを付けるより、ハッキリ言って恋愛要素の全くないドラマCDは不要なので、CDを削ってシステム面を強化して欲しかったと思います。
おまけ要素の【100のサプライズ】だけでも十分記憶に残ることができるタイトルになっていると思いますので、シナリオの深さは求めませんからもっと快適にプレイしたかったですね^^;

逆に好きだったな〜、と思える箇所は

BGMが好ましい。
 キャラBGMが大好きなので、これに歌詞をつけたキャラソンがあったら欲しいと思いました。
シナリオは浅いけれど、キャラクターの魅力は伝わってくる造詣。
やっぱり、【100のサプライズ】要素。
ニャー!! とにかくニャーが最高!! 赤ちゃんニャーの破壊力の凄まじさったら、もう(≧ω≦)vvvv

というところでしょうか(笑)
うん。ニャーがもし使い魔で身近にいるのだとしたら……他の人と恋愛しなくていいかも、って思いました。
重症です^^;
(そして、魔力を高めて頑張ってニャーを人型にして彼氏にしたいvvvv
モフモフしたくなったら「金の粉」を使って……、って他乙女でしたね(笑))


安価に購入できるのでシナリオの深さは求めていませんでしたし、むしろ浅いシナリオを堪能しようと思ってプレイしました。
それなのに、内容は浅いのに、その背景の薄いキャラクターを魅力的に愛着の持てる存在にしてしまうのだから、声優さんて凄いなぁ、と感嘆しまくりです!!
どのキャラクターも安定した存在感がありますので、攻略していくのが本当に楽しかったです(*^-^*)
乙女には堪らないお約束のきゅんきゅん要素が盛り込まれていたりして、一部キャラはあまりに人間関係のしがらみに囚われていて切なくなりましたが、それもアッサリ解決しますしご都合主義万歳♪
楽しいな^^ と感じた恋愛部分に関してはキャラクター語りで紹介できればと思います。

あ。逆にですね、序盤の主人公の言動はあまり好ましいものではありませんでした。
男の子の気持ちをgetするのが与えられた課題なので仕方ないのか? とは思うのですが、男の子に話しかける動機もいちいち「課題のためなんだから」と文章表記されると哀しいと言いますか……。
彼女が対象の男の子を「好きなのかも」と自覚するまでは、個人的に辛かったです〜〜(T-T)
一転して自覚してからは一途な性格が浮き彫りになりますので、そこからのプレイは実に楽しかったですよ(*^-^*)vv

ではでは、キャラクター語りへ突撃しますね!!
(内容はアッサリ目になるかと思われます(>_<) & cv.の敬称は略させていただいております)
(「Happy☆Magic」のアイコンに使用されている画像の著作権は、株式会社ポニー・キャニオン様に帰属します)






水無月白夜 (cv.入野自由)聖オルタンシア学園 2年生。白魔術科。

のっけからですが、当タイトルで一番好きなキャラクターです(≧ω≦)vvvv
あれですよ。
入野さんの王子様ボイスに骨抜きにされたとかじゃないですよ(笑)

最初から主人公のことを想っている白夜(はくや)くんですが、それで返って主人公に「チョロい」と思われてしまう、あまりに不憫な序盤ルート(T-T)
でも、一緒に過ごしていくことで、どんどん新しい白夜くんの魅力に気づいていくテマリちゃんに溜飲が下がりました。
って、主人公相手に溜飲下げるのもおかしな話なんですけど^^;

白夜くんルートは個人的にHappyENDルートが大好きです!!
これ以外のAnotherENDは、アナザールートとしか思いたくないですもん(T-T)
何なんですか。あの陰湿な魔女は!?
あんな呪いを同年代の。同級生の女の子にかけてしまう心情も恐ろしいですし、それを解くために選んだ白夜くんの逆呪いの内容もまた…………。
切ない!! 切なすぎます(T-T)!!!!

最初からアナザールートがあるキャラクターだと分かっていれば、HappyENDを後に残しておいたのですが……。
あぁぁぁぁ(T-T)

でも、口直しに見たHappyENDはやっぱり優しい内容で^^

僕はキミが好きです。大好きです

という柔らかい告白に、私が大好きな某成人乙女の某キャラクターを重ねてしまいつつも(笑)、ずっと好きだった女の子に素直に好きと言えること。
それを受け入れてもらえることって、本当に素敵だね^^
白夜くん、良かったね〜(*^-^*)
と頬が緩みっ放しでしたvv

白夜くんルートは、その想いが真っ直ぐなところ。純真なところ。
でも、自分に自信がなくてぐらぐらして手放そうとするのに……。
オルタンシアの前で「恋の証」を具現化する、強く握り直した恋情。
それらが大好きで堪らなかったです!!
実は……。
12月発売の『ラブ×2デートCD』を予約入れているくらい、満足できたHappyルートでした(≧△≦)b





新島雅黒 (cv.鈴健一)聖オルタンシア学園 2年生。黒魔術科。

ツンデレの「ツン」が見事に好みで最後に攻略した雅黒くんvv
雅黒くんルートをプレイすると、彼には跳ねっ返りの主人公の性格がぴったり合っていて、「そっか。テマリちゃんの性格は対雅黒くん用だったのね」と納得してしまったくらいです。

その雅黒くんの冷たいような突き放すような性格も、シナリオが進むと納得せずにはいられない「契約」があるからこそだと分かります。
あれじゃあ、うっかり持ち前の男気とか優しさも表面に出せませんよね。
(白夜くんルートの雅黒くんの格好良さには……メロメロです〜////
それでも、私がシナリオを読み進めて何てお似合いの二人なんだろう、と思ったくらい、雅黒くんの好みに主人公が合致しすぎていて……。
テマリちゃんは雅黒くんの「大切な人」になってしまうんです。

そこから先の展開は、珍しくBadENDも嫌いじゃありませんでした。
「あぁ、Badだな」とストンとくる内容でしたし、AnotherENDも希望が持てる感じで「ありだな」と思いましたしね^^
うん、でもやっぱり、ご都合主義なHappyENDが大好きです!!
あのEDを迎えるためにルートプレイしたんですもん。
誓約がなくなった雅黒くんにめちゃ甘に愛されて欲しいものです(≧ω≦)vvvv
根っこは甘そうですもんね、雅黒くんって^^

結果としては好きキャラは白夜くん、八重先輩が上位にいるんですけれど、「魔法学園」というテーマにはピッタリくる一番のルートだと思いました。





碧山八重 (cv.羽多野渉)聖オルタンシア学園 3年生。占術科。

実は一番興味を引かれなかったので、真っ先に攻略した八重(はちえ)先輩。
ところが、ところが!!
確かにですね、もの凄い財閥の三男坊で誰からも期待されていなくて、それなのに家柄の名誉を守らなければいけないしがらみに縛られている。
というお約束の設定に、「主人公と出逢って凝り固まっていた気持ちが解けていく」というお約束の展開が待っているので、それだけでもプレイに「きゅん」どころは詰められているのですが、何よりもその安易な展開の八重先輩を非常に愛くるしい存在にしている羽多野さんの力量が素晴らしいと思いました!!
この安直展開のゲームを実に楽しんでプレイできたのは、セリフに気持ちを乗せてくださる声優さんの力が大きいなぁ、と心底実感しましたから^^

人の心が読めてしまう八重先輩は主人公が課題クリアのために自分に近づいてきたことを最初から知っています。
それでも、主人公を可愛いと思う。
一歩踏み込んでこられてからは少しずつ地をだせるようになって、キラキラした営業用の物腰からざっくばらんな考え方をする大人びた部分を見せてくれるようになる。
HappyENDではオルタンシアがくれた「恋の証」をリングにしてしまうのが先輩らしいと悶えました!!
数あるアクセサリーの中でも「指輪」は大切な意味が込められているものだと思うんです。
それを攻略キャラメインであろう白夜くんに与えるのではなく、八重先輩のイメージにしてしまうキャニオンさんの設定は大好きでした(*^-^*)vvvv

と、HappyENDはいわゆる「愛キャッチ」システムに乗っ取ってプレイすれば容易に見ることができるんです。
アナザールートが見つけるのに苦労して、もう〜〜(>_<)
でも、苦労して見た甲斐があるってものです!!
私的にはHappyENDより好きかも^^ って思いますからvv
このルートでは、課題クリアだけの気持ちではなくなったテマリちゃんのその心情を利用?する、といった展開になります。
利用、と言いますか、「君の本気がどこまでのものか見せてもらおうかな」といったものですね^^
優しい物腰から幾多の女生徒に人気のある八重先輩。
嫉妬してしまうテマリちゃんは、それでもその心を押し隠します。
そこで、行かないで、って言えば行かないのになと呟く先輩にだだ惚れですよッッ(≧ω≦)vvvv
テマリちゃんが囚われているのか、先輩がすでに捕まってしまっていたのか……。
そんなもどかしい二人が大好きでした(*^-^*)
EDも、寝ているテマリちゃんへ約束を残して去っていく八重先輩が素敵。
そして……。
その約束通り迎えにきてくれる幸せなED内容に、オルタンシアの祝福はなくとも「キャ〜8(≧△≦)8))))」と悶えずにはいられませんでしたvv

真っ先に攻略した先輩なんですけれど、シナリオ&キャラクターに魅力があって大好きです!!
羽多野さんボイスで本当に良かった^^ と思った御仁でしたvvvv





日向 紺 (cv.平川大輔)聖オルタンシア学園 1年生。錬金術科。

紺くん(T-T)!!
紺くんルートは切ないです〜〜〜(T-T)
周囲の大人の思惑が醜く感じられて仕方のなかったルートでした。

それは本当に紺くんのためを思っているの??

と訊きたくなります。
他人がその人の幸福を決めてしまっていいのかな、と。
単に利用価値が下がるのが嫌だからじゃないのか、と思えてしまって。

ネタバレしますとですね〜。

感情の起伏のない冷静な紺くん。
それは紺くんの幼い頃からの家庭環境のせいでした。
でも、いつでも全力投球しているくせにあまり結果に繋がらない(笑)、でも一生懸命な主人公と過ごすことで、段々とその気持ちが揺らぐようになります。
「嬉しい」とか「先輩(主人公のこと)が他の人と親しくしているのは嫌だ」というように、静かだった水面に波紋が広がっていくんですよね。
その展開がまたきゅんきゅんで素晴らしいのです(≧ω≦)vvvv
(あと、文化祭の紺くんも好きですよ(笑))

でも、それは冷静に事に当たらなければならない(等価交換を過不足なく行うため。って某錬金術マンガのようですが^^;)錬金術師にとって嬉しくない兆候でした。
将来を有望視されている紺くんの未来が何の取り柄もない一人の魔女(主人公)に潰されようとしている、と危惧した学園側が二人を一切会わせないように策を講じる。

といった内容だったんです。

乙女をプレイしている側としては、二人の恋路を邪魔するなんて言語道断!!
あんなに可愛らしい平川さんキャラに会えないってどういうことよ〜〜ッッ(>_<)
と憤り(笑)を感じました。

だって、この「紺くん」を創り上げている平川さんのオドオドさったら半端なく可愛らしく、いじましいのです(≧ω≦)vvvv
まぁ、それでも翠雨先生や白夜くんなどの協力者はたくさんいるので、苦境を乗り切れるかに思えた二人ですが----。
EDで紺くんが迎えに来てくれたので良しとしますか。
「そんな装置じゃなくって、いつでも紺くんの傍にいたいよ」とは思ったのですが、紺くんが主人公のために道を切り開いてくれて、それで二人が笑っていられるのだから良いんですよね^^
あのブローチがある限り見失わない感情だと思うから(*^-^*)
(壊れてしまったブローチがどうしても修復できない、と紺くんが苦悩しているシーンも大好きです!)

紺くんルートが一番、恋をする過程、解けていく心の温かさを感じられたルートだったかな、と思います^^





七瀬紫陽 (cv.遊佐浩二)聖オルタンシア学園 3年生。陰陽師科。

紫陽先輩は何と言っても。

遊佐さんの本場京都弁(≧ω≦)vvvv

ですよね(笑)

って、違いますね。キャラ語りになってませんね(笑)

そうですね。紫陽先輩は私の中で「狡い人」というイメージです。
物静かで真っ直ぐで誠実。
でも、裏がないからこそのドキッとするような言葉を吐いては、一喜一憂させる。
芯がある人なのに弱い部分もさらけ出してくれて、あげくに「主人公だからこそ目が離せなくなった」と告白し、もう紫陽先輩の囲いから抜け出せなくなるという……。
うん、真綿のような毒性を持った人だと思っています。

先輩ルートでもいわゆる身内問題で悩まされていましたが、それもアッサリ解決。
もっと丁寧に描写して欲しかったなぁ、とは正直思いましたが、先輩のキャラクター自体は上出しましたように非常に好きvvvv
しかも、雅黒くんルートで「どちらがテマリちゃんに魔法を教えるか」で対峙してくれたときに、男性らしい強引さも垣間見せてくれて----。
すみません。あの時ばかりは雅黒くんルートなのに、紫陽先輩に転びたかったですvvvv

紫陽先輩はパフェ通いも勿論可愛いですが、やっぱり段々と滲みだしてくるあの静かな愛情が魅力だと思います(*^-^*)vvvv





城崎翠雨 (cv.置鮎龍太郎)聖オルタンシア学園 魔女科担任。(25歳)

大好きなオッキーボイスを乙女で堪能できるって久しぶり(≧ω≦)vvvv と存在だけで嬉しかった翠雨(すいう)先生。
ルートOPENされてからの、一番最初の(テマリちゃんが恋心を抱いてしまう)場面は格好良かった〜(T-T)vv
翠雨先生はよく口が回る先生なのですが、置鮎さんの喋りっ放しのこのルートったら最高です。
先生ルートで印象に残っているのは、やっぱり、

『恋の肉弾殺法! ベスト50!』

ですよね(笑)
あの内容は本当おかしくって、笑いながらプレイしていました^^

先生ルートは背伸びしないテマリちゃんが可愛かったなぁ、って思います。
やっぱり素直なキャラクターになってくれた方がプレイしやすいって感じましたね。

先生のことを好きだ、と自覚して近づけたと思っても立場があるから一度は遠ざけられてしまう。
それでもEDではちゃんと報われる先生ルートは、楽しくってドキドキハラハラして、最後は「良かったね^^!!」って思えます。
こういう「上辺は浮ついているように見えるけれど、自分の核となる部分は揺らがないからこその明るさ」を持った男の人って素敵ですよね^^
きっとED後も、テマリちゃんは意地を張りながらも甘えてしまって、先生もそれを笑って許容して、でもテマリちゃんの存在に引っ張られていくんじゃないかな、って思えた二人でした(*^-^*)





以上がキャラ語りになります。
印象語りになってしまいましたが、当タイトルは恋愛要素のみを考えるなら安値で様々なバリエーションを楽しめる良作だと思いました^^

シナリオを盛り上げるBGMも好きですし、一人ひとりのキャラクターは勿論、彼らとの恋愛模様も気軽に、でも愛情を持って楽しむことができます。
正直……。
おまけ要素の一つである、【ラブ2MAXハーレムエンディング】の解放条件はどうかと思いますが(12月から毎月発売されるキャラクターCD全6枚を購入しないと判らない、いわゆる「秘密の言葉」が解放条件)、本編ディスクだけの恋愛EDで十分♪ と思えれば素直に楽しめます^^
何よりプレイに時間がかかりませんので、気軽に楽しむ のほほんプレイには最適でした(≧△≦)b
(いやでも、AnotherENDを探し出すのには苦労したんですけれど、当サイトに辿りついてくださった方なら無理せず攻略ページを参照していただければ楽ちんプレイかな、と^^)
攻略キャラクターも愛情持てるメンバーばかりなのが一番の魅力を持つタイトルかな、と感じております
(*^-^*)vv

2010.12.09 UP