華ヤカ哉、我ガ一族





メーカー

オトメイト(2010年07月01日発売【PSP】)
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ストーリー

時は大正。
つましい生活を送る浅木家は長女、はる(拾八歳)が工場で働く仕送りで何とか生活していました。
が、突然の病に伏してしまう父親にますます生活は困窮の兆しを見せます。
そこで はるは工場を辞め、賃金の良い住み込みの使用人の働き口へと変えるのでした。
家族を養うためとは言え、新しい奉公先の名家【宮ノ杜家】は当主を始めとして、六兄弟全てが癖のある人物ばかり。
其の上、彼らは使用人を「ごみ」同然として扱うのでした。
挫けそうになりながらも、歯を食いしばり自分自身の使用人としての在り方を見つけていくはる。
彼女と接していくうちに、その胸の内に何かが芽生えていく六兄弟。
使用人として働き始めて壱年が過ぎる頃 ーー 再び桜の芽吹く季節には、弐人の間にどのような絆が芽生えているのでしょうか。



ゲームの流れ

ゲーム期間は、四月〜翌 参月までの壱年となります。
一週間の使用人コマンドを選択し、時折挟まれる会話シナリオによる攻略キャラクターの好感度UPで専用ルートに乗り、該当キャラクターと恋愛エンドを目指します。



システム

主人公の名前変換可能。但し、デフォルト名だと音声付きで名前を呼ばれます^^
イベントCGを一覧できるアルバム機能。シーン回想(回顧録)機能有り。

選択肢で好感度を増減させつつ、恋愛EDを目指すアドベンチャータイプ。
一週間分の「催シ支度」等の使用人コマンドを入力して、使用人レベルを上げていきます。
奇数月の最終日には【使用人審査】があり、規定値に満たないとGAME OVER。
毎週土曜日の夜や、休暇コマンドを選択した夜にはMAP探索が可能。
MAP探索で数々の【依頼】をこなし、アイテム収集、新規コマンド入手を行います。
攻略キャラクターの好感度は会話選択肢でのみUPしますので、MAP探索は基本、新規コマンド入手、隠しルート発生以外は任意でOK^^ EDには影響しません。
一周目で収集したアイテム、解決した依頼は2周目に持ち越し可能。

九月までは共通シナリオにて恋愛イベントが発生。拾月から専用シナリオに入ります。
好感度が一番高いキャラクターのシナリオに分岐するため、一途プレイが基本。複数人EDはありません。
各キャラクターにEDはHappyエンド、Badエンドの2種類有り。好感度の累計値で分岐します。
Happyエンドクリア後、アルバム機能内に「後日談」が発生。



総評 ★★★★☆

素晴らしいですよ〜(≧ω≦)vvvv
プレイ期間は壱年あるのですが、冒頭に見られる「使用人はごみ。使用人は人ではない」という兄弟の主な価値観から、段々と主人公の人柄に絆(ほだ)されていく遅々としたシナリオが絶妙です!!
「あの」手強い六兄弟を攻落するだけあって(笑)、主人公の性格設定はかなり前向きでポジティブシンキング。
それが抵抗ある方には抵抗あるかもしれません。
かく言う私も、自分自身で納得するまで主人公に同調することは難しかったですから^^;
それでも、いつでも明るく接しようと頑張れる子ですし、後半優しくされたり、他の使用人とは格差ある態度に出られても驕ることなく、使用人としての立場を全うしようとする姿勢には感嘆しました。
彼女と六兄弟との恋愛描写は----。

もどかしくて良いです!!

主と使用人という立場が上手く作用されていて、自分の気持ちに気づけなかったり、気づいてもそれが妨げとなって素直になれなかったり……。
その歯がゆさが好き〜〜〜〜8(≧△≦)8)))) (笑)

それでも「★4」に落ち着いたのは、シナリオ収集、アイテム収集をフルコンプしようと思うと全12周しなければならない点と、攻略対象に小さい不満があるから。
だって……。

喜助さんを攻略対象にして欲しかった(T-T)!!!!

もちろん六兄弟の魅力たるや、実際にプレイするとどんどん滲み出てきて攻略順に迷うくらいなのですが、シナリオに毎月顔を出す喜助さんの格好良さったら、もう〜〜〜////
な訳で(;´Д`)
まぁ、FDが来春発売予定になっているようなので、そこでチャートが出来ていればいいな、と願うのみです。

最初は一使用人でしかなかった主人公が、兄弟たちに名前を覚えてもらうようになって、会話をすることを良しとされ、ついには専属使用人にしたいとまで思ってもらえる流れが実に見事だと思います!!
迎えるHappyEDも素晴らしかったです〜〜(T-T)vvvv
一周目でアイテム&依頼収集をしてしまえば、2周目からはかなり楽にプレイできますし、シナリオ&アイテムフルコンプを割り切れるのならば実に快適な親切設定♪
いつでもどの部分でもセーブできますので、時間に余裕のない方でも少しずつ進めることが出来ます^^

  ーー身分違いの恋のもどかしさ。
  ーーそれでも、最後には報われる想い。

を堪能してみたいのであれば、手に取ることをお勧めしたい逸品です!!



登場キャラ(cv.)

宮ノ杜 正(cv.宮内敦士) 長兄。宮ノ杜銀行頭取。(参拾四歳)
   誰よりも当主の座に固執しており、何より合理性を重んじる人物。母親は澄田サナ江。

宮ノ杜 勇(cv.田坂秀樹) 弐男。帝國陸軍大佐。(参拾壱歳)
   気に入らぬものはすぐに斬って捨てようとする刹那的な性格の持ち主。母親は本条院トキ。

宮ノ杜 茂(cv.前田 剛) 参男。芸者。(弐拾六歳)
   マイペースで何事ものらりくらりとやり過ごす要領の良い男性。母親は家寿田静子。

宮ノ杜 進(cv.梯 篤司) 四男。市警察署警安部交通課巡査。(弐拾弐歳)
   誰にでも優しく接してくれるが、その実誰にも執着していない静かな人。母親は有吉文子。

宮ノ杜 博(cv.岸尾だいすけ)伍男。尋常高等学校七年生。(拾八歳)
   発明好きな明るい青年。主人公の良き後ろ盾となってくれる。母親は佐伯ヨシ。

宮ノ杜 雅(cv.岡本信彦) 六男。尋常高等学校伍年生。(拾六歳)
   選民思想で排他主義な少年。でも、一番嫌いなのは自分自身なのかも…。母親は伊村千代子。

(2010.10.25 UP)