硝子の森





いまや乙女ゲームには欠かせないブランドとなった【D3P】さんの乙女ゲーム第一作目。

その名も、
「女の子のための THE 恋愛アドベンチャー」
運命の絆をあなたは信じますか?永遠の夢…覚めない夢の森へようこそ。
硝子の森

でしたから、初めて見たときには大爆笑!!

SIMPLE2000シリーズとして発売されたので、定価で買っても¥2000
vv
“おおぅッッ、なんて安価で画期的(笑)なこのタイトル!!”
と喜び勇んで、中古で購入しました


まぁ、価格が価格なのでシステムは単純、ストーリーは簡潔。
でも、決して嫌いじゃないです。
むしろ、この価格にしては
充分に納得して楽しませていただきましたvv

なんと言っても、
声優陣が豪華すぎです!!

このタイトルが発売された頃って、コーエーさん以外でようやく乙女ゲームのタイトルが
(家庭用ゲーム機器で)出揃い始めた頃のように記憶しています。
今のように、毎月と言っていいほどガンガン乙女ゲータイトルが新しく発売されている頃でもなかったので、
こんなに安価なタイトルによくここまでの声優さま方を揃えられたなぁ、と感動したものです(^^)

そして、
シナリオの独特な雰囲気が気に入っています。

神隠しにまつわる人物との出会いなので、甘〜いだけのシナリオではないんですよね。
キャラによっては悲哀が大きく場を占めていることだってあります。
「森」に気に入られ、魅入られ、やがてはあわやのところで呑み込まれてしまいそうになる主人公。
すごく、好きです。

(ああ、関係ないですが、管理人のツブヤキですが、自分が“あッたま悪ぃなぁ”ってこういう時よく思います。
「すごく好き」とか「凄くカッコイイ」とか、他に言える言葉はないのかい!? と思うので。
や、でも、管理人になんの知識の蓄えもないので自業自得。
おバカ路線まっしぐら。ヲタ街道もまっしぐら(笑))



さて、各キャラ語りに参りたいと思いますが…何分、プレイ当時から随分の時間が経過しておりますので、管理人の記憶&印象に残っている事象の感想のみを
サクッと書かせていただきますね。
ご了承くださいませ〜。

(『硝子の森』のアイコンに使用されている画像の著作権は、株式会社ディースリー・パブリッシャー様に帰属します)
(cv. の敬称は略して記載させていただいておりますm(_ _)m)





宮澤 樹(cv.緑川 光)

確か彼は……5年前?いや、10年前?に行方不明になったんでしたよね。
ED間近のキスシーンには管理人蕩けましたが、それでも樹くんの今までの歳月、これからの人生を思うと少し…複雑です。
現実世界に戻ってきて、いきなり20代後半くらいになるってどんな気持ちなのでしょうね(T-T)
ううう、まぁ、深鈴ちゃんという若くて可愛い恋人もできたことだし、これからの人生頑張ってね、樹くん!!




樋口 湊(cv.志倉 千代丸)

湊くんのシナリオが一番切ない!!
だって、湊くんてば「
明治」時代のお人で、尚且つ、多分「肺病」を患っています。しかも恐らく「末期」。
…なので、森に抗い続けた彼は現実世界に戻ってきても儚いんですよね…。
悲しい結末を予想させるあのEDスチル!!
湊くんも切ないだろうけど、深鈴ちゃんはもっと切ないだろうなぁ…(T-T)
それでも、人生の最期に愛すべき存在と巡り会えたことに感謝するべき
なのか……。 ああ、深く考えるのやめよう…悲しいから…。




中原 空矢(cv.吉野 裕行)

一転して空矢くんのシナリオは明るかったように記憶しています。
自ら進んで森に飛び込もうとするのには、“止めてよ〜〜(>_<)”と焦りましたが、そのくらい(笑)
だって、空矢くんは失踪して3年?1年?くらいでしたよね。
だったら、まだまだやり直しは効くし、周囲に溶け込むのも早いはず。
明るい彼だし、これから先も深鈴ちゃんと仲良く過ごしてくれそう(
*^-^*)




惣琉(cv.子安 武人)

惣琉さんのイベントで何をツッコミたいかって、EDスチルの深鈴ちゃん、それって「裸エプロン」じゃないの!!??
ということです(笑)
いや、もちろん違うのは分かってますが、どうしてもそう見えるんですもん。
実は一番重い設定だった惣琉さんシナリオ。
(そう感じさせないように軽く描かれてはいますけど)
彼が長すぎる時間の中で発狂する前に、深鈴ちゃんと巡り逢えたことに感謝ですね(
*^-^*)
ああ、しかしあのEDスチルはラブラブでよかった
vv




室生 望(cv.宮田 幸季)

主人公を一途に思っていた健気な少年、望くん。
このゲームの影の主人公でもあります(笑)

お金持ちの少年が周囲に心を許せる友がいなくて、避暑先で出逢った、分け隔てなく自分と接してくれる女の子に想いを寄せる…という設定はありがちですが、でも好きでした(
*^-^*)
…と、管理人の好みからは外れていたのでこんな感想しか覚えてないッス。
すみません〜〜〜(>_<)




室生 遼(cv.石田 彰)

お兄ちゃん
(望くんの兄だから)は、もうツッコミどころありすぎ!!
ねぇ、財閥の、室生グループの跡取りがそんなに簡単に結婚を申し込んでもいいものなの!?
避暑先で出逢ったばかりの少女にころっと一目惚れしてしまったところまではいいとしよう!!
(かなり引っかかるけどねッッ)
しかし、
いくらなんでも即決すぎるだろう〜〜〜!!??
言っちゃ悪いが、ただの平民ですよ、深鈴ちゃん。
玉の輿を純粋に喜ぶには歳を取りすぎた管理人はひたすら、いいのかな〜、いいのかな〜…と思いながらプレイしておりましたとさ(笑)




萩原 恭平(cv.石川 英郎)

恭平ルートは何が大変って、
村人全員に話を聞くのが大変(笑)
でも、恭平ルートに乗ってからは割りと好きな流れでした。
なんと言うか、一番現実味がある人物設定だったし、声が石川さんだったし(笑)
強引に愛を口説かれるって嫌いじゃないです
vv
ただし、イイ男に限るけどね、二次元の(笑)
(…って、恭平の感想これだけ!?)




ーー以上、かなり曖昧なキャラ語りでした。
(独断とも言う/笑)


そう言えば管理人、このゲームの何が好きって、登場キャラの名前が好きでした
vv
一目見て分かりますように、
近現代の有名な文筆家の名前が入っているんですよね。
管理人は今でこそ腐っておりますが、学生時代は文学を専攻していたので、これらの名前を見てうっとりしておりました(
*^-^*)
や、でも個人専攻は平安文学なので近現代は詳しくないッス!!
と言い訳&逃げ腰(笑)
でも、宮沢賢治が大好きなので、「宮澤」姓が緑川さんボイスで嬉しかった記憶があります(
*^-^*
あはは、単純(笑)

とまぁ、ゲーム開始時に主人公の年齢が選べるのですが
(高校生、大学生、社会人)シナリオ自体にはなんの影響もなくてただの気分と知ったときにはやられたッッ、と爆笑させていただきました。
こういう、プレイヤーに気を遣った遊び心も大好きです


値段分はしっかり楽しめるゲーム内容なので、今でも非常に満足しているタイトルでしたvv
(あ、イラストは微妙…/笑)

(2005.07.26 UP)