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for Symphony
※辛口レビューです。それでもよろしければご覧ください。
(男の子キャラのみの感想文になります)
買う予定はなかったのに、乙女ゲーム大好き根性が黙っていられずに購入したゲームです。 そして、新規キャラボイス「井上和彦」氏の美声のために買いました(笑) 声買いしたので、確かに恋愛対象キャラの御声は皆様、素晴らしかったですvv ですが……ですが……どうしても イラスト(キャラ絵)が最後まで受け付けませんでした(T-T)!! あああ、どんなに美男子の設定でも(加納くん)、全然そう見えなくて萎えポイント1。 しかも、テキストゲームでは致命的と思われるシナリオの面白みのなさ!! 女主人公に共感できないのって、乙女ゲームとしてはかなり辛かったというのが萎えポイント2。 簡単に説明しますと、女主人公・悠希ちゃんは高校生になってから親が離婚して、今まで両親と暮らしていた家に一人で住んでいます。 両親どちらにも引き取られることを拒んだ彼女は「孤独」と闘う毎日。 親の「勝手な理由」から捨てられたと解釈し、「大人」を信じられなくなっている… と自分で言っています。 ……………………………。 何、甘ったれたこと言ってんだ〜〜!! 管理人はかなりイライラしながらプレイしました。 ここからはかなり個人的な理由になってしまいますが、 (あまりに面白くない理由なので反転文字にさせていただきます) 「管理人の親も離婚しています。まだ物心つく前の幼い頃にです。 その頃でさえ、自立しようにも親という庇護がなくては当然生きていけないということを感じていたので、喧々囂々と喧嘩する両親のもと、怯えながら日々を過ごしていました」 という体験があるもので、……別にゲームごときにここまで語らなくてもいいのでしょうが、親から離れても暮らしていける条件がありつつ、ということは彼女の意思が二親に尊重されている証でもあり……。 それは確かな彼女への「愛」の形だと思うのですよ。 ぶっちゃけ、もっとひどい環境の方々だっていくらでもいるはずです。 それなのに、ことあるごとに「自分は今、独りだから…」と言っては、相手キャラから「あ、ごめん。気が利かなくて…」と謝らせる会話内容にウンザリしました。 相手から謝罪されることを当たり前に受け止める主人公。 でも、その前に 主人公に語りかけている相手の気持ちは考えなくていいのか!? とツッコミたくなることしばしでした。 そんなシナリオでプレイするゲーム内容には、感情移入することも共感することも、あまつさえ同情する気にすらならず、ひたすらエンディングに向けて選択肢を黙々と選び続けました。 確かにそうでないキャラ(離婚話がメインでないキャラ)もいますが、でも、高校生というおおらかな時間の時期設定なのに、いやに説教くさい女主人公にはゲンナリしました。 純粋に恋愛を楽しめる素朴なシナリオがよかったのになぁ、と思ってます。 さて、長くなりましたが、キャラ語り?にいきたいと思います。 (※管理人の攻略順です。今回は萌えセリフが皆無に等しいです(T-T) ) (「for Symphony」のアイコンに使用されている画像の著作権は、株式会社拓洋興業様に帰属します。 また、cv.は敬称を略させていただいております)
自然科学の担当教師で、性格はいたって温厚。生徒の人望も厚い先生です。 彼のシナリオはいかに大人不信の主人公が大切な大人を見つけるか…。 といった内容が軸になっていました。 ネタバレしてしまうと、「彼女が心の支えにしていた小説の作者が実は、鳴澤先生だった」というものです。 しかし、鳴澤先生に対して、歩み寄っているようで実は自分の考えを押し売りしているようにしか見えないこのシナリオは正直苦手です。 先生自体は、とても優しくて辛抱強く、時に意志の強さを見せられるシナリオだったので、嫌いではないのですが^^;
彼は外見が「ときメモGS」の某年下キャラとモロに被ってます(笑) でも、でも……かっ、可愛いです!! 保志さんの甘え声に管理人はメロメロでした8(≧▽≦)8 もう、ぎゅうぅぅぅ〜と抱きしめたかったですよ〜〜〜//// ここでも「自分の家は普通じゃないもの」と言い出す主人公にゲンナリしつつ、陽司くんの健気さに一票!! でも、春・夏と主人公に猛烈アタックを繰り返していた陽司くんが、秋以降ぱったりと鳴りを潜めます。 あんなに主人公のことを追いかけていたのに、いきなり連絡も寄こさなくなり、他の女友達と遊びふける……。 ここで、主人公の心の揺れを描きたかったのかなぁ? と思うのですが、シナリオ……と言いますか、陽司くんの行動に一貫性がなくて「あれれ?」と思いました。 それでも受験の当日、緊張でガチガチの主人公が家の窓を開けると、 「受験ガンバレ! 絶対合格」 と、デカデカ道路に書いてあるのには不覚にも感動しました(T-T) 自分だって受験生なのに、イイ男じゃないか〜〜陽司くん!! しっかり自分の夢を持っていて、その道に歩き始める感じが見て取れる彼の、穏やかなエンディングはかなり好きです(*^-^*)
彼のシナリオの主人公はとっても好きですvv 輝也くんのシナリオでは、彼の親衛隊から受けるいじめがメインになっています。 とは言っても深刻な描写はないので、あまり重く考えずにプレイできました。 「学校のイメージを壊さないという厳しい条件で無返済の奨学生」となっている輝也くんは完璧な王子様ぶりを発揮します。 その彼に想いを告げられた主人公が、いろいろと冷遇されるのですが、 「私が我慢することで加納くんの立場を守れるなら… 絶対に私が避けてみせる」 と心に誓った主人公は凛としていて感動しました〜(T-T) うう、健気で大好きなシナリオでしたよ〜〜vv エンディングもお互いを尊重しあう内容で、輝也くんの縛られない毎日が垣間見れて幸せでした(*^-^*) そして、使い古されてはいますが彼の、 「僕はいつでも藤井さんの味方だから」 「たとえ、この世界の全ての人間が藤井さんの敵になったとしても…」 というセリフが大好きでした////
彼のメインは輝也くんとの三角関係でした!! いや〜、歯に衣着せない内容だったので、 (「俺にもあいつにも譲れないものがあるんだ。でも、お前はまだわからなくていい」とかvv) 最初は主人公一直線の啓介くんをやっぱり萌え〜vv と見ていたのですが、不良に絡まれて身体を張って主人公を助ける啓介くんよりも(お約束/笑)、 「でも、もしかしたらっていう望みを捨てきれなくて、ずいぶん君を困らせたんじゃないかな」 「僕のことは気にしなくていいから、もう自分の気持ちに素直になりなよ」 と去っていく輝也くんに惚れてしまいました(T-T) 天真爛漫なキャラよりも、控えめなキャラの方が好きというのが管理人の嗜好なので……。ファンの方、ごめんなさい!! 進路が決まらずに焦れていた啓介くんが、やりたいことを見つけて前進し始めたのは良かったですね〜^^ ……ただ、3年の最後まで成績が下の下だったのに、いきなり大学の法学部に受かってしまうのはどうかと思ったのですが。 まぁ、ゲームですしね^^; をほほほほ。
DC版にはいなかった追加キャラです。 シナリオがこれまでの主人公軸な内容ではなく、瀬谷さんが主軸となってストーリーが進んでいくので、 これよ。これ、これッッ。乙女ゲーはこうでなくっちゃ〜〜8(≧▽≦)8 と悶えてました(笑) しかも、キャラボイスが溺愛声優さま井上さんなので、更に大興奮!! ストーリーはわかりやすく、主人公が心の支えにしている(今は解散してしまった)「インディーズバンドのボーカル」だった。 というものでした。 普段は無気力なのに、実は照れ屋で不器用に優しいとか、元カノが登場して嫉妬モードがありとか、もう、すっごく楽しかったです〜//// 瀬谷さんの周囲がプロデビューを急かすのを尻目に主人公だけは、瀬谷さんの意志を尊重する、というお約束の展開。 そして、いつしか瀬谷さんの心は主人公へと傾いて……。 ああ、堪りません。この流れvv (爆笑) 結局、主人公の支えがあってプロデビューを無事に果たす瀬谷さん。 エンディングでの幸福感はそれはもうッッ……と書きたいところなのですが、 その髪型は何〜〜(T□T)!! ああ、髪型ひとつでこんなに萎えるなんて……。(号泣) ラストも 「一緒にはいれないけれど、でも、私には瀬谷さんの歌がある」 って、何!? いや、もちろん両思いなので心配はいらないのでしょうが、それにしても甘い余韻ではなかったので、かなり残念でした。 だって、「街にあるビルのスクリーンに映しだされた瀬谷さんを見上げる主人公」のイラストで終わるんですよ。 もうちょっと、二人で寄り添っているところとかにしてくれればよかったのに〜(T-T) ああ、返す返すも残念……。 エンディング以外はなかなかにツボな展開で好きなシナリオでした。 以上、かなり偏ったキャラ?シナリオ語りでした。 このゲームはセーブ箇所が選択肢部分ではできずに、アイキャッチ画面でしかできないというのも、試しプレイがしにくくて少しストレスがあったり、主人公のセリフの言い回しが「ですます」調で違和感があったりとなかなかにツッコミどころがあるのですが……一番思ったのは……。 主人公の性格設定&環境設定をなんとかしてほしかったのと、 顔をきちんと描いてほしかった!! ということです。前髪の影で誤魔化すのがなんか嫌〜〜(>_<)!! ああ、これからプレイする男主人公のシナリオに期待、です。 |
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(2005.06.04 UP) |
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