ファンタスティックフォーチュン2





これまた購入する気はなかったゲームなのですが、(ゲーム期間が長そうですし、システムに難ありとの声が多かったものですから……)やり始めたら、とことんハマりました。あはは!

最初は攻略サイト様をあてにしないでプレイしていましたら、EDは思いっきりバッドなものでした(汗)
ソロイに
「荷物をまとめてとっとと出て行け」みたいなことを言われましたからね。(遠い目)

このゲーム、
恋愛EDを迎えたかったら、あんまり目当ての人とデートをしちゃダメなんですもの。ビックリです。
意中の人とデートを繰り返して「星の娘」になるか、
好感度はそこそこに、必須イベントを繰り返して恋愛EDを迎えるか…

なんですよね。
考え付かなくて四苦八苦しました。(苦笑)

まずは主人公を3人の中から選ぶ、というのが珍しかったです。
アンジェ2でも3タイプの性格を選べますけど、結局は「アンジェ」一人が主人公ですし。

主人公になる少女たちも

・努力家の天然少女
・毒舌な記憶喪失娘
・異世界から来た気概あふれる少女


ですから、異色な取り合わせだと思います。

管理人的には「天然」なマリンちゃんが一番とっつきやすかったですが、キャラがたっているだけに
【ゲーム主人公に自己投影する】というのは難しかったですね。

管理人はゲームキャラ同士が恋愛する、というより自分と相手キャラ、というふうに頭の中で変換するタイプなので、少し切なかったですが。

システム面も本当に育成時間が長かったです!
でも、心配していたゲーム期間は
(恋愛EDだと)9月〜翌1月くらいまでと短くてサクサク進むので、結局はプラスマイナスゼロって感じですね。

シナリオも甘〜い展開ばかりではなく、
というか甘い展開のほうが少ないのですが、各キャラの背景・悩みが軸になって進むので、ますますキャラが引き立つように思えました。

中でも印象に残っているのが、アーク・リュート組とシリウスです。


シリウスは最初のボビーにもっていかれました!
その後、他の役に出会うまで高橋さんのことを少し誤解していました(笑)

シリウスとヨハンの絡みが、あんなふうだとは思いませんでしたし。
人を憎んで憎んで、でも笑顔に隠して……というのは壮絶ですよね。
そんな彼と迎えるEDだから、余計しみじみしました。



綺麗な大人なんて世の中にどれだけいるかわからないけれど、このゲームの中のキャラたちは皆、そうありたいと、もがいていました。
シリウス・リュートはその代表格だと思います。

リュートは幼馴染のアークに隠した羨望と少しの優越感。
そのシナリオが切なかったです。

葵でリュートを越したときには、好感度は全く上げていなかったのですが、
いつの間にかアークとの三角関係になっていてビックリしました。
必須イベントのみを起こしていけば恋愛EDに辿りつけるというのも少し考え物だと思うのですがーー。

でもEDはリュートのものが3人の主人公とも萌え!でした!

葵とは突然結婚式ですし、アクアとは
「本当に彼氏いないの?」のセリフがグッドでしたし……なんと言ってもマリンですよね!

雑踏の中で
「僕だよ、僕」ですよ!?
字面だけだと伝わらないと思いますが、囁くように言うんですよ!!
ぎゃ〜、櫻井さ〜んッッ(≧▽≦)



でもでも、
アークも捨てがたいんですよね!
自信満々でぶっきらぼうで、でも気持ちいっぱいで好きなんだって感じられました。

マリンとのEDも、あれ、結婚式なんですよね?
その割には2人とも普段着なんですけど。
テキパキと自分の髪を結い上げてくれているアークに

「どうしてそんなに手馴れているのか?」

と、素で聞くマリンが可愛かったです(^-^)
その後のアークの対応もいいですね〜。
あぁ、結婚っていいなぁ!! 
(←仮想現実ではですよ、もちろん)



ヨハンは……一番言いたいのはですね……

実年齢50歳台って、乙女ゲーム攻略キャラでは最高年齢でしょう!!

ということです。
(他にないのか…)



ユニシスは多分、“ユニセックス”からつけられている名前なのでしょうね。
ひどい言い方をすれば“雌雄同体”ですし…。
健気というか、一生懸命でヨハンの実験に反対なのは同意見なのですが、告白の仕方が、少し、少しですね、子どもっぽくて「可愛い」止まりでした。



プルートも同様で、“早く大人になりたい”と思っているのはわかるのですが、葵を殺そうとするシナリオが嫌でした。
マリンのシナリオのみ、それが発生しないので、嬉しかったですが…。

基本的に「ファンタシティックフォーチュン2」の恋愛シナリオは、マリンのが一番それっぽいと思うんですよね。
皆さん、立場とかにとらわれずに、臆面もなく愛を語ってくれますから(
*^-^*)



それなのに、期待の
ソロイのは……!!
マリンでのEDを楽しみにしていたのに、アクアとのEDのが好きでした(T-T)
だって、お昼を催促するアクアに、

「今日も明日も、その先も私が貴女にお昼は提供しましょう。ついでに、夕飯と朝も。
「嫌とは言わせませんよ。


ですよ!?
「朝」って、「朝」って……、
いけない妄想が膨らみますが〜(≧▽≦)!!
そっけないキャラの情熱的なセリフ(?)に弱いんですよぅ
////
しかも、「嫌」って言えないんですよ!?
拒否権ありませんから!!
ついて行くしかないんですよ!?
ビバ、オッキーvv(って結局、「声」かい!?)



あ、忘れちゃいけない
ブルーさん(*^-^*)
彼とのED
(もちろんマリンとの恋愛ED)も大好きです。
メインキャラではないので、一番先に攻略したのですがかなり上位にいます。

ベタベタですが、【神】たる存在が記憶を失って人間になり姿を現すって、いいEDだと思うんです。
思わせぶりなことを言ってくれますし。
本当に記憶がないにしろ、実は記憶があるにしろ、マリンと幸せになってくれそうな終わり方なんですよね(
*^-^*)
裏切られ続けた彼が幸福になってくれればいいなぁ、と思います。




以上、本当に
好感度関係なしにEDにいけるのは残念ですが、システムもかなり難ありですが、
☆☆☆版ではとても楽に改善されていますし、追加シナリオもありますから、
キャラ萌え・シナリオ萌えしたいのなら、ぜひオススメだと思います!!
(って【ネタバレなし】みたいな終わり方で、すみません/汗)

(2004.11.12 UP)