乙女【紹介】目次 『DARK FATE』攻略 『DARK FATE』感想



DiABOLiK LOVERS
DARK FATE


























メーカー

(2015年02月26日発売【PS Vita】)
「DIABOLIK LOVERS DARK FATE」のバナーに使用されている画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社様および株式会社Rejet様に帰属します。



ストーリー

神父を務める父親の海外転勤により、逆巻家へ身を寄せることとなった小森ユイ(17歳)は、実は逆巻家六兄弟全員がヴァンパイアであるという衝撃的事実を知ることに。
また、ユイが人間の中でも稀少な血を持つことが判明すると、彼らは執拗にユイを求めるようになります。
そこに、ユイをとある理由から手中に収めようとする無神家四兄弟が登場。
彼らもまたヴァンパイアでしたが、逆巻家との親交は一切なく、仲は劣悪でした。

逆巻家兄弟に。
無神家兄弟に。
奴隷のように扱われ、家畜のような存在であったユイでしたが、それも共に過ごす時間を経て大きく様変わりします。
そうーー。
ユイは彼らにとって、なくてはならない大切なひとりの女性となったのでした。

そんな彼らの前に現れた、新たな脅威。月波兄弟はヴァンパイアより上位に君臨……いえ。
魔界の種族全ての頂点に立つ【始祖】という存在であったため、圧倒的な魔力の差からヴァンパイアである彼らもなす術もなく敗北を喫します。
月波兄弟の狙いは奇しくも、ユイの類希なる心臓ーー。
心臓さえあれば生死は問わない、という月波兄弟の執拗な攻撃に晒されることとなったユイ。

ユイを守ろうと必死に足掻く「彼」とユイが結ぶ、ますます深まる絆、そして想いは。
大きなうねりを以って二人を呑み込もうとする、強大な運命 ーー 闇の運命に抗い、新たな祝福を受けることが出来るのでしょうか。



ゲームの流れ

プロローグ&【no.01〜10】×3ブロックのチャプタープレイ。
選択肢選択により【吸愛度 or SM度】の数値をUPさせ、各種恋愛ENDを目指します。



システム

主人公の名前変更可能。(但し、公式ネームだとそのまま呼んでくれます!)
主人公ボイスなし。
CG鑑賞&シーン回想ありです。(シーン回想はCG鑑賞内に含まれています)

プロローグ後に、選択をしたキャラクターの個別シナリオが展開されていきます。
攻略制限はありません。最初から全員攻略可能。
個別シナリオは【Dark】【Maniac】【Ecstasy】の3ブロックから構成されています。
各ブロックの[ No.01〜05 ] がSituationパート。[ No.06〜10 ] がStoryパートになります。
◆ [ No.01〜05 ] の選択肢選択で
【SM度】を上げていくと、Storyパートが解除されます。
◆ 更に、No.06以降に選んだ
【吸愛度】数値によってエンディング分岐します。
股掛けEDは存在しないので 一途プレイのみ。
[ No.06〜10]の終わりには【キーワード】選択も表示されます。
◆ キーワードの正解率によって、ENDクリア後に解放されるおまけシナリオ
【Heaven】を読めるようになります。
各キャラ、全ENDクリア後、「プロフィール」が解放。

恋愛EDは3種類。
◆ 全キャラクター、以下のENDに分岐します。
【ヴァンパイアEND】(愛情END)
【マンサーヴァントEND】(愛情BAD多め。時に真正BAD)
【ブルートEND】(真正BAD多め。時に愛情BAD)
CGコンプ後の「御褒美CG」はありません。



総評 ★★★

もちろん^^ 本作をプレイしての感想は、

" 逆巻兄弟、無神兄弟から、こんなにも甘く愛を囁かれるなんて(;゚д゚)!!??"

という定番のものと(笑)
個人的に、

" 攻略人数12人 × 30話構成 は、やっぱり長くてツライ(;´Д`) "

という感想の半々でございます^^;

前作『MB』の際には、ユイちゃんに対する扱いが本当、酷い(>_<)! と息巻かせていただいた私なのですが、今作の彼らはもう、手の平返したかのような怒涛の勢いでユイちゃんに心を捧げまくってくれました。
ですので、従来であれば [ Dark < Maniac < Ecstasy ] と段階を踏んで、最初は残酷。
けれど、徐々に優しくなっていく、といった過程は一切なく。
[ Dark ] プロローグから愛されまくっていてビックリです!(笑)

ですが、唯一、月波兄弟のルートは従来の段階を踏んでの愛情ENDになりますので、特に [ Dark ] ブロックは
通常運転の冷酷さでしたね。
「月波家に横たわる【始祖】としての背景をネタバレしたくないから、終盤にプレイしたい」という方でない限り、月波兄弟は序盤でプレイしてしまった方が精神的にキツくないかもしれません(´人`)

ゲームシステムとしては、『MB』を踏襲していました。
ED分岐に必要な【S度 / M度】を選択するための [ シチュエーションパート ] と、【愛情度】を上げるための [ ストーリーパート ] 。
このストーリーパートが、6話から始まり、キリのいい場面で暗転するのですが、そのすぐ後の展開が7話から綴られていくという、[ 時系列に揃えられています ] というだけではなくて、
【本当の続きもの】だったことに驚いたんです。
しかも、『MB』と決定的に違うところは
【根底に愛情がある。むしろ愛情しかない】という明度でございますので、プレイがはかどる、はかどる(*´Д`)
けれど、攻略人数12人は多い、多い(笑)

本作には、特に作品を通しての【真相ルート】というものはなく、誰をプレイしても彼らなりの愛情譚を味わえる、という作りでしたので、

好きなキャラを最初にプレイしてしまいたい方には、後になればなる程、残りのキャラクターを攻略する意味が希薄になってしまい情熱も続かなくなってしまうのでは(>_<)

と、余計な心配までしてしまいました。
1話1話は短くて、あっさり次に進んでいけるんですけれどね。
攻略人数5〜6人という従来の乙女ゲに慣れていると、クリアまでの終わりが見えなくてキツイ瞬間がやっぱりあると思ってしまいます。

まぁ、でもそこは、それこそ愛情で乗り切れる部分ですし^^
【始祖】というテーマを与えられて、新たな境地に辿りつく彼らを見届けるのは、やはり楽しかったです
(*^-^*)
vv


一人あたりのプレイ時間は2〜3時間、かな?
集中して一人になれる自由時間を過ごせる方であれば、各ブロック
(各10話ずつ)をクリアするのに、1時間も掛からないじゃないかと思いますので。
システム周りもバックログからの巻き戻し機能がありますので、Q.SAVEも不要な程の快適さ。
何気にENDクリアご褒美に開く、[ Profile ] で彼らが各々、好きな吸血部位を確認するのが好きでした(笑)

『ディアラバ』シリーズ4作目も製作中のようですし、新作までの軌跡としてファンは是非プレイしておきたい本作(*´Ω`*)
糖分もたっぷりですので、気構えずに臨めましたよ〜(*´∀`)ノシ



登場キャラ(cv.)

逆巻 アヤト(cv.緑川 光)嶺帝学院高校2年。(17歳)三つ子の長兄。
   オレ様気質で独占力が強い。


逆巻 カナト(cv.梶 裕貴)嶺帝学院高校2年。(17歳) 三つ子の次兄。
   癇癪持ち。テディと自身の歌声に盲執している。


逆巻 ライト(cv.平川 大輔)嶺帝学院高校2年。(17歳) 三つ子の末弟。
   粘着質タイプで、どんな背徳行為も嬉々として受け入れる。


逆巻 シュウ(cv.鳥海 浩輔)嶺帝学院高校3年。(19歳) 六兄弟の長兄。
   厭世家。常に気だるげにしており、音楽のみを愛している。


逆巻 レイジ(cv.小西 克幸)嶺帝学院高校3年。(18歳) 六兄弟の次兄。
   辛辣家。慇懃無礼な態度で、他人を貶めることに容赦がない。


逆巻 スバル(cv.近藤 隆)嶺帝学院高校1年。(16歳) 六兄弟の末弟。
   破壊衝動の激しい吸血鬼。母親からのネガレクトにより女性不信となっている。


無神 ルキ(cv.櫻井 孝宏)嶺帝学院高校3年。(18歳) 四兄弟の長兄的立場。
   知的策略に長けるが、選民思想に沿った扱いを行使する。


無神 コウ(cv.木村 良平)嶺帝学院高校3年。(18歳) 四兄弟の次兄的立場。
   透き通り、けぶるような美貌の持ち主。副業でアイドルとしても活躍中。
   が、気が短いため機嫌を損ねると即、処罰が待っている。


無神 ユーマ(cv.鈴木 達央)嶺帝学院高校3年。(18歳) 四兄弟の三男的立場。
   言動は粗野。しかし、家庭菜園を営む等、生活能力はある吸血鬼。
   シュウと何か因縁があるようだが……。


無神 アズサ(cv.岸尾 だいすけ)嶺帝学院高校3年。(18歳) 四兄弟の末弟的立場。
   自傷行為に存在意義を求める気弱な吸血鬼。
   痛みに快感を見出すので、同じ悦びをユイにも与えようとする。


月波 カルラ(cv.森川 智之)嶺帝学院高校3年。(18歳) 月波兄弟長男。始祖の王。
   絵画収集を趣味とする本来は高雅で冷静沈着な始祖。
   もはやこの世に2人しかいない始祖の血を絶やさないため、ユイを狙う。


月波 シン(cv.森久保 祥太郎)嶺帝学院高校2年。(17歳) 月波兄弟次兄。
   考えるより先に行動に移す、武闘派。
   兄のカルラより大分粗野ではあるが、反面、近づきやすい気安さがある。

(2016.05.09 UP)


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