GARNET CRADLE





メーカー

SPICA様。(2009年5月1日発売【Win】
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ストーリー

もうすぐ2年生に進級する御符汰学園での春休み、天橋美紅の部屋に黒い羽が舞い込みました。
黒い羽ーーそれが全ての始まり。
それから美紅は、常夜の国ミフターフという夢世界を夜毎 訪れるようになります。
そこで告げられた【アズラ・サヤラーン】という存在。
その存在こそがミフターフの崩壊を防ぐ姫巫女であり、美紅であると……
姫巫女となった美紅は、5人の王子の中から誰か一人を次の王に選ばなければいけなくなりました。
王に選ぶこと。「選定の儀」は美紅が王子に恋することをも意味するのです。
頑なに恋を拒む少女が、いつしか恋を知り、戸惑いながらも焦がれる王子は一体誰なのでしょうか。
少女は王子と共にミフターフの崩壊を防ぎ、その中で薄れかけた王子の存在をも救うことが出来るのでしょうか。



ゲームの流れ

明確な期間はありませんが、春休み中がゲーム期間となります。
御符汰学園と、宝石の国であり常夜の国である夢世界ミフターフを行き来して、その崩壊を防ぎ、無事、元の生活へ戻ることが目的となります。



システム

主人公の名前変更可能但し、名前では呼ばれません。「姫」「あんた」等に置き換えられます)
スチルを一覧できるアルバム機能、シーン鑑賞機能付き。
選択肢を選んで攻略キャラクターを絞り込み、同じく好感度の増減でエンディング分岐するノベル形式ゲームです。
各キャラクターにはHappyエンドのみ存在。Badエンドもありますが、共通なので内容は同一)
誤字脱字修正の修正パッチを当てる必要があります。公式サイトからDLできます)



総評 ★★★★

素晴らしいです!!
常々、気になっていたタイトルだったのですが、プレイして本当に幸せでした。
プレイを終えて、もうミフターフや王子達に逢えなくなるのが寂しくて堪りません。
キャラクター造詣はお約束なキャラクターが揃っていますが、背景が造りこまれ魅力が増し、何より乙女ゲームの核である「恋愛描写」が繊細に織り込まれています。
乙女をプレイして、ここまでときめき感を味わうのも久しぶりでした。
私が初めてプレイした成人乙女タイトルである『星の王女』の感動を全年齢タイトルでまたも味わった感覚です。
ただ、【ゲーム】という観点では微妙な作りだ、と思わざるを得ません。
ゲーム性が稀少すぎるんです^^; 選択肢もあっという間に終わってしまい、後はただキャラクタールートのシナリオを読み進めていくだけ。
そこが残念だったな、と思いますが……でも、内容が素晴らしすぎて!!
私が歳を重ねていなければ泣いてしまいそうなシナリオばかりでした。
『星の王女』の名前が思い浮かんだのは、BGMも素晴らしいからなんです。
ゲーム中はもとより、OP曲。何よりED曲が涙なしでは聴けない出来映えだと思っております。
このシーンで、この曲を持ってくるのか〜〜(T-T) と感極まってしまうこと多数…。
恋愛ENDを求めて乙女をプレイするなら、是非是非どなたにでもお勧めしたい作品です!!



登場キャラ(cv.)

勅使川原 透矢(近藤 隆) 御符汰学園生徒会役員
   美紅の婚約者。婚約のことを快く思っていないため、美紅に冷たく接する。

西蓮寺 理人(柿原徹也) 御符汰学園生徒会長
   洗練された物腰の人。でも、すべてが白い訳ではなさそうな……。

白土 楓(寺島拓篤) 御符汰学園1年生
   美紅の同級生ながら、本当は2歳年上。美紅の傍仕えとして、穏やかに仕える人。

櫻沢 輝一郎(平川大輔) 御符汰学園サッカー部キャプテン
   明朗快活で周囲への気遣いも忘れない人。本当に体育会系なのかな(笑)

サーリヤ(立花慎之介)ミフターフ国 第一王子
   ミフターフで初めて会う人物。感情表現が苦手で、本心をなかなか見せてくれない。

(2010.02.13 UP)