金色のコルダ3 AnotherSky feat. 至誠館



















メーカー

(2014年03月27日発売【PSP】)

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ストーリー

幼少期は将来を嘱望されるほどのヴァイオリニストだった少女・小日向 かなで。
が、高校生2年生となった今、彼女の実力は伸び悩んでいました。
そんな かなでの環境を一変させてくれたのが、娘を大切に思う母親で至誠館高校への転校を提案します。
かなでも、ある日、伸びやかなトロンボーンの音色を聴き、新たな環境に飛び込む決意をするのでした。

古くからの歴史を持つ学び舎で かなでが選んだのは音色に惹かれた【吹奏楽部】。

けれど、吹奏楽部を取り巻く環境は驚くほどに悪かったのです。
何故なら、新設されたばかりの【ブラスバンド部】と競い合うような様相を呈している上に、その旗色は悪く。
まるで全校生徒から敵視されているかのようだったからーー。

その中でも自身の信じた道を歯を食いしばって進む、吹奏楽部部長の雪広。
吹奏楽部分裂の因子となってしまったことを、ずっと悔やんで精進している司郎。
奔放に見えてはいても、吹奏楽部の未来を明るいものにしようと奮闘している新。

さらには、同じ [ 音楽 ] を愛する者でありながら、袂を分かつ他考えられなかったブラスバンド部部長・長嶺 雅紀。
また、他校生ながら新の従兄弟という立場から、いろいろと心を砕いてくれる星奏学院高校・オーケストラ部の水嶋 悠人。

彼らとの日々が かなでを成長させ、彼女が迎える夏をひと際 充実した、色濃いものとするのでした。

全国大会優勝を目指す吹奏楽部に在籍することで、失いかけていた音楽家としての資質を徐々に取り戻していく かなで。
彼女が迎える音楽家としての。
そして、ひとりの少女としての恋模様はどのようなフィナーレを迎えるのでしょうか。



ゲームの流れ

♪ 【7月13日〜8月26日】がゲーム期間。いわゆる【第 1 章】〜【第 4 章】の章仕立てで進行。
期間内に与えられた課題をクリアしつつ、攻略キャラクターとの親密度を上昇させ、鳴らした【恋の音】によって各種恋愛エンディングを目指します。



システム

主人公の名前変更可能。(但し、公式名だと名前で呼んでもらえます!)
主人公ボイスなし。
CG鑑賞&シーン回想機能あり。(シーン回想は充実の一言!)
好感度上昇確認システム(いわゆる"愛キャッチ")& 好感度累計値(ステータス画面)あり♪
履歴からの [ 巻き戻し機能 ] 無し。(音声再生のみ)

1章ごとに【課題】が与えられ、決められた期間内にクリアして演奏に臨みます。
一日の行動回数が決められており、【3回 or 5回】の行動が可能。
* 途中で恋愛イベントが発生しても行動回数には含まれませんので、安心して練習に臨むことができます(笑)
♪【技術Lv.】→ 数値が高いほど、難しい楽譜を弾きこなせます。
*【習得度】
→ ひとつの楽譜をかなでが弾きこなした度合い。数値が高いほど、綺麗に弾きこなせます。
*【完成度】→ ひとつの楽譜をメンバーで弾きこなした度合い。数値が高いほど、聴衆が感動してくれます。
♪【アピールボタン】→ 大会当日に挟まれる音ゲー部分。
* 流れてくるボタンマークと同じものを押していきます。
* が、曲の完成度を上げていれば、多少の失敗ではビクともしません。

♪【恋の音】→ 恋愛進行度。[ 1つ目 ] 〜 [ 4つ目 ] まであります。
* [ 恋の音 4つ目 ] → 4つ鳴らした段階で、そのキャラクターとの恋愛は成功。
各キャラクターの 恋愛エンディングは、1〜2種類。
*【珠玉ED / 逆注目ED】

→ 恋の音の4つ目を鳴らした条件によって、恋愛EDが2種類に分岐するキャラクターもいます。

(各章の課題をクリアしなかった場合のBAD ENDもシーン登録されます)
おまけコンテンツとして【大会モード】【想い出】あり。
*【大会モード】→ 本編の音ゲー部分のみを抜粋。いろいろな曲を弾きこなします。
♪【想い出】→ [ アルバム ][ イベント ][ スペシャル ][ 音楽 ] が収録。
* [ アルバム ] → CG鑑賞。
* [ イベント ] → シーン回想。
* [ スペシャル ] → 条件を満たすと解放される、SSの後日談(10種)
* [ 音楽 ] → ゲーム中で聞いたことのある曲を鑑賞(大会モードは反映されません)



総評 ★★★★

感動しました(⊃Д⊂)!!
もう、

全国大会ファイナル優勝は至誠館高校で良いのではないでしょうか(T-T)!

う〜〜〜。本当に泣けました!
最後の『木星』が、もぉ〜〜〜〜(p´□`゜q)!!

え。閑話休題(笑)
そこかしこで言われています通り、前作『神南』は高校自体が良家の子女が集う場所でしたから、作品のバックボーンとなりますシナリオには、特に主題がなかったように感じております。
(その分、個人シナリオは掘り下げられておりますので、好きキャラにはとことん嵌まれます(ノωノ)vv

で、2作目となります『至誠館』は、吹奏楽部が抱えている主題がきっちりありますから、全国大会ファイナルまであります全4回の大会に臨む
重厚さが違いました。
すっごく必死にならないと評価【SSS】も取れませんしね^^;

あ。その【評価SSS】なのですが、" 嗚呼。成る程 " と自分なりのコツが掴めさえすれば、そんなに難しくないのだと思います。
私自身は最後の周回でそのコツを掴みましたので、もうどうにもならないのですが(笑)、培った感覚は最終作の『天音学園』で活かそう! と、握りこぶしの最中です(≧△≦)b

(でもですね、確かに楽譜の習熟度を上げても、大会当日のボタン操作が「鬼か(;゚д゚)!?」というようなものもございますから、選曲する「運」にも掛かっているかもしれません^^;)


更に気になる恋愛部分としましてはーー。
今回、他校生となる悠人くんに関しましては、爽やかに恋愛メインで進行して参ります。
吹奏楽部メンバーは、
【珠玉 / 逆注目】のどちらか一方が、吹奏楽部の命運を背負っている彼らの姿を。
もう一方が、かなでちゃんとの高校生らしい恋愛模様を。
それぞれ、色濃く楽しむことが出来る感じでした^^
本作新登場となります、ブラスバンド部部長につきましてはーー。
個人的に、
" これだけの覚悟を共に持っている者同士ならば、『コルダ3』本編に少しでも登場してくれていたら、こんなに駆け足にシナリオをなぞることもなかっただろうなぁ(;´Д`) "
と、キャラクターが素晴らしいだけに勿体なく感じているところです。
(雅紀先輩の魅力を、もっとゆっくり味わいたかった〜〜////

ーーと、本作を気にしておられる方が知りたいことが、少しでも打ち込めているでしょうか?

プレイ時間は、やっぱりSLGですからそれなりに掛かります。
初周で 10時間以上。
2周目からは、サクッと固定シナリオはジャンプしまくって、それでも10時間弱?
私自身は1周プレイするのに、1週間かかっています^^;
(↑ 環境としては、仕事あり&育児ありな感じ^^)

時間はそれなりに掛かってしまいますが、プレイが終了する頃には、『木星』のCD欲しい(
*´Д`)!
と輾転反側するくらいに大ハマリしていると思いますので(笑)、SLGをプレイ出来る余裕のある方には、「是非(≧ω≦)
vv」とお勧めしたい素敵作品でございましたvvvv



登場キャラ(cv.)

♪ 八木沢 雪広(cv.伊藤 健太郎)至誠館高校 普通科3年。吹奏楽部 部長。トランペット担当。
   もの静かな青年だが、決して日和見な性格ではなく、芯がしっかりしている。


♪ 火積 司郎(cv.森田 成一)至誠館高校 普通科2年。吹奏楽部。トランペット担当。
   一見、めちゃくちゃ強面の青年。が、寡黙で優しいのです(*^-^*)


♪ 水嶋 新(cv.岸尾 だいすけ)至誠館高校 普通科1年。吹奏楽部。トロンボーン担当。
   悠人の従兄弟。開けっ広げで天衣無縫な男の子。かなでと出会えたことで、更に真剣に音楽に取り組みます。


♪ 水嶋 悠人(cv.水橋 かおり)星奏学院高校 音楽科1年。オーケストラ部。チェロ担当。
   新の従兄弟。音楽に真摯に取り組む少年。他校生ながら面倒見の良さを如何なく発揮してくれます。


♪ 長嶺 雅紀(cv.保村 真)至誠館高校 普通科3年。ブラスバンド部 部長。ホルン担当。
   以前は吹奏楽部に所属していたものの、今は袂を分かちブラスバンド部を設立。
   容赦はありませんが、冷酷という訳でもありません。

(2016.02.27 UP)