乙女【感想】目次 『24時の鐘』攻略 『24時の鐘』紹介



24時の鐘とシンデレラ
シンデレラシリーズ トリプル全巻パック






本作『24時』も前作『12時』に負けず劣らず、【恋愛ストーリー】を堪能することが出来ました^^!
男性キャラにも、全員、味があります
vv

但し、恋愛要素以外のいわゆる【事件性】というスパイスに関しましては、前作『12時』の方が通りが良かったと感じました。
でも、それもそのはず。
あちらは純然とした古典童話『シンデレラ』のヒロインが主人公ですものね^^;
太刀打ちできませんよ〜。

ですが、本作『24時』は事件性というインパクトは乏しいものの、そこはヒロイン・ロザリアの妹を思う家族愛や、乏しいからこその、

攻略キャラの、ヒロイン・ロザリア【だから】好きなんだと思う純粋な気持ち

が際立っていたと思います〜(
*^-^*)vv
うんうん。その点、すっごく心地良く作品を楽しむことが出来ました♪

童話『シンデレラ』に登場する主だった役柄の人物とは、前作『12時』でほぼ恋愛を終了させていますので、今作『24時』では、残りの登場人物、そして、[ ハロウィン・ワールド ] 独自のキャラが、ほど良く混ざっている感じかと^^

童話的にもヒロインとなりやすいのは【長女】や【末娘】ですから、あまり日の目を見ることがない立場の【次女】が恋愛劇の主役になるんだったら……、と仮定すると。
納まるところに納まることの出来る、のど越しの良い幸福譚だ! と感嘆しております(*^-^*)

「灰を被る」ような生活にも、負けじと進んでいく三姉妹には漏れなく幸せになって欲しいですから!


(「12時の鐘とシンデレラ シンデレラシリーズ トリプル全巻パック」のアイコンに使用されている画像の著作権は、アートムーヴ様に帰属します。
また、cv. の敬称は略して記載させていただいておりますm(_ _)m)





ライナス=ランドール(cv.遊佐 浩二)高位の貴族。ロザリアの婚約者。

ライナスが、めっちゃ好きです(≧ω≦)! 最愛キャラでございます〜〜〜(〃ノωノ)vvvv
パッと見、未プレイ時には【全く】露ほどの関心もなかったキャラだったのですが、いざ、プレイをしてみると、自分的に肌が粟立つくらい好みのキャラでした!

それでも、序盤はやっぱり……、う〜〜ん。
いやいや、あのですね。
最初っからライナスってば、ロザリアに好意的なんです。
すごく親身になってくれるし、優しくして
(甘やかして?)くれますから。
でも、後々 読み進めていくと、それって【恋愛的な意味】での好意からでは無いんだな、と感じるんです。
明確な説明文がある訳ではありませんので、私自身の解釈なのですが、

きっと、[ 婚約者という立場 ] だったからだろうなぁ、

と、考えております。
うん……。
序盤での優しさは、きっと婚約者がロザリアではなくても、その立場にいる女性にだったら誰にでも向けていた優しさなのだろう、と思いました。

[ 3章 ] 。
生きていく上で、あまり必要のなさそうな魔法使いの道具についても、その仕組みに精通しているライナスの台詞から。

「知識を吸収するのは嫌いじゃなんんだ。嫌いじゃないことは……、とことん突き詰めたくなる」

「……嫌いなことは、本当にどうでもいいけどね」

というものが、本当に【ライナス】という存在を如実に表しているんだろうな、と感じております。
ぽや〜、っとしているように見えて、自分に仇名すものだと思ったなら、容易に切り捨てられそうな男性だよね、というギャップに参っておりますので(≧ω≦)
vvvv

[ 7章 ] 。ライナスからの台詞ではないのですけれど、彼の護衛役の言葉。

「ライナス様のこと……。くれぐれもお頼み申し上げます!」
「あの方がここまで心を許されたお相手は、なかなかいらっしゃらず……。
つい、気が昂ぶってしまいました」


というくらいの勢いで、ロザリアがライナスとの仲を応援?されるのですが(笑)
こういう、家臣からの応援って嬉しい描写ですよね〜^^
まずは、ライナスが臣下に慕われる貴族であること。
そして、ロザリア自身の身分が今は釣り合わないものであっても、【ロザリア自身】の魅力で祝福されていること、に心地良く陶酔してしまったのでした〜(
*´Д`)vv

[ 11章 ] 。王城から舞踏会への招待状が届いた後。
(この段階では、すでにライナスからの【想い】は確定しています)
ドレスを新調する余裕は当然ない、というロザリアに、「それなら富裕層の商店街でドレスを下見だけをしたら?」と提案したライナスに、乗っかったのですがーー。

「でも僕は、夜会のためのドレスを着ようとは、言っていないよ……?」
「……そうだったわね」
「王子の花嫁探しの舞踏会で着飾るドレスなんか、必要ないと思うんだけどな……。
そっちはいくらみすぼらしくても、まったく構わないと思う」
「むしろ、そっちのほうがいいものなら破ってやりたいくらい……」
「何か言った??」
「え?

ううん、何も言ってないよ?」

これね!(笑)
このときの表情、絶対、目元が暗くなっている立ち絵でいいと思ったくらいですから(≧△≦)b

にっこり笑って、愛する女性であるロザリアには仄暗い部分は見せない男性なんだろうなぁ、と思うと……。
ますます惚れてしまいます(*´Д`)!! ←

[ 13章 ] !
Rose様では、もはや当たり前の【肌色展開】。
むしろ、それを楽しみにプレイしているところが個人的には多分にある、肌色展開(笑)

ライナスが、何と言っても【超】好みのキャラですし、でも、彼自身はぽや〜っとしたような御仁ですし。
期待してよいのかどうか、あやふやだったのですが……、

「……本当に、大丈夫? その……、もっと先まで平気?」
「……今、なんて?」

(こ……、ここで? ここでなの?)

想像以上に、ぶっ飛んでくれちゃった展開でした(≧ω≦)!!

いやぁ、場所が場所だったのですよ(笑)
まさか、どちらの自室でもない、よりによって「
公的機関である王立図書館の閉架室」で、コトに及ぼうとするとは、さすが剛の者でしたね(≧△≦)b

そして、

「ごめんね、なんだか止まらなくなっちゃった……。
その、この先どうすればいいのか僕も詳しくはないんだけど……」
「本能に任せてみれば……、なんとかなるかな?

どう思う……?」

ダメだと思います!!(笑)


でもね、そういうところも堪らない〜〜〜
////


ーーと、本編の感想は以上なので、以下よりは各END小感想へ参りますね。


★【玉の輿END】
お互いを気遣うばかりに、一歩を踏み出せないで終わるEND。
これからの生活で本音を言い合えるようになるかは、両人次第ですが、きっと……。
BEST END を迎えた時のようには、睦まじくなれないままなんだろうな(;´Д`)、と感じております。


★【婚約解消END】
これは、どのキャラにも共通してある、云わば [ 失恋END ] 。
まだ希望があるような描写ではありますが、個人的には、きっと望みは絶たれてしまっているだろう、と思っていたり……。


★【虫かごEND】
好感度「3」で迎えるENDですからね、純粋な愛情よりも執着心が勝っているようにも感じられるENDでございました。

「僕は……、大事なものは手元に置いて可愛がりたいと思うほうだからね」

「独り占めして、放さない。

ふふ、早く屋敷に迎えたいな……」


うんうん^^
まぁ、いわゆる [ 病み ] が垣間見えるような台詞ですが、アナザーENDとしては好物です(≧ω≦)!


★【仮面舞踏会END】
普通に、GOOD END。
これがもし、BEST END だったとしたら、きっとその……。
記憶にも残らずに、普通〜〜に流せるようなハッピーENDでございました。
正直、ここまでのENDでは私の中でライナスが最愛キャラになることはなく、オズウェルが最上位にいたくらいでしたから^^;


★【BEST END】
で!
上記ENDで述べましたように、BEST を迎えるまでは、" ライナスは確かに好みの造形なんだけど、いまいち、パッとしないなぁ " と思っていました!
嗚呼、けれど、けれど〜〜(≧ω≦)
vv

ダンスフロアを抜けて、バルコニーに出てきたロザリアとライナス。
彼は、ロザリアに目的を果たすことが出来たのかを訪ねます。
その際に、ドレスをたくし上げ、内ポケットから灰の入った巾着を取り出す姿を見て、

「君がそんな姿を見せる相手は僕だけでいい。

……他の奴には見せるな」

と、低音冷気ボイス(笑)で言ってくれただけでも、「キャ〜〜(ノ≧∇)ノシ
vvvv」だったのですが、その次からなのです!
そう。

格下貴族に絡まれる展開が、めちゃくちゃ格好良い(≧ω≦)!!!!

もうね、「キャーキャー」叫びっぱなしでしたから!
(あそこで、ライナスの立ち居振舞いを「坊ちゃまも立派になられて……」とかいった台詞で、プレイヤーには提示されていなかった [ ランドール家の事情 ] と併せて感動している護衛役が印象深かったです。
本当に慕われているんだなぁ、ライナスってば(
*´Д`))

そして、【ランドール家】がどのような貴族であるのか。
どのような位置付けにあるから、この国で高位の貴族なのか、それを理解した上で、

ライナスには怖い部分もあるが、それを私に向けたりしない。

再び気持ちを伝えたとしても、無下に扱ったり、傷付けてきたりはしないだろう……。
「私ね……、あなたのことがとても好きよ」

「そうみたいだね。でも、君は知らないみたいだ……」

「僕のほうが君を好きだ」

上記のようにライナスを信じるロザリアが、とても好きでした(*^-^*)
同様に、ライナスにも [ ロザリアでなければならない、きっかけ ] が有るからこそ、もう、この二人の愛情は不動なのだろうな、と得心することが出来たたのです。

その後のね、「
ロザリアに無体を働いた貴族の青年三人が【行方不明】」になっている、という顛末も私好みでざごいましたし……。
本当に、ロザリアには一切、そのような行動を見せずに実行したであろうライナスが。
" 嗚呼。まさしく「貴族」なんだな " と、ぞくぞくせずにはいられませんでした(*´Д`)

そして、そして。
以下のモノローグがあるから、ライナスルートが私にとって最高なんですよね。

「ロザリア。僕と、結婚してくれ」

スカーレット家は、没落以前の財産を取り戻した。
私達に差があるとしても、結婚しなくてはならない理由はない。
(だから、この決断は私だけのもの)
家のためでも、家族の生活のためでもない。
自分のために選択できる。
「ええ、ライナス=ランドール。

あなたと結婚するわ」

ほわ〜〜〜(*´Д`)
vvvv

あのですね。すごく【次女】として納まりの良い、最高のハッピーENDを迎えたんだな、と感嘆せずにはいられなかったのです。
三姉妹の中で、末娘のオデットは古典童話『シンデレラ』のまさしくヒロインでございますから。
それは、【身分的に】一番の幸せを迎えるのでしょう。
未プレイではありますが、長女のエリーゼも巷での感想を鵜呑みにしますと、【真相ルート】を担当するヒロインなので、その上で、きっとオデット並みの幸せを迎えるのだと想像に難くありません。
では、次女のロザリアは?
他の姉妹より、

【ヒロイン】としての立場も弱く、【シナリオ】に於いても重厚性が無い(ように見えます)。

その彼女が、オデットを頂点に置いて、それに次ぐ階級に身を落ち着けることが出来る。
引いては、【姉】としてもオデットを助けるべき立場に控えていることが出来る。
(王族を支持する有力な貴族というのは、いろいろな場面で使い勝手が良いでしょうから)

「うわわわわ、凄い(≧ω≦)!!」と感極まってしまったのです。
おまけに、ロザリアはその気質自体もランドール家の家臣に認められていて、当主を支える奥方として厚く支持されていますし、もぉ。
対外的な面からも、ロザリアが生活する内側からも、幸せが約束されているのですから、ただただ。
感嘆するほか無かったのですよね〜〜(*´Д`)
vvvv


【〆】
そんな訳で!
わたし的に、「ロザリアにとって、これ以上の幸福はないでしょう(≧ω≦)!」と、熱く握りこぶしをして身悶えてしまった素敵ルートだったのでございます(*^-^*)
vvvv





ルイス=リード(cv.鈴村 健一)城に仕える兵士で下級貴族。ロザリアの幼馴染。

本作の中で、顔が一番好みのルイス(≧ω≦)!
ですから、未プレイ時には最後のとっておき
vv にする予定だったのですが……。
いざ、プレイをしてみたら、他のキャラに目移りしてしまって(笑)
ルイス、ごめんね。中盤攻略にしちゃった(>_<)

ロザリアのような女の子には、ルイスのような彼がピッタリなんだろうなぁ、と ほのぼのしていました(*^-^*)vv
けれど、ロザリアのように【鈍】な女の子に、自分も想いを気付いてもらえる。
その上、受け入れてもらえる、という確率は、低そうだなぁ^^; とも感じております、
まぁ、詰まるところ、アレです。
健闘を祈るよ、ルイス(≧△≦)b
ってヤツですね(笑)

それを、まざまざと顕わしているのが [ 4章 ] 。
ロザリアと休日、出掛ける約束を漕ぎつけたルイスでしたが、いざ、同僚からお勧めの喫茶店に行ってみると……。
ロザリアが知人
(オズウェル)を見つけ、ランタン事件のことを調べるにはどうしたらいいのかを詳細に聞く始末^^;
その様子を見て、

「大体おまえも、せっかく俺と喫茶店に行ったんだから、他の男なんかに話し掛けずに……」

と、嫉妬してくれた時には、「キャ〜〜(
ノωノ)vvvv」でした!
ルイスは不憫で申し訳ないけれど、輾転反側してしまいましたよぅ(*´Д`)

[ 7章 ] 。
ロザリアがベビーシッターをしている貴族の子女からもらった、「大切な人へ贈るメッセージカード」。
その宛先をルイスとしたのですが、まだ、ロザリアの恋心は育ちきってはいません。
その上で、

「はあ……、おまえは全然気付いていないよな。まあ、俺の態度も悪かったかもしれないけど……」
「俺はおまえが好きだからさ、

ただの友人宛ての無難な言葉が書いてあるのを見るのは、複雑な気持ちなんだ」

と、受け取りつつも、消化しきれない無力感を感じているであろうルイスが切なかったです(T-T)
印象的な章でした。

[ 11章 ] 。
お互いの想いは実ったものの、ロザリアへのスキンシップが以前より極端に減ったルイスの本音(笑)

「私達、恋人期間もないじゃない。
そういうのなしに、いきなり結婚というのは早いんじゃないかと思ったの」

「じゃあ、俺の必死の努力は……。俺、いつになったらおまえに触れられるんだ……」
「……触れたければ、触れればいいじゃないの」
「……駄目だ」
「おまえに触れたら……。

歯止めが利かなくなりそうなんだ」

「だから、結婚まではと思って耐えてきたのに……」
「…………」
「抱きしめていいか? 本当に俺、

そろそろ限界だ」

〜〜〜〜〜
////
ぶはっ!!

照れつつも、笑ってしまいました(*´艸`)プフ
だって、ルイスったら滅法、必死なのは分かるのですが、思考が極端すぎて(笑)
こんな制約をしていたのであれば、もし、ルイスの我慢通りにロザリアと結婚していたとしたら……。
毎夜、毎夜ーー、大変なことになっていましたよね(≧△≦)b

(↑ この章の感想がコレって(笑))


ーーさて、以下よりは各ENDの小感想へ参ります^^


★【急展開END】
ギャ〜〜(≧ω≦)!!
本当に、【急展開】なENDでした!
[ 9章 ] にて、下町に新しくOPENしたウェディングショップ。
そのデモンストレーションで、花嫁に扮した女性がブーケトスをするのですが、

「それにしても……。
そのブーケを受け取った年頃の娘は、良縁に恵まれる、だったっけ?」
「それならさ……。ロザリア、おまえ、

俺の花嫁になる気はないか?」

という、衝撃
//// の会話を交わした直後のエンディングでございましたから〜〜(ノωノ)vvvv

ロザリアは、いまいち実感が湧かないようでしたが、実際に夫婦になってしまえば……。
その半信半疑なロザリアもルイスの愛情に包まれるでしょうから、結果オーライなのかも、と思ってしまいました(*^-^*)


★【すれ違いEND】
う〜〜ん……。
これもやっぱり、[ これ以上の展望を望めない ] 結末だと感じています。
多分ですけれど……。
交代制から戻ってきたルイスは、きっと自分の中で決着をつけているんじゃないかな、って……。
BEST、GOOD の他にも、こういう結末があると、幸福感がより際立ちますよね(T-T)


★【おあずけEND】
これは、[ 近すぎた仲 ] 故の悲劇なのでしょうか。
ルイスにとっては、我慢が引き伸ばされている状態なので、哀れを誘うのですが……(笑)
上記のENDとは違い、ロザリアも前向きな思考をしていますからね。
アナザーENDの幕引きとしては、よろしいのではないでしょうか^^


★【月夜のキスEND】
これ! このEND(≧ω≦)!!

とっても綺麗でしたね〜〜〜(ノ≧∇)ノシvvvv

七色に光る水が、二人のダンスシーンの感動をますます倍増させていましたから!
その上、

(やっと、一段落か。ルイスとこうなるまで、長かったような短かったような)

(もっと長い年月がこれから先に待っているのよね。

……楽しみだわ)


と、ルイスへの愛情を噛みしめてくれるロザリアが大好きです!
本当に、善い娘さんだと思うんですよね、ロザリア嬢……(*´Д`)
ルイスが長年、彼女をすぐ傍で想ってきた心情がとてもよく分かります。

結末としては決着を見ることなく、この場面で終わってしまいますが、幻想的で二人の愛情が優しくて。
とても好きなエンディングでございます(*´Ω`*)


★【BEST END】
あはははは^^
このENDでは、一応の決着を見る? ルイスとライナスの関係に笑ってしまいました。
" ちょっと! ライナスったら、本性垣間見えちゃってるよ(;゚д゚)!?" と、私がオロオロしてしまいましたので(笑)

そして、ルイスとロザリアの身分差問題もね
vv
納まるべきところに納まるための、ロザリアのモノローグが、とても潔くて素敵だと思いました。
思い切りが良い、と言いますか、気風が良い、と言いますか。
とにかく、「嗚呼、だからロザリアが好きなんだよねぇ(*´Д`) 」と、私もルイスのように目尻が下がりっ放しでしたので^^


【〆】古典童話『シンデレラ』のモチーフとして、兵士、もしくは騎士っていたっけ??
と、首を傾げつつ
(子ども向け絵本しか読んだことがないので^^;)、モチーフとか難しいことを考えず、【ロザリアの幼馴染】としてなら、本当にお似合いの二人だなぁ、と感嘆した結末でございます(*^-^*)!





ダミアン(cv.森田 成一)ネズミのモンスター。とある人の元で下町での雑用をこなす。

ダミアンは初手攻略させていただいたキャラでした^^
初周ということもあって、彼個人の他に、シナリオでの気になる部分を楽しみにプレイ♪
それはーー。
前編『12時』では、サブストーリーをクリアする毎に、ヒロイン・オデットが舞踏会へ行くための準備が整っていきましたが、古典童話『シンデレラ』では悪役のロザリアでは、その部分がどのように変化するのだろう?
という点です。

そうしましたらば、なるほど。
オデットのためにスカーレット家再興を目指す [ 橋渡し ] 的な内容でございましたか^^
この点も、前作のヒロインに愛着を持っていると、嬉しい部分でございましたね〜。
本当に気立てのよい娘さんです、ロザリアは(*^-^*)

ですが、[ 橋渡し ] とは言っても、舞踏会のための
【靴入手】という点は変わらないのだなぁ。
さすがにガラスの靴とは行きませんが、『シンデレラ』においては非常に大切な小道具ですものね。
ロザリアのためにフェザーが用意してくれた、高価で上品な靴が嬉しかったです(≧ω≦)
vv

本来は【意地悪な次女】であるところのロザリアにも【シンデレラ】であるために、[ 灰を被る ][ 舞踏会で靴が脱げる ] というシーンが必ず挿入されていましたので、きっと次回作『0時』にも盛り込まれる描写なのでしょうね^^
こういう配慮が幸せです、『シンデレラ』シリーズ(*´Д`)

さて、いよいよダミアン語りに参りましょう。
ダミアンはですねぇ。

可愛い(≧ω≦)!

そして、

健気(*´Д`)!!

という言葉に尽きるかな、と(笑)

前作『12時』のチャンスのように分かりやすい造形ではないのですが。
人間に紛れて生活していく上で、モンスターへの偏見から自分が傷付かないように予防線を張り巡らせながら、慎重に生きてきたダミアンが愛しいな、と思いました(*´Д`)

[ 7章 ] 。それまでは、ダミアンの帽子に住まう?ネズミに威嚇もされていたロアリアでしたが、ダミアンと長く行動を共にするようになり、いつしか帽子ネズミの警戒も解かれていたようです。
すっかり、ロザリアに気を許した帽子ネズミと、そのマスコットのネズミを愛でるロザリアに、

「……なんだか面白くないな。あんた、俺よりもこいつを可愛がってない?」
「ダミアン、私に可愛がられたいの?」
「可愛がられたいわけじゃないけど……、

俺より可愛がられているのがズルイ」

きゅ……。
キュンときました〜〜〜(
ノωノ)vvvv

これまでは、あまりストレートに愛情表現をしてこなかったダミアンなんです。
ロザリアのことが気に懸かるけど、でも、友愛なのかな? という感じで^^
それが、こんな風に無意識下の悋気を見せられたら、もぉ!
堪らないじゃないですか(≧ω≦)!!
この辺りの章から、「キタ!? 面映ゆい展開が来るのかしら!?」とドキドキしておりましたよ(笑)

[ 8章 ] 。ここでは、魔法使い・シリウスから、路地裏の【おまじない】が、どのような意味を持つのか、という説明がありました。
この説明を聞いて、" あ。これって、オデットが夜、路地裏で出会った「彼」がやってたヤツかも(;゚д゚)?" と、推測できる部分が楽しかったです^^

そんなシリウスのセリフを抜粋。

「魔法使いを輩出した血筋は、いつか途絶える。
何代先か、何十代かは決まっていないが、必ず途絶えると言われているんだ」
「だから、魔法使いの血筋である君の×と、この国の××がもしも一緒になったら……。
どうなるかは分かるよな?」

「王家の血が途絶えて……、国が滅びる?」
「ああ。完全に滅びることはなくても、何かしらの揉めごとは起こるだろうし、政情が不安定になると民にも影響が出る」
「望ましくない状態だ。

国の行く末がかかっている」

なるほどね〜〜(;゚д゚)!
と思いました。
1作目には1作目の事件性が。
2作目には2作目の仄暗さが滲み出すという。
ゾクゾク〜、っと粟立ってしまった展開でございました^^
(3作目の『0時』で、どのような結末が待っているのか非常に楽しみ!)

[ 11章 ] 。ここで、ダミアンから【おまじない】をしたのは誰か、について吐露されます。

「俺……、あんたのことを好きになったみたいなんだ」
「一緒に遊んで楽しかったし……。

初めて誰かに盗られたくない思った相手というか」

「だから、きちんと事情を話しておきたかったんだ」


" やっぱり、「彼」の仕業だったんだ!" と思うと同時に、話さなきゃ、と思うに至った、ダミアンの気持ち自体がとても嬉しく感じたシーンでした(*´Д`)

[ 12章 ] 。この章はどのキャラでも発生する固定章です。
ここで、どのキャラがどのようにロザリアの舞踏会へ働きかけるのか、という顛末を確認できるのですが、当のダミアンだけが後のプレイでも不明瞭で、ついつい見返して確認してしまいました。
なるほど。
「王家に恩を売る」という知恵を授ける
[ オズウェルへの繋ぎ ] の役目だったのですね!
う〜ん。他の二人に比べたら、弱い役回りかな、とも思いましたが、そもそも、その知恵がないと先に進めませんから、やっぱり大事な役に変わりないのでしょう。
うんうん^^

[ 13章 ] ! ここの章は「キャ〜(ノωノ)vvvv」でございました。うは(*´Д`)
まずは、ダミアンが事の張本人に、まじないの手伝いはもう出来ない、と伝えにいった結果から。

「別に本気でまじないを行ったわけじゃないし、半分忘れかけてたとかなんとか……。
とどめには……、

どうでもいいって言われた」

ーーという顛末らしいので、どうやら王家転覆を狙ってした訳じゃないのかな、とひと安心です^^
やっぱり「彼」も次回作『0時』の攻略キャラクターですし、あまり暗い感情でプレイに臨みたくないな、と思っていましたので、重畳でございました。

そして……
////
ダミアンが上記のことを、いわば雇い主に伝えにいったので、無事に帰って来れるか不安だったロザリアは、何事もなくロザリアに会いに来たダミアンの姿を見て、思わず抱きついてしまいます。
それが、勢いついていたので、その……、まぁ、【押し倒す】形になってしまってですね。
好きな女性にそんな風にされてしまったら、歯止めが利かないのがRose作品じゃないですか(≧ω≦)! ←

「……あんたの体温を感じていると、ほっとする。ねえ、もっと……、感じていい?」

果てには、

「あんたに、堂々と触れられると思ったら……、止められないんだ。
それに、俺を押し倒すあんたも悪いんだよ?」
「ロザリア、可愛い……。

俺の上で、そんなに可愛い顏をしないで」

って、どんな顔〜〜〜8(≧△≦)8))))
ーーと、お約束のツッコミ(笑)を入れてしまう展開になりましたからね〜
vv
いやもぉ、ご馳走様でした!

最終章 [ 14章 ] 。
ダミアンが初手攻略でしたから、
" なるほど! 情報を売る相手は「彼」か(;゚д゚)!!" と、心地良い衝撃を味わうことに。
道理で登場している訳です。
無駄がない布陣だったのですね〜(*´Д`)スゴイ!


ーーと、ここまで
(最終章まで)来ましたので、以下よりはEND小感想へ参ります。


★【シリウスEND / 12時キャラ】
シリウスは、きっぱりはっきり、オデットしか見えていないキャラなので(笑)、どういうENDになるのか、期待半分、不安半分
(シリウスの恋愛対象にロザリアがなったら、嫌だなぁ、という不安)だったのですが、良かった!
サブキャラのENDは、今作も
【恋愛感情には発展しない】という安心の展開でございましたよ〜(*´Д`)ホ

このENDでは、もちろん、オデットによく目を懸けてくれている娘さんだから、という贔屓目があってのことだと思いますが、人間を遠ざけているシリウスが、ロザリアには歩み寄ってもいいかな? と、距離を縮めてくれている様子が見てとれるのが嬉しかったです^^
彼のためには、気を許せる知人が多ければ、それだけ日々も潤うであろうことが幸せで(*^-^*)
(それでも、あまり深入りしちゃうと反動が押し寄せてくるので、きっとシリウスは ほど良い距離を保ち続けるのでしょうね)

「ねえ、じゃあ今度、一緒に外で会わない?
最近、下町で若い人に人気のスポットとかを案内するわよ」

「店の外か……。……君なら、外で会ってもいいかな」
「今度……。

時間があるときに是非」

心情を読ませない彼なのですけれど、最後の言葉が社交辞令でなければいいな、と思いました(*´Ω`*)


★【スペンサーEND / 0時キャラ】
これまた、サブキャラENDで、[ 恋愛未発展END ] 。
3作目の『0時』キャラなので、正確にはどのようなキャラ造形なのか把握はしていないのですが、本作だけで見るスペンサーからは、「素直ではない捻くれ者」といった印象を受けましたので(笑)
実は三姉妹の中で一番、素直なんじゃないかと感じているロザリアとは、返って馬が合うのだろうな、と感じました。
そして、END内であった以下のモノローグ。

女性に慣れているのか、それとも慣れていなさ過ぎて今のような発言に繋がるのか。

……ともかく、私は彼に手を繋いでみたいと思われるほどには気に入られているらしい。


このスペンサーの態度が [ どちら ] によるものなのか。
ヒロインをエリーゼとしてから、堪能できる日が楽しみです(≧ω≦)!


★【豆スープEND】
これはこれで、復興は未達成な状況ながらも、ほのぼのとしたENDでございました^^
これ幸い、とロザリア宅を訪問するダミアンの姿を見たら、" これはこれで良いよね " とつい思ってしまうマジック(笑)



★【雲隠れEND】
これはね〜、どうなんだろうなぁ。
フェザーが元気づけてくれたように、ケロッとして現れてくれるでしょうか?
個人的には……。
もう、このENDのダミアンとは会えないような気がしています(´人`)


★【新しい隣人END】
協力者たちと上手く渡りを付けられなかった場合のEND。
二階にフェザーも暮らす、このアパートにダミアンも越して来ます。

「これから隣同士、よろしく」
彼の目がくっと細まった。

獲物を狙う猛禽類のような目だ。

「逃がさないよ」と言われた気分になる。


という、Rose様特有の独占欲を垣間見せてくれる内容に、ドキドキが止まりませんでしたよ〜
////


★【楽団END】
これは、素直に嬉しいENDでしたね^^
内容的には「BEST」手前の「GOOD」END。
城から調査結果を受け取る前、というような時間軸かと思います。

このENDでは、あんなに人間不信だったダミアンが。
彼からの歩み寄りを見せてくれるのが、ロザリア同様、何より嬉しく感じました(*^-^*)!

「俺が付いていないと、あんたは危なっかしいからな!」

という言葉と共に、ロザリアのためなら人間の輪の中に入るのも厭わない姿にウットリ
vv
楽団員の反応も含めて、実に微笑ましいENDだったなぁ、と感じております。


★【BEST END】
" 確かにね〜。使用人に「
駆除」されてしまいそうなモンスターだもんね(笑) " と納得した、「ドールハウス」を巡るやり取り^^

「いいよ。俺、受けて立つよ」
「愛が足りないって言うなら、育てるほかない。俺、頑張るよ」
「俺、愛を育てる。頑張らなくても育つと思うけど、

死力を尽くすよ」

のセリフが懸命で、でも、そこがコミカルで笑ってしまいました(笑)
ストーリー序盤ではあんなに、人との関わりを避けていたダミアンなのに。
いつの間にか、ロザリアには溢れんばかりの愛情を向けてくれていて(*^-^*)
それが嬉しくて、二人の仲も揺らがず安泰であることが、本当幸せだと思いました。


【〆】蛇足ながら……。あんなに防壁を作っていたダミアンが、ここまで心を許してしまう女性に巡り会ったことは幸せだと感じながらも、いつか来るであろう「寿命の違い」が二人が別つ日を考えると……。
彼もまた、前作『12時』のシリウスのような想いで過ごすのだろうか、としんみりしてしまいました(T-T)
(それを言ってしまえば、人間以外のキャラクター全員がそうなんですけどね(>_<)!)


【蛇足2】そして、BEST ENDで二人が観劇していたお芝居の内容が、まんま『12時』をなぞらえたものだったことからの推測。
大衆劇は、その折々の話題を盛り込んで演じるのが一般的だとすると……。
前作『12時』のヒロイン・オデットは無事、幸せの鐘を鳴らしたのだな、と推測できる行間が大好きでございました(*^-^*)
(もちろん、観劇内容をただの脚本と捉えれば、個々の好きなキャラとの愛情ENDを唯一のものとして大切にするのも有り、という鷹揚さも素敵だな、と感じております^^)





フェザー(cv.下野 紘)鳩のモンスター。ロザリアの良き隣人。

フェザーは前作『12時』にもサブキャラとして登場していましたので、とっても楽しみにプレイ致しました〜(≧ω≦)vv
それでなくとも、雌雄同体?のキャラ設定って美味しいですもんね!
下野さんの、高い声色での女性ボイス……、素敵だったぁ(*´Д`)
vvvv

それにしても、フェザーのENDって、【♀】の姿での選択肢、そして【♂】の姿での選択肢を選んだ数によって分岐するなんて……。
先達の方々のプレイ知識には、頭が下がるばかりでございましたm(_ _)m
ぜ……、全然、思いつかないデス(;´Д`)

フェザーは鳩のモンスターとは言え、人間社会にとても興味を持っていますから、何とかその中で生活していきたい、ともがいている様子が健気でした(T-T)
正直……。
ロザリアは確かに、相手がモンスターと言えども、差別するような女性ではありませんでしたが、でもそれは、前作『12時』のヒロイン・オデットも同じなのですよね。
ですから、何故、フェザーにとってオデットは友愛止まりで、ロザリアは最愛の女性となり得たのか。
それが、すごく不思議だったんです。
そして、その答え? は、 [ 3章 ] で発生するイベントが契機となったのだと判明(≧ω≦)!

なるほどね〜。
確かに、美味しいお茶菓子を持ち込んで、にこやかにお喋りするだけのオデットでは、踏み込み得ない感情の揺れがそこにはありました。
なるほど、なるほど。
人間社会で生きたいと願うフェザーのために心を砕いたからこそ、ロザリアは彼の【太乙】となったのですね!

そんなロザリアからの配慮が嬉しくて、そして、幸せで、

「それに、あなたのためなら多少の危険を冒すくらいなんてことないよ。

……なんでもしてあげたくなるんだ」

という [ 6章 ] のセリフに繋がったのでしょう。
フェザーって、本当。
【尽くすタイプ】なんだなぁ(*´Д`)

そして、[ 7章 ] !
この世界のモンスターにとって雌雄の区別は曖昧で、あまり大きな意味を持たないそうなのですが、

「最近、私といるときは、男性型をとることが多いわよね?」
「言われてみれば……、そうだね。変化するのは便宜上の場合と……、

本能的な場合がある」

と、答えてくれたフェザーのセリフに激萌えしてしまいました(
ノωノ)!!
まだまだ、この段階では、ロザリアへの好意は抱いていても、それを恋心としては認識していないので、この変化を【無意識】のうちにしてしまっている、というフェザーが面映ゆかったのです〜
////

[ 9章 ] 。この章で、ロザリアがフェザーへの胸の高鳴りをどう説明していいのか、自分でも分からない、といった描写が挿まれるのですが、

(いえ、好きなことはもう間違いない……。問題は、好きの種類よ)
(だって……、

フェザーは友達としても素晴らしい相手だもの。

……だから、ややこしいのよ)


という、彼女のモノローグには大いに頷いてしまいました!
本当にね〜。
【フェザー】という存在自体が、どちらでも魅力があるから判断付きかねてしまうのですよね。
特に、ロザリアは所謂 [ 恋愛初心者 ] なので、こうして悩んでしまう姿が可愛らしかったです(*^-^*)

[ 11章 ] では、ついつい輾転反側してしまいました////
だって、だって!

「ねえ、突然なんだけど……、

あなたにキスさせてほしい」

「これまでも、あなたのことは私が独占したいと思うことはあった。
だけど、それは大事な友人だからだと自分を半分誤魔化してきたんだ」
「でも、あなたのことを必要以上に調べたくなったり、友人と言われるのは嫌だと思ったり……。
自分でも自分の気持ちが分からなくなってしまった」

「……いいわよ。

キス……、してみましょう」

という展開なんですよ〜〜〜(ノ≧∇)ノシ
vvvv
これで、思わず【唾をゴックン】せずに、どうしろと言うのですか〜〜!!(笑)
そして、Rose様に登場してくる男性キャラは、皆。
ディープキス」が巧みなので、それだけでも煽られてしまう私でした(ノωノ)ギャー!

思わず、「ぶはっ(≧ω≦)!」と噴いてしまった [ 13章 ] 。
自分はモンスターだし、実はロザリアには有名無実とは言え、婚約者もいる身の上だし、と、ロザリアへ一定の距離を保ち続けていたフェザーでしたが、その憂慮をロザリアが払拭して【から】です。

「気持ちをあなたに伝えたら……。
これまで我慢して止めていたタガが、一気に外れてしまったみたいだ」
「もっと……、触れてもいい?」
「……うん」
私は、小さく頷いた。
(← 可愛い(≧ω≦)!)
「私の寝室に、こんなふうにあなたを連れて行けるなんて……。

……巣作りみたいだ」

あはははは!
本当だ〜、と、ときめきながらも笑ってしまったエピソードでした^^


ーー 以下よりは、END小感想へ参りますね。


★【女……友達!?END】
ごめんなさい。
私、二次元上での [ 女性同士の恋愛描写 ] って、かなり苦手なんです(;´Д`)
ですから、女性型を専らとるようになったフェザーに、

「そうだわ、ロザリア。後で、一緒にお風呂にでも入りませんこと?」
「ふふふ……、そんなに警戒しなくても、よろしくてよ。
大したことはしませんから……、
いきなりは」
「ああ、もちろん、あなたが嫌がるようなことはいたしませんからご安心を。
……ふふ、嫌がられないようにいたします」
「……あなたの可愛らしい反応を見てみたいのです。誰より知り合える女友達……、素敵でしょう?」


という、まさに【艶めいた】発言をされるのですが……。
まぁ、ロザリアに「
女性型がいい」と言われショックを受けている、今現在は仕方ないにしても、やっぱりいつかは男性型の姿で愛を交わして欲しいなぁ、と願ってしまいました(´人`)


★【女友達END】
こちらは、上記ENDと同じような内容ながらも、実に【健全な】内容。
フェザーからの質問に一歩踏み込めなかったことを、漠然と後悔しているロザリアの姿に、" これから、ロザリアから働きかけていけば、ゆっくりと誤解は解けていくのかも " という、希望を抱いております(*´Ω`*)


★【お茶の約束END】
前作から恒例の [ 別離END ] 。
本作でこのENDを迎えた場合、きっと、どのキャラとも恋愛は二度と成就しないのだと感じています。


★【下町での舞踏会END】
これは、フェザーがいるなら下町での暮らしもいいわ、と思えてしまうロザリアのENDなのですが、このENDの彼女がとても善いお嬢さんで(*´Д`)!

ちくちくと一生懸命、古い型のドレスをリメイクしているロザリアの姿を見ながらの会話です。

「そんなに舞踏会にかけているんだね……。
オデットのためとはいえ……、不特定多数の男性に声を掛けられる場所にあなたが行くのは、複雑だよ」

「あら、頑張っているのは、オデットのためだけじゃないわ」
「あなたが靴を用意してくれるんでしょう?

それに似合うドレスをしつらえたいからでもあるのよ」

本当、ロザリアって本シリーズの中で、一番、裏表がない娘さんなんじゃないかと再認識してしまいました。
こういう【ヒロインからの】気遣いをさらりと盛り込んでくださるので、Rose様作品って好きなんですよね〜(*´Д`)
vv


★【踊り場でワルツEND】
これまた、BEST END 直前内容のEND。
一応、ここでアナザーENDの形式を取ってはいますが、結局は BEST に繋がるENDなのじゃないかなぁ、と考えてみたり。

王子が花嫁を探す舞踏会そのものへ出席したことへ、猜疑心を持っているのか、と心配するロザリアへ。

「彼とどうかなる、なんてことは疑っていないよ。あなたは……、

私のものだろう?」

「この目が、私以外 誰も映さなくなってしまえばいいのにね……」


きっと、と言いますか、フェザーの硝子のように澄んだ眼はロザリア以外を、
(恋愛感情の)関心ある対象として決して映さないのでしょうね。
それが判るから、このフェザーからの言葉がとても重く、切実に聞こえました(T-T)
vv


★【BEST END】
これはもぉ(≧ω≦)!
フェザーENDとして、最上の結末でございましたね
vvvv
そっか、そっかぁ。
ロザリアが「
パトロン」になればいいのですものね!
体を動かしている方が性に合っている
(職業婦人であることを厭わない)ロザリアにも、ピッタリの能動的なENDでござました(*^-^*)
おまけに、

「前は、気分で使い分けていたけどね。
今は……、あなたと知り合いが一緒にいる前では女性型、あなたの前では男性型にしているよ」
「ふふ。知り合いの前では、あなたと一番の女友達として独占して……。
他では……恋人として独占する」

「どちらの性でも、あなたの一番になりたいんだ」

という、フェザーならではの深い深い愛情表現が堪らなかったです!
現実世界で考えたら、息が詰まるほどの閉塞感だと思うのですが
(自分の旦那には決してされたくない(笑))、【モンスター】であり、しかも、平素から情の深いフェザーなら納得ですもの(*^-^*)
そして、個人的に、あれほど「くるくるぽっぽしちゃいますわ」と言っていた【至高の存在】にも、

「ねえロザリア……、お金なんかずっと払わなくていいから……、餌が欲しいな。これからも、ずっと」
「鳩にとって最高の褒美は豆……、だったけど」

「私は、もっと素敵なご褒美を覚えたから。

それをずっとくれるのなら、お金なんかいらないんだ」


というように、ロザリアが打ち勝ってしまった(;゚д゚)! という事実が心地良い衝撃だったのです。
あのフェザーに
【豆】以上の大切な存在が出来るなんてvv
永いモンスター生涯において、ロザリアと出会えたことは本当に奇跡なのだろうな、と感動せずにはいられませんでした(*´Ω`*)


【〆】えと……。
前作『12時』でオデットもツッコミを入れていますし、親しくお喋りさせていただいている方も心配しておられました、フェザーと添い遂げるということは【
卵生】で命を育む、ということでもあります^^;
が、そこはそれ(笑)
乙女ゲームですもの。
きっと人体に影響の少ない素敵な仕様で生まれてくるに違いありません(*´Д`)!

ーーと、自分を納得させて幸せな余韻に浸ったのでした(≧△≦)b






オズウェル=サヴァレ(cv.津田 健次郎)とある家に仕える学者。

オズウェル、めちゃくちゃ格好良かったです(*´Д`)!!
いや〜。
オズウェルのような、[ 厭世的になりきれないけれど、厭世家でいる他ない男性 ] を振り向かせる。
引いては、生涯に於いてずっと傍にいたいと決意させる。

ーーこれは、スカーレット家三姉妹の中では、確かにロザリアにしか出来ないことだろうな、と感じました。
思慮深い、とは到底言えない性格ですが、その分、感情表現が豊かで、好奇心も旺盛。
くるくる表情が変わって、裏表がない。

オズウェルのように、達観せざるを得ない人生の中では、「目が離せない」という自分の存在意義をより感じさせ、そして、本来のオズウェルが有している【未知への好奇心】。
これを見出す喜びも分かち合うことが出来る。

うんうん^^
ロザリアなら、本当にピッタリな二人だな〜、って思いましたもん(*^-^*)

[ 3章 ] で少し、その片鱗を見せるのですが、まさか、オズウェルが「あれ」な存在だとは思いませんでした(>_<)
" それっぽいなぁ " とは思いつつ、でも、" ひと作品に2人も要る?" と思い返したんですよね。
でも、オズウェルの方が「彼」よりも「
身内」と希薄な関係性にありそうだなぁ、とも感じています。
だからこそ、確たる繋がりがなくてもロザリアの手を取ってくれたのかも、とーー。

[ 9章 ] にて、親愛の気持ちからオズウェルを夕食に招待したのに、妙に勘ぐられてしまったロザリア。
彼女へのお詫びの品として、贈り物をするオズウェルが、

「早く開けろよ。……反応が気になる」

と言ったときには、輾転反側してしまいました(≧ω≦)!

これまでは、ハンサムな外見も相まって、話してみると実は人好きのする性格なオズウェル故に、どうしても恋愛沙汰に巻き込まれやすかった彼。
そのため、他人と距離を取る、という手段を取らざるを得なかった彼が!
自分でプレゼントを選び、あまつさえ、反応を気にしてくれるなんて(
ノωノ)!!
" うは〜。めちゃくちゃ愛されている……の、
一歩手前くらい(笑)になってるんじゃない??" と、にやけてしまう顔を止められませんでした〜vv

[ 11章 ] 。ロザリアを憎からず思っているはずなのに、一定の距離を保ち続けるオズウェル。
本章でも、甘い雰囲気になりそうだったのに、おもむろに「舞踏会で玉の輿を目指すといい」というようなことを言われ、カチンときたロザリアとの会話。

「そもそも、本気で玉の輿で今の生活から抜け出そうと思っているなら、舞踏会なんて行かないわ。
私には、一応婚約者がいるもの」
「それも、かなり高位の貴族よ」
一瞬、オズウェルが寂しそうな顔をした気がした。
(← ギャ〜〜(≧ω≦)vvvv
「ふうん……。それなら、ぜひ楽しんでくれ」
「……婚約者がいながら、他の男とも楽しめるくらいだ。

舞踏会はさぞかしいい狩場になるだろうよ」

め……。
めちゃくちゃ、
嫉妬されてる(〃ノωノ)!!!!

ということが、何とも心地好くて、こそばゆくて辛抱堪らないシーンでございました
vvvv

[ 13章 ] 。
ようやく!
あの鉄壁の要塞のようだった(笑)オズウェルも、年貢の納め時ですね(*´Д`)!!
Rose様では、【キス = ディープ・キス】というのが当たり前の流れ(笑) であるのにも関わらず!
なかなか、唇を合わせる以上のキスをしてこなかった彼が、ついにッッ。
[ キスを深めて ] くれたんですよ〜〜〜(ノ≧∇)ノシ
vvvv
嬉しすぎて、「やっとか〜〜!!」と叫んでしまいました(笑)
もぉ、すっかりRose様カラーの恋愛描写に侵されていますね(≧△≦)b


「俺と違って、って……。俺だって、そんなに経験はないぞ」

「嘘。モテていた話をしていたじゃない」
「馬鹿なことを……。××××は、それなり以上に賢くないとなれないんだぞ?」
「浅慮はご法度だし、過去がないとは言えないが、数だけこなしていても意味がないと理解している。

……こんなに相手を欲しいと思ったことは、どんなに過去を漁ってもない」

「……言っただろ、馬鹿じゃ××××にはなれないんだよ。
お綺麗な言葉だけで、若い女を繋ぎとめられないっていうことも知っている」
「どうしても欲しいなら……、

恥もかくし、欲も出すさ」

〜〜〜〜〜ッッ8(≧△≦)8))))

もぉ、ここまでオズウェルからの好意が垣間見えるのに、引っ張って、引っ張って、引っ張ってこられての【艶的】な場面でしたので、こんなに嬉しい言葉攻め(違)をされるなんて、露も思わず!
思いっきり、ガクンと堕とされてしまった瞬間でした〜〜(
ノωノ)vvvv
(理性的なオズウェルが一転して熱情的になってしまったら!
それはもう、初心なロザリアでは一生、太刀打ちできませんよね〜〜(≧ω≦)
vvvv

最終章 [ 14章 ] 。
突然ですが、とある家……、まぁ、ぶっちゃけ「
王子」のお抱え教師であるところのオズウェルは、立ち絵では見え辛いですが【鞭】を携帯しています。
これまでの文章にも、ちょくちょく鞭の存在が見え隠れしていたのですがーー、

「なあ、ロザリア。先刻、会場で話していた貴族って、あんたの婚約者だよな?」
「……で、何を話していたんだ?」

「ちょ、ちょっとオズウェル? どうして、

鞭を取り出す必要があるの?」

という会話が為された時には、笑ってしまいました^^
怯えるように顔を歪めるロザリアが可愛いかったです
vv

そして、その後の展開。
何だかんだ言って、自分が優位に立っているようでいて、ロザリアの開放的で積極性に秀でているところに目が行きがちなものの、その実は優しくて無垢なところに、堪らなく参ってしまっているオズウェルの姿を見ることが出来ました
////

「俺にとっては……、あんたのほうが魔法使いだ。俺にみっともない真似ばかりさせて……」
「ん……」
「……っ、はあ、

魔女め」

きゃ〜〜〜(ノ≧∇)ノシ
vvvv
上記の言葉って、オズウェルにしてみたら、最高の賛辞と言いますか。
これ以上はないくらい、ロザリアに骨抜きにされていることを表してくれている言葉で……。
ちょっと、個人的にリップ音が入っているセリフを抜き出すのは気恥ずかしかったのですが(笑)、どうしても【切羽詰まっている】状態のオズウェルの姿をお伝えしたくて、そのまま抜き出してしまいました(*´Д`)!

いや〜。
これまでは、どうしたって他人との関わり合いに距離を置かなければいけなかったオズウェルが、こんなにまで愛しいと思える女性に巡り会えたことが、嬉しくて。
本当に幸せだよ〜(*´Д`) と思えたシーンでございます^^


ーー以上。章の感想は終わりとなりますので、以下よりは各ENDの小感想に参りますね。


★【師弟END】
オズウェルルートをプレイし、[ 7章 ] で、

「……なんだかんだと上手い口実で家に呼ばれて、行ってみたらその家の未来の婿扱いって経験が、何度かあるんだ」
「しかも、式の段取りまでつける周到さだ。

……人間不信になりかけた」

という(笑)告白を聞いていれば、それは確かに恋愛感情を挟まないENDも存在するだろうな、と、納得のいく結末でした。
でもそこを、友愛止まりにしてしまうのか、はたまた、二人で過ごす時間を通して愛情を育んでいけるのかは、ロザリア次第。という展望があるエンディングだといいな、と思っております(*´Ω`*)


★【置いてけぼりEND】
はぁ〜〜〜。オズウェルってばーー

吹っ切っちゃったんだなぁぁ(;´Д`)

と、溜め息をつきたくなってしまったEND。
オズウェルとロザリアは、本当に睦まじい恋人になれるだろう、と感じるからこそ、両人にとって勿体ない!
寂しい(T-T)!!
と、感じてしまう結末でございました。


★【プロポーズEND】
すみません……。
あまりにオズウェルからの台詞が素敵で、鼻血を噴き出してしまったエンディングでしたので、台詞のみを抜粋させていただきます。

「俺は……、あんたと結婚したいと思っているから」
「悪いな、性格なんだ。そろそろ、諦めて……、

嫁にこいよ」

ぶ……。ぶしゃ〜〜〜〜(
ノωノ)!!!!


★【魔法使いとダンスEND】
これもね〜、素敵で鼻血ものでしたね〜〜
////
って、オズウェルとのエンディングは、そんな感想を打ち込んでばかりのような気もしますが(笑)、でも、正直な感想なんだから仕方ない! ←

「ロザリア」
「今晩は、俺の部屋に泊まらないか?」


魔法使いと踊って、罠に掛かった。
24時を過ぎても……、
きっと今夜は帰れない。

あぁぁぁぁ。いいモノローグだよぉぉぉぉ(*´Д`)
vvvv
(って、あれ!?
END名からして、ネタバレをガツンと打ち込んでしまいました〜(;´Д`))


★【BEST END】
もぉもぉ(≧ω≦)!
怒涛の展開でしたね!!
まさか、「
ライナス家の使用人が、ライナスを思う」ばかりに、あんな暴挙に出るとは!
でも、そこで見せてくれたオズウェルの勇姿が格好良くて〜〜(
ノωノ)vvvv

このENDでは、ロザリアたちが住むアパートに仕掛けられている [ サプライズ ] も楽しめましたので、「ただのお化け屋敷じゃなかったんだな」と胸を撫で下ろすことが出来ました(笑)

そして、非常に嬉しかった会話が2種あるんですよね〜^^
長くなりますが、抜き出させていただきます(*´Ω`*)

「どうして、私に関わろうと思ったの?」
「あんたが、俺に噛み付いてくるのが楽しかったんだよ。
後は……、まあ簡単に言うと、俺の好みだったからだ」
「嘘は言っていないよ。

あんたは最初から……、俺好みの女だ」

やっぱりね、女性には困らないだろうな、と容易に推測できるオズウェルがロザリアに惹かれた理由を知りたい、と思っておりましたので、この言葉で言質を取れた、と嬉しかったんですよ。
ぶっちゃけ、巷の評価的に「2作目って必要か?」というような感想もチラリホラリと目にしてしまいますと、3姉妹の中でもロザリアって、重要性の低いヒロインなのかな? と感じてしまう弱気な部分が私の中にありまして。
でも、オズウェルルートを通して見てみると、3姉妹の中で、彼に符合するのはロザリアしかいない! と、強く感じておりました。
だから、やっぱり。
そうだよね、自分の趣味嗜好を理解してくれるだけではなく、一緒に楽しもうと その身を乗り出してくれる女性と言ったらーー、

ロザリアしかいないよねぇ(*´Д`)

と、深く頷けた言葉だったのです。
私もこの二人が大好きですし(≧ω≦)!!

そして、これは【エピローグ】に当たる場面ですので、情景描写なしのセリフのみ抜粋とさせていただきます。

「はぐれたらすぐにこのアイテムを使え。石を押せば、作動する仕組みになっている」
「必ず、俺のところに導く。

いつでも……、好きなときに俺を追える」

「あんたのことは俺が必ず守る。……受け取ってくれ」


はぅあぁぁぁぁ(*´Д`)
vvvv
何と申せばいいのか……。
彼自身が最愛の女性と巡り会えた、ということのみならず、[ 執着されることを良しとする。執着されたい ] 。
と、思っていることが伝わるセリフがね〜〜。
本当に幸せで(*^-^*)


【〆】正直、本シリーズに [ もう一人の魔法使い ] が存在する意義が、私自身いまだに掴めてはいないのですが、[ 血統を離れて、自由に愛情を育む ] 選択もまた有るのだと知らしめてくれる、オズウェルのルートはとても好きです!!





ーー以上で、『24時の鐘とシンデレラ』Vita版のネタバレ + 短文? 感想文は終了。
思った以上に、あれこれ打ち込んでしまった感想文になった気が……、非常に致します^^;
また、「3行程度で短く」を根底とした感想文に戻したいなぁ。うん。

さて。
正直ですね、シリーズに於いて2作目に当たります本作は確かに、

『12時』ほどの事件性もないし、ロザリアが行動を起こした意味ってあったのかな?

と思わずにはいられませんでした。
でも、それは大局を見たときの感想であって、個人的には、

【ヒロイン】として、ロザリアが一番好きです!!

読み進めていて、とても のど越しが良かったですし、本当に気立ての良い娘さんだと思うので(*^-^*)
インパクトに欠けるとしても、シリーズ中、『24時』は実にプレイしやすい作品でございました。
3作目プレイが終了していないので、まだ確実なところは言えないのですが、

【最上の攻略キャラ】は『12時』。
(ロイが、何と言っても好きすぎて(≧ω≦)!)
【最上のヒロイン】は『24時』。
【最上のシナリオ】は『0時』。

に、私の中では、なるのじゃないかな〜、と感じています(*´Ω`*)

ロザリア、万歳\(^0^)/!!

(2016.09.19 UP)



乙女【感想】目次 『24時の鐘』攻略 『24時の鐘』紹介