ブラザーズ するお兄さま



追加ディスク『もっと恋するお兄さま』は購入しておりませんので、
本編のみの感想となります。





なんだか、ふと思い立って衝動買いしてしまった作品です。
購入するに当たって、「一人ひとりのシナリオが良い」と目にしていましたので、それぞれワクワクしながらプレイしました。
全キャラ攻略しまして、Happy、Bad両エンドを見た後の個人的感想としましては‥‥。

軽い!!

という印象です。
このタイトル、内容は母親の再婚を義理の兄たちに認めてもらおうと奮闘する前半パートと、無事に再婚して家族になってからの後半パートに分かれます。
前半パートで各キャラの問題点‥‥それぞれが抱えている悩みなどが、それとなく見えてきます。
そこで無事に好感度を上げていると、後半パート、つまりは個人パートに入ることが出来るのですが‥‥。
が、後半パートに入ったところで、各キャラの気になっていた事象はそのままで、表面だけをシナリオがなぞっていく形になります。
つまりは、深く掘り下げずに軽〜く、ライトに問題が発生し、そのまま解決し、エンディングへ進むんです。

え〜〜????

という感じでした。個人的にはですよ^^;
それと、もう一つ、大きな疑問が。

お兄ちゃんたちって、いつ主人公のことを好きになったんでしょうね〜!?

前半パートではまったくもって論外な態度を取られているのに(次男は違うように見えますが、結局は同じだと思います)、後半パートではいつの間にか甘い態度になっていて、そして、告白。

えぇぇぇぇ〜〜〜????

でした^^;
確かに主人公は前半1週間いろいろ頑張ってMAPを動いたけれど(笑)、でも、それだけで惚れるかなぁ??
キッカケが解らなかったです(>_<)
一緒に暮らしていくうちに‥‥、ということなのかもしれませんが、ゲームをしているプレイヤー側としては目に見えて解るキッカケが欲しかったなぁ、と思います。

とまぁ、すごいシビアに書いていますが、実はめちゃくちゃ楽しんでプレイしました(≧△≦)b
    ・深刻な内容を求めない。
    ・気軽にキュンキュンを堪能して、尚且つ、Hもそれとなくあるなんて楽しい〜^^
    ・とにかく甘やかされたい!!
という感じでプレイする分には、一日の疲れがとっても癒されます(笑)
声優さま方も芸達者な方ばかりなので、気負わなくても堪能することができるのも大きなポイントですね^^

あ。それと。
上記にもありますが、ワタクシ追加ディスクを購入していませんし、購入する予定もありません^^;
前作の『バトラーズ ナイトモード』(追加ディスク)をプレイしまして、”追加は不要” と思った口なんです‥(>_<)
愛情がないストーリー(劣情とか、執着とか‥)に馴染めずに終わったんですよね。
本作にも追加ディスクを購入しなくとも、Badエンドは存在していますが、そこはAnotherエンドとして捕らえています。
自分の目的はHappyエンドなので^^;

    本作の内容はアッサリだけど嫌いじゃない。
    むしろ、時間がなかなかとれない自分にはうってつけ〜vv
    キャラクターは三男が好き!!
という、キャラレビューに移りたいと思いますッッ(≧△≦)b
(プレイした攻略順です)




春日雪斗(次男。25歳。モデル) cv.鷹取玲

”胡散臭いなぁ” と思って攻略した次男(笑)
だって、前半パートで雪斗さんを信じて突き進む?と、即座にBadエンドなんですもの!!
後半パートでは信頼を勝ち取っているので、優しく進みますが、雪斗さんの悩み解消も‥‥予想範囲内でしたねぇ^^;
抜擢された映画の主役の役作りに悩んでいて(恋愛ものなのに、本気で恋愛をしたことがないから上手く表現できないでいる)、それが主人公の存在で克服できる
という内容でした。
主人公と一緒に役作りをしていって、主人公への想いに気づく、というシーンがあったのですが、いつの間に主人公の存在がそんなに大きいものになっていたのか、すっごい疑問〜〜(>_<)
それは四男を除いて、どのキャラクターにも言えることですが(笑)
切磋琢磨しなければいけない業界の中にいて、主人公が雪斗さんの清涼剤になったということなのかなぁ…??、と納得させています。
最終的には演技ではなく、主人公のことを大切にしてくれているのが良かったと思いました^^




春日由鷹(四男。18歳。大学1年生) cv.川田紳司

主人公のことを、多分 高校生のときから好きな由鷹。
そんな設定なので、好きな子と一緒に暮らすようになってからの慌てふためきようが実に可愛らしかったです^^
(私、イイ年なもので(笑))
なので、想いが抑えきれなくて衝動的に告白。
それが主人公の心を揺り動かす。
という流れも自然に感じました。
うん‥まぁ‥その‥。
私が「主人公を最初から好き&活発な青年」というキャラに萌えを見出せないので、シナリオもエッチも、やはりそう進むのか‥くらいにしか思えなくて‥。すみません(>_<)!!
あ。エンディングの由鷹くんが見た目、ちょっと格好悪くて残念に思ったのは私だけ??




景山聡史(使用人。32歳。家事一般) cv.一条和矢

来ました!! 景山さん!! 【夜の帝王】一条さんボイスですよ〜8(≧△≦)8))))
思い返せば『星の王女』の古賀弁護士は壮絶キャラでしたものねぇ////
景山さんはお料理もできるし、家事全般にOK!! というのもポイント高いです(笑)
(どうしても主婦になるとねぇ‥。目線が‥^^;)
景山さんの正体?には驚きました!!
『ブラザーズ』というタイトルも実に納得したものです。
そしてッッ、景山さんの【雨宿り】のスチルは格好良かったですねぇ!!
「彼」になったエンディングは追加ディスクでないと拝めないのですよね。
それが少し残念でした(T-T)
けれど、やっぱり本編のHappyエンドが好きだから満足してまっすvv
いいですねぇ、白無垢。
彼とならいつまでも仲のよい恋人にも、いたわれる夫婦にもなれる気がします。
いいなぁ、あんな美声のダンナ‥‥(笑)




春日総一郎(長男。28歳。医者) cv.壬生浪士

総一郎さんは一人だけ、Badエンドも大好きな御仁であります。
あんな風に想われてるなら、(仮想現実上では)全然OKですもの!!
【蔵の中で】から引き続く、両親の結婚式の場面も好きです。
あの、焦がれているのにどうしようもなくて、昇華できずに吐き出してしまうところが何とも言えません////

Badエンドも好きだからか、Happyエンドも楽しく見ることができました^^
後半パートからエンディングに至るまでのスピードは、個人的に速い、と思います。
もう少し、いや、かなり丁寧に描写して欲しかった。
が、初エッチ後のセリフも好きなので許せるかも^^
   「お前はわからないかもしれないが、私は大人だから〜〜」
という件(くだり)です。
何にしても、
    後半パートで一転して優しくなった総一郎さん、
    安泰な将来よりも恋人を選んだ総一郎さんに拍手喝采!!




春日 昴(三男。21歳。大学3年生) cv.谷山紀章

昴先輩が、いっちばん‥‥好きなキャラなんですよ!!
なんですか、あの「体温欲しさ」の甘えっぷりはッッ8(≧△≦)8))))
前半パートで昴先輩に「彼女」らしき存在がいることが分かるのに‥。
後半パートであんなに甘えてきてくれたのに‥。
その「彼女」の存在は【告白】シーンのセリフ、あれだけなんですか!!??
もっと昴先輩のシナリオに絡めて欲しかったなぁ、というのが正直なところです(T-T)
まぁ、先輩には違うメインの流れがありますから、そちらの話しを描きたかったのですよね。

それと、期待していただけにエンディグ内容が残念でした〜(>_<)!!
「兄妹」のままなんですもの!!
他のキャラは兄妹から逸脱してエンディングを迎えられたのに、昴先輩だけそのまま‥‥。
あぁぁぁぁ〜〜(T-T) と脱力してしまいました;;

そして、ストーリーには関係ありませんが、谷山さん。
私がプレイしたことのある他のゲームでも、ピアノを弾く役柄でしたし、私の中での谷山さんは『ヴァイオリンロマンス』の「彼」なんです。
谷山さんの澄んだ御声からして、こういう役どころ(繊細なイメージ)が多いのかなぁ、って勝手に思いました^^;
昴先輩も谷山さんだったので、ますます素敵なキャラになっていると思います!!




以上、キャラ語り?でありました。


このタイトルは「お兄ちゃんと両思いになること」が目的となっているので、よく言われているように、恋人になってからの「兄妹であるから」という確執&しがらみが描かれていないんですよね。
そこを物足りないと感じるかは個人差ですが、私は幸福感のうちに終わって良かったと思います^^
周囲からしてみれば「兄妹」かもしれませんが、結局のところは他人が義兄妹になっただけですからねぇ。そんなに背徳的に感じる要因はないと思うんですよ。
両思いになるまでは多少ドロドロしても、エンディングはこってり幸せ&甘い内容が好きなので、私的には十分です^^
”子どもが産まれたら甘いだけの関係ではなくなる‥‥” とも思いますが、それもまた別次元のお話しなので、恋愛はベタ甘なのがBestvv
なので、これはこれで良いと思っています。

最後に私が上記以外で、本作に感じたことを箇条書きにて失礼したいと思います。

・主人公のビジュアルが好みではありませんでした(T-T)
(クラスメイトの間ではファンが多いという設定なのに可愛く思えず‥‥)

イベトスチルの出来がバラバラです。
   立ち絵の顔は大人びているのに、スチルになると童顔というのも割りとありました。

・本編のストーリーには大きな軸がありまして、大体その軸に沿って各キャラクターに同じイベントが発生します。
   固定シナリオの間に、キャラクターのストーリーが織り込まれている感じです。

Hシーンも濃厚ではないです。
   エンディング間近に一人おおよそ1回ずつ発生します。
   なのでBadでは陵辱色が濃く‥‥とは言っても、どちらかの一方通行な想いの果て、という感じですし、Happyも精神面重視かな? と思いました。


気軽に、手軽に、サクサクッと成人乙女をプレイしたい方向けだと思います。
私も子どもが寝てから(主人に見つからないように(笑))、随分と楽しませていただきました^^
シナリオの内容面がちょっと物足りないかなぁ、という感は否めませんが、昴先輩に逢えて幸せでしたvv
次回作も楽しみにしていま〜す♪♪

(2008.09.28 UP)