乙女【感想】目次 『ニル・アド』攻略 『ニル・アド』紹介



ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚






私には とても面白い!と感じられた作品でした(≧ω≦)vv

ですが、正直……【事件性 >>恋愛イベント】という方には向かないかもしれません(;´Д`)
ヒロイン・ツグミちゃんは、特殊能力を活かして [ フクロウ ] の一員になりますが、まぁ、事件性が勃発するのは個別パートの後半…… と言いますか、はっきり言って
【終盤のみ】
それ以前は、事件性は曖昧模糊とした雰囲気でしかなく、ツグミちゃんと攻略中の「彼」との恋愛シナリオがメインとなります。
なので、そこで肩透かしをくらってしまう方にはお勧め出来ません^^;

ですが、私のように(笑)、

*「大正時代」の詳細な時代考証はともかく、「それっぽければ」それで満足♪
*「フクロウ」もおざなりにならない程度に、ストーリーに絡んでさえいればOK。
* 攻略中の「彼」の事件が、最後の最後で決着がつくのなら、それまでは甘々で構わないよ〜(*^-^*)vv

と、受け入れる、と言うより、さら〜〜っと流せる方なら、

* 大正時代のモチーフは随所にありますし、生活感だってきちんとあります
* ツグミちゃんは、まぁ……、確かにちょっと? 恋愛にのめり込んでしまうご令嬢ではありますが、いつだって「彼」への思い遣りを忘れないところが心地良いです(*^-^*)
* そのツグミちゃんの [ 家督問題 ] ですが、時は大正なんですよね。
貴族だ、華族だ、と言っていても、正直、斜陽であるならば、
そのまま廃れてしまっても構わないのじゃないか、と個人的には思います。
自分の娘を売ってまで家系を長引かせるのか、それともそのまま、自尊心を焼かれるとしても平民となるのか。
ツグミちゃんのそれまでの環境を【鳥籠】と称するのならば、その籠すら失くしてしまっても生きていけるよ、ヒタキくんだってきっとね^^ と、感じています。
* その上で、いわば、深窓のご令嬢(=ツグミちゃん)が相手を位階で選ぶことなく、意の赴くままに恋することが出来るなら、それは素敵なことだよね、と思ったり。
* 忘れちゃいけない(笑) 【フクロウ】も、それっぽい活動をきちんとしていますので(←)、私は巡回に行くシーンを読むのが好きでした!
杙椰さんとか、笹乞さんとかね〜〜(
ノωノ)vvvv
*【稀モノ】が見つからなくて落ち込んでしまう文章も、
「稀モノが見つからない」→「何処かに存在していて、何処かでまた被害者が出ているかもしれない」→「そうならないように [ フクロウ ] で保護したい」→「見つからないと、その分、焦って落ち込む」
ということなんだろうな、と当たりを付けたら、仕事熱心な良いお嬢さんだ(*´-`*)、と思えるように。
それまでは、確かに私もうざったく感じていました(;´Д`)

ーー などなど。広〜〜い心で楽しめると思うんです(*^-^*)!!

ENDクリア後にOPENする各キャラの【手記】も、読んでしまうとますます、そのキャラに惚れてしまう出来映えでしたので、本当、本編は最後の最後まで楽しめましたvv 満足〜〜(*´Д`)vvvv


(「ニル・アドミラリの天秤〜帝都幻惑綺譚〜」のアイコンに使用されている画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社様に帰属します。
また、cv. の敬称は略して記載させていただいておりますm(_ _)m)





尾崎 隼人(cv.梶 裕貴)帝国図書情報資産管理局 探索部 取りまとめ役。

キャラクター一言イメージ …【明朗快活 / 誠実】

プレイ当初は思いもしませんでした。

隼人さんが、こんなにも「誠実」という言葉が似合う男性だなんて(*´Д`)!

いやいや、狡いですよ。
もぉ、さすがセンターキャラ。
シナリオが甘くて、ふわふわしてて、でも、隼人さんからの焦がれるような想いは常にぶつけられるので、動悸が収まらなくて
////
言い方は悪いですが、中盤までは特に「事件性より恋愛に特化している」シナリオだと感じております(´人`)

[ 彼とコロッケ ] 。
可愛かったなぁ、と、ほのぼのしてしまったシーン^^
隼人からの告白を受け、ツグミちゃんも好意を抱き始めている、ある夜。

「……明日の朝、ホールの前を通り掛かる予定はございませんか?」
「……!!」

「通り掛かります!! それはもう全力で!!」

っていう会話に爆笑しました!
未プレイの方には何が何やら、の会話だと思うんですけど、これ以前に、味噌汁とか朝食とかの会話を二人でしているんです。
それを踏まえての会話だったので、可愛らしい隼人さんが純粋に可笑しいやら、二人の距離が縮まったんだなぁ、と実感して嬉しいやらで、とても好きな小場面でございました^^

◆ [ 失われた証拠 ] 。
ここのね、CGイベントも隼人さんが可愛らしかったというか、いじらしかったというか、ドキドキが止まらなかったというか(≧ω≦)!

「あれは……書庫の隠さんのパンが黴びかけていたから」
「……黴」
「俺はね、もうずっとお預けを食らった犬のように待ってるわけですよ」
「早く俺のことを誰よりも好きになって、美味しい美味しいご褒美をくれないかなぁって、毎日毎晩思ってるわけですよ」

「……じゃ、じゃあ何か作る? 好き嫌いはないと言っていたけれど、食べたいものを教えてくれたら……」

「違うよ馬鹿」

そして、

「逃がさない」

のコンボが、もぉ〜〜〜〜(ノ≧∇)ノシ
vvvv
最初の「違うよ馬鹿」は拗ねた口調が可愛くて堪らなく!
母性愛にも目覚めそうだったのに、次の「逃がさない」で、すっかり「男性」を意識させられるんですもの
(*´Д`)!!
ヤバイ〜〜。隼人さんの魅力がヤバイ〜〜
//// と、仕事帰りでプレイしていた私は、乙女ゲで癒されるどころか、気力消耗が著しかったのでした(笑)

[ ご褒美の味 ] 。
まぁ、その…… 本章はタイトル通りの章ではあるのですが、でもでも!
それだけではなくて、果敢に隼人さんに向かっていくツグミちゃんの心情が好きだったんです。

死ぬ程後悔するくらいなら、死ぬ程勇気を出してみせる。
今まで生きてきた中で、一番の勇気を出してみせる。

「貴方が好きです」

って、格好良いですよね(≧ω≦)!!??
その後の、

「ご、ごご、ごめんなさい! 多分、いえ絶対に足りません!」

という展開にも、思う存分お腹を抱えさせていただきましたけど!(笑)
嗚呼。
格好良いのに可愛らしいなんて、最強ですよ、ツグミちゃん^^
これじゃあ、隼人さんの心臓がいくつあっても足りませんよね(笑)

以降、[ イニシャル ] から、「炎の怪人」事件は急展開を迎えます。
さすが、規制のある隼人さんルート。
紐解き感が爽快でした(*´Д`)!


ーー以下、各END小感想へ。


★【突然の悲劇】
中途BAD。
これはよくありがちなBAD ENDでしたね。
正直、このENDがあってもなくても、本作には何ら影響はないと思います。


★【消えることのない炎】
お。おぉぉぉぉ、驚きました(;゚д゚)!
こんなENDも入れてくるんだなぁ〜、と本作を見くびっていた感じです。
隼人さんの変わらない愛情と、ヒタキくんの執念と。
その間にたゆたうツグミちゃんとーー。
それが一番もの悲しく映りました(T-T)


★【天地神明にかけて・再】
ずばり言いますと、

このEND、狡くないですか(≧ω≦)!!??

あれは……。
あのオチは狡いと思うのですよ。
あのオチで「えぇぇぇぇ
////!!??」と、心臓わし掴まれなかった人っているのかな……。
甘いし、幸せだし、幸せだし、幸せしか無いし(*´Д`)!

同じ「女性にモテる」というカテゴライズでも、こんなにも紫鶴さんと隼人さんから受ける印象は違うのか、と痛感した(笑)、とても素敵なハピエンでございました(*´Ω`*)
vvvv





鴻上 滉(cv.岡本 信彦)帝国図書情報資産管理局 探索部。

キャラクター一言イメージ …【寡黙 / 不干渉】

あの……、

滉くんが好きすぎて、吐血しそうなんですけど、どうしましょう(≧ω≦)!!??

という、くだらない私の絶叫から始めてしまいますが(笑)
いや〜〜。私は、滉くんが大好きなんですけどね、きっと巷的には優柔不断で、どっちつかずな青年に見られているんじゃないかな、って冷静に思う訳です。

うん。実は正直、私もそう思うところもあります(笑)! 滉くんに対して(>_<)!
でもさ〜、駄目なんですよね。

幼い頃、辛すぎる「
」を目の当りにして。
しかも、それは華族にとっては、どうでも良い、むしろ当たり前な「
」でしかなくて。
身分階級によって、命には差があるのか、ということを幼少ながら噛みしめなければいけなかった。
更に、その「
」によって滉くんが解放されるのではなく、その償いを以ってしても届かず、自分自身を蝕み、押さえつける不条理な鎖にいまだ囚われたままーー

という、重くて暗い、辛い日々を過ごしている姿に、めっぽう惚れてしまったんですもん(*´Д`)

しかも、その楔を解けるのは、ヒロイン・ツグミちゃんだけという……。
うわぁぁぁ!
なんて美味しいの!? 堪らないよぉ(ノ≧∇)ノシ
vvvv と身悶え叫ばずにはいられない滉くんなのでした////

はい。そんな感じで、もぉ、滉くんからはキラキラオーラが発せられて私には見えていますので、とにかく章を進めることが楽しかったです(≧ω≦)!
「ホント、世間知らずなんだな」と呟く姿とか、ナハティガルの [ 貴賓室 ] の意味を知らずに通り過ぎているツグミちゃんの姿に呆れている姿とか!
今、思えば計略に過ぎなかった、「ツグミちゃん誘拐犯」から守ってくれるところとか……。
嗚呼、もぉ動悸息切れが止まりませんでした
vvvv

もちろんですね、二人で映画を観るシーンは大好きなんですよ^^

「……あんたさ、本気で月に行きたいって思ってる?」
「まぁ、あんただけだとすぐに捕まりそうだから、

行く時には付き合ってやるよ」

ってね、自然に口を突いて出たっぽく言われた時には、ときめきが止まりませんでしたから(*´Д`)
vvvv
( [ 恋文 ] 。映画館内での「
微かなキス」描写にも、肌が粟立ちました(ノωノ)!!)

◆ [ 裏切りの夜 ] 。

滉くんでいっちばん! 好きな章です(*´Д`)!!

ナハティガルに拉致られてしまった夜。
喬さんに「
手籠め」にされそうになったところを、薔子さんに助けられ、しかも「フクロウ内に裏切り者がいる」という不穏な言質を与えられます。
もちろん、そこに深く関わっているのは、滉くんでした。

そこでですね、身を震わせて寮に帰ってきたツグミちゃんに、滉くんは自身の身上を話します。
そして、「命令されれば、聞かなければならない」と。「あいつが言うことは絶対だから」と。
「こういうことも、しなくちゃならなくなる」と、ツグミちゃんの太腿に膝を割り入れながら、

「……ーー 全く、あんたは本当に世間知らずで箱入りで、どうしようもない」
「ほら、足開けよ」
「……うるさいな。口も塞いだ方がいいか?」

「……ーー 開けって言ってるだろ!!」

この、絶望感に満ちた滉くんの絶叫に揺さぶられて仕方なかった〜〜(T-T)
vvvv
ここで、もう「滉くん」という深みにはまって抜け出せなくなったんです、私。

[ 刻みつけられた熱 ] 。
う〜〜ん、「若い」(≧ω≦)! と思いました(笑)
自分の首に繋がれた目に見えない「鎖」があるから、ツグミちゃんをナハティガルに連れてきた滉くん。
けれど、館内に入れられようとするところで、これから彼女が身に受ける毒牙を、まざまざと実感するのです。
そこで、「
手を引いて走って逃げる」(≧ω≦)!
いやもぉ、素敵すぎてドキドキしちゃいました
////
達観しているようでいて、稚拙で青い。
それはそうですね。だって、滉くんは「大切なもの」を持ったことがないのですから。
だから、それを手中にできるこの章が、やっぱり好きです(*´Д`)
「俺が考えてたこと……思い知ればいい……!」って、キャ〜〜(ノωノ)vvvv

[ この世で一番美しい炎 ] 。
この章で、自筆本を集めている喬さんの謂われが判ります。
なるほど、なるほど。
って、" 喬さんたら「子どもの癇癪。もしくは、無いものねだり」かい(;´Д`)" と思ったのが正直な感想。
好ましくないなら、消してしまおう、って……。
まぁ、喬さんの [ 手記 ] を読んだので、悪いばかりの感情ではなくなりましたが、やっぱり身勝手な人だと思います。


ーー以下、各END小感想へ。


★【新しい鳥籠】
中途BAD。
これを見た当初は、「
喬さんに捕まっちゃったよ(>_<)」ぐらいにしか思わなかったのですが……。
この先の滉くんの失望を思うと、それどころじゃ済みませんよね。
なんて仄暗いENDだったんだ……。


★【死よりも永い絶望の果て】
BAD END。
ストーリーの続きだと思っていたので、BAD ENDな内容に切り替わっていると知り、驚きました(;゚д゚)
しっかし、「
番犬」とは……。
どこまでも酷い男性です、喬さんは。
勿論、根底には薔子さんのことがあるので、本編の喬さん自身は嫌いにはなれません。
けれど、「滉の「人格」何それ。美味しいの?」状態の、この喬さんは嫌いだ〜〜(`◇´*)!!


★【月に行きましょう】
" せっかくの退院日なのに、フクロウの面々はどこに行ってしまったんだろ〜?" という、私の些末な疑問はございましたが(笑)、

「それは嫌がらせなのか?」
「俺はあんたを抱きしめに来たのに」

「あ……っ!」
「俺が拾うよ、今のあんただと絶対怪我する」

そして、

「そ、そんな…… それは是非思い出し……」

というツグミちゃんの願いも虚しく(笑)、

「……ーー 好きだよ」
「一番大切で…… 一番きらきらしてて…… 一番目が離せない」


という再出発が幸せすぎたのでした〜〜(⊃Д⊂)
vvvv

うぅぅぅ。幸せすぎて、私、今吐きそう(笑)
フクロウから滉くんにくだった沙汰も、実に温かなものでしたし、良いですよ。良い(≧ω≦)!
あたし、『クロユリ陽炎譚』で、滉くんとの甘々な日々を待ってるわ〜〜(ノ≧∇)ノシ
vvvv





星川 翡翠(cv.逢坂 良太)帝国図書情報資産管理局 探索部。

キャラクター一言イメージ …【利発 / 女性不信】

" 綺麗な男の子だな〜^^ 他社Vita乙女『遙かなる時空の中で6』の「ルード」みたい(*´Д`)"
と、初見でうっとりでした
vv
だから、翡翠くんが自身の外見を忌む描写があると、" 何故なんだろう…… " と、ツグミちゃん同様、不思議に思ったものですが……。
なるほど、そうでしたか。そのような理由が……(;´Д`)

翡翠くんが「ヨコハマの遊女の自筆本」を求めた時から、もしや、と感じていましたが、やはり、そうだったのか、とーー。
えと。
非常に申し訳ないのですが、私の過去作プレイにおきまして、翡翠くんと同じような境遇のキャラに出会ったことがあるのです。
私自身、プレイ当初、もぉ、そのキャラに悶えに悶えてしまい、燃え尽きた(*´Д`)! 感が非常にございますので……。
ごめんなさい! 翡翠くんシナリオは、バックボーンが同じように感じてしまい、その時の「彼」ほど強く傾倒することが出来ませんでした(>_<)!!

加えて、自身の経験談があるため「ツグミちゃん
(ヒロイン)に手を伸ばさない」という心情まで、その他作品と一緒でして……。
ただ、その作品の「彼」は潔癖なまでにヒロインへの無欲を貫いていたのですが、対して、本作の翡翠くんは、

「僕があなたに対して、どんなことを思っているか、わからないでしょう」
「あなたには綺麗なままでいて欲しいんです」


的なことを伝えてくれますので、コホン、これまた ごめんなさい。下世話な感想を書きます。
" 嗚呼。翡翠くんは頭の中でツグミちゃんを汚してはいるんだ。うんうん、良いんじゃないかな!
そっちの方が「人間」って気がするよ^^ "
と、わたし的には嬉しかったんですよね(*´Д`)
そんな、どろどろな感情を持て余し気味に抱え込むしかない翡翠くんは、とても愛おしいな、と感じました。
(ちなみに「彼」とは、他社PSP乙女『月影の鎖』における「理也」くんです(´人`))

あ! [ 取れかけのボタン ] 好きでした(≧ω≦)!!
良いですよね^^
ああいう、色艶ではない純朴なシーンで、「ヒロインに惹かれずにはいられない瞬間」を描いてくださるのって、とても素敵です
vv

そして、[ 白薔薇夫人の微笑 ] 。
いえ、白薔薇夫人は、実はもっと翡翠くんに繋がりの深い女性だと思い込んでいたので、拍子抜けしてしまったところもあるのですが、最後まで本作をプレイしますと……。
白薔薇夫人が、何故、あそこまで「彼女」の自筆本を大切にしていたのか、とてもよく分かります。
本当、嫌いにはなれない女性です、薔子さんは(*´-`*)

[ 宝石の瞳に宿る色 ] 。

「貴女は誰も…… ーー好きにならないで下さい」

嗚呼! このセリフがとても好きでした(*´Д`)!!
なんて身勝手で、でも、切実で綺麗で。そして、自身を卑下した願いなのでしょうか。
こういう淡い、脆い想いを見せてくれるから、翡翠くんは素敵なんだろうなぁ、と思います。

[ 訣別の炎 ] 。
少数派なのかな? 私、
笹乞さんが、それはもう大好き なもので、彼が登場するシーンを括目して眺めていたのですが(笑)、なんと!
笹乞さんへ対する嫉妬からの翡翠くんが素敵すぎましたね(
ノωノ)!!

「貴女のことが好き過ぎて…… 僕ももう…… 自分に困っているんです……」
「……あの、でも、これから…… また……」
「……そうですよ。用事を果たしたら……

死ぬ気で走ります。

だからーー」
「取り敢えず、目を閉じて……くれませんか」


ですよっっ(ノ≧∇)ノシ
vvvv
" やっぱり『遙か6』の「
ルード」くんだっ//// " と嬉しく感じたことは内緒です(笑)
(↑ 似たようなシーンがあったんですよね^^)

あれから、息せき切らして、でも、涼しい顏で燕野くんと交代したのかと思うと……。
げ……、激萌え(
ノωノ)vvvv

[ 祈り ] 。
どうしても! 打ち込ませてください(*´Д`)!!
前述しましたが、私、笹乞さんが大好きなんです。
FDの『クロユリ陽炎譚』にお名前がなくて、激しくショックを受けるほど好きなのですが、その彼のセリフが好きで好きで……(T-T)
vv

往来での暴挙に出た笹乞さんを、ツグミちゃんと翡翠くんが諌めるシーンでした。

「そう言えば…… あのハンケチ、捨てたからね」

「あんな安っぽいの、
どうせ要らないだろ。……血で汚れちゃったし」

もうね! 全ッッ然、素直じゃないんだから(T-T)!
捨ててないでしょ、笹乞さん。
その、ツグミちゃんが手に巻いてくれたハンカチを、ずっと大切に取っておくんでしょう?
素直じゃなさすぎるよ、可哀想だよ、攻略キャラに格上げしてよっ(⊃Д⊂)!
ーー というのは私の願望ですが(笑)、いやいや。本当に、切なくて好きなシーンでございました(*´Ω`*)


ーー以下、各END小感想へ。


★【残酷なる捕獲】
中途BAD。
うぉ〜(>_<)   嫌だわ、無理だわ、このEND。
って言いますか、「
百舌山」さんに関わるENDが、全て無理……orz
そりゃあ、薔子さんも我が身を呪う訳ですよね(T-T)


★【遠いところへ】
BAD END。
嗚呼。
翡翠くんのシナリオ中、何度も思いました。
" 一体、どれだけの焼き尽くされるような感情で、自身の瞳を鏡越しに見ていたんだろう " って。
どれだけ、倦んでも忌んでも、それは切り離せることはなく、一生、自分について回る重い咎。
それを……。
独りで向き合わなくてはいけなくしてしまったのですね(T-T)
きっともう、このENDの翡翠くんがツグミちゃんの前に現れることは無いのでしょうーー。


★【波の音を聞きながら】
良かった〜〜(;´Д`)!!
このハピエン以前に、BAD END を見ていましたので、水平線のイラストに一瞬、ドキッとしてしまいました。
渡航中とかじゃなくて本当、良かった^^;
そして、翡翠くんが申し出てくれた「素敵なお手伝い」は、とても素敵だと思います(*^-^*)!
ほのぼのほのぼの、温かく。
これからも、この陽だまりの温かさに翡翠くんが包まれ続けるのかと思うと……。
感無量でございました(⊃Д⊂)
vvvv





鵜飼 昌吾(cv.木村 良平)帝都大学 法学部 に在籍。現首相の息子。

キャラクター一言イメージ …【選民思想 / 根は繊細】

本当にですね! 最初は「なんて嫌な奴(`◇´*)!」という思いから初手攻略したんです。
結構、そんな苛つき具合は続いたように思います。
でも、どんなに省吾くんに冷たくあしらわれても、ツグミちゃんは彼のことを悪く思わないし、悪く言わないんですよね。
それどころか、むしろ距離を縮めようと向かっていく。
これが素晴らしいと思いました。
だって、こちらが嫌われてるかも? と感じるような相手には関わり合いたくありませんもの。
ですから、省吾くんが、その心をほどかれたのは、ひとえにツグミちゃんの真心あってこそ、と感動しまうのです(*´Д`)
vv

[ 浴室での邂逅 ] も素直に面白かったですね^^

『済まなかった。見てない。このことは忘れる』

って最高です、省吾くん(笑)

[ 放たれた銃弾 ] からの昌吾くんが本当に素晴らしかったと思います!!
いや〜、この作品をプレイして、ますます木村さんの株が上昇しました(≧ω≦)
vvvv
凄かった! 可愛かった!!

[ 不器用な熱 ] で、知りました。
ナハティガルのサロンに通っていた昌吾くんの胸の内を。
なるほど(T-T)! と感動せずにはいられなかったです。
まさか、そんな風に思ってくれていたなんて、微塵も思いませんでしたから(p´□‘゜q)
(ネタバレ台詞 →「サロンのことだって…… 本当は…… 何か、お前の役に立てればと…… 思 ……くそ!」)

まぁ、その後の【展開】には、" え! 栞さんが今、大変な時なのに(;゚д゚)!?" と、正直思わないでもありませんでしたが、まぁ、そこら辺は頓着しないのが無難な作品なのだろう、と呑み込みました。
(続く、[ 夏蜜柑を切る前に ] でも、" またか(;゚д゚)!?" って思いましたけどね(笑))


ーー以下、各END小感想へ。


★【届かない声】
中途BAD END です。
狂ったように嗤い続ける昌吾くんの声が哀れでもあり、再度申しますが、木村さんの演技力に、頭を垂れつつもただ聴き惚れてしまいました(´人`)


★【裏切られた男】
BAD END。
これは、本ッッ当によかったです(;´Д`)!
作品内で初めて見るBADでしたので、ツグミちゃんが下卑た笑いの中、辱めを受けるような内容は
【無い】と知れて、心底安心しました。
もしそんなENDだったら、仮に暗転したとしても本作品への感想が異なっていたと思います。
しかし、このENDの昌吾くんは……「
瞬殺」でしたね(T-T)


★【優しい歌声】
素晴らしい! 純然たるHAPPY ENDでした(≧ω≦)!
うんうん、良いと思う、良いと思うよ〜^^
ツグミちゃんなら上流社会の嗜みなんかも身に付いているでしょうし、かと言って、それに溺れてしまう程の俗物な品性ではありませんし。
ほど良く手綱を引き締めてくれるのではないでしょうか(*^-^*)

「い、いや取り敢えずというのは軽んじているということではないからな!?」

と言い直してくれる昌吾くんが好きです^^
お掃除もお洗濯も頑張ってくれるとのこと(笑)、きっと素敵な旦那様へなるでしょう。


【〆】おまけの [ 手記 ] にて、「一年後もまだアパートに」昌吾くんがいる、ということに驚きましたが(とっくにツグミちゃんを連れて官邸、もしくは、お邸へ戻っているかと)、仲睦まじいようで何よりです^^
後は【みたらし団子】が届いたなら、尚、喜色満面ですね(*^-^*)!

「今後の僕からの誘いは全部デートだと思っておけ!」

ーー はい(≧ω≦)!!





汀 紫鶴(cv.鈴村 健一)悲恋を代表作とする名の通った作家。

キャラクター一言イメージ …【優雅 / 女性礼賛】

初見からして、明らかに胡散臭い男性ですよね(笑)
飄々としすぎていて、手練手管にも長けているから、現実世界だったら遠巻きに見ているだけで終わりそうな御仁です。
(← 私の場合)

正直、そんな「女性に不自由していない。むしろ、引く手数多の紫鶴先生が何故、ツグミちゃんを?」と思わないでもありませんでしたが、そこの所以は [ 手記 ] にて、紫鶴先生がきちんと釈明してくれましたね^^
あれならば、成る程、と納得できました。
ですが、結局は紫鶴さんがツグミちゃんを「自分色に染めてみたいと感じた、自分好みの女性」だと強く感じたからなのでしょう。
一目惚れ率が高いような気もしますが(笑)、でも、一緒に生活し、共に朝餉を食べていれば、ツグミちゃんの人となりに惚れ込んでしまっても無理はないように思えました。
何だかんだ言って善い子ですもん、ツグミちゃん(*´-`*)

◆【森恒 犀鳥】。紫鶴さんの師匠に当たる、この方がキーワードになっている展開でございました。
現実世界でパッと頭に浮かんだのは、「綾辻先生的な??」というお名前だったのですが、今どきの感性すぎるでしょうか^^;
う〜〜ん、黒岩先生的な存在だったのかな??
とにかく森恒先生の存在があるから、紫鶴先生がただの色男ではなく(笑)、仕事に関して芯の一本通った男性なんだ、ということを強く感じられて良かったです^^
表面は
(素に近い部分であっても)さらりと何でもこなせてしまうような男性が、水面下での努力を惜しまない、というギャップはとても素敵ですからvv
本当、格好良い男性なんだよねぇ、紫鶴さん(
ノωノ)vvvv

紫鶴先生のストーリー中、特に好きな展開だったのは、警察にも色濃く疑われている紫鶴さんの無罪を証明するために、ツグミちゃんが「おとり捜査」を買って出るところです(≧ω≦)vv
ツグミちゃんの不審な行動に気付いていそうな紫鶴先生は苛立ちを募らせるし、ツグミちゃんは正直に打ち明ける訳にはいかないしで、愛情があるからこそのすれ違いが見ていて垂涎でした(
ノωノ)vvvv

[ 紅い朽ち縄 ] では驚きました(;゚д゚)!!
だって、忘れてたんですもん、隠れた伏線「
人形」を!!
てっきり [ 培われた憎悪 ] で事件は収束し、そのまま「彼」が黒い面を全て引き受け、紫鶴さんは白いまま終わるのかと思っていました。
う〜〜ん、この緩急が素晴らしいです(*´Д`)!!


ーー以下、各END小感想へ。


★【鳥籠のホットケーキ】
ヒタキBAD END。
まぁまぁ。ツグミちゃんが「外」に出て行ったからには「内側」へ戻ってしまうENDもあるだろうと思っていましたので、それにしては感触の柔らかい内容でホッとしました^^
もちろん、柔らかいばかりではなく「
選民思想」も根底にあったので、ゾッとはしましたけど(>_<)


★【嗤い声】
中途BAD END。
この「嗤い声」の犯人って「彼」なんだよなぁ。
でも……、嫌いになれないんです(T-T)
「彼」が好きなんですよね、私……。


★【最期の睦言】
BAD END。
これはまさしく「紫鶴先生のお書きになる恋人たちのようになってしまう最期」です。
先生の本が本なので、こういうENDになるんだろうなぁ、と想像はしておりました(´人`)


★【甘い甘いお菓子の食べ方】
きっとヒタキくんが喜色満面で送り出してくれる一番の男性なのじゃないでしょうか、紫鶴さん^^
作家の語彙を賭けた甘い甘い言葉ではなく、もちろん彼が持つ名声や富でも、手練手管(笑)でもなく、

「なら何がいいの? ……ーー ああ、分かった」

「君が欲しいのは、僕だ」

と、さらりと言ってのける紫鶴さんが本当に素敵だと思います(*´Д`)!!
全部、全部。
紫鶴さんの全部が、ただ欲しいのですよね。
今でも甘い糖蜜で出来ているような男性なのに、ツグミちゃんを生涯の女性と思い定めてしまったら、どれほど更に甘くなってしまう男性なのでしょうか。
ツグミちゃんが羨ましい(≧ω≦)
vvvv


【〆】
手記 [ 彼と苺カスタードパイと私 ] でも感嘆しましたが、こういうところ、本当に上手な男性ですよね、紫鶴さん。
まさしく私の理想とする王子様的な存在でございます(
ノωノ)vvvv





鷺澤 累(cv.櫻井 孝宏)帝都大学 医学部 に在籍。

キャラクター一言イメージ …【博識 / 情熱的】

累さん。本作での人気投票 第2位 の御仁ですね^^
私自身、本作で最愛とするキャラがいますから、正直、累さんのルートでは薔子さんの方に感銘を受けました(T-T)!
なんて……。薄幸な女性なんだ、と(⊃Д⊂)ウゥゥ

そして、驚いたのが、「あ。本当に一目惚れだったんだ(;゚д゚)!」ということだったり……します^^;
でも、それなら累さんが、ツグミちゃんに対しては誠実であろう、と煩悶していたことも納得(*´Д`)

[ 帝都の闇を焦がす炎 ] 。
急展開なシナリオでしたね(;゚д゚)!
翡翠くんでは予想していたのに、累さんの方だったとは想定外!!
でも、「白」薔薇と「鷺」澤ですものね。「確かに」と、唸ってしまいました。

[ 白い闇 ] 。
カグツチ√。
これ! このEND!! 隼人さんと累さんが、格好良くありませんでしたか(≧ω≦)!?

「……とにかく、そいつを巻き込むのは止めてくれ。世間知らずなんだ、優し過ぎる奴なんだよ!」
「知っています」
「どうぞ、僕のことは好きなだけ軽蔑し、憎悪して下さって結構です。ただ……」
「ごく個人的な感情をお伝えするなら……

貴方とは友達になってみたかったです、尾崎さん」

きょわぁぁぁぁぁ(ノ≧∇)ノシ
vvvv
ごめんなさい!
渦中にいるのは、勿論、ヒロイン・ツグミちゃんなんですけど、この二人のやり取りに胸打たれてしまった私がいます〜〜〜
////

[ 蜘蛛の糸 ] 。
累の凶行を止めさせるべく、ナハティガルへ向かったツグミちゃん。
この時の彼女の強靭な精神は、本当に素晴らしいと思います。
ですが、私には喬さんのセリフが忘れられなくて……。

「……それよりも、あの馬鹿を止めてくれないか」
「薔子が、真夜中に何か燃やしていたんだ。近付いてみたら…… それは真新しい赤ん坊用の肌着で……」
「あいつは…… 何枚も…… 何枚も…… 縫って……」
「それで殺されたのでは…… 薔子が余りにも…… 憐れ過ぎる……」


そして、

「……ねぇ。あの雨の夜…… 貴方には聞こえなかったの? 私は何度も助けてと叫んだのに」
「……ーー 聞こえなかったの?」

ですもんね〜〜(T-T)
壮絶だ。
何て絡み合ってしまった糸が、こんなにも……、と声が出せませんでした。


ーー以下、各END小感想へ。


★【散華】
中途BAD。
これ、累さんは…… きっと絶命しているのですよね(>_<)
タイトルがそうですもんね。
加えて、ツグミちゃんは……。
カラスに連れ去られた、ということは……「
喬さん」絡みのENDになってしまうのかなぁ(T-T)


★【帝都心中】
カグツチEND。
" 熱いだろうな、苦しいだろうな " とも思うものの、ENDとしては綺麗なものだと嘆息せずにはいられません。
このENDを乗り越えたハピエンがあるから、恋愛ゲームって素敵です(*´Д`)


★【奈落】
BAD END。
うわぁぁぁぁぁ! もう、このENDも無理(>_<)!
本当、「
百舌山」絡みのENDは後味悪くてしょうがない……。
記憶から消去しています。


★【とある普通の恋人達の昼下がり】

「また一緒にお風呂に入りたいなぁとか、あのドレスを脱がせてみたかったなぁとか、今度はカステラを食べさせて欲しいなぁとか、そういうこと」
「君を愛すことが出来て良かった。

……愛してもらえて良かった」

可愛らしい煩悩はいくらでも口をついて出ますが(笑)、でも、本音は「たったひとつの奇跡に感謝を」なのでしょう。
巡り会えた女性を愛せる高揚感もまた大切です。
けれど、その同じ女性に想いを返してもらえることが、何よりも得難い喜びなのですよね(*^-^*)
「きっと、芝生で寝転んでいる学生でも好きになった」、と言い合える結末がとても素敵だと感じています!





隠 由鷹(cv.緑川 光)帝国図書情報資産管理局 研究部。

キャラクター一言イメージ …【「書生」って何か、それだけで格好良い】

隠さんについては、一言。本当に、言いたいのは一言でした。
もぉ!

怖くて、個別ルートに入れなかった(⊃Д⊂)!!

拙サイトを訪問してくださっていた方ならお分かりでしょうけれど、由鷹さんルートに入れずに、他乙女作品を一本クリアしてしまったくらい、チキンだったんです、私(;´Д`)


ーーと、いうことでサクッと、各END小感想へ。


★【終の鳥籠】
BAD END。
嫌いじゃない。えぇ、嫌いじゃありません。
狭い小さな世界で生きているヒタキくんには、これが最善で最上の結末なのでしょう。
それと……。
男性と女性では愛の形が違うところがありますから、もしこの先、ヒタキくんが成長して妻を娶ったとしても、それとは違う部分でツグミちゃんをずっと大切にし続けるのだと思います。
それはそれで、邸の中で愛憎が渦巻くのでしょうけれど、ヒタキくんにとってツグミちゃんは永遠に汚れてはならない女性なのでしょうね(*´-`*)


★【いつもの日常】
ハピエン、と言うよりは「大団円」なのでしょうか。
「大人にならない少年」「大人になりたくない少年」「大人になれない少年」
という『ピーターパン』のコピー変遷を思い出してしまいました。

びくびく迎えた割には、後味も良く、青空が澄んでいるENDでしたね(*^-^*)
ただ、由鷹さん自身に恋愛感情は絡んでいなさそう、というのが特殊なだけであって、「恋愛なし」と捉えていればそれで済みそうです。
そして、この場合のツグミちゃんは、残りメンバーの
争奪戦 になるのかしら(笑)
私なら断然、滉くんに軍配を上げるけど〜〜、等々、妄想するのが楽しかったです^^





ーー以上が、『ニル・アドミラリの天秤 〜帝都幻惑綺譚〜』に於ける、サクッと?ネタバレ感想となります。

やっぱりプレイ済の作品の感想なので、説明不足なところばっかりですよね。
未プレイの方には優しくない感想文だと思います。
曖昧に文章を濁してばかりなので^^;

最後の結論を言いますと、

* 確かに「肌色展開」が多い(;゚д゚)!
* でも、ストーリーもしっとりしてる
* 深くもないけど、全然浅くはない、というわたし的には有難い塩梅

だったので、プレイできて良かったです(*^-^*)!
純愛も良いし、好きだけど、偶にはこういうこってり濃密な作品も良いですね〜♪
『クロユリ陽炎譚』もプレイする日が楽しみです(≧△≦)b★

(2017.10.04 UP)



乙女【感想】目次 『ニル・アド』攻略 『ニル・アド』紹介