イキンシテル


シナリオネタバレを気にせずにしております。それでも宜しい方のみお読みください。



気が付けば、あれよあれよという間にクリアしてしまったタイトルです。
いやもう楽しくて♪
本タイトルは2009年発売の【DS】ソフト。
発売当初はまだ子育てまっしぐらで、「めちゃくちゃ楽しそうなんだけどな〜(;´Д`)」と残念に思いながら見送っていたタイトルだったんですよね。
それをですね、まぁ個人的理由なんですけれど、今月(2011年11月)は乙女レビューではなくドラマCD感想に時間を費やしたいなぁ、と思っておりまして週イチ更新を目標としています。
週イチ更新とは言っても間にポッカリ時間が空く日もあるだろうし、そういう時にほっこり煩雑ではない乙女タイトルをプレイしたいなぁ(*´-`*) と考えた時に……「あっ。そう言えば(≧ω≦)!?」と閃いたタイトルだったんです〜^^
ですから、ですからっ。
本当はもっと後でプレイするつもりだったんですよ?
だって今、プレイ終了したものの、レビュー打ち込みすら出来ていない直近の乙女タイトルが3つもあって(『月華繚乱』『クロックゼロPSP』『神なる君と』)それを消化しないことには、レビューサイトとしての指の疼きが(>_<)!
なんて思っていたのに…。思っているのに……。
気が付けば、いそいそと眠っていたDS本体の充電を完了し、ソフトをカチッと差し込む私の姿が…。

(アレ?)

ポップなタイトル画面と聴こえてくる、どうにも音割れしてしまうDSサウンド(笑)に乗せた入野自由さんの可愛らしい素敵なOP曲!
「んっきゃ〜〜ッッ、堪らんっ(ノ≧∇)ノシvvvv」 とテーブル殴打しながら、次いでオプション画面で設定確認をし、好奇心で【アルバム】をキャラ選択しながらCG枚数を見てみようかな〜♪なんて軽く考えたら----。

ぜ…。前回のデータ思いっきり残ってるぢゃん〜〜(>_<)!!(← 中古購入)

と、大慌てしてしまう事態が突発!
急いでデータ初期化を目論むものの……。
そもそも本タイトルは初期化できない仕様だと判明したのです。ガ〜ン(T-T)

な、何それ、有りなの!?
あっ、でもチラ見しただけだけど、取りこぼしてるCGも確かにある!

…………。


うっしゃ、ガンバルゾーーーー(≧ω≦)!!!!


と、腕まくり&意気揚々と本格プレイに臨もうとする私の姿が…。

(オヤ?)

…………。
本意ではない。本意ではないんですよ?
だって、本タイトルはもう少し後でプレイする予定だったんですもの。
だけど、初期化できなかったこの哀しみを乗り越えるには、未入手イベントをgetするしかない!
と、意気込んでしまった訳で……。
うん…………。
ま、いっか(≧△≦)b☆

と、(開き直って)突き進めていくと、のっけから主人公ちゃんたら溜め池に落ちてサイキン見えるようになっちゃうわ、登場してくる強面&短気なクラスメイトにチュートリアルでペタリ! サイキンを貼ってみると、「やぁ 具合は大丈夫かい?」なんて爽やかに心配されちゃったりされるわで。
何これ。すっごい楽しいよ〜〜8(≧△≦)8)))) 止まら〜〜んvvvv
と、止め時を見失ってしまった訳なのでした〜。ヲホホ

----すっごく長い釈明でしたね。申し訳ありません^^;

実際にプレイしてみると、セーブ個所が6個しかないからお気に入り場面を残し難かったり、シーン回想がなくて「ちょっと待ったぁ(>_<)!」と悲しくなったり(ボイス機能有り)(私的には)脇キャラが多すぎて多少うざったく思えたりもしましたが、でもやっぱり!
心底、満足してます〜〜〜*^-^*vvvv
だって、DS乙女だもんvv そんなにデータ関連で欲を掻いちゃいけないって分かってるから腹も立たないもん♪
システム周りより何より、攻略キャラクターの男の子たちが一本気でストレートで直情型で、とにかく素敵(≧ω≦)!
全部おんなじ褒め言葉になっているような気がしますけど(笑)、でもそこが一番の魅力に感じたんですvv

サイキンをペタリして性格が一変する、みたいなことが本タイトルの大きな売り要素ではあるのですが、例えれば 「本は生真面目な子なのに、風邪で熱が出てて意識が朦朧。頬が上気して色っぽくvv、ちょっと甘えん坊になっちゃった☆」くらいの変化なので(どんな…)、私自身はペタリに過剰な期待をするのではなく、攻略キャラクターのちょっとしたスパイスとして楽しむ感覚でした。
うん。基本はその男の子の本質をゆっくり味わうというスタンスでプレイ。
だって、どのキャラクターも本来の性格がまさしく「彼ら」そのもの。本人そのものの魅力で溢れてて、それを堪能することがとっても幸せだったんです(*^-^*
「爽やか」担当の男の子は終章まで爽やかに。
「ドS」担当の先生も期待を裏切らず終章までドSのまま。
性格設定にが裏腹になるというキャラクターはいなく、ただ、それぞれの性格が章を重ねる毎に主人公への愛情深いものになっていくという展開ですから、キャラクター設定が安直、と言ってしまえばそれまでなんですけれど、DS乙女のこういうお手軽さは嫌いではないです。
むしろ、時間に余裕のない時分の私には打ってつけ♪

そんな訳で、私個人はペタリよりもキャラクターそのものの特徴が大好きでしたので、以下、キャラクター語りでは本人のシナリオメインで進めて参りたいと思います。
多分、「好きvv」とか「楽しい♪」等の文章だらけになると予測されますが、それでも宜しければ、ずずいとお進みください〜^^

「サイキン恋シテル?」のバナーに使用されている画像の著作権は、株式会社D3PUBLISHER様に帰属します。また、cv.の敬称は略して記載させていただいておりますm(_ _)m)






相羽 壮平(cv.入野 自由)晴蘭学園2−A。17歳。サッカー部。

相羽くん、好きだな〜^^
嫌味なほどに爽やかな男の子で「爽やかさ」がキャラとして特化しちゃってるから、もういっそ清々しいほどの爽やかくんでした(≧△≦)b!
って、何を言っているのか自分でも分かりませんが(笑)

相羽くんは主人公ちゃんが溜め池に落ちる原因を作った張本人なんですけれど、最初が加害者の立場にあるからか、出会ったときからとにかく!
主人公ちゃんに対して優しいんですよ〜(*^-^*)vv
何かと気にかけてくれるし、話しかけてくれる。
朝、バス通学の中で会ったときには、「君ってさ、話しやすくて」なんて極上スマイルを浮かべるとともに、ぎゅうぎゅうに混雑している乗客の群れから守ってくれたり……。
サッカー部にマネージャーとして体験入部したときには、一緒に帰ってくれて「疲れたでしょ?」って背負ってくれたりもするんですよ〜!!
もう、ホント優しいったら(T-T)vvvv

おまけにキャラクター設定だけじゃなくって、「相羽くん」を声に乗せてくださる入野さんの口調がまた素晴らしく。
会話文に必ずと言っていいほど挟まれる、彼独特の「あははっ」みたいな笑い方があるのですが、それを聞くのが大好きでしたーーー(≧ω≦)vvvv
優しくって可愛くって癒されるんですよぅ。嗚呼、うっとりです////

4章で体調不良で欠席した相羽くんの元に、主人公ちゃんが宿題を届けにいく話があるのですが、その際、相羽くんの好感度が一番高いと電話でお礼を言ってくれるシナリオが発生します。
その時のシチュがですねッッ!
なんと! 主人公ちゃんのお風呂上りに電話を掛けてきてしまうんですよぅッッvvvv
17歳の時分なんて、好意を持っている人がお風呂上りだっていうことが判っただけでドキドキしちゃうもの。
照れ照れになっている入野さんのお声がまた良くて、もう〜〜〜〜。
こっちまで思春期並みに気恥ずかしくなってしまいましたッ(≧ω≦)vvvv
しかも、電話を切る間際の、「これから髪を乾かしたりするんだよね?」という相羽くんの質問に、「うん」と答える主人公ちゃん。
それを聞いた後の、地の文では「…………」となっている個所で入る、相羽くんが「女の子なんだなぁ」って主人公ちゃんに感じて高揚したような溜め息が、すっごく!
すっごくお上手なんですよッッ!!
ここからが相羽くんルートと、共通NormalENDの分岐点になっていたので、プレイとしては2回聞くことになったのですけれど、相羽くんが可愛くて、入野さんの表現力が嬉しすぎて、すっかり によによと やに下がって聞いてしまいました〜〜。くぅ、堪らなかったですッッ(ノ≧∇)ノシvvvv

そんな小さな好意が積み重なって、全15章ある中、12章目から付き合うようになった相羽くんと主人公ちゃん。
でも、人気者の相羽くんにはファンクラブまであるから、彼女たちを刺激しないように秘密の恋となるのです。
「人気者とね、付き合うときには気をつけた方がいいよ」と心構えを教えてくれたのが、後述する風間くんなのですが、その時に風間くんの恋愛に対して取らざるを得ない思考の由来が分かったりもするで、成る程……と思いました。

相羽くんに話を戻しますが、恋人同士であることが秘密であるため修学旅行でのすれ違いの夜は悲しかったなぁ(T-T)
監視の目をかいくぐれない主人公ちゃんも可哀相だったし、一人湖で彼女が来るのをじっと待っている相羽くんも切なかった……(;;
その行き違いから二人の仲がぎくしゃくしたようにも思えていたのに。
屋上で仲直りするときの相羽くんたら!

なんで、そんなに優しいの〜!?
なんで、そんなに性善説の塊みたいな解釈をしてくれるの!?
完敗だよぉぉぉぉぉぉっぉ〜〜〜(T-T)vvvv

って、シナリオを読んでいるだけの私でもむせび泣いて、ぎゅうって彼に抱き付きたかったです!!
あそこのシーン、ホント大好きでしたぁ(*´-`*)vvvv

後はEDに突き進むだけなんですけれど、最後まで爽やかな笑顔と思考のままで、でも心の中心にいるのは主人公ちゃんだけ。
彼女の存在が相羽くんの中で、とても大きいから試合でも結果を出せる。
みたいな流れも優しくって実に心地よかったのです////

実際のEDもTrueEND内容が、「ぃよっ。待ってましたッ(≧ω≦)vv」 という私の期待感を具現化してくれた内容で嬉しかったですねぇ^^
あれでさ、きっちり主人公ちゃんの存在を知らしめて、ファンクラブの女の子たちも太刀打ちできないよう、完膚なきまでに叩きのめしてさ……(≧ω≦)!
なんて(笑) 嗚呼、でも本当。 スッキリするEDだったなぁvvvv

相羽くんは最初から最後まで、ずっと笑顔のまま主人公を想ってくれた素敵な男の子です^^
そんな彼のルートプレイは本当に幸せで、満たされまくりでした〜(*^-^*)vvvv





新道 拓海(cv.上田 燿司)晴蘭学園2−A。17歳。水泳部。

1章で登場した時から強面だし、短気っぽいし、何より 「ゴルァ!」 のセリフが怖くって真っ先に攻略に走った新道くん。
(姉妹で育ったせいか、乱雑な男の人って今でも苦手で……(;´Д`))

でもね、やっぱり(笑)怖そうに見えるキャラクターってそれだけじゃないんですよね!
勿論、「俺について来い!」気質なところが主軸ではあるんですけれど、照れ屋さんなだけだったり、実は苦労性で弱っていそうな同朋を放っておけないという、包容力がある性格だったりしたんです〜。
いやもう可愛いったら(*^-^*vv

新道くんルートでは身近なライバル?として、新道くんの実弟・林太郎くん(7歳)が おませにもアレコレちょっかい掛けてきてくれるので、それを見てやきもきする姿が美味しかったです////
拓海くんの鋭い視線に中てられて、「助けてくださいー」と主人公ちゃんの胸に飛び込む林太郎くんに、「〜〜〜〜!!」と声も出せずに硬直してしまうところとか!
その後、林太郎くんにそっと、「あ…あいつの感触、どんなだった…?」みたいなことを訊かずにはいられない思春期っぷりとか〜〜(≧ω≦)
可愛い奴めっ、このこのッッ(ノ≧∇)ノシ と、うりうり したかった(笑)

他に好きだったのは、ジュリアン先生の開発した香水のせいで、突発的に積極的になってしまった主人公ちゃんに廊下で、ガバーっと押し倒されて焦りまくっている新道くんvv
イイ歳のオバさんとしてはですね。
これが…。主人公ちゃんに抱き付かれた場所が公然の廊下ではなく、もっと学校内とは言え人目のつかない所だったら……彼の反応ももう少し変わったのじゃないかな〜。ムフフフフ(*´艸`)
なんて妄想してしまったりするのですよ!(笑)
だってさ、普段は隠しているけれど、好意を寄せている女の子に馬乗りになられちゃったらねぇ。
焦りもするでしょうけど、嬉しくてこれ幸いと ぎゅうぅぅぅ と抱きしめたくなるのも本当じゃないのかな、って^^
嗚呼! 妄想すると止まらないよっ、新道きゅんっっ(≧ω≦)vvvv

後は、修学旅行先でのイベントも好きでしたvv
新道くんNormalENDを見た後にTrueENDを見たので、同じイベントでも好感度が高いためCG表示があるものとか、地の文が好意的な内容に変わっていたりするのが嬉しくって嬉しくって^^

昼間の自由行動で主人公ちゃんと一緒に行動したかったのに、素直になれなくてせっかくのチャンスをふいにしてしまった新道くんがやさぐれてしまい、逆にツンケンした態度を取ってしまう。
それを見て主人公ちゃんが哀しくなるという悪循環だったんですけれど、その日の夜、宿泊先のホテルの非常階段で仲直りをするんですよね〜^^
何故、非常階段!? という疑問は是非、実際にプレイして確かめていただくとして、この時の主人公ちゃんを見つめる優しい表情と、頭をぽんぽんってしてくれる新道くんが大好きでしたぁぁ(≧ω≦)vvvv

結局、個人的には最後まで彼の「ゴルァ!」は怖いままだったけど、終章でのキスイベント…////
あの場面で、またも池に落ちた主人公ちゃんを助けた後、人工呼吸が必要だよなっと言い訳をして口付けをしてくれる新道くんに、「キャ〜〜〜8(≧△≦)8))))」と身悶えしてしまいました!
うん。新道くんは口調が乱雑だから主人公ちゃんに謹んで進呈するけれど(笑)、主人公ちゃんにメロメロとなっている彼を傍で見るのは決して嫌いではないです。
むしろ、どんどん出歯亀したい(笑)
ということで、素直に優しい愛情表現が出来ない新道くんと、ぶっきらぼうな彼にこそときめきを感じてしまう主人公ちゃんのこれからに幸いあれ〜〜(*^-^*vvvv





加賀美 怜(cv.浪川 大輔)晴蘭学園3年。18歳。美術部。

怜先輩は、ほよほよと優しい気持ちでプレイさせていただきました(*´-`*)
いやぁ、後述していますが私的にはマイナスイメージの強かったキャタクターの後に攻略しましたので、それだけで先輩の悲しい色合いの優しさが嬉しくて嬉しくてvv

怜先輩は、総体的に考えると「優しい」キャラクターだなぁ、って思いますけれど、その実はやっぱり「不思議系」なのかしら^^?
自分自身の思考回路を持っていますので、主人公ちゃんの話を聞いているようで聞いていない。
えぇと、例えればアレです。
会話をバトミントンシャトルでふわっと投げ掛けたら、明後日の方向からテニスボールをにこっと渡される。
「うぉいっΣ(@△@;」 ってなヤツですよ(笑)

でも、その独特のリズムも嫌いじゃない^^
だって、賑やかなことが嫌いで、他人ともあまり接触を持ちたがらなくて、いつも一人で過ごしているのに、傍にいて欲しいと願ってしまうのは主人公ちゃんだけになんですもの。
主人公ちゃんに向ける言動は荒唐無稽なものも多いんですけどね、それでも彼女だけを見つめているという設定が生かされているので全然不快にはならず、返って言外に匂わされる好意に心地よさを覚えてしまいました(*^-^*)vv

怜先輩ルートは逆に……。
主人公ちゃんの強引さ、と言いますか天真爛漫を装った無神経さに、「ん〜^^;」と思うこともありましたけれど、【DS】ですから!
強引にパタパタとシナリオを進めてしまうのも有りなんだと思います^^ (本当か!?)

そんな。主人公ちゃんの性格が少し残念だっただけで、怜先輩の静かなトーンは変わらずなので、先輩への愛情は揺るぎませんでしたね〜vv
観覧車に乗って震えてしまう先輩も好きだったし、気分転換をしようと主人公に押されて自宅に彼女を招待した先輩の穏やかな空気も好きでした^^
その後の怜先輩のヌードモデルのシナリオも好き(*^-^*)!
あの時の先輩は少し意地悪で、でもそれ以上に艶っぽくってメロメロになってしまいましたもの////
ああ。修学旅行の夜、主人公ちゃんのいない日常に耐え切れず、京都にまで来てしまう先輩も良かったですねぇ。
そうだよねぇ。落ち着いているようで先輩も高校生だもんね!
甘酸っぱい行動にも出ちゃうよねッッ(ノ≧∇)ノシvv と(笑)

怜先輩ルートは私にとって終始、ほんわかした優しいプレイになっていたのですけれど、最後の最後で「えぇっ!?」と、先輩が急に凛々しく思えたのはED間近での個展シナリオでした。

美術部唯一の部員としても、怜先輩を好きな一後輩としても個展運営の手配を頑張ってきた主人公ちゃん。
会場から聞こえる どよめきに、「個展は成功したんだ!」と一歩足を踏み入れると……。
(実は「君がいると集中できない」と先輩に言われて、会えない日々を過ごしていたのです)
場内には主人公をモデルにした絵がずらりと並び、しかも中にはサイキンと楽しそうに笑っている姿もあって!
そうなんです。

怜先輩にはサイキンの姿が見えていたのですよ〜〜ッッ8(≧△≦)8))))

サイキンが見えていて、彼らの効力も知っていて、ペタリする主人公のことだって分かっていたはずなのに、それでも主人公のことを最愛としてくれるなんて!
なんて素敵なんだろう〜〜〜ッッ(ノ≧∇)ノシvvvvvvv

と、ですね、壊れてしまったのです。私が(笑)

うわ〜。
すっごい爆弾級の真相だったなぁ……。
先輩ったら格好良いなぁ////

そして先輩自身はサイキンの力に一度も頼ったことがなかったというのもポイント高かったです!
主人公ちゃんに接するときは、常に「先輩自身」でいてくれたってことですものね(*^-^*)
いやもう。
ドラえもんと同居しているのに、その力に頼らず生活しているのび太パパのように素敵だと思いましたよ(≧ω≦)!!

以上(笑)
最後の最後に喰らってしまった怜先輩シナリオでありました〜vvvv





風間 瑠加 (cv.栩原 楽人)晴蘭学園1年。16歳。軽音部。

風間くん、大好き!!
本タイトルの中で最愛キャラです〜〜(≧ω≦)vvvv
年下のくせに飄々とした性格も、達観したような思考も、栩原さんの少し間延びしたような喋り方もっ。
もう全てがツボで堪らなかったです////
それにですね、前述していますが、相羽くんルートで恋愛に対する風間くんの考え方を把握していたので、彼が主人公ちゃんのことを気にしていて、ずっと傍にいたいのに急につれないように身を翻す態度に出てしまう。
というような一進一退を繰り返すシナリオの流れも、「うんうん。成る程ね〜」と納得しながら追えたのが大きなポイントでした(*´-`*)

Only One を作りたいのに、彼の知名度がそうさせてはくれない。
好きな女の子をファンクラブの脅威から守るためだったら、素っ気ない態度だって辞さない。

嗚呼。つい最近プレイしたPSP乙女 『AMNESIA』 の某キャラクターを彷彿とさせる、その実は一途な行動にうっとりでしたよ〜〜(ノωノ)vvvv

あ。妄想ネタを挟んで良いのでしたら、6章でエリーをペタリした場合のみ発生するCGイベント。
主人公の方が年上なのだから勉強を、「1から10まで全部、教えてよね」 とするシーンで……。
くぁぁ。ダメだっ、私の頭の中が爛れすぎてて打ち込めないっっ。
でも、打ち込んじゃってもイイカナー? 引いてもそっとしておいてください(笑)
(英語の発音とかにこじつけてさ、1から10をキスしながら発声練習する……、なんてシチュだったら激萌えだったのにッッ8(≧△≦)8)))) なんて思った私は腐ってるんです〜〜 ゜(p´□`゜q)゜o!)

えぇと、そんな邪(よこしま)なオバさんの感想は置いておいて(笑)
風間きゅんはそれ以降もひたすら健気で可愛かったな〜^^

流星群を見に連れ出してくれたり、オーディションをなんとか続けようと思い直してくれたり。
後は何と言っても屋上での告白!!
風間くんは相羽くん同様、最終章まで行かずに途中の章から恋人同士になれるんですよね^^
その告白シーン。


「僕、先輩のことが好きだ−−−−!」
すごく好きだ−−−−っ!



って、両手をぎゅうっと絡めながら言ってくれるのが、私も「大好きーーーー!」でした(笑)

まぁ、その後もファンクラブの女の子には秘密の恋愛、というところは相羽くんと一緒なため、風間くんの本心を知ることが出来ない主人公ちゃんは彼と距離を置いてしまうんです。
そこでも水面下でいろいろと風間くんは頑張ってくれていて……。
以下、大好きな風間くんの告解なんですけれど、あまりにネタバレなので隠し文字にて置いておきますね(*´-`*)

15章。ED直近の夕暮れの中でのセリフ。


「僕、先輩と付き合うことになってからずっとカッコ悪いことばっかりだ」

ボーカルにリリコが決まった時、慰めようと思ったら……」
「『私の気持ちなんてわからない』って冷たくされるし」
「先輩を喜ばせたくて、ジュリアン先生に花火の作り方教わってたら……」
「花火、爆発して腕にやけど負っちゃうし」
「ギター弾けないからライブ中止にしようと思ったのに……」
「先輩、森香と一緒に新しいフライヤー作っちゃうし」
「だから、リリコとツインボーカルでなんとかしようとしてたのに……」
「今朝も何か先輩 怒って出て行っちゃうし


「何でも言えるワケないじゃん」
「カッコ悪いトコ、隠したいと思うの当然じゃん」
「好きな人の前ではいいトコ見せたいの、当然じゃん」
先輩に喜んでもらいたくて一生懸命やってみたけど……」
全部……全部、空回りじゃん



〜〜〜〜〜(T-T)vvvv
うわ〜〜。この告白、本当に大好きです!!
これをですね、風間くんたら

目から大粒の涙を零して言い募ってくれるのですよ(≧ω≦)!!

こんなに一生懸命気持ちを綴ってくれるとき、感極まって泣いちゃう男の子キャラって今までいたかなぁ。
(頭の中で検索)
いなかったよね? ぐすぐす泣き崩れながら、訴えてきてくれる男の子!
(あ、あれ? もしかして…PS2乙女 『夏空のモノローグ』 の「篠原」くん…もそうだった…かな?)
まぁ、いいや!
既存でいてもいなくても、どちらかと言えば身勝手なのは主人公ちゃんの思考の方で、風間くんはずっと彼なりに気持ちを伝えようとしてくれていたんだもの。
それをこんな風に伝えてくれる男の子って、なんて素敵なんだろう。
なんて……。どこまで可愛いんだろう(≧ω≦)vvvv

と、骨抜きにされてしまったシーンでありました。
あぁぁ、本当に好きだったなぁ、この場面……////

EDもですね、True、Normal どちらも好き^^
Normalの 「ちょ、マジ、助けて、先輩ーーーー!」 なんて悲痛な叫び声も(笑)、Trueのやっぱり素敵なキスシーンもほんわかしてしまいました(*^-^*)vvvv
Trueはね、他キャラクターを攻略していると、男子生徒には学園伝説の「失恋の神様」は効かないって解っているから、そこを推して風間くんの甘えたような狡さを堪能するのが好きだったんです。

うにゅ〜〜(≧ω≦)
風間くんルートは一事が万事!
彼の内心を窺い知ることが出来て本当に楽しかったですvv
幸せいっぱい。満足感でお腹いっぱい♪ のシナリオでありました〜(*^-^*)





ドS★ 佐伯雄介(cv.津田健次郎) クラス担任。日本史担当。24歳。弓道部顧問。


佐伯先生に関しましては、非常に辛口評価です! お好きな方は是非、回避を(>_<)


佐伯先生……ですね。うん。【ドS】で有名な佐伯先生ですよね。
…………。
あの……疑問なのですけれど、佐伯先生のファンの方ってどのくらいいるのでしょうか?
私は、ですね。正直に言わせていただくなら、本タイトル内で唯一、苦手と感じているキャラクターなんです(>_<)
ん〜。ドSという設定に引いたという訳ではないと思うんですけれど(PC乙女 『NOISE』 のセラなんか大好きですしねvv、ただ、その愛情表現っぷりが24歳の設定の割には幼稚過ぎるし、品がない…と言うのか……。
相手の心情を無視しすぎているため、プレイそのものがあまり愉快なものではありませんでした。
佐伯先生のボイスが津田さんという底上げがなければ、本当。もっとキツかったと思います(;´Д`)

う〜ん…偶には良いことを言ったりもするんだけどなぁ、佐伯先生。
以下、芳しくなかった内容をば列挙します。

放課後、自宅まで送ってくれていたのに怪談を始め、主人公ちゃんを怖がらせるだけ怖がらせておいて、途中で送るのを止め一人で帰ってしまうところとか。
デートをする約束をしたのに、当日すっぽかした挙句、他の学生と先に遊ぶ約束をしていたから行けなかった。と謝りもしないところとか。
(実はその「他の学生」が主人公の親友たちで)結局、全員でカラオケに行くことになったものの、めちゃくちゃ難易度の高い曲を主人公に要求する&セクハラとも言える曲をみんなの前で歌わせる。
(どちらも断る権限は無し(>_<))
終いには、弓道の的の前に主人公を立たせ、その頭上に乗せた林檎を弓で射ろうとさえするんですよ!?
これには、あまりに自分を信用してもらえない主人公ちゃんがぽろぽろ零す涙を見て、先生も思いとどまりましたが、私はいきり立ちましたよッッ。

何をしても……。


【ドS】という括りで許されると思ったら間違いなんじゃあ、ゴルァッッ(ノ`Д´#)ノ≡┻┻


ってね(`◇´*)!!

しかも、終章間際で主人公ちゃんに突然優しくし出す佐伯先生。
それはやっぱり「主人公ちゃんを失いたくない」という先生の愛情からきたものだったのですが…。
「意地悪したい〜」と寝言で唸りながら、優しくしたストレスで昏倒してしまうのはどうかと思うのですよ^^;

うぅ。確かに、ドSなだけではないシナリオだとも思うのですが、先生の「好きな子ほど虐めたくなる」という言動が……私には低レベルすぎて萌えられませんでした(T-T)

佐伯先生のドSっぷりも、主人公ちゃんを好きなものの、「教師と生徒」という危うい関係では不安定に思えて仕方ないからこそのもので。
両思いが確定 → 卒業式を控え、もう恋人として人目を憚らなくて済むようになった後では、もう少し鳴りを潜めていてくれると嬉しいなぁ、と思うのですが……。
それってTrueEND後のお話になってしまうのですよね^^;
ですから、佐伯先生ルートは。

ドSっぷりを「先生そのもの」と肯定してくれる主人公ちゃんに出会えて良かったね^^!
でも、強引なのは良いとして、あまり虐めすぎちゃ駄目だよっ(`◇´*)
だから「対等な恋人関係」となった後は安心して、甘い色合いが濃くなる一方の【ドS】だといいな。
うんうん^^ きっとそうなっているに違いないよ〜(*´-`*)vv

と脳内補完をして溜飲を下げたルートになって……おります。ごめんなさい(;´Д`)!





以上が、いつも通り偏ったキャラ語りとなります。

今回は何度も言いますが、肩の力を抜いて のほほん♪ と楽しめたのが僥倖なタイトルでした(*^-^*)

シナリオは正直、薄い部類に入るのでしょうし、キャラ造形だって見た目そのまま。
EDも今時はエピローグ = 後日談も入るのが通常な中、「めでたく両想いになりました。チャンチャン♪」というエンディングCGの場面で終了してしまうことも、物足りない方には残念な部分なのでしょう。

でもですね。
そこらへんを全てプラス要因として^^
一途に想ってくれる男の子たちと、素直で真っ直ぐな恋愛をしたいよーー(≧ω≦)!
と思ってプレイする分には、十分すぎる程楽しめましたし、プレイの間中、とっても幸せでした(*^-^*)

過去作なので今からプレイなさる方は少ないのでしょうけれど、お手に取ってみれば 「うふふふ〜^^」 とじわじわ楽しめるタイトルだと思いますよ^^!

(2011.11.12 UP)