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アンジェリークSpecial
ジャンル【乙女】を世に送り出してくれた名作、『アンジェリークSpecial』。 「乙女」の始祖鳥ですね^^ それでも「Special」が付いたのは、1993年9月に『アンジェリーク』がSFCで発売されてから2年後、1995年12月。 PC-FXで 声付き になってからなんです。 そう。最初は無音だったんですよ〜。 とは言っても、私も更に翌年、1996年3月発売のPS版が初プレイだったので、守護聖の方々に声が付いているのが当然の状況でプレイしたんですね^^; きっかけは大学時代、友人に薦められたから!! 友人はSFCの頃からプレイしていまして、か〜な〜り〜ハマッておりました。 そして、「声付き」が発売されるのというので鼻息を荒くして買ったそうです(笑) 私も元々ギャルゲが大好きだったため、喜んで借りたのですが……。 これがまた、ハマるハマる!! 一見ですね、見ただけでは「それが?」と鼻で笑いたくなる単純作業なんです。 何の目的があって守護聖の執務室を訪れて育成を頼むのか。 女王になるのがそんなに楽しいのか。 ドット絵のキャラクターを追いかけるのがそんなに楽しいのか。 乙女に染まっていない私の友人達も、そんな目でアンジェにハマッた私を見ていたものです。 それが実際に自分の手でプレイしてみると、初期段階では罵倒を浴びせられる執務室訪問も、親密度を上げると溶け切ったセリフに変わる。 そのうえ、 デートを承諾してもらえる悦びと言ったらッッ8(≧△≦)8)))) うわ〜〜(T-T) ですよ。 ツンケンした態度が段々に柔化されていく快感と、充足感。 とと。 このレビューを読んでくださる方の中には、あまりに昔の作品なので、どのような内容か知らない方もいるのでしょうか? 一応、大雑把にどんなゲーム内容かを説明致しますと----。 ある日、明るさと笑顔が取り柄のごくごく平凡な女子高校生、アンジェリークは、世界の安寧を統べる次期女王候補に選ばれました。 アンジェリークが暮らしている宇宙では、女王の大いなる力が支えとなって平衡を保っているのです。 そして女王の下には、彼女を補佐する「女王補佐官」と 9人の【守護聖】たち。 守護聖たちはそれぞれが守護する「力」を司り、その力で女王をサポートしているのでした。 また、女王を筆頭とし、彼らは世界を守るために時間軸の異なる飛行都市に暮らしています。 その場所へ招かれたアンジェリークと、もう一人の女王候補 ロザリア。 貴族の娘であり、何事も自分より秀でているロザリアに打ち勝ってアンジェリークは無事に次期女王となることができるのでしょうか。 というものです。 今となっては珍しくもない内容でしょうが、当時、男の子主人公で女の子を恋愛対象にプレイするゲーム。 つまり、ギャルゲの市場しかなかったことを考えると画期的すぎて拍手喝采でした!!
そして、何よりパスハ&サラカプの妖艶さ(T-T)vvvv う〜ん。本当によく作られています!! 森の湖に行って、「滝のお祈り」で恋愛イベントを起こしたいのに他のキャラクターがいるときのガッカリ感とか。 お目当ての守護聖を追いかけてロザリアが森の湖に入ってしまうこととか。 シナリオはあってないようなもの。 どのキャラクターを選んでも性格&セリフの多少の変化くらいで中身はまるで金太郎飴。 それなのに、どっぷりと嵌りこんでしまう毎日の育成&妨害。 うわ〜〜〜。もう懐かしいです、ディア様〜〜〜(T-T)vvvv 定期審査でロザリアに勝利してハートの数が増えていく喜びもまたひとしおだったし。 って、このゲーム、本当に声優さんたちの力量を試している配役だなぁ、としみじみ思います。 だって、マルセルに結城さん。オリヴィエに子安さん。ルヴァ様に関俊彦さんですよ!? あ……有り得ない……(;´Д`) どんだけチャレンジャーなんですか、ルビパさん。 今ならマルセルは梶さん。オリヴィエは立花さん。ルヴァ様は……安元さん、のお声で考えてみたりして^^ んで、他守護聖様方は、 ジュリアス → 諏訪部さん。 クラビー様 → 竹本さん。 オスカー → 中村悠一さん。 リュミエール様 → 平川さん。 ランディ → 寺島さん。 ゼフェル → 吉野裕行さん! という妄想なんかをしてみたり。 あれです!! 私一個人のふとした考えなので、もちろんお歴々の方々が創り上げた世界観には到底適わないと思っております(>_<)!! とと。脱線してしまいましたが、今でも思い出すと大変懐かしく、非常によく創られたタイトルだったなぁ、としみじみ感じますね。 世の男性方が単純コマンド入力のPCタイトル「ときメモ」初代に嵌った現象と、同等の破壊力だったんじゃないかな、と。 単純だからこそ、一週間をループプレイしてしまう。 止め時がわからない(;゚д゚)!! という事態を引き起こすのでは、と推察するのですよ。特に後者は(笑) すげなくされても、執務室に通って通って、育成&妨害をお願いして親密度を上げまくって、デートを重ねる。恋愛イベントをこなしていく。 そして迎える恋愛ED!! 今と違ってメモリー機能はないですので、本当にプレイするだけなんです。 自分の記憶に留めておくしかない。 それかEDが発生しそうなところで直前セーブ。 それでも全守護聖の恋愛EDを見るまで粘ったものです。 「9股」なんてプレイ方法もありましたね^^ システムは(当時として)安定しているし、キャラクターの魅力も抜群!! とういことで、世の元祖・乙女プレイヤーを魅了した各キャラクター語りに参りたいと思います^^ が、今回は実プレイから大分月日が経過しておりますので印象を打ち込む程度になりますが、いざ♪ (cv.は敬称略&当時のお名前で記載しております) (各守護聖のリボンアイコンにカーソルを合わせますと、親密度MAX時のウェルカムメッセージが表示されます)
アンジェリークレビューで事ある毎に書いていますが、私の星座&血液型だと、ジュリアスと親密度が「94」あるんですよ。 ですからいつも真っ先にジュリアスに会いに行っては、とりあえず自分の傘下に置いています(笑) 初見ではやっぱり「怖い」というイメージだったんですけれど、初期親密度のおかげで、あの合理性を重んじる人が最初から腰砕け状態なため、ちょっと優越感がありましたvv 逆を言えば、「厳しい」彼を見たことがない(笑) それに速水様のお声が朗々として素晴らしいこと!! 髪をオールバックにしている彼よりも、初代のようにはらりと両脇に垂らしている髪型の方が好みです^^ 幼い頃から自分にも他人にも厳しい人。 好みの女性だって、「美・優・賢を兼ね備えた女性」なのに、アンジェに夢中になってしまうところも可愛い(笑) それにしても……。 ズリズリ衣装の年長組さん。光、闇、地と、リュミエール。 彼らの下着が気になるのは私だけかな〜。 今更だけど気になってます(笑)
え〜〜ッッ、クラ様も25歳だったの!!?? ……そっかぁ……。 プレイ当初はランディよりちょい上くらいだったのに、もう全員の年齢を越しちゃったんだぁ、私(T-T) (ヴィクトール(Special2)も越しちゃってるし……。うわ〜(;´Д`) あ。でも、この先ニクス(ネオ)は越えることがないのだけが救い!?) クラ様は……。 ゲームパッケージを見て驚いたものです。 手から人魂出てるッッ(;゚д゚)!!?? って(笑) 常に厭世的な彼ですが、母親の寿命を知ってしまったりとか、想いを遂げられなかったりとかしたら……鬱々とした気にもなりますよね。って今なら思えます。 プレイ当初はただ暗い人にしか思えなくて(>_<) EDで金の髪の女王候補に愛を誓う姿は印象的で、今でも覚えています。 実に綺麗なEDでしたね〜(*^-^*)vv
ランディは……プレイ当初は苦手キャラ(>_<) 明るく真っ直ぐな性格設定って苦手なんですよぅ。 でも、コミック版アンジェリークの想い人は彼だったし、執務室にいない? と思うとバク転で入室してきたり(って、それは「2」以降だったかな?)、私の理解が及ばないだけでたくさんの魅力に溢れている青年なのでしょう。うんうん^^ 事実、私の友人はランディ派でした。 そういえば、「2」だったかな? 「エトワール」だったかな? で、最初はみんな剣もほろろなのに、ランディだけ「一週間お疲れさま! 大変だっただろう?」って入室時に声をかけてくれたのは嬉しかったなぁ(T-T) (あれ? ってことは「トロワ」?) さり気ない気遣いが、気負いなく自然にできる好青年でしたね^^
リュミ様!! リュミ様の儚さが大好き(≧ω≦)vvvv 水色の髪が流れるように揺れるところも大好き!! リュミ様とのデートは何時も雨でもいいと思える温かさだし、ハープの弾き語りを一日中聴いていたい。 ルヴァ様の穏やかさとはまた違う、リュミ様の優しさが好きで堪りません(*^-^*) いつも攻略は終盤まで残しておく大好きなキャラクターでしたvvvv
来ましたッッ、当タイトル最愛キャラ・オスカーvvvv 今の嗜好とは違いますが、当時はナンパキャラがとにかく好きで大好きで。 「きゃあ〜〜〜8(≧△≦)8))))」と身悶えしたくなるようなセリフを次々に言ってくれるところが大好きでした!! でも、全体的におバカなところも、とても好き(笑) (だって、セリフの数々が寒いですよね。そこも大好きなんですが^^) そう。オスカーと言えば、 お嬢ちゃん という呼称がすぐに頭に浮かびます。 あんまりオスカーに傾倒していたので、当時の彼氏(今の旦那)に「お嬢ちゃん」と呼ばせていたこともあったあの日の自分は、ちょっと抹殺したいかな(笑) 今なら最終攻略キャラにはならないとは思うけれど、それでも彼の外見は一番好みvv あ……。 当時、発行していた『アンジェリーク ラブラブ通信』に連載されていた、アンジェと守護聖たち一人ひとりの恋愛模様を描いた漫画で、唯一オスカーだけ悲恋内容だったのが嫌でした。 楽しみに最後に読んだのに、そりゃないぜ〜〜(T-T) って思いましたから(;´Д`) あぁ。大好きなのに、決してコミックやOVAではアンジェの恋愛対象になり得ないキャラなのも寂しい(笑) って、それは『金色のコルダ』の柚木さまにも言えることで……。 最初から(二次派生物の)対象外になってしまうキャラクターを好きになってしまうと、二次派生には食指が動かなくなります。ハァ(T-T) あ。そして当時、オスカーとNHK放送海外ドラマ『フルハウス』のジェシーが同じ声なの!? というのも嬉しい驚きでした(*^-^*) 今は、同じくNHK海外ドラマ『プライミーバル』のカッター教授の声の賢雄さんにメロメロだったり、良いお声なのもポイントが高いキャラクターですvv (って、ほとんどオスカー語りじゃありませんでしたね。失礼しました^^;)
あ〜〜〜。前述のオスカーとは違って……当タイトルで一番の苦手キャラなマルセル。 何度、「あはは、チュピ。焼き鳥にしちゃうぞ〜♪」と友人たちとパロッたことか(笑) 今では、ショタキャラストーリーは思いがけない伏兵が潜んでいることが多いので、大好きキャラ設定なんですけれど、マルセルは……マルセルだけは……苦手かも(T-T) 風様&緑様が真っ先に攻略してしまうコンビなのは内緒です。 金髪だし、すみれ色の瞳だし、由羅さんのイラストにかかればそれは美麗になるキャラクターなんですけれどね〜〜〜^^; ですから、うん。「トロワ」のエンドCGの彼は大好き(*^-^*)
ゼフェルは私の頭の中で、「ゼフェリモ」公式カプになっております(笑) あっっ。今で考えれば、ゼフェルって「ツンデレ」なのかな!? うわ〜〜。そういう括りで考えると、愛着も湧きますが初見プレイではあまりの冷たいウェルカムメッセージに泣きたくなりましたよ(;´Д`) 「ちょろちょろ来んじゃねーよ!!」 という罵倒が……忘れられません。 それなのに好きカプなのは、やっぱり「デレ」になったときの彼が可愛いから(≧ω≦)vv ビジュアルでは「2」以降の彼が好きですが、初代のスパッツ姿のゼフェルも貴重なのかな(笑)
オリヴィエ〜〜(T-T)vv 「歩く極楽鳥」な彼ですが、やっぱり初見では抵抗がありましたが(それは子安氏も同じだったと仰っておられましたね^^)、実はすごく気配り上手なところとか。まとめ上手なところとか!! 大好きで堪りませんvvvv ちゃらちゃらしてるように見える彼が時折見せる「男性らしさ」にはくらくらします//// って、初代ではなかなかそれを垣間見ることは出来ないんですけれど、顕著なのはやっぱり「天空の鎮魂歌」♪ レイピアで闘う彼は格好良いのです(≧ω≦)vvvv しかし、よくまぁ、このようなキャラクターを創造したものだと感心しますよ、ルビパさん。 本当にチャレンジャーですよねぇ(笑)
当時も心惹かれているキャラクターではありましたが、今となっては更に好き!! 知識はたくさんあるのに、女性には疎いところとか。 でも、そんなことなんて関係ないくらい、一緒に過ごす穏やかな時間が魅力的なところとか。 ルヴァ様とは、きっと何処に出かけなくても、同じ室内にいてそれぞれ好きな時間を過ごして、偶に目が合えばにっこりする。というようなデートができそうでほっこり(*^-^*)vv お互いの時間を束縛するでもなく、尊重し合える仲になりそうですね。 ルヴァ様の衣装は初代のものが一番好きvv 深い緑色なターバンも似合っているし、もこもこフードタイプなのも可愛いvv そして、女王候補やストーリーが変わるたびに、そのターバンを取って見せてしまうルヴァ様も大好きです(笑) と、お約束なツッコミをしてルヴァ様終了〜^^ 以上が、キャラ語りになります。 やっぱり印象しか打ち込めませんでしたね〜。 でも、当時に戻って楽しく思い出すことができました^^ 他にもいろいろ書きたいことはあるのに、「あ、これは「2」のネタだよね」というものも結構あったので、いつかまた機会がありましたら「Special 2」の感想も書けたら良いな、と思います。 「2」を打ち込めれば、アンジェシリーズのフルコンプ済みタイトルはレビュー完了になるんですよね。 うん。また、いつか頑張りたい^^ (あ。「デュエット」も残ってた……) アンジェシリーズは守護聖、協力者は同じでもプレイヤーの分身となる主人公が変わってしまうので、「金の髪派」「栗色の髪派」というこだわりがやっぱりあると思うんです。 そう言う私も当時は断然、リモ派でした。 でも、「天空」「トロワ」をプレイしてコレットちゃんだって大好きになりましたし、それを思うともっとリモージュにも活躍するタイトルを作って欲しかったとも思います。 ただ、リモコレは好きになれても「エトワール」の彼女に好感を持つのは、今でも難しいかな^^; 特にアリオスを彼女の恋愛対象キャラにしてしまったのがOUT(>_<)!! とと……「Special」話じゃなくなってしまいましたね。 今となっては、本当に単純で単調なゲーム内容だと思うんですけれど、ひとたび、あの飛行都市に行ってしまえば、懐かしくて戻って来れないだろうな、とも思います。 当時から今でもEDの「続きはあなたの胸の中で」発言は好きじゃありませんが、魅力的で個性的な守護聖の面々。 気高くて可愛らしいライバル、ロゼリア。 天衣無縫、天下無敵の「〜しようっと☆」ヒロイン、アンジェ(笑) 彼らと夢中になって過ごした時間があるから、今の私があるわけで。 KOEI さんのお陰で私の人生がもっともっと楽しいものになったのですね〜^^ 思えば、人口に膾炙した「アンジェリーク」シリーズよりも「遙か」「コルダ」シリーズの方が人気を博している観が否めませんが、パイオニアタイトルとして本当に金字塔だと思っております!! KOEI さん。ルビーパーティーさん。 世に商業「乙女」ジャンルを開拓してくださって、どうもありがとうございました(≧ω≦)vvvv | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(2010.10.13 up) |
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